■ リードとパートナー
クライミングは、初めて丸2年近くなった。
現在の課題は、
自分がリードできるかどうか、見極める
ことにある。
■ 初めてのリード
初めてリードしたのは、岩場へアイゼントレに行った1月から、4ヶ月後の十二ヶ岳の岩場で、5.8のルートだった。
パートナーはまったくの初めての人。その人も同じところをリードしたが、トップアウトして何をしたらよいのか分からなくなり、ローワーダウンに苦労した。
この時、私はこの彼とパートナーを組むとはつゆ知らず出かけた。会で出かけたので、ちゃんと信頼できる”先輩格”の人がビレイしてくれるのだろうと、信頼して行った・・・ら、全然違った。
目の前のパートナーは、初めてのカンタンマルチピッチで目を白黒させており・・・結局、私がセカンドの確保などを教えることに・・・。
まだマルチ用のビレイ器を持っていない人だった。
ので、リードは私になり、こっちのマルチを教えるほうが責任重大感があり、まったく5.8の初リードのことは覚えていない。
でも、落ちなくて良かったなぁ・・・。あれ、落ちていたら、彼、止めれたのだろうか?
■ 三つ峠
その後、三つ峠に行って、一回目はセカンド。次から、もう連れて行く側だった・・・。
登れたところしか登っていないから、落ちることはないと思って登っているが、落ちたらどうなるかチェックして行ったわけではない。
その1年くらい後で、登山教室でクライミングを教わっている人たちに会ったら、彼らは次回も全然自分たちだけで三つ峠に来ることはできない様子だった。
1回目は連れて行ってもらっても、次からはリードだと思っていたので、ちょっとビックリ。
最初の三つ峠は何も怖くなかった・・・のに、三つ峠は、クライミング経験が増えるほど、どんどん怖くなってしまい、今ではビビりまくっていたりする(笑)
■ 十二ヶ岳の岩場
十二ヶ岳の岩場には、カンテのラインがあるが、そこがもっとも易しいラインだ。
以前はそこにフィックスが張ってあった。ので、まぁいざとなれば、そのフィックスを使えばいいかと思っていた。
5.7くらいかなぁ・・・上の方はランナウトしていて、7mほど中間支点がない。ので、落ちれない。
下は支点があると言っても、ちょっと悪いので、カムが2個必要。1番と2番。
そこは初年度つまり2年前でリードできたから、今でもリード出来て当然なハズなんだが、落ちれないビレイヤーでは行きたくないかもしれないと思ったりもする。
でも、落ちれるビレイヤーはベテランで、ベテランにはこの岩場は易しすぎる。初心者が通うのに適した岩場だ。
■ ソロクライミング
最初の頃は、通いたかったので、ソロクライミングをしきりに考えた・・・でも、ソロはアブナイ・・・と思いとどまった。
最近もソロクライミングについて考えてしまう・・・
男性パートナーはめんどくさいことが多いからだ。ただ楽しくクライミングする、ということが難しかったりすることが多い。
向こうも向こうで、女性とだと大変そうだし・・・。それも分からない心情ではない。私にも男の兄弟がいたので、なんとなく分かるが、男性と女性では同じ遊びをしても遊びが違う。
例えば、男性のサッカーチームと女性のサッカーチームを混ぜて、男女混合チームで競うというは、あんまりない状況だろう・・・
ただし、クライミングそのものは、他のクライミングと比べて、あまり性差が出ない活動だ。
■ 行っていいのか悪いのか
今、安心できるビレイヤーが欲しいのは、単純に、何が登れて、何が登れないのかよく分からないから。
リードする前に、岩をよく見ているけれど・・・、
登れそう・・・と思っても、登れなかったりするし、登れないかなぁ・・・と思っても、登れたりする(汗)。
そこに法則が見いだせない。
去年は、沢へ通って、滝が登れるかどうか?を見極めるのは、できるようになった。
弱点は見極められる。
けれど、フリーの岩場では、弱点を登らない・・・弱点の方に行くと、叱られちゃう・・・。
ということは、強点?
でも、一番難しいラインを登るわけではないし(当然!)、どういうライン取りで、ルートが設計されているのか?
つまりルートの良しあし、おもしろさ、
というのが、まだてんで分からない。
フリーは、登れそうに見えないのを登らないといけないということになっているらしい・・・という感想だ。
というわけで、落ちるのかなぁ、落ちないのかなぁ、どうなのかなぁ・・・とよく分からないでリードしている。
■ ムーブ
さらに、ムーブについても、クライミング理論って言われるけれど、それが何なのか?
よく分かってやっているわけではない。
なので、理論どおりに登ったら登れるハズと言われても・・・
クライミング理論って、教わっていましたっけ~?な感じ。
なので、考えていると登れなくなり、考えていないと登れる(汗)
という困った状態にいる現在・・・というわけで、やっぱり今のところ、落ちれたとき止めてもらえることが確実な人と登る以外に、命の安全が保障されそうな選択肢が見当たらない。