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2024/02/24

【心理技術】無敵の自己肯定感を持っている人はクライマーに不向き

■ 無敵の自己肯定感=母親から無条件の愛を与えられてきた人

なので、それだけしか登れないのに、

なぜそんなに自信があるのかなぁ~と

ずっと思ってきたんですが…

FCが高い人は、アダルトが低いので、自己客観視ができない、んですね…

つまり、自分の姿は見えていない。

…ので、当然の結末として、全然凹まない(笑)。

赤ちゃんのころって、立ち上がっただけで、

 よくできたね~

って言われますよね?

アルパインやクライミングで、

その状態だということです…

■ めんどくさいから…という理由で終了点を飛ばしてしまう人には、カウンセラーが必要

なんですが…

普通の人は、めんどくさいけれど、やらなければいけないことについては、

脳内の親 (主に自分を責める声)

がやらなきゃダメでしょ!っていうので、ぐるぐるしてしまい悪循環に入ってしまうのです。

その脳内の親の父親…CPが欠如していると

無敵の自己肯定感になります。

■ めんど…!!となっている=おかーさーん、やってー!状態

その状態で、行動できなくて悩んでいる人への処方箋は?

心の中で、

母親を登場させます。 そして

 よしよしする

次に 父性を登場させます。そして

 おい、終了点を飛ばすとまずいぞ!

と言います。

■ 母性ばかりの九州

もしかしたら、九州男児をダメにしているのは、

  母性だらけの女性たち…

いいでちゅよ…ママがやってあげまちゅよ…っての。

かもしれませんねぇ…

あなたのためにご飯を作るのが私の幸せ★とか… マジ、ありえない…。

くれぐれも言っておきますが、奥さんは、お母さんじゃないですからね~





2024/02/22

【心理技術】現実から逃げ、理想化された世界に閉じこもる人々…虚像の舞台のヒーロー

■ 大地の中のお魚

私の高校時代は暗黒時代でしたが、エリートだけが進学できる進学校に入ってしまったので、まぁ

 大地の中の魚みたいな気分

でした。私がお受験エリートであることは、結果としては事実そうなのですが、それは

 独学と言う地頭で勝ち取ったもの、

であり、まったく現代受験システム…幼少期からの詰め込み教育…にお世話になったわけではないからです。

むしろ、その逆。自立と主体性で、勝手に勉強していたら、あれ?お受験楽勝になった、ってのが真実でした。

アイスクライミングで起こったことも同じですよね。私はアイスではワルツを踊っていただけです。

私が獲得したスキルは、大体、ほとんどそんな感じです。

英語もアメリカから帰ってきたら、TOEIC一回目が870点で、一度目はどんな試験なのか知るために受けるものとお受験相場では相場が決まっており、二度目は、925点でした。本人は楽しくアメリカで遊んで帰ってきて(それなりにヨレヨレでしたが)、そんな調子で高スコアなので、こんなつまらん試験、と思って、3度目を受けるとかありえません。楽勝過ぎてお金の無駄です。

ところが、一般の人って700点を取るだけですごいこと。夫なんて、万年500点代です。夫には悪いけど、勉強する要領が悪すぎ、英会話学校なんて通うこと自体が、習得するための発想として間違っているんですよ。ところが、これを言っても夫は意味が分からないんですよ。ほかに方法が思いつかない。

私は別に学力が低い人や知性が人より劣る人を馬鹿にしているわけではありません。バカにしていたら結婚しないでしょう。バカにしていたらロープ組まないでしょう。

じゃなくて、戦略が下手だよ、と指摘しているのです。その、習得の仕方、なり、クライマーとして成長する方法論、なり、そうしたことが、成果が出ていない人のやり方の、ものすごい非効率さが分からないんですよ、相手側からは。みんながやっているからっていう理由がその戦略の選択の理由なんで。できていない人の真似してどうするんです?

同じようなことが、九州ではクライミングで起きています。まぁ全国か。

A)新人さんは、ロープクライミングの習得の仕方に対する戦略性が非常に低い。

B)指導者は、ロープクライミングの習得のさせ方に対する戦略性が非常に古い。

新人さんは、誰か教えてくれそうな人に、胡麻をする作戦一択

指導者の側は、昔の18歳大学生男子に教えるやり方… いいから登れ、黙って登れ、俺のやってるようにやれ、は、現代では、スポーツ虐待、っていうんですよ。人工壁のやり方をそのまま、外岩に持っていくのもご法度ですよ?

まとめると

 新人=ゴマすり作戦

 指導者=スポーツ虐待

どっちも、まずいやり方なんですよ。その結果が如実に表れているのが、九州のクライミングですね。

■ JFA依存症

なんせ、関東では、JFAが救世主として入っているので、地頭力のなさをJFAが補ってくれています。

でも、JFAは補い、ですからね。あくまでサポート。

なのに、九州では、JFAが○○してくれない…みたいな、お母さんが僕の面倒見てくれないんだよ、みたいな心情に陥っている。

九州では、地方行政も同じですもんね…〇〇してくれない病は、地方では根強いです。東京はいいなぁ病。

しかし、日本で頑張って経済を引っ張ってるの、東京一択ですよね?頑張っていない人が頑張っていない結果しか得られないのは当然の結末なんじゃ?

クライミングも全く同じです。アメリカじゃ、S&P500を引っ張っているのは7社だけ。同じことです。

■ 40mランナウト 

エルキャップフリーソロ、国内記録ですら、スーパー赤蜘蛛フリーソロの時代に、

40mランナウトって… まるで

 虚像の舞台のヒーロー

ですね。

■ 猫の首に鈴付ける役?

まるで猫の首に鈴をつける役を九州でのクライミングではやらされて嫌でした。しかし、私は事実を指摘しているだけです。行く先、行く先、変な岩場ばっかり、でした。

・40年経過したカットアンカーをカットアンカーでリボルトするのは、明らかに愚かな行為です

・40年経過したカットアンカーをそうだと自覚せず、人工壁並みにバンバン落ちるクライミングを外岩で強いるのは、かっこいいのではなく、本州では、ただのバカ…分かっていない人だということになっていました。

・2ピン目や3ピン目でランナウトした課題なんて、中間支点としての役割を果たしていないので、毒親ならぬ、機能不全ボルト、いわば、毒ボルト、です

・ビレイは正しくしましょう。フリークライミングは落ちることを前提としたクライミングです。

・アルパインクライミングのクライマーは、支点構築を学びましょう。山に残置支点は在りません。

・アルパインロックのルートでは落ちてはなりません。また十分レスキューをすり合わせた人のみが出れるのがルートです。ルートは限られた人の特権です。

・沢にあるボルトを信用する人は、たんなるバカです。

・一般登山以上の、雪の山は、雪上訓練と雪崩の講習会を受けてから。これも特権です。

・自分が登りたい岩場は自分たちで整備しましょう。JFAが管理責任があるわけがない

・開拓者はオンサイトしていません。まずい位置にボルトを打ってしまう人もいます。開拓者は、当然ですが神ではなく、間違うこともあります。

・岩はもろく、壊れるものです。本物のアルパインのクライマーは、叩きながら登っています。

・現代で5.12が登れても、男性クライマーなら、ただの標準的な登攀能力って意味です。なぜなら、男性の平均的能力の人がギリチョン登れる課題に5.12をつけてきたからです。

・日本の岩場は歴史的に、男性の標準身長での安全なクリップ位置しか念頭にない開拓をされてきたので、低身長の人には、手繰り落ちのリスクがあり、手繰り落ちを避け、ムーブを増やすとすれば、そのムーブは5.9レベルではない可能性が高く、5.9は5.9と額面通り受け取るのは危険です。背が低い人が取りつく場合、それ以上の能力開発が必要です。

・例えばラオスには、6Aは6Aのスキルで登れる課題が岩場に用意されています。 

いくらこうした指摘をしても、賛同者が現れないことには、岩に落ちた種です。根付くことはできません。




2024/02/03

【心理技術】みんなのヨシーダさんと世界のユージ

■ ヨシーダさんはユージさんがお嫌い

あ、わかった。

故・吉田さんは、ユージさん嫌いだったんだよなぁ。ユースケさんのことも…。

だから、私は吉田勢につかないといけないと、義理堅く感じているために、前に進めないんだ…。

吉田さんとお話しするワークしたほうがいいな。 

■ 世界的に有名になり損ねたクライマー

故・吉田和正さんは、日本国内で知らない人がいない伝説的クライマーです。日本人初のバムクライマー(フルタイムクライマー)として有名。

しかし、1980年代に初登したMarsは5.14の価値があったのに、日本人の謙虚さで13をつけてしまったがために、世界的に知名、有名になり損ねました。

それはもったいないことをした感があり… 多くのクライマーの、一種の”同情”を買っていました。同情を買うことが吉田さんはいやだったと思うが、だからと言って、嫌だということを前面に出すのも大人げなく、ダブルバインド状態だったと思う。

そのダブルバインド状態が嫌だという気持ちは、別に吉田さんと張り合っている同時代人のトップクライマーであるユージさんでなくても、なんとなく透けて見えていた。

吉田さんは、フリー以外はやらないフリークライマーだが、アルパインのクライマーに、とても親切で、究極のレッドポインターと言われた、自分のレッドポイントのスタイルを押し付けることはなく、私に教えたときも、なんと泥スタートという、めちゃアルパインチック?(アルパインは泥臭いクライミングと称されることが多い…です)な課題を登らせたのです。アルパインの先輩との違いは、ビレイがめちゃいいことでした。

余談ですが、アルパインの登攀ではなく、フリークライミングの登攀になったら、落ちることが前提なので、ビレイヤーはいいのを選ばないと登れません。

■ ヨシーダさんはユースケさんもお嫌い

吉田さんは、ユースケさんのことも嫌いだった。「あのジャミングでは登れんよ」、とよく言っていた。しかし、私はジムで、ユースケさんが初心者にジャミングを教えるのに、ジグを開発していたり、懸命に努力しているのを見て知っていたし、私はユースケさんに初心者のころ、ハーネス借りて登ったことがあり、その借りた話は、吉田さんには、秘密にしておかないといけない、と感じました。吉田さんは味方を必要としていそうでした。

吉田さんが亡くなった…、もう死ぬことにした心理的要因には、最近ミュージシャンで亡くなったチバさんと言う方の要因と似たものがありそうです。

誤解を避けるために言えば、人は死ぬことにしたとき死にます。まぁ生まれたら、必ず死ななくてはいけないのですが、やり残し感があるとなかなか死なない。

吉田さんの直近の生には、ある種のあきらめ、諦観がありました。本来、評価されるべきだった偉業が評価され損ねた、という感じというか…

本当の俺、と世間の俺の 解離がある、というか…

それを、とりあえず、無関係な人、分かりやすい人、に向けたのが、

 ユージ嫌い、ユースケ嫌い 

だったのでしょう… 害がないし、そうしておけば、分かりやすいからです。

でもね、吉田さんのクライミングパンツ、お客さんの手作り品だったんですよ。そんなクライマーいます? ファンの手作りのパンツ履いて登ってるクライマーなんていないでしょ?

お母さん手作りのズボンで登っている、アシマちゃんくらいですかね?

■ 俺だって佐藤ユースケ、俺だって平山ユージ、俺だって2段…

男性のアルパインクライマーたちって、

 もれなく、全員

 運が運なら、俺だって世界のユースケ

と思うらしかった…です。それは、”大”がつく誤解に基づいています。

今となってはクライミング歴3年の私よりフリーは登れない人でも、そう思っていた人もいた。しかもガイドさん。その方、たしかに体力すごいなと思ったけど、現代のスーパーアルパインって、体力だけではだめなんです。フリーの基礎能力が必要。それも、40年前の基礎能力…登山靴で岩場を登っていた時代のトップクラス…ではだめ、つまりで、5.12がなんとか登れる程度では、だめなんですよ。

5.12が悩みながら、レッドポイントで登れるのでも駄目で、すーっと、オンサイトするレベル感で、よどみなく登れないと、スーパーアルパインはこなせないんですよ。しかも、40kg歩荷できないと。

そこらへんのレベル感の進化についていき損ねた、古い山ヤさんは多く、結局、オンサイトの記録を、エイドの記録と同じ内容だと勘違いして理解しているらしい…というのが、俺だって(若ければ、運が良ければ、時が時なら)、と思う理由らしいと、九州に来て分かった

若い人がそのノリで記録を上げて、あいつらは超エリートクライマーだ、と周囲から評価されていたからです。え? あれでエリートなら、私だって入るよ…みたいな感じ。10cで2時間かかる人がギリギリボーイズ並みに評価されていました… え?!

一般に、人は自分と同じレベルだと思った人に嫉妬し、自分とけた違いに優れた人には嫉妬しない。

だから、世界のユージに嫉妬する人はクライマー界にいない。

が、なぜかギリギリボーイズのみなさんは、ユージの地位にいない。すごい記録を出しても(ヒマラヤ誌などで)こんなことしかできんのか的に、スルーされている。

それは、アルパインがスーパーアルパインに進化したことを登山界全員が理解していないからのよう…です。

そういう現代クライミングを理解し損ねた、おじさんクライマーと違い、吉田さんこそ、正真正銘の才能があるクライマーで栄光をつかみ損ねた人。

おなじだけの才能、同じだけの努力がありながら、ユージさんは、”世界のユージ”となり脚光を浴び、吉田さんは、バムクライマーで日本各地の岩場を回り、”みんなのヨシーダさん”になった。

でも…ラオスに行ったとき、吉田さんのこと、知っているアメリカ人クライマーがいたんですよ。彼は北海道で登っていたクライマーでした。

だから、吉田さんの栄光と人生をたたえたい人は、北海道の岩場を整備し、そして、瑞牆で内藤さんが作ったみたいな優れたトポを作ればいいのです。そこに吉田さんのエピソードを乗せることで吉田さんは留飲を下げるでしょう…

最近じゃ、下手な文章書いても、AIが良い文章に直してくれます。

そうすれば、吉田さんは、気持ちよく永眠できるでしょう…

なんせ北海道って外国人訪問率No1の地なんですから…。ヨシーダさんをしのびに、去年北海道に旅しました。名寄とか…

私のことは呼んでないよ~って返事でしたよ。

           デイドリーム


2024/01/28

【心理技術】かっこいい俺を再定義する… ”時代遅れのランナウト自慢”ではなく、”冒険の本質”をとらえる

■ 自己変容にブレーキが低い人=独学タイプの人

心理カウンセリングについて、もしかすると、

”独学で何でもこなせて、大体のことを一人で解決してきた人”と言うのは、誰か、ほかの人を理解する、という立場からは、最も遠いのかもしれない…と不安になっている、今この一瞬…。

というのは、行動変容において、

 自分にメリットがないと分かっている悪習慣などをなぜ変容させることができないのか?

そこのところが、独学の人は、ブレーキが非常に低いということだからだ…。

■ ヨガ講師時代

ヨガの講師を職業でやっているときは、人の体を触ることで、どういう風にすれば、アーサナが上達するのか?ということについては、かなり深い洞察が得られ、生徒さんもみなさん上達し、かなり深く感動したんだが…。

クライミングで落ちいった、”なんでできないのか?の沼に落ちそうで怖い…。

ヨガ時代は、なんでできないのか?沼には陥らなかった…。なぜなら、”前提”として、そもそも、アーサナの習得が一朝一夕にできるものではないからだ。

■ Whyクエスチョンの危険性

Whyというクエスチョンは、危険だ。

 なぜトポを読めないのか? → 「なぜなら無能だから…」

に落ち着きそうになるリスクがある。

なので、質問を「どうすれば?」とか、「どのように?」のほうに質問を変えてきた…のだが…それでもクライミングでは、他者の行動変容を促すことはできず、白亜スラブでは、私は、目下の男性が気の毒だ、という心理トラップにまんまとひっかっかり…(このトラップは生い立ちから来る)、自分の一つしかない生命を危険にさらすことになった。

その後、長い時間、考えて理解したことは、

九州でのクライミングにおける最大の挫折は、

 九州のクライマーがそもそも安全を求めていない

と言うきづき(笑)。

そこに気が付いていなかったんですねぇ(笑)。

私自身が、

 クライミングで死ぬのは、かっこいいという二次利得がある

とは…全然気が付いていなかったんですよね…。

一般的に女性は、現実主義者なので、タダの犬死を美化することはないので…。

■ かっこいい死にざま、という内容の再定義

しかし、一般的に言っても、男性の一般的傾向として

  かっこいい死にざまを求める、

というのも現代人には、心理ニーズとしてある。

クライミングの場合、それを手っ取り早く満たす活動であるという側面も否定できない。

例えば、マーク・アンドレの死は、母親の目には痛ましい犬死だが、若い男性の目には、かっこいい死にざまに見える人もいるだろう。ディーン・ポッターなどもそうだろう…。

現実主義の女性から見たら、ただの犬死にしか見えないですけど、そこは男女の性差の価値観の違いなので、埋めようがない。

男性にとって、どのような中身であれ、”かっこいい”という定義をされたものが、どれだけ大事にされるものか…。

その執着心はすごいので、変えるべきは、

 何をかっこいいと考えるべきなのか?という中身のほう

なのである。

昔の山やは、目をつぶっていてもロープが結べたり、岩角で流れなくなるようなロープの配分はご法度だったんですよ…

ところが今では、すっかり、そこは、”かっこいいこと”に分類されなくなった。

そこが問題なのです。

ロープクライミングにおける、ロープ軽視、は命取り、と誰も教える人がいなくなったということですね…

いやはや…。ちなみに私のあこがれはこれです。永遠に雪の山を歩きたいのです…