2022/06/27

クライミングにおける悪平等

■ せっかくの親切を受け取れなくてごめんね

いつも男尊女卑系のナルシストだったパートナーが、ある日、私が怪我をしているので『あなたは、ザック免除でいいよ』と言ってきたのですが、そこ、アプローチほぼゼロで、別にほとんど歩かないところだし、そのザック、別に重くないし、こんなところで恩を買ったら、後でどんな、大きな恩返しを求められるか?と思って、ありがとうと言ってはならん!と思いました…(笑)。

あの件は、弱い者には親切にしないと俺はヤバい男だ、と多少自覚したのに、芽を摘んでしまったのかもしれません…

すいません。日ごろの言動から総合判断して、せっかく親切にしようと思ってくれたのに、その親切を受け取りづらかった。

■ クライミングにおける悪平等

合理的に考えて、体重60kgの人にとっての10kgと、体重50kgの人にとっての10kgは、全く意味が違います。

平等=みんな同じ重さを担げ、だと不平等って意味です。悪平等。

グレードも同じで、背が低い人にとっての5.9は、高い人にとっての5.9より高難度です。

危険度も同じで、クリップ(支点)に手が届かない人にとっての危険度100%は、届く人にとっての危険度0%。これはオンオフ系です。なので届かない人がクリップできないで逡巡しているのに対して、何やってんだよ、ということは、リスクテイクの無理強いです。無知が原因だったとしても。

■ 無知が相手を殺す可能性がある

まぁ、女性と付き合ったことがない歴〇〇年とかの人だと、女性の体力度とかもわからず、男性である自分と同じことができるはずだと思うわけだし…

無知に殺される前に離れるべし。

同じことで女性とクライミング経験がある人とない人では全く対応が違います。

女性クライマーと言っても往年のベテランみたいな人(例:遠藤由香さん)は、一般の女性クライマーを代表する例にはなりません。むしろ、男より男らしいカモ?な頼れる背中な感じなので。

大半のクライマーのひそかな願いは、クライミングで嫁を見つけるというものだと思いますが…自分の力を見せつけて、ステキ!と魅了する作戦は、大抵あまり女性の関心を買うことがないです。

そこは男同士が惹かれ合う点だからです。

女性が好きなのは、頼りになる男性、です。

ピンチの時、頼りがいがあるってことですよ。

     これは別に頼っているわけじゃなく、当たり前の助け合いです。