2023/08/18

【アクセスファンド】求人… フィランソロピーコーディネイター

■ 米国アクセスファンドから求人が発表されていました!

フィランソロピーコーディネイター (慈善事業コーディネイター)

https://www.accessfund.org/about/careers/philanthropy-coordinator

日本では、クライミング関連の職種が少なすぎる、という問題があります。


ーーーーーーーーDeep Lによる翻訳ーーーーーーーーーーー

概要

アクセス・ファンドは、持続可能なクライミング・アクセスとクライミング環境の保全に向けてクライミング・コミュニティをリードし、鼓舞する非営利のアドボカシー団体である。1991年に設立されたアクセス・ファンドは、国内800万人以上のクライマーを代表しています。私たちは、クライミング政策とアドボカシー、スチュワードシップと保全、草の根の組織化とアドボカシー、土地の取得と保護、リスク管理と土地所有者のサポート、教育を含む6つの中核的なプログラム分野でその使命を遂行しています。


アクセス・ファンドでは、資金調達チームの主要メンバーとして活躍するフィランソロピー・コーディネーターを募集しています。個人、財団、企業、クライミングジムなどから年間300万ドル以上の資金を確保する包括的な資金調達プログラムの実行をサポートするため、すべての管理プロセスを監督します。


フィランソロピー・コーディネーターはフィランソロピー担当ディレクターの直属で、ストラテジック・パートナーシップ・マネージャーと緊密に連携し、組織全体の同僚と部門横断的に働きます。このポジションは、寄付者とのミーティングのコーディネートや資料の準備、寄付者とのやりとりの追跡、助成金の期限の管理、助成金の提案書や報告書の作成、イベントの企画などを担当します。

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■ 専門技術を持ち寄って、クライマーの権利を社会と調和させていく、という組織的結束になっていっていない…

日本人特有の現象のような気がします。

過去30年で世界では働き方が変わりました。会社主義 → プロジェクト主義


登山&クライミング業界でも同じことが起こっており、

山岳会(=会社)から、プロジェクトごとに最適のメンバーを集めるプロジェクト主義、への転換が遅れている

のです。

会社=山岳会にいれば、むしろ、能力がない人と組んで、自分の命を危険にさらすことになるので、大体できる人から山岳会からは出ていきます。

さらに言えば、過去の流れに乗って、能力のないまま、ただ登山歴が長いというだけで、山岳上位団体の役職に就いた人が、何も成果も、出さないまま、地位に残っているため、本当に能力がある人が活躍しようにも、活躍のしようがない…ということが起こっています。

まぁ、能力を図る物差しが、 

 クライミンググレード & コンペ& 山の名前

だけのモノサシで、そのモノサシが不十分、という現実があります。

例:

1)高所登山によるモノサシ=山の名前 (例:K2)
→ 現代ではK2ですら、エベレストのように高所遠足化してしまって、実力を正確に表現できない。

対策:どのルートをどのようなスタイルで登ったのかと言うスタイル教育 

現実:九州ではマッターホルンノーマルルートが山の偉業だといまだに思われている…

2)フリークライミングによる現在の実力のモノサシ=クライミンググレード
→ グレードが瞬間風速(オンサイトグレードではない)ため、傍が、期待するほどはリードを任せられない。
→ ロープと岩の関係性を学んでいないので、グレード以外の理由で行き詰り、登れない
→ 単純に登るのが超遅い

例:5.12登れるというので、リードを任せたら、ロープがスタック
例:5.12登れます!と言っても、ビレイヤーとして人をグランドフォールさせる
例:5.12登れます!と言っても、ヨセミテのビッグウォールが登れない

3)スポーツクライミングによる現在の実力のモノサシ=コンペ優勝
→ 現実のアウトドアでのリスク管理能力が育たない
→ 登る以外の能力が欠如した人間になってしまい、社会に通用する職業能力がない
=アンバサダー以外の活動ができない、ビジョンを持ち自発的に自分の仕事を作っていくことができない

例:せっかくコンペで勝ったのに、クライミングジムのお兄さんしかやっていない(やれない)

と言うような結果になってしまっていると思われます。

その結果、株式会社日本と同じように、山岳会という仕組みは高齢化により、優秀な人は出て行った後のスカスカであり、誰も、アルパインクライミングをはじめ、アウトドアのロッククライミングをどう教えたらよいのか分からない、ということに陥っています。

今、地方都市で教えられているアルパインは、なんとエイドでした…。エイドによる記録が、いいね!をもらえたのは、40年前です…。

古いアルパインの世界に留まらないで、進化している世界であるフリークライミングのクライマーも、コンペで優勝するような特殊能力の持ち主ならともかく、一般の人は国内岩場のボルトは危険すぎて、フリーの価値観の枠組み(どこで落ちてもXやRが付いていない限り死なない前提)では、登れないので、海外で登る、というほうを主体として、あとはジム、ということになります。

海外で、好きにばんばん登れるというのは、一部のお金持ちの特権みたいなことになります。

そうなると、国内のルサンチマン(嫉妬)が怖くて、そうそう海外のクライミング体験をシェアすることはしづらいです。

バレエでは、ちあこチャンネルが、現代の国際的なバレエダンサーの在り方を配信していますが、クライミングでは、男同士の嫉妬…となると、配信できる人が、嫌がっても不思議ではない。

結局、安心して成果発表できるというのは、人工壁を登るコンペだけってことになります。

人工壁のスポーツクライミング=超・安全主義。結局、日本は、上手だけどリスクゼロの世界を突き進んだということになってしまい、よけいな波及効果で、リスク管理が肝である、他の世界…アルパインや外岩のフリークライミングでも、リスク管理お留守、です。

悲しきかな、日本登山界は、コンペ、つまりスポーツクライミングの世界に魂を売り渡した格好になってしまいました。つまり、全然、命はかからない、リスクフリーなクライミング。

(別に命がけしろ、と言っているのではありません。クライミングは恐怖を克服するゲームなのに、最初から恐怖がない土俵ではゲームの種類が違うと言いたいだけです)

そんな世界で「リスク管理が山の肝ですよ」という教育を行っても、なんのこと?となっちゃいますね。

逆に、その反動なのか、アウトドアで登っている人は、特攻隊張りの命がけ。(とも知らずに、命がけを他者にすら強要している無知…)

と言うわけで、非常にいびつな世界になっています。(=ガラパゴス化)

結果、日本での登山&クライミング界のゆがみは、

 遭難数が毎年過去最高を更新する、という現象

として現れていますが…

 登山&クライミング関係の職種の種類の乏しさ

にも、その歪みの端緒を見ることができます。

真に社会的責任とクライミングをめぐる社会問題に取り組む姿勢があるのは、小鹿野くらいなんではないでしょうかね?

2023/08/15

【パロディー】めっちゃ面白いクライミングパロディ


海外では、こんな風に、彼女見つける場、みたいになっちゃってるんですね~(笑)

英語が分からなくても、楽しめること請け合い。

2023/08/14

【現代クライマーのレベル感】今の人はこんなレベル感なんですよ vs ベテランの期待の差

【後進に向けて伝えたいこと。86歳 登山界のレジェンド 雨宮 節氏の話を聞くⅢ】FINAL

ヒマラヤでは、無酸素&縦走しましょう☆

というレベル感ができるはずないよなーということが分かる、現代クライマーのレベル感。

原因をコミュニケーションのミスに帰結していますが、そもそも、登山計画書、作ったのかなぁ。チャラすぎて脱力系な人々…

雨宮さんの期待と、現代クライマーの現実…

この距離感、分かります???


■ あなたの登山計画書にダメ出ししますサービス

があれば、少しは未然に遭難が防げるんじゃないですかねぇ…

ヤマレコやヤマップの記録を見ただけで、自分にも行ける!って思う、同調路線の人は多いです。

大体、65歳以上の高齢者は、山岳会にいても、地図持ってこない、ので、地図を持たない人がいた時点で敗退にします、と宣言して会山行したことがあるくらいです。(御坂山岳会)

大体、山岳会は、会員が辞めるのが怖くて、地図を持ってこない会員に強く言えない。
プライドがあるなら、それなりの内容のことをしてほしいですね。

現代の山岳会は、プライドだけで、それに見合う中身はすっからかんです。

福岡の老舗の会(山の会)でも、二人のクライマーを一人がビレイするとか、そんなレベル感。

それもこれも、教え方が分からない、から。

それで、ヒマラヤが縦走できる人、育つと思います???

2023/08/10

【提言】クライミングの町に、ホグレルマシンの勧め

 ■ クライミングって偏った体の使い方なんですよね…

特にボルダー。スポーツクライミングも、外岩と比べて、身体強度が高い。

いや、競争を旨とするために、身体強度で戦うように、壁のほうが設計されているっていうのが、原理なのですが…。

なので、普通の岩登りとは、まったく違う身体強度です。

アイスも、アイスクライミングは、リードも含め、誰でもできると思いますが、競技であるドライツーリングになったとたんに、いきなり身体強度が強くなります。

クライミングの場合は、指やひじ、肩、膝、腰にきますかね…。 スポーツを競技と捉える

考え方がそもそも、幼稚である、ともいえると思いますが、

 スポーツは楽しむためにする

というのが、成熟した考えですね…。

さておき、クライミングと言う運動動作は、全身運動としてみるととても偏っているので、ホグレルマシンはとても良いようです。

ホグレルは、整形外科のリハビリで利用されています。

私はアキレス腱のリハビリで伺った天神モビトレクリニックで知ることになりました。

開拓者も腰とか、きますし、クライマーは特にボルダラーは異様な猫背になっている人、多いです。

そういう人と、フレイル化して歩くのもおぼつかない人、極度の脊柱側弯、などの障害がある人も、一緒に使えるマシンが、ホグレルマシンです。

クライマーがトレーナーになり、地域のおじいちゃん・おばあちゃんの話し相手になりながら、フレイル化予防の運動すれば、地域にもクライマーは貢献できます。


2023/08/09

【提言】トップクライマーのYouTubeチャンネルを! その2

ユージさんのYouTubeチャンネルができないかな~と、ひそかに夢想しています。

ユージさんは、若いころ7年ヨーロッパで登っていますよね。その時、ヨーロッパの文化が気に入ったんじゃないかな…。

私が見た、ラオスの楽しいクライミングの世界も、ベースがドイツ人ですから、ヨーロッパ文明のクライミングです。


同じフリークライミングの世界でも、アメリカのヨセミテ系の古いクライマーの、命知らず自慢レベルで、日本のフリークライミング文化は歩みを止めていると思われ、「俺、ヨセミテ行ったことある」が、いまだに水戸黄門の、印籠みたいになってる。

それで、「ははー」ってひれ伏しちゃうのって、日本人クライマーだけですよ。余談ですが、”ヒマラヤ”もアルパインで同じことになっていますよねぇ…。

ヒマラヤもヨセミテも、普通の観光客、でも行けるところなのに…。

日本で一番高い山は富士山ですが、富士山に登れました!って人が山岳会に来て、ははーってひれ伏します?しませんよね? え、富士山?山のド素人さんが登る山、ですよね?

だから、場所の名前で、その人の実力を連想するのは、無意味です。特に、ヨセミテ、とか、ヒマラヤとか、漠然としすぎている場合。

ヨセミテのなんてルート?まで聞いて、そこを何時間で登ったのか?まで聞かないと、正確なことはわかりません。フリーなら、Aゼロしたのか、ちゃんとフリー貫徹できたのか、帰りでロープスタックしたりしなかったのか…

さらに、日本フリークライミング界の慣行の謎が、”フリーで5.12登れたら、ご褒美がヨセミテビックウォール”ってやつ…。 

ビックウォールってエイドクライミングですよね?だからフリーが登れることのご褒美には、全然ならないでしょう…。

日々、エイド技術を磨いて、20ピッチくらいは、一日で登れるようにピッチ数、稼いでいますっていう人が行くのなら分かるけど…。

フリーでRPで5.12が登れる、が努力の結果だと仮に仮定したら、ご褒美は、どこかの海外の岩場で、女性の初心者に僕が登ってあげるよーとやって、女性に感謝され、うまく行けば、彼女ゲット、というのが、定番ご褒美なのではないでしょうかね…? 男子の動機がモテ、なんだと仮定すると、の話ですが。

まぁ、女性には、もてなくても、男性同士で、わいわいと登って、楽しいクライミングをすれば、それは、その人のフリークライミングの努力に対して、ご褒美になるんじゃないですかね?

ふつーに誰もバカにされない、楽しいクライミングがヨーロッパ社会の人が海外で楽しんでいるクライミングですよ? みんな普通に楽しく登ってる。太っていても、なんのその、です。4歳だって登っています。

そーゆーノリが分かるYouTubeチャンネルって、ユージさんなら作れそう…だって7年も、遊んできたんですからね~ 

私みたいに2週間を2回行っただけで、日本式のクライミングなんてやーめた!と思っちゃう人がいたほど、日本と海外のクライミングカルチャーは違います。

日本のクライミング= 年功序列の忍従クライミング ビレイヤーはドレイヤー
海外のクライミング= みんなでワイワイと楽しく登るクライミング 誰も犠牲にならない

何の差?かと思うと、誰がえらいかっていう競争意識だと思います。

なんで競争心が湧いてくるのか?っていうと、現実認知能力が低いからではないかと思います。

もう、トップクライマーと趣味で登っている一般クライマーって、実力差ありすぎなんで、プロクライマー以外は、5.12も5.10も、目くそ鼻くそなんですよ?目くそが鼻くそ笑ってどうする?ってフツーに分かると思いますけど…

ボルダーで有段者でも、別にリードでは全然登れないとか、ですしねぇ…。リードは別の能力です。

そういうことが、日本にいたら、分からないみたいなんだよなぁ… 

ぜひ、ちあこチャンネル、フリークライマーバージョンみたいな、海外クライマーとフツーに交流する様子を描いてほしいです。人類皆兄弟。

ロッククライミングの良いところは、別に英会話なんぞできなくても、クライミングシステムの理解自体が、国際共通言語なところ、です。

ま、それが日本人クライマーが身に着け損ねているところなんですけど。

懸垂下降できないとか、ローワーダウンができないとか、自己確保の登攀方法を知らないとか、ロープの長さがたりない、とか、クライマーとしてあり得ないです。それらはマルチに行く前に身に着けるものです。

そういう人はフリークライミングしかする気がなくても、山岳総合センターか、都岳連の岩講習にでも行くしかありません。っていうか、行ってください。

ユージさんがYouTube動画作ってくれたら、全部英語・日本語交じりでっていうので、いいんじゃないですかね?

能力のある若い人は、とっとと海外でましょう。

おすすめ海外就職サイト:https://www.kaigai-shushoku.com/

日本の岩場は、ボルトが40年経過したカットアンカーなので、危険なだけでなく、アウトドアロッククライミングの適切な指導者自体が、ほとんどいません。指導者自体が間違ったクライミングをして墜落したりしています。

エイドクライミングによるアルパインの経験は、アウトドアロッククライミングで行う、フリークライミングの指導において、まったく十分と言えません。

結果、間違った観念を植え付けられている可能性があります。

AMGAインストラクターから教わるほうがいいですよ。何事も最初が肝心だし。

【動画】プロクライマー 平山ユージが語る「崖っぷちからの挑戦状 with ジミー・チン」| ナショジオ

【提言】トップクライマーのYouTubeチャンネルを!

■ トップクライマーのYouTubeチャンネルを

なぜなら、日本の男性社会は、いまだに年功序列型だからです。

「トップクライマーが情報発信していないのに、それを差し置いて、若い自分が情報発信してはバッシングされるのでは?」

という配慮が働いていると思われます。でも、そうやって、きちんとしたクライマーが情報発信しないでいることによる、

間違った情報伝播の弊害のほうが大きい

です。

アルパインでは、勘違い事例は、栗城さんです。栗城さん以前にも、全然アルパインクライマーとしては認知されていない、登山家・野〇健さんとか、いろいろ登山界には、実力が分かりにくいという問題がありました。

そもそも、アルパインのベテランの人たちも、地方の山岳会の指導者レベル程度の人は、エイドで登っているはずだと、勝手に現代のスーパーアルパインを誤解しているので、佐藤さんたちみたいなスーパーアルパインの記録を見ても、その世界のすごさが分かっておらず、スルーしています。

つまり、エイドで登っていないと明記していなければ、ベースはエイドだと思っているんですよね。

エイド=昔のアルパイン、チームオンサイト=現代のアルパイン、ですよ?

フリークライミングの世界は、グレードがあるので、分かりやすいのか?と思って、アルパインは、もういいや~安全なフリーを生涯スポーツにしよーと思ってきたら…フリーのほうでも、問題山積だった(汗)。

正しい教育が広がっていない。というより、めっちゃ勘違いした文化が広がっていた。それが幅を利かせているので、自分が間違っていることが分からない人が増えちゃって、その結果が、

 瞬間風速系グレード自慢

みたいな感じ。

本来は、カウンターバランスになる女性側からの抑止力も、全然、働いていない…男みたいな女性ばかりだから、と言う事情による。

本来は、海外のフツーの人がフツーに余暇に楽しんで登るフリークライミングって、
 
 どのグレードであっても、人それぞれ自分の限界にチャレンジ中なんだなー

ってことが分かるクライミングですよ。

「は?なんで5.9で登れねーんだよー」っていうような、心無い言葉を吐くパートナーは、パートナーではない。

5.9で登れないのは、5.9と題してある課題が、ホントには5.9ではなく、10cだったりするから、というのは、クライマーなら知っていて当然のこと、です。

参考:昔のグレーディングは辛い https://allnevery.blogspot.com/2019/01/old-school-grade.html

そのような意識しか持てないのは、現実を見れておらず

 ”クライミングをカッコつけるためにやる”

からでしょう。

自分がクライミングでカッコつけれると思うのは、現代レベルのクライミングについて無知だから

でしょう。

ちゃんとしたトップクライマーの実力を見れば、自分も頑張れば、30歳スタートの今からでもトップクライマーになれるという気持ちは、湧かないと思うのですが…。

なんで湧いちゃうか?というと、

 5.13なら俺だって

と思うからでしょう。

師匠の青ちゃんも、若いころ、ダイエットしたりなんだりして、やっとこさで、5.12登れたそうです(当時の12=今の13)。それでこんなの楽しくない!と納得して、フツーにショートでは、クラックとかアイスとか登って自分のクライミングを楽しんでおり、自分がカッコつけたいがために、人の命を危険にさらすようなカッコ悪いことはしていない。

体形が、アルパイン系で、歩荷が強く、体重が重い人は、指力とのバランスで、フリーは上級者になるのは難しい、ってことです。

かといって、体重落とすと、今度は、山で持たなくなるし…。

そうなると、妥協点が、比叡とか、白亜スラブみたいな、担がなくてよい、山岳地帯のフリーのマルチ、みたいなことになりますよね。あくまで妥協で、自慢するような話ではない。

寒さにも耐えなくていいし、ポータレッジもいらず。基本、お手軽コースだけど、登攀は楽しめる。

基本、岩のマルチは、アルパインみたいなチャレンジモードではなく、クルージングモード、みんなの使う言葉で言えば、エンジョイクライミング、で登るものです。

しかし、それも、ちゃんと知力が備わっていないと、登る前から遭難している登山と同じことをしてしまいます。


そんな”お気軽”ルートで、誰かの犠牲を伴ってまでして、カッコつけたいというのは、性ホルモンの働きだそうです。

が、それだけに、男子同士はよく分かっていて、自分がその過剰分泌されたテストステロンの犠牲にならないように、パートナー選びには細心の注意を払っているようです。

自分は組まないで、私に問い合わせが来ます(笑)。私は避けられている人の、順番繰り下げで、私に順位が回ってきて、一緒に登ることになったらしいのですが…。

弱り目に祟り目、みたいな感じでした。ほんと振り切ってよかった…。命拾いしたかもしれん。今でも、押し付けてくる人います…(汗)。

いや~、もう一回組むって、よっぽのバカじゃないとしないと思うよ?

あなたなら、組みたいですか? おんなじ程度のテストステロン過剰なら、いいのかもしれないですが、私は勘弁だな。

いやはや、ほんと、山岳総合センターで、総合的な実力をつけていてよかったです。あの登攀、ほんと、私がセカンドでなければ、やばい事件に発展していたかも、です。

佐藤裕介が語る「崖っぷちからの挑戦状 with ジミー・チン」| ナショジオ

2023/08/08

【提言】 日本クライミングもいいとこどりを。別に大和魂を失うことにはならない

■ 日本人の良いところとアメリカ人の良いところ

を合算したような、ティファニー・レイチェルさんの話を発見し、感動しました。

大学生のころ、日本で初の黒人女性教授のオモデレ先生が指導教官でした。授業は全部英語です。当然ですけど。でも、先生の野望は、バークレーに帰って、立派な家を建てることだったみたいだったからなぁ‥。

ティファニーのご両親は、敬虔なクリスチャンであることが分かる話し方で、アメリカ人の中でも立派な人たちであるように思いました。

日本では、バスが一日一本しか来ないような超田舎に住んだみたいで、人種差別もなく日本人の一人として生活したようで、日本の田舎の悪いところ…男尊女卑&よそ者排他…は、出ていなかったようです。

たぶん、日本では

 人種

には差別が行かず、同じ分の差別が、

 性別

に行っており、子供は性差別に関しては、除外だから、気にせずに大人になれたのかも?

■ 銃を持たないと生活できない世界

ただ銃乱射事件がしょっちゅうあるような世界と比べると、日本は天国だというのは、ほんとその通りかもしれません。私も、SFに住んでいたころ、BFのデイビッドから、「あぶないから」、と小銃を持たされていたことありました。

日本人かどうか?ってアメリカでは、分からないですよね、中国、韓国、日本、みんな同じ認識をされてしまいます。なので、海外では別の意味のストレスいっぱい。特に女性で一人旅とかは、私はレイプの危険が怖すぎてできませんでしたね…特にアメリカの田舎方面…中西部とか、特にそうです。

ところで、ティファニーですが

新しい日本人として期待。

同じようにクライミングも、日本の良いところと海外の良いところを組み合わせた、

真に時代の要求に合っているインストラクターズマニュアル

が必要です。スーパーアルパインでもなく、選手クラスのフリークライマーがやる記録を求める登攀じゃない、
 

 普通の人がやるロッククライミングの指導者マニュアル


です。

指導者への指導

が、最も欠けているものです。

いうなれば、ティファニーの親がいないって感じですかね?

■ 日本育ちのアメリカ人が経験するアメリカの現実!日本とアメリカの人種に関する考えからの違いとは?

こちらが親。こんな素晴らしいアメリカ系日本人を作ったのは、素晴らしい親だった。

2023/08/07

【私はどうやって生き延びてきたか?】自己確保の登攀ができるようになっておく

■ ロープアップされないマルチ

マルチに行きたい!って人が九州では多いようで、ロープワーク勉強会、というから行ったら、全然ロープワークは教えず、マルチピッチに無料で新人を連れていく会ってだけだったことがありました。

たぶん、マルチピッチに連れて行ってヤッホー感を味合わせ、そのあとにロープワークを教えよう、という作戦なのだろうと思いますが…

お菓子食べた後に、ご飯、食べます? 

普通のわがままな子供は食べませんよね?

そして、クライミング業界ってのは、わがままな子供っていう心理学でいうところの、FCという自我が優位な人が多いのです。

だから、順序は大事です。

フリーチャイルドが大きい人には、まずいものから食べさせないと、一生食べません。

つまり、ロープワークのあれやこれやは最初に教えて、お菓子の位置づけにあるご褒美マルチを後にしないと、そういう人たちは一生学ばないで、金魚の糞をしよう作戦に出ます。

■ ロープクランプ & ユマール & プルージックコード二本

というわけで、マルチに行きたい人がすべからく学んでおかなくてはならないことは、マルチピッチのピンチが起きたら、どうするか?ってことのすべてです。

1)リードの仕方

2)ロープがアップされないときの対処法

3)リードができないときの対処法

4)リードが落ちたときの対処法

参考: https://allnevery.blogspot.com/2019/03/blog-post.html

1)リードができること

当然ですが、どっちの人もリード技術があることが前提です。片方がリードできないのでは、それはガイド登山です。まぁ、すべてのピッチがリードできなくても、自分がリードできるピッチがあれば、良しとされています。

2)ロープがアップされないときの対処法

これがゼロで行く人が99%なので驚きます。

ロープアップされなかったら、セカンドは事故確保で登らないといけません。

それには、簡単な順に、ロープクランプ、ユマール、プルージックコード2本、のいずれかがいります。

最後のプルージックコードは、他のことにも使えるので、もれなく持っていくことになります。

3)リードができないときの対処法

これは、敗退ということです。敗退は、非常に難しく、たいていのクライマーにとっては、敗退のほうが勉強になります。

懸垂下降で降ります。

しかし、登るルートが屈曲していると、登ってきた支点にたどり着くことができるとは限りません。懸垂下降は垂直の直線だからです。

ロープの長さは当然ですが、登ってきたピッチの倍は最低いります。

4)リードが落ちたときの対処法

これも想定していないで岩場に来ることが多いです。落ちても、動けるなら、再度登りだせばいいだけです。たいていはそうならない。

なのでリードで落ちるような奴と登らない、という予防策みたいな対策も含まれます。

■ 事例

こちらの記録は、ロープが岩角に当たってロープアップされない場合の対応が、私の場合のですが載っています。

ロープクランプがあれば一番簡単で、フリーで登れます。ユマールだと自動的に動きに追従するわけではないので、エイドでしか登れません。

というので、自分の技術が身を助けた事例、って感じです。

私の失敗は、このような中途半端なリードをしても、それを成功だと思ってしまう理解レベルのクライマーと登ってしまったことです。

同じ行為をしたとしても、この自分の行動が良くない行動だ、と分かっている人と分かっていない人では、その経験の重みが全く違います。

クライミングが分かっているというのは、ものすごく漠然とした言い方で、たとえば、このムーブを出してそのあとはガバで…とクライミングムーブのつながりが分かっていることを、クライミングが分かっている、と言ったりもします。

つまり、課題は、ダンスのように、ステップのつながりがあります。最初、立ちこみで、次にキョンして、最後、マントル、とかね。

そういう動きだけに注目して、クライミングを分かっている分かっていないと判断するのは、登山でハイキング道を歩けるか歩けないかだけで判断するのと同じで、半分だけの理解です。

マルチピッチを含め、クライミングは岩場でやるショートでも、ムーブがばらせるだけでクライミングを貫徹できることは稀です。

分かっていない人は分かっていないことが分からない、というのが、クライミングの難しいところ…

なので、常に自分は分かっていない部分があるのでは?と疑う謙虚な心が必要です。

しかし、フリーチャイルドの自我が強い人は、周囲の人と同じなら自分はあっていると思ってしまいます。

しかし、現代は周囲の人の9割が全くクライミングを理解していない時代…カムが飛ぶって、大失敗って意味ですよ、っていう基本的なことですら、教え損ねられていて、カムの使い方を指導できる指導者には、私はまだ一度もあったことがありません。

40年登っていた私の師匠ですら、「俺はカム外れたことないけど、教え方は分からない」、と言っていました。

そもそも、教わるものではなく自ら習得するものではありますが、習得するプロセスを指導者が知らないために、指導もできない、というのが、日本人のカム習得プロセス…

勝手に使い慣れてくださいのレベルです。

というわけで、何年も登っていても、全く間違った理解をしていていも、気が付いていないことがほとんどです。

その人が自分が設置したカムが飛んで自分がグランドフォールになる分には、他人事ですが、マルチでロープがアップされないとなると、迷惑をこうむっている、と言うことになります。

なにしろ、クライミングは双方が楽しむために行くもので、一人がエイドでしか登れないのであれば、それはお手伝いに行ったということにしかなりません。

 マルチ=リードしてくれる人がガイドみたいになんでもしてくれるクライミング

と言う先入観が九州のクライマー特に私にリードを頼んできた人にはあるように感じられました。そんな先入観は危険ですので外しましょう。

ホント、技術が身を助けるってこのことです。というか助けずに、1ピッチ目でじっとしていればよかったですね。



2023/08/06

50歳以上でクライミングを楽しむためのヒント

 良い記事が回ってきたので翻訳を掲載します。

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Some Tips for Climbing at 50+
I find it great to go climbing at the ripe old age of 71. It is fun to move up vertical rock, and it trains my body without having to endure a dull fitness programme. Through climbing I meet old friends as well as getting to know new people. But I gain even more from learning to climb better and to reach seemingly unachievable goals. For other senior citizens with a similar orientation I have put together a few tips.
These suggestions were triggered by Steve Mc Clure’s piece “Old Folk”. Based on my own experiences, some of his rules were slightly changed and commented. Disclaimer: It is quite possible that my advice doesn’t meet the needs of every senior climber – each body is different, and we old ones should listen to it very carefully.
By the way – Steve Mc Clure calls all people over 45 “old folk”. He was 48 years old when he sent “Rainman” 9b, the hardest route in England at that time.
Even if you aren’t a leading climber like Mc Clure, you can profit from the following tips as an old geezer. Without suffering or mutating to a training monster:
1. Don’t injure yourself.
2. Train your strong points.
3. Stay or become flexible.
4. Climb regularly, also at a highly intensive level.
5. Don’t be scared of falling where it is safe.
6. Have fun!
Before you start to train (no matter in which form), you should set a concrete goal. “To get better” or to “keep one’s standard” isn’t clear enough. In contrast, to climb a specific route or to achieve the ability to climb routes of a certain grade are examples for precisely defined goals. This is much more motivating, and success can be verified.
1. Don’t injure yourself
  • Stay away from training on the campus board, bouldering in the modern style (dynamically between volumes - far too much strain on the shoulders!). Toprope bouldering is the much better alternative.
  • If something hurts or even only slightly twinges, it is better to stop at least until the following day and to look out for what develops.
  • Really warm up well. This can take a damn long time, especially in cold weather. I need at least 5 warm-up routes on the climbing wall with increasing difficulties.
  • Particularly train your shoulder stability. I only do two exercises twice a week, but more would be better, especially for people with long limbs.
  • Stop climbing before you get very pumped. Most injuries happen when you are tired.
  • Treat your limitations with care. For instance, “Egyptians” are dangerous if you suffer from arthritic knees, and people with elbow problems should stay away from locking off. Most often you can substitute risky moves with other techniques.
2. Train your strong points
Most climbing coaches would advise you to improve your weak areas of performance. But I believe that this is valid more for younger climbers who are striving to become high performing allrounders in every type of climbing, on rock as well as on plastic. At my age of now seventyone years I basically climb following the pleasure principle. So I don’t struggle up a horrible offwidth crack and avoid those revolting slopers. The climbing I most enjoy is on well structured limestone with small crimpy holds. People who prefer granite or sandstone, will naturally be dealing with cracks, that call for good holding power and advanced jamming techniques. People focussing on artificial walls will again have different priorities, like explosive dynamos and learning to work miracles on slopers by the laying on of hands. It is essential to concentrate on what you really enjoy and to choose your goals correspondingly. Then your chances for success will be best.
3. Stay or become flexible
To train general flexibility and body tension, Yoga (and Pilates) are certainly very suitable. For people who like to practice these methods, they certainly are an excellent complement to climbing. However, they are nothing for me, finding them too time consuming and difficult to keep up. So I train my flexibility specifically for climbing. For instance, to achieve high and precise foot placement, calling for active flexibility - the limberness and power to lift the legs very high. Also, an open pelvis is useful, allowing to keep your body closer to the wall, as well as the ability to perform extended spreads in dihedrals.
4. Climb regularly, also at a highly intensive level
If you want to climb hard routes at your personal limit, it will be necessary to pull really hard at the crux moves. Young people do this without holding back, while senior climbers tend to be more hesitant.
But your standard of climbing decreases if, for fear of injury, you limit yourself to the cruising routes.
Except for top athletes, it is probably sufficient to try hard crux moves once or twice a week, at 80 or 90 percent of your maximal power. In roped climbing, your projects will provide a perfect opportunity for this. Hereby you can try out new moves and improve your technical abilities. If jumping off isn’t a problem, of course you also can go bouldering.
You should climb hard endurance routes always after and never before the stress of close-to-the-limit maximum-power-moves.
To keep your endurance, one session per week is enough for the general costumer.
5. Don’t be scared of falling where it is safe
Fear kills the fun of climbing. And it also steals your strength, as you hold on much too hard if you are afraid. On top of that your climbing technique also often evaporates. So to lose your fear of leading can easily mean to advance a whole grade. However, healthy caution also has its place – see tip number one. Check out the situation rationally. Stay away from dangerous routes and don’t hesitate to disarm a hazardous section with a clipstick. But also don’t hesitate to fall if the situation is safe! If this seems difficult, you can take a special course in air traffic control or hire a coach.
6. Have fun!
For many older climbers like myself typical climbing training, maybe on a fingerboard or a pull-up-bar, just isn’t fun. So we don’t train long and hard enough - and the results are negligible. People of such persuasion can work towards their goals solely by climbing, if they follow a halfway systematic approach. But this also isn’t everybody’s cup of tea! Then you will have to accept, that the aspired goal is not that important after all and that your top priority is having fun. That’s fine too! If you’re old, you realize how little time you have left and how important it is to enjoy it.
This text has already been published in 8a.nu.
Thanks to Nicho Mailänder for the translation!
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■  翻訳結果 赤字当方
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50歳以上でクライミングを楽しむためのヒント
私は71歳という高齢になってもクライミングを楽しんでいる。垂直の岩を登るのは楽しいし、退屈なフィットネス・プログラムに耐えることなく体を鍛えることができる。クライミングを通じて古い友人にも会えるし、新しい人とも知り合える。でも、クライミングの上達を学んだり、一見達成できそうにない目標を達成したりすることで、私はそれ以上のものを得ている。同じような志向を持つ高齢者のために、私はいくつかのヒントをまとめた。
これらの提案は、スティーブ・マッククルーアの作品『Old Folk』に端を発している。私自身の経験に基づき、彼のルールのいくつかを若干変更し、コメントした。免責事項:私のアドバイスがすべてのシニアクライマーのニーズを満たさない可能性は十分にある。
ちなみに、スティーブ・マッククルーアは45歳以上の人をすべて「老人」と呼んでいる。彼は48歳のとき、当時イギリスで最も困難なルートだった "Rainman "9bを登った。
たとえ、あなたがマック・クルアのような一流のクライマーでなくても、老耄者として以下のヒントから利益を得ることができる。苦しまずに、あるいはトレーニング・モンスターに変異せずに:
1. 怪我をしないこと。
2. ストロングポイントを鍛える
3. 柔軟性を保つ、または身につける。
4. 定期的に、それも集中力の高いレベルで登る。
5. 安全な場所で転ぶことを恐れない。
6. 楽しむこと!
トレーニングを始める前に(どのような形であれ)、具体的な目標を設定すべきである。「上達するため」や「標準を維持するため」では明確ではない。それに対して、特定のルートを登ることや、あるグレードのルートを登れるようになることは、正確に定義された目標の例だ。この方がモチベーションも上がるし、成功も確認できる。
1. 怪我をしない
キャンパスボードでのトレーニングや、現代的なスタイルのボルダリング(ボリュームとボリュームの間をダイナミックに登る - 肩に負担がかかりすぎる!)には近づかないこと。トップロープを使ったボルダリングの方がずっといい。
どこかが痛かったり、ちょっとでもひりひりしたりしたら、少なくとも翌日までは中止し、経過を見守ったほうがいい。
ウォーミングアップをしっかりすること。特に寒い時期には、とても時間がかかる。クライミングウォールで、難易度を上げながら少なくとも5本のウォーミングアップルートが必要だ。
特に肩の安定性を鍛える。私は週に2回、2つのエクササイズをするだけだが、特に手足の長い人はもっとやったほうがいい。
とてもパンプする前にクライミングをやめること。ほとんどの怪我は疲れているときに起こります。
自分の限界を大切に扱うこと。例えば、膝の関節炎を患っている人は「きょんあし」は危険だし、肘に問題のある人はロック・オフは控えた方がいい。ほとんどの場合、危険な技は他の技で代用できる。
2. ストロングポイントを鍛える
ほとんどのクライミングコーチは、自分の弱い部分を改善するようアドバイスするだろう。しかし私は、岩の上だけでなくプラスチックの上でも、あらゆるタイプのクライミングで高いパフォーマンスを発揮できるオールラウンダーを目指している若いクライマーにこそ、この方法が有効だと考えている。現在70歳の私は、基本的に快楽原則に従って登っている。だから、ひどいオフワイドのクラックを苦労して登ったりはしないし、反吐が出るようなスローパーも避ける。私が最も楽しんでいるクライミングは、小さなクリンプホールドのある、構造のしっかりした石灰岩の上だ。花崗岩や砂岩を好む人は、当然クラックを扱うことになり、優れたホールド力と高度なジャミング技術が要求される。人工壁に集中する人は、爆発的なダイナモや、手を置くことでスローパーに奇跡を起こすことを学ぶなど、また違った優先順位があるだろう。自分が本当に楽しめることに集中し、それに見合った目標を選ぶことが肝要だ。そうすれば、成功する可能性は最も高くなる。
3. 柔軟性を保つ、あるいは身につける
一般的な柔軟性と身体の緊張を鍛えるには、ヨガ(とピラティス)が非常に適している。これらのメソッドを実践するのが好きな人にとっては、クライミングを補完する優れた方法であることは間違いない。しかし、時間がかかりすぎるし、続けるのが難しい私には何の役にも立たない。だから私は、クライミングのために特別に柔軟性を鍛えている。例えば、高く正確な足の配置を達成するためには、積極的な柔軟性、つまり足を非常に高く持ち上げるためのしなやかさとパワーが必要だ。また、骨盤が開いていると、体を壁に近づけることができる。

4. 定期的に、しかも集中的に登る
ハードなルートを自分の限界で登りたければ、核心部のムーブを強く引く必要がある。若い人はこれを我慢せずにやるが、シニアのクライマーはためらいがちだ。
しかし、怪我を恐れてクルージングルートに限定してしまうと、クライミングの水準が下がってしまう。
トップアスリートを除けば、週に1、2回、最大パワーの80%か90%でハードな急所にトライすれば十分だろう。ロープクライミングでは、プロジェクトがそのための絶好の機会を提供してくれる。これにより、新しいムーブを試し、技術的能力を向上させることができる。飛び降りるのが問題なければ、もちろんボルダリングもできる。
ハードな持久系ルートを登るのは、限界に近い最大パワーのムーブでストレスを感じた後でなければならない。
持久力を維持するためには、一般的な利用者は週に1回のセッションで十分だ。
5. 安全な場所で転ぶことを恐れない
恐怖心はクライミングの楽しみを奪う。また、恐怖心が強いと踏ん張りが利かなくなり、体力も奪われる。その上、クライミングのテクニックもまた、蒸発してしまうことが多い。だから、リードに対する恐怖心をなくすことは、グレードを1つ上げることを意味する。しかし、健康的な慎重さにも利点がある。トップアスリートを除けば、週に1、2回、最大パワーの80%か90%でハードな急所にトライすれば十分だろう。ロープクライミングでは、プロジェクトがそのための絶好の機会を提供してくれる。これにより、新しいムーブを試し、技術的能力を向上させることができる。飛び降りるのが問題なければ、もちろんボルダリングもできる。
ハードな持久系ルートを登るのは、限界に近い最大パワーのムーブでストレスを感じた後でなければならない。
持久力を維持するためには、一般的な利用者は週に1回のセッションで十分だ。
5. 安全な場所で転ぶことを恐れない
恐怖心はクライミングの楽しみを奪う。また、恐怖心が強いと踏ん張りが利かなくなり、体力も奪われる。その上、クライミングのテクニックもまた、蒸発してしまうことが多い。そのため、リードに対する恐怖心をなくすことは、グレードを1つ上げることを意味する。しかし、健全な警戒心もまた必要である。状況を理性的にチェックすること。危険なルートから離れ、クリップスティックで危険なセクションを解除することをためらわないこと。しかし、安全な状況であれば、落ちることもためらわないこと!これが難しいようであれば、航空管制の特別コースを受講するか、コーチを雇うこともできる。
6. 楽しむこと!
私のような年配のクライマーにとって、フィンガーボードや懸垂棒を使った典型的なクライミング・トレーニングは楽しくない。だから、十分な時間とハードなトレーニングをしない。そんな人でも、中途半端にシステマティックなアプローチを取れば、クライミングだけで目標に向かうことができる。しかし、これもまた、すべての人の趣味ではない!そうなると、結局のところ、目指すゴールはそれほど重要ではなく、楽しむことが最優先だということを受け入れなければならなくなる。それもいい!歳をとれば、自分に残された時間がいかに少ないか、そしてそれを楽しむことがいかに大切かということに気づくものだ。
この文章は8a.nuに掲載済みです。
翻訳してくれたNicho Mailänderに感謝する!

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感想

・人工壁でパンプするように勧めてきた人がいたけど、疑問だったよなー
・いきなりパンプルートを登らせようとする男性いたけど、疑問だったよなー

・落ちろ落ちろと40年物のボルトで言われたのが一番疑問だったよなー

・40代後半でボルダーってやだよなー


■ 今後の方針

・好きなタイプのクライミングに集中しよー ラオスかなー
・週1で十分
・ヨガとかバレエとか好きなので、継続。メインはこっちにしよー
・クラックも好きなので、継続
・スティッククリップは必要 
・アイスは継続 これ指も痛まないし、高齢者にも優しいクライミングと思います

2023/08/01

【ガイド】日本の夏山登山におけるガイドツアーは問題が多い

これは私が大阪OL時代に通っていた社会人ビジネススクールの講師の投稿なんだが…

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1日目は畳平(2702m)までバスで移動し、そこから乗鞍岳(剣ヶ峰)(3026m) まで。2日目は千畳敷駅(2612m)までロープウェイで上がり、そこから中岳(2925m)と木曽駒ヶ岳(2956m)へ。

さほどきつくはなかったのですが、帰り道で転倒した参加者が腕の骨を骨折。また初日は通常の道でも歩行がややふらついている高齢者が参加し、途中でリタイアせざるを得なくなり、ガイドさんに怒りをぶつけていました。

個人的な学びとしては、頂(いただき)はそれを目指している時に最も美しく見えるということ。そして高齢者はどれだけ身体能力が下がっても旅を求めており、そこにカスタマイズ旅行の未充足ニーズが広がっているということ。
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山の素人が山岳遭難を起こして危険、というニュースが周知しているので、ガイドツアーを使う必要のない人までもが、ツアーを使った場合の感想だと思った(笑)。

■ 問題1: 中高年という年齢の括りがおかしい

自分が中高年という年齢の括りになってから、登り始めたからなんだが…38歳で山スタートしたが、その頃、私も大手ツアー会社の登山ツアーに参加して、下界の町も、まともに歩けない、リハビリが必要なレベルのおじいちゃんやおばあちゃんが、低山だから、というので、甲斐駒黒戸尾根にすら出てこないような、ものすごい急登の山道で、崩落痕になっているのを、全員でトラロープを引っ張って、登るので、びっくり仰天したことがあった。

それ以来、ツアーには参加するほうが危ない、と心得て、一度も参加していない。

こういうことになってしまうのは、中高年と言った場合に40代以上になっているから。

まともな人は、自分だって中高年だし、と考えてしまう。

普通に考えても、40歳と、60歳では全く身体の条件は違う。当然だが、60代は弱い。特に運動習慣がない人。しかし、統計上は40代以上で中高年。遭難者の大半は60代以上です。

山岳総合センターで、雪上訓練に出た。滑落停止の基本技術で、七倉沢の雪の急斜面を背中で滑りながら、体を翻して、ピッケルを指す、という訓練があるんだが…4人のメンバー内で一発でできたのは私だけで、講師に、ピッケルの向きが反対だよ、と言われたのを、雪面滑りながら、あ、ほんとだ、と治してピッケル指すという具合のゆとり。他の男性クライマーたちは、全然ダメで、何度やってもできる人が一人もいなかった。この講習では、雪道歩きがあるんだが、なぜか一番私が足が速く、男性は50代までしかいなかったのに、全員がバテバテ。講師について歩けたのは私だけだった。

つまり、運動習慣を失った人は、それくらい弱いってことです。まぁ、働くってことは命を燃やした、って意味なんだし、名誉の勲章と思ってください。しかし、このレベルの人は山岳総合センターの、いみじくも”リーダーコース”に出ているので、ガイドツアーに参加する側ではなく、ツアーガイドになる側です。それで、このありさまです。

大体、山では体力は、年齢順、です。

■ 山での安全の約半分くらいが体力で、残りが計画を立てるという知力です。

その心は?

例えば、午後から雷の予報があるとします。4時間で歩ける人が、8時に登山口を出ると、山頂には12時につくことができ、午後の落雷には合いません。セーフ。つまり、安全です。ところが、体力がなくて、6時間かけないと歩けない人が8時登山口だと、もうバリバリ雷です。全然、安全じゃない。これを理由に、一般の人は、体力=山だ、と言います。

実はそうじゃないのです。6時間かかる人は、6時に登山口に行くのです。朝、起きれない?夜登山口に行って、そこで車中泊をすれば、朝起きたら6時出発になります。だから、65歳以上の高齢な登山者たちは、みんな車中泊なんですよ。あれは安全対策なのです。

このように、登山の安全は、半分が体力、半分が知性です。

これが分かっていない人は、下界の時間を山に持ち込みます。なので、山の遭難の約半分はもう登山口で分かっている遭難です。

■ 問題点2 : ”みんなで一緒” は、もう”ない”

日本の登山で文化的に問題なのは、”みんな一緒”という、根拠の希薄な前提です。

なにしろ、標準コースタイム、というのは、日本国だけの前提です。

海外では、誰にもマッチしない標準コースタイムなどはなく、あるのは、

 距離と標高差の表記

です。日本でよく見る団体ツアーも、基本的にありません。気楽に参加できるツアーはありますが、登山靴でなくても、歩けるようなレベル感のやつです。私はオーストラリアで、夫と観光登山に行ったことがありますが、基本、ロマンティックな山小屋の雰囲気を味わうもの、でした。ヨセミテもそんな感じだった。

”平均”という言葉は、”みんなができる”、”多数派”、みたいなことを連想させ、”平均に合わせなくては…”という力学が作用します。

これで、参加者全員が無理することになる。これでは、構造的に遭難予備軍です。

平均ピッタリの人なんて、世の中には一人もいないんです。あるのは個別。人の指紋が一人一人違うようにです。葉っぱだって一枚一枚葉脈が違うでしょう。

そういうことを学びに行くのが、登山なのに、ツアーに参加し、みんなに合わせる、ということが大目標になったとたんに、大事なものが見落とされ… 他人のお尻を追いかける旅となってしまいます。

脚力が弱く、足が遅い人が、無理して周囲に合わせて歩いたら、どうなるでしょう?

そりゃ急ぎますね? 急いだらどうなるでしょう? そりゃ、注力散漫になりますね?

注意力散漫になったら、どうなるでしょう? そりゃ、コケやすくなりますね?

ということで、個人で行くより、ツアーで行くほうが、もともとの体力が低い人には危険、です。

しかも、ここには、日本的な「足を引っ張って、すみません」が入るんです。無理に合わせてケガをしたうえ、負い目を感じるという、踏んだり蹴ったりな羽目が待っています。

■ 問題点3 : ガイドレシオの無視

こうした問題があるにもかかわらず、日本の団体ツアーはなくなりません。

それは、定年退職した人の中に、できるだけ安く、でも、誰かと登りたい、というのがあるからです。ケガをしたときの保険が欲しいんですよね。

それは、やっぱり保険なので、若い男性が適していると思います。あるいは、うようよ人がいるときであれば、誰か親切な人が救援に走ってくれるので、混雑した山を選べば、一人でもOKです。混雑した山=孤独ではない、です。

保険を得るために、無理をするというマイナスを甘受していては、本末転倒です。

団体ツアーは非常に問題が多く、大規模な遭難事件は、大体、ツアーご一行様なので、ガイド協会では、ガイドレシオといって、ガイド対お客さんの比率(宝剣なら1:5です)をもうけていますが、基本無視されています。バスガイドくらいの扱いです。法律で規制したらいいのにね。一向に個人ガイドを雇う習慣が身につかない日本人。

私は登山ガイドは、積雪期ガイドステージ2という、自然ガイドよりも上の資格を取りましたが、ガイドにはなりたくないです。ババ引きのババだからです。

60代のお客さんの足では、4時間の行程も、6時間~7時間かかるのに、前述のように、6時登山口、出発、5時登山口、出発にするのが、難しすぎるからです。お客さんは基本的に無知で、みんなが4時間で歩けるところが、自分も歩ける、という前提でいます。ところが、大体、高齢者は歩けませんよね。

となると、本来到着しているべき山小屋に、定刻にたどり着けないことは、ほとんど、登山口にいる時点で明らかなわけです。

となると、まぁ、雷予報の山頂に突っ込むか、森林限界の手前あたりで、ビバークするかになってしまいます。たいていが、12時ころ、が判断の時間になるので、それでは、お客さんは納得しません。お客さんの持っている”町の時間感覚”をベースにした感性だと、”え?まだ明るいよ”となります。 でも、雷って、回避しようがないんですよ。純粋に運です。でも、その時点では、天候、崩れていません。お客さんは納得しません。

で、結局、行くことになるでしょう… で、雨が降ってくる。雷になる。これで、お客さんがこりて、レインウエアを着て、下りましょう、というガイドの言葉に従ってくれればいいですが、たいていはそうならないですよねぇ…。えー、ここまで来たのに?ってなるでしょう。

まぁ、悪くすれば、そこで遭難です。純粋に運です。つまり、ABY遭難というのは、こういうことです。あのバカやりやがったぜ、の略だそうです。もう登山口の時点で遭難しているんですよね。

お客さんは、自分の無知が原因だとは思っていない。運が悪かったのだと思っている。ガイド、何とかしてくれよ、と思っています。そのためのガイドだろ、って思っている。

そりゃガイドは救助を求めて走りますよ、でも、なんで雷に打たれるかもしれないリスクを背負って走る羽目になったかっていうと、お客さんの無知なんですよね。

それで、雷に打たれたら、ガイドは職業上の殉死ですが、バカみたいな死です。最初から、出発前に、こうなることは分かっていたわけなんで。

裁判所の判決は、このようなケースでも、ガイドの注意義務違反になります。

ので、結局、登山ガイドというのは、いちかばちかのばくちを打ちながらしか、仕事ができない。

事前に一時間くらいの講義を聞いてくれるお客さんならいいのかもしれませんが、そんなのレジャーなんだから、ヤダってなりますよね。

おすすめ書籍: 
間違いだらけの山登り 「知らなかった」ではすまされない62項目 Kindle版
https://amzn.to/47ervfX

なにもかも、”標準コースタイム”がもたらす前提(無意識)に、”皆が同じ体力”という大きな誤謬が含まれるためです。

山の世界的団体、UIAAも、なんども、標準コースタイムを辞めよ、と日本に言ってきていますが、一向に改まらない。

なんせ、標準コースタイムに慣れすぎていて、標準コースタイムの何割で歩けるか?が、能力測定のモノサシになっているからです。

九州では、厳しい山がないので、自分が1時間で標高何メートルを登れるのか?という、標高を知る習慣すら失われています。本州で1700mと標識があれば、それは標高1700mのことですが、九州では、1.7㎞のことです。

そんな古い基準にしがみつかず、高齢者が安全に前夜泊で山に登れるように、登山口に広めの駐車場を整備したらどうですかね?七倉のように。まぁ、山岳地帯で駐車場確保は難しいのは分かりますが。

ちなみに、一般の人、普通の体力の人は、ツアーに参加するメリットは全くありません。

それより、登山の本を1、2冊読んで、常識、を仕入れてから、一人で行ってください。マイペースが一番安全なペースなのです。

一般に、山ヤと言われる登山のベテランや愛好家が、夏山の小屋に泊まっていることは、ほとんどありません。みな、人がいない山を選んで、テント泊、しています。山は不快なので行かず、大体、沢にいます。

ですので、ベテランと山で出会って教えを乞う、というのは、期待できません。夏山にはベテランは来ない。ここでいうベテランとは、一般縦走しかしない人ではなく、登山をオールラウンドに理解している人のことです。一般に、岩登り、沢登り、雪山とオールシーズン登っている人のことを指します。

そういう人が、山小屋のご主人である、という確率は、比較的高いです。

ので、一番いいのは、山小屋のご主人に、個人ガイドを紹介してもらうことです。最適なガイドとは、その山を足蹴しく年中通っている人のことです。 

八ヶ岳を登るのに、九州のガイドを雇って、一緒に八ヶ岳まで連れて行ってもらう、っていうのは、素人を連れて行くのと同じことです。山にはそれぞれ個性があり、危険回避の方法も異なるのです。

私もガイドができるというと、糸島の山に一緒に行ってもらいたい、と言う人が出て、困ります。私が分かるのは、八ヶ岳です。なんせ八ヶ岳には年中通いましたから。

そういう山の個別性を理解せず、ガイドなら、どこの山でも案内できるという発想が、どこで生まれるのか謎です。

普通の町を案内してもらうのでも、普通、詳しい人に教えてもらいますよね?パリに行くのに、東京のタウンガイド連れていきます?行かないでしょう?

というわけで、一番良いのは、自分の好きな山を見つけ、簡単で安全に登れる難易度のところから、一歩一歩、自分の足で自信を深めながら登ることです。

そうすれば、帰納法的に、山というものは、こういうものなのだな、と一般的な山のことが分かるようになります。失敗しても大きな傷にならない山を選べばいいのです。

このようなことを教えてくれる人がおらず、不安がっていると、私が連れて行きましょう、という人が出てきますが、避けましょう。

不安は、正しいことです。その不安に向き合い、つぶしていくプロセスで、人は成長します。

これこそ、山が教えてくれる、ビジネス界にも通用する、人生の教え、です。






2023/07/31

【クライミング世直し】海外バムクライミングのリアルなYoutube動画アップを

■ たぶん、海外で登っている人は動画

をYoutubeにアップしたら、”ザ・日本男児”って感じの日本国クライミング界の発展に寄与すること、間違いなしです(笑)。

たぶん、相当に嫉妬(ルサンチマン)で攻撃を受けるだろうけどなぁ…。女性の嫉妬より、男性の嫉妬のほうが恐ろしいからなぁ… 日本では。

それでも、ペツルで働いている君は、嫉妬の攻撃から守られていると思うぞ?

あるいは、パタゴニアで働いてる君も。

あるいは、スポーツクライミングでワールドカップで優勝した君も。

なんせ、日本国は遅れていて、1位のやつ以外は、黙っておけって文化で、

 民主主義って何のこと?

状態なんですよ…。そこで、黙っていること自体がこの事態の悪化に加担していることになる…

とはいえ、フツーに岩場で登っていたら、みんなにシェアすべき、目新しいことはないよなぁ・・・フツーなんで。

でも、フツーであることに意味があるのが海外。日本人は海外ってだけでビビっているわけなんで、特に日本国男児はビビっているわけなんで、フツーの様子を動画で回すだけで意味があるのが現在。ばれてしまえば、意味がなくなるので、今、海外ってだけでキラキラムードな今しかできない読者獲得だと思います。

世界中が、国境がなくなり、人類皆兄弟化が進んでいる中で、なぜか日本だけが、俺なんて・・・とイジケて、世界の仲間入りしていない現在… いいもん、日本国内で遊ぶもん、みたいな感じに特に男性クライマーたちは、なっているような気がしないもでもない…そういう人がひがむので、心理に配慮して海外情報の発信もはばかられる…と言うことになっていると思うんだが。

一位なら発言していい。記録なら発信していい。つまり、それ以外はダメって風潮がなぁ…

特に、女と子供はいたぶっていい、っていうのが、元々の男尊女卑カルチャーの根底にあるので、それはたぶん、劣等コンプレックスの裏返しのように思われるので…おそらく、たぶん、儒教あたりから来ていそうですが…

と言うわけで、女性よりも若い男性クライマーが今のところ、クライミング界では、一番発言パワーがあります。

肝心のやつらが、目上の人に、にらまれたら、俺、泣いちゃうーと、たいしたことを発言できず、5.15登れましたー以上終わりである、ということが、日本のクライミング界が発展できない理由であると、バレエダンサーのユーチューブを視聴して分かりました。

ちあこちゃんねるみたいな若手クライマーのチャンネルがあれば、あとに続け!と続く人が大勢出て、一気に日本のクライミングは、昭和(1980年代)から令和にブラッシュアップしそうな気がします。

はやく令和になってくれ~

って、30年も前にアメリカにいた私ですら思います。はやく追いついてほしい日本。

ある海外のクライマーのゲストハウスの本棚