ーーーーー為末さんの投稿ですーーーーーーーーーーー
アスリートのセカンドキャリアを支援していて、いい質問を思いついたことがあります。
「あなたの競技、スポーツの名前を使わないで、自分がやってきたことを説明してください」
というものです。
私であれば陸上とハードルを使わないで自分が何をやってきたかを説明します。このプロセスで表面ではない自分がやってきたことを考えることができます。ちなみに私は「思い込みの打破」でした。
自分の本質を掴み、それが最も生きる場所で、最も生きるタイミングで、最も生きる方法で、自分を投下する。これが大事だと考えています。今日はあまり長文ではありません。
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■ 戦略立案
私は、”戦略立案” かな。 独学のプロセスを、かみ砕くのが、好きなんですよね。
それも、失敗が許されない分野で。
考えてみたら、
”一文無しの状態でどうやって海外生活をし、英語を学習するか?”
っていう命題も、障害走競争、みたいな感じですよね。
あるいは
”就職氷河期なのに、どうやってエンジニアの職を文系大学卒者が得るか?”
っていう命題とかも、一筋縄ではいきませんよね。
一筋縄でいかないことを、なんとかやり遂げる、みたいなのが好きなんですよね。
こうすればうまく行く!という道が見えたときは、かなりうれしいです。
”日本に海外のような健全な市民クライミングをもたらす”
っていう命題は、どうするのがいいかなぁと思案します。
やはり、教育が大事でしょう。
日本人は歴史の途中で立ち止まって変化を辞めてしまったので、超安全なスポーツクライミングのやり方を岩場に持ち込む人たちを、正しく教育して、そこまで安全でない岩場に受け入れることができなくなってなってしまったのでしょう。