2016/07/21

ピラ9

■ ビレイヤー

湯川クラックも、小川山クラックもいけないまま、ジムの記録だけが積み重なっていくのが悲しい・・・。

とはいえ、ピラ9回目。

今日は結構楽しく登れた♪ のは、ビレイヤーが大安心の安田さんだったから。しかも、ジムが空いててラクラク。

しかし、予想外に頑張ったので、腕パンパン。週末は大丈夫だろうか。まぁレスキューだから、いいか。登るより、技術が優先だしな。

■ 今日の成果

今日は5.10Bを登った。ピラの5.10bは辛い。ベースキャンプなら、5.10bを5本くらい登れたりするのになぁ・・・(はぁ)。

今日は、しかも、登れなかったルーフ課題が登れ、感動した~ 黄色課題。

ボル壁のほうは足限定に挑戦すると、なんだか居心地悪いが、ここは辛抱どころ。

■ 今日の学び

・正対ムープを前傾壁でも使う その場合、フットホールドが次のホールドより進行側にある。

・カウンタームーブで行けるとき、というのは、フットフォールドが進行側にない。

・インサイドフラッギングをすると、足の入れ替えを減らせる

・足の入れ替え(ジプスなど)は、サイドから乗せて、そっと入れ替えるとうまいこと行く、上から重ねない

■ 課題

・同じ5.10bを登り込む スムーズに行くまで。 この課題は足ブラになりそうになり、レストポイントが少ないので、パワーが必要。

・前傾壁での正対 立ちこみ。 

絆を作りながら登る

■ 喉の痛み

今日も、イマイチ体調がすぐれない・・・(ーー;)

喉のイガイガが…。先日夫が帰宅した時に、ちょっと風邪菌の匂いがした。それで移ってしまわないかな・・・と思ったら・・・案の定。

私の風邪の経路は、夫経由だ(汗)。

ということは、夫の手洗い・うがい励行が基本的にネックなんだが・・・。起りそうにない奇跡。

■ 絆

最近、とある山の会の集まりに混ぜてもらった。

それは、控え目に言って、”とても光栄なこと”だった。

古い山の仲間たちには、絆がある。その絆の輪の中に、招き入れてもらった。

元々、山岳会とは、そうした”絆”で結ばれた人たちの集まりだったのだろう・・・。

今は、私利私欲の会、ドライな会になってしまったところが多い。 

以前、会の新年会に出た。

60年の伝統がある会だから、新年会しか出席しない古参の人がたくさんいて、長い長いテーブルの一角で、久しぶりに会う仲間が年に一回の再会を喜び合っていることが誰にも分かる様子だった。

1年目の新年会は、それを見ただけだ。現役実働部隊の先輩たちも、そのテーブルとは切り離された世界にいるようだったし、おとなしくして帰った。翌日はピーカンで山がきれいだった。

翌年、新年会は私が出たいと思っていたアイスクライミングのイベントと重なっていた。会には、アイスのパートナーがいない。・・・ので、新年会に出るよりも、今現在のパートナーを得るためにアイスフェスに出る方が自分にとって、ためになると思っていた。

とはいえ、何も言わずに新年会をすっぽかし、クライミングに行ったら、心証は良くないだろう・・・それで、アイスのパートナーゲットしに行きたい!と先輩たちに告げ、新年会の不参加を許可してもらうこととした。・・・ら、新年会に出てほしいと言う・・・それで新年会に出席することになった。アイスのパートナーゲットはお預けだった。

その新年会で、古参の会員の誰かが・・・名前も知らない・・・「君の山行報告を毎月楽しみに読んでいる」と言ってくれた。

それで、新年会に出てよかったなと感じた。会を辞めた後も、山行報告書を楽しみにしてくれた人に悪かったなと今でも思う。

でも、前がある限り、前には進まなくてはいけない。

■ 属人的絆 属集団的絆

高校の頃、文芸部の出版物を印刷するのに印刷代が必要で、寄付金集めに駆けずり回った。

「クマタカかい?じゃ、〇〇円出すよ」 そう、私の高校は地元の名門校で、高校の名前を出しただけで、寄付金を出してくれる商店街のお店は多かった。

同じことは大阪でも起り、1990年代の大阪の道具屋筋では、大学1回生の私がフライパンを買おうとすると、「おねえちゃん、外大かい。それじゃ勉強してあげる」と、大体、端数切捨てぽっきり価格にしてもらう。

外大はもともと谷町9丁目にあったので、難波や心斎橋の古くからの商店のおじさんたちは外大のことをよく知っているのだ。

大学の頃・・・私は、松和荘という長屋に住んでいた。六畳一間に三畳の、キッチンと言うには、おこがましい流しがついている。流しは水色のタイルで、風呂なしトイレは共同。家賃は3万円。豊津の商店街が立ち並ぶ下町エリアだ。

近所のスーパーの電気屋さんの裏に冷蔵庫が捨ててあったので、もらってもいいですか?と頼みに行ったら、電気屋さん曰く、「家はどこ?」。

「松和荘です」といったら、「なんだい、松和荘かい!じゃ運んであげる」 とあいなった。何も買っていない(笑)。

大阪は人情の街だ。いつもこんな感じに暮らしていた。

不思議な感じだが、単純にありがたいことだなと思っていた。伝統、先輩たちの功績、今まで積み上げてきた、なんらかの良き行為があるから、後進に良くしてくれるのだろう・・・

けれども、今回の集まりに私が混ぜてもらえるような、会の伝統は何もない。

ただ、私が”私”だから混ぜてもらったのだ。

私がクマタカ卒業生だからでも、外大卒業生だからでも、松和荘に住んでいるから、でもなく。

■ 属人的信頼

私が”私”だから信用を得たことは、これまでに2度あった。

1度目は、アメリカでベビーシッターをしていた時だ。子供が怪我をし、その応急処置が良く、医者に褒められたことで、平たく言えば、株があがり、周囲の家からシッター依頼が舞い込むようになった。時給も、当初2ドル50セント程だったのが、7ドルまで上がり、最終的にはアメリカ人並みの10ドルもらった。4倍だ。

その次は、ソフトウェア販売会社にいたときに、取引先の人から評価されたことだ。売り込んできた人たちが非常に良い内容のソフトを持ってきたのだ。実際、10年に一本あるか、ないか、というようなソフトウェアだった。

私も社運がかかっているかもと思い、かなり頑張ったのだが、社内が動かず、利益を上げる前に、IBMがそのソフトウェアを会社ごと(!)買収してしまった。残念だった。

チャンスを見抜く目があれば、先にソフトウェア導入実績を作って、大きな利益を上げることができたかもしれなかったのに。あるいは、IBMに買収されるにしても、有利なポジションを獲得できたかもしれなかったのに。

これはポシャッタ事案だが、この時に私を買ってくれたのは、社内ではなく、社外の取引先の人だった。

この時のことはとてもありがたいと思い、今でも友人関係を続けている。

人は自分を信じてくれた人を信じるようになるのかもしれない。

山は、結果よりも、いかに登るかということが大事だということは、誰もが知るところだ。

最近思うのは、誰と登るか、ということも、いかに登るか?ということと同様に大事なのかもしれないということだ。



2016/07/19

ピラ8

今日は、新しいパートナーとピラのリード壁へ。ちょっと初デート?でドキドキ・・・。

課題はゆとりが出ていた。

しかし、背が高いとかなり得だということは分かる・・・。

今日は自分の課題に集中するより、ロープワークの確認を行った。

まずは、終了点の結び替え。そして、ビレイヤーの自己脱出。

リード壁はトータル8本なので、まぁいいか。手の皮がお亡くなりになったので、お終い。

マムートスマートを使おうとしてみたら、使いづらかった(汗) 

特に繰り出しが繰り出しにくくて、途中でギブアップ。ロープが毛羽立っていて、ちょっとフリクションが悪そうだったのもあるかもしれないが・・・。

明日は外岩に行きたいのだが・・・ 小川山のクラックを触りたいなー。

2016/07/18

レスキュー

■ レスキュー

週末は、小川山へ後輩のO君と登りに行くはずだったのだが、残念ながら、朝からザーザー雨だった・・・。

しかたなく、この日は座学の日。どっさりロープワークの本を持って行った。

彼と会うのは久しぶりで、彼はクライミング1年生。しかし、若いのですぐに追いつかれそう。

本来はこの日は、若手の会にいた頃に読図に興味があるという人がいたために、O君と引き合わせる目的もあって、引き合わせ役でもいいなと思っていた。そういう山には、学習も兼ねた、体力的にはあまり困難がない読図山行程度が最適だが、何しろ季節が悪く、今の時期低山は不快であるし、また私はこの会は嫌がらせもあって辞めてしまったので、O君のことだけを考えれば良いのだし、では、小川山でも行ってゲレンデで互いのスキルのすり合わせでもするのが良かった。

最近、世話になっている先輩というか平日パートナーに、O君と週末小川山に行く、と言うと、じゃ一緒に行ってあげる~、ということで、1泊二日小川山クライミング♪となる予定だったが、雨で、結局レスキュー講習となってしまった。

日曜は東ときん岩を偵察に行く予定だったのに、結局、搬送訓練をしていたら、夕方になってしまった。

教えてくれるパートナーは、講師歴30年で、講習回数150回なのだそうで、日ごろはクライミングでお楽しみ、というのが定番の過ごし方だが、今回はひと肌脱いでくれた。

申し訳ないな~、

■ 山には順番がある

まぁ、一緒にアルパインにしろ、沢にしろ、行くためには、レスキューの共有は必要である。

と言っても、初対面同士で、いきなりすごい山に行くことはないので、一回目の沢で、いきなりレスキューが要るっていう状況に陥ることは、通常、行き先をきちんと判断していて行けば、起ることはないはずだ。

その起こるはずがないことが起こるのが、昨今の世の中で、山には順番があるのに、最近の人は順番をすっ飛ばして行ってしまう。

中級の沢に、全くの初心者を連れて行ってしまい、滑落し、骨折。滑落者の救助に向かって、二次災害で落石により死亡、という事例を聞いたことがあるが、これも、行くべきでない人を連れて行ってしまったことが、最初の事故のきっかけとなっている。

山には順番がある、ということは、昔は先輩に「君の技術では、まだまだだよ」などと、諭されて、自然と長い時間を掛けて理解していったようなのだが、今の時代は、そうしたフォローは、期待できなくなっている。

人間関係が薄く平板になってきてしまっているのだ。

今、山に向かう人は、昔そうだった人よりも、より自律的・自立的な対応が求められ、あくまで自分で考えて、選ぶしかない。

それはかなり知的に敷居が高いことではないだろうか・・・。ベテランの知己を得て、その知恵を借りることができる立場にないと、山行を組み立てて、経験値を増やしていくことは、非常に難しくなっている。

■ 感謝

・・・というわけで、久しぶりの後輩とのクライミングに期待していたのだが・・・あの5月の岩トレから成長したかな~という訳で・・・。

クライミングできなくて、ちょっぴり残念だった。

知人の家は、別荘地にあるため、びっくりするくらい涼しかった。甲府は、今日も夏日で、暑い。暑いのは、東京も同じだそうだ。

去年もレスキュー講習に出かけ、そこで知り合った人と本番に行くことができた。

今年は、自前でレスキューを共有することになり、レベルアップなのかな?

どちらにしても、レスキューが共有できるということは、本番への道が開けるということだから、歓迎すべきだ。

私一人では、講習会を開催することはできないので、開催させてくれる協力者がいるということ自体が、ものすごく奇跡的なことではある。

感謝して受け取りたい。

2016/07/15

ピラ7

■ ピラ

今日は、またピラニアへ・・・なんだか晴れないので、ジムしか行くところがない。

今日は、5.10Aの核心部が、2撃で超えれ、なんとか。一回目は足の位置失敗。

クロスムーブが核心部なのだが、足が少し遠くて、リーチが一回目は出ず、失敗。次は、成功した。

そこで落ちたら、振られて壁に当たると思っていたのだが、どうもビレイヤーのお兄さんに言わせると違うらしく、大丈夫だと言われた。

・・・そうかな? というのでやってみたら行けた。

・・・が、やっぱり私にはビレイヤーが持っている安心感が重要なんだと理解した。

年輩の人のビレイだと、なぜか安心して良く登れる。このジムだと、安田さんのビレイだと良く登れる。

下の人にそんなにこだわりがあっても、いけない気がするが・・・ジムなんだし・・・、でも、そうなんだから、仕方ないなー。

■ 前回のピラ

前回は、軽く腕を張らせる程度したんだっけ?よく覚えていないが・・・とりあえず、前回も2時間くらいで帰ってきたのだった。

インドアはもう飽きたので、アウトドアへ行きたい・・・

インドアってどうして、すぐ飽きるんだろうなぁ。

■ リソール

とはいえ、今回靴をリソールに出した。一番気に入っている、スカルパのフォース、37半。

これが履けないとなると、外岩はつらいな~。

2016/07/12

快晴の蓼科

■ 素晴らしい晴れ

今日は、素晴らしい快晴だった。蓼科に行ってきた。レスキューに使う岩場の下見だ。東トキン岩と聞いていたが、調べてみると、レスキュー向きの岩場には思えなかったので、一人で偵察に行くという相方に願い出て、一緒に行った。・・・ら、東トキンではなく、単なるトキン岩のことだった。

トキン岩はなるほど、ここなら簡単な岩場だなと言う感じだったが、ぶら下がる支点がペツルがなく、ハーケンかリングボルト、それも一本。

というので、場所の候補としては没だが、久しぶりにピークに立って、気持ちが良かった。

少し場所を移動して、色々見てみて、良い場所をもっと下のほうで見つけた。




懸垂下降や、カウンターラッペルに良さそうな、宙吊り可能なエリア・・・。

■ ヨガ

火曜はヨガの仕事の日なのだが、今日もお客様が多く、とても感謝している。

最近、無になる、とか、山と対峙させる、という心境のことは、私がヨガを教えに行くとき、自然にお客様に相応しいアーサナが浮かんでくる、ということと似ているかもしれないと思う。

あまりアレコレ事前に考えて行かなくても、自然と整合性のある、つじつまが合った内容が出来上がる日がある。

もちろん、そうでない日もある。良い日は、あまり考え事や悩みを抱えていない日であることが多い。

ただ、スッキリした気持ちで、レッスンに向かい、今日遭ったとても素晴らしい出来事や、気持ちを話し、幸せな時間を分かち合うと、勝手にアーサナが出てくる。

・・・ということは、問題には目を向けず、幸せに目を向けていくことが、幸せのカギというわけだ。

幸せは、幸せ”でいる”もので、幸せ”になる”ものではない。

”になる”は、いつまでたっても未来だが、”でいる”は今のこの時点の心の持ちようの選択だ。

良き選択ができること、それは、一つには幸せと感じられる良き関係が与えられていることにも因るが、感謝できる関係は、自分自身が作り上げるものでもある。

・・・と、幸せをかみしめる日。

2016/07/07

ピラ5

■ ピラ

今日は甲府は暑かった。晴れていたので、外岩に行きたいと思ったが・・・今週は週末が忙しそうなので、体力温存。

あまりに昼間暑かったので、昼ではなく、涼しくなった夜ジムへ行ってみた。

ジムが苦手な理由が分かった。ジムは超アウェーなのだ。いや~な空気感が流れている。フリーの人の空気感と言うのは山岳会にみるような、山ヤの空気感とはまた違うものだ。

■ 幸福のカギ

とはいえ、幸福のカギは自分の課題に注力することである。

今日は調子が悪かったので、あまり固執せずに、軽く流す程度にしておいた。

実はリード壁は触らないで、ボル壁で腕をパンプさせるだけでいいと思って行ったのだが、とりあえず、朝一リードの精神力のために、リード

≪自分に課したこと≫

・調子が悪くても、リードする

・調子が悪くても、限界グレード

≪成果≫

・垂壁での正対登りはなんとなく出来ている

・限界グレードでのムーブ核心部は、その前でのレストポイントもイマイチ悪いので、レストできず、一気になってしまう

・ゆとりがほしいところ

・核心部のムーブは、クロスハンド→左手レイバック →足入れ替え → 右手

というわけで、弱い左手の保持力でなんとかする、というのが、流れの良くないムーブになる理由。

なので、左手を使わない方法はないかなと考えてしまうが、なさそうなので、これは左手課題なのだった。

■ 良いところ

できたことを数える。

・足を内転させる癖は治っている

・考えると相変わらずムーブの出具合が悪くなるが、ムーブ自体は出来ているようである

・足で登る 足の置位置の研究はしないほうが、ムーブの出が良い。

・・・ということで直観力がいいほうがいいようだ。というわけで、どちらかというと、ムーブするより見ているほうがいいのかもしれない。

■ 垂壁

ボルダリングジムに行くと、やはり、フリで振って前傾壁を登る、と言う話になってしまうようだ。

ジムには垂壁が少ない・・・ので、早くも飽きモードだが垂壁を頑張る系で行こうと思う。

腕力が付くまでは、前傾壁はグレードをあげない。

PS 週5連登したら、肘が痛い。肘の腱に負荷がかかりすぎたようだ。要するに私には連日登るのは無理って話である。




2016/07/06

ピラ4

■ 今日も・・・

今日もピラニアへ。 毎日通う予定・・・。

今日は調子が良かったのと、人が少なかったこともあり、リード壁へ。ピラニアの壁としては、初めての5.10Aを触り、ワンテン入ってしまったが、一応一回目でRP。

かぶりの5.10Aを2本。

そのまま、易しい課題を繰り返して登る。7本。暑くて汗が流れる。結局腕力が尽きて、RPになってしまうのだ。

とはいえ、パンプした状態で、連登。とりあえずスタミナトレーニング。

あとは、さらにボル壁で腕が終わるまで登ったのち、夫と焼き鳥屋へ行き、一杯飲んで帰る。

・・・という幸福な日。

今日は、フォール一回。

■ 課題

・ムーブではすでに登れているはずの課題がフィジカルで登れないので、腕力が課題。

・フリはもう少し入れても良い

・正対登りは良い

・疲れてくると足の位置が低くなり、結果、デッド気味になる

・ホールドの真下にフットホールドを求めること

・息を吐く


Jain Kim Shows Perfect Climbing Technique

Adam ONDRA, Final , IFSC Climbing Worldcup (L) - Inzai (JPN) 2014

ピラ3

■ ピラ

昨日は、またピラニアへ。混んでいたので、早々に退却し、1時間壁を触っただけ。

登れる課題は、登れるから、飽きちゃうし、登れない課題は、登れないから退屈だし・・・、というので、まだ3回目で、すでに飽きモード。

これは、なんとかしなくてはならん!というので、対策。

■ 課題

私の課題は、もっぱら

 ・スタミナ   長いこと登れない  翌日に疲れが残る
 ・突破力 (最大筋力)
 
ということで、本を読んで、トレーニング法をまとめる。まぁ私の場合、ジムでは退屈している、というのが最大の課題。

■ フリークライミングのトレーニング

フリークライミングの因数分解
 ・スキル 
 ・フィジカル
 ・メンタル

の3つが均等に必要。長所だけでは、弱点を補うことができず、落ちてしまう。

弱点の強化がクライミング力UPのカギとなる。

■ 弱点とは?

 傾斜が強い → ダイナミックなムーブが必要
 傾斜が弱い → 細かいホールド デリケートなバランスムーブ
 長いルート → 持久力
 短いルート → 難しい核心

■ まずは弱点を探す

ジムの壁利用し、傾斜の異なる壁から同じグレイドを選んで、OSを行う 比較して弱点を見つける

例:
   傾斜のきつい壁 → フィジカル 筋力不足 体脂肪を減らす
   傾斜の緩い壁 → フットワーク、パランス、指の保持力

■ ムーブの負荷

今できるムーブの負荷を高める → できないムーブもできるようになる

■ クライミング上達の法則1 グレードピラミッド

グレードピラミッドというのがあるそうだ。

                   5.11a 

               5.10d   5.10d           =2
 
            5.10c 5.10c 5.10c 5.10c     =4  

5.10b 5.10b 5.10b 5.10b 5.10b 5.10b 5.10b 5.10b   =8 

つまり、11Aを1本登るには、5.10bを8本登っていないと登れない。という理論。

先日、易しい5.10bが登れたところだが、それはつまり、1グレード下の5.10Aが2本、5.9が4本、5.8が8本ということになるのだそうだ。

たしかに今5.9のオンサイトが5本だ。

■ クライミング上達の法則2 RPとOS

最高RPを伸ばすより、下のグレイドを数多く登り、スキルやフィジカルを習得する。

 ・RPの目標は、OSグレイドの一つ上まで
 ・10トライ以内

10トライもしたことなかったな~。

■ スキルトレーニング

1)バリエーショントレーニング 

 ・条件を変えて、同じムーブを繰り返す
 ・左右対称

 ポイントは、
  
  ・安心感をもってムーブに集中すること
  ・肉体&精神がフレッシュな状態であること
  ・レストは5分

2)フィジカルではなく、スキルに注力する 

  ・毎日1時間

  ・猫足
  ・脱力
  ・スピード
  ・クライムダウン フットワーク
  ・靴を変える
  ・足だけジプスのトラバース
  ・限定

■ スタミナトレーニング

1)乳酸を貯めない
2)溜まっても登る
3)レストを短くする

・落ちそうになるまで登り、落ちそうになったら、ホールド限定を取り外して登り続ける

・インターバルトレーニング 手数が20~30手の課題を各種設定で登る。

このインターバル時間については、必要なインターバル時間が

最高OSよりも2グレード下の場合  → 不要                 反復3(クライムダウン)
         1グレード下      → クライミング時間の1~1.5倍   反復4
         0グレード下      →             2~3倍     反復3
         上のグレード      →            6~10倍     反復1

つまり、私が、5.10dを触ったら、登るのに5分かかったとすると、30分休憩が必要ということになる。

■ まとめ

今の段階だと、完全に回復していない状態で登るとムーブの質が悪くなるので、乳酸を貯めない登りを獲得するほうが、回復なしで登るより先だろう。

スキルトレーニングでは、正対と猫足と脱力は必要そうだ。いつもダイアゴナルで登っている。

同じホールドを使っても別のムーブで登れるように選択肢を増やす練習をしようと思う。



2016/07/04

足を大事に

■ クライマーは足を大事に

ダンスには足はとても大事だ。足がダメだとダンスできない。

で、私はダンスをしていたので、足を洗うほうが顔を洗うより、頻繁なのではないか?というくらい、足は大事にしている。(逆に顔は洗いすぎないようにしている。)

クライマーも同じではないだろうか?クライミングは足で登るもの。

男性だと、まったく足には無頓着な人が大多数だ。夫のかかとも、カサカサ過ぎて、触ると痛いくらいだ。

足の皮が厚いことがあまり問題とは感じられないのが、お手入れ不足の原因だ。

■ 匂いの原因は角質

が、足の匂いとなると、悩む人は多い。

実は、

 足の角質の放置

が匂いの原因だ。 汗ではなく、汗と角質などの老廃物が結合して、タンパク質系の匂いを発するのである・・・。というわけで・・・

 クライミングシューズの匂い対策の第一は足のお手入れ

である。

■ 角質を除去する

角質はタンパク質。タンパク質はアルカリで溶解する。ので、アルカリで洗うのが一番。ということで、足を洗うのに一番良いのは、

 ただの石鹸

である。とくに足指の角質は、新陳代謝が激しいので、足の間は丁寧に。

大事なことは

 余分な角質の除去

なので、かかとや足の側面は、

 軽石

であらう。タコや豆ができているときは、できれば、

 サルチル酸

を使って、角質を除去する。

■ 通気性

これだけで、足は相当におわなくなるはずだ。しかも、足裏感覚がするどくなる。

あとは大事なことは

 通気性。

だが、クライミングの場合、あまり問題にならない。

のは、クライミングでは、一回終わるごとに靴を脱ぐからだ。脱いでいる間に、クライミングシューズは乾燥してくれる。

ので、

 クライミングシューズは通気性が良い布袋などに収納する

のが、大事だ。間違っても、通気性ゼロのビニール袋などに入れてはいけない。

ハーネスを買った時についてくるメッシュ袋などで十分。

実際、収納しなくて良いくらいで、空気に触れさせておく、ということで、その辺に転がしておけば、次回使う時までにすっかり乾いて、問題ない。

■ みょうばん水

それでも、足が臭い!と言う場合、おススメは・・・

 みょうばん水

だ。

みょうばんと水を、1対30の割合になるようにして、溶かした水溶液をスプレーする。(5g:150cc)

この方法は、

 雑菌が発生する前に有効

であり、既に発生した雑菌で、臭くなっている靴にはあまり有効性がない。

あまり匂いが気になる場合は、におい成分が十分揮発してしまうまで、その靴を乾燥、放置するしかない。

■ 余分な角質を取る

大事なことは、足の角質がにおいの原因だということだ。

これは加齢臭なども同じで、角質が溜まることがにおいの原因となる。角質取りといえば、昔から、尿素。

尿素が入った石鹸は、普通のせっけんよりもより多くの角質を落とすことができる。

また角質をあらかじめ柔らかくしておく、ということも大事だ。湯船に浸かって確執が柔らかくなってから、体を洗おう。

洗う際は、くれぐれも、必要な皮膚まで落とさないように・・・。

毎日入浴の習慣があれば、垢すり用のタオルなどで洗う必要はそうないので、あまり洗いすぎの害がないようにすることも大事だ。

■ オイル

体の毒素を出し切るために、お風呂に入る前にオイルマッサージしておくと、よい。

アーユルヴェーダでは、

 太白胡麻油

でのマッサージを進めている。アーマ(老廃物)を血中に排出させる効果がある、と言われている。
(ただし、キュアリングと言われる作業が必要)

特に疲れが溜まっているときは、時間がある休日などに、オイルで全身マッサージをしてから、入浴する。

入浴前にオイルが浸透して、皮膚も柔らかくなると、老廃物も排泄しやすくなって、一石二鳥。