2022/10/03

エイドルートはエイドルート フリークライミングのルートはフリークライミングのクライマーが作るもの

■ 届く、届かないはON/OFF

この絵を見て、分からないなら、どう説明していいか不可能ですね。

ホールドに届くか?届かないか?は

能力の問題ではない。

努力の問題でもない。

本人が変えれることでもない。

ってことが、なんでクライミングになると分からないんですかねぇ?

日本のクライミングは、元々、エイドのルートを後でフリーにしたときに、エイドで使ったボルトをそのまま、再利用したという事情があるのかもしれませんが、

フリークライミングの旋律

になっておらず、エイドクライミングの旋律のままフリークライミングを踊る、

みたいなことになっています。最初から、フリークライミング、として開拓されなければならないのです。

なんせエイドクライミングの場合、全部道具に頼って登るわけですから、基本、遠くに手が届くかどうか?の戦いで、岩の形状なんて、眼中にありません。

エイドクライミングの歌を歌っていたルートに

フリークライミングの開拓の栄誉…つまり、完全にロープなし(頼らずに)でグランドアップで登れるカモ?という、かすかな希望を胸にトライしてみて、一撃で登れた

(一撃って言うのが大事ですね。なんせ一撃でないなら、後はスタイル上の差異の戦い)

…を与えるのは、間違っています。 

エイドクライミングのボルト配置をフリークライミングに、そのまま与えること自体が間違っているのです。

そんなことしているから、”フリークライミングの”開拓者の業績が、過小評価されるわけです。 

ちなみにアルパインクライミングをやる人は、基本、”エイドありの何でもOK”で登る人です。フリークライミングというのは、道具をもちいないルールなので、評価の基準が全く違います。

■ 開拓者の業績

自分のボディサイズで、あそこの岩が登れるか? 

それが、その人の岩に対する 耳、です。岩の語る歌が聞ける、そのヒアリング能力があるか?ないか?ってことです。

そのヒアリング能力で、聞いたものを聞いたように後に人に伝えるためにボルトがあるわけです。

チョークをつける、つけない。 ヨーヨースタイルで登る、登らない。

フリークライマーが、ただ叫ぶだけの動画で、岩の歌が聞こえている様子を伝えられると思う理由が分かりません。

雄たけびは、翻訳すれば、怖いよーです。かっこいいと思ってやっているなら的外れです。

ココが核心だよーと言いたくてやっているなら、これぞって時に取っておかなくては。課題で何回もだったら、まだその課題に来るなって意味でしょう。

確かに声を出せば力は出ますけど、その様子で何かを語れると思っているからやるのなら、全然違うでしょう。語りが全く足りません。

ニンジャの動画見せてもらいましたが、ステファン・グロバッツの、スの字も出てきませんでした。それで、初登者のスタイルを尊重せよって無理な話です。 

そもそも、誰も初登者のスタイルを重視なんてしていないじゃないですか… あるのは自己PRです…

2022/10/02

I met Hisashi Watanabe, a dancer and jugler and artist

 I've gone to the "handstand" gathering in Itoshima yesterday and was fun! 

so this is the report to everyone. 

A Jugler and Dancer Hisashi Watanabe was "found" in Europe, in France. 

See his video here. 

 

He and she is talking about freedom and that is very interesting.

This is his art.

I know everyone is wondering about how they managed their financial of the travel, but my own experience in two years in the U.S. when I was 20 to 21, also 2 month in Melbourne in 38 tells me you'd do anything if money comes short. 

You will be very creative, and start making money that's all.  

See, Hisasahi is making money out of his 

 hand stand!



■ Yuji was also in EURO

It is very known that young Yuji Hirayama, now the Japan's no1 top climber of all, was in the west 7years...

 Every climber, should go to abroad at their teen or at the latest, in their 20's

It's my personal opinion. 

You see this youtube and know what I mean. 

I was in the city of San Francisco for about 2 years myself, and I lived 6 different neighborhoods and was all so much fun! 


 

If it is too difficult for you to live in abroad, then, goto Laos, green climbers home! 

There will be all the young and old western climbers from Europe and the US...even from Araska! 

Japanese and Korean are only old people... no young ones... too sad. I think I was actually the youngest of all Asian and was an only female climber. 

 


Climbing abroad or even living abroad, is NOT difficult at all, it is 

 your jealous

making it so difficult.  Your jealous works against you, make you blind about the useful information like this one. 

I went Laos WITHOUT a partner. 

I GOT a partner and climbed in Taiwan with him. 

You go there to get one.  

No need to bring one.  

If you go there with a partner, why does anybody feel the need to help you?

You go there alone and that's why you are saved. 



 

自由の世界へ…倒立の会の Hisashi Watanabe 存在がインスピレーション!

■ サーカスだんvol.2ゲスト渡邉尚&儀保桜子

この動画は、昨日倒立を教えてくれた渡辺先生の動画ですが、彼の

 身体知

に対する考えが上手に語られています。どんどん頭でっかちになっていく社会の中で、

 体の使い方についての知識

は忘れ去れる方向にありますが、人は、動くから、動物。静物じゃなくて、動物、なんですよね?

人が人として生きていくことの半分くらいは、動物、動くものとしての本性を全うしてい行くことにあると思います。

倒立も、クライミングも非日常の動作ではありますが、足で立つ、を 手で立つ、に変えてもいいし、

 水平面を歩く、

を 

 垂直面を歩く  (→ 2点のカウンターバランスが必要になる)

とか、

 オーバーハングを歩く、(→ ボディテンションが必要になる)

に変更してもいいのです。 

     ルーフを”歩いている”私 私ができるんだから筋力じゃないですよねぇ?

ちなみにルーフでは、リードのほうがえらい、は覆されます。ロープが前に出ていても、後ろに出ていても、一緒です。落ちたら終わりです。

■ 自由とは?

動画では、自由とは何か?が語られています。

誰も見ていない”世間体”とか、どこにもありもしない”普通” に囚われている日本人には、本当の意味の

 自由

は、ヨーロッパくんだりまで行かないと、疑似体験できないものかもしれません。 

フランスではアートが強く保護されているそうで、その

 金魚鉢の中での自由

であるようではありますが、自由を疑似体験した後に、

 実践

しているのがえらい。と思いました。私も若いころ、疑似体験までは行ったと思いますが、その後、日本に帰国して、

 不自由の中の自由

です。心は自由だな。周囲の人を見てそう思いますが、それが気に食わない人の攻撃がめんどくさいです。

 

■ 世界のユージだってヨーロッパに7年放浪

さて、若いクライマーの皆さんにお勧めしたいのは、

 できれば10代、遅くとも20代で海外で登ること

です。 

この動画を見れば、勇気が湧くでしょう。

 世界的クライマーの平山ユージさんが、7年のヨーロッパ放浪を経ていることは有名な話ですが…

わたくしも実は、海外方法組です。20代に張ったところで、2年のカリフォルニア…。

富豪だったんですねーとかいう人がいますが、私、母子家庭で3人兄弟。アメリカに行ったとき財布の中身2万円。バンクアカウント?なんのことですか?状態です。

そもそも、大学だって自腹で行っています。そんじょの親のすねかじりと同じに扱わないでください(笑)。

で、海外ですが。

アメリカの郊外とサンフランシスコ市内に暮した経験があります。

郊外へ最初は住み込みバイトで降り立ち、その後は、住み込みから、通いのバイトへ独立して、サンフランシスコの郊外からシティへ移りましたが、シティでは6回引っ越しました。

週に2日程度働いて、メキシコ人コミュニティで有名な、ミッションディストリクトに暮し、楽しくヒッピーライフを送って、英語を習得して帰ってきました。

2年いたのは、当初の予定の1年では、まだしっかり英語を習得出来た感じがなかったためです。一つの家庭に住み込んでいることは、最初のうちは必要な保護でしたが、1年後には補助輪外したいなと思うようになり、シティへ引っ越すことになりました。

初めて済んだ家は、ミッションのガンショップ2階。最初は、試し打ちした、という銃口だらけの壁にびっくりして、ここは危険かも?と思ったのですが‥、店の人に言わせると、

「銃の販売店だから、毎日、警察官が立ち寄る。うちほど安全なところはない」

という話だったので、それもそうかも?と思い、安心してそこへ住むことに。 

それで、しばらくミッションにいたんですが、暮らしやすかった。メキシコ人のコミュニティで、物価も安く、必要なものは、ゲイの人のためのスリフトショップで、ボランティア活動していれば手に入りました。

ミッションはアーティストの住処でもあったので、ミュラルやアンティークショップが多く、私の好みでヒマつぶしには事欠かず。

気に入ったカフェは、レズビアンがやっているカフェだったのですが、常連だったので、コーヒーとサンドイッチで午前中いっぱい、辞書片手に英語の勉強…ほかの常連さんが、分からない英語を助けてくれました。

サンフランシスコは、伝統的に日系人が多い町なので、日系人の家庭に介護の仕事に行ったり…、主に英語しか必要でないことを着眼点に仕事は決めていました。なにしろ、英語を勉強しに行ったのに、英語話さないで済む仕事しても意味ありません。ので、日系の日本食レストランでのバイトなどはスルー決定です。

色々、楽しく、無償の仕事=ボランティア&有給の仕事を合体した体験学習みたいな感じで、暮らし、ミッションの他、ステートユニバーシティがある、Ingelside heights, Presidio heights, Bernal heights, HeightAshubery, Richmond などに住みました。


 英会話学校のボランティア生徒役をしたら、あっという間に上達し、みんながビックリした。そういえば…。

英語学習ソフトのテスターもやりました。当時からソフトウェア開発部のテストやってたってことになりますね。 

運転免許はアメリカではじめての免許を取りました。フリーウェイは広いので初心者向きです。

郊外にいたころは、アダルトスクールに通っていました。日本人は自意識では英語ができないと思っていますが、世界のみなさんは、今からABCを覚えるレベルなので、クラス分けされると上級クラスです。なのに、恥ずかしがりで正解でないとしゃべれないので、なかなか英会話力が身につかないですよね。

恥ずかしさを克服するポイントは人それぞれと思いますが、日本人だけの中学校の英語のクラスでは、英語らしく発音すると馬鹿にされるので、誰も

 できることをできるようにやらない

のがネック。つまり、みんなと同じへたくそに収まっていないと仲間外れにされるので、

 仲間でいるために下手くそになりたい!

というのが本音なのが英語。

そこを、ちゃんと英語が話せるようになりたいのは、私自身の真の願いだ!

ということに変換できないと、当然ですが、英語が話せるようにはなりたがっていないので、話せるように当然のようにならない。

英語が話せるようになりたいのは、一体誰なのか?

自分である。

という自覚が必要なのが英語の習得です。

若い人頑張ってね!

私はとっくの昔に習得したので、今はちょうどよい機会なので

 倒立、頑張りまっす! 

先生がダンサーなのが嬉しかった☆

胃を締める、という身体知

■私の身体知の旅は

私の身体知の旅は、プリエとは何か?からスタートし、”引き上げ”だの、丹田だのを獲得することで進行したわけですが…

 胃を締める 

もバレエミステリー用語の一つです。

で、今回も、胃を締める、出てきた。 胃を締める=胸をまっすぐ、でした。

■ 倒立の会、その2

倒立のほうは、徐々に覚えるという方法論で、昨日やった”技”は・・・
 

1)肩立ち(ヨガのサルバンガーサナとと同じ)
2)片方の肩立ち
3)頭とつま先の3点立ち
4)頭と手の平の3点立ち 徐々に手を不安定にしていく
5)手の2点での倒立 壁を使って
 

です。頭のツボ 百会をめちゃしこたま押したような?
 

普段ヘッドスタンドはしているのですが…

■ 倒立は自己整体

先生いわく、倒立は自己整体だそうでした。自分の体の弱点が分かるということです。

私はクライマーなので、肩がほぐれたらいいなって思ったけど、弱点は、胸椎らしい。

腕を最大に伸ばした状態で、胸椎をそらさないでまっすぐにするって言うのは、なかなか両立が難しかったです。

胃のところにあるチャクラ…第三チャクラの当たり…みぞおち辺りですが…を締める。

バレエの先生にもだいぶ、注意されたけどなぁ。治らなかったんですよね…(笑)。アイスで凍った滝を登っているときは、めちゃ締まっているので(というか締めないと登れない)、それで、アイス好きだったのかも?です。

下っ腹はプルプルだけど、胃のところは、アイスを登るモードの時は、シックスパックみたいになっています(笑)。

形、上下さかさまなだけで似ていますよね!


■ 小指LOVE

その他、アックスを振るときに、小指だけに引っ掛けて、アックスを握らないように使うんですが、それも小指の知恵、で教えてもらって、一緒だった。

人間の体の使い方に対する知性は、どの分野でも同じなんですね!ま、当然と言えば当然か。

アイスもクライミングもパワーだという誤解が強い分野だけど…倒立もそうだった!

九州では、フリークライミングはあまり習得に適した環境(縁)がないので、

 倒立

を頑張ることにします!

倒立の会でインナーチャイルド癒し

■ インナーチャイルドの癒し

 昨日は「倒立の会」とても、楽しかった。 

何人か、チビさんを連れた家族もいて、チビどもが、際限なくパパにギッタンバッコン(膝に乗って蹴り上げてもらう動作の事です)をされたがる様子を見て、自分がチビのころ、体を使った遊び、をしたかったのに、ママがあんまりそういうのは得意でなかった、体が弱そうだった…ので、子供ながらに、”あ、ママにするとママが壊れる…(汗)”と、思っていたことが分かった。母親にしてもらわないとするとパパなんだが、うちにはパパはいなかったので…。

45年遅れ?くらいで、遅れを取り戻し中(笑)。

■ 失敗2連続 フリークライミング&アシュタンガヨガ 

体を使う遊び=クライミング、で、今頃クライミングなどという、高度過ぎる課題に取り組むことになったんだろう…

九州は以前いた山梨と比べ、クライミングに関しては洗練度が低い土地柄で、あまり適切なムーブ指導が得れそうになかった。だいぶ指導できそうな人を探してみたが、全然ダメっぽかった…。

例えば、東京で、パン2の内藤さんがやっているような指導があれば、得たいのだが…。

ダメなら別の活動をしよう!ということで、アシュタンガヨガを習いに行ったんだが、あまりアシュタンガのほうでも、指導法が身体知によらず、継続だけが是!式の続ける以外に知恵がない指導法が主体で、それなら指導者がいなくてもできるっていう話だし…。

良い指導…私がピン!とくる指導のことだが…は得れず、得られたのは、胸椎捻挫(笑)。

どうも指導者クラスが天才児過ぎたり、忍耐を是とする思想しかない根性論が成功法則だった人だと、私のような、ごく普通の人に指導するには、マイナスらしい。

■ ダンスとジャグリング出身の先生

今回の先生は、ヨガ出身でなくダンス出身…つまり身体知の追求路線…で、大人のバレエからヨガの指導者へ進み、ヨガ界のスパルタ式指導が大人にはあっていないと思い、なんだか辟易していた私には、ぴったりの指導法だった。

手前が先生。奥の深い前屈している人が私。

■ 皮膚のゆとり

何が?かというと… ストレッチというのは、

 皮膚のゆとり

が大事という着眼点。

私も前屈は、得意なので、それなりにストレッチ理論は、自分オリジナルのを持っているが…先生のも、かなりオリジナルで、新しい身体知を教えてもらって楽しかった。

皮膚が緩まっていないと伸びないよって話。かいつまむと。

■ マインドフルネス

余談ですが、ヨガを教えている人に、前屈をストレッチと表現すると、侮辱になります…ヨガでは、瞑想的(マインドフル)であることを条件にしているので…。 

渡辺先生も、ちゃんと、というと変ですが、聞こえてくる周囲の音に耳を澄ませ!と言っていたので、マインドフルネス(=瞑想的であること)を支持しており、ストレッチ効果自体がマインドフルネスから得られることは、当然ですが、ちゃんとわかって指導しています。

ヨガの人が、キーっ!とならないように…一応念のため…(笑)。

ポジティブバイアスの悪用

■ ポジティブバイアスの悪用 

=ちゃっかり、であるなぁ… としみじみ実感中。

栄養学的に満たされて、正常な思考回路回復中です。 

仏教では、ネガティブバイアス(=煩悩)、ポジティブバイアス(=きれいな心)です。

しかし、善意を持って解釈すると、本当に起きている事を正しく見るのではなく、相手に同情的に解釈してしまう…相手の事情を慮ったしまいますね。

この心の動きは、心がきれいな人の習性です。習性なので、なかなか本人からは気が付けない。

例えば、私は、ずっと、

 無知、

がクライマーを命の危険にさらしていると思っていました。これがポジティブバイアスです。


ところが、事実起こっていることは?

 わざと危険になるようにしている、

 危険でなくてもいいのにも関わらず、危険にしている(ランナウト)

ということです。

小さくは、

 敗退を想定しないロープ配分  = 1本でルートに行く

 とか。 慢もいいところ…。

無知が原因ならつける薬があるけど、わざとやっている人たちにつける薬はない。

というので、こんな人たちと付き合ってること自体が仏教でいうところの悪なのだとわかりました。

九州に来て以来、クライミングでは、ほとんど、慢か、嫉妬か、そんなのにしか遭遇しませんが…

なんでなんだろう?


 

2022/09/30

トポに初登スタイルの情報を

■ 赤チョーク

ある投稿…

ーーーーーーーーーーーFBより引用ーーーーーーーーーーーー
Ninjya 5.14a
二子山の美しき流れ5.14dを登って、少しクライミングは休もうと思っていたら 二枚目の写真が送られて来て
もう一目惚れしたルート、まだ写真だから分からなかったけど、いざ会いに行ったら本当に綺麗なラインで僕を虜にした。
大きな25mの一枚岩の真ん中にボルトが4本打ってある、1番簡単な弱点を突いて登って5.14a
めちゃ良いじゃん
初登の @glowaczstefan はグランドアップで落ちる度にロープを抜いてムーブの確認もしてないらしい
僕は2年トライして登れず、やはり週末、しかも1日しか行けないとコンディションに悩まされてストレスにも感じてしまった
なので、天気に左右されない二子山の乾杯5.14cでトレーニングしてから戻ろうと考えた乾杯は予想通りストレス無く毎週トライ出来た
乾杯も2年かかったけど、その後また2年のトライを経てニンジャを完登する事ができた
僕のクライミング人生で登ったルートの中で間違い無く1番綺麗なルート。
チョークは使うし、マークもつけるけどさ、少し考えたらわかるだろーよ
赤で印つけたら目立つしダセー事くらいさー
もうやめてね
せっかくかっこいいラインなんだからさ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

■ スタイル無視… = 無知

何年もクラックを登っていても、スタイルって言うことには、目が向いていないのが、男性新人クライマー。

登れたか?登れなかったか?の白黒思考なので、スタイル、っていう発想は、きちんとフリークライミングの歴史を追求している人しか、分からない発想なのかもしれません…

なんせボルダーは、スタイルはゼロで、何やっても登れればOKみたいな世界になっています…

こうしたクライミング文化の劣化を防ぐには?

  トポに初登スタイルを追加していくプロジェクト


をしたらいいんじゃないですかね? 

■ 失われつつある文化

昨今はジムに岩雪が置いてあること自体が稀です。

https://tamasaka.typepad.jp/tama/2007/05/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E5%B2%A9%E3%81%A8%E9%9B%AA-%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%96%EF%BC%99.html

福岡に来て岩雪があるジム自体を見たことが一回もありません。福岡のジムで置いているところはないんじゃないでしょうか?置いてあっても、かろうじて、ロクスノ、です。現代のロクスノは、全然ロマンもスタイル情報もないし…。

情報がないので、初登時のスタイルを重視しろ、と言われたところで、初登のスタイルを知らない、分からない、のかもしれません。昨今のクライマー君たちは…、現代の若い人どころか、年配で地元で尊敬されている人ですら、動くようなものに道標付けてそれを自慢にしてしまうレベルです…。

しかも、外ボルダーの影響で、どんな汚い手を使っても…例えば、粘着性のあるチョークとか…登れさえすれば、成功と思っているのは、ごく普通のクライマーです。

アルパインを長い間(例:10年とか)やったようなクライマーでも、ロープがスタックして登れなくなったりしても、登れた!と結果オーライの判断になって、反省するどころか、自己肯定感、高くなっちゃう(汗)。

だれかちゃんとした指導者が必要そうです。

結局のところ、

 ニンジャって言って分かる人

が、クライミングを教えていないで、全然そんなのは知らない人が、教えているわけです。

トポに初登の時の、スタイルがどうだったのか?エピソードを書き込んでいく、というようなことをしないと、登れさえすればどんなスタイルでもいい、というボルダーのルールをリードに持ち込むため、本気チョーク、どころか、赤チョークでも、悪気なくやってしまう人が後を絶つことはないだろうと思います。

 

 

画像(ステファン・グロヴィッツの最近の投稿https://www.facebook.com/stefanglowacz から…)

トポがアートで驚いた…

■ ムーブの解説を書いてしまう開拓者達…

開拓者は、のぼってもらいたいという気持が強いので、例えば

 ”核心部は、3ピン目と4ピン目の間”

とか書いてしまいます…。 

核心が1ピン目以下にあるのであれば、ビレイが困難になるので、5.10代などの入門者向けグレードでは、注意事項として書いたほうが良いかもしれませんが…

一般に3ピン目以降は落ちても安全なのが、フリークライミングなので、よほど、3ピン目でランナウトしていて、そこで落ちてグランドフォールの危険があるのではない限り、核心がどこか?を書くことにそんなに意味があるとは思えません。

ムーブを細かく解説しているトポを見ると…過保護系な母親を連想したりします。

そう言う内容ではなく、トポには、

  初登時のスタイル 

ラッペルか?グランドアップか? チョークはつけたのか、ノーチョークなのか?どのような苦労をして登ったのか? 何日かかったのか?

そういうことを書いたほうが良いと思います。

男子は、突破力の1点豪華主義で、5.12が登れると自己申告してきても、その内容は?特定の自分のお買い得5.12だけが登れるという意味だったり、その登った5.12は〇〇日間もうんうんうなって登ってものだったりで、結局、山にある10cで2時間半とか、かかるかもしれません… オールラウンドな自分の実力を正直に申告したいという人は少ないかもしれません。

そういう事情の中では、

 トポにムーブの解説があると、得意で登れそうなムーブのルートだけに行きたい、

というニーズが出てきてしまうかもしれず…ますます、一点豪華主義加速。

 トポにムーブは書かない

というルールはクライミングを提供する側が徹底したほうが良いかもしれません。


2022/09/29

やっぱり崩れたよなーの図

 皆伐跡地の再造林地… こんな林業やったらダメって、木を切り倒す前から結論がでているのに、ウッドショックで、木材価格が上がったと思って儲かると思ってやっちゃうんですよね…

クライマーと地域をつなぐ活動も、よーく気を付けていないと、クライマーを

  自然破壊の手先

にしてしまう結末になります。

再造林をしてくれる人を探している林業は、

 ババ抜きのババを引いてくれる人

を探している林業です。誰もやりたがらないのは、人手がないからではなく、

 やっても意味がない

からです。その証拠に大型フォワーダを自社で買って、10年で返済可能な勢いで木材搬出業者はもうかっていますし、フェラーリも買えそうです。一方植える人、は、この写真のような結果を被ることになります。


雪崩講習、ビレイ講習、雪上確保、岩場のレスキュー

■ やっていて当然のことをしていないで、山に行く=そりゃ遭難するわな

本来、山やになるには、やらなくてはならないことは、登山者自身が主体的に考えれば、分かる程度のことです。
雪の山に行くのに、雪崩講習を受けずに行けば、当然その人は雪崩に喰われるリスクは高くなります。
クライミングをするのに、ビレイの講習を受けずに行けば、危険にさらすのは、相手であり、自分は人を殺す可能性があります。
そういう本来しなければならないステップを端折って、
 名誉だけを得たい

2022/09/28

弟の死とクライミングの関わり

■ こころの働きの不思議

弟が亡くなったのは、もうずいぶん前です。弟は突然死で、24歳で亡くなりました。

余りに急だったので、よく分からないまま、平常の日常に彼の死は埋もれて行きました。
 

あまり弟の死の意味を深く考えることもないまま、40代になり、クライミングを趣味でするようになりました。しばらくは楽しいクライミングでしたが、疑問に思う言動が多く、悩まさせられました。

とくに九州に来てからは、

 命知らず自慢をわざと行い、

 生を軽んじるような言動を繰り返す、

そのようなクライマーたちの在り方に、ものすごい違和感を感じるようになりました。

もともと私は優等生タイプなので、粋がりで、命を落とすような 

 ”幼稚さ” や ”あほくささ” 

とは、そもそも相性が悪く、そのようなメンタリティとは、無縁のタイプです。

■ 自分を守る盾(自分らしさ)を失ったこと

問題は、そのような自分を守る盾になっていた、

 本来の資質

が、弟の死、によって、生かされなくなったということです…。

相手の生死について、責任を感じてしまうということです。

■ 弟思いの心=弱点

私の周りには、弟思いの私の思いに


 ちゃっかり便乗、
 

したいという人が集まるようになりました。

■ 山やになるためにしなくてはならないこと

本来、山やになるには、やらなくてはならないことは、本人が主体的に考えることができます。

雪の山に行くのに、雪崩講習を受けずに行けば、その人は雪崩に喰われるリスクが高くなるのが当然です。

クライミングをするのに、ビレイの講習を受けずに行けば、危険にさらすのは、相手であり、あなたは人を殺す可能性があります。

俺はもう分かってるから行かない、と言って、奥村講習に来ない=傲慢です。

本来、毎年岩講習をやって、当然なのです。

そういう本来しなければならないステップを端折って、
 

 名誉(結果)だけを得たい
 

という人が集まるようになり、

 殺されるかもしれない、というリアルな恐怖

が生まれるようになりました。 この恐怖には、合理性があり

 無知 + 傲慢 = 死 (それもチンケな)

 が、初心者山やの死の公式みたいなものだからです。 

無知と傲慢が、私の幻想ではなく、本物であることを何度も確認することになりました。

これが、九州に来てから、私のクライミングの歴史に起こったことです。

よって立つ技術を向上して行かないのに、難易度だけを上げていけば、当然、死に近づきます。

 

自分より肉体的能力の劣る女性に、ちゃっかり便乗して登ちゃおう!という男性の、どこが男らしいのでしょう?

2022/09/27

ふたりのA木

■ 子どものころの傷

18歳のころ、母は私の心の優しさに付け込んで、自分の責任である弟と妹の養育まで、長女の私に押し付けようとしたわけですが、そして、ちゃんと私はNoと言って、お断りしてきたわけですが(行為)、
 

  そんな親でも心配になる(因)
 

ことに変わりはない。業力不滅で、業力…愛情…は、残っているわけです。

似たような状況で、同じ業(スキーマ)が繰り返される…
 

■ 一人目のA木さん

師匠の青ちゃんは、憎めない性格の、大人げない、お父ちゃんタイプの人でした。

どれくらいやんちゃ(=大人げない)か?というと、韓国でクライミングしていて、店からつまみ出されるくらい大人げない(笑)。ああ、私のいる時でなくて良かった。

娘のことが目の中に入れても痛くないほど可愛いみたいで、社会的な成功をすでに収めた後の私から見れば、そんなことで自慢するの?みたいな内容(つまり、自慢話にならない)の娘さんの自慢話をしてくるのでした。そのため、私を可愛がってくれるのは、本当は娘さんがクライミングをしてくれたら嬉しいけど、してくれないので、代わりなのだろうと思っていました。

しかし、3年前の今日の記録をみたら、弟子の私が右膝脱臼して、ワイドは、今、無理~…って言って、涙目で訴えているのに、自分が登りたいから、って理由で、ショイナードB

この時は、引きづる足で登っていて、ほんとに私は愛されていないなぁ…って思った。無理して出かけて行って、泣きっ面に蜂で帰ってきた。けど、それでも、師匠は師匠…。 

彼と出会ったことで、自分の母親がADHD的だったんだと分かりました。母親のADHDぶりに振り回された子ども時代だったような?

母同様、色々、てこずらさせられたけど、師匠は師匠。

師匠で思い浮かぶ別の家族は、弟でした。

弟は、頭が悪いと言われてコンプレックスだったけど、本当はちゃんと賢い子どもでした。じゃないと、水泳でメダル選手とかにはなれないですよね。 でも、私は姉として、彼に気の毒感をもっているわけですね。

今も痛む膝は、青ちゃんがテーピングしてくれました…。本人が、怪我を何度もしているだけあって、上手なテーピングでした。 

ところで、膝は今も良くなっておらず、今でも痛いです。

■ 二人目のA木さん

実名を書くのは、つるし上げる用途ではなく、A木さんと書くと、師匠が連れて行ってくれた岩場を、二人目のA木さんが行けるのか?と誤解が誤解を生むからです。

誤解がないようにしないと!です。

二人目のA木さんは、師匠の青ちゃんほどは高度な場所は登れません。青ちゃんのようなベテランではありません。

先輩の荒木さんも、私が取り付いた日向神の10dを、”ちょっと待った”と言って、自分が登って見せ、ランナウトの危険を私が察知できなかった点をカバーしてくれました。

あれはありがたかったな~。

九州に来てから2年ほど、ビックリ仰天の岩場の数々を一緒に巡り、「こりゃ~、JFAが見たら、ひっくり返るね~」と私は言っていましたが、よく考えると、JFAが見てひっくり返ると分かるのは、私だけだったような?

初めて一緒に行った太刀岡での出来事を良く覚えておくべきでした。

岸良では、私のビレイをしてくれず。大堂海岸では、自分が登りたいところだけを登っちゃって、しかも、それって、私のロープだった…。

同じようなことはその前にも何度もあったのですが、結局私がリードできる優しめの課題がない岩場だと、かわりばんこという法則は、ゆがめられざるを得ないので、男尊女卑になっていることに気が付かなかった…ってわけでした。

岸良は私がリードしたくて行った岩場だったので、そこでビレイしてくれないということは…男尊女卑な方と分かったので、もうそれ以来登っていない。

お互いクライミングの初心者の時代から、苦労して技術習得に努力しあってきたと思うので、ロープの出し方を分かっていない様子…例えば、登攀の後で出てくるⅡ級の場所を岩角にひっかけながら、行くこととか…を見ると、

 たぶん教えられていないのだろう、

と思っていました。そうじゃなくて、師匠から、盗む能力がなかったのかもしれません。

なんせインスボン、3年前の今日、痛む膝を抱えて連れて行ったんで、青ちゃんのリードを見たはずですし。(https://allnevery.blogspot.com/2019/10/blog-post.html

彼、何年もクライミングジムを経営しているパートナーとヨセミテに行っていたので、恵まれているほうだったので…。ヨセミテの経験を話さないことを考えると、ヨセミテでは、大したことができなかったのだろうと。それはそれで気の毒です。

しかし、彼は私の倍くらいのクライミング経験があるはずなので、そんな長い経験があったとしても、大した内容のリードはできない…(白亜スラブ参照のこと)というような情報が私にとって役立つわけなのでした。

つまり、このレベルの人にはこの程度の理解を期待して良い、とかそういうものです。男性は概して、自分のことを大きく申告しがちです。真に受けてはいけない。

一般法則として、男性は、登れても、ロープへの理解がイマイチ。女性の私は、そういう現状と比べると、ロープの理解がきちんとしているので、相手から見ると、これくらいは登れるだろう、と男性のリード技能のものさしで測られると、全然登れません。なんせ、日本の岩場では、チビのほうが取らねばならないリスクは大きいのです。男性にとっての5.9は、私にとってのナインではありません。

(現在の私は、日本的基準では、登れてやっとこさ5.9ってとこでしょう。このままでは殺されるとマジで思ったので、ここ3年、登っていません。登らなくなれば、ムーブがあってもパワーが無くなり、登れなくなります。)

私が苦しむのは、愛情があるが故で、その逆ではないです。

仏教では愛情=執着。

私には子供はいませんが、ちょうど子離れ期の女性が、同じような問題で苦しむ時期… 女性としての人生を順調に生きているってことですかね…

それもこれも、先祖の導き?によって、焼き畑へ出かけたおかげ。

クライミングを離れて良かったのは、こうして関係性を整頓できたことです。


 

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