■ 若い男性がエクストリームに挑戦して命を落とす理由
が分かりました。
2歳の赤ちゃんは、親の元を離れて、大観衆が見守るステージに上がって、恥ずかしがりもせず、ダンスを踊り、観衆を驚かせたりしますが、それは、赤ちゃんがまだ恥ずかしいという気持を知らないのと、親の庇護にあるために、絶大な自己愛=自信を持っているからです。この時期の子どものことを、”無敵神話を持っている”と言います。
それと同じことが若い男性…特に10代の…に起こるのだそうです。
一般に、子供の自己愛は、親の愛によって、必要サイズ、最適サイズ、よりは大抵は、拡大しています。
一般に、あれ、世界は俺中心に動いていないな…と、そのことに気が付いていくプロセスが、大人になるプロセスとも言いかえることができますが… そのプロセスで、男の子は、
無敵神話によって、結果も顧みず、危険な行為に熱中する(P119)そうです。
喫煙、飲酒、ドラッグ、避妊しない性行為、エクストリームスポーツ、危険運転、犯罪…
成人に迫った彼らが自信を持つため
でエクストリームスポーツに挑むのだそうです…。
なんだ…。クライミングの”挑戦”は、そんなしょぼい理由だったのか…。(ガッカリ…)
■ クライミングで自信をつける必要はないような人がクライミングをするのは、”楽しいから”以外、理由がないですよ?
当然ですが、一般に大人で趣味でクライミングを始める人は、クライミングでエクストリームに迫って自信をつける必要自体がありません…。人生を生き抜くのに必要な自信は、すでに他で持っているでしょう…。
38歳で雪の山をスタートした私が山を駆け抜けた理由は、そんなものではありません…。
ホメオパスの由井寅子先生が、レメディ用の水を求めて、各地の霊山を回っているようですが…すごく意味が分かります。
しっかし、それにしても、えらい残念な理由だったなぁ…結局のところ。
私も3歳のころ、親の目を盗んでパン屋にゆき、いつもは車で行くような遠いパン屋だったので、母親をビックリさせたことがありますが…。同じだったとは…。
この書籍に書いてありました。
『結局、自分のことしか考えない人たち』
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