2018/10/25

龍洞の岩場 (7) 偵察

さて、そんなこんなで、やっと岩場に会えた3日め!

朝、デイビッド達に、黄金博物館と黄金瀑布情報を渡し、いってらっしゃーいと送り出します。子供連れクライミングは、役割分担が大事です。

しっかし、英語で

偵察

ってなんていうんでしょう?? Exploring? もうとにかく岩が見たい!岩を見ないと、何しに来たんだか、です(笑)

龍洞の岩場のトポはよくできていますが、エリアの書き方が、TheBivyから一番遠いサウスパーキングの後門(バックゲート)を1番目、一番近いノースパーキングを最後に書いてあります… これ、絶対反対に書いてほしいです!バックドアのほうが一番なんて。

さて、偵察ですが、ダンプがスピードを上げて飛ばしているトンネルを歩いて通るのが嫌だったので、最初丘に上がってみましたが、雨でぬかるんでおり、かなり急なこともあって、あきらめました。周囲はカラフルなお墓が一杯でした。

この日の朝は、タイから来たという若い女性の二人組に会いました。とっても愛らしい感じの人たちで、100円雨合羽のようなものを着ており、観光客でしたが、大丈夫なのかなぁ?という靴…。 海外では、普通の旅行でも山ウエアがいいかもですねぇ…。

でも、タイから20代の若い女性が二人で来るような国なんだなぁ、台湾は…って思いました。逆かなぁ。タイって国がそれだけ経済成長して、豊かになったのかなぁ。

私は以前は仕事で海外に行くことが多かったのですが、そういう機会もなくなり、ここしばらくは、海外とはおさらばだったので、ウラシマ太郎感ありというか、キャッチアップしている感じです。

クライミングを始めて、この3年ほどは、毎年どこかへは行っていますが…。まだ3年目で、浦島太郎は卒業していない感じ(笑)。しかも、ビジネスではないので、町を避けて通っているので、あんまり世界の息吹を感じるって感じではないのです。クライミングでもなければ来なかった辺境に来てます、って感じ。

ただ、10代で出かけたときのパリでの、かつてのバブル時の日本の円の強さを知るだけに、経済的地位の没落が一層顕著に感じられるのかもしれません。先進国へは行っていないから分からないけど…。

ラオスへ行ったら、素朴さがステキで、アメリカの魅力は、実はだいぶかすんでしまったのです。アメリカは渡航費が高いので、行くなら1か月くらいはいないと元が取れないっていう感じ。そうなると休みがネックで、出かけるのは至難の業ですよね。しかも、もしかしてアメリカって、命がけクライミングの発祥の地かも、みたいな恐怖があります(笑)。

さて、この日は、バックゲートから偵察。地元のクライミング講習会のようでした。魚釣りのおじさんが一杯いた。海釣りができると、クライミングできない日も何かすることがあるようです。道路にもダイビングや釣りのお店や看板は見ましたが、商売は流行っている様子ではなく、なんとなく、ペンションブームが去った後の清里を思い出す感じでした。ゴースト化した家屋がぽつぽつと。

 サウスパーキングのトイレ。ここは釣りの車が一杯でした。

海釣りって難しいのかなぁ?
 展望台をさらに下に降ります。
 釣りの踏み後はぬかるんで、ぬめぬめ。

1歳児を連れてこの道はない!と確信。
 このあたりからフィックスロープが出ています。
 トラッドアンカー。

固定分散にしてあります。
 こんな風にトップロープが張ってあった。

講習会はどこも同じね、って感じ。
 講習会中な、地元クライマーの皆さま。

私は、偵察だったのですが、皆さんはお勉強。

見ていても、多少危なっかしかった。

まぁ一番危なっかしいのは、このわたくしですけど。
 バッグゲートだけで、エリアは6つもあるんですけど…

どこがどこか?

それが分かりにくいトポでした。

拡大図、欲しい。
 隣のエリアへ行くための、トレイル入り口。

城ケ崎と同じで、海岸へ降りるクライマー道ですが、結構登山スキルが要りそうです。
 降りたらこんな。
 雲行きが怪しくなってきた…
 ジャージャー降りなので、岩陰に避難…

標高1mくらいの岩陰で小さくなっていました…

早く止まないかなぁ…

このマンゴーはハズレでした…

 スマホは、電波は入らなくても、GPSは使えます。

助かるのは距離感。そんなに距離はないのです。

城ケ崎だとエリアとエリアの移動は車ですが、ここは車は不要。近いです。
 ボルダーも、クラックもいっぱいあるけど、下地がみんなこれでしょう?

岩だと頭を打ったら割れます。

アンカーがしっかりしていないと登っても降りれないわけだし…

どの課題に登るか?というのは、事前予習が十分必要です。

もしくは、岩を見る目が育っている必要があります。
 あー登れそうなのに…

誰かビレイしてくれないかなぁって感じ。
 岩の模様がとっても面白い!


 セカンドケーブの中。易しいクラックで、ムーブ習得によさそう。
 終了点も作ってあるし。雨も避けられるし。
 遠くからみたら、こんな。

ルーフがお好きな方にお勧め?!

下地が砂場だと少し安全度アップ。
 みんな登れそうに見える(笑)
 しかし、一歳児を連れてこれそうには、どれも見えない(汗)
 無理でしょう‥‥
 いや、ラクが怖いでしょう…
 あ!QXたちがいる~!って、朝と昼で同じ場所ですけど!登ってない?!
 こんなアロエ+トゲトゲみたいな植物に阻まれて、
取り付きまで行けない…
 無理!
 いいところなんだけどなぁ…
 ヨガマット敷きたい!ヨガできそう!
第一ケーブ。

つよつよクライマーは喜びそう!
 これ…ロープ要るでしょ!

と思ったら、あとで分かったが、

あの怖いトラバース

と国際的に言われているトラバースだった。

私の見る目は、ロープ出すか出さないかでは、確実さあるみたいです。

まぁ、後日、ノーザイルで通過したんですけど。
 ノーズゲート付近のお寺。

こっちのお寺は豪華だなぁ。
 お腹が空いて食べたランチ。

指差し注文で、

60元(240円)くらい。

スープがおいしかった。野菜炒めには醤油を掛けたくなった。
 宿に帰って、セブンへ向かう。夕飯用。
 セブンカフェです(笑)

セブンは意外に高くて、このタピオカミルクティ、60元。

ランチと同じって変!

セブンはきっと外資なので高いに違いない。

でも、セブンって偉大。セブンのおかげでクライマーは生きて行ける(笑)。

行動食はみんなセブンの…