■ 岸良での肉離れ
3年前、岸良にクラックを登りに行ったら、一本も登る前に右足のふくらはぎを肉離れしてしまった。根性で3本、筋断裂した足で登った。 その後私に起きたこと…。大怪我をしたのに、介抱もされず、ロープとカム一式が詰まった重たいザックすら持ってもらえず、家にも帰してもらえず、何度「立っているのすら辛い」と訴えてもダメで、二日間、迷路のような悪路の林道で、運転手を強いられた挙句、やっと宿について相手を置き去りにしても大丈夫そうだったので、一人で家に帰ると言ったら、相手がやっと事態を理解したものの、謝罪の内容は、「大した怪我でないと思った」。年配の父親のようなクライマーだった。
■ 起きてほしかったこと
「どうしたの?足を見せて見なさい」
「ああ~これはダメだね、筋断裂しているね。そこに沢があるから冷やそう」
「包帯してあげるね」
「これは温めるとダメな怪我だから、君は温泉なしね」
「明日、私が運転後退するからすぐ帰って医者にかかろう」
そういう風になってほしかった。
これが私がもし負傷者にあったら、しなさい、と教わっている内容です。
日赤救急救命は3回も受けています。