2016/12/31

女性クライマーの成長

ちょっと思いついて、記事にしたくなった。

女性クライマーと男性クライマーの成長の違いについて。

■ 身長と力

当然だが、男性は、女性よりも身長が高く、力がある。 この差は、歴然としている。

私には、身長180cm、筋肉隆々で、メダルをいくつも取っていたような、超逆三角体型の水泳選手だった弟がいた。弟とは2歳しか違わなかったため、お互いにライバル?弟にとっては、年上の兄弟は常に追いかける存在だと思われたが・・・こと体力に関しては、中学で最初から勝負にならなくなった。

同じことが、クライミングに言える。男性と女性のパワーの差は歴然としていて話にならない。

若い男性は、クライミングジムに来た初日から、たぶん、5級くらい楽勝で登れる。リーチと保持力で登ってしまうからだ。

まぁ、まったくムーブがゼロでも、リーチがあり、保持力があれば、登ってしまえるってことである。

逆に言えば、リーチも保持力もなければ、それを補うためのムーブが必要ということだ。

■ ムーブ

ムーブは誰にでも必要だ。だから、ムーブ不要で登れる時代が短いほうが、クライマーとしてはラッキーなのかもしれない。

リーチと保持力がなければ、ムーブを強いられるのは早い。だから、子供は最初からムーブがないと登れないということになり、ムーブの上に、保持力やリーチを積み上げていくから、強くなっていくのだろう。

最初からパワーで解決していると、ムーブの必要性がなかなか発生もせず、必要が分からず、結構長い間、ムーブなしで登れてしまうだろう。それはそれで不幸せなことかもしれないが、力があるのだから、それを使わない手はない、というところだろう。

ということが何に現れるかと言うと、最初から登れるグレードが高い。パワーとリーチがあれば、5.10Aくらいは、ムーブがなくてものぼれるだろうから・・・。

実際、私がみた外国人の、むきむきクライマーたちは、ぜんぶ正対で、それくらいは登っていた。

友人の話によると、かれらにとって、ムーブが必要になるのは、10代の後半に入ってから、なのだそうだ。

しかし、女性の私にとっては、外岩の場合だと、5.8がムーブなしで登れる登攀で、それ以上行くにはムーブが必要だった。

だから、男性クライマーが、何の苦労があるの?と登ってしまうところまで登れるようになるのに、苦節3年だ。

何も知らされず、丸丸三年をトップロープで登っていた女性を知っているが、下地の無い女性には・・・そして、一般的に女性には全般にクライミングの下地があることは稀だと思うが・・・、それくらいの下地作りの期間は必要なのかもしれないと思う。

■ 腕を信用する

私自身、自分が片腕だけでぶら下がれると、自分の腕の力を信用するのに、だいぶかかった。

体は変わる。けれども、体が変わるには、時間がかかる。

今、私の腕は、クライミングを始める前とは、ぜんぜん違う。上腕二頭筋がしっかりしているし、前腕は力強い感じだ。(左腕はまだクライマー化していないので、左腕は強化が必要だな~と思う)

この腕を見るたびに、「やっぱり前の腕ではぶら下がれる気がしないよなー」と思う。

雲梯が得意だった女性もいるだろうから、すべての女性が私のように、ぶら下がる力に自信がないのか?というとそうでもないとは思うけれど、統計によると、女性で、懸垂ができる人は非常に少ないそうだ。

私自身も一回も上がらない。特に腕が伸びきってしまうと、初動が大変すぎて上がらない。腕を曲げた状態で、なら、一回、2回くらいは上がるけれど、とても、男性クライマーのようにキャンパシングで、次々とホールドを掴む、なんてできない。

なので、やっぱり、腕立て伏せや懸垂が得意な女性と言うのは例外で、私のような人が平均像に近いと思う。

となると、いくらクライミングがパワーではなく、ムーブだと言っても、ムーブは2点支持で、一本の腕で体を支えなくてはならないのだから、基本的なパワーがつくまでは、自信がないのが当たり前だと思う。

最初からパワーがあって落ちる気がしない男性とは全く違うのだ。落ちる気がする。それは単純にムーブを身に着ける以前に、パワーがないからで、落ちる気がする、というなら、やはり、落ちるだろう。

だから、女性には特に、無理にリードを薦めてはいけないと思う。

ちゃんと分かっているクライマーならば、万年セカンドで登りたいとは思っていないだろうから。

そもそも、クライマーだったら誰でもリードが楽しいと思うハズだから。

■ 成長のプロセス

というわけで、女性には女性のステップアップがあり、それは、男性のステップアップより、前段階(下積み)が長い。

1) 全般的な体力をつける 

2) クライミングに必要な基本的な保持力を付ける

3) ムーブができる (正対と側体)

4) 指力

最初の頃は、ただたくさんクライミングをすればよいというアドバイスを受けたが、それはだいぶ違うと思う。

質の悪い体験をいくら積み重ねても・・・たくさんクライミングすればするだけ、疲れて雑になるようだったら、それはしない方がいいくらいのトレーニングだろうと思う。

私が成長したな~と感じたのは、ジムの、10級や9級が、ムーブ、側体で登れるようになったときだ。

これくらいのグレードだと正対でも登れ、実際初心者はみな正対で登っている。私自身もそうで、それで登って、何が楽しいのだろう?と思っていた。

が、側体で登れば、楽勝で、全然疲れない。そうやって洗練されて、やっとクライミングが楽しいな~と思えるようになった。

それ以前は、ただ疲れるばかりで楽しくはなかったのだった。特にジムでは、山のようにトップアウトする喜びがないのだから、余計だ。

今では、ムーブの成否がクライミングの楽しさの源泉なので、易しい課題でもムーブが楽しいのが楽しい。

そして、ムーブが楽しいと思えるようになったのは、やっぱり基本的な筋力が身についてから。

やっぱりある人が言っていたが、クライミングは、最初から向いた人が楽しいのである。

向いていない人にとっては、楽しくなるまでの、ながーい修業期間がある。長ーい修業期間を終えて、やっと5.9が快適登攀になってきたから、今は楽しい。

・・・が、これも長くは続かない楽しさだろうと言うことは分かる。

クライミングは、落としどころをあらかじめ考えておかないと延々と登れないところを登ることになる。


城ケ崎2回目

■ 2回目の城ケ崎

2回目の城ケ崎に行ってきました♪

城ケ崎は、ずっと上級者の岩場だと思っていました・・・が、行ってみたら、

 クラック初心者のプロテクション設置練習に最適な課題が一杯♪

ということで、楽しくプロテクションの練習をしてきました。

湯川でクラック登りをマスターしたら、プロテクションの練習に城ケ崎へ行くべきですね♪

■ 今面白いのは何か? 雪vsクラック

実は正月山行として、合宿形式で蝶ヶ岳を最初は企画していたのです。

が・・・どうしたことか、雪の場合、核心は天候であり、スキル的なチャレンジがないということが分かってしまい、面白さを感じられなくなってしまった・・・。

面白くないばかりか、不必要なリスクに自分を晒す必要もない、と感じられるようになってしまいました。

というのは、今熱中しているのはクライミングだからです・・・(^^;)

 今面白いのは何か?

 &

 先輩に付き合ってもらわないとできないことは何か?

と発想して、クラックの練習に付き合ってもらいました。

しかし、雪山の美しさに開眼して、山を始めたのに、雪ではなくクラックに楽しみを見出すようになってしまうなんて・・・。自分でもビックリです。

今日は、美しい朝で、雪山にいたらさぞかし美しい景色が眺められただろうと思いますが・・・あまり惜しくはない・・・のは、正直言って、昨日楽しかったからです。

■ プロテクションはまだまだ

・・・とはいえ、課題は満載。

プロテクションの設置は、まだまだ課題が多いです。リードして設置したプロテクションを評価してもらいましたが、6個のうちバチギキは2個・・・(汗)

まだまだ落ちられません。

 ・落ちないような課題で、プロテクションを設置しながらリード練習

 ・トップロープで、プロテクションを設置しながら登る練習

あるのみです。

カム、しっかり効くところとそうでないところ、微妙すぎて・・まだ法則が見いだせない。

やはり、カムエイドかなぁ。

■ 最適レベル

今回は、前回一個しかリードしなかった、ファミリークラックエリアで

ビギナーズクラック 再登
ベビークラック  リード
シスタークラック リード

翌日はフナムシロックに行って

無名課題 リード
ネッシー トップロープ (カムを入れながら1回、完全トップロープで1回) ここがギリギリレベル 
5.10b トップロープ (普通に。カム入れる余裕なさそうだった) アップアップレベル

易しいクラック リード
松の木の課題  トップロープ 楽勝
松の木の隣 5.10b   トップロープ  墜落1回

という結果でした。

クラックの5.10代は、まだ墜落しそう・・・。プロテクション技術が上達するまで、リードはなしですね。

しかし、やっぱりアクセクする課題のグレードは上がっています。去年の今頃は、5.8とかで、あくせくしないといけませんでした。

今は、5.7、5.8などの課題は、落ち着いていると言うか、ゆとりがあります。突っ込む前にプロテクションを先に取ろうかな~と考えるゆとりもあります。


■ 充実するグレード

やはりクライマーならば、

 易しくても自分で登れるリードクライミングできるグレードが、心が充実する

と思います。私の場合、それは、今は易しいクラックです。

10代に行かないクラックでは、ルートファインディングも易しく、フェイスも使えたり、ガバがあったりで、楽しくリードクライミングできる。

アイスなら、5級の80度くらいの傾斜とか、です。 

■ アクセクするグレード

一方、あくせくするグレードも成長のためには、必要です。

私の場合、

 クラックは 5.10代
 アイスは 6級

がアクセクするグレード。 もう、”なりふりかわまず” 登らないと登れない(笑)。

ただ外岩では、トップロープ以外は、なりふりかまわず登るわけにもいかない。

ということえ、ちょっと、なりふりかまわず登りたくなったら、ジム。

ジムでは、なりふりかまわず、が鉄則ですね~。

またベースキャンプ行きたくなってきたな~ 入間クラックでもクラックだしな~

■ 運転

しかし、城ケ崎までの運転は・・・ もうホント、とほほです。4時間かかります。

ジムで、朝霧高原経由で富士宮方面から行くほうが楽だと教わったのですが、富士山を越えると、有料道路が無料化されていて、ナビではICに乗れと指示があるのですが、ICはすでにない・・・。

今回やっと、何にも払っていないけど、これはかつての高速に乗っているのだと発見。

しかも、今回は、そう言う事情になっているというのが、やっとわかった段階だったので、東名のICが出てきたので、ついうっかり乗ってしまい・・・一区間、無駄に走行・・・

ちょうどその時間分遅れて到着しました(汗)。

しかも、三島で雨で、気分は萎え萎え・・・

城ケ崎までの運転は課題です。良い道をマスターしなくては!

今の経路は、

山梨→富士宮→三島→城山→城ケ崎 ですが、帰りは

城ケ崎 → 伊東 → 亀石峠 → 三島 → 御殿場 → 山中湖 → 甲府

どっちが早いのか研究の余地ありです。

2016/12/28

ペツルだって安心はできない

■ 快晴

今日は素晴らしい快晴だ♪ 

これぞ山梨の冬!気分も爽快だ。雲一つない青空が広がっている。山梨では、冬は快晴続き。冬こそが素晴らしいのに、誰も気が付いていない(笑)。 

外国の人もこぞって冬がいいと言っているのにね。

昨日、山の先輩から、メールがきた。後輩を気にかけてもらっていて、うれしい~。

メールの内容は、

 ボルトにぬんちゃくを掛けてレストしていたら、ボルトが抜けてグランドフォールした

というものだった。

 ボルト(ペツル)だって抜けるんだよ、

ってことだ。 最近ではすっかりペツルを信頼しきって、ラオスではテンションかけかけで登ったからだ。

ラオスは、きちんと整備された岩場なので、そこが快適クライミングの理由。

■ ラオスでのこと

ラオスで、日本の常識は世界の非常識、の一例をみた。

 中間支点のペツルにぬんちゃくを掛けてレストするのは、日本独特の習慣だと分かった。

外国人のクライマーに 「そんなことしてるの、日本人だけだよ」と言われた(笑)。

そうだったんだー。 「なんのためにビレイヤーいるの?」と言われたことも。

たしかに、そのためにグリグリがあるんだしね。

■ 緩んでくるんです~

しかし、私が外国人と同じ調子で、テンションもらっていると、体がどんどん下がってくる・・・(汗)

下のビレイヤーに「下げないで~」と声を掛けると、「支点にぬんちゃくかけろ!」と非常識だと言わんばかりの調子で、返事してきた。

まだ1分もぶら下がっていない・・・(汗)。 

5分ぶら下がる程度でも、ぬんちゃくセルフは必要ないだろう。そのためのグリグリだし。

10分なら、さすがにあったほうがいいだろう・・・。

2時間なら、もうビレイヤーに、ごめんなさい・・・だろう。その人は自分で上からラッペルして、自分だけでムーブを固めてから、登るべきだと思う。

ビレイヤーはクライマーの子分ではない。

クライマーはビレイヤーの精神的支えがあってこそ、自分の限界にトライできるのだ。

落ちても止めてもらえるのだという精神的支えを提供していないビレイヤーは、ビレイヤー失格だ。

このことがあってから、この人はビレイ中によそ見をしている人だと言うことが分かったので、限界には挑まないで、楽勝のところとトップロープだけをお願いすることにした。

■ 思いやり vs 我まま発露の場

クライミングとは、思いやりを学ぶ場だ。 最近、そう思うようになった。

我まま発露の場・・・と思っている男性クライマーが多すぎる。

女性と男性だと、男性は、女性にわがままを通しやすい。わがままを通しやすいから・・・という理由で、女性をパートナーに選んでいる男性は、ルート選択で分かる。

自分の都合だけで選んでいるからだ。その女性にとって無理だったり、肉体的に危険が及ぶと分かる、つまり実力以上の、一言でいえば、”無謀な”ルート選択をする。

より経験のあるクライマーが、二人のペアではそこはまだ無理だよ、と言ったとしても、譲らない。

なぜなのだろうか? 自分が行きたいから、としか考えられないではないか・・・。

これでは、時間の問題で、常に実力以上のルートを強いられる女性パートナーの側は、殺されてしまうではないか・・・。

これは考え方と態度の問題だから、こういう行為をする人と組んでいると永遠に危険は去らない。

山はルートを選ぶところから、山なのだから・・・。

■ 頼っていいよ~

当然だけど、クライマーは、ビレイヤーに頼っている。頼っていいよ~というのがビレイヤーの役目なのだ。

だから、核心部に臨むとき、クライマーは、下のビレイヤーに「頼むよ~」と声を掛けるのである。

頼り甲斐、それが一番大事なビレイヤーの資質である。

■ ボルト抜ける

頼り甲斐と言う意味では、ボルトは、

   ハーケン < リングボルト < ペツル 

の順で、頼りがいがあると考えられてきた・・・が、ペツルも頼れない、というのが、ペツルにぬんちゃくセルフしていての支点崩壊によるグランドフォール・・・。

最後の砦、ビレイヤーは何をしていたんでしょう・・・

どうも、手を放していたとしか考えられないですが・・・

要するにぬんちゃくセルフには、

 下のビレイヤーが油断して両手を離してしまうというリスク

があるようですね!

 ハングドッグをいれつつ登るようなスタイルでフリークライミングをする場合は、リードでも
 グリグリがベター

という理由がまた一つ増えたような?






2016/12/24

いきなりクライミング上達したことを考える・・・

■ いきなり上達 

クライミング・・・は、いきなり上達した。誰にでも、上達を褒められる。

どうしてなのか?

を考える。

■ 内的感覚

私自身の内的感覚としては、何も変わっていない。前もクライミング自体はこんな感じだった。

しかし、クライミングに対する姿勢が前向きになった、ポジティブになったということは言えると思う。

平たく言うと、

クライミングを楽しむようになった。

■ クライミングを楽しんでいなかった

逆に言えば、それ以前は、クライミングを楽しんでいなかった。

その理由は・・・

 他人の無知や不勉強で、命の危険にさらされながら登らなくてならなかったから

他人はコントロールできない。 人を変えることはできない。

■ 自分のために時間を使う

会を抜け、自分で自分のクライミングだけに集中するようになって以来、運気があがった(笑)。

他人の無理解や不勉強で、命の危険にさらされることがなくなり、幸福度が上がった。

■ 今、自分のために何が必要か? 

それを考えて、自分のためにクライミングをする。そのことを教えてくれたのは、トニーだ。

まずは自分が楽しむこと。

大事な所はそこだ。楽しめないことはしないこと。

学び: 楽しむ、が最初で、スキルがあと。




2016/12/21

ジムも行ってます

■ 褒められる(汗)

最近、すごく上達したらしく、皆に褒めらえる・・・ クラックも褒められたし・・・ アイスも。

褒めてもらえる=警戒・・・ (笑)

というのは、今まで褒めてもらっていないから~。

最近では、アイスもリードできるんじゃないかと言われてしまった・・・まじ~?!

■ 要因を考える

うーん、休息上達の要因は?ラオスに行ったら、突然、上手になっていたんだけど・・・

ラオスと日本では何が違ったのか?

別にラオスのクライミングが私の得意分野だったわけではないんだけどなー 前傾壁だし。

でも、得意分野でなかったから、良かったんだろうか?

ラオスは久しぶりの海外で、私の海外へ行きたい!という気持ちのはけ口となったのだろうか?

それとも、何か他の要因???

グリーンクライマーズホームにいた人たち= 私と価値観が似ている人たち・・・というのはあったかも?

最近は、初心者のアリと登っている。アリはまだ始めたばかりだ。でも、一緒に登ると楽しいので、レベルが一緒かどうか?というのは、あんまり関係がないのかもしれない?

山岳会に行ったのが、そもそもの間違いだったのだろう・・・
もうずっとクライミングと自分で歩ける程度の雪山でいいや~と感じてしまう今日この頃。

時に、そもそもなんで、苦しく、寒いアルパインなんぞに、血道上げていたのだろうと思う日さえあるくらい・・・

伊豆はあったかいし、クライミングは登れるようになってきて楽しい・・・

アイスも楽しいし、帰宅すれば、温かいお風呂とご飯、あったかいお布団・・・

幸せだな~と単純に思う。

寒いテントでシュラフにくるまっていても、それはそれで、自分が思うよりは、快適で、意外に平気だな~とも思うんだけど。

でも、”困難に打ち勝った!やったー!”じゃなくても、平気にもなった。

体力より、指力欲しかったりもするし・・・。いや体力も欲しいんですが・・・。

悪いアイスが前は楽しかったんだけど・・・フリーの悪いのは全然楽しくない・・・。易しく、ボルト間隔が近いと楽しい。





2016/12/19

山梨でクライミングするメリット

■ 私の家

色々考えると、我が家は、山登りやクライミングに最適の場所と設備だ。

実はしぶしぶ、甲府に来た。でも、ぶつくさ言っていても仕方ないので、解決方法を考え、一番メリットがある活動は何か?と考えて、クライミングをすることにした、というのが正直な所だ。

つまり、

 甲府にいるからクライミングしているのであり、
 クライミングしたいから甲府にいるわけではない(笑)。

が、与えれた機会は全部生かす方針にしている。

■ 甲府でクライミングするメリット

≪主たる立地のメリット≫
・マンションだと冷暖房費が安くつく
・小さいが裏山があり、トレーニングに最適
・甲府駅から、歩いて15分なので、東京方面からの来客も自力で到着できる
・甲府市内には、クライミングジムがたくさんある
・市街地に近いので、飲食店が多数ある

・降雪がないので、ランニングコストが安い
・晴天率が高く、屋外への活動がしやすい

・図書館が近く、山の本が充実している
・おしゃれなカフェがある

≪主たるアクセス≫
・特急停車駅
・東京まで中央線特急で1時間半

≪山へのアクセス≫
・甲府駅から徒歩15分
・八ヶ岳美濃戸口まで高速を使わず、1時間30分
・夜叉神峠まで、45分
・甲斐駒竹宇神社まで 1時間
・富士山吉田口まで 1時間15分
・上高地のさわんど駐車場まで2時間半
・大町まで2時間

≪岩場までのアクセス≫
・兜山 20分
・昇仙峡 30分
・太刀岡山 30分
・甲府幕岩 1時間
・小川山 2時間
・湯川 2時間
・瑞牆  2時間
・三つ峠 45分
・十二ヶ岳の岩場 1時間
・湯河原幕岩 3時間
・城ケ崎 4時間
・城山 3時間

≪ジムまでの所要時間≫
クライミングジムまでの所要時間
・ピラニアまで20分
・アクティバまで30分
・天まで30分
・シナプスまで20分
・グラッパまで20分
・小瀬 人工壁まで 20分

≪主たるマイナス点≫
・駐車場が有料
・車がないと生活が不便
・甲府の飲食店は県外者ではなく、近隣の公務員を対象にしているため、日曜には飲食店が閉まってしまう

・クライミングの本は図書館にはない
・温泉やスパ施設がなく、登山者やクライマーが立ち寄る場所がない

■ マンションvs戸建て

ときどき、マンションではなくて、戸建てに住みたいな~とも思うのだが、やっぱり、マンションで良いと思う・・・。

のは、戸建てだとメンテナンスが大変だからだ。 ベランダ菜園程度でも、マンションだと土の廃棄が大変。マンションにはマンションの暮らしがある。

マンションは狭いので、山のギアが部屋中にあふれかえって・・・あーあ~、という状態の中で、生活している(笑)。

例えば、玄関にいきなりアックスが登場している。郵便屋さんビックリ仰天。

でも、2階だから、冷暖房入れたことがない・・・いつもホットカーペット程度。それも、寒ければ、裏山を歩きに行けば、すぐにあったかくなるのである。

私が朝散歩しているのは、そうしないと、体が温まらず、寒いからです(笑)。が裏山をちょっと歩けば、ポッカポカ。

夏は夏で、薄暗くて悲しいが、涼しいということはいえる。

でも、戸建てが羨ましいときもある。やっぱり、土に触れると毎日やることが合ってよい。特に甲府なら、凍結がすくないので、冬の方が野菜が豊富なくらいだ。

■ 駐車場問題

甲府の市街地でビジネスを構える人にとって、みな共通数る問題点は、

駐車場

である。

甲府駅周辺に巨大な無料駐車場があれば、東京との通勤も可能になるし、近隣の飲食店にとっても、メリットが大きいと言うことは分かっているのに、駐車場問題は解決される気配がない。

いくら魅力(店)を作っても、駐車場代がかかれば、誰もわざわざ来たいとは思わない。

それくらい駐車場問題は、深刻である。










2016/12/18

Tateshina Mountain


 This blog is supposed to be about free climbing...

I started mountain in snow.

Then, moved onto hiking in green season.

I was not much into it.

I then started ice climbing.

Then, rock climbing.

Then, free climbing.

Now I mostly do free climbing and it is the source of my joy.

I felt climbing move is same as walking in the snow. You push your hip forward.

In ice season, I like to do Ice.

As long as I do Ice, I feel OK.

It was a big disappointment that I could not climb the last Thursday and was sad.

So this mountain in a bright sunny day, was make-up for the disappointment.

This mountain was soooo beautiful and it was great to have a new friend with me.



 My husband was a bit out of practice so I choose the mountain that is not too hard...

3 hours of climb and 2 hours of down hill.

It was so beautifull in the mountain.

I feel like I want to keep looking at the snow mountain and keep walking like forever.

 The fairy tale world came in real.

I was glad I could show the mountain to anybody for the first time climb.

Especially somebody from outside of Japan, since I can show the beauty of my country.

 On our way back, we of course had a good soak in Onsen(spa).

We also had Soba noodle, which was made from 100% domestic soba flour grown organic.

Soba 1600 yen,
Onsen(Kosai no Yu) 700 yen


I enjoy free climbing but in free climbing I usually don't walk long distance so my feet are getting weaker and I needed to walk for the winter mountain project.

This is my friends's Blog

http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/archives/51220959.html

World's Most DANGEROUS and Dramatic Sinkholes!

JAPAN - Where tradition meets the future

2016/12/17

ビジネスモデル比較

山梨は、クライミング王国である。

海外から、日本へきてクライミングする、という場合に筆頭になるのは、小川山だ。

小川山には、金峰山荘がある。またアイスでは岩根山荘がある。成功事例であるGCHと比較する。

正直、両者とも競争力があるとは思えない。

■グリーンクライマーズホーム

・ロープ等、ギアの貸し出しアリ
・クライミング講習会常時開催可能
・行けば、クライミングパートナーがいる
・岩場の使用は無料

■ 金峰山荘
・ロープ等、ギアの貸し出しがない

・クライミング講習会が常時開催可能ではない

なぜ金峰山荘はクライマーの宿になりえないか?というと、金峰山荘は、基本的にハイキング客を目的にしており、クライマーの長期宿泊を前提していない。

したがって、山荘の人たちは、クライミングをしないため、クライマーのニーズも分からないし、小川山の岩場が、日本最大の岩場であることについても、基本的に無知であると思われる。

おすすめエリアを解説したり、初めて岩場に来た人に、適切なルートを教えたりはできないだろう。

また山荘に行ったからと言って、パートナーがいるわけではない。

また英語でのホームページがないため、小川山が日本のクライミングのメッカである、ということ自体が、外国の人にとっては知りようがない。

■ 岩根山荘

岩根の問題は、クライミングをするのに料金がかかる点である。一日2000円もかかる。

これでは、クライマーは、岩根を”卒業”して行ってしまう。実際、タダで登れる滝がいっぱいあるのに、有料のアイスキャンディーに来る人は、初心者だけである。

GCHでは、クライミングそのものは無料だ。なので、日帰りで訪れたクライマーにとっては、岩場使用は無料。

ただし、そんな人は、まずいない。訪れるクライマーは基本的に世界中から、岩場だけを目的にしてやってくる。

ギアの貸し出しは、岩根もある。が冬季限定。

岩根では、単独で出かけても、パートナーがいるわけではない。したがって、一人で行けない。

■ まとめ

世界中からクライマーを呼び込むためには、

 ・クライミングそのものは無料

 ・一人で来ても、すぐにパートナーが見つかる環境が必要

 ・運営者自身がクライマーで、岩場の案内役が努められなければならない

 ・初心者講習は常時開催できる体制が必要

 ・ギア貸し出しが必要


核心は、どちらの施設とも、パートナーがいないから登れない、ということで、登れないところにクライマーが来るはずはなく、パートナーを連れてきている人限定になると、一気に市場サイズは小さくなるのである。

日本国内でさえ、パートナー問題が大きいのであるから。

クライマーの家 貧しくても豊かな暮らし

■ 元気な人たちが集まるところ

昨日は、山梨ワイン学講座に出てきた。

山梨はエピキュリアンな地方都市である。食に対する情熱とこだわりがハンパではない。

この講座は、山梨の叡智が集まる講座・・・といえば、大げさだが、知恵と知識が集まって、何かビッグなこと、革新的なことが生まれる可能性がある・・・ゆりかごのような場所だ。

インキュベーション・・・ゆりかごは何でもよく、たまたまワイン学ということになっているかもしれない。

もちろん、ワインを学ぶのは楽しい。

私も大阪では、普通のOLだったので、エノテカでワイン、パン、チーズを買うような、ちょっと生意気な生活をしていたし、大阪中央区は、パン屋激戦区で、ブーランジェリータケウチやコムシノワが競合店として、ひしめく中にいた。

ので、山梨に来てパンもワインもコーヒーもレベルダウンしてガッカリ。

したのだが、単純に庶民に手が届かないだけで、生産者のレベルは、突き抜けているのだった・・・。

それを知って、かなりビックリ仰天。

今回も、清里ミルクプラントのチーズが、醸造家と言っていいのだろうか?約1名の技術者に味わいが任されていることが分かってビックリ。しかも、美味しい。

■ 貧しくても豊かなアメリカの暮らし

私はアメリカに若いころ2年いたことがある。 お金は使わなかった。というのは、食住と労働を交換にしたのだ。

必要なものはレインボーストアというスリフトショップ(ボロ市)に出かけて、ボランティアをすると、1時間で5ドル相当の商品引換券をくれたので、それでコップだのナベだの、必要なものはゲットした。

時給5ドルというわけだが、当時のアメリカの最低時給は10ドル程度。だから、見方によっては搾取されている。

が、値付けもボランティア自身が行うわけで、欲しいものに自分で値を付けていたのだから・・・(笑)、このナベ12ドルと思っても、5ドルの値札でいいって話なのだった。

食住と労働の交換・・・も、時給に換算すると、2.5ドルとかになってしまう。これでは搾取だ。

しかし、実質は、家族の一員として、役割を果たしつつ暮らすので、お小遣いがもらえる下宿さんや書生さんってところ。

いわゆる市場経済には載らない。

■ 消費か収入か

しかし、私は、このやり方で、在学中に2年休学し、その2年を過ごして帰って来たら、TOEICは925点だった。初回でだ。

目的の語学力は、こうして無料で得られた。

これだけの語学力を得るために、一般的には、何百万円ものお金を掛ける。1年300万円と言われている。

同じ学力を得るのに、

 ・多額の費用をかけることもできる (=消費)

 ・ほぼ無料に近い出費でやることもできる (=価値の交換


帰国した時は、日本での生活を再スタートさせるのに5万円しかなかった。

が、これはアメリカで稼いだ収入なので、5万円の最終利益、とも言える(笑)。

物事は見方次第なのだ。

■ お金がないことが不幸なのではなく、生活の基本ニーズが満たされないことが問題

結局のところ、お金の有無が幸・不幸を左右するのではないらしい。

むしろ、お金を介在せずに、基本ニーズ(衣食住)を満たせるとしたら、それ以上楽なことはない。

例えば、お金を払って電気ガスを使うならば、必要なコストを賄うだけのお金を稼ぐ手段がないと、寒さに震えなくてはならない。

が、身近に薪が拾えるなら、例え自分の労働を使ったとしても・・・寒さという基本ニーズは満たされる。

現代では、何をするにもお金がかかる仕組みを巧妙に作り上げられてしまっているが、得をするのは、税金をもらう側だけである。

貨幣経済の話では、貨幣を媒介すると、何が問題って、税金がかかるのだから(笑)。

■ クライマーの家

さて、前置きが長くなってしまったが、私が作り上げたいクライマーの家は、

 クライミングをライフスタイルとしている人たちが生活コストを安く上げるために集まる家

的なものである。

アメリカには、日本のようなワンルームマンションは存在しない。だから、みなシェアして住んでいる。20代も、40代も、60代も、80代もだ。私が住んでいた家の最古老は85歳のジムだった。
ジムのおかげで、若い方は日中家にいなくても、荷物が受け取れるのだし、ジムはジムで独居老人にならずに済む。

日本では、もっとも安いワンルームマンションだって、3万円はかかるだろう。山梨の最低賃金は759円。 160時間働いても、12万円にしかならない。

一方、3万円しか出せなくても、3人集まれば、9万円。3万円では16平米のワンルームにしか住めなくても、9万円の家は豪邸である。

同じことで、一人12万円しか収入がなくても、3人家族で36万円の収入なら普通に暮らせる。

■ コストの折半

こうしたことは、クライマーの世界では、実際、普通に行われていて、城ケ崎に行くのに、一人で行けば4000円かかる。4人で行けば、一人1000円で済む。

量的メリットが出るのだ。ビジネスでは当然の話。

したがって、同じアクティビティを志向する者同士は、集まれば、集まるほど、コスト的には、量的メリットを受け取ることができる。

■ 空家対策

山梨県に限らず、日本の不動産市場は今後、空室が増えて行くだろう。

人口が激減しているのだから、必要となる家が少なくなるのは当然の流れだ。

人口の減少は今後のトレンドであり、大勢で見たとき、日本の不動産価格が高くなるということは、今後考えにくい。

これは、マイナスではない。

兎小屋と揶揄された狭い家が、今後は、2戸いちで売られたりして、どんどん広くなるのである。

空で放置していたら生み出す価値はゼロ。

たとえ、無料であっても、誰かが使えば、それは何らかの価値を創造している。

大事なことは、

 価値の創造

であって、

 現金収入の創造

ではない。もちろん、生きて行くのに現金収入は必要だ。だからといって、必要以上に大きな現金収入がある必要もない。

 足るを知る、

というのは、ヨガの教えである。いつから、必要以上の収入を得ることが、人生の至上目的になったのだろうか?

健康で、美味しく食べれて、頭の上に屋根があり、温かい布団で寝れたら、人間は、あとのことは万事OKなのだ。

幸福は貨幣の多寡によらない。

それは山やだったら誰でも知っていることだ。


2016/12/16

あったらいいな♪ クライマーの家

■ こんなのあったらいいな! クライマーの家

グリーンクライマーズホーム(GCH)へ出かけた。行く前から、GCHそのものに興味があった。同時にクライミングも、楽しく、楽しかったおかげで、上達して帰ってきた。

GCHは、クライミングに専念できるライフスタイルが可能となる施設。たとえば、日本では、

 ・湯治宿 = 湯治に専念できる生活が可能

で、すでに実績があるビジネスモデルだ。1)宿泊、2)食事に加え、

 3)アクティビティ 

この場合は、湯治・・・がついている。

最近では、

 ・ヨガのリトリート = 合宿型のヨガ集中トレーニング、宿泊食事はついてくる
 ・トレランの大会  = 同じく宿泊型、食事、滞在先は、トレラン出場のついで

などがある。海外では

 ・アートレジデント =芸術家のために、宿泊住まいを提供し、芸術家は制作に専念できる

も有名だ。

要するに、一般的な観光が魅力を失い、人を呼び集めるのに

 個性ある(人気ある)アクティビティを必要としている

のだ。

■ クライミング王国 山梨

日本でクライミングを中心とした生活をしようと思ったら、山梨がベストチョイスである。

・長野と比べ、雪に閉ざされることがなく、オールシーズン登れる。
・東京と比べ、生活コスト(土地、交通費)が安い。
・伊豆だと、冬のゲレンデ八ヶ岳が遠い
・山梨は、長野と比べて、雪が積もらず、生活コストが安い
・山梨なら、アイスクライミングと岩が両立できる(世界でもまれ)

・山梨は晴天率が全国No2
・長野と比較し、土地や施設が非常に安い (150万円で老朽化した戸建てが買える)

・クライミングジムが多数ある (人口80万人しかいないのに、5件もある)
・東京に近接している
・世界的に有名な富士山がある


とまぁ、デメリットは、ほとんどない。群馬や谷川へは遠いが、穂高方面へ出かけても、2時間半でさわんどについてしまう。

■ 考えられるデメリット

・生活に車が必ず必要
・訪問者にとって電車でアクセスできず、不便
・地元の不理解

■ 背景

・全国でクライミングジム総数、うなぎのぼり
・日本ではインバウンド(外国人観光客)増加中
・山梨はクライミング王国
・一例として、クライミング界のノーベル賞(ピオレドール賞)を受賞したような、つよつよクライマーが5人も住んでいる土地柄である(北杜市)
・有名クライマーもワールドツアーで来ている 例:昇仙峡、太刀岡山、瑞牆、甲斐駒
・わざわざクライミングのために引っ越してくる人も多い

・ラオスに出かけたら、グリーンクライマーズホームでは、世界中のクライマー(ヨーロッパ、アメリカ、シンガポール、台湾、韓国)が集まっていた 
・ラオス人はクライミングしないが、集まってくる人は世界中から。


⇒世界中からクライマーが集まる長期滞在型ゲストハウス&シェアハウス(クライミング中心の生活をするための家)はどうだろうか?

■ 期待できる成果

・国際交流 
・インバウンド観光収入(欧州系 北米系、台湾、シンガポール、韓国)
・山梨が日本のクライミングの首都化
・若者の貧困対策(シェアハウス)
・クライマーへの恩恵 クライミングに集中できる環境(岩場へのアクセス)
・ここへ来れば、常にパートナーが存在する
・世界中のクライマーが集まる=世界の岩場情報の情報交換
・情報発信基地とできる可能性がある

■ 空室対策 (悪天候でクライミングできない日の対策)

・複合施設化(簡易カフェ、英会話教室、ヨガ教室、ジム併設、マッサージ併設)

■ 資金調達

・クラウドファンディング

■ スモールスタート

・少人数のクライマーが集まりシェアハウス →生活コスト削減
・宿泊施設のアウトソーシング(ゲストハウス)?
・食事提供のアウトソーシング(近所の飲食店やコンビニ)?
・アクティビティ(クライミング)だけを提供する?
・登山ツアー提供?
・ハイキングツアー提供?

■ 参考: グリーンクライマーズホーム(GCH)の施設概要

・宿泊: ドーミトリー大部屋 簡易ベッド 男女混合 約600円/泊
・もしくはバンガロー(カップル向け)
・食事棟: 一食約400円 朝、昼、夜、バー併設
・シャワー・トイレ: 共同
・立地: 市街地から12km 
・岩場までのアクセス: ゼロ分
・滞在費: 10日間の滞在で、235ドル 旅費含まず
・旅費込みで約10万円 (これくらいが先進国の人でも出せる限界では?)
・GCHでも、洞窟ツアーなどがあったが、利用者は余りいなかった。あくまでクライミングをするための施設であり、食事や設備の豪勢さなどは謳っていない。

そもそも、湯治客やスキー客、ヨガ学習者、芸術家にとって、食住は、あくまでもその活動をするためのコストであり、食住に必要以上の豪華さを求めるのは異なる方向性であると思われる。

■ アウトソーシングの可能性

ちなみに、甲府市内のゲストハウスでは、宿泊客がいても、アクティビティ(甲府でやること)が不足しているという現状があります。

魅力がまず先にあり、その後に出来たニーズを満たすと言うのが、王道ではないかと思うので、そもそも魅力がないところに、施設を準備しても仕方がない。

山梨がクライミング王国である、ということが、成否を決める要素であると思われる。