FIREというのは、
経済的自立(Financial Independence)と早期退職(Retire Early)という二つの言葉の頭文字から作られた言葉です。 アメリカ発祥の考え方で、若いうちにリタイア後の生活費を補えるような貯蓄をして、資産運用による収益を得ながら経済的自立を目指すことを指します。
で実際に、最近、そういう人と出会い、仲良くランチ友達みたいな感じなんですが…。
FIREするには、生きがい、と言う面で問題があることが分かりました。
■ したいことがない
なんか、学校から始まって、会社も、まるで餌付けするみたいに、一般に人はみんな
朝起きたらどこかへ行く、
と言う行動をオペラント条件付けされていますよねぇ(笑)?
そういえば、岩場に行く習慣も、クライマーでも、年を取ってくると、
単なる習慣に化してしまい、
もう登りたい課題もないし、岩場でやることもやりつくしたから、
開拓でもしようか、
みたいなことになるらしく、開拓活動って非積極的選択肢というか、
クライミング活動の終末期の活動なんだなー
と思ったことがありました。その開拓者だけのことかもしれませんが。
老後の生きがい、他にしたいこともないし…、ってことです。
■ やりたいことが多大にある人じゃないとFIREすべきでないかも
くだんの友人は、資産運用ではなく、不動産投資で大家さん業でFIRE達成したそうですが…
大家業だと、使える金額には天井があります。ので、予想外の出費はいやなようで、こないだ飲んだとき、タクシーで帰ったそうなのですが、そのタクシー代が、しばらく前に値上げになっていたようで、愚痴っていました…(笑)
えー FIREしても、タクシー代が愚痴になる…?
とFIREに対する、あこがれが半減…(ーー;)
■ 人間の幸せは、自分がしたいことができること
たぶん、FIREしようがしまいが、人間の幸せは、
自分がしたいことができること、
ではないですかね?
それをかなえる手段は、何でもいいのかもしれません。
いっくら経済的な問題から解放されたとしても、したいことが、自分の自慢話ばっかりでは、一回か二回は話を聞いてくれますが、だんだん飽きて、誰も話も聞かなくなってきます。
いわゆる、終わってる、って言われる状態ですね…。一般に往年クライマーに多いと言われますが…。
かといって、自分の成功を皆と分かち合う…例えば、FIRE達成者なら、どういう投資をしていくか、後進の人に伝える、というのは、彼の頭にはないようで、残念と言うか、そこが意外でした…。
自分一人の幸福なら、達成したところで、なんか味わいがないっていうか…。
というか、私が異常なのでしょう…。
人目につくような、大した成功経験もないのに、経験談を垂れるな、とみんなは、思っているのかもしれませんが、それなら、嫉妬してくるの、辞めてほしいですよねぇ…。
世間は、ああ言っても、こう言っても逆らってくる、ってことで、世間のいうとおりにしていたら、必ず、デッドロック、になります。
ロープを持ってこないクライマーを受け入れたら、たぶん、
お前のリスク管理能力が甘い
と言われ、
ATCを持ってこないクライマーはお断りと言ったら、たぶん
相手の事情を考えてやれ
と言われ、
どっちにしても、
あなたの欠点、って話にされるんだろーなー
って感じです。
FIREしたら、いいわねーと嫉妬されて、足を引っ張られ、FIREしなかったら、してみろ!と挑発され、どっちにしても、アンハッピー。
そんな感じですね、世間って。
ということで、気にせず、自分のポリシーで生きましょう☆
ちなみに、米国人など欧米人で、海外で旅行しながら登れる人が多いのは、金融資産を運用するということが、米国ではすでに浸透しており、非先進国であれば、運用益で生活することはそこまで大変ではないから、です。
日本では、月7万円の定期収入ではFIREできませんが、ラオスなら楽勝です。余るくらいでしょう…
■ 米国人並みの金融資産運用を
クライマーでも、クライマーでなくても、日本は米国型の年金体制にシフト中ですから、投資信託による、資産防衛は、これからの日本のクライマーには必携の知識です。
私も若いとき、米国の富裕層に暮らしたことがあるのですが、そこのご家庭も、運用していました。日本ではなかなか広まっていないですが、5%の運用は常識的な利率です。
と言っても難しいことは何もありません。
インデックスファンドノーロード、
だけ覚えていても、何とかなります。ビレイデバイスにはいろいろあるけど、とりあえず、ATCだけ使えたら何とかなるのと同じです。
初心者が騙されない知識を得るには、トウシル山崎さんの解説動画がおすすめです。
着々と運用して将来のFIRE達成&海外クライミングに備えましょう☆