2016/07/30

国体関東ブロック

■ 国体

クライミング国体の関東ブロック大会があったので、観戦に行ってきた。貴重な晴れを自分のクライミングに費やさず、観戦に費やす・・・(^^;)。

というのは、最近、急に”ユーレカ!(分かった)”が来たのだが、そのキッカケが、YouTubeに上がっていた動画だからだ。

なんだか、その動画を見て、ピン!と来るというか、ピン!と来たというか・・・。

■ ムーブの選択

これまで、私の課題はムーブがよく理解できない、ということだった。結局、フィジカルではなかったのだ。

クライミングを始めてすぐの人は、登れない。ので、パワーが足りない、と思う人が多い。

私もそうで、パワーが足りないのかなぁと思っていたが、全然そうではなく、単純に楽に登れるムーブが分かっていないことが多い。

もともと、クライミングというか登るのが大好き!という人は、ボルダリングに楽しみを見出せるだろうが、私は全然違い、登山の延長で、安全に楽に岩場が通過できればいいだけなので、”ムーブ?”となってしまう。

登山で出てくる岩場の通過にムーブなんていらない(笑)。15kg担いで後立を縦走し、不帰も八つ峰キレットも通ったが、全然ムーブはイラナイ。

ということなので、デシマルグレードへ進むのが、そんなに自分にとって得るものがある、ということが、そもそも納得感がないノダ・・・

・・・が、バリエーションルートは、ゲレンデで練習を積み重ねて経験者と行くもの・・・である。

様子の分からない人に命を預けることはできないから、ゲレンデを共に過ごすことで相手を知る時間とすることになっている。

ので、岩は登らないといけないのだが・・・日常的に触れるゲレンデは、みなスポーツルート。

スポーツクライミングだ。なので、スポーツクライミングは、ジムで、学べる。一人でジムで登り込んでくれれば、ムーブは習得できるハズなのだ。

先輩としては、そこら辺は、各自で・・・と言いたいところ。

で、ムーブの習得は各自で、となる。回りくどいが、バリエーションへ行くということは、今の時代はこういうことになっているんだな。


でもって、私が基本的に分からなかったのは、困った時に、どうムーブを選択するか?という話だった。

ムーブと言っても、そんなにたくさんはないんだけど・・・

基本は、正対とカウンターバランス。最近やっとどう使い分けるか、おおよその話を理解した。

でも、やっぱり、外の岩に行かないと、登れるようにならなかったなーと思う。外の岩でないと、基本的なモチベーションが、登山の人には、ヤル気の面で難しいと思う。

■ 観戦

今日は、純粋にスポーツ化してしまったクライミング競技を見たんだが、やっぱりムーブが美しいということが、とても大事なんだな~と結論。

・腕が伸びている
・体に無理がない

男子リードを見ていて、力がありそうな子は、腕が曲がっていて、結局腕力で引きつけになっていて、核心部で力が尽きて終わっていた。

最初から、ゆっくり登り、省エネ、省力で登らないと登れるものも登れない。

腕が伸びる、ということ・・・が、私は初心頃できなかった。・・・というのは、落ちると思って怖いと腕が引きつけになるのである。

怖い、ということだったのだ。結局。

クライミングはメンタルなものと言われる。たしかにそうだな~と改めて納得した今日だった。