佐久の志賀の岩場で2度連続して、ホールド欠損で落ちた先輩を止めたのですが…
2020/09/21
ホールド欠損での墜落
佐久の志賀の岩場で2度連続して、ホールド欠損で落ちた先輩を止めたのですが…
2020/09/20
計算されたリスクを取るクライマーになる=スタイル重視のクライマーになる
A) スタイルを重視するクライマー。リスク計算が非常に細かく、性根は怖がり。
B) リスク計算はアバウトなクライマー。「怖いなんて言ってたら登れねえよ」ということを自分に言ってきたタイプ。野生の勘で、死亡リスクは頻繁には取らずに登り、どうにか生き残ってきた。度胸はあるが、思慮は浅く、スタイルは妥協することも多い。
1)トライするルート選択
オンサイト(=本気トライ)もしくは、RPで取りつくのか?戦略によって選びうるルートは違う
例) 落ちるくらいなら、Aゼロすべきボルト(例:オールアンカーやRCC、リングボルト)などの自己基準を持つ
4)終了点などのロープワーク
6)そもそものアプローチの岩探し
7)ホールド探し
8)フォールの恐怖心コントロール
2020/09/19
クイズ!この終了点はどうでしょう?!
終了点を見極めるのは、クイズでできるのではないでしょうか?
私はこちらに来てから、前の会の先輩と大体の岩場を回ったのですが、ちょっと小川山では見ないような、変わった支点を見ても、私自身に判断能力がなく、仕方ないので、長野の師匠にいちいち送って、意見を仰いでいました。
すると、必ず返ってくる答えが、
もう1点追加して使え
でした。つまり、3点目です。しかし、大体の岩場では、”…と言われても…な状況”にある。
結局、よく分からないまま、とりあえず使い続ける、という結末に。
ボルトがイマイチなルートに対して、どう取り組むべきか?
■ ボルトが、(現代基準で)イマイチなルートに対して、どう取り組むべきか?
という事例が石田さんのサイトに書かれています。こちら… http://ishidatozanjukunisshi.blogspot.com/2020/06/blog-post_13.html?m=1
以下、まとめ。
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《例えば…》
5本の5.11代ルートがあるとします。
1)1ルートが8ミリのカットアンカー(アルミっぽい)、錆び無し。(5.11d)
2)4ルートが8ミリのオールアンカー、相当に錆び錆び。(5.11a、5.11b、5.11c、5.11c)
《取り組み案》
1)の5.11dは、本気トライが許せる範囲と妥協する
理由 → ・サビがない、
・硬そうな花崗岩、
・2本目以降のボルト間隔が近い
・1本抜けても大丈夫なボルト間隔
反論 アルミ → ・ガルバニックコロージョン
2)の錆サビのオールアンカー4本は、本気トライしない
理由 → ・1本抜けても大丈夫なセクションは、ごく僅か
・グレードと自分のクライミング能力
・落ちる可能性10%~50%とかのムーヴ
・他に沢山ルートがあるエリアなら、避けて通る
反論 → ・何かあるのだろうか…
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《安全基準》
①カムが効く場所は、バックアップを取る
②ホールド欠損以外では基本落ちないムーヴだけで登る。落ちる覚悟のムーヴしか無かったら、敗退。
③トップロープ状態に限り、落ちる可能性のあるムーヴを繰り出す。
ーーーーーーーーーーーーーーー 引用終わり
■ 現代の安全基準とは?
現代の安全基準では、M10グージョンが一般的です。オールアンカー<カットアンカー<グージョン
また、異種金属の組み合わせは確実に腐食をします。最低限がオールステンレスです。
サイズでは、8ミリは許容されず、10ミリです。
■ どのような安全基準で登るか?
この事例は5.11代ですが、私は、5.10代で、これをやっています。
すべてのクライマーは、グレードが違っても、やることは基本同じです。
入門クライマー ナインアンダーでこれを実行
初級クライマー 10代でこれを実行
中級クライマー 11代でこれを実行
上級クライマー 12代でこれを実行
というイメージです。
■ 既存のグレードは信用できない
一般に、グレードは取り付いてよい課題を判断する目安にするためにあります。したがって、私は、5.10代は、取りついてよいはずですが…。普段、12を触っている先輩が、5.10bで落ちているのを見たりしたので、トポのグレードが目安として使える、あっているという前提は、この際、無視することに決定しました。白紙から取り組むことにしています。
■ ミニマムボルトに対応できるクライマーになるには?
ちなみに、小川山でも、例えば、ジャーマンスープレックスは下にカムを追加して登っています…
2020/09/18
『自分を愛せなくなってしまった人へ』ティール・スワン
■自己愛&クライミング
クライミングをするようになって、なぜ人は無謀なクライミングのような、
自己破滅的解
へ、向かってしまうのか?という問いを抱くようになりました。
つまり、クライミングは、アディクション、アルコール、薬物と同じだと思います。
なぜ、そのようなものへ人は向かうようになるのか?という疑問をいだくようになりました。
■ 根底にあるのは無価値観?
クライミングで、自分の価値を示そうと頑張ることになると…?
根底にあるのは、無価値観、ということに…
クライミングでの自分の無謀さをPRしていたら、そういうことになるのかもしれません…
クライミングには、一種アディクション…中毒性、というのがあるのは確実です。それも、インドアではなく、アウトドアで顕著です。
馬鹿にされた → カッとなって反骨精神でクライミング頑張る
という反応型クライミングで、登りたくないな…と思います。
さて、この本ですが、自分を愛する方法を具体的に29個、示しています。
一番大事なのは、
「自分を愛している人だったら、どういう選択をするだろうか?」
と問いつつ、物事を選択することです。
非常にいい本なので、最初の方は性的虐待とトラウマの記述でショッキングですが、
自己保存的なクライミング
を続けたい方は、ちらりと見たらいいかもしれません。
https://amzn.to/2RC5n9I
フォール時のリスク要素
2)ロープの弛み
3)体重差 ビレイヤーのほうが軽めのほうがクライマーは安全
4)ビレイヤーの立ち位置 壁に近いこと
5)落ちる態勢 振られない
6)ロープと身体の位置関係、 またいでいないか
7)岩の形状、スラブか、被りか、垂壁か
8)上か、下か (3ピン目以上で落ちる)
9)落ちれるボルトか? 腐食、M10でない
8ミリカットアンカーのボルトへの対処の仕方
ボルトが、(現代基準で)イマイチなルートに対して、どう取り組むべきかは常々迷います。
①カムが効く場所は、バックアップを取ることを考慮。
②5.11aと同様、ホールド欠損以外では基本落ちないムーヴだけで登る。落ちる覚悟のムーヴしか無かったら、敗退。
③トップロープ状態に限り、落ちるムーヴを繰り出す。
http://ishidatozanjukunisshi.blogspot.com/2020/06/blog-post_13.html
リスクに関する二通りのタイプ
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ミニマムボルト推奨派(本人も小川山のスラブなどをグランドアップでトライする)とか、クラック好き、古いアルパイン系の人、ハイボルダーやR/X付きルートをトライする人にも、安全に関して2つのタイプがいると思っています。
A) リスク計算が非常に細かく、性根は怖がりだからこそ、スタイルを重視する方向に向かったタイプ。
B) リスク計算はアバウトで、「そんなこと言ってたら登れねえよ。」ということを自分に言ってきたタイプ。
■ B)の人はリスクを計算していない
後者のB)の考えの人が、現代初心者に自分の意見を強く迫ると、「ビビってんじゃねーよ。」と言われている状態になり、不健全です。
■ A)派の人…バックカントリーで主流
しかし、前者が居ることも確かです。現代では、バックカントリーの世界でも雪崩を真剣に勉強する方々が主流派と見なされている印象です。
ーーーーーーーーーーー 引用終わりーーーーーーーーーーーーーーー
2020/09/17
自分のお米を得ることになった経緯がすごい
これまでのシンクロニシティ(ご縁=因縁)
1) 福岡転勤でクライミングパートナーに困っていたら、山梨時代のクライミングの先輩が九州転勤に…
2) 一緒に油山川に登りに行ったら開拓者に会った。HPで知っていて前から会いたい人だった。
3) その開拓者と鹿児島へクライミングに行き、怪我。傷心中に道の駅で女性の農業者と出会い、簡単にヒーリングしてもらう…という出来事があった。
4) その方が年賀葉書を下さり、そこに自然農の本が紹介されていた。ちょうど、友人から誘われて行こうとしている集まり…福岡自然農…だった。ちょうど、マキイ農園でアルバイトが決まったところ…。同じ時期に、FBで”楽しい自然農”に参加。そこの主宰者がなんとその女性農業者の旦那様…。すぐ鹿児島に会いに行った。
5) マキイ農園は自然栽培で自然農とは異なった。私が長年、消費者として考えてきた良い野菜とは…の結論と違うことが判明…ところが、松国の畑が、ちょうどよい具合に空きがでて借りれることになった。急遽、田植え…。
自分のお米を育てる事ができるラッキーの起点が山梨時代から続けているクライミングにあるとは…。
実は、山梨では明野に農地を借りたら、平均一反5千円のところを2.5万円も払い、堆肥代や苗代、道具代がすごかったのと畑まで1時間もかかり、これなら買う方が…と結論せずにはおれませんでした…畑にはご縁がなかった、という感じでした。
福岡に来て、よいご縁を得て、自分のお米を手にすることになり、とても嬉しく思っています。
2020/09/14
クライマーの自主性のチェック項目
クライマーの自主性のチェック項目 これは石田さんのブログからの引用です
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・トライするルート選択
・各自のトライ中のリスク管理
・ヌンチャクの本数などのトライ準備
・終了点などのロープワーク
・ラインのルートファインディング
・そもそものアプローチの岩探し
・ホールド探し
・フォールの恐怖心コントロール
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他にあったら知りたいです~
2020/09/12
エイドダウン敗退
■石田登山塾
今日は偶然、懐かしい石田登山塾のブログを見ました…石田さん、お元気かなぁ…。
http://ishidatozanjukunisshi.blogspot.com/2020/09/blog-post_9.html
私は、クライミングを知らない登山者時代に石田さんから、”ランナウト”という言葉を教わっているのですが…。
はっとこの方こそ、日本のクライミングを良くしてくれる人かもしれない!と思いました…
エイドダウン敗退という言葉すら知らず、エイドダウンで敗退した一回目のリードトライの小川山レイバックを懐かしく思っていました…記録を振り返ると、私もそれなりに
”分かっていないクライマー”
でした。ただ私は、”迷ったらハードプッシュ”ではなく、”迷ったら敗退”を旨としているクライマーだったのです。ハードプッシュ派は死期が近くなると思います。
■2013年12月7日
一度アイスの講習に出ただけで、次からその講習で会った人といきなり小滝。そこで石田さんにロープを貸してもらったんだっけな~。
http://iceclmb.blogspot.com/2013/12/blog-post.html
今思っても危ういなー。しかも、そもそもハイキングしかしないつもりで行っているし。この時は、ハイキングすら経験がない完全初心者にギアも貸して行って、私の負担が大変だったのでした…。
次回から貸せないというと、心が狭いとなじられたのでした…けれど、アイスはお金がかかるクライミングなんですよ。ギアだけで、10万円はかかる。
■ 初エイドダウンの歴史
初めて小川山レイバックに行ったのが、2014年6月。
https://stps2snwmt.blogspot.com/2014/06/blog-post_30.html
以外に登れる感触だったのでした。ただこの時、MYニューロープを先輩、ちゃっかり、自分のクレイジージャムのRPに使っちゃったんですよね~ ちゃっかりしている人ではありました…。■ 小川山レイバックで初のエイドダウン敗退 2015 10 28
その時の経験値のまま、これまた完全初心者と出かけた小川山レイバック。楽しかったですが、まぁとりあえず、下を見て、ビレイヤーのビレイ位置、立ち位置も真下ではなく、近づいてもらったのですが…。
一回目で登れた薄被りの中間部を落ちずに超えることができるかは謎だと思ったので、カムエイドで降りてきたのですが…
その後カムが抜けなくなって、悪戦苦闘したのでした…(笑)。今となっては良き思い出。
https://stps2snwmt.blogspot.com/2015/10/blog-post_28.html
エイドダウン敗退…っていうのですね~。まぁ、ほとんど経験値が増えていないのに、良く取りついたもんだなというのが、真実ですね~
九州の無謀クライミングに驚いていますが、九州ではなく山梨でも、指導者がいないとまぁこうなるわなー、自分も含め。
しかし、指導者がいると今度は、成長を阻害され、依存的なクライミングになる、というのも真実なのです…。自分がリードしたいか?できるか?を依存してしまう…
というので、雑草系でサバイバー…と言えるかな~と思いました。
しかも、ほとんどのきちんとしたクライマーと感じる人たちは、みなこのような雑草系&サバイバー系で進んできて、時折、アドバイスを貰ったり、師匠ができたりするようなのです…
正しく成長してきたってことかなぁ…
2020/09/11
Account for fall accidents
It was the route that I am so familler with. I had climbed this route 4 times without falling prior to this fall... actually this happend because I tried something new... on the move I usually goto left, I had tried right...
Anyway, this is the blog of the day...
https://allnevery.blogspot.com/2016/09/blog-post_88.html
This is the condition...
1)The route was the one I am familiar with.
2)the crux is in the beginning
3)the belayer was new
4)the belayer was testing the device for his first time
5)the rock condition was not good(a famous guide were falling at 5.10b witchi is just one grade above this clilmb)
In retrospect, I should have worn the helmet, but then, I was totally unaware of my risk since I had developed my habit of not wearing my helmet in free climbing, not ice climbing nor the alpine climbing, since unexpected falling ice or fallen rock is the part of the game in those climbing... but free climbing, usually those risk are considered eliminated.
I was tying up the knot with a new guy since this climb was not starting from my idea, it was the climb I was asked to come, so I had to go, and if I had to go, I needed a belayer... so this was a sort of "hasty climb". This was one risk.
So I had to lead climb at the first thing in the morning, since it is the climber's ritual that who invited the climb has to climb and sort of "entertain" the other.
I had known this belayer from my climbing mentor's climb, and he had told me he climb up to 5.12, which takes about few years for anyone to climb that grade, unless you are super talented... then, by now, you are already famous... so I trusted him. Later I was told from my mentor, " I told you I don't like him".
Sadly, by this accident I was told so many other climbers that he had developed bad reputation so no one like to tie him up since his belay is so bad... anyway, I did not know. Also I trusted him because I met him in my mentor's climbing party.
What I would say to myself 4 years ago?
I am now getting back with my knee injury and muscle tore injury of the same legs... my cut in the head was 7 stitches and compare to my leg injury, the head injury was light influence to my climbing activities... leg injury has much more severe impact on climbing, since you can not climb at all with leg injury.
On the contrary, I was climbing the next day after this head injury.
I would say, this head injury made me less trusting my belayer. I don't trust most of them, including veterans.
Usually in japan, experienced climber means someone from alpine climbing but those climber had never fallen first of all, also had never "caught a fall" usually.
So they are not at all used to... this young man who did not catches me back then is a good belayer now, but I think my climbing mentor still thinks that casual fall is no no... but in free climbing(not alpine climbing nor just cragging) , climbers are falling 90 percent of the time, since challenging somewhere he can not climb, is the whole story of the game, so falling is a part of the game...
It is true that you should not fall with a belayer who are new to you, and you are unsure about each other's skills. But the definition of free climbing includes frequent fall, whereas in alpine climbing, fall means death... in the free climbing, nice thing is, falling does not mean death at all, it is a everyday business.
So I now, I am very scared of falling, especially with new belayer, I am entitled to freak out, of course... I am entitled to, I was almost killed. Give me a break.
I only need trustworthy belayer who does not drop me on the ground and that is not at all asking too much. On the contrary, it is sort of minimum request.
I never let my climber fall on the ground, never. That is the norm and I am only asking what I offer to the other people back...