2024/03/02

【心理学】クライミング界における事故防止とクリティカルシンキングの利用

非クライマー地域住民(クライマーをサポートし守る存在)とクライマー(守られる側)の適切な関係性と、その構築方法についてChatGPTに相談しました。
  1.  コミュニケーションを重視する: 非クライマー住民はオープンで健全なコミュニケーションを確保し、他者の意見や感情を尊重する。
  2. 自己決定権を尊重する: 非クライマー住民はクライマーの自己決定権を尊重し、自分自身の選択をする自由を与える。
  3. サポートと励ましを提供する: 非クライマー住民は、クライマーの目標や夢をサポートし、クライマーの努力を励まし、自信を持たせる。
  4. 適切なガイダンスを与える: 非クライマー住民は、クライマーが困難に直面した時には、適切なガイダンスを提供し、クライマーが自分の道を見つける手助けをする。
  5. 個別性を認める: 非クライマー住民は、クライマーが独自の個性や興味を持っていることを認め、それを尊重し、肯定的に受け入れる。
  6. 限界を設定する: 非クライマー住民は、岩場への愛情と共に、クライマーに対して適切な限界を設定し、クライマーが安全で健康的な環境で成長できるようにする。
  7. 共感と理解を示す: 非クライマー住民は、クライマーの立場や感情に共感し、クライマーの視点や経験を理解しようと努める。
  8. 批判的思考を促す: 非クライマー住民は、クライマーに対して自己批判的思考を促し、自分の意見や信念を疑問に思うことを奨励する。
  9. 興味を共有する: 非クライマー住民は、クライマーの興味や活動に関心を示し、一緒に時間を過ごすことで、地域愛と絆を深める。
  10. 許容と包容を示す: 非クライマー住民は、クライマーが失敗したり間違ったりしても、許容し、クライマーを支えることで、自己成長と学びの機会を提供する。

これは誰に対しても同じことが言えますね。

このような関係性を築くことは、地域とクライマーの健全な関係性と経済発展に有効でしょう。

■ 詳細

失敗や間違いを受け入れることについて:クライマーが自分の決定を誤ったり、失敗したりした場合でも、その経験から学ぶ機会として受け入れ、クライマーをサポートします。失敗や間違いは成長の機会であり、それを尊重して共に乗り越えることが重要です。

興味や才能を尊重することについて:クライマーが特定の興味や才能を持っている場合、それを尊重し、サポートします。クライマーが自分の興味や才能を追求する自由を与えることで、クライマーの個別性を育みます。

独自の考えや意見を尊重するについて:クライマーが独自の考えや意見を持っている場合、それを尊重し、クライマーの声を聞きます。個別性を尊重することで、クライマーが自信を持って自分の考えを表現できる環境を作ります。

■ 健全なバウンダリーを設定することについて

非クライマーである地域住民は、以下を行います。

岩場の利用の管理:クライマーが岩場でのトレーニングや登攀を適切な時間内に行うようにする。例えば、平日は夕方まで時間、週末は日没までなどの制限を設けることができます。

屋外登山の制限:クライマーが登山する時間や場所を制限する。例えば、日没前に山を降りるように制限を設けるなどの安全面を考慮した制限があります。

体調管理と休息:クライマーが適切な休息を取り、過度の負荷や怪我を防ぐために、トレーニングや登山の間に十分な休息を取ることが重要です。例えば、週に1日以上の完全な休息日を設定するなどの制限があります。

目標設定と計画:クライマーが安全かつ効果的に目標に向かってトレーニングや登山を行うために、計画的なアプローチが必要です。例えば、特定のルートへの取り組みや特定の山の登頂を計画し、適切な実力の枠内で実行することが重要です。

休暇やリフレッシュの時間:クライマーが疲れを取り、モチベーションを維持するために、定期的な休暇やリフレッシュの時間を設けることが重要です。

岩場の適正利用については、ローカルクライマー間での話し合いと合意が必要ですね。

特定の人だけが岩場で登れるように、現在は配置されていると思います。

■クリティカルシンキングについて

批判的思考を促進するために行えることをいくつか挙げます:

  1. 問いかけを奨励する
  2. 情報の信頼性を検証する習慣を育成する
  3. 議論やディベートを促進する
  4. 質問を歓迎する文化を醸成する
  5. 問題解決のフレームワークを提供する
  6. 裏付けのある意見形成を助ける
  7. 自己批判を奨励する

■ クリティカルシンキングへの評価

クリティカルシンキングの成功事例として、自動車の購入を考える場面を挙げてみましょう。

例えば、あなたが新しい自動車を購入することを検討しているとします。クリティカルシンキングを活用すると、以下のようなプロセスが考えられます:

  1. 情報収集:最初に、様々な自動車メーカーやモデルについて情報収集を行います。価格、燃費、安全性、信頼性など、重要な要因を考慮します。
  2. 選択肢の評価:収集した情報を分析し、複数の自動車モデルを比較します。各モデルの利点や欠点を考慮し、自分のニーズや予算に最も適した選択肢を特定します。
  3. 論理的な判断:各選択肢の利点や欠点を論理的に考え、自分の価値観や目標に合致するかどうかを判断します。たとえば、家族の大きさや趣味に応じて車の大きさや機能を選択するなど、論理的な判断を行います。
  4. 選択の妥当性の検証:最後に、選択した自動車モデルが自分のニーズや予算に適しているかどうかを検証します。実際にテストドライブを行ったり、他の所有者のレビューや評価を参考にすることで、自分の判断を確認します。

このように、自動車の購入におけるクリティカルシンキングのプロセスでは、情報収集、選択肢の評価、論理的な判断、選択の妥当性の検証というステップが重要です。

クライマーバージョンクリティカルシンキングをクライミングに適用する場合の例を挙げてみましょう。

仮に、あなたがクライミングを趣味として追求しているとします。ある日、友人たちと一緒に新しいルートに挑戦することになりました。

  1. ルートの評価:最初に、ルートの評価を行います。そのルートがあなたのクライミング経験や能力に適しているかどうかを考えます。ルートの難易度や傾斜、岩の質など、重要な要素を評価します。
  2. リスクの分析:次に、挑戦するルートでのリスクを分析します。岩の剥離や天候の変化など、潜在的な危険要素を考慮し、安全な登攀を確保するための対策を検討します。
  3. プランの立案:その後、登攀のための具体的なプランを立案します。ルートの進行方向や難所の克服方法、必要な装備品などを計画し、グループ全体が安全に登攀できるよう準備します。
  4. ディスカッションとフィードバック:プランを仲間と共有し、フィードバックを受けます。他のクライマーたちと意見を交換し、可能なリスクや課題に対処するための戦略を改善します。
  5. 実行と評価:最後に、プランを実行し、登攀を行います。登攀中に起こる変化や問題に対応し、柔軟に対応します。登攀後には、挑戦の過程や結果を評価し、次回の登攀に役立てるための学びを得ます。

このように、クライミングにおけるクリティカルシンキングは、

①ルートの評価、
②リスクの分析、
③プランの立案、
④ディスカッションとフィードバック、
⑤実行と評価

というプロセスを通じて実践されます。

念のため言っておきますが、女の私が言うことを聞けなくても、みなさん、ChatGPTが言っていることなら聞けますよね?











【心理学】ナルシストの特徴と自己愛マザーの特徴

 ■ナルシストを説明してください

ChatGPT

ナルシストは、自己愛や自己中心的な行動に特徴付けられる個人を指す言葉です。一般的には、以下のような特徴を持つ人々を指します。

  1. 自己中心的な傾向: ナルシストは自分自身や自分の欲求を常に優先し、他人の感情やニーズを考慮しないことがあります。彼らは自己中心的で、自己顕示欲が強い場合があります。
  2. 自己愛: ナルシストは自分自身を極端に重要視し、自己愛が強い傾向があります。彼らは自分の容姿や成功に過度に執着し、他人からの称賛や賞賛を求めることがあります。
  3. 共感の欠如: ナルシストは他人の感情や視点を理解することが難しく、共感の欠如が見られることがあります。彼らは他人の苦しみや困難を理解することができず、自分の利益のみを優先します。
  4. 承認欲求: ナルシストは常に他人からの承認や称賛を求め、それがないと不安や不満を感じることがあります。彼らは自己価値を他人からの肯定に依存している場合があります。
  5. 傲慢さ: ナルシストはしばしば傲慢で高慢な態度をとり、他人を見下したり軽蔑したりする傾向があります。彼らは自分が特別であると考え、他人よりも優れていると信じています。
  6. 批判への過敏さ: ナルシストは自己の欠点や批判を受け入れることができず、他人からの批判に過敏に反応することがあります。彼らは自己イメージを守るために攻撃的な態度を取ることがあります。

ナルシストはしばしば自分自身に対する過剰な自己評価や他者への無関心さ、また他人からの愛情や賞賛に依存する傾向を示します。

■ 無条件の愛を子供に求める母親

ChatGPTーーーーーーーーーーー

自分への無条件の愛を子供に求める母親の場合、彼女は自分の存在や価値を子供の愛情や承認によって確認しようとする可能性があります。

彼女は子供たちからの愛や称賛を通じて自己価値を感じようとし、彼らが彼女を支持し、賞賛し、満足させることで自己価値を確立しようとするでしょう。

彼女の欲求は時には子供たちの自立や個別性を制限する可能性があり、彼らが自分自身の感情や欲求を抑えてまで彼女を喜ばせようとするかもしれません。

彼女の愛は自分の充足感に依存しており、それが満たされない場合、彼女は不安や不満を感じることがあります。
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どうです?似てますよね?

■ 起こりうるインシデント

Q:クライマーがナルシストである場合、起こりうるインシデントをいくつかサンプルでください

ChatGPT

ナルシストのクライマーが登山活動中に遭遇する可能性のあるインシデントは次のようなものが考えられます:

  1. 自己顕示欲の発揮: ナルシストのクライマーは、登山中に自分の能力や勇気を強調し、他の登山者やガイドに自慢話をする可能性があります。彼らは自分の成果を誇示し、他の登山者に対して傲慢な態度をとることがあります。
  2. 危険な行動の実施: ナルシストのクライマーは、自分の自己評価や冒険心を示すために、登山中に無謀な行動をとる可能性があります。彼らは危険を冒すことを厭わず、他の登山者やガイドに迷惑をかけることがあります。
  3. 他者への無関心: ナルシストのクライマーは、自分の目標達成に集中しすぎて、他の登山者やガイドの安全やニーズを無視することがあります。彼らは自己中心的な行動をとり、他者の存在を軽視する傾向があります。
  4. 他者の批判への反応: 登山中に他の登山者やガイドから批判を受けた場合、ナルシストのクライマーは攻撃的な反応を示す可能性があります。彼らは自己イメージを守るために、批判を受け入れることができず、他者を非難することがあります。
  5. 成功体験の過剰な強調: ナルシストのクライマーは、成功した登山体験を他の登山者やガイドに過剰に強調し、自己顕示欲を満たすことがあります。彼らは自分の成功を自慢し、他者に対して優越感を抱くことがあります。

これらのインシデントは、ナルシストのクライマーが他の登山者やガイドとの関係で問題を引き起こす可能性があることを示しています。彼らは自己中心的な行動や自己顕示欲の強さによって、登山中に摩擦や衝突が生じる可能性があります。

私が言っているんじゃないですからね(笑)。ChatGPTが言っているんですからね。

■ ナルシストを避ける

以上のように、

セーフ・クライミングを行うにあたって、最も避けなければならない人種のタイプが、ナルシストです。

特徴まとめ。

1)自分の欲求がすべてのニーズに勝る。客観的に見て、明白に危険があっても、危険認知をしない。

2)指摘されると反省せず、逆に怒る。

よく起こる、見分け方: 

過去の自慢話をする。

問題は、自慢話をする程度のことはほとんど全員が行うことです。また、自分のニーズ(生命保存)が大事なことは万人に共通であるので、誰かが自分の命を大事にしても、それはナルシズムとは言いません。

いっぽう、相手のニーズを踏み時にって自己顕示欲を大事にする、という行為はナルシズムの発露ですが、これは、知性が低いために起こることもあります。(例:白亜スラブ)

ただ大体の人は直観で、誰がナルシストで、危険か?ということは分かっており、リトマス試験紙としては、ミスを指摘してみると良いのではないか?と思います。

大体指摘されると、逆ギレする、という場合、行動の動機が

 周囲に愛されたい・注目されたいというナルシズムの発露

である可能性が高いです。チッピングが止まない理由はこれではないですかね?

いや~ナルシストクライマーに付き合って大変だったわー。




2024/03/01

【クライマーの在り方】クライミング界の最大の問題は、”統制の所在”

■ 「クライミングは自己責任」という合言葉

クライミングは自己責任というのは、クライマー界で最もありふれた合言葉だと思いますが…

これが悪用されて、40年くらい経過しているのが、現在のクライミング界です。結果、

クライマーとしての在り方が、 ただの無責任 × 自己中心

になってしまっている。

【自責思考】絶対役に立つ知識『統制の所在』について解説します【他責思考】

幹也先生の動画です。

これを見ると分かるように、自己責任って、無責任な人が言えば、本来自分に責任があることに対して責任を取らずに済んでしまうのです。

子どもを産むことは、精子と卵子が出会わないと、子供はできませんよね?

子ども=女性の責任ですかね? 精子を出した側の責任は?

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女性の50倍の生殖能力を持ち、
コンドームを着用したセックスは気持ち良くないという偏見に囚われ、
あらゆる避妊の責任を女性に押し付ける男性が、
無責任な射精をしたときのみ起きる。
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同じことがクライミングのビレイ、駐車の仕方、支点の作り方、雄たけび、うんこ…ですよね… 

■ ブラッククライマーとホワイトクライマーが味噌くそ

アクセス問題は、今の状態では、

ホワイトクライマーが、地権者に叩かれ、ブラッククライマーが、地権者や一般の地域住民には、まったく姿が見えない、誰のことなのか?ということになっていると思います。

そりゃそうです。ブラックな方々は隠れてコソコソ登り、うんこだけ落としていくのです。

まじめに、「どこに駐車したらいいですか?」とか聞いてくるはずがないではありませんか?

この問題を解決するにはどうしたらよいか?

■ 非クライマー住民にクライミングの価値を正しく理解してもらう

私はクライミングは、不要なリスクを避けつつ、自分に取れるリスクを果敢に計算して取って、自然界と親しめる、非常に良いアクティビティで、臆病で有名な日本人の、人格形成には特に必要な資質だと思っています。

(地域のクライマーではない住民)に、そうしたクライミングの価値を理解してもらい、

町全体として どのようなクライマーに町に来てもらいたいか?

を(町のクライマーではない住民)が決めれることが大事だと思っています。

なぜなら、地権者が、(〇〇なクライマーには来てほしくない)と言えば、

「お前に言われる筋合いはねーよ」

とか、ブラッククライマーは言えないからです。

例:トイレの始末がきちんとできないクライマーには来てほしくない
  違法駐車するクライマーには来てほしくない
  事故を起こすようなクライマーには来てほしくない

これで、クライマー内でのクライマーの選別ができます。

(クライマーではない町の人が出す要求)に寄り添えるクライマーだけが、そこで登ればいいのです。

必然的に、自分の土地を管理することに関心のない、無責任な地権者の岩場に、ブラッククライマーは集まることになるでしょう…

■ 開拓者は、神ではない

私は、往年の開拓者、米澤さんを観察した結果から、どんな立派なアルパインクライマーでも、フリークライミングついては無知でありうることを理解しました。

5.12というのは、フリークライミングを全く理解していなくても、男性標準体力があれば、登れるグレードにもともと設定してあるのです。

ですから、5.12以上が、一般的な体力がある男性が、自分のフリークライミング時代の始まり、と認知すべきグレードです。

女性なら、これは5.11です。(むろん、5.9でも、トンデモな作りのルートは除外です)

話を戻すと、フリークライミングについて、無知な人が作ったら、そりゃわざとでなくても
ランナウトするわ・・・と思っています。

なぜなら、ガバ=支点飛ばしていい、という思考回路が、そもそもフリークライミングでは真反対だからです。これはアルパインクライマーの思考方法です。

アイスクライミングでも、めっちゃしっかりアックス刺して、テスティングと言って、全体重を一本のアックスに預ける前にテストするのです。だから、一歩一歩のムーブは、めちゃめちゃ確実です。ロープは本当に保険で、普通ロープにぶら下がることなど、ありえない安定感で登ります。

同じことが岩…アルパインロックに言えます。しかし、これはフリークライミングの岩場での作法とは違います。

異なる作法・思想で開拓された課題に、フリークライミングのボルトルートで必要になる安全度があるはずがありませんね?

フリークライミングの課題は、フリークライマーに開拓してもらったらどうでしょう?





2024/02/27

【クライミング世直し】Set the standard!お前らクライマーなら、プライドを持て!

■ 生徒会長になるのがイヤだった小学生時代

クライミングの成長において、長いプラトーにいます。

そのプラトーとは… おそらく、客観的にみると、私は、指導する側に回らなくてはならないのです…。

でも…それが私はイヤなのです。

それは大人になれ!やだ子供でいたい!という葛藤と同じです。

登山やクライミングの世界に来て、今まで実業界で経験していたような、優れた人たちに追いつき、追い越せばいいだけの世界ではなくなりました。私は成長志向なので、優れた人と仕事することは、相手を目指せばいいだけなので簡単でした。

ところが、山をやるようになると山岳会に属すのですが、そこがまるで小学校時代に戻ったような、そんな人間生態というか、環境に置かれて、なかなかそれが受け入れられないでいます。

事例:鎌ナギへ行ったときのこと…リーダーシップの問題

■ 心の抵抗…アンフェアだ!私だって子供だ!

子どものころ、生徒会長に推されて、副会長やっていました。

それまでも1年生を除き、ずっと級長を務めており、それも3学期あるうちの2学期とか。もう級長がデフォルト状態で、それはなぜか?というと、ダントツの成績(全部5)とメンタルの安定感からです。誰が見ても、頭一つ飛びぬけているって感じだったんですよね。

それは子供心に、アンフェアだ!不公平だ!と思っていました…が、客観的に見ると、まぁ仕方ないなって感じでした。

家で、私が長女で、弟と妹がねしょんべんが3年生まで治らなかったように、心の成長が遅い人たちと、すっかり3歳におねしょを置いてきた私とでは、誰が見ても、お姉ちゃんが下の子を面倒見るのが正解でした。

これはアンフェアだけど、母への愛のために飲み込みました。

愛による、感情の抑圧です。どれほど私の母への愛が深かったか分かるでしょう…

■ 母の裏切り

時間を設定して、私は自分が一家全員の夕食を作り始めた8歳に妹がなるまで、主婦役・親役をしようと思っていました。ところが、弟や妹が8歳になっても、私の負担は減らず。

しかたないな、もうしばらく我慢しようか…。

私が15歳、弟が13歳、妹が11歳まで私はガマンしましたが、高校では堪忍袋の緒が切れて、放置しました。自分のために時間を使わなくてはならなかったからです。

すると母は、なんと

 私を虐待し、

弟や妹に家事を分担させることをしなかったのです。まぁ、様子を見れば、二人の兄弟はお子様だから…です。

これは、白亜スラブみたいですよね…。優れているほうが罰されて、全然登れていないリードクライマーが承認を得る。

九州では、九州クライマー連絡会というFB上のネットワークを作らざるを得ず、私がしたいことではないので嫌だったんですよね…追い出されてせいせいした。私は九州のクライマーではありません。むしろ、そんな不名誉な名前、要らないって感じ…

自分が早くから大人役をこなさなくてはならなかったことより、母の、この裏切り行為のほうが、私にはつらい出来事でした。

私は本気で怒っており、その身体的暴力の日以来、家に帰らず、事情を分かっている友達の家にかくまわれていました。お友達に感謝でした。

母は自分がしたことに意味が分からなかったようでした。というのは、知性で、私は実は当の昔に母を超えていたからです…。母にとっては、私は天才なのです。どんな負担でも耐えられるはず、と思っていたみたいです。

九州の人たちも同じですよね… 普通、クライミング歴3年の人にボルトは何を使うんですか?って聞きます?聞きませんよねぇ…。

■ 「お前が教えろ!」 → 「は?」

同じようなことが大人になっても起こりました。

山岳総合センターのリーダー講習で、講師の高橋さんが、私がエイトノットをすでに結べるのを見て、他の3人の男性講習生に教えるように言ったのは、反発しました。

それ、講師の仕事だろ!

というのは、母は、母親役の仕事まで私にやらせていたからです。

子供の私は断固として、弟や妹の、敵になるような親行為、はしませんでした。なぜなら、私は弟や妹と同じ子どもであり、子供として遇されるべきだ、子供は子供時代を生きるべきだ、と思っていたからです。

講師はあなたで、私は講習生でしょ!

ってわけです。その後、私の担当教官は、村上先生に変わりました(笑)。

■ アラーキーは、”兄弟”だった…

子どもの私の目には、弟と妹は、親のいないつらさを共有する相手…でした。

ですから、アルパインを教わっているときに、指導者がいない、そのつらさを共有する相手、と私はアラーキーをみなしていました。

なので、彼には私が教わったことは、積極的に共有する気持ちでしたし、実際いろいろな人を紹介しようとしました。例えば、ギリギリボーイズの伊藤さんです。

アラーキーが私から得た知識を黙って盗んで行っても、まぁ仕方ないか、良しとしよう、という気持ちでした。たとえ、私が有償で得た知識でも、です。

むしろ、できれば、

 私がベテランから教えられたことを他のクライマーに拡散してほしい

とすら、思っていました。クライミング界の安全の向上のために。

■ 注目されたい

ま、結局、彼は安全なクライミングなど、鼻から望んでいなかったことが最後に分かったのですが…。結局、彼だけでなく、多くの一般的なクライマーが望んでいるものは、

 注目

なのです。

僕を見て!ママ!って奴から、抜け出していないのでした…残念。

オレを見て!どう?かっこいいでしょ!です。 

そうかも?とは最初からうっすら疑ってはいましたが、心理学を学習して、やっぱりそうでした(汗)。

つまり、ナルシズムってことです。

■ アンフェア感

話がそれましたが、子供時代からリーダー役で、それは、アンフェアだと感じているという話です。

私の現在の最高グレードは5.11で、5.9で落ちることはもうないようであると思いますが、それでも、私のクライミング歴の短さからして、クライミングの世界で、なんらかのリーダーシップ・・・を私に期待することは、

 アンフェアな期待

であるだけでなく、私がクライミングの精神をまだ習得中の身であることから、不可能のように感じられます。

■ 伝達講習ならできる

エイトノットを仲間に教えろ、と言われたとき、私はムッとしました。

目の前に講師がいたら、講師が教えるべきだからです。

しかし…伝達講習をすることは、山岳会の伝統として、素晴らしい継続すべき行為だと思います。

伝達講習というのは、山岳会のひとり、ふたり、が、会を代表して講習会に出て、その講習会で学んだことを、会員に広める、ということです。

これが、今の山岳会に欠如している姿勢です。

■ 誰から学ぶべきか? 個人の時代

日本でクライミング文化的に民度が高いのは、東京です。

なぜなら、トップクライマーが首都圏に多いからです。クライミング界は、

 個人の時代

へ入り、都会でも山岳会は、悲惨です。集団は劣化し、個人が特出して優秀なのです。

ですから、誰から学ぶべきか?の問いは、

 ○○山岳会 = 集団 → ×

 ◎◎さん = 個人 → 〇

なのです。これは、ものすごく歴史的に有名な山岳会でもそうです。

実は、峰の松目沢という初級のアイスルートに出かけたとき(もちろん、リードです)、私の前に、東京の非常に有名な老舗山岳会がおり、初心者の私は、内心、”あ、技が盗めてラッキー!”と思ったのです。そっちはベテランで、明らかな入門者を連れていたからです。

ところがその会のリードクライマーのリードを見て、幻滅しました…。アックステンション登りだったからです。あんな短いの、私でもフリーで越えてるよ? っていうか、ここ入門ルートだし、フリーで越えられないのなら、こなきゃいいのに。それが私の心の声でした。

おそらく、想像するに、ですが、昔は、みな、アックステンションしてスクリュー打っていたのです。今時、そんな登りする人、いないです。片手で保持して、スクリュー打つんです。

もちろん、本人がヤバ!と思えば、アックステンションするんですけど…ルートで落ちるくらいなら、エイドですから…でも、してしまえば、敗北を現代クライマーには意味すると思います… 昔の人には、それが敗北にならない。

その価値基準でルートを登れば、どこまででも堕落できます…。

堕落しすぎて、これ以上易しいルートは存在しない、入門ルートの、峰の松目沢すら、アックステンションなら、普通に小滝や大滝に行って、リード練習したほうがよっぽどいいです。(ちなみに、大滝や小滝は、人工壁、みたいな意味です。みなが登るので、もうすでに段々ができてしまい、人工壁みたいに導かれ感あります(笑)。)

さて、このように

 A)古いアルパインクライマーの在り方(初登が是なので、エイドOK)

 B)一般的なフリークライミングを是とするフリークライマーの在り方 (オンサイト命)

 C)現代アルパインの在り方 (フリーはアルパインの基礎力ですルート)

 D)スーパーアルパインの在り方(チームオンサイトで初登する)

 E)トップフリークライマーの在り方 (プロテクションへのスタイル、日数で勝負。スタイルが勝負)

は、全部違います。下に行くほど、すごく自らに厳しいです。

その厳しさ…自己規律が、世界の登山界で評価されるのです。

価値観が違うのです。

例えば、ユージさんが、デイドリームを登るのに1ピン目のボルトを使ったら、価値が下がりますよね?

現代にクライミングをスタートした私には、最初から、オールドクライマーのエイドは、”標準技術”ではなく、”まさかの時の保険”、でした。

御坂でも、私がテンションを残念そうにコールすると、ロープを頼ってもいいんだよ~と先輩が優しく声をかけてくれましたが、”テンションですら、敗北”であるのは、現代クライマーにとっては普通だと思います。なにしろ、皆、オンサイトを目指しているのですから。

エイド出さないと登れないくらいなら、難易度を下げてフリーで登れたほうが価値がある、オンサイトのほうが価値がある、ということです。

ちなみに、アイスクライミングは、トップロープでもアンコントロールには落ちれないです。落ちた場合、ロープの伸びがリードの倍なので、かなり落とされます。アックスが突き刺さって死んだ人もいます。なので落ちたかったら、トップロープでもテンションコールしてください。

■ 初級ルートで学ぶべきことを学ばないで、ステップアップする男性クライマーたち

私の目には、他の男性のアルパインアイスをする人は、早くリードデビューしすぎ、のように思われました。

…というのは、保科さんのガイド講習では、リードデビューは厳しく管理され、ジムで5.11がフリーで登れないとだめだったからです。アイスでは、垂直の6級の氷柱がすいすいリードできるようになったら、リードが解禁だそうでした。

逆に、早くリードデビューすることのメリットは、ロープの流れに最初から意識的になれることです。

当然ですが、最初は落ちることがありえないような、4級の簡単なところしかリードしないので、そこでの習得課題は、ロープの流れを正しく作ることです。

ま、相方は、正しくリード教育されても、ロープの流れを正しく作れていませんでしたが…。

男性は初級の段階で習得すべきことを、習得せずステップアップしてしまう。

それがなぜか?私には分かりませんでしたが、彼との登攀から分かるようになりました。

登れたか登れなかったか?の白黒思想での結果しか見ていないので、自分の致命的なミスに気が付かないで、本来、反省すべき経験を、成功体験に数えているのです。

■ 師匠と揉めた

保科さんで、私はアイスはデビューしてから、鈴木清高さんに出会ったので、リード許可の基準が違い、師匠の鈴木さんは不満を貯めたようです。

私が楽勝で登れるのにリードしようとしないからです。

それは、清高さんが持っている”登れている”という基準と私の基準が大きくかけ離れていたためです。

正直、私は、4級アイスは、何が難しいんですか?という感じで、最初から上手でした…。まぁ、4級ってそういうグレードですけど。清高さん的には、登れてるじゃーん、もうリード練習してもいいよね、って思うと思います。

当然、5級もほぼ登れ、問題は腕力だったのですが、腕力って身につくの時間がかかりますよね?

それで私は人工壁でも、パワー切れでビナが開けれず、落ちて地面近く(50cm)まで落とされたことがあったので、同じことをやるつもりはなかったのです。

実際それは正解で、私は55mの相沢大滝が3本登っても全くパンプしなくなった時、神津牧場のシャイアン20mをリードする勇気が湧きました。師匠の青ちゃんは、相沢55mをいきなりピンクでリードしても大丈夫と思っていたそうです(笑)。「スクリュー12本も打ったで~」と親切でした(笑)。でも、ピンクでのリードはリードの成功経験にはならない、です。補助輪付きリードです。それでもたぶん、男性クライマーはリードできたと数えるんでしょうかね? (余談ですが、ジム上がりのクライマーは4,5級が下手で、6級が上手です。中には4級どころか、歩きの2級がダメで、大滝までたどり着けない人もいます)

とにかく、師匠も二人とも、男性の基準で私を裁いていたのです。

八ヶ岳の三ルンゼに行ったときは、青ちゃんは、わーと取りついて滝つぼにドボンして(笑)、私とかっちゃんのリード練習は簡単すぎて、タバコ吸いながらそっぽ向いていました。

私は自分のスキルに見合ったルートをリードできて、満足でした。ここは溶けかけたアイスで、下はじゃんじゃん水流が流れており、きわどいリードが楽しかったです。レスキュー隊長経験者の青ちゃんがいるので、たとえ私が氷を打ち抜いてコケたとしても、安心でしたし・・。勝っちゃんは、ジムあがりアイスのクライマーで6級は上手でしたが、まだ本格的なリード許可は出ていませんでした。のでルート脇の小さな氷で、リード練習しました。6級が登れても、4級がこなせないとルートデビューは無理です。

同じことで、スラブがこなせないと、いくら人工壁で5.14を登ってもルートは無理です。ルートでのリードは総合力、なのです。

男性が女性と桁外れの腕力パワーを持っているのは、別に自慢になるようなことではないと思いますが、アイスでも男女差というのは、理解されずにいるという話です。

ちなみに私はヨガ講師するくらいなので運動神経はよく、体力は平均です。しかし、11クライマーの実力では、日本中のどこのルートも安全にはなりませんね。

■ 心・技・体・知

さて、伝達講習の話に戻しますと、今伝達されないといけないのは、

 クライマーの心の在り方

だということです。心技体知でいえば、心の教育がおざなりで、今のクライマー教育は、技術と、体力アップだけ、ということです。

知については、UIAAのアルパインサマーも出せたし、天野さんが新しいアルパインの教科書を書いているのを見ました。

それより、欠如しているのは、何がかっこいいクライミングなのか?という心の教育 のほうです。

何がかっこいいクライミングなのか?

の方向付けに失敗している、

だから、皆が、事故ったり、

長所をPRするつもりで欠点をPRするようなクライミング

に陥っているってことです。

私は、子供なのに大人の役目を背負ったアダルトチルドレン時代に戻るようなことはしたくありません。

しかし、伝達講習ならば、よろこんで役目を得たいと思います。




2024/02/26

【回想】高い倫理観のこと、アメリカ暮らしのこと、デイビッドのこと

■デイビッドのこと

アメリカにいたころ、デイビッドという恋人がいました。

デイビッドは、私を妻にして家族を作り、その家族のために生きるという、自己犠牲をしたがっていた…妻と子供がいるから、という理由で、本来、彼がしたいと思っていない、親を喜ばせるような仕事…アッパーミドルクラスらしいホワイトカラーの仕事に就きたいと思っていた…のです。しかし、それは彼の本当の姿ではなく、彼はそうした仕事…ライスワークを軽蔑していました。もっと彼らしい何らかの仕事…使命があり、それが見つけられないまま、人生が過ぎていくのが、彼にはもどかしく、手っ取り早く、愛する家族ができれば、家族のために生きることが生きる目的になる…と考えていたのです。それは彼にとって逃げでした。

それが透けて見えていたので、私はデイビッドの生きがいを肩代わりするのが嫌だったのです。それで結婚しなかった…正確に言えば、したかったけれどできなかったのです。

というのは、私は赤ちゃんの時から、誰かの生きがいにされそうになり、ヤダ!と言って、生きる理由を本人にお返しする役だったからです。祖母、母、みな、「私はあなたのためにこうして自己犠牲して、生きているのよ」と言いたがりました。しかし、本当はそれは私のためではなく

 自分のため、

でした。なので、私は人の責任まで負うのがイヤだったのです。これは、赤ちゃんの時からそうです。前世で何かがあったんでしょうかね?

デイビッドは、エリートの父親との確執を抱えていました。彼の父親は貧しい生まれから、軍隊に行ってダブルメジャーで大学を卒業し、AT&Tの幹部にまで登り上げたアメリカンドリームの体現者でした…よくジュネーブの出張でスイス人などの若者をカリフォルニアの家に連れて帰ってきていました…それで、良くお客さんがいるからおいで、と呼ばれて家に遊びに行っていました。 

モラガと言えば、名の知れた富裕地帯でした。その前はもっと富裕層の住むアラモにいたから、私にとっては特別感心するようなことはなかったのですが…。モラガに家がある、と言えば、誰もが、うらやましがるようでした。

デイビッドはそうしたアッパーミドルの暮らしに疑問を持って、当時は哲学科に属してミッションディストリクトに住んでいました。私と会ったのもミッションでしたが、ミッションは、ヒスパニックのエリアで、時に白人のデイビッドにとっては危険でした。私にとっては安心でも…。

それで二人で、もっと安全で大学に近いエリアに引っ越しました。住んでいたのは、シェアハウスで、一回にはジムおじいさんがいました。ここでの暮らしは安定していて楽しく、幸せでした。

デイビッドは大阪に来てくれ、そして孤独からアル中になってしまった…そのことで私は長い間、デイビッドの人生を狂わせて、申し訳ない思い…罪悪感を持っていました。

私は、アメリカで、本当は私は暮らしたかったので、アメリカのことを考える度に、なぜあの時さっさとアメリカ暮らしを選ばなかったのか?と思います。…というのは、デイビッドは、きっと私がグリーンカードのために、彼と結婚したとしても許してくれたからです。実際、彼は、中国人の女性と後日、結婚し、それは、ほとんど結婚詐欺でした。

でも、そうしたテクニックを使うことが、私には汚い手に思え
 
 汚い手を使って得た人生ならいらない、

と思ってしまうタイプなのです… おとめ座だから潔癖症です。

それはクライミングにも表れており、私のクライミングは、虚構があまりありません… 

 汚い手を使って得たグレードやルート、山ならいらない

それこそが私の弱さであり、強さでもあります。

いつか、私は死ぬ前にもう一度デイビッドに逢って、互いの運命のめぐりあわせについて語り合いたいと思っています。彼とは本当に心でつながれた関係でした。

■ David and I

I had a boyfriend when I was in the states. David was a man who wanted to have a reason to live and a reason to have a upper middle class life style as his father...which he denied and yarned at the same time...

Father and son relationship is difficult. His father was a great father, who has achieved American dream... from us army to double major at uni, and then be an executive in AT&T... George was a powerfull successful man. But David was a sensitive person.

He came to Osaka, to live with me when I went back to do my rest of years in my university... but he became alcoholic out of solitude. He had no one else to talk to...but me.

I felt guilty about this for so long time... I wanted to marry him, but I did not want to be a reason for him to live, it is too much responsibility, and I can not owe that much...

My mom, and my grandmother, wanted to live for me, as a child, but I did not like it, I wanted them to live their own lives, and enjoy their own lives... I felt so even as a baby...

so I tried to be an adult super quickly... so no one need to live for me. or limited their lives, because of me.

A person should live the full potential of their own lives... that is my wish, since I was just a baby...

I miss him a lot and I wish to talk about how our lives turned out when I have a chance...

He was a true friend of mine...

【クライミングインストラクターマニュアルの確立】他スポーツから学ぶ: 

■大人の水泳指導で感じていることを話しました

■ インストラクターズマニュアルが確立していないクライミング業界

今必要なのは、

 人工壁を子供に教える方法

じゃありませんよ。あんなリスクフリーなものは、子供は勝手に登るんで、オートビレイ器でいいくらいです。じゃなくて、

 大人に外岩を教える方法

です。18歳男子大学生の体力・知力を前提にした、俺の言うとおりにしろ指導法、では、全く無効であることは、白亜スラブのリードクライマーの様子を見れば明らかでしょう…。

5.12がフィジカル的にゲレンデで登れたとしても、きちんとした講習会などで座学…一つは具体的なテクニカル情報と、より重要にはクライマーとしての在り方、を教えないと、普通の人は、あんなふうになっちゃうんですよ。

あんなふうって?

ロープの確保を深く理解していない、支点の重要さを理解していない、です。

グレード追求主義=お受験の偏差値への偏重と同じことで、結局、クライミングの本質、駆け引きなどを理解していないのです。

しかも、そこに同調主義が入るので、できていない自分を見ても、みんなも同じように出来ていないから、俺、普通だーと、安心してしまうのです。

■ 大人を教える楽しみ=人間理解 大人とは?人間とは?

この動画のオトーサンは、大人を教えることが面白かったそうです。

大人とは?

  A: 頑張らせるだけでは習得できない。

人間とは?

  A: 楽をしたい生き物。

まさしく、これですね…。

事例: 白亜スラブのアラーキー …

頑張らせるだけ=俺の背中を見ろ…では、終了点の作り方や、トポの見方は学ばないんですよ。学ぶのは気取り方とか…(笑)。

人間とは?

楽をしたい生き物…。25+35=60だけど…50mのロープで終了点、飛ばすんですよ。

間違っても、40mのロープで行く、が回答ではありませんからね。

答えは、楽をしようとしない = クライマーとしてのあり方を学ぶ、ですよ。

ユージさん、1ピン目のボルト使っていないでしょう?? 記録からあり方を学びましょう。

話を戻しますが、屈曲があるルートはその都合でピッチを切る、のが技術的には正解ですから。

ただ多くの人が技術的な正解を、分かっていても取れない、それが問題なのです。

つまり、この2点を踏まえた大人向けのクライミング指導法の確立、が今求められていることです。

私が取り組みたいことはコレです。というか、無意識で、ずっと

 サンプルネタ集め

しています。

■ 何が出来たら大人の指導ができるか?

・言語化が上手
・手本も上手

だけでは不足です。相手に寄り添う力 + 解決ドリルを繰り出すクリエイティビティ が必要です。

①大人は言われた通りのことができない。

これはバレエの先生をしていても、すぐ理解できます。大人は、白紙で来ない。

ゆがんだ体を持ち込みます。ので、白紙である子供の体にバレエの素を入れるのは簡単ですが、大人のゆがんだ体にいくらバレエの素を入れても、無効です。それで、基本的にマイナスをゼロにする、予備運動を入れます。ヨガ教室でも同じです。

②できない理由は人それぞれである

すでに出来上がった体に、(スポーツ技術)を入れることになるので、できない理由が人それぞれです。心と体の両面に理由があることが多いです。

例:

・白亜スラブで支点を飛ばさず安全に登れない理由=心理的理由

 めんどくさい&小さなミスが重大事故になることを理解していない&無責任

・実力以上のルートを選んでしまう理由=心理的理由

 実力を誇示したい&仲間に入りたい=承認欲求&帰属欲求

③ …とは言え多くの人にとって共通の問題点がある

例えば、50代以上の人にとって肩が上がらない、というのは、ほとんどの大人の共通の問題点です。

バレエだったら、正しくアンオーできない。ヨガならダウンドッグができない。クライミングだったら、肩甲骨の動きが悪いからリーチが制限される。リーチが制限されれば、手繰り落ちのリスクが増える。

他に 股関節が硬い、というの多くの人に共通の点でありますね。

あとは、そもそもパワーが不足している。フリークライミングは一定の肩の力、体幹、指の力、などがいります。

なので、これらは、クライミングジムに入店前に解決してきてくれないと、普通にムーブを教えても、そのムーブができません。

ちなみにアルパインで必要になる足腰の力は、フリークライミングではマイナスに働きます。ボッカ大得意な肉弾丸みたいな男性って大体フリークライミングは下手です。体格がひょろ男系マッチョ、つまり細マッチョが向いているんです。体の大きい人でも登れる唯一のクライミングはスラブですかね…。

クライミングは、少なからず、自らの男性性に、体が小さいことで、コンプレックスを感じてきた人の男性らしさについてのコンプレックス解消の手段になっています。細くて男らしくない、と気おくれを感じている人でも、男らしさを発露することができるからです。

したがって、女性で登れるクライマーが嫌われる理由です。せっかく俺の男らしさを見出すチャンスがあったのに、そこで女性にその成果を否定されては、面白くないのが当然ですよね??

ここでも、人間心理がかかわってきます。師匠はよく、クライミングは心理的なもの、と言っていました。

■ 指導法の確立法… 研究

1)できない人の動きをインストラクターがマネする
2)できない理由を理解する
3)その人向けの個別のアドバイスを与える
4)それでうまく行くか?検証する

前提:人間だから、体も心も違う。

■ ただし、一万円のものは千円では買えない

つまり、1000時間の練習時間がかかることを、10時間で済ませることはできない…ということです。

もちろん、習得の遅い早いは在りますが、

 最低限の努力が必要な量、って決まっている

んです。グレード至上主義を採用してしまうと、この最低限の必要量の努力を端折ってしまうんですよ…。だから、お買い得11、なんか探してしまう。

私が4つ5.10aが登れたら、5.10bに行く登り方が嫌だって言う理由です。

水泳オトーサン的には、こういう方はうまくならない、インストラクターがいくら良くてもダメだそうです。

100回やったら、1万回分の成果が手に入ると思っている=グレード至上主義、です。

トップクライマーで、努力を避けているクライマーなんて見たことありません。

■ 一生ストレスなく、登るには?

目標と努力のバランスを取る、です。

私はこれを山梨時代にやって、楽しかったのです。九州の、恐怖系ど根性クライミング指導で、全く楽しくなくなり、しかも殺されそうになり、辞めました。

グレード至上主義で私の実力を表現すれば、私の最高グレードは、野岳の5.11です。これで、5.12が瞬間芸で登れる人より、ムーブ力は上です。女性は力に頼れない分、ムーブを習得せざるを得なくなるグレードのスタートが早いです。日本の岩場では、ピンも遠いので心も試されます。

あの野岳の11って、たぶん、先輩がグレードを稼げば、私が自信を持ち、クライミングにやる気になる、と思って連れて行ったんですよね…。相沢大滝をいきなりリードさせようとした師匠と同じですね。

ジムに行っても同じように、したくないクライミングをすることになって嫌だったんですよねぇ…。

したくないことをさせるのって親切じゃなくて、スポーツ虐待、っていうんですよ。

精神的に大人な人は、ちゃんと自分に適した努力はできます。頑張れと無理強いで上手になるのは子供だけです。

■ どういう指導者になれば、成功なのか?

私の今の水泳の先生は、指導テクニックが素晴らしいです。

どのような先生になったらよいか?の事例として挙げておきます。

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先生、いつも丁寧なご指導ありがとうございます。

先生のご指導は、まさに水を秘密を知り尽くした知恵の泉のようです。手を変え、品を変え、他のスイミングクラブでは、手に負えなかった水恐怖症の生徒を、まるで奇跡のように泳げるように導いてくださりました。優しく導き、安心させてくださり、本当に感謝しています。

先生は、いつも年配の生徒さんたちの心に寄り添い、みなさんの不安や恐怖心を、静める力を持っているように思えます。

先生の専門知識と情熱によって、みなさんも、楽しくて健康的な運動を通じて何歳になっても自分自身を向上させていると思います。多くの人に、ポジティブな変化をもたらしていることを誇りに思ってくださいね。

私にとって、先生との出会いは本当に幸運でした。私も80歳になったら先生のようでありたいと思っています。いつまでも、素晴らしい教育法をぜひ水泳界に広めていって下さい。
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80代の先生だから、自分は泳がないです。

私の水泳の先生は、どうも私を教えることが楽しいようです。

というのは、先生の指示が私の体はすぐ入るんですよね…。

小さなムーブの変更ですが…。バレエを19歳からやっているので、指示が入りやすい。動作のコピーも上手なんです。つまり、バレエでは大学生山岳部男子みたいな感じです。まぁヨガも同じですね。50歳になっても、習得の速さは相変わらずです。

これは、英語を習得したときも同じでした。教える人、楽しくなるんですよ。すぐうまくなるから。

その上、自分でちゃんとコソ練行くから…。たぶん、努力をできる遺伝子を親からもらったみたいです。

従って指導法の確立をしたいときに、有効な素材なんですね。

青ちゃんは私にアイスを教えて楽しかったと思いますよ。すぐ上達したんで。

■ ミラーニューロン 登りたいスタイルを持っている先生を見る。

しかし、登りが彼の登りそっくりで笑ってしまいましたが…。あれは私の登りっていうより、青ちゃんの登りですね。ずっとビレイしていたから、ミラーニューロンで、人間は登り方そっくりになってしまうんです。

なので、女性は体格が近い女性の成人クライマーから指導を受けるほうが、男性は男性の成人クライマーから指導を受けるほうが、ミラーニューロン効果が出ると思います。

体格で先生を選ぶ、はありですね。







2024/02/25

【内なる神との対話】フリークライミングの神様とお話ししました

■ 追記

ユージさんのデイドリームの記録の感想を書いた後で、再度、

白亜スラブの記録について再考したこちらの記事を読んだが

https://allnevery.blogspot.com/2024/02/blog-post_37.html

もうこれは、私が故・吉田さんに出会った時点ですでに、そのこと自体が

 フリークライミングの神様の導きであり、

(そうでなければ、彼が私をビレイヤーに採用することはなく…)

したがって、フリークライミングの神様が、私を九州に送り込んだ…のだとしか思えませんね…

ジムで登れない・登らないように、わざわざ嫌な思いをさせて、岩場を巡らせ、自分のクライミングを進化させるのではなく、各岩場を観察させ…

これらのすべての出来事は、内なる神が計画したことだったのです。

私の鋭い舌鋒なくして、いったい誰が、これほどまでに、地に落ちた、九州クライミング界を告発できたでしょう?

なにしろ、九州って、”トップロープは、残置に直掛けするのがローカルルール”って真顔で言ってきた人たちですからね… しかも、言ってきた人、クライミングジムの店長。

カットアンカーをカットアンカーでリボルトしようとする悪癖は、主に比叡のものです。

もう…どんだけダイナソー?

古いピトン(ハーケンのこと)なんて、抜かれてもう50年くらい経っているのが、ヨセミテですら、そうなのに、いまだに

 ひん曲がったRCC

を後生大事に使って、そんなものに萌え萌えしている白亜スラブ…時を止めたルート…。

情けないのは、そんなルートに、本場の山梨で登っていたクライマーが、カマかけられて、ホイホイ出かけていき、自らのトンデモクライミングを披露していることです。

ああ、恥ずかし。

クライマーなら、プライドを持ちましょう…

【記録】Daydream5.14aのユージさんの素敵な記録

■ 素敵な記録

ユージさんの記録だが、さすがトップクライマーと言う書き方がされている。

https://www.climbing-net.com/news/daydream_0223/

正直、小峰っちが登った時の記録は、稚拙で、中2病?みたいな内容で、ガッカリだった… こんなのしか書けないのか…と悲しくなった。

ユージさんはさすが大人で、なおかつトップクライマーであり、基本的なことが抑えてあり、歴史的に誰がこのルートを愛してきて、誰が伝統を継承してきたのかも分かる…さすが大人のクライマー。

吉田さんにも言及してあり、配慮してくれたんだなぁって感じがする。

そして、55歳で、まだ14が登れるってのがすごい。55歳ってもう人間老化が始まる歳ですからね…

ユージさんがいなければ、グレード、混乱して大変なことになるであろう…なんせ日本人は内向きで、海外のグレードが体感で分かっている人は少ないのである。

■ 以下、当方 太字

良いと思ったところを太くしておきました。
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文=平山ユージ 写真=前田雅章 

20日ほどのトライの末、山梨のDaydreamを2024年2月19日第4登(小峰直城、浦野誠動、中嶋渉に続き)に成功することができた。

一本目のボルトは使わず全てのプロテクションを登りながら決めての完登で、難易度は2009年に完登したCobra Crack 同様の難しさで、Marsより難しいと感じていて体感的には5.14bではないかと思う。 

Daydreamは僕がクライミングを始めてまもない1984年の秋、当時のトップクライマー(故檜谷清さんや池田功さん)が果敢にチャレンジしていた光景を目にしていたが、その後に故吉田和正さんなど様々なクライマーが長きにわたりチャレンジしてきたプロジェクトでもあった。

2020年1月19日、ついに小峰直城が初登に成功し、歴史的な一本が完成した。そして二子山のPeaceful Mountain 9aを成功した直後の2022年3月24日、僕は初めてDaydreamに指を捻じ込む機会を得た。 

Daydreamの内容は、下地の悪い高さ5m、3級ほどのハイボールがアプローチ的にあり、そこからプロテクションを固め取りしてから5手、4mのシビアなジャミングが続く二段、さらにプロテクションを一つ決めてサイドプル、アンダーを総合的に組み合わせた10手、5mの少しランナウトを強いられる二段のボルダーと2つの二段のボルダーパートが核心となっている。

その後また一つプロテクションを決め3mほどの易しいクライミングをこなし終了点となる。

それら全てを合わせると16〜7mのルートとして構成されている。 Daydreamを攻める上でフィジカルやテクニックだけではなく岩のコンディションや指皮との駆け引き、またトラッド特有のリスクとの兼ね合いもあり時間をかけ少しずつ攻めた。

とは言え、春になると岩のコンディションが悪くなることを予想し、2月末までに決着をつけたいとの思いでこの日は雨混じりの天気で完登トライを決行した。天気の崩れや曇り空はフットホールドが見やすかったり、極端な暑さは軽減されたが、湿度は高く滑る感覚はかなり強かった。とは言え時間をかけトライを重ねた成果がしっかりと重なり形となって2シーズン、20日ほどのトライの末、この日最初の本気トライで成功することができた。 

指皮、岩のコンディションとの兼ね合いは厳しいクライミングにはつきものだが、共にチャレンジしてくれた大西良治を始め沢山のクライマーに支えられ繋がった一本で、クライミングを始めた頃、トップクライマーのチャレンジを見学するため15歳の自分をあの場所に連れて行ってくれた方々、そして様々な形で多くの方々から最近になっても刺激を頂き、Daydreamに出会ってから40年の時を経て55歳になる数日前に登れたことも大きな喜びとなり多くの方々に感謝をお伝えしたい。

また、この成功が一つの励みとなり自分の年齢に合ったクライミングを今後も追求できればと考えている。
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■ 吉田さん関連の記録


追悼文 
https://allnevery.blogspot.com/2016/09/blog-post_68.html


吉田パンケーキと旭川
https://allnevery.blogspot.com/2023/02/blog-post_9.html


みんなのヨシーダさん
https://allnevery.blogspot.com/2024/02/blog-post_3.html


その他
https://allnevery.blogspot.com/search?q=%E6%98%87%E4%BB%99%E5%B3%A1

【クライミングによる地域おこし】メンタルこじらせ系の人々なのかも…?


■【ひきこもり」になる「原因」と「対処法」を塾頭が答えます

この動画の方はすごい。ほぼ理由は

  過干渉

でした。

■機序

過干渉
→コミュ障
→失敗を経験できない
→人の痛みが分からない
→人をいたわる能力がない
→人のことを察する能力がない(母性)

対策
1)助けない
→ 子供は助けてが言えないため、例えばガリガリにやせ細っていく
→ ギリギリで、そっと助け舟を出すが出しすぎない

事例: 
・成人した40代後半の息子に、「あなたのご飯を作ってあげるのが私の幸せ★」とか言ってしまう母親

=過干渉の権化= 現世日本の諸悪の根源、かもねぇ~。

そんな子供大人の男性と結婚したい女性は、この世にいない。

■ クライミング=引きこもりの社会形態

だから、コミュ障の人ばっかり集まっていて、

 おれなんて…

って意識で社会から引きこもり、岩場にこもっているんだろうなぁ…

この人たちにかけてあげる言葉は

 大丈夫、出てきても大丈夫だよ~

なのかもしれません。

Umbrella can not stop the rain but it makes us stand in the rain.
Confidence may not bring a success but it brings the power to face any challenge in life.
 






2024/02/24

【心理技術】無敵の自己肯定感を持っている人はクライマーに不向き

■ 無敵の自己肯定感=母親から無条件の愛を与えられてきた人

なので、それだけしか登れないのに、

なぜそんなに自信があるのかなぁ~と

ずっと思ってきたんですが…

FCが高い人は、アダルトが低いので、自己客観視ができない、んですね…

つまり、自分の姿は見えていない。

…ので、当然の結末として、全然凹まない(笑)。

赤ちゃんのころって、立ち上がっただけで、

 よくできたね~

って言われますよね?

アルパインやクライミングで、

その状態だということです…

■ めんどくさいから…という理由で終了点を飛ばしてしまう人には、カウンセラーが必要

なんですが…

普通の人は、めんどくさいけれど、やらなければいけないことについては、

脳内の親 (主に自分を責める声)

がやらなきゃダメでしょ!っていうので、ぐるぐるしてしまい悪循環に入ってしまうのです。

その脳内の親の父親…CPが欠如していると

無敵の自己肯定感になります。

■ めんど…!!となっている=おかーさーん、やってー!状態

その状態で、行動できなくて悩んでいる人への処方箋は?

心の中で、

母親を登場させます。 そして

 よしよしする

次に 父性を登場させます。そして

 おい、終了点を飛ばすとまずいぞ!

と言います。

■ 母性ばかりの九州

もしかしたら、九州男児をダメにしているのは、

  母性だらけの女性たち…

いいでちゅよ…ママがやってあげまちゅよ…っての。

かもしれませんねぇ…

あなたのためにご飯を作るのが私の幸せ★とか… マジ、ありえない…。

くれぐれも言っておきますが、奥さんは、お母さんじゃないですからね~





【心理学】自分の失敗パターンが出そろった感じですね

ーーーーーーーー南ゆうたさんのブログよりーーーーー

「あなたは自己中心的で、わがままで、上から目線で、偉そうだ!」という悪口

を言ってくる人は、もしかしたら、

その人自身がその傾向があるだけ

かもしれません。

その人自身が自己中心的だから、他人からの健全なNOやお断りも「自己中心的」に見えるのかもしれません。

この場合、「他人は私の要求に従って当然」と思っている傲慢な人ほど、「思い通りに動いてくれない相手」に、「自己中心的」だと言っているのですね。(CP自我)

「自分を中心にすべき」なのに、そうしてくれない相手に被害者感情を抱き、「あなたはなんて自己中心的なのだ!」と悪口を言ってしまうのです。(FC自我)

また、その人自身が「上から目線」だから、他人からのちょっとした意見にも過敏に反応し、「あなたは上から目線で偉そうだ!」と言っているのかもしれません。(CP自我)

この場合、その人自身が他人を見下して優越感に浸る必要性に駆られています。

「あなたは私より下の位置にいるべきだ(CP)」と思っているからこそ、相手があなたに意見した時に「下の者が偉そうに言うな!=あなたは上から目線で偉そうだ!」と感じるのです。

ーーーーーーーーーーー

ああ~ これだな。

これ、私の母がFP自我の人でした。

 一人ぼっちでかわいそうな小さい〇〇ちゃん…って自己イメージ

だったんですよね、母は。

だから、娘の私は、「ママ、かわいそうじゃないよ~私がいるよ~」と言ってあげる役でした。

母の自由で奔放なところは、過保護ですべての石を取り除いてレールを敷こうとする一般的な親と正反対で、私はそんな母が自慢でした。ママがディスコで、ディスコクイーンになって帰ってきたときは、あきれましたが、それでも、一人で夜遊びもできない世間の母親たちよりはかっこいい、と思いました。

私は12歳でしたが、あまりに早熟で20歳に見えていたので、町を歩いていると、良く男性にナンパされ、心配した母は私を夜の店に連れて行き、アルコールで飲んではいけないものを教えました(笑)。母の教育はそっち。門限作る、とかじゃなかったのです(笑)。

でも、15歳でアメリカに行きたいというときに、私の進路はお金がないからという理由で阻まれ、あとで聞いたらたったの30万円。母がローンを組んで買ったお着物50万円…。娘の私の教育は着物より重要じゃなかったんですよね(笑)。まぁ、いいけどさ。だから、母は幸せだったと思うので。

しかし、それらの過去の出来事は、すっかり子供時代に置いていた!と思っていたのに、

クライミング活動で、再現が起きて、

”全然、かわいそうじゃない人が俺をかわいそう認定”していて、周りの人からの親切を要求していたり… (例:子供が6人いる男性)

日本の年齢順の秩序の中では、目下に当たる私の側が、100%合わせてあげて山が成り立っているのに、「わがままだ!」と言ってきて、”ほへ?なんじゃ、これ?”って思ったりしました…。

俺は日ごろ過去の栄光を自慢してるけど、もうデブで登れず、かわいそうな奴なんだぞー、それくらい分かれ!って態度???

なら、自慢しなかったらいいのでは…。

膝が脱臼していて、”痛くてつらい”、って言っているのに、なんでよりによって、ステミングが必要なルートを選ぶ?

それって、わがままなの、あなたのほうですよね?

ってなりました…。

そりゃなるよなぁ。右ひざは一人一個しかなく、右足は一人一本しかない。替えは効かないのである。

それでも、私が子供時代に培った、

 ガマンと忍耐

で、この局面を乗り切ってしまったので…さすがの神もあきれ、さらなる試練を私に課すことになった…。

余りにパートナーのアラーキーに「上から目線で偉そうだ」と言われるので、

一体私の何がそうなのか?自問自答してみましたが、

私の知性が優れていることは欠点ではなく、

クライミングや登山でのリスクを未然に防ぐのに有用な資質

としか思えませんでした。

それでも、私の側が間違っているのか?

それを証明するために、登ることになったのが、白亜スラブで、相方は

 25+35が50ではないことを計算できない知性

であることを行動で、自ら証明することになりました…。私のせいですかね? 

いや、たぶん、計算ができなかったとか、の知性の問題ではないな。

要するにめんどくさく、怠惰だったんでしょう…

だって、子供って、そういう風にしますよね。

■フラッシュバック

一方の私は、この経験で、2歳の時に父親にプールに落とされて溺れかけた、というトラウマのフラッシュバックを経験するようになりました。

これだったんですね、意味もなく水が怖い理由…。

おかげで学生時代はプールの授業から逃げ回るのに、いろいろと大変だった…

2歳の赤ん坊を水に突き落とす父親は、どのような人物ですか?

2歳の赤ん坊を水に突き落とす父親は、非常に危険無責任な行為をしている人物です。

子供に対する暴力的な行為であり、法律で明確に禁止されています。

このような行動は子供に深刻な身体的・心理的なダメージを与える可能性があります。

父親としての責任愛情が欠けている可能性が高く、精神的な問題を抱えている可能性もあります。子供の安全と幸福を守るためには、このような行動を取った父親に対して法的な措置が取られるべきです。

クライミングパートナーを自分がめんどくさかった程度のミスのためにリスクに晒すクライマーは、どのような人物ですか?

クライミングパートナーを自己中心的で無責任な行動によって危険に晒し、最悪の場合、死に至らせるクライマーは非常に危険無謀な人物です。

クライミングは信頼と責任の重要な要素を含む危険なアクティビティであり、パートナーシップと相互の信頼が不可欠です。

自己中心的な行動やミスは、クライミングパートナーの生命や安全を脅かすことになります。

このような行為はクライミングコミュニティで厳しく非難され、しばしば法的な責任を問われることもあります。クライミングにおいては、安全が最優先であり、パートナーとの信頼関係やコミュニケーションが重要です。

これ、私が言っているんではなく、ChatGPTが言っているんですからね…

傲慢で上から目線だ!とChatGPTに言ってくださいね。

これ以上、言わなくても、分かりますよね…

心理学によるとこのように、相手を非難してくるパーソナリティーの人は

  ナルシシストやボーダーラインの人

だそうです。納得しました。

心理的障碍者だったんですね。

私においては、警戒しないといけないのは

 危険予知能力

が、父親への信頼感や愛情、あるいは、パートナーに弟を投影してしまったことで、弟への愛情が私の弱点となって、無責任さ、言い換えれば、知性の低さ、ですが…への警戒心が薄れ

 抜け道化

してしまったということです。普段どおりの冷静な判断力が発動できなくなっていたってことですね。

■ 一般化

これを一般化すると、エゴグラム診断によって、

 クライミングシーンで、その人が事故に遭いやすいパターン

が検出できるかもしれません。

FCが強い人が山の世界ではほとんどで、それで、無謀登山が多く、日本の登山界では遭難件数が毎年過去最高を記録中です。特に団塊の世代。いまだにバブルよ、もう一度って思っている人たちですからねぇ…

というわけで、登山者の性格を事前に登山グループ全員が把握することで、

事故に陥るパターン

を統計化すれば、そこから、ミスの本質が導けるような気がします。

これは、登山程度では、死ぬことは起こりにくいですが、クライミングでは、ほんの些細なミスが、死亡しうる事故に直結しますので、有効な手段のような気がします。


普通の人はこの赤い線のところにも来ない人が多いそうです…



2024/02/23

【クライミングによる地域おこし】岩場はローカルクライマーのもの、ではなく、地域住民全員のもの

 ■ 岩場はだれのもの?

「軒先貸して母屋取られる」

これは、故・吉田和正さんが良く言っていたセリフでした…

これは、他人に親切や好意を示して、手助けをすることが逆に自分に損害をもたらすということを指摘しています。

具体的には、自分の家の軒先(家の外側の一部)を他人に貸してあげることで、その他人がその家を乗っ取るような状況を招く、という意味合いが含まれています。

例えば、誰かが友人にお金を貸してあげるが、その友人がその後、借金を返さないで逃げてしまう、というような状況を想起させます。つまり、親切や協力心から行動することが、逆に自分にとって不利益な結果をもたらす可能性があることを暗示しています。

岩場のアクセス問題で、起きていることがまさにこれ。

私に起きたことも、まさにこれ。

一部の?古いクライマーや初登者権利を擁護する人たちは、岩場は俺のモノだ!と主張すると思いますが、

 ふつーの市民感覚からズレている…。

まさに軒先貸して母屋取られる、が地権者が感じる、境界線の侵入感覚でしょうなぁ。

普通に相手の立場で起こっていることを想像したら、誰でも分かると思いますけど…

■ 岩場を独り占めしたい!そして岩場から上がる上がりを独り占めしたい!

っていうのが、たぶん、奥の方にあるからこうなるんでしょうね。

岩場はだれのもの?

もちろん、地権者のもの、です。

さらにいえば、その地域に住む住民全員のもの…みなに恩恵が回っていないから、地権者から追い出しを食らうんですよ…。

クライミングで、メリットが地域全体に落ちていれば、クライマーは歓迎され、クライミングは許可されるはずです。

観光客が、出入り禁止になったって聞かないでしょう‥

それは、観光客が地域に観光収入をもたらすから、ですよね?

で、クライマーは今、地域に何をもたらしているの?

うんこ

雄たけび

事故

迷惑駐車

と…

あと何なん?


■ クライミングと関係がない住民にも、愛されるにはどうなったらいいのか?

近所にお店があれば、そこで買い物するとか

挨拶するとか

さわやかな笑顔で接するとか

困っている人がいたら助けるとか

なんか、しないと、クライマーって、ただの粗大ごみ並みの存在になってしまう…

いやもうなっているのかもしれない。

だって、有名なクライマーってみんな

インドアのコンペクライマー。

 外=悪い子

 インドア=良い子

みたいになっちゃってるもんねぇ… 

インドアで登っているのは、プラスチックであって、母なる大自然ではないですよ?

アウトドアツーリズムってのは、母なる大自然のほうですよね?