2022/07/26
どのような極端を自分が知っているか?
2022/07/25
正常なグループの在り方に触れて 大型ザックの思い出
■ 健全な集団は健全なリーダーシップに宿る
ニンフの真似事
■温泉山みず木でのこと
黒川温泉に、渓流沿いの露天風呂がある温泉があります。
ここに入ったのですが…面白い現象が…。
私ここは、川で冷やして、温泉で温めて、という温冷交代浴ができるから、好きなんです。
入ってしばらくしてあったまったら、川に降りてザブン!冷える~ってすぐ温泉に戻ってあったまる。
温冷交代浴は、筋肉痛、乳酸を取るのに一番良い入り方です。
これを私がしていたら…みんなが大注目!そしてその様子をそばで見ていた70代女性のおばあちゃんたちも、私の後に続いて…。 一人で入っていた若い女性も、一人旅の不動産屋さんの女性も、みんな、川に入ってみる…。
「子供のころを思い出しました(にっこり)」
とおばあちゃんの一人に言われました。
実はみんなしたかったんですね。
男子はたまに裸で川にドボンしていますけど…女性はなかなかそのような機会がない…。
山みず木さんでできます(笑)。
2022/07/22
結論、アルパインクライミング教育の失敗の結果、でしょう
■ 白亜スラブのような、失敗したリードを、成功体験とし、自慢の種にしてしまう誤謬が生まれるわけ
は、やはり、
アルパインクライミング教育の失敗
に、因を約50%程度は、求められるものでしょう…。本人の責任…資質を含めて…が、50%はあるとしても。
それにしても、彼はヨセミテ、何度か行っていましたから、ビッグウォールにもチャレンジしており、ということは、アメリカンエイドは分かっているハズで、岩角に設置したカムでロープがスタックすると、ロープが上がらなくて、にっちもさっちも行かなくなることくらい、学習済み、だと私は思っていたのですが…どうも違ったようです。心のメモに、”ヨセミテに、何回行っても、クラック登りの基本を分かっているとは限らない”と書いておきましょう。
結局、このように、10年以上の経験があるクライマーであっても、
経験から自学自習する、
というのは、
本人の振り返り力、反省の力による
ところが多く、
各種の人気ブログを読んでも、一般に、どのような失敗をどのように反省したのか?は記述されていないことが多い
ですから、あまりカンニングできない…。カンペがないと、どうにもできないのが現代人なのです…。
■ 自己愛による探索行動 + アルパイン教育の不足 + 反省力の不足 + カンペなし
という4つの素因によって、起きているのが、
きちんとしたクライマーと言える状態になる以前の、アホっぽいクライマーの死
です。
自己愛…無敵神話…による探索行動は10代の若者に多い行動です。幼児がとんでもないところに行ってしまうのと同じで、親の愛に守られているからこその無敵神話。
■ 良き手本を持つ…
今の時代の良き手本、なら、誰になるのでしょうか? アルパインなら、ダントツ、
佐藤ユースケさん
だと思うのですが…。ジャンボさんなら、本当に良き事でしょうなぁ…。ラジオで聞いた会話に一番父性を感じた。もちろん山野井さんでもいいのですが、山野井さん、すでに生神のレベルだからなぁ…。佐藤さんも生神に近いですが。
山野井さん、ユースケさん、ジャンボさん、は、いうなれば、美術館で見るモナリザとか、ゴッホとかのレベルです。自分との距離感が離れすぎていて、まるで相手の行動原理が理解ができないレベル。
先日は大阪で個人ギャラリーに行ってきましたが、ギャラリーでは、現代の作家たちがしのぎを削っているリアルな会話が楽しめます。すると、ちょっとした豆知識、カンペですね、みたいなことを話しています。選ぶべき鉛筆の種類とか、どうやって描けるようになったか?とか…。
このようなレベルの人材が現在のアルパイン業界で、ほぼゼロとなっています。私のおススメは
石田登山塾のブログを読み込むこと
です。こちら
http://ishidatozanjukunisshi.blogspot.com/
アイロンさんブログ
どちらの方も対面して、お人柄を知っていますが、信頼できるクライマーです。
これは、私のデッサンと、その結果、出てきた水彩画ですが…
このデッサンを見て、デッサンの基本的素養がない、と思う人はいないでしょう。私は中学までは、クラスで一番か、2番に絵がうまい子供でした。デッサンでは 評価は5でした。
…しかし、だからと言って、
現代のゴッホとか、ダビンチとかになれると思う人はいないでしょう。
このデッサンを見て才能のきらめき、を感じる人もいないでしょう。
こちらは、その結果、水彩にしたものですが…ハイライトを残す練習というので、習作です。
この絵を見て、絵がなんたるか?分かっていないと思う人はいないですが、だからと言って、水彩画家になれる才能があると思う人はいないでしょう。
これが私が何度も、このブログで言っていることで、男性クライマーで、どうしても、「俺だってチャンスと環境が整えば、佐藤ユースケになれた!」と思ってしまう人が、理解し損ねていることです。
私を見て、クライミングの素養がないと思う人はいませんが、だからと言って、現代クライマーの系譜につながると思う人がいるわけありません。41の手習いですよ?勘弁してよ。
■ 私自身が何度も、主張していること
私自身が、何度も主張しているのは、私は、クライミングを絵に例えると
(デッサン力ゼロ、水彩?何それ美味しいんですか?レベルの人)ならば、指導できますが、
(男性クライマーで、俺だっていつかはユースケ!)とか思っている誤解の深い人は、指導できない
ということです。若い国体クライマーとか含め。
その人たちは、誤解が深く、プロの登山ガイドでも誤解がとけないレベル感ですから、一般クライマーがとけなくても、仕方ないかもしれません。
どんなに言っても私の言うことの意味わかりませんし(自己愛が強すぎて、正面から見れない)、分かる素地(そもそも、美術館レベルの登りと、個人ギャラリーレベルの登りが峻別できない、自分のレベルを正確にアルパイン業界で位置づけできない)がないからです。
私は子供のころから、美術館に通い、世界の巨匠の絵画に触れて大きくなりました。ので、現在、街角の画廊に行っても、作家さんと会話が楽しめるわけです…
このアルパインクライミングバージョン、もしくはフリークライミングバージョンは、最初から山岳総合センターに行くか、無名山塾に属すか?で悩み、沢では海外遡行同人に呼んでもらって一流の遡行やクライマーに触れ、相当に老舗で伝統がある山岳会に属さないと起こらない…ちなみに私の場合は、ラッキーだったのは、クラブ蒼氷の先輩と初期はクラックを登りに小川山に通っていたことです。そのあとは、大阪労山の登山学校の元校長先生である青木さんという大阪のクライマーと登っていました。青木さんから見ても、どのクライマーもダメクライマーのようで、私は組む人がいなかったためです。
九州に来て、荒木さんという山梨時代に知り合った先輩と登っていましたが、私は山梨アルパインクラブは半年ほどしか属しておらず、ここのようなレベルの市井の山岳会は、福岡の山岳会とどっこいどっこいの教育レベルで、私が上記に述べたようなことは、教えもできないし、きちんとした教育体制もない、ということです。
いうなれば、私は美術館の絵(山岳総合センターでのリーダーコース)と蒼氷(市井のギャラリー)の両方を見てきたから、NG山岳会を見て、それがNG山岳会と分かるわけです。
しらなかったら、間違った教えでも、丸ごと受け入れるしかありません。
■ 山岳会の教育レベル低下は深刻ですよ
福岡の山岳会は、山梨の市井の山岳会より、教育の質は、さらに輪をかけて落ちており、指導者が、二人のリードクライマーを一人でビレイする、なんて非常識な行為も行っています。そんなビレイで登らなければならないくらいなら、会に参加するほうが害になるレベルかもしれません。
どれくらいアルパインクライミングの教育レベル低下が激烈か… ご理解いただけ、対策を練っていただけたら、幸甚です。なんせ、命を危険にさらして、得た情報ですから…。
本当に重要な情報というのは、このようなもので、クイックドローをヌンチャクと呼ぶのはやめましょう、なんていうのは、教育的指導ではなく、単なる揚げ足取りです。
クライマー業界で、ヌンチャクと言って通じない奴は、クライマーになる以前なので、教えてやってください。そっちの方が教育者のとるべき指導です。どこの世界にもスラングはあり、教科書通りというだけを教えるのは教科書がやることで、生身の指導者がやることではありません。
以上、心ある上級クライマーの方、山の世界の神様、よろしくお願いいたします。
2022/07/21
無敵神話…若い男性がエクストリームに挑戦して命を落とすわけ
■ 若い男性がエクストリームに挑戦して命を落とす理由
が分かりました。
2歳の赤ちゃんは、親の元を離れて、大観衆が見守るステージに上がって、恥ずかしがりもせず、ダンスを踊り、観衆を驚かせたりしますが、それは、赤ちゃんがまだ恥ずかしいという気持を知らないのと、親の庇護にあるために、絶大な自己愛=自信を持っているからです。この時期の子どものことを、”無敵神話を持っている”と言います。
それと同じことが若い男性…特に10代の…に起こるのだそうです。
一般に、子供の自己愛は、親の愛によって、必要サイズ、最適サイズ、よりは大抵は、拡大しています。
一般に、あれ、世界は俺中心に動いていないな…と、そのことに気が付いていくプロセスが、大人になるプロセスとも言いかえることができますが… そのプロセスで、男の子は、
無敵神話によって、結果も顧みず、危険な行為に熱中する(P119)そうです。
喫煙、飲酒、ドラッグ、避妊しない性行為、エクストリームスポーツ、危険運転、犯罪…
成人に迫った彼らが自信を持つため
でエクストリームスポーツに挑むのだそうです…。
なんだ…。クライミングの”挑戦”は、そんなしょぼい理由だったのか…。(ガッカリ…)
■ クライミングで自信をつける必要はないような人がクライミングをするのは、”楽しいから”以外、理由がないですよ?
当然ですが、一般に大人で趣味でクライミングを始める人は、クライミングでエクストリームに迫って自信をつける必要自体がありません…。人生を生き抜くのに必要な自信は、すでに他で持っているでしょう…。
38歳で雪の山をスタートした私が山を駆け抜けた理由は、そんなものではありません…。
ホメオパスの由井寅子先生が、レメディ用の水を求めて、各地の霊山を回っているようですが…すごく意味が分かります。
しっかし、それにしても、えらい残念な理由だったなぁ…結局のところ。
私も3歳のころ、親の目を盗んでパン屋にゆき、いつもは車で行くような遠いパン屋だったので、母親をビックリさせたことがありますが…。同じだったとは…。
この書籍に書いてありました。
『結局、自分のことしか考えない人たち』
https://amzn.to/3z3jc6K
2022/07/18
【実力の客観視】現実認識力を持とう。足るを知ろう。
2022/07/17
山岸尚将さんのブログ
https://ameblo.jp/y-naomasa/entry-12753120931.html
こちらのワイドの著名課題、不動の拳を登ったいきさつが書いてあります。ぜひおススメ。
最近はクラック人気らしくて、カムは環境に悪い、と言っている人もいました。
ボルトルートに使う金属量とクラックのクライマー全員のカムに使う金属量では、どちらが大きく、どちらが環境に悪いのでしょうか?
私の友人の一人は、ワイドにハマり、海外のバカでかいカムを個人輸入で取り寄せて、それが新妻へのプレゼントという…ステキなワイド夫婦がいますが。
この記事を読んで、
相手が登りたいところを登らせてやるのが愛
だよなぁと思った次第。
そう言えば、スティーブ・ロング氏にも、
「代わりばんこクライミングではないような男は、さっさと捨てなさい」
とアドバイスされたんだよなぁ。
スティーブは私の父親代わりとして登場した人なのでしょうかね…。
■ ご神体の岩に登る作法
ちょっと話はずれますが、那智の滝、とまで行かなくても、日本では、神さまと崇められている岩や壁を登ることはあると思います。
その際は、柏手をたたき、住所氏名を名乗り、「登らせていただきます」とあいさつして登るのが、正しい作法だそうです。
韓国のインスボンは、山自体が岩山で、岩登りしないと到着できない山頂があります。
そして、毎朝、オモニがお寺で祈祷を上げています。そんなにしても、インスボンでは事故が絶えず、ヘリが飛ぶため、ボルトはランナウトを避けて整備されるようになっていました。
インスボンの白雲山荘のそばのお寺インスボンでは、オモニが毎日祈祷を上げてくれても、イケイケ、オレオレの韓国クライマーたちの事故は絶えず…ということなのは、日本とは大して変わらないお国事情ということかもしれません。韓国のほうが血の気の多い度は高いですしね…。
神を冒涜していなければ、事故は起こらないと思うのですが。
アドレナリンジャンキーの山は嫌いです。
しかし、インスボンは、不思議と登らなくても満足した記憶が残っています。右膝脱臼直後に行ったので、ステミング不可能で、取り付いたもののすぐ降りてきて、下界では、パートナーの青木さんと喧嘩。私の怪我が大変なのに全く気づかいがなかったからです。
怪我した女性パートナーに無理な行動をさせようとする男性って、やっぱり男尊女卑と思いますよ?
男女入れ替えると、なんで、怪我している私が嫌って言ったことに怒るのか分からないですもん。
山岸さんバージョンの男女入れ替え思考実験はここです。
https://ameblo.jp/y-naomasa/entry-12739357751.html
”女は、おれの言うことを聞くべきだ”、っていうのは、今の時代ないですから!
たとえ、自分より下のグレードしか、その女性が登れないとしても、です。
時代錯誤は改めましょう。
2022/07/15
嫉妬じゃなく庇護欲だったのかも?
2022/07/12
那智の滝の思い出
■ しばらく旅にでていました♪
今回の旅…は、那智の滝という切り口で見ると、私の本格的がつく登山の歴史…この10年をを振り返るような…そんな旅になった。
夫の仕事の都合で山梨転勤になり、時間ができたので、余暇に雪の山に行き始めた。すると、私自身にとって、全く危険がなく、ゆとりで登頂できるような山すら、”危険だ、危険だ”との大号令で非難された。そんなに言うなら…と言われたとおりにする=ツアーに参加する、と、結局、何も得るものなく、大枚を取られた。例えば、厳冬期のしらびそ小屋に行く程度で8000円とか。そんな山、朝飯前すぎてツマラナイ。どこが危険なのかもわからない。4歳児でも行けるよ?
とはいえ、ピッケルの使い方は知りたくなり、きちんと分かっている人ということで、三上ガイドを紹介され、教えを乞うことになったが…それで知ったのがアルパインクライミングの世界だった。
時は、2012年の7月… 那智の滝事件が起きた。
いたずら?(笑)した側の言い分は、ここで読める。
https://www.excite.co.jp/news/article/E1460910422329/
私は大阪時代は、山登りというのは老人の趣味だと思っており、別に興味がなく、山梨に来て雪の山だけを登っていたので、当然だが、クライミングにも興味がなかった。そんな中で三上ガイドに会ったのだが、様々なご縁があって『八ヶ岳研究』は好きだった。『北八つ彷徨』とか、そういうのが好みなんです。つまり、まったくアルパイン派ではなく、逍遥派。
その状態で起きたのが那智の滝事件でした…。まぁ、正常な社会人の私の目からは、完全にアウトでした。
ただ、三上ガイドが、やたら佐藤祐介さんを羨ましがるのが、不愉快だった。なんで私に言ってくるんだ、って感じで。そんなに羨ましいなら、自分もやれば?みたいな。まるで、私が三上ガイドを佐藤祐介にしてやる義務があるかの如く、俺だって!と主張されて、当時ホント謎だった、です。
現在は、私はアイスもフリーもひと段落し、ミックスの入門ルート(M5)も登った経験があり、フリーでいいなら海外でも一人で行ってパートナーを見繕って登れるので、その深まった知識を持って、過去の三上ガイドの行動を判断すると?
三上ガイドが、”時期とチャンスさえそろえば、俺だって佐藤祐介になれた”という気持ちは、まったくの無知に基づくもの、に過ぎない。と分かるようになった。
だって三上ガイドは、5.9でもやっとか11程度の登攀力しか、もはやないと思うからだ。一昔前の山岳会のリーダークラスの標準的な登攀力は、5.12がRPできるレベル感で、それは、5.9がリード確実で、5.11までは、ほぼ落ちないというレベル感のことだが(=中山尾根がリードできる)、それは過去のトップクラス。
現代では、5.12がフリーソロ、つまり、一昔前の5.9並みということなのだ…。そのレベルを、標高5000、6000に持って行っているわけで、登山から離れて10年のギャップがあった人には、佐藤さんの偉業の内容が全然伝わっていなかったからこそ、
羨ましい
という気持が湧いたのだと分かる。俺だって、と思う気持ちは、スキルレベルのけた違いの違いが理解できないからこその、羨望であり、俺だって、の気持ちだ。三上ガイドは逆立ちしても、スーパー赤蜘蛛フリーソロはできないだろうし、パタゴニアや黒部の登攀だってそうだ。
きっと全国の山岳会で同じような現象が起きているのだろう…。つまり、昔のリーダーの基準で、リーダークラスと判断された人を、世界のトップクラスの人がやっている登攀に、「お前だって出来る」とけしかけてしまうようなことだ。というのは昔のリーダークラスの人が、もはや現代のトップレベルのレベルが理解不能だからだが…。
どうも昔の山岳会は全国で、似たり寄ったりの実力だったので、あいつらがやれば、うちらも…、みたいなのが普通だったらしいんですよね…。 その感覚が抜けないだけみたいですが、現代でそれをやると、未熟なレベルで、高度な場所に取り付いてしまい、理解力がある人からはバカに見える(例:ネット中継でエベレストで死んだ人…名前忘れた)
■ ”レべち”を理解されない苦悩
レべちというのは、”レベルが違いすぎる”という意味です。
那智の滝を登ってしまった佐藤さんらの苦悩は、日本の山岳社会が、レベチを理解しないという苦悩だと思います。
いくら、スポンサーを貰ってもスポンサーシップだけでは、遠征費用に足りないのではないかと思いますし…。
世界の一流クライミングをしている人たちも大変なんだなーって生活を見ていて思います。
そこで苦肉の策で出てきた那智の滝なのではないか?と思いますが…真相はどうなんでしょうね。
■ ボロ壁だった…
今回、那智の滝を生で見る機会が出来て、あの壁をクライミング的に、”ステキ!登りたい!って、一般クライマーにはないな~”と思いました。なんか、行縢のボロ壁みたいな感じだった。
一般的ではないちゃんと5.13が登れるフリークライマーにとっても、脆くて登攀価値なさそうだった。
まぁ、アルパインの人もフリーの基礎力が上がってしまって、たいていのボロ壁はこなせるレベルになってしまったってことなのでしょうか…。
どの程度が登攀価値がないボロ壁か?という判定も、昔と今では異なってしまったのでしょうか…。
現代のスキルアップした登攀力を持ってすると、相当なボロ壁まで登れてしまいます。
■ 行縢
行縢に行ったときも、この壁をステキ!登りたい!と思うのか、自分に問うてみましたが、私にはないな~と思ったので、マルボーさんとか、ちゃんと開拓してくれていて、ホントえらいよな~!と。しかも、売名行為はしていないし。ほんとうの実力があるってことかな。
行縢は、最近、開拓されて、一般クライマーが楽しめる5.11レベルのマルチができました。
一般クライマーでも、11のクラックが登れる現代…。昔は5.9とか、10代がそうだったのです。
■ 熊野古道
那智の滝より熊野古道を歩きたくなりました。
今回出会った外山さんは南裏健康さんの幼馴染でしたが、那智の滝に登ったことについては、はっきり反対していました。
私の感性からも明らかすぎるくらいに失礼な行為で、当時、アルパインクライマー業界は謎だな~と思ったのでしたが、フリークライマー業界では、クライマー側をサポートする意見が根強く、クライミングのためなら、社会規範や人の気持ちを踏みにじっても良い、と考える、極端なクライミング原理主義が根強いです。
その中で、健全な心の人に会えたのが良かった。外山さんはフリー全盛になってクライミングがつまらなくなり辞めたそうですが、山でクライミングをスタートした人からは良く聞く意見です。たぶん、私もかも、です。
日本のフリークライミングの世界観に魅力を感じたことは無いかもしれません。
ラオスのフリークライミングの世界は好きだったのですが、それは、あまり男の意地とか、プライドが関係ない世界だからかも。ラオスはとにかく楽しかったですね。クライミングしていれば、安上がりに楽しめるので、エコなスポーツだと思います。登山と比べても、自然界に与えるインパクト小さいし。
好きなのは、アウトドア活動、であって旅であり、クライミングではないかも。
■ フリークライミングの旅終了
アルパインをするにも、フリーに専念しろ、と言われ、そうか、とやってみたのですが…成果のほうですが、”散々”と言うグレーディングが正当なのではないでしょうか?
白亜スラブの記録を見ても、殺されかけてる…(汗)。
まぁ、たぶん、フリークライミング界でまっとうな人と繋がり損ねてしまっているのかもしれませんが。
気に入ったのはラオスのクライマーの世界観。つまり、ドイツのクライミング観。
日本国内のクライマー感性とは私は全く合わないです。もう目も当てられない。粋がりと男性性礼讃主義で、師匠の青木さんなどは、私のパートナーを見て、アイツ、ホモなのか?とか、私に聞いてくるほどでした。
そんな男性性PRでいっぱいいっぱいの人に付き合って終わった、私のフリークライミングの歴史…
ある意味、面白い旅だったなぁ…。
ある意味、戦後の日本は父親不在の家が増えて、世の中の男性は女性の愛し方を教わらなかったのかもしれません。 こちらが今回出会った旅で見た光景。女性として羨ましい限りでした。
■ マーク・アンドレ
最近、映画の”The Alpinist”というのを英語版で無料で見ました。偶然、私のネットに現れたので、神の思し召し…
いい映画だったんですよね。
私は、バカみたいな、犬死に反対しているのであって、山での死を全否定しているわけではありません…そこが九州の人には伝わらない。
九州の人というくくりが悪いかもしれませんが、私が見た限り福岡の歴史ある山の会の人でも過去にとどまっており、到底、自慢するレベルにないレベルで、イケイケをPRする場になっている…大阪の人もそんなところあります。階段10段飛べるほうが、5段しか飛べないより偉いみたいな…。子供っぽいところって意味です。
そこがどうしても九州人には分からないらしくて、本州や北海道の山などで遭難者を出しているのも、九州のツアーが目につきます。ある会では、北鎌尾根程度で死者を出していました。会山行で、ですよ?ロープを出すということを覚える前に死んでいる。
九州では明らかに入門者にロープを出すレベルのところで出さないです。(どの時点でロープを出すべきかは、クライミングをやっていない人とやっている人、山岳会レベルでは違います。私は初心者をガイドできますが、自分が歩くときは山岳会レベルでしかロープ出しません)
九州は暖かくて山のリスクがある山が皆無だから、リスク感性は身につかないということだなぁと思いますが、本人が気が付かない、見えないものをいくら、見えている人が言ってやっても、同じなんですよね…
つまり、三上ガイドが佐藤祐介さんを見て、”俺だって”と思ったのと同じ構図なんです。
■ 俺だって型ギリチョン
”俺だって”と思うと、ついギリチョンをやってしまいますよね…。
そういえば、三上ガイド、シュラフ忘れて北岳行っちゃったことがあったなぁ…。
あれは、花谷康弘ガイドが女性の登山者を連れてマンツーマンで北岳へガイドで登ったのが羨ましかったのでした…それで、”俺だってこの程度の山、個人ガイドできるぜ!”ということを示すために行ったら、なんとシュラフを忘れていくことになったのでした…
私の夫も、よく俺だって型アウトドアをやります。突然10㎞マラソンに出たり、元君ともたまには遊ばないと、と思って出たオリエンテーリングの大会で、夫婦の親睦がテーマなのに、勝つために一人で出たいと言ってきたり…と、それは、自分のレベルを客観視できず、俺だって、とプライドがもたげてしまうからです。
体力自慢やイケイケ自慢のプライドで、アウトドア活動しなくていいですよ…何しろ、楽しくてやるのが趣味なのですから。
私が行く沢や雪の山、あるいはクライミングが可能なのは、体力や登攀力の問題ではなく、単なる理解力の問題です。沢も理解力の問題だし、ビレイの上手下手は、知性の問題。海外にクライミングに行けるか行けないかも、能力の問題で、勇気の問題ではないです。
能力の問題は、スモールステップに分解すれば、対処可能です。
つまり、誰でも私がやっているようなことはできるということです。羨ましがるに値せずです。
■ 頑張る方向違い
つまり、頑張る方向違い、ということなんです。
山岳総合センターのリーダー講習では、春山の雪上訓練は、宿泊はビバークを兼ねていますが、男性たちの参加者は、GWの春山なのに、分厚い厳冬期用シュラフ… 贅沢な甘ちゃん仕様。ちゃんとツエルトだけで過ごした人は私だけでした…
男性が頑張らないといけないのは、どちらかというとそっちです。自然界への対応力を上げる方。歩荷力なんて、何もしないでも、女性より上、です。
まぁ、フリーの世界は、担がなくていいから楽できて、それで難しい課題に力を振り向けることが可能なわけですが… 17kgしか担いでいないワタシより歩けない男性と組まないといけないとなると、ただでもアウトドアでは弱者の私に負担が来ることになり、死へまっしぐらかもしれません…
アルパインをやっていたクライマーの間では、ボチボチやるフリーは老後の愉しみ、みたいな感じです。
2022/07/11
クライマーのゲストハウス理想
伝統と多様性
・日本の古民家利用で、
・ダーッとフラットなベッドをラオスのように並べてある男女混合ドミトリーと
・FUTONのお部屋(個室)と
・テント泊のお部屋と選べる
最新のクライミングカルチャー
・カルチャー的には、欧米の最新のクライミングカルチャーで、
・つまり、師弟制度で登らず、
・つまり、リードは強要されず
安全
・5.9のルートは、5.9を限界グレードとする人のためにボルトが整備されており、
・アンカー強度はUIAAスタンダードで、
・毎年、定期的にボルト腐食のチェックがされて、それがエクセルシートで最新版が提供されており、
・常駐クライマー(米国の有資格者)がいて、メンテに熱心で、
学べる
・年配のクライマーが常駐していて、
・アルパインもフリーも入門者はリクエストに基づき手ほどきが受けれて、
・行けば、年中ぶらりと一人旅で来たクライマーがパートナーを求めてうろついており、パートナーに事欠かない。
・課題はやさしい5.2からで子供でも登れる。
・が、高難度課題もある。
・読書室には山とつまれた日本登山大系と岩雪全巻。山書コレクション。
・つまり、クライミングの情報発信と教育の場。
・テレビはない(交流促進のため)
地域の特色を生かす
・食事は地元のおばちゃんが郷土食を提供してくれて、
・素材は近所の畑で作った自然農の食材で 売れず捨てられるようなもの
・地元の人にも観光収入をもたらしてくれると感謝されている。
・廃材や貰い物でできている
・子供がぶらりと遊びに来て、様々な年齢層の大人に触れることができ、
・お腹のすいた子はお腹を満たし
・そして、大人は年を取ることが恐ろしいことでなくなる。
・ニワトリ、犬、猫、を飼っている。
ドネーションをベースとする
・常においしいコーヒーが飲める。
・飲んだコーヒーとビールは、ボルト基金になる。
交流
・異文化交流も好きならできて
・英語も自然な形で学べる
・世界はフラットで、人類は皆兄弟だと感じることができる
外の世界へのゲートウェイ
・海外に登りに行きたい人には、自然な形で訪ねるクライマー仲間ができるクライマーのネットワークハブで
・クライミング留学のあっせんも可能
そんなゲストハウス。
■ プレゼン資料
https://docs.google.com/presentation/d/1qrnPGpSNxz6Gsuk39R_3IZIj-iL6U0xrMsyjQNpmxA8/edit?usp=sharing
2022年7月9日 「アベさんに対する銃撃について思うこと」 小出 裕章
このような記載が回ってきたので、転載します
ーーーーーーーーーここからーーーーーーーーーーーーー
「アベさんが銃撃を受けて死んだ。悲しくはない。」
下記は、日本の原発に何十年と警鐘を鳴らしてきた、小出 裕章さんの文章です。
まさに正鵠をついていると思います。
今回の事件を考える際には
是非、是非、一度、目を通してください。
……………………………………………………
2022年7月9日 「アベさんに対する銃撃について思うこと」 小出 裕章
アベさんが銃撃を受けて死んだ。
悲しくはない。
アベさんは私が最も嫌う、少なくとも片手で数えられる5人に入る人だった。
アベさんがやったことは特定秘密保護法制定、集団的自衛権を認めた戦争法制定、共謀罪創設、フクシマ事故を忘れさせるための東京オリンピック誘致、そしてさらに憲法改悪まで進めようとしていた。
彼のしたこと、しようとしてきたことはただただカネ儲け、戦争ができる国への道づくりだった。
アベさんは弱い立場の国・人達に対しては居丈高になり、強い国・人達に対してはとことん卑屈になる最低の人だった。
朝鮮を徹底的にバッシングし、トランプさんにはこびへつらって、彼の言いなりに膨大な武器を購入した。
彼は息をするかのように嘘をついた。
森友学園、加計学園、桜を観る会、アベノマスク…
彼とその取り巻きの利権集団で、国民のカネを、あたかも自分のカネでもあるかのように使い放題にした。
それがばれそうになると、丸ごと抱え込んだ官僚組織を使って証拠の隠ぺい、改ざん、廃棄をして自分の罪を逃れた。
その中で、自死を強いられる人まで出たが、彼は何の責任も取らないまま逃げおおせた。
私は彼の悪行を一つひとつ明らかにし、処罰したいと思ってきた。
私は一人ひとりの人間は、他にかけがえのないその人であり、殺していい命も、殺されていい命も、一つとして存在していないと公言してきた。
アベさんにはこれ以上の悪行を積む前に死んでほしいとは思ったが、殺していいとは思っていなかった。
悪行についての責任を取らせることができないまま彼が殺されてしまったことをむしろ残念に思う。
多くの人が「民主主義社会では許されない蛮行」と言うが、私はその意見に与しない。
すべての行為、出来事は歴史の大河の中で生まれる。
歴史と切り離して、個々の行為を評価することはもともと誤っている。
そもそも日本というこの国が民主主義的であると本気で思っている人がいるとすれば、それこそ不思議である。
国民、特に若い人たちを貧困に落とし、政治に関して考える力すら奪った。
民主主義の根幹は選挙だなどと言いながら、自分に都合のいい小選挙区制を敷き、どんなに低投票率であっても、選挙に勝てば後は好き放題。
国民の血税をあたかも自分のカネでもあるかのように、自分と身内にばらまいた。
原子力など、どれほどの血税をつぎ込んで無駄にしたか考えるだけでもばかばかしい。
日本で作られた57基の原発は全て自由民主党が政権をとっている時に安全だと言って認可された。
もちろん福島第一原発だって、安全だとして認可された。
その福島原発が事故を起こし、膨大な被害と被害者が出、事故後11年経った今も「原子力緊急事態宣言」が解除できないまま被害者たちが苦難にあえいでいる。
それでも、アベさんを含め自民党の誰一人として、そして自民党を支えて原発を推進してきた官僚たちも誰一人として責任を取らない。
もちろん裁判所すら原発を許してきた国の組織であり、その裁判所は国の責任を認めないし、東京電力の会長・社長以下の責任も認めない。
どんな悲惨な事故を起こしても誰も責任を取らずに済むということをフクシマ事故から学んだ彼らはこれからもまた原子力を推進すると言っている。
さらに、これからは軍事費を倍増させ、日本を戦争ができる国にしようとする。
愚かな国民には愚かな政府。
それが民主主義であるというのであれば、そうかもしれない。
しかし、それなら、虐げられた人々、抑圧された人々の悲しみはいつの日か爆発する。
今回、アベさんを銃撃した人の思いは分からない。
でも、何度も言うが、はじめから「許しがたい蛮行」として非難する意見には私は与さない。
心配なことは、投票日を目前にした参議院選挙に、アベさんが可哀想とかいう意見が反映されてしまわないかということだ。
さらに、今回の出来事を理由に、治安維持法、共謀罪などが今まで以上に強化され、この国がますます非民主主義的で息苦しい国にされてしまうのではないかと私は危惧する。
2022年7月9日 「アベさんに対する銃撃について思うこと」 小出 裕章
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









