2016/11/13

キャメロット取説のまとめ

■取説再読

以下はロストアローから引っ張ってきたキャメロットc4取説の、まとめです。全文はこちら。

http://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/support/manual/OM_BD_CamalotC4.pdf

■キャメロットはどうやってクラックに効くのか?

1)動きと形状によって効く

2)SLCD (コンスタントアングルカム)
  • スプリングの力によってカムの角度を変える。
  • 広い調整幅を持つ
3)コンスタントアングルカム
  • カムの回転角度に関わらず、カムアングルが一定に保たれる
  • カムが完全に開いた状態でも閉じた状態でもカムアングルは一定
★カムアングルが一定でないとカムの回転角度によって支持性能が変化する

3)墜落してキャメロットに加重されるとカムは加重方向と逆方向に回ろうとする
  • カムには開く力が働き、岩へ押さえつけられる
4)壊れることもある

5)セット時にはしっかりしているように見えたフレークやブロックでも壊してしまうおそれがある

・信頼できる硬い岩ににセットする

■キャメロットのセット方法

1)的確なサイズ選び

2)正しいセッティング
  • カムの角度が適切なこと (50~90%)
  • ステムが予想加重方向を向いていること、
  • 岩が硬いこと
■セッティングの練習

地面に立って届く範囲で行う

■クラックにセットする前に以下の項目をチェック
  • 岩は硬そうか?
  • 空洞になっている岩、柔らかい岩、脆い岩は避ける
  • エキスパンディングフレーク(加重すると開いてしまうフレーク)は特に危険
  • 岩に適度なざらつきがあるか? (フリクション)
  • 浮いた小石や粒子にセットしない
  • 適度に閉じているか?
  • 4つ全てのカムが岩に接しているか?
  • セット後に動いたり回転しない。
  • ロープの流れによってセットした位置から動いてしまいそうな場合は、長いランナーを使う
■ ピッチ全体
  • ピッチ全体を通してどのようにプロテクションをセットするかイメージする
  • 墜落を止めるのに1個のプロテクションだけに頼らない。
  • 外側に広がっているフレアクラックに効かせるのは、どのようなギアを使っても困難。
  • トリガーバーを完全に引ききってセットすると回収が困難になる。
■横セット
  • できるだけステムを湾曲させない
  • 使用後にステムにねじれがないか点検する
  • プラスチック製外被の表面が切れたり裂けたりしているだけなら使用可能だが、ケーブルが露出していたら内部でほつれている可能性がある
■点検
  • ワイヤーループ
  • ケーブルのほつれ
■ 危険なセッティング
  • クラックの縁にセットしない
  • カムがオフセットした状態でセットしない
  • 奥が閉じた浅いクラックではステムを予想荷重方向に向けることができず、十分な支持力が得られない
■ その他
  • 岩がパラレルのところにセットする
  • 外刃が岩の長い面に設置するようにセットする

湯河原幕岩で楽しくカム設置練習 パラレルな場所にセットせよ!

■ カムの設置をマスターする 

女性の先輩に誘ってもらって、湯河原幕岩に行ってきました☆

I've been to Yugawara Makuiwa yesterday to practice the cam placement.

カムの設置練習です。

 1)トップロープを張る  toprope

 2)カムを設置する     cam placement  擬似リードでなんちゃってロープを引いていく 

 3)先輩に登ってもらって評価してもらう  assesment of the placement by experienced climber

大変なのは、3)です。初心者の初心者たるゆえんは・・・カムがきちんと設置されているか、よく分からない、ってことです。

前回は、湯川のデゲンナーで、評価してもらいましたが、評価の結果は・・・

”まだダメ”

でした。何しろ、その後、ピンクポイントしかさせてもらえませんでしたからね(笑)。

まだまだ信用のならない私のカムプレースメント力。

so far I am not reliable yet.

■ クラック習得のプロセス

実は、去年の今頃から、カムについては、ニーズを感じていました。

なので、ニーズがでてきてから、基本的な登攀力ができるまで、1年かかっているということですね。

しかし、基本的な登攀力がつくまでは、カムが設置できても仕方ありませんから・・・クラックマスターの道のりは・・・

 1) トップロープ期 基本のハンドジャム5.9が登れる程度にクラック慣れする

 2) カムプレースメント練習期

 3) リードへ

クラックって一言に言っても、

 ハンド
 シンハンド
 フィンガー
 ワイド

とタイプがそれぞれ違いますし、足ジャムが効くか効かないか?もあります。

登だけでアップアップの時期を早く終わらないと、とてもカムを設置する、というようなゆとりは生まれてきません。

・・・が、カム設置力は、沢でもとても役立ちます。

私は、1)に1年かかったのですが・・・もしかして、みんなはもっと早く習得できるのかなぁ? クラックってジムでは練習できないですが・・・。

■ 詳細

昨日は、湯河原幕岩楽しく登りました。

使ったのは、こちらの壁。クラックとしては、登りは、あまり考えないでよいほど易しく、リードも可能そうでしたが、今回はリードが目的ではなかったので、カム設置に全力投球することにしました。

先輩の評価は、総合点で60点くらいでしょうか・・・ 私が設置したカムの中には20点のものもあり・・・全然効いていない!

100点もありましたが・・・。

The is the problem we used. The climbing itself was super easy, to focus on placement itself.

課題は、

 1)パラレルになっている箇所を見極める

 2)レスト体制が良いところで、設置する

 3)核心部に入る前に1つ入れる

先輩の目で見ると、他に良いところがあるのに、なぜここに・・・という設置が多かった模様。


■ その他

今回、湯河原へは、富士宮経由で行ったのですが、行きはこちらが早かった。

帰りはどうなのでしょう?静岡方面は、大都会のようで、渋滞が・・・ でも、御殿場経由にしても、渋滞と聞きますし・・・

渋滞は避けられない事態なのではないでしょうかね?

It was so hot yetsterday and I met foreigner climbers and they have been to Laos, which I am going to next week so I was lucky to hear about it.

The traffic jam was heavy on my way home... but it was nice day!

■ 参考情報

石田登山塾カムセット
クラックQ&A

2016/11/10

【筋肉の食事】ヴィーガンの冷蔵庫の中身の紹介

6年間お肉と魚を食べなかったら、まさかの結果に?!

Crack School Episode 5 - Gear and Gear Placement - by Tom Randall and Pe...

Your First Trad Rack: What to Buy

My first wide crack 5.9

■ ロープ回収

いやぁ、今日もいい日だったなぁ☆

Life is beautiful... YES!  It was a good day, today!

今一人で、日本酒で晩酌しながら、にんまりしています。当ては、にらのチヂミ。ヴィーガンですね~

Right now, my husband's not home yet, and I have my glass on my hand, and some sake is in there, my food on the other hand... which is Tijimi, all vegan. I am celebrating my climbing.

今日は昇仙峡に行きました。吉田さんのアダモのロープ回収。ロープは、首尾よく回収できたのですが・・・

I went to Syosenkyo. And retrieved the rope that Yoshida san had left.

吉田さんには、5.10aだと聞かされたような気がする、隣のクラック・・・ 今日はビレイグローブにテーピングテープをぐるぐる巻きにして、手を大きくしてから登ろうと思っていたのですが・・・

I wanted to climb the fist size crack there but I had no weapon, belay grove with taping tape.

良く考えると、今使っているビレイグローブ、指先まで覆われている・・・(汗)。

そう、登るためには指の腹は裸でないといけないのです。指先を切ったビレイグローブは、ない・・。

ああ~しまったなーという訳で、とりあえず、テーピングして行ったのですが、とりあえずのテーピングだったため、途中で剥がれてきてしまい、一度降りました。

その後トライするも・・・手スカスカ。チキンウィングするほどの幅もなく・・・うーん、どうしたらいいんだ?!

半身突っ込んだまま・・・にっちもさっちも行かない・・・。

どうも、5.10aは嘘で、5.10cだそうです。結構シビアで、スタンスにも全然立ち込めない。なにより、フィスト2か所しか効くところがない。

秘密兵器がないと、全然効いた気がしないです。足も乗れていないし・・・完全にダメですねぇ。

I had tried but failed... even thought it was a top rope, I could not climb at all... there were only two places my fist can fit.

My foot stance was not supporting my own weight and the rope took care of at least half of the weight.

ここはサクッと終って、もっと大きなエリアに行く予定だったのに、あっという間に昼になってしまった。

ので、末端壁へ急いで行きましたが、緑が濃くて、道が分かりづらい。登りは、結構道迷いしてしまいました。 でも、なんとか・・・。

It was a mistake of not having a pair of grove.

■ 5.10aの課題と推定5.9くらいのワイド

去年行った、5.10aは、自分で懸垂して、トップロープにして、カム設置練習するのによさそうでした。

その後は、ワイドへ。

このワイドは、去年チキンウィングで行き詰まり、そこから上がるのも、下がるのも、できなかったのですが、なんとかトップロープで上まで。ワンテン入っちゃったのが残念ですが、どっちにしろ、トップロープだからいっか。

下から指示を色々もらって、ではありますが、なんとか登れた☆ 

初ワイド完登。推定5.9くらいだそうです。これで5.9かぁ~ シビアだなぁ。いや~ワイドって、まったく登り方違いますね。

ワイドってホント大変~ 全身運動で、これこそ、ダイエットによさそうです。

家に帰ってお風呂に入ったら、心当たりのないあざが、一杯出来ていました・・・(^^;)

やっぱりな~ 

今回は、前回とは違い、太ももがジャミングしてしまい、それを抜くのが大変だった。

ハンドは全然効かない。フィストもダメ。クラックの中にあるカチは良かった。

バックアンドニーが全然使えた気がしなかったです。

それに終了点間際のバックアンドニーから、壁に戻るのも・・・木の根っこの下にアンダーがあって、それは、とてもかかりが良かったのですが、体をあげたとき、ガバがないと超・不安に・・・。

Then we have gone to the wide crack and it was my second time climb this problem... I finally reached to the top!

I was sooo glad I did... I could have climbed without tension, and I should have. Next time I will.

■ 指より、体幹?

嬉しくなったので、実は、夕方、ジムにまた行っちゃおうかな、くらいな勢いで、勢いづいたのですが、ワイドにフィストだから、途中のカチくらいしか、使わなかったけど、指、痛い・・・。

キーボードを叩くのも痛いんです・・・これは、しばらくワイドを登って体幹の力を付けなさい的な、お告げ?!

実は、岩場で紛失したと思っていたビレイグローブと再会・・・なんだ、私ここに置き忘れていたのね~って感じだったのですが・・・

そのグローブ、フィストの5.10cを登るために、吉田さんがぐるぐる巻きにしてくれたグローブだったのです。

今すぐは登れそうにない5.10cだけど、これは登れるようにならなきゃなぁ。

指力は、要らなさそうだしなぁ。

Maybe climbing wide rather than climbing face is more rewarding to me since I don't need finger power as long as I climb wide. This type of climbing requires more of trunk power than finger power.

■まとめ

・ワイドのときはヘルメットイラナイ
・ビレイグローブをデブにして持って行くこと
・指ナシのビレイグローブを作る この課題専用かも? っていうか、これエイド?
・カムのお手入れ


2016/11/09

ピラ37 Pira

今日もピラニアへ♪

I have gone to gym wall again, for my arm strength.

しかし、まあl、今日はすごい風の強い日だった。雨は夜中に通過し、大快晴。

It was such a sunny day today and I felt a little sorry for not being outdoor but today was too windy to be outside, the wind had brown all the cloud away and was cold as December.

In the wind, there was a taste of winter already but the winter is the best season to climb in Yamanashi, especially Kofu area, so I am missing my climb in Kofu even before I goto Laos.

Also, my mind goes to the icey cold winter and the fun ice climbing, I am missing the climb here already.

でもアウトドアに行く日だったかどうかは疑問。風がとにかく強く、そして、寒い冬日だった。

今日はカットの予約があったので、カットの後、ピラへ。

Anyway, I had an appointment of my hair cut, at 3, then went to Pirania, the gym to see my climbing mate.

懐かしい友達がいて、結構いい日。積み残した課題の他、新たな5級に少し進捗が見られた。

He had twisted his ankle, and had to rest for 4 weeks. My wound in my head is alredy cured, sometimes I feel a little funny feeling like a bug moving around in my head skin, but that's so slight, I'd say, I am cured.

He was going back when I arrived, but I was happy to see him being ok. I have done several undone problem in 5th grade, which is my "girigiri" grade,  

6級の積み残し一個
5級の課題、進捗
ガストン&クロスムーブ進捗

One of the problem have a round knob and I have to have my arm power to hang and my legs will just be in the air and I need my trunk to be steady and strong to put my feet back to the roof.

The other problem has a open door kind of arm power and cross move which require my finger power and I have hurted my finger a little bit so I did not put 100% power...

あとは、ガンガン前傾壁で腕力アップ。

These days, my fingers get tired before my forearms get tired... I really want my fingers to be strong.  Otherwise, I won't get better than 5th grade.

外国人の女の人がいて、いつもクライミングを一人でしているようで、なんとなく寂しそうにも見え、声を掛けて見た。

I have seen a caucasian girl climbing and seen her 3 times now, so I said hello. Luckily, she was also interested in climbing with rope, and now she is taking a belay lesson.

ちょうどロープをしたいそうなので、アドレス交換。ラオスから帰ってきたら、一緒にリード壁できそう。

Maybe we could climb together in Kabuto or Sousenkyo, maybe I can introduce her some other English speaking friends. Plus I can practice my English too.

私にとっては英語のブラッシュアップにもなってちょうどいい。

・・・というような結果のピラだった。

Being happy is to have friends thinking of you and find a value in you even when you can not find it by yourself.


2016/11/08

ピラ36

■ 愉しく女子クライミング

今日は、広背筋や腕力強化のために、ボルジムへ。

広背筋の筋トレと思って行ったのだけど・・・結局、愉しく女子クライミングしてしまった♪

いつも火曜日に行けば、友達がいる。みんな女子。

それで、今日は教え合いっこをして楽しかった。

今日は、

・ガストンからクロスムーブというムーブの研究
・腕力UP
・意識的に片手を離して登る(2点支持の徹底)

の3つをテーマにして行った。

■ ガストン&クロスムーブ

結局、ガストンがある課題は、色々さがしたけれど、見つけられなかったので、室井さんに設定してもらった。ガストンムーブ、しばらく練習することにしよう。

これは、ムーランルージュ 11cで、出てきて、まったくできなかったので、ムーブ練習。岩場でもらった課題をジムに持ち帰る系。

クロスムーブは、トラバース課題では良く出てくるけど、課題で、でてきたことあったっけなぁ。

今までやっている課題では、ガストンも出てこない・・・。たぶん、6級以上だと出てこないのかもしれない。

ガストンは、超苦手だ。岩場で出て来ても、いつも苦手感がある。

■ 5級はラオスのあとに・・・

5級に進まないとなぁ。 こうした繊細なホールドづかいを覚えれない。

5級から質が違い、指が痛くなってしまった・・・。ラオスへ行く以前に指を壊してしまったら、困るので、ラオスが終わったら、5級に・・・と思っているのである。

今は、普通に側体で登るための、腕力が欲しい

腕力UPと思っていたので、ガツガツ前傾壁を登るつもりだったが、あまりガツガツはしない結果になった。

今日は、体がフレッシュだったので、パワーたっぷり。あんまり疲れなかった。

■ ハンドジャムパン

ので、6級の積み残し課題のハンドジャムパンができた。

やっぱりムーブの解決力が、身体能力より足りていない。

うんうん、20分は悩んだが、結局、解決できなかったので、ジムのお兄さんに助け舟を出してもらったら、できた。

ポイントは、出だしの足が、右足ではなく、左足ということだった。

最後は、150度の壁で、単純ツイストだけど、傾斜がきついと言うのをやったら、落ちたので、まぁ落ちるまで登るという、ノルマは達成したかなぁ~と思って帰ってきた。

■ 指ヤバい

あんまり頑張っていないのに、指がヤバいのである。

右手の指が・・・違和感。アイシング中である。 

最近は、腕力よりも、指が先にダメになるので、やっぱり指力アップが課題だなぁ・・・。

クラックだと、指力要らないからなぁ・・・。指力(カチ)については、おいおい、ゆっくり時間を掛けて、上達する方向にしよう。前腕の力は、けっこうついてきたような気がするけれど、指はなぁ・・・。

あまり、頑張ると先に壊れそう・・・

筋力UPより、お尻のお肉を軽量化するほうが、結果が出るのが早そう・・・。なんとか、お尻小さくならないものかなぁ。確実にハンデになっているような気がする。

■ クイックドロー来ました♪

誰かのジンアクセスを持ち飼ってしまったようで、なぜか8本あるので、追加購入は要らないのだが、でも、新たにドローを2本購入。

ロックテリクスのライトテック。70gと軽い!ジンアクセスは、113gと重いので、10本まとまると、300gも違うことになってしまう。

ジンアクセスを購入した時も、よく研究して買ったハズだが、やはり買い換えたいと思ってしまう。

購入時、軽さは、そう重視していなかったからだ。

■ 食事

今日は、ランチがおにぎりで、野沢菜の混ぜご飯に、ひじき炒めを入れたもの。ちょっと軽すぎたかなぁと思ったが、あまりパワー切れにはならなかった。

まぁ、あんまり頑張っていないからかなぁ・・・。

帰りに、農家の軒先で、無料で配っていた柿を一つもらって帰ってきた。

今日は米粉で作るブールドネージュを作って、上出来。レシピも、米粉にアーモンドプードルのところを、ココナツパウダーに替えたり、オイルを、太白ゴマ油に替えたりしたが、まったく問題なし。

小麦粉を使わないレシピで何の問題もないのだった。

夕飯は、久しぶりに、ダールスープの予定。ヨガの日は、温めただけで食べれるものにしている。

明日は雨のようなので、どのジムに行くべきか・・・。


ラオスの準備

ラオス、秒読み態勢に付き、準備中。必要装備は以下。

私は海外は大抵、ほとんど何も持たないで行き、現地で購入したものを使う派、なのだが、現地での購入を前提としない旅行なので、結構ちゃんと持って行かないといけない、というのが山との共通点だな~と思っている。

海外が長いときは、昆布茶を持って行くと、なぜかホッとできる。

これまで、アメリカに働きながら2年、カンザス、ウェリントンに1ヶ月の長期出張、メルボルンに2か月、タイ、ベトナムに調査での出張経験がある。

仕事で行ったせいか、東南アジアには、あまり良い印象を持っていない・・・ので、今回印象を塗り替えたい。

ラオスは前傾壁で、あまり私っぽくないが、行くと決めたのは、グリーンクライマーズハウスのことがあったから。

■Green Climbers House

これは、ドイツ人経営のクライマーの家。海の家クライマー版みたいなものだ。経営に興味がある。

山梨はクライミング王国。多くのクライマーが移住したがっている。しかも、空室率が高く、25%は空室。

山梨に、クライマーの家を作れないのだろうか?ゲストハウス兼シェアハウスみたいな?

海外からのゲストもベースにできると思うし・・・現にエアリーさんは海外からのアーティストの家になっている。

定年退職したベテランクライマーに管理人になってもらえば、360度ハッピーだと思うのだが。

ホント、山梨はクライミング特区にでも指定して、国から補助金出して、観光収入にしてほしい。

■個人装備

ハーネス ボロボロになるので、古いもの
ヘルメット 
120cmスリング 環付ビナ ×2
60cm スリング ×2

ロープ 70m → 現地でレンタル 
確保器 
ビレイグローブ
カラビナ ×2
チョーク
フラットソール ×2


ズボン ひざ下 ×2
ヘッドライト
トーチ

テーピング 大小
ハンドクリーム
サプリメント

クイックドロー ×10

残置用捨て縄 ×2
残置用カラビナ ×1

■ その他

ザック
サブザック
雨具
折り畳み傘
トポ
水筒
テルモス
ピクニックシート
サングラス
ティッシュ
日焼け止め
運動靴
サンダル
室内履き
時計
メモ帳
ビニール袋
コップ

石鹸
歯磨き
歯ブラシ

防寒着
着替え 靴下4、下着5、短パン1、タイツ1、Tシャツ3 長袖
帽子
水着
うちわ

シャワーセット

クレジットカード
パスポート、コピー
旅行保険、
国際免許
おつまみ
お酒

計算機
アイマスク、耳栓
虫除けスプレー
蚊取り線香ケース

カメラ

医薬品
南京錠
洗濯ロープ

爪切り
やすり
正露丸
耳かき

以上。
  

2016/11/07

フリー初シーズンのまとめ

■ PDCA

まだ、今シーズンは終っていないが、今シーズンの岩シーズンは閉幕も近い。12月からはアイスが始まるからだ。

月曜はスケジューリングに充てているので、再検討してみる。

フリー初シーズンの、成果と課題を整理する。PDCAのAの必要を感じるという訳で・・・。

「フリーはこれからだね」と言ってもらったのが、去年の今頃。15年11月2日。初めて5.9をオンサイトし、そこから私のフリークライミングがスタートしている。

16年の無雪期は、岩の年と決め、丸1年で、5.10bが何便かかけてレッドポイントできる状態へ。

■ 理解の深まり

一番の成果は、成長の方法が分かったこと。 

・限界グレードでレッドポイントを重ねて行く
・と、その下のグレードは、オンサイトできるようになる。
・限界をあげるには、トップロープは2グレード以上、上のグレードで。
・岩場の課題をジムに持ち帰る

落ちながら、5.10bに登っていれば、半年後くらいには、5.10aが確実化するだろう。そうすると、今の5.9で感じるような感じが、5.10aで起こるようになるだろう。・・・ということが分かるようになった。やっとフリークライマー1年生が出来上がった感じだ。

フリークライミングをするということは、どういうことなのか?ということが、やっと分かったんだなぁ。感慨深い。

■ オンサイト数

10月 5.9 5個 5.10A 1個 クラックオンサイト1個
9月  5.9 2個     
8月  5.7、5.8 フラッシュ 2個
6月  5.9 2個

というわけで、5.9のオンサイトは、30個貯める予定の、今11個。 11/30。 

3分の1たまったところか。つまり、初心者の頃に立てた、5.9マスターへの道のりは、実は、まだ3分の1行程にいるってわけだ。もう5.9なら落ちない気分がしていたが、それは、錯覚と言うものだ。まだまだ経験値が十分とは言えない。

理論上は、30個たまると、5.10aがスキルアップしているはずである。

■ レッドポイント

今のところ、レッドポイントは、5.10bで限界グレードが上がったところだ。

・落ちる練習が課題。
・2点支持のエキスパート化も課題 (まだエキスパート化していないので、ヘルメット必要)

■ トップロープ

ノーテンで登るトップロープと言うのが無くなった。11台をトップロープしている。

・リードできる課題のとなりに11台があるような岩場を探す

■ タイプ別 

クライミングは、それぞれのタイプを集中して登らないといけない。

■ クラック

・プロテクション設置の習熟が課題
・基本のハンドジャム課題を習熟する段階
・ワイド&フィンガーは、入門レベル
・ナッツ設置練習

■ フェイス

フェイスは、指力がないので、指力をカバーする広背筋力が必要。正対立込ムーブが課題。

・外岩5.9のフェイスを数こなす。
・トレーニングは腕力UP
・カチ課題のためにシナプスさんに行くべし

■ 前傾壁

・腕力 前傾壁での正対立込み のための引付け力

■ スラブ

スラブは、5.10Aで何かを掴めた感があった、あの時以来・・・何かを掴めた感がすり抜けた感(--;)。 

5.9のガマスラブがオンサイトできたので、次は5.10aなので、難しいスラブを、週末触っておいてよかった。

スラブのトレーニングは意味不明・・・小さいジプス?

■ 電池切れ問題

突然の電池切れ問題は、解消した。どうしてだったんだろう??? ただ電池切れは無くなったが、体力は別に上がったとか、十分であるとは感じられない。有酸素運動と無酸素運動の差なのかなlぁ。 

■ 周辺技術

レストと頑張るのバランス・・・大体、雨などで、外岩へ行けず十分レストできていると、突然上手になるという関係にあるかも?

あとは、歩荷トレで歩きが弱くならないようにしないといけない。

喘息が出てきたので、肺活量を大きくしたいかもしれない。ラン?心拍数トレーニング?これは、パイロットテスト中。

コンディショニングは、ヨガで行っており、あまり進化はしていないが、後退もしていない。フィットネススコアは、上々。

姿勢の崩れは、ドローインで治る。

■ 食事

食事は、タンパク質を切らさないということかなぁ・・・研究の余地あり。菜食は、単純に量がたりなかったのかも?

検討中なのは、サムライレシピ。 アミノ酸スコア100のものを食べるようにする。あとは鉄分入りのビタミンは即効性があったので、きっと慢性貧血状態だろう・・・。

腸内環境の向上は取組半ば。喘息のために、オイルプルはやってみている。

■ to do list

・冬山合宿向けの歩荷トレ

・筋トレの習慣化
 広背筋トレ
 指のためのトレーニング
 バックベント
 ストレッチポール 左右差を取る

・体幹のトレーニング
 腹筋 

■ 来年への反省

6~8月は沢へ。高い山には行かなくても沢に行くと楽しいでしょう。

■ 最初から 5.9がオンサイトできる人

ちなみに、私は女性で体の覚えも悪くなった中高年で始めた。ので、初めての人工壁は3mで落ちていた。外岩デビュー時の最初のRPは5.8。5.9がオンサイトできるまでに、1年半かかっている。ビレイ習得や基本の腕力獲得に半年。

5.9がオンサイトできて、フリーの入り口に立ったというところ。なので、最初から、5.9がオンサイトできる人は、私の初シーズンと同じところからスタートできると思う。

私よりも、さらに条件が悪い人(腕力が私よりもさらに弱いとか、さらに覚えが悪いとか、体が固いとか、さらに年齢が上で始めた)など、最初に外岩5.8もRPできない状態であれば、例えば、沢の1級もロープ無では登れない状態と思うので、フリー初年度に入る以前に、さらに時間を掛けて、近郊のゲレンデなどの易しい岩場に通った方がいいかもしれない。

フリーの岩場では、5.6とか5.7は誰も登らないので、なかなかないが、ゲレンデはそのレベル。4級の岩場ということだ。

■ 成果と課題のまとめ

10月 好調

成果: 5.9 オンサイト5個
     5.10a 初オンサイト
     クラック 初オンサイト 

 ・デゲンナー  5.8 RP
 ・新人さんいらっしゃい 5.9 OS
 ・無名課題フェイス 5.10a OS  → 5.10a では初オンサイト
 ・無名課題フェイス 5.9 OS 
 ・頂上への階段  5.8 クラック OS
 ・ソラマメの隣 5.9+? OS

9月 女性と登った月 

成果: ガマスラブ オンサイト
     小川山レイバック ピンクポイント
     同じくらいの身長の女性クライマーのムーブを見て開眼

・レギュラー 5.10b/c TR  アップアップ
・カサブランカ 5.10a TR 3回やってだいぶスムーズ化
・ガマスラブ 5.9 オンサイト
・韮崎ボルダ― 6級

8月 低調 ジムメインで指を痛める 成果: フラッシュ2個 + カサブランカ一回目

・かわいい女 5.8 フラッシュ
・ウルトラセブン 5.7 フラッシュ
・かわいい女2 5.9 TR
・オーウェンのために祈りを 5.10c 敗退
・8月2日 コークスクリュー TR 

7月 レスキューの月 成果: レスキュー

・7月28日 ジャーマンスープレックス 5.10c TR
        ブラック&ホワイト 5.10a TR

6月 突然上手になった月 成果: 乾徳山旗立岩中央岩稜3P、烏帽子岩左岩稜20P、5.9オンサイト2個

・なべちゃん オンサイト
・ピリカ 3テン
・イエローマウンテン オンサイト
・HIVE TR 2便  

・6月1日 甲府幕岩 
  2日 小川山 烏帽子岩左岩稜
  13日  小川山一泊二日 兄岩
  18日 乾徳山旗立岩中央岩稜

5月 レスト  成果: レスト&スラブで何かを掴んだ月

・5月21・22日 小川山クライミング 

4月 クラック場慣れ期 成果: 湯川でクラックの数をこなしたこと 9本

・4月1日 兜岩 クラック 
・4月8日 開拓手伝い
・4月13・14日 湯川クラック
・4月20日 兜岩
・4月21日 開拓手伝い 吉田スラブ
・4月23・24日 佐久の岩場
・4月1日 兜岩 クラック

3月 岩シーズン開幕  成果: 新しいパートナーと楽しく登った月

・3月31日 三ツ峠 岳ルート 
・3月30日 昇仙峡 クラック&フェイス
・3月18日 昇仙峡 ボルダ―
・3月5・6日 兜岩

2月 → アイスで休み

1月 → クラック事始め  成果: ジャミングの習得

・1月2日 昇仙峡クラック 
・1月25日 昇仙峡クラック

■ 積み残し課題
フェイス: 小川山物語 リード
クラック: 小川山レイバックリード
スラブ:  何かをつかみかけ

・龍の子太郎 2P目のワイドをフェイス的に登る
・アダムのとなりの5.10cフィストクラック
・末端壁のフィンガーとワイド
・猿岩のスラブ

■ To do list

体力アップ  → トレランで肺活量UP?

筋トレ  上腕、肩、背筋 → 課題大きい


こんな感じだった今シーズン
■ おまけ: フリークライミング以前の前史

2014年 → 初めての岩登りの年  5.8 RP

4月 初岩登り 三つ峠マルチ 中央カンテ 一般ルート

5月 初リード 西湖の岩場 山羊座の下に 5.8
          小川山 春のもどり雪 5.7 1P目

6月~9月

 ・初小川山 小川山物語 5.9 TR
 ・初小川山 春のもどり雪 つるべ
 ・初クラック 小川山レイバック 5.9 TR
 ・初 マルチピッチ 太刀岡左岩稜 セカンド
 ・三つ峠、十二ヶ岳の岩場などで、つるべの自主練習
 ・小川山 5.9で本チャン足慣らし トップロープ

10月 初本チャン 前穂北尾根

2015年 → 岩よりも沢に注力した年 20沢山行

     4月 初フリークライミング 兜岩 TR

     5月 兜岩 5.8 リード
        クラック特訓 小川山 龍ノ子太郎、愛情物語 その他 TR

     7月 初オンサイト 小川山 センター試験 5.8 OS

     8月 初 自前本チャン 明神主稜 つるべ

     9月 初ワイドクラック カサメリ沢 入口岩 TR
         初自前クラック 小川山 森林浴 5.8&小川山レイバック 敗退

     11月 岩場経験を広げる 
          越沢バットレス、天王岩、河又へ行き、異なる岩タイプに触れる
         湯河原幕岩(菊地さん)、昇仙峡(吉田さん)で、クラック講習会を受ける

2016年 → フリーに注力する年へ


2016/11/06

3便で5.10b RP

■ ”3便で”・・・

昨日と今日は、素晴らしい秋晴れだった。 It was a wonderfull autumn blossom in this weekend.
I was so glad I could use these two days in a meaningful, memorable way.

今日は大菩薩の方に知人にボランティアに誘われて出かけていたのだが、歩きに行けば良かったナー、と思える大快晴。

昨日は小川山にいた。小川山では、大きな成果があった。

The number one achievement is that I tried 3 times to redpoint 5.10b problem.

”3便”で、5.10bをレッドポイントした。屋根岩1峰の”ヤッホー元気 5.10b”。

Why this small tryamph mean so much to me?  Because here on, I took a fall in a climbing for a granted.

私にとって意味があるのは、

”3便で”

というところ。登りきるまでに、何便か出す、という登り方をしたのは、初めてだからだ。

Before, my try only had two types;

I can ONSIGHT or I can only TOPROPE

black or white, I can climb easily (because I can onsight) or I can not climb at all (too difficult).

これまで、

 リード貫徹する or トップロープ

という登り方しかしていない。つまり、

 (必ず落ちないところを登る) もしくは、(必ず落ちるところを登る)

つまり、

 (落ちるか落ちないか、分からないところ)=(ギリギリのグレーゾーン) は存在しなかった。

落ちないところだけ登っていては、登れるようにはならないのだ。

I never took a chance in a problem, I only lead climbed when I am 100% sure I can lead.

No, once I DID climbed when I was unsure if I could climb but I fell... I thought when I was not sure if I could climb I should not try.

So the message I got from this incident was I should not try if not sure.

My recent challenge was, how I can turn this into the way every free climber is doing... "fall is a part of climbing".

I was not fully a free climber until I could take falling into granted as an part of climbing...

but it was so hard. I had fallen once this year and it was a grander and I had to be taken to a hospital and stitched my head 7 stitches. I just thought I thought so.

■ 9割、落ちてる

今回、一番印象に残った言葉。 「9割、落ちている」

90% of the trial, we fall.

つまり、フリーでは落ちること前提なのだ。落ちながら、みんな上手に登れるようになっていくのだ。

今まで私が一緒に登っている人たちは、ベテランが多いこともあり、みな落ちない。

落ちないグレードしか登っていないということもあるし、落ちる前にテンションを掛け、テンションして、ムーブを探った後は、もう落ちない。

今回は、落ちても落ちてもトライする、という登り方を見て、とても勉強になった。まったくムーブの質が違う。

Thi is the word. To climb a one problem everyone tries to push his/her own limits. In the process, failure, in this case a fall is part of problem solving.

This time I have seen many falls. The climbers I had gone with this time, for them, a fall is a part of process.

■ ヤッホー元気

ヤッホー元気では、ぬんちゃくを先に掛けてもらった。 だから、オンサイトではない。

オブザベ。一手目は、左手にノブ。上のフレークを右手で取ったら、体を返して、左手でさらに上を取り、右足を張ってスタンスに立ちこむ。そこで2ピン目をクリップ。

その後が問題で、2ピン目の後が核心だろうと思っていた。それはあっていて、最初は、右側の小さなピナクルをホールドにしようと考えていたが、次の手がガバと思いきや、上からよく見てみると、ガバではない・・・。

ので、右は捨て、左のフレークから全部レイバックで、右足を上げ、マントル。そのとき、左手のホールドにするのが、なんとアンダーしかない・・・アンダー、超苦手。しかも、ハンドジャムも効きそうにもない。

・・・というので、ここが核心かなと。

1便目は、やはり思った通り。ただ左手のノブは使えず、中に小さいカチがあってそれで登った。2ピン目でレストのためのテンションをもらった。右も試してみたが、ダメ、やはり、左からオールレイバックで行くことに。

レイバックは消耗するというイメージがあるので、焦るのだが、焦っても仕方ない。案の定、マントルのところで、ホールドに行き詰まってしまったが、上に薄いフレークのカチがあり、それを取ったら、小さなテラスに立てた。

あとは終了点にクリップするだけ。

降りてきたら、腕が張りまくって大変だった。カチンコチンだ。最近は、こうなることは少ないくらいなのに。

2便目は、なんと2ピン目で、手繰り墜ち。初めて手繰り落ちをした。これは、マズイ。手繰り落ちは一番してはならない落ち方なのだ。

落ちた理由を考える。右手クリップだったのに、左足に重心が乗ったままだったからだ。きちんと右足荷重になっていなかったから、体がドアのように開いて落ちてしまったのだ。

もし左手、左足にするなら、その状態で、フラッギングを作ってから、クリップしないといけないのだ。

今、人工壁のクライミングでは、あまり考えないでも登れてしまうので、考えないで登っている。これがダメだ。考えて登るようにしないといけない。クライミングでは、すべてに意識的でないといけないのだ。

止めてくれた人には感謝。

3便目。私は落ちるのは嫌いだが、落ちてから、切り替えは良いらしく、すぐ取り付く。取り付いたら、意外にすんなり行けてしまった。やはり、課題は、レイバックからのマントルだった。

この課題は、薄被りだが、ホールドも比較的大きく、スタンスも見極めやすいので、5.10bにしては易しいのではないかと思う。卒業試験が5.10aとは信じられない気がするくらいだ。しかも、腕力が必要と言っても、3ピンなのだから!

とはいえ、RP最高グレード更新で、うれしかった。

■ 恩返し

最近、クラックを初オンサイトして、ブレークスルーしたのだが、それは、「ここなら、できるんじゃない?」と薦めてもらったからだった。

それで、薦めてくれた人に、何か、恩返しできないかな~と考え、知り合いを紹介することを思いついたのだった。

彼女は12まで登り、私は今のところ初心者で、10代が限界グレードなので、私と一緒に行ってもらうと、いつも彼女の側がリードで登り、私のほうはそのリードしたものをトップロープで登れるので、私の勉強には、とてもなるのだが、その逆はできない。

もちろん、私もリードしたり、オンサイトしたりするのだが、登りたいグレードが、かけ離れている、というのは事実だ。

課題を見る目も、彼女の方が優れているので、私はいつもアドバイスしてもらう側になる。

私も、後輩を連れて行くときは、アドバイスする側だから、大体、クライミングのエコロジーサイクルはきっちり回っている。

でも、あのオンサイトは特別な出来事だったので、彼女にも、何か喜んでもらいたいと思っていた。

昨日は、彼女もとっても楽しそうにしていたので、恩返しできたと思う☆

■ バンバン落ちる

ブレークスルーという面で見ると、私にとって大きなブレークスルーがいくつかあった。

なかなか乗り越えられない壁は、

  落ちるのが怖い

という壁だ。

今日はみんながバンバン落ちながら、高度を上げて行くのを見て、落ちることがそうたいした”事件”ではなく、クライミングをしていれば、”日常茶飯事”なのだ、と理解できた。

きっと、そういうのを見るために今日は、岩場に行ったんだろう。

今日トップロープをした人は初心者の私だけ。11などというグレードは、トップロープであっても、かなりアップアップ。

■ ”朝一 限界グレード”のこと

朝一で、限界グレードの5.10bにフラッシュで取り付いた。

いままでも、師匠と一緒の時にも、朝一で限界グレードの5.10aに取り付くことになっていたりして、どうして、朝一なのに、限界グレードに取り付くことになっているのかなぁ・・・と、漠然と考えていた。

なんとなく、私が落ちると分かっていて、そうした取り組み方を師匠が薦めているような気がしないでもなかった。

トップロープで、と言った後にリード用にロープがしれっと抜かれていることもあったし・・・。まぁそれは、取り付いてから、トップロープでないことに気がついたりしたし、ちゃんとRPできたので、いいのだが。

きっと、9割落ちると言うレッドポイントトライの仕方を教えたかったんだろう。

まぁ、でも、9割落ちている、という登り方を教えたかったら、やっぱり、9割落ちながら登っている人たちを見せてみるのがいいのだろう・・・。

今回は、落ちるのが日常ということや、朝一で落ちても大丈夫、というようなことが理解できた。

■ 思いやりの連鎖

師匠が、多分教えたいと思って、なかなか伝えられず、教えられなかったことを、若手のクライマー達に教えてもらった。

誰かが困っている。精神的課題を乗り越えられなくて困っている時、どうしたら、その課題が乗り越えられるのか・・・

自分の登っている姿を見せるというのも、一つの解を示す方法だし、安心感絶大のビレイを提供してくれるというのも、一つの方法だ。

ボトルネックが何か、皆、自分が通ってきた道だから分かるのかもしれない。

私は私で、怖い怖いと言って自立できない人に、そっと自立のための背中を押す。私も皆に背中を押されて、一歩を踏み出す。そういう、思いやりの連鎖、を感じた。

■ 減点要因

ただ、まだクライミングにおける自己コントロールが完全ではないし、ふいに落ちる人かもしれない・・・ということも分かった。

ふい落ちというのは、クライミングにおける2点支持の失敗だ。ちゃんと突っ張っていれば、落ちないのだから。保持力ではない。

つまり、まだムーブがしみついていない。

やっぱり、だらりんビレイの人は、私はまだ受け入れられないクライマーだ。(クライマーによっては、だらりんビレイでも受け入れられる人もいる。落ちない人だ。)

■ 知的ゲーム

そして、クライミングはやっぱり岩を読む目とクライミングムーブの組み合わせの、パズルゲーム、自分のカラダで絵解きするパズルだということを理解した。

パズルの絵解きに、自分の身体能力の限界が掛け算されるから面白いのだ。自分自身への発見と、パズルの絵解き発見がある。

■ 評価

今日RPした課題は、オブザベーションして、登れるのではないかなという印象があった。

  ⇒ 登れそうかどうかの見極めは大体出来てきたようだ、という発見があった。

が、2登目では、クリッピング中に落ちると思わないところで落ちてしまった。
 
  ⇒ まだ2点支持が徹底していない。落ちない体制の獲得が不十分、これは納得感。もう少しムーブについての習熟が必要だ。

3登目では、完登。

⇒ フォールしても、大丈夫だったら、次のトライへは影響はないらしい。案ずるより産むが安し?
そっちのほうはあまり恐怖感を持たないらしい。がんばったら登れてうれしい。

四苦八苦して、登ってから言うのはカンタンだが、もっと四苦八苦しても良かったな、くらいに思ってしまった。

絶対にクライミング初心者のころのトップロープの方が、ひいひい言ってた。

でも、ひいひい言わずに、優雅に登りたいと思っているのだが・・・なかなか、そうならない。

これをRPしてからは、トップロープで、11等の難しい課題を触らせてもらった。

いや、ホント、すごく難しいのは、トップロープでも腕に来る。こっちのほうが、ホントに四苦八苦と言う感じ。

■ トレランボランティア

今日は今日で、トレランのボランティアに行っていたのだが、紅葉がきれいで、癒された。

トレランのほうも、山梨にはすごい人材が集まっているらしい。

行ったら、なんと、いつも人工壁やアイスで会っている人と、また会ってしまった。

ただ体を動かし損ねたな、という気持ちはあった。明日は少し、体を動かさなくては。


■ まとめ

やっほー元気 5.10b 3便 RP
ムーランルージュ 11c TR
メルドー 11d TR