2023/09/26

【岩場を預かるということ】スチュワードシップ

クライミングスチュワードって言葉が海外のクライミング界にはありますが…

語源はここから来たんだろな~というのを発見しました。

共有財産を預かる責任感、

とでも訳したらいいようなことですね。それがないと、

 岩場に関して、自己責任、という言葉は、

 無責任

に転換されてしまいます。 

クライマーの自己責任と言う言葉が、開拓者やローカルクライマーの無責任と同義になってしまってしまいます。

10分でわかるGPIF:GPIFのスチュワードシップ活動

【心理学】フレッドベッキー化 着実に進展中!

■ 約定

昨夜、仕込んだミニ株が今朝、約定しました。

投資も山と同じで、記録をつけておくのが大事です。

 信越化学 4566円

 キーエンス 55883円

 ダイフク 2882円

高いのは、キーエンスだけ。ミニ株は1単元から買えます。



■ 好景気=資本主義における富の再分配機能

投資信託、つまり、ファンドなら、100円から買えます。

こうしたことを書くのは、好景気なんて自分には関係ない!とあきらめている人に、

 あきらめているのは幻想だよ、と伝えたい

からです。特に年配の人に多い意識レベルです。

■ 言葉に対するアレルギー反応?

投資と言う言葉が悪いのかもしれませんが、投資なんてお金持ちだけのもの、と言う思い込み、投資は危険だ、という思い込みが強すぎるような気がします。

投資は投資でも、投資信託に預けておけば、世間の景気と同じになるだけなので、置いてきぼりではなく、みんなと同じ、つまり同調、です。

同調大好きの日本人がなんで、投資信託に預け入れるくらいのことができないのか?なぞ。

投資の中には危険なものもありますが、投資信託なんて、日本の年金ですら、投資信託で運用されているのですから…。

ちなみに年金は、国内株式:海外株式:国内債券:海外債券の比率が、25%の均等です。

私のお勧めは、大井幸子さん推奨の

 外国株式30%、外国債券10%、国内株式20%、国内債券30%、金10%

です。ゴールドは、戦時の暴落時の保険です。

■ 日本株の株高は富の再分配

今回の日本株の5-6月の上昇は120%というのが、私の投資実績だったのですが、夏はずっと安定推移で今少し下がっています。下がった時買って、上がった時売るのが基本。

なので、5-6月前に入れて、利確するのは、7、8、9月のどれでも同じ感じです。サマーラリーと言って夏の盛り上がりが終わった後に振り替えるが、定番かもしれませんが、今回に関しては、特にいつ利確しても同じでしたね。

さて、120%も株が上がったので、

 100円 日経平均連動の投資信託を持っていた人 → 120円

 1万円  同上 → 1.2万円

 10万円 同上 → 12万円

 100万円 同上 → 120万円

になっていたってことです。 どうです? ちゃんと分配されている。分配の順がお金持ち順ってのは、資本主義の課題ですが…。

資本主義社会に暮らしていて、富の再分配のゲームに参加していなかったら、再分配、待っていても一生来ないですよ。

■ 選択肢が多い場合の調べ方

投資信託は、ノーロード、信託手数料が低いもの、相場全体に投資するもの、が定番なのですが…、実際は、

選択肢が多すぎるくらい多い、

です。

4か月に3本、各1万円ずつ、入れてみた結果。ベイビーステップで1万円です。

①<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド 

→ 11,576 円  信託手数料0.09889%

②投資信託 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI) 

→ 11,777 円  信託手数料 0.162% 

③投資信託 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 → 11,825 円 信託手数料 0.09372%

大体、120%上昇だった…という実感と同じくらいの上昇をです。ただ細かい金額は、投資額1万円だと、どんぐりの背比べ。

なので、好きなのでいいんじゃないかって数値です。

これが100万円の投資なら、115万円になるか、117万円になるか、118万円になるかは、絶対額で3万円の開きがありますが…。

小額だったら、入れることそのものの行為としてのインパクトのほうが勝っていますね。

■ 心理的要因がボトルネック

「怖い、怖い」、「不安だ、不安だ」一辺倒では…。赤ちゃんと同じことになってしまいます。せっかく、大脳があるのに、使っていないことになります。

 心理的要因で、投資活動ができない…

これが、私が心理学が必要だと思う理由なんですが…。今、絶賛、勉強中です。

 心理的要因で、クライミングは危険だと思っている

のと同じですよね。

■ 基本は暴露療法 + ベイビーステップ

怖がっている場合の、基本は、

 暴露療法 + ベイビーステップ

です。 怖くない程度の小さいステップで始める。低リスクで始める、ということです。

まぁ、最初はトップロープからみたいなのと同じです。

■ 今回のベイビーステップに選んだ先

現在の経済状況では、日本株にしても、天井付近ですし、長期投資は、あまり先が見えていないので(暴落予兆が経済指標で出ている)、放置したい投資(別名:長期投資)には向かないです。放置したい人は暴落したときに仕込みます。(しばらく先に起こりそう)

選び先が分からないと思いますが、最初は

 インデックスノーロード

に入れておけば、日経平均と同じ動きをします。

■ 模倣する先

個別株は、チャートを見るのが難しいので、最初は人まねで良いと思います。

私の投資先も、まずは、捨てても良いお金で… このファンドマネージャーの個別株選択を模倣しました。

まぁ、株式はゼロ円になるリスクは限りなく低いです。今後、数年後には暴落が予想されているので、手放す時期は、次の天井が来た時です。要するに中期投資って意味です。

朝倉さんが、かなり信頼がおける方であると私は思いますが、そこは自己責任で判断してください。

https://www.youtube.com/watch?v=TkHnU1WpyM

模倣する先は、当然ですが、友達、ではなく、師匠クラスのプロにしてください。

みんな、模倣する先が間違っています。

そうしないと、クライミングと同じで、友達をまねして、

 クライミングしている人がATC持ってこない、

みたいな、頓珍漢なことが起こります。人のロープでリードしようとする、とかも同じですね…。依存的な人の依存症が、発露したケースです。

■ ウクライナ戦争 → 日本の株高

結局、何が起こっているのか?を知ると、ほんと、なんだかなぁと世界の因果律に不思議な気分がしてきます。

今回の株高をもたらしたのは、ウクライナ戦争で、ヨーロッパは戦費がかさみ、経済活動にひっ迫が来ているからなんですよね。

それに中国の大手企業の破綻が重なり、今まで中国に投資してたマネーが逃げて、日本株に来ている、というのが日本株高の理由です。

誰かが死ぬことで、自分が豊かになる、という仕組みに、資本主義がなってしまっており、自分が賛同していなくても、その流れは、原理として働いてしまっているということです。

だからと言ってウクライナに募金したら、この流れを一層強めてしまうだけなのですから。

なんという因果な世界の現実でしょう…



2023/09/25

【初心者vsベテラン】ユージさんの登りに妙な癒し効果がある(笑)

■【Vlog】平山ユージ&大西良治のデイドリーム part.2

いいなぁ… 今年、冬に行けないかまじめに考えちゃうなぁ…。もちろんデイドリームではないですよ(笑)? ジャムジャムできないかなぁ。足、いまいちまだ判断がつかないので、あれですねぇ…

■ 安心感の源は何か?

ユージさんや大西さんはベテラン中のベテランだと思うのですが、師匠の青木さんと登っていたころと同じようなリード内容で(もちろん、グレードは全く違いますが)、安心感のあるリードです。

例えば、

「はい、行きます!」 
「テンション!」
「足、少し間違った」
「うわ~ こえ~」

ビレイヤー:「赤、抜けました?」

などです。 こういう会話が、ビレイヤーの私と、師匠と登っている間は、ずっとありました。

ところが、一般ピープルのクライマーと登ると、ないんですよ。

だから、こっちが察してやらなくちゃならない。つまり、相手が自分で自分の感情にラベリングという活動ができていないんです。ということは、自分が危険な状況かどうか?のラベリングもできていない。

一般クライマーだとこんな感じになります。

課題に到着。オブザベもなく、当然、取りつくことになっている(無言の心理的圧力)

嫌がったら、「何、怖がってんだよ」って雰囲気が無言で醸し出されている。

相方のリード時: テンションのコールがなく、いきなり落ちる。「え?!まさかの10b落ち」とか、そういう言葉は出てくる。

脳内に、”この人の場合、10bでも落ちるから気を抜いてはいけない”とビレイヤー脳にインプットされる。(不安&常に警戒)

ハングドッグが始まると、「ポンプアップして!」と言われる。え?!ポンプアップ???

そんなことしたらフリーじゃないですが…。(過剰な甘え=間違ったクライミング様式)

しかし、当人はめちゃ本気なので言い出せない…。

ってこんな感じです。組んだ男子の母数が少ないので、サンプル数が少ないですが。

■ 無駄にハングドッグが長くなったのはいつからなんだろうか?

甲府時代も、連れていかれてみた、男子のリード、ハングドッグの時間が長ければ長いほど、頑張ってることになっていましたが、それって、特殊なクライミング様式ですよねぇ?無駄にハングドッグして、努力っていうことにしているのは、甘えの発露と思います。

■ 大事なのは心理的安全性

岩場の基部に、クラッシュパッドを使っていますし、カムいっぱい入れて、ランナウトなんてしていないですよねぇ…。

しかも、声掛けが豊富で、雰囲気、和気あいあい。

心理的安全性があるクライミングってこんなことだよ~っていう、良いサンプルになっているような気がします。

飛びついて落ちるのがいいことだと思っていそうだもんなぁ、男子って。

■ 私が登ってきた人たち…

最初の師匠の鈴木さん、蒼氷の先輩、二番目の師匠の青木さん、故・吉田さん、など…です。最後は、米澤先生と登りたいと思っていましたが、諸般の事情で登れず。

もうベテランとしか登っていないっていうくらい、ほとんどがきちんと教育を受けた人としか登っていません。

ので、心理的安全性がないクライミング、というのをやったことがない、と言ってもいいかもしれません。 

なんか、私が恵まれすぎてしまったんだと思いますが…

一般クライマーはこのような心理的安全性があるクライミングの様子をそもそも見たことがない、のかもしれません。

そこが理由で、トンデモクライミングが一般的、になっているような気がします。

2023/09/23

【新人問題】ピンチ経験が少なすぎて、どうする?と問いかけても、答えようがないのかも?

 ■ ロープなしでクライミングツアーに出かけるクライマーが7割の海外

ということが分かった今回の事件なんですが…

「いっつも、そうしていて問題が起こったことがない」

「ボルトが危険ってどれどこの話?今まで聞いたことがない」

などなど… うわ~ 経験不足を分かっていない!って感じでした。

■ ロープの伸びはいろいろ ロープの径もいろいろ

細いロープだと良く出るし、ストレッチがあると良く伸びますが、私が自分のロープを伸びが良いものにしている理由は、下のビレイヤーのほうが私より重たいことが99%だからです。

なんせ、私は、ぱっつんビレイが嫌なのです。だらりんビレイで落とされましたが。

しかも、四阿屋で見たグランドフォールって、適正ビレイでした。なので、ランナウトしている課題が多い九州で、運悪くランナウトした箇所で落ちたとき、伸びが良いロープだったら…グランドフォール助長してますよねぇ? 

大体ロープのことを分かっていないクライマーって一事が万事で、大けがしない限り、重要性を理解できない系、です。

■ あっちこっちの岩場中で事故は起きているが、内密にされている

のは、岩場の改善活動に、役立ちそうな人にしか知らされないからです。

なんで、その程度のクライマーなんですよね、お上りさんってこと。

岩場はアクセス権で、存在があやういので、事故があれば、登攀できなくなります。

そのため、不必要に事故報道をしない。っていうか、秘密にします。まともなクライマーなら、足首骨折くらいで、事故報告しないです。

お前のせいで登れなくなったじゃないか、と言われるのが関の山。

■ 蓄積された経験を貯める時代 5年

というので、結局、昔から、新人は5年程度は連れて回られるもの、と決まっていたようなのですが…

その5年程度では、もしかして、足りなくなっているのかもしれません。なんせ、10年登ってきました、ってクライマーが、ATC持ってこない時代です。

今までと同じ教え方では、育たない、想像力の欠如だけでなく、経験値も欠如しているので、想像力のネタになるものが足りていない、ということになります。

ヒヤリハットを経験することは大事ですが、ヒヤリハットを経験したとしても、それがヒヤリハットだと理解すること自体ができないクライマーっていうのも存在します。

となると、どうしたらいいのでしょうかね?っていうのが謎。


【新人さんは鋭くない対策】言語化させる

 ■ 超エリート大学院生の後輩君

だったんですよねぇ… 私が甲府にいたころ、先輩として預かっているところ、教育中だったのは…。しかし、それでも、超ダラリンビレイから卒業できなかったのでした…。

それは一つには、アイスでロープが重いのを嫌う師匠と、すぐ下に立たれると、落ちてきた氷の破片で危ないから、後退させるっていうのと、こんなだらりんでも、どーせ落ちないから俺平気っていう自己PRと、いろいろが混じっていたのでした…。

クライミングを教える際の標準である、OJT その場で登りを見せてあげながら、教える、ですが、鋭くない人は、本当にみているだけ、になります。いつまでたっても学ばないので、言語化させないと、教える側も何が分かっていないのか分かりません。

 お前が(O) 自分で(J) トレーニング(T)

 おまかせ(O) ジョブ(J)トレーニング(T)

 おまえら(O) 自分でやれ(J) 頼るな(T)

 教える(O) 自信がないので(J) テストばかり(T)

 俺に聞くな(O) 自分でやれ(J) 頼むから(T)

 怒られる前に(O) 自分で何とかしろ(J) 頼む(T)

 お前(O) 邪魔だよ(J) 立ってろ(T)


【心理学】往年の開拓クライマーが自分の課題のリボルト(再整備)で直面することになる痛み

 ■ 変化(再整備)を拒んでしまう原因

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1)【復讐できなくなる痛み】(復讐と被害者のポジション取り)

「あなたのせいでどんなに苦しんだかを、自分を不幸のままにすることで見せつけてやりたい。いつか謝らせたい。」という痛みです。自分が不幸な被害者でい続けることで、親や自分を傷つけた相手に復讐しようとする人もいます。

2)【自分と向き合う痛み】

・「自分とまともに向き合ったりしたら、耐えがたいほど恐ろしいものが出てくるのではないか。」という痛み

・長い間、自分の感情を見ないようにして生き延びてきた

3)【反抗エネルギーを手放す痛み】

これは、「見返してやる!今に見ていろよ!という怒りをエネルギーにがんばってきた。それを手放せば、もうがんばれなくなるのではないか。」という痛みです。

4)反面教師

親などを「反面教師」にして、「私は親のようにはならない」と生きてきた人は多い。また、何かやだれかを「敵」にして「私はあんな奴みたいにはならない。」「アイツらは、私とは違う人種だ」と叩いたり、蔑んだり、排除しようとしている人ほど、実はその「敵」と同じ部分を自分の心の中に飼っていることも多いものです。 敵や反面教師にしてきた存在を赦してしまうと、自分も同じ人種になり下がる」という痛みが出て来て、自己受容や統合にブレーキをかけてしまう

5)不公平さへの痛み】

「私はこんなに苦しんでいるのに、私を苦しめたアイツは今も何食わぬ顔して生きているのが許せない!」という恨みや不公平感を長い間かかえて生きて来た人もいます。「なぜ自分が変わらないといけないの!そんなの不公平だ!」

6)【過去を否定する痛み】

これは、「これまでの苦しみが無意味だったことにしたくない。本当はもっと幸せに生きられたはずだなんて、そんな風に思うのはつらい。」という痛みです。

これまで「これこそが私の生き方だ!」と強い気持ちで生きてきた人ほど、それが今、皮肉にも生きづらさや心身の症状の原因になり、人生を阻害しているという事実に直面するのは、ほんとうに耐え難いと感じるのです。 

7)【アイデンティティを手放す痛み】

これは、「苦しめられる被害者や愛されない自分というアイデンティティにしがみつくことで、これまで心配してもらえたり、プライドを保ったり、構ってもらえていたのに、それを手放すのは耐えがたい。」という痛みです。 

8)【救世主願望をあきらめる痛み】

「いつの日にか救世主が現れて、私の人生を100%変えてくれるという望みをあきらめるのは耐えがたい。」という痛みです。

100%願いをかなえ、自分を気持ちよくしてくれる「完璧なお母さん」を求めて子ども返りし、無力な自分のまま依存的な生き方を続けてしまう人もいます。

そうした人が、精神的な大人へと成熟する過程で直面することになりやすい痛みです。

ーーーーーーーーーー

以上、南ユウタさんのメマガより引用。

■ 往年の開拓クライマーが自分の課題のリボルト(再整備)で直面することになる痛み

は何だろうか?というので、思い当たるのが赤字にしてみました。

1)自分と向き合う痛み

 現代のボルトは、カットアンカーではなく、グージョンですよ。それを20年以上知らなかったという事実に向き合うのがつらいのかもしれない…。

2)反抗エネルギー

九州人のそこぢからを見せてやる!→ 5.10cに5.9をつける、みたいな?

3)反面教師

東さんみたいになってしまったら終わりだ!みたいな? なんか九州のクライマーの中には、適正ボルトで知られる東さん蔑視の差別意識がありますよねぇ?

4)不公平感

俺らは怖いボルトで何とかやってきたのに、若い人が自分たちと同じ恐怖体験を経ずに登ることを純粋に楽しめる環境になってしまうことが許せない

5)過去を否定する痛み

ホントは40mランナウトは怖かったんですよね‥ だから、成果として自慢になってきた
わけで…。それを手放すのがつらい。過去の栄光を手放したくない。

しかし、年を取ればだれでも怖くなってくるもので、本音は自分もランナウト辞めたいが、栄光がそこにあるので、それも言えない。

6)アイデンティティを手放す痛み

自分の課題に過度の自己の投影がある。有名課題ではなくても、課題自体がアイデンティティになっているので、手を入れられることに耐えられない。

7)救世主願望

いつか、自分のアイデンティティを脅かさず、心から自分を理解してくれると思える後進が現れてきて、開拓者としての自分を立てつつ、岩場を整備し、課題を保存してくれる人が出ると思っている。(しかし、それはこの20年起こっていない。)

しかも、その救世主を得るのに、何人にも到達不可能な課題を与えて、無意識に救世主を拒否している。


というようなことかなと思います。なので、よりよい方向へ行くためには、

 開拓者自身が人間として成長すること

が必要ですね。年を取ると人は頑固になる、の反対へ行くということです。

このことの悲しい点は、すごく頑固な人は、死を待たれるということになってしまうってことです。

開拓クライマーの障害克服については、沖縄のBoが成功事例を持っています。



【ベテランの方へお知らせ】関西ガイド協会⽇本⼭岳ガイド協会認定養成指導者

■ ガイド協会の講習会お知らせ

http://kaga-hp.sakura.ne.jp/2023yousei0812.pdf

このような内容が回ってきましたのでお知らせします。


会費で代表者が出て、自分の会の会員には、伝達講習するというのが良き流れでしょう。

■ガイド資格の再受講はNO

さっき、関西のガイド資格の講習会受講内容を見たが、すでに知っていることばかりで、復習がてら、出てこようかな~とおもったりしたが、詳細を見て、いらないなーと思った。なんだ、これか・・・みたいな感じ。

でも、ほんとは毎年山岳会が定期開催で復習していないといけないような内容なんですけどね…。

やってる会、こっちで見たことないけどなぁ。あ、ピナクルはやってたけど、中身が間違っていた。

九州の登山技術のレベル低下…つまりリスク認知能力の低下…は、きちんとした登山学校がないことに起因するのですが、その抜本的な改善を、私に期待した山岳会の方たちらは…

 やっぱり自分たちで尻をふきなよ、

って思いますよ。そもそも、自分自身も学習不足しているから、

 会員の安全を守れずリスクを見落としている

それが通常運転になっている=平気になっているような気がする。

そして、平気になっていることの言い訳に、自己責任、を使っている。それは正確に言えば、自己責任ではなく、無責任、と言う。

■ 排除

私への責任転嫁路線を、拒絶した、っていう経験で、

 境界線が正常化して正しい

って意味なんじゃないか?と思う。たとえ、集団いじめに合ったとしても。

■ 耐えられない境界線のあいまいさ…

九州は儒教圏なので、健全な境界線と言う意味では、あいまいな人が多く、ほんとは俺の責任だけど、ほかの人にはバレないように俺を立てつつ、ひっそりと女性に責任のフォローをしてほしい、何なら、全部責任取って、成果は俺のにしてほしい、と言う心理状態の人は多い。

白亜スラブなんて、まさしく登れたのは、セカンドのおかげ。セカンドがピンチ脱出の技を知らなければ、1ピッチ目の終了点からロープは一ミリも上がらなかったのである。それを黙ってやってくれたら、俺の面目が立ってよかったのにぃ…みたいなのが、九州男児の等身大の姿だったりする。

それ、ダメんずって奴でしょう…。そりゃ、だれしも初心者時代はあるんだから、初心者のリードでロープが上がらないってのはアリだが、登攀歴10年です!とか、5.12です!とか言う人のリード実態がこれでは…。

ま、九州の教育体制を擁護するために言えば、彼は九州で教育を受けたわけでなく、山梨育ちで、山梨アルパインクラブには教育らしい教育はなく、自己責任という言葉に任されていた…。

つまり、自己責任論を持ち出すということは、俺の責任?なら講習会受講とかお金かかるし、いらねー!ってなるって意味です。

これは、JFAが言っていたように、海外では自己責任(オウンリスク)が浸透しており、国内では浸透していない、とか、言葉の意味が違うということではなく、海外でも広まっているのは

 無責任クライミング

のほうです。むしろ。今回、実態調査して分かりました(笑)。

九州では、日本的な意味で、甘えた者勝ち、みたいな感じで、

 甘えを仲間意識と混同

している人が多いように思います。しかし、甘えさせてばかりでは、その人の能力は伸びないわけなので、甘えさせることは、優しいことではない。本人のためを思えばこそ、時には厳しいことを言わないといけないです。

それができていないで、単に甘やかされた子供、みたいになっているのが、大体の

九州男児の実態

です。甘やかしている側は、女性です。女性に求められる役割がそれ、みたいなことになっていますが…

九州圏以外の女性は、誰もそんなの引き受けてくれませんよ?なので、そんなんでは、お婿に一生いけませんよ?女性が求めているのは自分より強い男だからです。

九州以外では、はぁー、自分のケツは自分で拭きなーって言われて終わりです。

2023/09/22

【小鹿野ボルト欠損訴訟】外資系企業のパブリックリレーションをクライミング界に

 ■ チバスペシャルティケミカルズでの経験

私は、スイスの会社での就業経験があるのですが…アジア・オセアニア地域統括部長補佐、という立場ですが、ヨーロッパの会社は合理化が進んでおり、人員はかなり絞られているので、部長と言っても、その統括エリアに社員は本人一人です。営業も全部、本人がやるんです。

それは小さいからではなく、外資は経営合理化が進んでいて、莫大な金額を一人でコントロールするのは普通です。日本みたいに共同責任で責任の所在が不明確、みたいな、不必要なことはしないからです。会議もないし、会議があるとしたら、国際電話でした。途中からスカイプになりましたけど。

ま、正直言って私のポジションも要らない…みたいな感じなんですけど、とはいっても事業継続性の面から、彼の仕事の内容を共有している人は必要だから、人を置くことになりますが、要するに影武者ってことなので、売り先との価格交渉から、広報、まで営業に関することは全部やっていました。

で、化学薬品を扱う業界だったので、風評被害、というのが非常に大きなビジネスの障害としてありました。

私は石鹸抗菌剤部だったので、日本の消費者団体から、悪と糾弾される薬品を扱うことになったんですね。

■ プレスリリース1枚書くのに1週間

さて、こんなセンシティブな業界なので、プレスリリースという会社が発表する記事を書くにも、

一週間がかり

です。要するに、かなり慎重、ということです。

この1枚に、10回まではいかなくても、数回の国際会議があり、メールの応答は20往復くらいです。

■ 日本では気楽に返答しすぎ

おそらく、日本での就業経験しかないと、公的な場での発言、ということに、とてもカジュアルな印象を持っているのではないでしょうかね?

特に日本のスポーツ業界は、トヨタなどのグローバル企業の広報のテクニックを学んだほうが良いかもしれません。

失態続きというか、自分たちのスポコンに由来したパワハラ体質、モラハラ体質のブラックカルチャーが、そのまま世間の平均値である、という前提が、無邪気すぎる面があります。

クライミングは特にグローバルな活動です。

■ ちょっと検索したら出てくるバッド事例

過熱報道が続くスポーツ界の不祥事 広報は「現場力」と「質」が必要https://mag.sendenkaigi.com/kouhou/201901/crisis-management-public-relations-2019/014885.php

ーーーーーーー【企業の事後対応・失敗例】

 例えば2022年4月に起きた知床遊覧船沈没事故の社長の対応は、まるで他人事のようで、報道陣からの要請はあったと思いますが、事故発生から5日目にはじめて記者会見を開きとってつけたような土下座で、かつ、謝罪の中で「最終的には船長判断」「客の要望もあった」と責任を転嫁するような発言が目立ち世間の憤りを買ったかたちとなりました。

「このような社長のいる会社だから起きるべくして起こってしまったのだな」と世間に思わせてしまう象徴的な対応でした。

【企業の事後対応・模範例】

同じ事故でも名古屋高速バス横転炎上事故の社長らの対応は評価できるでしょう。

なぜなら、彼等は説明責任をしっかり果たしていたからです。この会社は事故発生の翌日午前中に記者会見を行うなど、素早く対応し、また記者の質問にもしっかり答えていました。恐らく日頃からこのような「万が一」に備えていたのかもしれないと思わせる程だったのです。

ーーーーーーーーーーーーーhttps://www.astorypr.com/news-all/crisis-management-pr-training より引用

事例研究をするまでもなく、

 責任転嫁、言い逃れ = バッドケース

 日ごろから備えてあるかのような素早い応答=グッドケース

です。

日本の一地方都市では、グローバル企業並みの見識を得るのはかつては難しかったと思いますが、現代ではそうではありません。ネットで出てきます。

具体的な文面は企業の謝罪集を探すと出てくると思います。それらのパッチワーク作業が広報担当者の作業で、私はこうした文面草案の作成者でした。広報責任者は、それがどうパブリックに響くか?ということの検討です。それには、複数の目が必要です。

謝罪は、謝罪すべきでない部分を誤ってしまわないように気を付けなくてはなりません。

そのうえで、反論文を出すことは必須です。悪くないもの、痛くない腹を探られ、謝罪してしまえば、悪かったことになってしまいます。

今回の小鹿野の件も、ボルト欠損は誤報、です。正確には、岩そのものの欠損です。

反論文は、こちらに弁護士が指南した者があります。

http://ooura-law.com/blog/entry-000112.html

相手方は、係争を望んでいるということなので、弁護士同士の弁論に任せるのが、良いだろうと思いますが、最低でも、

 誤報は指摘

しておかなくてはなりません。でないと、本来味方してくれる人まで敵に回すことになります。

https://allnevery.blogspot.com/2023/09/blog-post_19.html


【心理学】クライマーコミュニティのルサンチマンを治療する

■ ルサンチマン = 嫉妬

どうも、登山やクライミングって、”男性性”の発露、的な面があるらしく、男性に人気があるのは、登れた!ということが、自分の男性性に強烈な肯定感をもたらしてくれるからのようです。だから、突破力のクライミングであるボルダーが大人気なわけです。

しかし…

かつては、会のエースで、「リードはお前に任せた!」と言われたような人も、年を取れば、次々に格下なのに、自分より登れる奴、が出てきます。(九州では出てきていないという別の問題があるが。それは別件)

そうなると、”皆のために俺が…”という特攻隊気分でリードしていた人は、気が付いていないで、自尊心が肥大しているので、別に何をしたわけでなくても、

 自己愛の傷つき

を体験することになります。

■ 自己愛の傷つきを癒すことは公共の善

往年のクライマーは、そこでジタバタする人と、そうではなく、現在の自分を受け入れることにする人と2手に別れます。

ジタバタ派は、たぶん、八ヶ岳の入門バリエーションに一升瓶持っていき、結果、凍傷者3名…みたいな、傍から見たら、意味不明の行動をとります。

あるいは、自分よりも登山歴が明らかに浅い人に向かって、「なんで、どのボルトを使うべきなのか教えてくれないの!」となじるとか…。開拓者名リストに載っているのは、あなたの名前であって、私の名前ではないですよねぇ?なんで私に聞くの?

さて、世間はこのような事情ですので、そうなると、自己愛が傷ついている人を癒すのは、

 公共の善

です。クライミング界全体の福祉です。

■ 自尊心が傷つきやすい人への処方箋 【自己愛の傷の癒し方】


自己愛性パーソナリティ障害には、顕示型と非顕示型があり、顕示型の例は、三島由紀夫。取り巻きがいないと、レストランに入れなかったそうです。

治療は3種類。

1)ハインツ・コフート 自己心理学
2)マスターソンアプローチ
3)ウィルフレッド・ビオン コンティニング
4)関係性心理学 ツーパーソンサイコロジー

やるべきこと             vs   起こったこと
・ロジャースの共感や傾聴では良くならない。→ 傾聴・寄り添い、頑張ってしまった…
・自己受容の練習を行う  → 当時は方法論を知らなかった
・その人の”お気に入り”になってはいけない → なってしまった
・「可愛くないけど、害もない」と思われるのが良い →「可愛いから許す」と言われるようになってしまった…
・プライドを傷つけると、倍返しにされる → ただクライミングが上達しただけなので倍返しされる意味が分からなかった

(今気が付いたが、こういう人は、相手がクライミングが上達する度に、無意識で嫌がらせっぽいことをする…例、朝、起こしてくれないと文句を言う…ケガをした相手を引きづり回す…ので、たまりかねた相手が去っていくことになり、その去っていった相手に対して、「こんなに良くしてやったのに今時の若いもんは…」と文句を言うという繰り返しのルーティンになっているだろう…)

■ 自己愛の傷つき経験

自己愛性パーソナリティ障害の人は、老いを経験する前から、

 等身大の自分が受け入れられない

みたいなんですよね。老いを経験し始めると、老いそのものが恐怖体験になってしまうかもしれません。

実は、自己愛性パーソナリティ障害の人って、最も精神科から縁遠いというか、めちゃ自信過剰ですので、世間的にみて間違ったことをしていても、まったく意に介しません。

例えば、明らかに韓国人の入国申請ラインなので、こっちが外国人ラインですよ、と教えても、意志を曲げない、みたいな、明らかに子供みたいなことが起こります。

その様子は、二子山でのクライマー間の訴訟、係争による、往年のクライマーらの行動とそっくりです…。

■ マチズモの傷つき=自己愛の傷つき

マチズモ=自己愛、になってしまうのは、日本では、男であることが価値、みたいな時代が長く続いたからです。

男に価値があるのではなく、人間はすべからく全員価値があります。

サバージュ・ババージュの件にしても、実際に守っているのは、
 
 マチズモ

であり、リーチの短い者を排除することによって、間接的に、女性や子供を排除している、という指摘は的を得ています。昔は30代男性が主役でしたが、今では老若男女登時代。時代は変わったのです…。

例えば、日本のアイスクライミングでは女子のほうが世界ランキング、高ランキングなんですよ? 

まぁ、こんなことを知ると、さらに男性性による自己愛が傷ついてしまうかもしれませんが…。

”今が受け入れられない”、というのが症状で、原因が精神疾患、ということです。

■ 今が受け入れらないという症状

何としても、俺様(自分はすごいんだ=自己愛)である証拠としての岩場の課題に、しがみつこうとするということは、もはや現代では、根拠の希薄になってしまった、開拓者権限を盾に、周囲の迷惑もかえりみらず、俺のルートに手を入れるなんぞ許さん!と主張する、という固執行為です。

普通の人の感性でみれば、ただ見苦しいだけ。でも、精神疾患があるとそれが分からないんですよね。

それが、世界の名作であるような有名課題であっても、開拓者が世界的に超有名な人であっても、現代では、ボルト位置修正されているんですよ?(例:Ninjya)

なら、無名の人の開拓した課題で、安全とは言えない位置にボルトがあれば、それに修正依頼が来るのは、名誉の否定ではなく、ただの事務手続き、です。

クライミング界における社会問題みたいになっていますが、たぶん、精神病理、と言う面で説明がつく現象だと思います。

■ カサンドラ症候群


もっと、深刻なのは、このような主張があるおかげで

 周囲の人がカサンドラ症候群に陥る

ことです。

というのは、ADHDにしても、自己愛性パーソナリティ障害にしても、本当にその人と親しくならないと、この意味不明な混乱感は、パブリックには伝わらないからです。

例えば、

  集合時間を間違う→「なんで朝起こしてくれないんだ!」と責められる

とか。俺はリーダーだ!と威張っている人が、「朝、俺を起こしてよ」って言うことの明らかな矛盾などに全く気が付かないみたいなんですよね…。

同じことで、山岳会も、「当会は、60年の歴史がある会で、当会を知らない人はモグリです」と言っている会が、どのボルトを使ったらいいのでしょうか?とか、こそこそボルトを抜きました、とか、動くものに道標をつけてこれで良し!とか、全くの矛盾した行動です。その威信?に見合う行為をしておらず、自慢になるどころか、恥と言っていい行為です。地に落ちたことを、わざわざ自己宣伝するなんぞ…。

しっかし、そのことが分からないみたいなんですよね… 

ということは? 精神的な病の現象ですね…。

ADHDなどの発達障害は、現代では診断が発達して、子供で診断されることは少なくないです。しかし、昔は、ちょっとくらいの異常は、なぁなぁで通っており、そのプロセスで障害を理解されず、その結果、社会に出て普通を要求されて、普通のことができず、自己愛が深く傷つき、自己愛性パーソナリティ障害になってしまった人は多そうです。そういう人が集まっている率が高いのが、登山やクライミングなんですよね。

本人が、もう70代などであれば、放置が適切な処置かと思いますが、問題は、

 後世の周りの人への二次被害

です。

■ 周りの者は、カサンドラになる

標的にされた側は、カサンドラ症候群ということに陥ります。

これは、他にクライミング仲間がいても、その人のお気に入りになってしまった人には起こります。他の仲間からは、起こっているおかしなことが見えない、です。

例えば、私の師匠は、インスボンで私は膝が脱臼して登れない、と訴えているのに、ステミングがメインムーブのワイドに連れて行き、それをおかしな行為だとは思っていなかった上、登れないとお断りすると、腹を立て、ホテルからいなくなりました(笑)。これ、倍返しって技ですよね?腹を立てるべきなのがどっちなのか?と言えば、明らかでしょう…

同様に、岸良でも、肉離れの怪我をして、立つのも、やっとこさだと何度も訴えているのに、連れまわされ、医者にかかったの3日後。こっちは老いが引き起こしたことのように結論していますが…。

こんなひどい目にあっても、

 そのパートナーを選んだお前が悪い、自己責任だ

と言われるのが、クライマー業界なんですよ。

ボルト欠損ではなく、欠損した岩が外れて5m下に落ちた、など、当然自己責任でしょう…。

なんせ、当代のトップアルパインクライマーは、みんな岩をたたきながら登っているんですよ?

フリークライミングに来たら、みんな岩が欠けないのが当然のように、信じ切って登っていますが、ただの平和ボケでしょう。

クライミングとは知れば知るほど、リスクが分かって怖くなるものです。ダイジョーブ~とか言っている人は、そう言える程度の山しかやっていないだけです。

高難度になればなるほど、安全性が高まるというのが、フリークライミングの作り、なので、フリーのグレードでその人のリスク管理能力は測れるか?というと逆相関な感じです。

■ 診断

診断は、精神科医に行けば付きます。

しかし、カサンドラのほうは、診断がつきづらいうえ、うつ病を引き起こした場合、その治癒には長い時間がかかります。

なので、小鹿野の件で心配してあげたほうが良いのは、虚偽の事実で、訴えられた側のほうです。

うつになる可能性大です。

訴えた側のほうは、なんせ自分を顧みるって能力自体が欠けている場合が多い(自己愛性パーソナリティ障害の特徴)なので、どんなに周りが間違っていると教えても、そもそも理解自体ができず、単にせいせいしていることでしょう。

ケアが必要なのは、そういう障碍者の標的になってしまった側のほうです。

最近の若い人は思考力が低下しているうえ、情報弱者のまんまの姿であるので、新聞うのみ、で、結局、若い人本人に不利になる選択肢を正義だ!と思ってしまいがちです。

マスメディアも嘘を平気でつきます。

ホント、上も下も、思考力の低下で日本社会は大変なことになっていますが…日本だけの問題かと思っていたら、海外でも同じようでした(汗)。ATC持ってこないクライマーってねぇ…

2023/09/21

FIREした人と知り合いに

■ Fireするには、夢中になれるものが必要

FIREというのは、

経済的自立(Financial Independence)と早期退職(Retire Early)という二つの言葉の頭文字から作られた言葉です。 アメリカ発祥の考え方で、若いうちにリタイア後の生活費を補えるような貯蓄をして、資産運用による収益を得ながら経済的自立を目指すことを指します。

で実際に、最近、そういう人と出会い、仲良くランチ友達みたいな感じなんですが…。

FIREするには、生きがい、と言う面で問題があることが分かりました。

■ したいことがない

なんか、学校から始まって、会社も、まるで餌付けするみたいに、一般に人はみんな

 朝起きたらどこかへ行く、

と言う行動をオペラント条件付けされていますよねぇ(笑)?

そういえば、岩場に行く習慣も、クライマーでも、年を取ってくると、

 単なる習慣に化してしまい、

もう登りたい課題もないし、岩場でやることもやりつくしたから、

 開拓でもしようか、

みたいなことになるらしく、開拓活動って非積極的選択肢というか、

 クライミング活動の終末期の活動なんだなー

と思ったことがありました。その開拓者だけのことかもしれませんが。

老後の生きがい、他にしたいこともないし…、ってことです。

■ やりたいことが多大にある人じゃないとFIREすべきでないかも

くだんの友人は、資産運用ではなく、不動産投資で大家さん業でFIRE達成したそうですが…

大家業だと、使える金額には天井があります。ので、予想外の出費はいやなようで、こないだ飲んだとき、タクシーで帰ったそうなのですが、そのタクシー代が、しばらく前に値上げになっていたようで、愚痴っていました…(笑)

えー FIREしても、タクシー代が愚痴になる…? 

とFIREに対する、あこがれが半減…(ーー;)

■ 人間の幸せは、自分がしたいことができること

たぶん、FIREしようがしまいが、人間の幸せは、

 自分がしたいことができること、

ではないですかね?

それをかなえる手段は、何でもいいのかもしれません。

いっくら経済的な問題から解放されたとしても、したいことが、自分の自慢話ばっかりでは、一回か二回は話を聞いてくれますが、だんだん飽きて、誰も話も聞かなくなってきます。

いわゆる、終わってる、って言われる状態ですね…。一般に往年クライマーに多いと言われますが…。

かといって、自分の成功を皆と分かち合う…例えば、FIRE達成者なら、どういう投資をしていくか、後進の人に伝える、というのは、彼の頭にはないようで、残念と言うか、そこが意外でした…。

自分一人の幸福なら、達成したところで、なんか味わいがないっていうか…。

というか、私が異常なのでしょう…。

人目につくような、大した成功経験もないのに、経験談を垂れるな、とみんなは、思っているのかもしれませんが、それなら、嫉妬してくるの、辞めてほしいですよねぇ…。

世間は、ああ言っても、こう言っても逆らってくる、ってことで、世間のいうとおりにしていたら、必ず、デッドロック、になります。

ロープを持ってこないクライマーを受け入れたら、たぶん、
 
 お前のリスク管理能力が甘い

と言われ、

ATCを持ってこないクライマーはお断りと言ったら、たぶん

 相手の事情を考えてやれ

と言われ、

どっちにしても、

 あなたの欠点、って話にされるんだろーなー

って感じです。

FIREしたら、いいわねーと嫉妬されて、足を引っ張られ、FIREしなかったら、してみろ!と挑発され、どっちにしても、アンハッピー。

そんな感じですね、世間って。

ということで、気にせず、自分のポリシーで生きましょう☆

ちなみに、米国人など欧米人で、海外で旅行しながら登れる人が多いのは、金融資産を運用するということが、米国ではすでに浸透しており、非先進国であれば、運用益で生活することはそこまで大変ではないから、です。

日本では、月7万円の定期収入ではFIREできませんが、ラオスなら楽勝です。余るくらいでしょう…

■ 米国人並みの金融資産運用を

クライマーでも、クライマーでなくても、日本は米国型の年金体制にシフト中ですから、投資信託による、資産防衛は、これからの日本のクライマーには必携の知識です。

私も若いとき、米国の富裕層に暮らしたことがあるのですが、そこのご家庭も、運用していました。日本ではなかなか広まっていないですが、5%の運用は常識的な利率です。

と言っても難しいことは何もありません。

 インデックスファンドノーロード、

だけ覚えていても、何とかなります。ビレイデバイスにはいろいろあるけど、とりあえず、ATCだけ使えたら何とかなるのと同じです。

初心者が騙されない知識を得るには、トウシル山崎さんの解説動画がおすすめです。


着々と運用して将来のFIRE達成&海外クライミングに備えましょう☆

2023/09/20

【How to】How to avoid unsafe climbers

 Unsafe climbers = someone who learnt to climb from friends

I was being asked to go climbing with by a climber who has no rope nor ATC. Being puzzled since I never dreamed of going to travel without a rope and expecting to climb,  I asked advices to climbing community overseas. The answer was to say no to such climber. 

Someone in Canada taught me this is also happening a lot in overseas including Canada, 

It's maybe a shortage of Educational institutions to teach climbing properly.

This time, I found out that a proper climber is someone who learnt climbing in educational institution... (I myself learnt in Sangaku sougou center)

You can tell by their gear that they are not well educated.

I didn't know what to do with a guest climber who said she doesn't have a rope nor ATC, so I asked the international climbing community, "What do you guys do?" 

I found that the consultation itself was a question that could separate the climbers who were doing it safely from the ones who weren't.

Difficulties

The difficult thing is,  that nobody carries a full set of gear while travelling.

But without a rope... Rope is a vital piece of gear, and without it, you can't climb at all.

But someone who already established "trustworthy relationship" like long time partner, would say, 

  "you can come without a rope this time" 

often, just to be nice. But still that is an offer, not your right. 

If you are already in a relationship of mutual trust, you might say: 'This time you are exempt from the rope', but that is only when you are so sure having just one rope does not decrease the safety.

My background 

I come from ice climbing background, but I rarely climbed with my own rope while climbing with my mentor, because he has gotten a 120m rope, meaning more convenient for 55m ice fall. 

Nevertheless, every time I go climb with him, my rope was in my pac. I never showed up without it.  When I lead, of course, I climbed with my own rope.

A single 120m rope is technically easier so using that rope was a part of risk management. 

It was less risky than connecting two 60 m ropes, as there are no knot to connect them. If there is a knot, your belay gets complicated.

That was our mutual understanding. And I bought a belay device to match his rope. 

Choosing a rope Length ... no1 risk control

Even at ordinary rock crags, a well-educated climber will check the length of the route or problem he wants to lead, and bring a rope that is suitable for that length. It is a primary risk management.

In general, in Japan, 50 metres used to be sufficient, but nowadays 60 metres is often required.

If you don't want to have a missing stopper knot accidents.

Back up rope?

If you're as clever as a climbing guide, you may have a 30m lightweight rope tucked away in your backpack, just in case. This is because it serves as a backup in case the main rope gets stuck or something.

When you say, "Oh no, I've got the rope stuck", you can not get it out...in such case, someone say, "I've got the back up rope", this is a truly cool guy!

Having no rope is forgivable, but no ATC is not.

Well, even in the international climber group, the advice from the proper climbers was "tell that travelling climber to keep travelling".

However, 70% of the climbers who travelled without ropes were so forgiving, it is a kindness toward a beginner.  Because everyone was once a beginner, those who relied on the goodwill of other climbers... including myself.

Climbing on the goodwill of others paying nothing on your side, you can still improve your climbing grades but not a climbing skill itself...it takes your positive effort of trying to learn risk management.

Climbing grades do not indicate anything about that person's risk management skill and the risk management skill is what protect you. 

It is not your grade nor expecting the strangers to have a good will without a concrete reason.

However, it should be noted that even within such a lax community,

 No ATC is not allowed as a climber.

Having no rope seems already out of the question to me, but no ATC... is NONO to everyone. No matter what kind of lax climbing community you are in.

Checking unconscious assumptions.

Rather than verbal communication, non-verbal communication is important, such as,  "not bringing gear" or "the way the person talks", are more indicative of what kind of climber they are. This is a true indication of the climber.

What I am currently researching is this unconscious assumption.

  Assumption = unconscious.

so people take it for granted and often push that to the others.

Example:

 No rope = unconscious assumption is that every rope is 100% safe. 

 → Actually, no.

 No ATC = unconsciousness is that all ATC are all the same. 

 → In reality, the rope and ATC has compatibility.

Another possible assumption about not bringing an ATC is,

 not wanting to belay,

This is probably more likely to be the case. This is probably top reason for climbers to be disrespected.

Belaying is a climber's duty and belayers are climbing gear.

You are in a position to be chosen as a belayer, and unless you are chosen, you cannot go climb.

Climbing with everyone together?

Many bad risk management cases are often seen in,

 Climbing with many others.

The case: climbing with others in a bad climbing school.

A climbing school was conducting an ice climbing course with frozen ropes... The rope was coated with ice like a macaroni cheeses... This is not a good idea.

Climbing with bunch of others is fun, but probably the most inappropriate relationship for learning risk management since you don't think you are responsible.

You'd think it's OK because a lot of other people are doing it, or it's probably safe since no one is pointing out ... 

But in reality, frozen rope is nono, and it can make you lose your grip on the belay.

These are such kinds of things that, if your standard of safety is compromised and you keep compromising and then, it will lead you an accident later.

For example, when you're climbing solo, you're on a bit of an old rope and it's frozen because you used it in a rock, but you do a top rope solo anyway, thinking, "Well, it'll be fine"... That's how my mentor fell, his gear didn't bite the rope and he had a ground fall.... And such times, even if there were lots of people in the vicinity, he would find himself in a blind spot and not be able to be seen and found. And there, you can't even get a wire of mobile phone, and it's -20 degrees!  He had a serious lumbar fracture, but it took him a long time to be found, and he survived one out of nine lives.

After that, he was very careful with his rope, it was ice climbing-specific rope with a good coating, and after each climb, he applied a coating to replenish the coating. I have inherit that from his habits.

The rock version

On the cragging, it is particularly important to match the diameter of the rope to the belay device. 

My rope is soft and flexible to best match to my lead with my light weight, so it is too stretchy for another climber with a heavier weight to lead. The rope will be hurt and that heavier climber will not be safe.

In Japan, the bolts distance are often sooooo far apart, nearly runout,  so extra stretch can be fatal. I have seen the climber fell in 3rd clip and the belay was totally proper but the fall still ended up to be a grounder.  It was a Kyusyu's crag. The climber had spinal fracture. He's got no one else to blame, it's his responsibility.

Partnership can back fire

Once we are in the crag, the principle of partnership is naturally more important than who's rope to climb. 

So if your partner showed up without rope, you will end up offering your rope. 

So whether if it's a poor lead, such as your rope rubbing against the rock corner and peeling off the outer skin, or a fall factor 2 that is super hard on the rope, you have to rend the rope as a partner. That is considered obligation. 

I'm not going to complain, No climber would complain about that. I am to explain why a beginner take it for granted.

Therefore, a climber who has never been on the offering end of a rope himself will never be aware of the burden or responsibility on the offering the rope.

It's same as people who think that renting your car is free, but in reality, the maintenance costs involved, actually. So it's just a free rider. Like when your are still a kid, you never imagine that how much your parents had to pay just to keep the house running.

In the end, they are not only ungrateful, but also gets mad at you when you refuse.  This is a one way goes to another.  

The best way to avoid this is to avoid climbers who are at a stage where they don't have that imagination. Accidents can happen to anyone, but one can not imagine that, i.e. a beginner, will invite a accident unneccesarily.

It is the minimum requirement to have your own gear for climbing. Anything short, say no to be on a safe side unless you know the person in deep...and the person has a reasonable reason to get away with it.  

Ofcourse it is ridiculous to tell the long time partner to bring his own rope when you know he's just visiting you and trying to belay you for a day to be nice. 

This is the letter I sent. 

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I had canceled XX cragging with my friends. It is too risky to take you there, and the crag only needs a good reputation for local tourism, not a risk.

You have made it clear that you have no intention of bringing your own rope.

Well, I can compromise, but you have neither an ATC nor your own belay device.

I cannot compromise on that. 

I've already had enough trouble to know that Japanese crags are not like overseas ones; they require a certain mentality to be safe. Otherwise, you are risking your life.

I cannot put you in such a position without knowing what's going on.

I am so sorry; it was my misjudgment that I misunderstood you as an independent climber. My judgment is that you don't have the readiness that our crags require.

This is an HP for finding a climbing guide. I hope you have good luck!

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