2023/01/25

どんな男がいいんだ? AMEGA有資格者がいいな~

■ 「お前はどんな男がいいんだ?」

これは、昔、まだ私が山岳総合センターでのリーダー講習を終わって、初めてシングルロープを購入しようかというころ、入会した歴史60年の山岳会で、新年会に出たら、言われた言葉です。

その時は即答できず、「うーん、私より歩荷が強い人!」と、かなり、とりあえずな返事を返しました。

その頃、ギリギリボーイズでピオレドール受賞者の天野和明さんがやっている講習が、読図講習会という名目で格安で開催され、その山が兜だったので…もちろん、クライマーの皆さんは知っていますよね?…で、こりゃめっけもん!当代一流のトップクライマーに、色々、世間話で、知恵がもらえる大チャーンス!と思って、会のメンバーを誘ったのですが、この講習会の意味が分かる人が、皆無、で、私一人の参加となったのでした…。

で、その講習会で、先輩として天野さんは、あれこれアドバイスしてくれたんですが…(「最近のシングルは9ミリ中頃だよ~」とか… 会の先輩は、まだ11ミリ時代にいるらしくて、あれ?となった…)

その時に、会の新年会で、「お前は、どんな男がいいんだ?」と聞かれた話をネタとしてしました(笑)。

天野さんみたいな、親切な先輩、お兄さん、というような方がいいなぁ(笑)。

その講習会でも、天野さんがどんなにすごい人かも含め、分かっている人はいなかったです。読図自体も、です。抜き打ちで、「はい、これは?」 「○○番目の支沢!」 即答で答えられる人は私のみ…で、他の人はみんな、栗城さんがスゴイ、南谷マリンさんがスゴイ、と誤解しているような、巷のオジサン・オバサンの”登山客”でした。山岳会にいる人のほうがうんとましでした。

正直、天野さんほどのすごい人でも、このレベルの人たちを対応せざるを得ないなんて、めちゃ気の毒~と思ったりしました…。

山梨の山岳会では、さすがに南谷さんや栗城さんを山ヤ認定している山岳会会員はいないと思いますが、福岡はさらに登山文化の砂漠なので、普通にいます。

九州では宮崎はクライミングのメッカですが、宮崎の自然学校に天野和明と言っても、だれもわかりませんでした。それくらい、登山文化砂漠ということです。九州では、全く実績のない人が高度に持ち上げられており、それの根拠は、体力一点豪華主義を実力と思っている、という誤解によります。

それだけ、九州全域で、登山文化砂漠が進んでおり、いっぱしの山やを気取っている人でも、2名のクライマーを1人がビレイするとか、動いているものに道標付けて気取っているとか、登山レベルの衰退が、もはや誰にも隠し切れないレベル感になっています。

クライマーレベルですら、終了点の2点のボルトは、いまだに横に並んでおり、岩の質に合わせたボルト選択ではなく、ただ今まで使っていて安いから(100円以下)という理由で、カットアンカー…  それ、40年前ですよ!という状況です。

これらは単に、勉強不足、リーダーシップ不足、今率いている人がサボっているという意味です。

山梨においても、九州においても、山岳会は、きちんといた岳人が不足しているか、いても高齢すぎて、指導体力がない、ということになっています。

しかし、きちんとした知識がありさえすれば、カネならあるのですから、解決可能なのです。

年に一回程度、著名人を講演者として招く活動が、どの県レベルの山岳連盟でも開催されています。それにまったくのきちんとした山やではない、南谷さんみたいな人を呼んで、お金の無駄遣いをしたり、地元の名士扱いされている人に、大昔のヒマラヤの話をさせるのではなく、きちんと現代クライミングで名をあげている人に話をさせることです。

九州なら奥村さんや山野井さん、平山ユージさんに講演を頼むべきです。

夜は、強いクライマーは残って懇親会にすれば、ちゃんと適した人に適したアドバイスが行くでしょう。

■ 提案1 高度クライミングメンター制度

私の、日山協への提案は、

 高度クライミングメンター制度

を設けて、例えば、九州=奥村さん、関東都市圏=山岸さん、信州=ジャンボさん、ときちんとした実績を上げているクライマーに、

 年間計画でアドバイザー(社外取締役みたいなもの)

に就任してもらうことです。そうすれば、大ハズレ、は少なくとも防げるでしょう。

ヒロケンさんやガメラさんは、全国レべルで、お目付け役と思うので、彼らが生存できるくらいのアドバイザリー料を出してやればいいのにと思います。

山岳組織はお金はたんまり持っています。会員から巻き上げるだけで、有効な使う先がないからです。

■誰もが佐賀県のように助成があるわけでない

佐賀県の樋口先生は、奥村さんから良い影響、つまりクライミングの正当なカルチャーの継承、を行っています。(残念なのは影響を及ぼせる範囲が、指導中の人たちかせいぜい北部九州止まりなことですが、仕方がありません)

もちろん、佐賀県は県レベルで、

 スポーツエリート育成に潤沢に予算

を使っており、そのようなメリットがあるからこそ、出来ていることですが、先生の元クライマーとしての経歴がなくては、たとえ助成金があったとしても、誰にでもできることではありません。

私自身も同じように人材を見極める目はあると思います。

先日、ある自治体の山やという人とお話したら、吉田和正と言って分かってくれて、ホッとしました。九州では、吉田さん自体、誰?って感じでした。下手したら、平山ユージさんすら知らない人がいそうな勢いです。

私も、人のことは言えず、九州に来る前は、新貝勲?誰?って感じでしたし、今でも、長友敬一?誰?って感じですが、さすがに、現代クライマーは知っています。

小山田大(鹿児島)も、知っていましたし、今を時めく、門田ギハード(大分)も岩根アイスで面識がありました。私のアルパインアイスのバックグランドで、経歴3年であれば、それくらい知っていれば、合格ラインと思います。

来てすぐ、九州岳人の本を数冊、読んで(当然のマナーでしょう)、米澤さんのことは会う前から尊敬していました。ので、お会いした時は感激でした。読んでいない相方は、道迷い老人だと思ったそうです。

日本の登山文化は、落ちぶれうる最低限のところまで、落ちぶれてしまっています。どこまで堕ちれるか?みたいなボトムヒット挑戦中になっています…。なんせ、トンデモビレイ横行、くらいなら、海外でも見受けられますが、もう、動くものに道標付けて「これで良し」なんて言って威張っているレベルですよ… 正当派山や最後の良心の砦、沢やが…です(汗)。最後の聖域、沢ですら、そんな落ちぶれようなのです…。

これは、日本国大衆の大幅なレベル低下で、ゆゆしきことです。

これを聞いて、やばい!という危機感がスイッチオンにならない人が信じられないレべル感です。

本州に出てしまっている、きちんとした山が分かる山屋が、それぞれ、出身地の地元の山岳団体に、アドバイスを与えれば、すぐにも解消できるようなことです。(福岡は井上D助さんがいますよね)しかも、お金もかからず。

ちなみに私の強みは、本物が分かること、です。大学山岳部でもなく、30代後半と体力のピークはとっくに終わったのちにスタートした登山歴トータル10年で、王道を理解できているのは、私の独学の強みが生かされた結果です。

■ 山岳団体の上の人が参考にすべき 雑誌

1)文登研 登山研修 https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/tabid/215/Default.aspx

2)ヒマラヤ → 高所登山 日本ヒマラヤ協会

E-mail haj@kde.biglobe.ne.jp

3)Climbers  → 入手先不明

ロクスノは、どうも、偏った取り上げ方になっており、あまり読むべきところがないかもしれません。執筆しているメンツも40年同じ、みたいなことになっています。

■ そもそも、現代の若者は、雑誌というか、文字自体を読みません

言うまでもないことですが、日本山岳会とかの会報を見ても意味がないです。おじいさんたちが昔話を語る会になっているだけです。余談ですが、九州では、地域の町内会は、80代が権力のトップに立っており、その地で生まれ育った65歳でも、”まだ下っ端”だそうです。

同じことがクライミング界にも起こっており、80歳が、20代、30代の若者が主体のボルダラーに、クライミングの喜びを語れるでしょうか?無理ですよね!

とっとと50代、40代の実績がある、若者が憧れることができるクライマー、生き方を含めて価値を語れるクライマー、に権限移譲すべきなのです。(例:山野井泰史、山岸尚将、横山ジャンボ、小山田大、佐藤祐介、天野和明)

実績というのは、世界的な登攀ができるというのは基本的要件で、それだけではなく、視野の広さに基づき、現代の膠着状況に、解決案をもたらせる、という意味です。語れる、というのは、登攀グレードでは解決できません。知性と十分な社会人経験が必要です。

世界で登っていると当然ですが、国内で登っているだけでは見えない視野の広がりがあります。九州内だけでなく、他所も知っている、というのも視野の広さにつながります。

視野が狭い=視点が低く、第三の解、が出せないというので、突破できる案は発案できないです。

■ 提案2

Youtubeチャンネルで、トップクライマーが自らクライミングトークを録画して、月間1000円程度の有料コミュニティを運営して配布する、というのを日本のクライマーは誰もやっていません。

アメリカでは、アレックス・オノルド君やトニー・コードウェルが、クライミング教育チャンネルをすでにやっています。イギリスのヘイゼルもやっています。日本のトップクライマーも、安定した収入源を得る手段としてYoutubeは良い方法です。

トップクライマーと自認する人は、○○を開拓しましたと、お金には一円もならない結果報告だけの日記を上げるのではなく、自主財源作り(サブスクコミュニティ)に取り組んでみてください。

そういう話が私が協力したい方面であり、スポーツクライミングのコーチになりたいと思ったことは一度もありません。   (アルパインのクライマーなんだから当然ですよねぇ)

それこそ、現代的なクライマーの自己実現の道であると思います。 

(なら、お前がやればという声が聞こえてきそうですが、5.10止まりの人のクライミング指南を聞きたい人がいると思いますか? 私は何度も言いますが、海外でも一般クライマーと同等に登れますが、いわゆるアイドル=世界的クライマーではないですし、なりたいと思ったことは一回もありません。すごい人がどのような人なのかという日本人の発想の乏しさが問題です。別に私がスゴイという意味ではありません。)

台湾ですら、AMEGA有資格者から指導が受けられます。日本はどうでしょうか?



2023/01/24

私のクライミングスタイル 8原則 My 8 Limbs of climbing

■ 原則1 オンサイト重視&ヨーヨースタイル  Onsight or Yoyo

私は、たとえケミカルに打ち換えられたスポートルートでも、安易に墜落してハングドッグするのは、ちょっとなーと思います。

安易な墜落をする人の言い分は、力をセーブしたい、という理由が多いです。

私は、オンサイトがダメなら、一度も落ちずに粘って、一旦クライムダウンして、ノーテンションでレッドポイントする。が、私の2番目に気に入っている登り方です。

 落ちる時って、落ちようと思って落ちている訳じゃありません。やむを得ず、落ちてる。

そこをあえて落ちて、ハングドッグで解決しよう、というので落ちるのは、安易に感じて、私の生き方と合いません。外道のような気がします。

大体、そもそも、ハングドッグで解決できた試しがありませんし(笑)。

ま、どうせ、ラッペルで作っているルートは、開拓者すら、オンサイトしていません。なのでこれは、開拓者に対するリスペクトがどうこうという話ではなく、自分がすぐロープにぶら下がるというやり方が嫌いなのです。

アイスだってトップロープ祭りですが、トップロープクリーン(ノーテンション)でしか登ったことがありません。

また5.10cのジャーマンスープレックスをTR→RPという手順で登り、そのあかつきに、

ガマスラブオンサイトをゲット、

というような、ある程度背伸びしたグレードでRPを稼いで、2グレード下に本気トライというのが安全な成長だと思います。つまり、5.12Aをオンサイトしたいときは、12cdをRP中ということになりますが、この幅は上達すると違うスケールなのかもしれません。

 ■ 原則2 ホームグランドを持つ  Have home ground

ホームグランドの山を持て、と習いました。つまり、あっちにいったりこっちに言ったり、色々な岩場を味見する前に、ホームグランドの山で技術を確立しろ、ということです。

ホームグランドの山では、何度も通うのが大事です。

フリークライミングの場合は、ホームグランドは、ジム、ということになると思います。

また5.10cのジャーマンスープレックスをTR→RPという手順で登り、そのあかつきに、

ガマスラブオンサイトをゲット、

というような登り方で、ジャーマンスープレックスはホーム課題ということになると思います。 

アイスでは私のホームは湯川でした。

■ 原則3 丁寧に登る God lives in details

簡単なグレードのところで学ぶべきことを学ばず、ロープワークがいい加減なまま、そのグレードを登る人が、当然、備えているだろうと思われる能力を備えないで、高度なルートに行くと、何かちょっとした掛け違いが起こった時に、

 死

という結末を迎えるリスクを単純に上げ続けているだけの活動になってしまいます。

その人はそれが山をやるということだ、と思っていて、そのような生き方が”かっこいい”と思っているので、改めることはありません。 

世俗的な言葉で言えば、ちゃっかり、ということです。真の実力はないにも関わらず、評判や名声だけは得たい、ということで、きちんとした努力をしていないのに、結果を求める心です。その人の世界観なので、山をする、しないに関わらないのかもしれません。

現代のクライミングは、一度もちゃんとしたクライマーになっていないと一般の人は実力が測りえない状況なので、ただクライマーってだけでスゴイ!と言われるという誤解があり、そこにちゃっかりが通用してしまう現状があり、それに便乗を許しているクライマーも存在する、という社会背景が、さらに同種の人を惹きつけ、簡単に得れた名誉に執着させます。(例:栗城さん、南谷さん)

そういうことが起こってしまうのは、山をするということが分かっていないためで、分かれば、そういうことはしなくなるものだ、と思っていたので、長い時間かけて、相手に教えようとし過ぎてしまいました…。あまり賢くなかった、死んだ弟を投影していたためです。

私個人は、実力で得たのではない栄誉をもらうことには、興味はありません。

今までそのような栄誉をもらったこともありません。

すべてコツコツとした努力が土台にあったと思います。運は、チャンスが来る前に努力によって準備ができている人にとって、チャンスとなるだけです。

努力が無ければ、運が来てもチャンスと見なして掴むことはできません。

■ 原則4 ロープドラッグした場合、完登と見なさない Rope drag is NOT a success

ショートでは、ロープドラッグした登りでも、ほとんどのクライマーは、オンサイトやレッドポイントと見なしています。 

しかし、これでは、山でロープを使うとあっという間に登れなくなります。20mしかないショートだから、なんとかなっただけです。ロープがスタックすれば、ビレイもきちんとされていません。=危険ということです。

 したがって、これを完登と見なす習慣は、山では通用しません(次の写真)。

下のアイスは、私がリードした結果ですが、どこにもロープドラッグはないです。このような登りを習得することが私がしたいクライミングです。丁寧に登れた時、深い充足というか、満足感を感じます。

完璧主義として非難する人もいますが、ただ登れただけで、ボルト一つに二人がぶら下がったとか、ロープアップできなかったのでセカンドには自己確保で登ってきてもらった、とか、私の中では全く成功とは感じられません。

そのため、セカンドに回収してもらうより、自分で回収したほうがいいと思っています。 

■ 原則5 クライミングカーストに屈せず、クライミングの多様な価値を推進する I don't worship climbing caste

これは、海外のクライマーのパートナー募集ですが、この人は若い男性のようですが、5cー6Bを登って何ら恥じることはしていません。

現代では、世界中で、子供、女性を含むクライマーが登っています。

誰もが同じ道を通るので、別に5.10代やナインを登って恥ずかしいことはありません。

クライミングカーストを押し付ける人には屈しません。

なんせ、登れる方がエライってカースト、クライミングの価値を貶めていますから。

指導者ですら、クライミングカーストにやられていることがあります。それは、ジュニアを育成するときに、相手にもっともっととけしかける暗示が、自分にも入ってしまったということでしょう。

5.14をビレイしている人が、「私はもう登れなくて、せいぜい8です」と謙遜しておっしゃります。

しかし、僭越ながら申し上げれば、グレードを上げることだけ教えるなら、馬鹿でも教えられます。指導者の真の価値は、クライミングの多様な価値を、子供たちに伝えてやること。クライミングの価値をできるだけ多く伝えることができる能力が指導者としての価値のものんさしであり、コーチ、指導者、ベテランの役目であり、登れさえすればオッケーというような教え方をした場合、なれの果ては、

  自己肯定感の低い大人クライマー

ということになります。超高難度を登るクライマーで、高難度以外の目標が見いだせない、そのような人はごろごろいます。

人間は誰でも、25歳ごろに肉体的な成長のピークを迎え、登攀の能力もそこから下がります。

2段を登る先輩が、「あの頃の俺はすごかった」と言っていました。30代の人です。したがって、大事なことはグレードに囚われず、クライミングに対して多様な価値を見出しつつ、良いインパクトを自分の人生に得て登る能力のほうです。

■ 原則6 仲間と助け合う…ギブ  Take care of each other

私が提供できる価値は、オールラウンドにクライミングを理解していることです。山のリスクも理解でき、トラッドも登れ、アイスクライミングも登れて、海外にも行けるクライマーは多くはありません。私はアイスクライマーです。

また、私が価値として持っているものは、その日の良きクライミングを組み立てる、ツアーコンダクト能力です。このままいけば、ヘッデン下山になるな…とか、すぐ感知できます。

迷ったときに道を見出す力である、読図も強みです。

ステップアップしつつ登るには、無理のないステップアップの課題を見出す力が、必須の能力ですが、これが失われたために、現代のクライマーは、ジムで選ぶのと同じようにグレードだけで選ぶしかなくなります。

■ 原則7 適切な適応行動をとる Take a proper educated action

開拓者によっては、中間支点の配置が下手くそで、2ピン目がランナウトしている場合もあります。ランナウトしていれば、ボルトが強固でもグランドフォールします。

ちなみにそのような配置をする開拓者は、地元では名前が割れています。九州では、新原さんのルートは危険と知られています。そのように、あらかじめ名前を聞いておき、その人の課題は避ける、というのが、適切な適応行動です。

ボルトが40年経過しているときに、バンバン落ちるクライミングを行うことは、不適切な行動です。正しい適応行動は、テンションで登る、落ちないで登る、です。

私は正しい適応行動をとる知性の高いクライミングを目指しています。

■ 原則8 合意形成を重要視する respect mutual respect

自分さえよければよい、という損得勘定でつながった関係で登りたいとは思いません。

双方が満足するクライミングライフを築いていきます。

クライマーと岩場のある地域自治体との関係も同じです。

仲間の安全は、自分の安全と同じように目を見張っているべきです。そうでなくては、クライマー失格というより、そもそも、人間失格、です。

過去、クライマー業界は社会不適応の人間失格者の集まりのようなところがありました。時代は変わりました。そのような人の掃き溜めにならない、クライミング教育の確立こそ、時代の要請、です。 教育がわざと社会不適応者を作り出すような行動は改めるべきと思います。

日本の岩場の問題点

■ 自分さえよければ、人はどうでもいい

自分さえよければ相手はどうでもいいという自己中心性を 

 ”クライミングは自己責任” という標語の、いわゆる都合の良い解釈

ってのが、クライミング業界では当然であると受け入れられていますが、それは、

 悪の正当化

です。

クライミング界の自己責任は意味が違います。クライミング界においては、開拓者の無責任=自己責任と置き換えて、大体、意味が適合しています。

■ 開拓者の免責がクライミング界の自己責任

開拓者が設置したボルトの安全性には責任を問われない、

という暗黙のルールが、クライミング界の

 自己責任

です。というのは、開拓者に責任を問うと開拓する人がいなくなり、岩場は開拓されないままになるからです。

 また年十年も外岩に鎮座し続けるボルトが腐食するのは避けられず、そんな先の不確定要素まで、責任が持ちづらい、というのが現状ということもあります。

しかし、日本の岩場の問題は、

 1)ボルトが何年経年しているのか?情報が開示されていない 

 2)岩場を管理する人が明示的でなく、誰もが責任を避け合っているので、責任の所在が分からないように、あるような、ないような具合にされており、危険なルートが危険であると誰にでも分かるように明示的に指示されていない

 3)そのため、過去の経緯を知らない、その土地で新しいクライマーは、40年経過した、異種金属のカットアンカー(新品でも必要な強度がないもの)を使って登らざるを得ない。そのボルトの朽ち具合は、外目から判断することができない

 4)現在は昔とは違うクライミングスタイルで事故を誘発しやすい

 (昔=アルパインクライミングのスタイルをフリークライミングに適用=全然落ちないで登る、

  今=スポートクライミングのスタイルをフリークライミングに適用=すぐ落ちつつ登る)

です。 

https://iwatosawa.com/climbing-anchor/

  クライミングは自己責任 は、ボルトの安全性についてのみ言えることである。

拡大解釈して、自分さえよければ人のことはどうでもいい、という人はパートナーとして不適です。山は助け合い、という標語を知りましょう。

■ 九州では、カットアンカーを使い続ける悪習慣が継続中

九州に来て驚いたことは、古いボルトを撤去して、新しいボルトに置き換えるときに、クライミング経験が3年程度しかないワタシでも、普通はまず

 FIXE社

と検索し、強度的には満たされたボルトの中から、どう型番を選ぶか?という思考回路になりますが、そうはならず、いまだに強度不足が明らかであるカットアンカーを使い続けようとすることです。

いやビックリした。こちらにあるボルト解説は細かいのでご参考に。

https://iwatosawa.com/climbing-anchor/

■ 目上の人は、情報弱者です  … 情弱の指導者という問題

 目上の人を敬うというのは、目上の人が間違ったことをしているときに指摘しない、ということではありません。 

九州では、指導する側の情報弱者度合いが強く、スポーツクライミング(人工壁の指導)をそのまま外岩に横スライドしただけの指導が平然と行われています。

人工壁は、どこで落ちても可能なような作りに作られていますが、外の岩場では違います。

外の岩場では、3ピン取るまでは死んでも落ちるな、が正しい指導であり、落ちる時も、衝撃荷重2の墜落は避け、1の墜落およびテンション、にとどめるべき、というのがクライミングのメッカである長野の標準指導です。 

マルチピッチに行く場合は、セカンドでも、確実なビレイ、懸垂下降、自己確保による登攀はマスターしてから行くものです。九州では全くスキルゼロの初心者をマルチの岩場に連れて行っています。ローワーダウンすらできない人を見ました。

■ ボルトはクライマーの命を守る最後の砦

ボルトは、クライマーの命を守る最後の砦です。

25kN以上の強度があるものを使い、適切な施工を行うことができる確実な人材に施工を頼んだうえ、命を守るように適切に配置されるべきです。

認知症があるような人はこの作業には当然ですが、向かないです。

■ 意図的に行ったランナウトはただの無駄

岩そのものによる要求ではなく、意図的に行ったランナウトで、落ちた時、命を守ることができないボルトの配置であれば、ただ岩を傷つけているだけです。そこにボルトがある意味がまったくありません。

     普通、終了点は、このように上下にオフセットしているのが現代の終了点です

このように横に並んでいる終了点の開拓者は全くの情報弱者であることがうかがえます。この事例では、チェーンとリングの配置にも無知がうかがえます。

 

    これはカットアンカーです。全くを持って、現代の開拓には適していません。


2023/01/23

クライミングパートナーは必要か?=不要なパートナーシップを解消して前進すべき

■ 友達って必要ですか?【精神科医・樺沢紫苑】

 

■ 一人でいるより、より安全になるか?

クライミングでは、基本的に 二人一組で登ります。

クライミングパートナーの 善悪、の判断は、スバリ

 一人で登っているときより、より安全性が向上ているか?

です。

例: けがをしたのに家に帰してもらえない → 一人でいるより安全性が低下している

   自分の課題を登らせてもらえない → 一人でいるより、相手のビレイに時間を食うだけ、リソースが自分に回らなくなっている

   自分のロープを課さないと相手は登れない → 上に同じ

   相手は運転できない → 上に同じ

   相手のクライミングスタイルを無理強いされる → より危険になる

   リードを無理強いされる → より危険になる

とこのような場合は、パートナーシップ解消、が 自分にとってプラスの選択肢です。

■ トップロープソロをしましょう

なにしろ、トップロープソロで、ハングドッグと同じ状態になります。自分でロープにぶらさがり、自己確保ができる能力(ギア)があれば、それで外岩でのムーブ解決は解消できてしまいます。 

■ 有効なパートナーシップ

自分一人でいるよりも、安全性が向上する。

例: ビレイヤーが、カムスタックしているよと教えてくれる

   自分のロープを濡らしてしまい登れなくなったときに、貸してくれフォローしてくれる

   そこは長ヌンではないかと指摘してくれる

   運転を変わってくれる 

   困ったときに助けてくれる

   クライミングのポリシーを互いに尊重し合える

   互いに向上しあえる

■ 弟子入りは二人一組が定番です

ベテランやクライミングガイドについてクライミングを覚える段階の時は、通常二人一組で弟子入りするのが良いです。

教えてもらったことを実践する仲間が必要だからです。 

■ 以上のようなことを総合すると、現代の教え方は

1)グリグリのビレイから教える

2)懸垂下降をきちんと教える

3)トップロープソロのセットに慣れさせ、一人で自己完結してトップロープ(ハングドッグでのムーブ解決)が可能な状態にする

4)トップロープソロが可能な岩場で、外岩のあれやこれやに慣れさせる(気候、日照、水分、外トイレ)

4)パートナーは、適したクライミングスタイルのもの同士のみを組ませる

5)適した相手が見つかった場合のみ、リードに進ませる (信頼関係の構築)

というステップでの指導が適していると思います。

■ 困ったときにいなくなるヤツ

= 自己中クライマーです。そんな人はさっさと去りましょう。

どのような人間関係でも、

   困ったときに助け合えるのが真の友情

 です。山でピンチ、岩場でピンチの時に、どんな人と一緒にいたいですか?

 

明晰夢 解析 と 私の個性

■ 明晰夢

私は体質的に高メチレーション。エネルギーであるATPを作る回路が高速回転タイプ、なのですが、そういう人は幼いころから、明晰夢を見るようです。明晰夢を見て、覚えているくらいなので、そこが神秘思考への入り口となっています。

最近、明晰夢を見るという本を読んでみたら、意図して明晰夢を見れるようになりました。なんだか、簡単でした。寝る前に瞑想すればいいだけ、です。

しかし、明晰夢は、夢のお告げ、ではなく、記憶の整理、とか、感情の再体験のようです。

昨日の夢は

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  • 夕食にレストラン街をほっつき歩く・・・いい店がない →(山梨でヒマになりクライミングすることになる)
  • 男性の友達と一緒に食べに行くことになる → (クライマー仲間)
  • その子と出かけるがなぜかレストランへ行くのに断崖絶壁を通らねばならず、私はクライムダウンをあきらめる → (私には危険すぎ)
  • 先行したその子がエスカレーターに乗っているのが見える → (よかったね~という気分)
  • 後続で女性のハイキンググループ一団が来るが、危なくてとても降りれないことをアドバイス → (女性クライマー同士の連帯)
  • するとみんな行くのを辞める → (そうよね)
  • ところが、私は紙バッグをその断崖絶壁へ置き忘れて来てしまう → (夫)
  • 取りに帰る → (夫のメンタルケア)
  • 別の男性が降りてくるところで、リヤカーを急な段差で降ろそうとしている →(頼れる男性クライマー仲間?)
  • 私は身軽なので、その段差を登っていく、紙バッグ見なかったか?聞く → (助けてもらう)
  • 顔を見たら、なんと小学生のころの友達で水泳が超下手くそだったのに上達した子と自衛隊のクライマーを足して二で割ったような顔の子 →(自分と違う成長の軌跡を描く人たちで、その成長に信頼する)
  • 助けてくれてありがとう的に去る → (和解)
  • 紙バッグを置き忘れた場所はすぐ近くだったのに、なぜか遠ーくになっている → (夫)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

という夢でした。(は解釈です)

■ 私の世界観に近いクライマー

私はほとんどガイド登山は興味がなく、大体ガイドさんは、

パートナーが見つからないときに、行く場

みたいな感じなのですが・・・つい先日、ちょっと見たら、このようなガイド活動だったら是非したい!と思うようなガイドさんがいらっしゃいました。

https://www.candcjp.com/

スペインのクライマーズハウス

https://solanagranada.com/accommodation/

このような和洋折衷なライフスタイルが、現在私が送っているライフスタイルと、最も近いライフスタイルです。

これは、私の母が団塊の世代で、現在70代くらいですが、その世代の人にしては、ハイカラで、チェゲバラやらビートルズやらで育ったこと、和食を食べ続ける伝統ではなく、百科事典が家にあるとか、ハイテク機器が家にある、という世界観で育ったためです。(貧乏家庭なのに14歳でワープロを触って学級新聞をガリ版からワープロに変更し、プログラミング言語を習得しています) 

つまり、 和 より 洋

     伝統 より 革新

     保守主義 より 理想主義

      Jポップ より 洋曲

という世界観で育ちました。実際、炊飯器は無くても、パン焼き機があり、こたつがなくても、食器洗い機があります。

例えば、パチンコ店やブックオフで流れているようなBGMは、私は下品だと感じて耐えれず、BGMは、長年コロラドパブリックラジオ(CPR)です。別に演歌を聞きたい人がいても、その人を否定する気にはなりませんが、よそで聞いてって感じです。耐えられない。

山小屋バイトでは、それで非常に苦労しました。 他にも北岳登った時に、高齢者の団体登山がラジオで大音量で、演歌を流しており、いやひどい目に遭いました。

なので、私は保守派の男性クライマーはとても相性が良くありません。生活自体が、すでに西洋化している上、海外の習慣の取り込みも一般日本人より多いからです。例えば、ナイフをパンにバター塗るときに使うので、ナイフは出番が多いですが、箸は個別ではなくて、家族みんな同じやつです。お茶碗もお父さんの、お母さんのと日本では分かれていますが、我が家では、全員同じお皿です。そのほうが食器洗いの家事の都合上便利だからです。

なので、伝統的な家父長制を快適と感じる男性は、私と一緒にいると、自分の箸と茶碗がないだけで大事にされていないと感じるでしょうが、アメリカ人男性なら、夢にもそんなことを思わないでしょう。

例えば、運転なども、私は、福岡から長野まで運転可能で、一人でも全く平気ですが(なんせ、自分のペースで休息できる)、日本人男性といるときは、相手に合わせて運転させてやっています。なんせ男が運転すべき、という気持ちが日本人男性はとても強いです。(しかも、危険運転を上手な運転と思っていたりもしますし、俺が俺がと言っているのに、任せたら任せたで、なんで俺がと被害者妄想がある)

なんとなく愚痴っぽくなってきそうな気配になってきたのでここらで辞めますが、マイルドな帰国子女と考えてもらったらいいかもです。

昨日、カフェで、豪華客船でバイトしていた男の子(35歳)と話をしてきましたが、私の時代感覚は、彼と同じくらいで、同年代の女性一般と比べても、西洋化が著しく、あんまり文化的に会わないです。

海外出張に出ているときは、一人で夕食を食べたことはありません。その辺にいる同じ境遇の人・・・大抵が西洋人男性に声をかけて、夕食、食べています。そうすると大体面白い話が聞けて、見聞が広がるから、というだけです。

というので、自分らしく生きれる場所、というのは、洋7:和3くらいな環境で、その環境を得るのに日本では苦戦しています。

 


2023/01/22

天気痛=タウリン、なら、高所登山=タウリン?

 ■ 高所への感受性                   

感受性が強い人は、5ヘクトパスカルで気分が悪くなるそうです。

私はそこまでセンシティブではありませんが、飛行機は海外へ飛ぶと必ず、すぐに降りれないほどの強い頭痛で、頭が割れそうに痛くなります。

新幹線がトンネルを通るくらいで、30ヘクトパスカルだそうで、私はこれくらいから頭痛です。

■ 2400mなら平気だけど

2400にある山小屋でしばらくバイトしていたことがありますけど、その時は順応して、後の山、楽勝でごぼう抜きにしましたが、九州に来てお天気痛復活。

お天気痛に弱い人は、

 気圧の変化

がダメです。 変化がダメなのであり、一定していれば低い気圧でもなれると思いますが、高所の順応って、上がって下がって、なんですよね・・・

まさに変化。どのくらいの気圧で自分がどうなるか?天気痛に弱い人は、下界でも、記録が有効だそうです。

たぶん、天気痛があるような人は、高所には向かないと思うんだけどな・・・


■ 自律神経=ホメオスタシス

人間の体にはホメオスタシスが備わっており、それがうまく働かない=自律神経失調症。

つまり、人間のできばえ、として、あんまり強くないってことだと思うんですが・・・。

子どものころから食がほそいなどの人は、B、マグネシウム、亜鉛などの摂取が不十分であることで、自律神経失調症を加速させてしまうようです。

精神科医の廣瀬ドクターによると、同じような症状の人に、

タウリン

が良く効いているそうなので、ということは?という

逆算で、高所登山の順応にもタウリンは良いのかもしれません。

後、栄養でいえば、ナイアシンは血管拡張作用があるので、凍傷の特効薬、です。

念のために備えて、ナイアシンを携帯しておくのはいい考えなのかもです。

リスペクタブル山や の講演情報

■ほら貝のゴルジュ

ほら貝のゴルジュって山岸さんの初登だったんですね
知らなかったなー。

私も行ったことがありますが、登るより、キャニオニングで下るのが楽しい沢です。

真夏の暑い日が待ち遠しくなる沢。

これのためにウエットスーツ買ったんですよね。買って良かったです。 

いいルート=みんなが遊べるフィールド。

■クラブ蒼氷

クラブ蒼氷って聞いたらすごいな!と思うのが普通の山やだと思いますが、今どきのクライマーって、無学なので、ツヨツヨ山岳会の名前を聞いても分からない。小川山レイバックで蒼氷の先輩と出会ったので、私はラッキーでした。

横浜蝸牛も三つ峠で初めて登った日に、同じ日に敗退記録が出ており、そうか~こんな強い人たちの会も敗退した日に鈴木さんは登ってくれたんだ~ありがたいなーって思いました。

人のことばかり見ている必要はないけど、記録を見慣れていないと、あまり自慢にならないようなのを投稿してしまうということになるような気がする。

■ 若い人はどこで指導を受けたらいいんでしょうね?

チーム84って今やってるのかなぁ・・・現代の強いクライマー(5.12がスイスイ登れて、40kg歩荷しても遅くならない人)は、アルパインの指導・・・ヒマラヤにこんな山があるんだよーとか、かな?・・・を先輩から受けたくても、行くところないんじゃないですかね?たぶん・・・ 

それ以前に、インドアジム出身クライマーが外岩に来て、インドアのやり方でポロポロ落ちて、岩場で事故ッている件をなんとかしたほうがいいかもしれませんが・・・私もどうしたらいいのか分かりません・・・引率のお母さんにされるのは嫌だからなー。

というので、ちゃんとした山やの講演は、聞く価値があると思います。 山にどのような態度で臨むのがかっこいいのか?とか分かると思う。

九州の人は、南谷さんをすごいと勘違いしていたくらいだからなー。

■  FBで回って来ました…

ーーーーー以下コピペですーーーーーーーーー

 地球永住計画公開対談「現代の冒険者たち」
山岸尚將(クラッククライマー)×関野吉晴
日時:1月24日 午後7時〜9時
場所:武蔵野プレイス4階フォーラムA
 申し込みは以下に
・当日払いチケット 1500円
https://www.kokuchpro.com/.../a326bfca9070d1c33164016298.../
・オンデマンド収録配信 視聴チケット 1000円(2月11日配信)
https://passmarket.yahoo.co.jp/.../detail/01y5hihx5iu21.html
https://chikyueiju-yamagishi2023.peatix.com
詳しくは公式ウェブサイトをご確認ください。
https://sites.google.com/.../gakuen/boukensha/yama2023
 

 山岸さん本人は「私はサラリーマンをしながら、子育てしながら、コツコツと山に登って来たので、現代の冒険者たち」に登場するような山登りはしてこなかった」と多くの名クライマーと同じようにとても謙虚なのですが、山での記録をみると、実に超一流クライマーなのです。
 奥さんも大学山岳部から社会人山岳会JECCでアルパインクライミングに傾倒してきて、共に国内外で登攀したり、子が出来ると、家族で山に登って来たそうです。
 当日は写真を見せてもらいながら、話を聞くのが楽しみです。(関野吉晴)
 

 山岸尚将 プロフィール
 1969年7月7日生  東京都豊島区出身
 幼少期から自然の中での活動に憧れ、中学生時代に本から得た知識で山を始める。 
 早稲田大学稲稜山岳会で本格的な登山を始める。
卒業後はサラリーマンとして働きながら、登攀クラブ蒼氷、山岳同人チーム84、遡行同人螳螂の仲間と共に活動する。
 様々なジャンルの登山を行ってきたが、克服、挑戦という意識はなく、生身の人間が自然の中で知恵や技を生かして行動すること自体を楽しんできた。
 中でも、岩や険しい山中に開けた自然の道ともいえる、沢、氷瀑、岩の割れ目(クラック、特に岩が大きく割れたワイドクラック)を生かして登ることに強い興味を持って活動してきた。
 シーカヤックや洞窟なども興味があり、やってみました。どれも最高に面白かったですが、結果的に一番やったのが山でした。
  沢登りでは
・2001年 山梨県笛吹川「ホラノ貝ゴルジュ」 フリー登攀(これ以前に記録なし)
・2003年 日本最大の滝である富山県の称名滝全段の初完登(チーム84の仲間と)
 アイスクライミングでは
・1990年代からテンションレス(道具にぶら下がらない)でのアイスクライミングを実行
2002年 高難度で知られる、南アルプス荒川出合の氷瀑「夢のブライダルベール」単独初登攀
ワイドクラックでは
2004年 山梨県瑞牆山不動沢で「不動の拳」(5.12d/13a)初登(ワイドクラックとしては日本最難)
・2005年 ワイオミング州ビデブーで「スクワット」(5.12b)登攀
・2013年 山梨県瑞牆山で「帝王」(5.12a)第2登
・2014年 山梨県瑞牆山不動沢で「Mr.スランプ」(5.11b)オンサイト
・2021年 長野県川上村で「ワイド百貨店」(5.12b)登攀
2022年 山梨県瑞牆山で「カーテンコール」(5.12a)オンサイト
などを登る。
 

※「5.12~」などの数字はクライミングのグレード。クライミングの難しさは、おおむね「5.~」という数字で表され、最も易しいものが5.0、最も難しいワイドクラックは現在5.14bである。
 

 妻亮子は大学山岳部から社会人山岳会JECCでアルパインクライミングに傾倒してきた。
 

共に米子不動の氷瀑「正露丸」テンションレス登攀などを共に行った後に結婚し、子供が2003年に誕生してからは、家族での行動も「生身の自分が自然の中で行動する」テーマの一部となり、子供と共に、マルチピッチのクライミングを、海外も含めて数多く行う。
この中で、安全確保を追求することの面白さを近年感じている。
(冒険とは、危険を冒すというよりは、不確定要素が多い中で、それをコントロールし、安全に行動することであると考えている。

ーーーーーーーーーー

■ オマケ 山崎さんとの思い出

師匠のお母さんが、お買い物依存症になってしまい、飲み屋でその苦労を聞かされたことがあったんですが・・・

「あたしなんて、それを中学生でやったんだよ!」と師匠に言ったら

「ほんま、大変やったね…」と返され、かなり癒されたんですが・・・

その時、いいね!押してくれたことが印象に残っており、

 そこらへんの男性クライマーにない共感力の高いクライマー

だと思っています。

娘さんや奥さんといつも登ってるのがステキで、こんなクライマーファミリーっていいよな~っていつも思う。

最近、8歳の子どもが、グランドティートンを登ったというコンラッド・アンカーの記事を、ジミー・チンが流していましたが、強い男性というのは、えーなんで俺がリードなんだよ~とか、えーなんで俺がビレイなんだよーとか言わないものだと思うな~

本気ルートは、ツヨツヨ男性同士で登りましょう(笑)。

2023/01/21

My health problem Updates B12 and Anamia

Knee dislocation and Anemia and Depression

Bad things comes in series... after I have gone to a trad sea cliff, in Kishira, Kagoshima with my climbing mentor, in 2019, I got a toned muscle in my right knee, there, I got another injury, a knee dislocation in the same leg, right leg, and then, I became very weak and sick, because of this anemia, caused by B12 and folic acid deficiency... 

My right leg first got weakend because of mussle strain... I had drived 4 to 5 hours straight and landed on the sea cliff with heavy pac on my back... so my muscle could not bare the weight. 

This is me reading 5.7 trad with injured leg.

I got injured even before I climb a climb.



so this is what happened. 

I had to stay in bed full two month, without any excercise. 

so This made me very weak.

After this injury, back them my climbing partner wanted to go to outdoor bouldering, and I dislocated my right leg knee, on landing from a boulder. 

I guess going to bouldering was a bad choice, I should have taken advantage of rope climbing. 

It was a really sad thing...  But I took this injury as a message that I am climbing with wrong people.  My mentor did not listened to me that I kept tellling him that I need to go see a doctor, so I could not go home for 2 days... also my climbing partner was a guy does not really understand climbing... he was interested in attracting people and getting approvemnet than enjoying climbing itself. He was a kind of person who is so proud of falling on 3 cams and they popping off, since it was poorly set. I was simply does not agree with climbing ethic with them. 

Two year off from climbing

After this knee injury, he stopped asking me for climbing so I was forcusing on my recovery.

But it does not cure at all... I stated to feel strang about it... injury should be cured about half a year or so... my orthpedican assuremed with X ray, that my knee is OK.

But I was feeling unstability on my knee and felt if I climb now, I will destroy my entire climbing life. 

so I was swimming and bicycling... but it was so strange that I don't get better sooner. 

Then, in 2022 winter, I became very depressive... like I want to kill myself.  There was another time I wanted to kill myself...it was long time ago, but I remembered that feeling so I realized this is a serious depression... 

Did I do something unusual... ? I asked myself and realized that I did became a vegan in this 4 years. 

I consulted a doctor in orthomolecular medicine and the test on my blood, and it said B12 and folic acid deficient, led to Anamia... my red blood cell was huge.  The test suggested also, I did not have enough protein and B6, magnesium and zinc.  

I was so surprised since I was totally confident about being vegan. But back then, I wasn't feeling good at all... I did not feel like going outdoor... 

so I changed my diet toward eating meat...  Now it's been half a year since I started to take vitamins and meat... based on the orthomolecurlar medicine theory... 

This is the vitamins I am taking currently;

  Vitamin C 1000mg X 3 times each meal

  Vitamin B 50  X 1 a day

  Citrate Magnesium  X 1 a day

  Zinc  X 1 a day 

I am going through my 2nd time blood test now, and to see how much improved. 

Meanwhile, my right knee doesn't feel right yet... even though it's been over 2 years now after the injury. 

I got a lot of time to think for this two years... I was teaching Yoga as my occupation but I could not teach since this injury... not just being able to climb in my spare time... 

It's been toughest time in my life loosing almost everything I earned... very low time. 

Now, it seems a bit improving that I find a next hobby that I can enjoy... MTB. 

Climbing is not really no.1 activities to do in Kyusyu... since almost every crag is installed 40 year old cut anchors, only few climbs are replaced into new bolts with modern strength of 25kN.  

I was watching UIAA, ice world cup and felt like climbing again... this southern island of Japan is the worst place for a ice climber, but... it is a climb I like most. 

Also my mountain bike mates are really great, not like climbers here in Kyusu... according to them, not just me feeling so, also them, think that climbers are death wishing in Kyusyu... climbing is attracting only those people who thinks climbing to enjoy adrenaline rush... I totally disagree and I was a pretty safe climber so it is no doubt that I don't agree with them...

                                  This is truly my feeling now.....






【クライミング指導法】成人クライマーに対する正しい指導

 ■ 日本には、成熟した大人の生涯スポーツに対する適切な指導がない

日本にないのは成熟したスポーツ文化。子どもは減って、老人と高齢者ばかりなのに、子供に対するのと同じスポーツ指導をするから、山は遭難ばかり、岩場は事故ばかり、になる。

子どものエリートに対する指導と同じレベルで、大人の指導は

 個別化教育 

が必要です。もう成長期ではないので、生徒を変えようと頑張るより、トレーニング内容を生徒に合うように変えるほうが有効です。つまり、子供を教えるより、より高度な教授法が必要ということです。(そんなことは常識ですが、どうも、クライミング界では理解されていない様ですよね)

例:

 子ども=3回落ちたら、ハイお終いでも、こどもが合わせる

 大人=3回落ちたら、ハイお終いは合う人と合わない人がいる。

一度も落ちずに粘って、クライムダウンして、レッドポイントする私みたいな人がいるかと思えば、2時間ハングドックして解決するタイプの人もいる。

大事なことは、どうするか、は、本人が決める、ということです。 

本人が決めるのが創造性。自分のクライミングとはこのようなクライミングです、と言えるということが大事です。

私は、2時間ハングドッグで粘って、5.12が登れました、みたいな瞬間風速追及型クライミングはいやで、同じレッドポイントでも、安直にロープにぶら下がるのではなく、一度クライムダウンして、再度、トライする、というスタイルが好きです。

■ 子供と違い、大人は自分で、自分の個性を自覚することができる

大人は子供とは違い、自分のトレーニング内容を自分で管理することができます。

伴奏も、子供ほどの密着度はイラナイ。最近どうですか?とコーチが無理をしていないかチェックするレベルでOKです。

 子ども= クライミング4時間ぶっ続け = 体を壊さないで、成長する

 大人 = クライミングを休んだら、休息が得れて、成長する

私は、故・吉田和正さんに、ジムに長居し過ぎだと言われて、ジムに行くの辞めたら、登れるようになり、一同ビックリでした。

■ インチャの癒しとは?

 (まずい二次体験)を (良い二次体験)に

 (自分で変更する活動)

と理解しました。

https://www.summary.pureheart-counseling.com/description-of-basic/0300-2/

その際に無意識を書き換えるのが大事です。書き換えには、暗示のテクニックを使います。

不味い1次経験しかないのが私の福岡クライミング…良い2次経験に書き換えが必要です。

書き換えは、水泳、マウンテンバイク、テニスで行うことにしました。

■ 暗示のテクニック 

二度イエスという言葉を引き出してから、次に、肯定的な態度を示す言葉で上書きします。

最後にもう一度相手に寄り添います。

例:

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『トップロープのときはいいんだけど、リード怖いでしょ』
 

「そうか、怖いよね」  → ペーシング 一回目

「ボルトが遠いとき、怖いのね」


「そうか、ボルトが遠いと怖いのは当然だね」 → 二回目ペーシング

「ムーブで登るのが、クライミングの基本だから、怖いと感知できたときに、根拠なく突っ込むのは、感心できないね。その課題は、もう少し細かい足が拾える力がついたときに置いておく、というのはどうだろうね? これが登れなくても、弱虫ってことにはならないよ」 

→ リーディング

「そうか、ならそうする」

「そうだね。細かい足を拾う課題、がんばってみよう」→ 3回目ペーシング

「うん」
ーーーーーーーー

これがコーチたるもの、きちんと誘導できている、つまり、指導で来ている事例です。

大人は自分でこれをやっています。なんで、落ちろ落ちろって余計なお世話なんですよ!

40年ものカットアンカーの外岩リードで、安直にデッドで取っていたら、そいつは素質の無いクライマーです。

登らないなら、登らないで、大人のクライマーには、きちんとした理由があるもの。落ちたがらないなら、落ちたがらないで、きちんとした理由があるもの。

自分のクライミングスタイル…時に無謀…を相手に押し付けるのは辞めましょう。

 例:迷ったらハードプッシュ 

その心:フィジカルが弱い人が迷ったときハードプッシュしていたら落ちるだけです。

登れるだけでロープの使い方を分かっていなかった典型的スポーツクライマーのリード画像

 ロープが屈曲して出なくなり、落ちてもビレイヤーには何の衝撃も来ない 

しかも、このロープ私の。スポーツクライミング出身の人には、ロープは、ぬらさないところから教えないといけません。

学習:ロープを人に貸さない

体質に合った食事法を身に着ける

■ 体質に合った食事法を見つける

一般的には、食事の内容というのは、住んでいる場所に拘束されるので、個人の自由にはならない、というのが普通かな~とは思いますが… とはいえ、遺伝型でふと気が付きました。なんか玄米菜食が合わない体質みたいなんです。

ハプログループDの人は狩猟採取型みたいで、私に合うのは、赤身肉、みたいなんですよね…。アメリカにいたころは、ブリトーで生き延びていましたが(笑)、別に太りもしなかったしなぁ。アトピーが良くなったという結果付きでした。ブリトーの中身は、大体、豆と豚肉、チーズです。

■ 卵、肉類を増やす

『野菜中心をやめなさい』という本を読んで、 https://amzn.to/3GYPfIU


一食50gくらいを目安にしていた肉と一日一個を目安にしていた卵を、それぞれ


 50g→100g
 1個 → 3個
 チーズ好きなだけ
 
へ増やしてみることにします。

この本では、 肉 一日 200g、卵 3個、チーズ120gを推奨しています。一般成人男性はこのくらいは平気で食べれそうです。この量を確保したのち、野菜、炭水化物などの糖質は、自由にしてよいようになっています。

チーズは高級品だし、し好品なので、一日120gは、財布的に無理そう。雪印カマンベールを6個入り一つだと25gくらいだろうか。買い物による欲求不満解消は、チーズで解消しようかと思います(笑)。

ここ最近、近所のスーパーの肉売り場をほっつき歩いているのですが、国産しか扱っていないスーパーもあるほどで、赤身主体の輸入牛肉が手に入らないという状況っぽいです。反対なのかと思っていたので、多少驚いています。もう何年も肉売り場とは疎遠でした。

今日は初めてスマートトライアルにいき、豪州ステーキが600円くらいだったので購入。しかし、半分くらいで満腹です。驚きのハイテクスーパーでした。

食べれない人は小分け作戦が有効だそうです。

■ 病気でないのが健康、ではない

現代の医療は、病気でなければ健康(例:胃がん)としていますが、胃の問題にしろ、悪性貧血となる(=症状がでる)まで放置すれば、当然、そのプロセスでも、健康ではありません。

本当の健康には、数段階あるそうです。周りの人…医師…が考える健康(胃がんはない)に入っていても、本人の感じ方で、快調でなければ、それは質の劣る健康、病気でないってだけの健康です。

■ サプリは良いお金の使い方

ザ・ベストの健康を皆が求めるようになったら、iherbにサプリ市場を独占される羽目になるのかも?というのは、ファンケルとか太刀打ちできようはずがない格安です。なんであんなに安いのか謎。

サプリは医療ではあまりに効果がありすぎるためにバッシングされた歴史があるそうですが、この安さで効いてしまっては、他に選択肢があっても、かすんで見える安さです。特にビタミンc。

亜鉛やマグネシウムは、サプリの低価格の恩恵も受けにくく、元々吸収が悪いので、貝類やにがり、あるいはエプソムソルトが良いかもしれませんが… 

ビタミンcとB50に関しては、もう右に出るものがないカモです。

■ 睡眠が劇的に改善したナイアシン

私はナイアシンも取っているので、劇的に睡眠が改善しました。もともとアレルギーが強くヒスタミンが溜まりやすい体質のように思います。ナイアシンはヒスタミンを開放するそうなので、3年コースで取る予定です。

オマケで、明晰夢を自由自在に見れるようになった(笑)。


■ 基本的健康に高額サプリは不要。

私が取っている食事とサプリの戦略は、現在のところ、基本的な栄養素に限定されており、特に高機能サプリは取り入れていません。 高機能サプリは、非常に高額で効果もあいまいなものが多く、サプリの選別や取捨選択が難しい場合が多いです。

一つ例外は、統合失調症(気分循環性障害)に廣瀬ドクターが進める、タウリンです。これはアミノ酸の一種です。

私は、気分が一定しない、雨の日の天気痛、もとがアダルトチルドレンなどがあり、タウリンが効くと廣瀬ドクターの動画にあったので、取ったらホントに効きました。が、お薬見たいに効くので、めったに使わない系です。

天気予報を見て低気圧の接近に合わせてタウリンを取ると良いかもしれません。

■ プロテインと糖質

山の食事で問題になるのは、エネルギー主体の、高炭水化物食を取ると、ビタミンB群が体内から使われてしまい、枯渇することです。

体はエネルギーが足りないと、筋肉を分解して、エネルギーに変えてしまいます。最初に使われるのが要らない筋肉。

私の上腕の逞しかった腕の筋肉は、すっかりいなくなりました。腕はイラナイからですねぇ…

もともと食が細い人は、胃で消化されるタンパク質は、食べると胃が重く感じられるので、どうしても、胃の軽さを快適と感じて、胃はスルーして腸へいく糖質を取りがちです。お砂糖はすぐエネルギーになるからですね。

そうすると、ビタミンB群が消費されることになり、より疲れやすい体質が強化されてしまいます。

もちろん、運動時にその場ですぐにエネルギーになる糖質を取るのはいいのですが、糖質以外で通常はエネルギーを作るのが良いように思います。

OL時代、お昼はお弁当や近所のうどん屋さん、みたいな食生活でした。

そのつけは、クライミングで疲れやすい体質、で現れました。雪山登山の前は、お餅で糖質ローディングが定番でしたが、今朝にお餅を食べると?頭がくらくらします。

というので、食には、TPOというものがあります。

以前、山屋の強さの元は内臓、と聞いたことがありますが、 

 生まれついた消化力の強さ=アスリートとしての資質

であることは間違いないと思います。

そうでない人に同じのを求めないでください。






貧乏人の味方 iherbのススメ

■ ベーシックサプリは、格安

ビタミンcサプリが切れたので、今必要なのはこれだけだし…と、近所のドラッグストアで購入しようかと思ったのですが、あまりに高額で挫折しました。一袋980円とか、うそでしょ、と思います。iherbも、実はこのところ高価格化しているそうですが。

 やはり、iherbに匹敵する安さのサプリは、国内では見つけられないようです。

このように購入しました。

ビタミンc 60粒 1000㎎ 284円 ×3 1日3粒=2か月分

ビタミンB50 60粒     608円   2か月分

マグネシウム 100粒     1205円   

亜鉛 60粒          248円 

ビタミンcサプリは、消耗が激しいので3つ注文しないと、注文のタイミングがずれてしまうと学習。1カプセル1000㎎で60粒入りだと、60粒入りでも、毎食後なので、20日でなくなる。一日3gのビタミンcはあまり多い方に入らないです。アスリートにはもっと必要だと思われます。

他に絶対切らしたくないB50…608円。B50は、食生活の内容が糖質に偏っている人には必須です。糖質を消化するときにB群が使用されてしまうからです。私は、ぐるぐる思考とブレインフォグがB50で良くなりました。B50なしの生活は今では考えられません。ただ、20代の若いころ、この快適さが分かったか?というと分からなかったと思います。今、会社勤めではなく非常に穏やかに暮らしているので、意識を体のほうへ向けることができ、感受性が高まったから分かったことで、そうでない限り、無視してしまっていたかもしれません。B50は、本当に現代人に枯渇する栄養素ですので、ぜひ取られてみてください。働き盛りの人にお勧めです。

亜鉛248円、マグネシウム1205円。亜鉛は、男性にも欠乏しがちなミネラルです。精子に元気がない人=亜鉛不足の人。マグネシウムは、アスリートはこむら返りを防ぐミネラルとして有名ですね。しかし、マグネシウムは、とても吸収が悪いので、お風呂にエプソムソルトを入れる、などのヘルスケアのほうが良いかもしれません。購入の際は、クエン酸化マグネシウムを買わないと意味がありません。例えば、酸化マグネシウムはただの下剤です。

トータル3333円だった…これで、2か月分。一か月に直すと、約1700円くらい。食品でとると、これ以上安くはできないくらいになります。

食品で、毎日Cを3g取ろうとすると、どんだけ大量に食べないといけないのだろうか?ということになるよなぁ… 

昨日はシジミ汁を飲んだが、シジミでも1パック200円くらいで、結局、食品添加物の害(サプリには様々な添加物が使われることが多いです)について目をつぶれるなら、サプリの方が絶対的に食費的には安くなります。

添加物も、ビタミンcなどは、アスコルビン酸ですから、あまり気にすることはないような気がしますね。気にした方がいいのは、抽出のより厳密なものや、固形化が困難な成分のように思います。

栄養学の歴史上、サプリがあまりに病気を解決するので、医療から妬まれ、阻害されてきた歴史があります。

■ 精神症状に隠れた身体症状

私は一気に鬱になり、おかしいと気が付きましたが、精神科に行ってしまうと、投薬で栄養欠損という根本原因がわからないまま、悪循環の道をひた走ることになってしまいます。

私の根本原因は、胃酸の出が悪いこと、です。もともと食が細い。=栄養にならない = 造血されない =貧血 です。

と言っても貧血の原因は、鉄ばかりではなく、F2+をとっても、私の症状は解決しません。B12と葉酸が必要なのです。 この場合、投薬でも解決しません。鬱などの症状を対症療法で解決しても、全く無意味な投薬で、むしろ、胃をさらに荒らし、腸内環境を悪化させてしまいます。

現在は、胃腸を専門とする医師のもとで、2度目の血液検査を受けているところです。それでも、胃酸が出ない、というような、死に直結しない症状は、医者は 主訴としてみません。しかし、胃酸が出ない=食品が栄養になっていない=マイルドな死、ですから。

”人が老る”ということは、”消化力が弱る”ということです。

若い時と体形が変わってしまった、骨川筋衛門になってしまった、という方は栄養を少し見直されることをお勧めします

(正確なことは血液検査に現れていますが、症状でも予測がつきます)

ちなみにプロテイン不足とB軍の欠乏は、認知症の主原因と目されています。 精神症状の裏には、栄養欠損があることがほとんどなのです。

『モリソン先生のルールアウト』 より 悪性貧血=B12欠乏 です

コップの水は、半分もあるか?半分しかないか?12しか登れないのか、12も登れるのか?

■ 今日も基礎心理学のお勉強

”コップの水が半分しかない”、というものの見方は、ネガティブシンキングとして否定されている現代ですが、私は、強すぎるポジティブシンキングは、頭がお花畑、とでも表現すべき事態だと思うんですよね。

ネガティブでもなく、ポジティブでもなく、客観的、な切り分けが必要です。それを分けるのは?コップの置かれた環境です。

 もある  → 水道が整備されている場所では、も、になる
 しかない → 砂漠  では、貴重なので、しかない、になる

https://www.summary.pureheart-counseling.com/description-of-basic/0300-2/

■ 私の妄想か?それとも社会の妄想か?

要するに、同じ半分の水でも、

環境が豊か = 貴重性はなく、もある、になる

環境が乏しい= 貴重性があり、しかない、になる

ーーーーーーーーー

その背景を理解しないで砂漠のど真ん中にいる人に、暗示注入的に「コップ半分も水がある」と思い込ませようとしても、それは無理なことです。

逆に、近くに水道があると思えば、「コップに半分も水がある」と思えるでしょうし、砂漠のど真ん中に居れば「コップ半分しか水はない」と思うのも当然です。

ーーーーーーーーーー

で、九州のクライミングは、” 暗示注入的に「コップ半分も水がある」と思い込ませようとしても、それは無理なこと” を実証実験したような経験でした。

九州はクライミング砂漠なのです。

 40年前のカットアンカーの岩場 ”しか” ない。

と私が感じても、まぁ仕方がないことでしょう。

■ 砂漠でも成長はできる ただし条件付き     

  ・ところで、そこは本当に砂漠ですか?
  ・あなたにとっての本当の砂漠とは、どこのことなのでしょう?

という質問がありますが、本当の砂漠は、

  岩場がないという砂漠ではなく、クライミング教育の砂漠、

です。

スポーツクライミング(人工壁)教育 をそのまま外岩に持ち込んだ教育をしている点。そのために、すぐ落ちるクライミングを外岩で推奨してしまっている点。インドアグレードをそのまま外岩に適用してしまっている点、です。

インドアと外岩は、外的リスクが全く違います。インドアでは、落石はほとんどありませんが、外岩では常にリスクがあります。ホールドが外れるとかもそうですね。

■ 私にとっての本当の砂漠とは?

私の心に寄り添う能力があるビレイヤーがいないことですね。そういう関係性なしに、好きに登って取れるクライミング能力はもう身に着けてしまったからです。

自分より深いクライミング理解がない人とは、相手の方が登れるグレードが上でも、一緒には登れませんね。

 ■ おまけ 5.12RPはどのようなグレードか?

5.12も登れる   → 昔のほとんどの人が5.9止まりだった時代は、も、になる
5.12しか登れない → 現代の大抵の男子は5.12RPは普通の時代は、しかない、になる

 ■ おまけ 5.12オンサイトはどのようなグレードか?

5.12も登れる   → 昔のほとんどの人が5.9止まりだった時代は、神、になる
5.12しか登れない → 現代の大抵の男子は5.12RPは普通の時代は、俺もいつか、になる

          分かっていない終了点 事例