2022/10/08

なぜチッピングがなくならないのか? ラベリング

 ■ 注目を集めたいこころ=愛着障害

ここ2週間ほど、発達障害の勉強をしています。こちらのセミナーを受講。

https://kohaken.net/

それで分かったのですが… 長年、問題になっているクライマーの問題行動…

例としては

 1)チッピング (初登者への冒涜)

 2)ランナウトしているボルト配置を正すことができない (後続者への殺人行為)

 3)終了点のカラビナを持って帰る (窃盗)

 4)敗退を想定しない粋がりでルートに行く (自己破滅)

 5)パートナーがほかの人と登ると怒る、連れてくると怒る (不安障害)

 8)登攀禁止の岩場で登る (衝動性を抑えられない)

 9)どんちゃん騒ぎ (多動性・衝動性を抑えられない)

 10) ランナウト自慢 (自己破滅)

 11)ゴミポイ捨て (衝動性を抑えられない)

など…、反社会的(禁止になってクライミング活動ができなくなるリスクを冒す)だったり、自己破滅的(自分を殺してしまう、あるいは相手を殺してしまう)だったりする事例ですが…

どんなにお目付け役?のJFAが口やかましく、注意喚起しても治らない(汗)…

それは、愛着に問題を抱える人がそういう行動に出ているのだろう…ということが分かりました。そもそも、クライミングには、ビレイヤーが必要なので、ビレイヤーに対する強い愛着(信頼関係)が必要だからです。

そこが確立していないと、イヤイヤ期の子どもと同じ現象を起こしてしまいます。

つまり、俺を見て!行動です。 

愛着が不全なので、自分は愛されていないのではないか?と不安になり、その不安から、

 自分に何とか注目を集めよう!

としてしまうのです。

■ 負のフィードックとなるべきところを正のフィードバックにしてしまっている業界

 このような一文があるとします、

「愛着に問題がある子供は、大人の注目を集めるために、悪さをします。」

これは分かりやすいですね?

「〇〇に問題があるクライマーは、みんなの注目を集めるために、チッピングをします」

○○に入るものは、やはり、愛着、でしょう…。

ですから、チッピングを辞めさせたかったら、基本的に、

 報道しない

という行動を選択するべきなのです。注目を集める、のが目的なので、注目が集まったら、チッピングは、正のフィードバックを受けてしまいます。

■ ラベリングで、善悪を教える

最近のロクスノは、岩雪と違って、熱量のある記事がとても少ないです。熱量というのは、

クライミングの倫理感

という意味です。努力の量、ではありません。

これは、オンサイトが良いスタイルだ、というラベリング が、余りされていないということです。

赤チョークにしても、ロクスノで赤チョークの存在自体が語られたのは、いつ?くらいな話と思いますし、ステファン・グロバッツ、なんて名前を聞いたことがあるクライマー自体が稀有なくらいで、初登情報を知らないなんて、相手を責めることができるような状況にないかもしれません。なぜなら、一般クライマーが見聞きする範囲に、常識、として知れるような情報の置かれ方をしていないからです。

JFAのサイトを見る人は非常に少ないので、クライマーの道徳観の見張り番は、ロクスノ一本と思いますが、ロクスノがあまりクライミングの文化、倫理を伝える媒介者としては成功していません。

伝えるポイントが、スポーツ寄り(安全は前提でしかない上での努力)で、リスクを見極める情報やリスクと成果をバランスの掛けるための情報(スタイル)には、感心を払っていないからです。

うまく、ラベリングを行うには、 

 赤チョークを使わず、丁寧にフリーにこだわって登っている手記を開示して、

 「これが、クライミング倫理的に正しい、かっこいいクライミングですよ」

と提示しなくてはなりません。これがラベリングです。

なぜ赤チョークを使わないのか?その理由を丁寧に語るということです。

 

それがラベリングという手法です。https://psycho-psycho.com/labeling-theory/





愛媛県松野町がボルダラーを地域おこし協力隊に募集

 https://www.climbing-net.com/news/matsunocho_20220913/

リードのほうこそ、ただ登れるだけでは地域おこしはできないので、誰かきちんとした技術がある人を募集したほうがいいですね。

九州で可能性があるのは、福岡八女、長崎大村、大分中津、宮崎延岡、熊本五木村、です。

その自治体に住んでいる一部の人に、岩場という観光資源について認知が起これば、成功、ということにしています。(AIDMAの法則のA)


 

パートナー作り@クライミング

 ■ バレエでは、パドドゥに当たるパートナー制度

昨日、バレエで、パドドゥを組む際の注意事項を網羅した動画が流れてきて、

 パートナーを組む際の注意事項がクライミング界には欠如している

ということに気が付きました。

体重差くらいしか言われていない。英語では、Partnering です。

■ クライミングでのパートナリング

1)クライマーはビレイヤーがいい加減だと、登れる場所も登れない。(しっかりした愛着関係、信頼関係が築けていることが大事)

2)クライマーはクライミング中は、ビレイヤーのビレイを確認することができない。第三者が確認することが必要

3)クライマーは無理強いされると、登れる場所も登れない。

4) 大きい人と小さい人が組む場合、小さい人が危険にさらされる

5)大きい人と小さい人が組める最大値は、小さい人の1.5倍の体重まで。

6)リーチ=安全

7)ビレイヤーはビレイ位置が不安定な場合、セルフビレイをとる

8)ビレイヤーは足場がない場所では、ハンギングビレイとなる。

9)クライマーは、ビレイヤーと積極的にコミュニケーションするべし

10)クライミングは、クライマーとビレイヤーが相互協力で作り上げるもの。

11)ハングドッグ中にロープが緩んで下がってくるとクライマーはとても不安になる

12)核心部に入ったのにロープがたるんでいると、クライマーはとても不安になる

■ 信頼関係の作り方

1)ビレイ中にビレイヤーを見たら、必ずこっちを見ている

2)クライミング中にピンチがきたら、必ずレスキューしようとする



2022/10/06

日本の優秀なクライマーをAMEGA公認インストラクターに

■ 台湾よりクライミングが遅れている日本

これは台湾のThe Bivyのケリーからの投稿です。

アークテリクスが講習費を出してくれたみたいですね。

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Gratitude
I took my SPI course and assessment in Boulder, CO in 2017 - it is the first instructor training I have ever taken.
Taking the AMGA Single Pitch Instructor (SPI) program is my first step towards learning and training to become a climbing instructor and guide. It is when I began to realize the distinction of being a recreational climber vs. a responsible service provider to my clients.
In the fall of 2019, I took the Rock Guide Course (RGC), clueless about how the world would be swept by COVID-19 for the next 2.5 years. My life has been a roller-coaster ride ever since then. It’s been extremely challenging to keep up with training, preparation and motivation when all of a sudden one’s livelihood is at stake. I felt I was left with nothing. 


This summer, I got some great news. Under the AMGA’s Affinity Programs to support the underrepresented community in the guiding industry, I received a scholarship from Arc'teryx and American Mountain Guides Association to take the Women’s SPI Assessment this fall. Passing the two-day assessment will renew my SPI certification (which expired last month). More importantly, it is a great opportunity to keep my skills in check as a climbing instructor.
I am incredibly pleased to have also received a scholarship from the First Ascent Charitable Foundation to take my Advanced Rock Guide Course (ARGC) next year. The journey has been a long and bumpy ride and I am grateful beyond words for all the opportunities and support that have been extended to me.

Now back in Vegas full of gratitude, let’s keep the work going 


Thank you so much Arc'teryx, First Ascent Charitable Foundation and American Mountain Guides Association.
Photo: Jennie Tsai
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■ アルパインとフリーとスポーツ、外ボルダーを区別するべし


大日岳の事故報告を読んで、

 事故を起こした側の責任追及をしない

という業界全体の姿勢が、現在では、

 フリークライミングまで拡大解釈され無責任体質 

につながっていることが分かった。

アルパインクライミングには、外的危険というのがある。自然界がもたらす不可抗力の危険ってことだ。例えば、雪崩。雪崩学が進み、弱層の存在も知られ、私程度の人だって、弱層テストしてから山に入る。

フリークライミングが行われている場所は、山、とは言えない。ほとんど下界に近く、外的リスクは、ほとんど存在しないに近いようなものしかない。大抵は、乗用車が横付けできる場所だ。

そんなフリークライミングで、外的リスクの巨大なアルパインクライミングの倫理観を持ち込んだら…そりゃ、無責任になるよな~。

しかも、アルパインクライミングにおいて講習会の主催者責任を問わなかったのは、

 教育システムを守るため。

フリークライミングでは、教育システム、現在ゼロ…。ジム上がりのクライマーは基本的に無組織だ。山岳会に入っていない。アルパインのルートに行くとき、例えば白亜スラブのようなものだが…ですら、山行計画書をどこかに提出するということがない。

■日本にはきちんとしたクライミングインストラクター制度がない

AMEGAのクライミングインストラクター制度みたいなものは、日本にはなく、今はあちこちの、クライマーが勝手に自分たちで、グループを作り、〇〇インストラクター協会とか名乗っている。別にいいんだが、言ったもん勝ち、という状況であるのはその通りだ。

その資格に必要な要件も、手前味噌、で、実際、クライミングを教えるのに、5.12は要らないし、現代では5.12はクライミング技術を知っているかどうか?の指標には全くならない。

5.10しか登れないが、山岳総合センターで初歩を教わり山岳会に所属していた私の方が、5.12登れる人よりほとんどの場合、詳しい。

私の個人的な意見では、日本のクライミング界は、誰か適当な英語がきちんと話せる優秀なクライマーを一人AMEGAに派遣して、ちゃんとした本場のフリークライミングインストラクターに養成し、日本にきちんとしたフリークライミングを導入するべきだ。

現状、アルパインクライミングで、ぱっとした業績が残せなかった人がエイドルートを開拓した岩場のルートをフリー化するという、世界的に見てもフリークライミングの倫理観…エイドの否定…から見て、情けない、岩場の開拓システムになっていることが多い。

ちゃんとしたグランドアップで開拓している人とそうでない人(課題)が、ごちゃ混ぜになっている。

ちゃっかり便乗して、グランドアップの開拓を尊重する開拓者への栄誉に、エイドルートの人が便乗している。ラッペルで作った課題は初登者だってオンサイトしていない。

エイドルートのフリー転用&ラッペルの開拓の結果、とんでもない間違った配置のボルトが放置されている。

その結果、ランナウトしたボルトで登って怪我させられているのが、新人クライマー達というわけだ。

誰も懇切丁寧に解説してくれなかったが、これがフリークライミング業界の暗黙知、であると思える。

■根底には男の嫉妬がある

クライミングジムが発達した時代に育つ現代っ子が、いくら羨ましいからって、わざとランナウトした課題に登らせ、わざと殺す、そんなひどいことしなくてもいいだろう。いくら何でもそれはやり過ぎだ。殺人に近い。

おじさん達は自分たちがヒーローとして担ぎ上げられるように、フリークライミングの世界を組み立て、その結果の栄誉…開拓者は何も問われず栄誉にあずかれる…にあずかりたくて、ちゃっかりしすぎているのである。

開拓者には開拓スタイルを問いましょう。

若い人はこれは間違っている、と間違っていることは指摘しなくてはならない。

2022/10/05

フラクタルな深い傷

■ 深く傷いたということに気が付いた

最近ナイアシン療法で思考が正常化して、上手く摂取できた日は、夢も見ずに、スパッと目が覚める。そういう朝は、自分自身の事も深く、内省できるようだ。

九州のクライミングでは、一言で言えば、かなり深く傷ついたということだ。

白亜スラブの登攀では、相方の荒木さんにとって、粋がる、ということが、パートナーや自分の命よりも大事だ、ということが分かった。

岸良クラックでは、私の怪我より、自分の宴会のほうが大事だということが分かった。

九州全般の岩場では、リボルトが進まず、今登っている人の命より、昔開拓した人の名誉のほうが大事にされている。

すべてフラクタル。人の命、とても軽い。エゴ、とても重い。

■ なぜ、そんなに深く傷ついたのか?

荒木さんには自分の身を危険に挺して、何度もきわどいビレイをしてやった。摩利支天では、自分のスクリューを貸してやり、クランポンの先に突き刺されるリスクがありながらも、下手くそそうだったので、真下でビレイ。普通アイスでは、真下になんて立ってやる奴いない。師匠の青木さんですら、私をビレイするとき真下に立たない。

クレイジージャムでは新品のロープを貸してやった。ひょんぐっているウォータークラックでは濡れながらビレイ。そのお返しが、(命)<(俺のかっこつけ)、だった。

こんな愚かしい活動に付き合っていたら、早晩、死んでしまう。で、一抜けた。

■ 過去の傷

母は、子供を育てるためのお金を、パチンコに使う金にしてしまった… 

(子供の将来) < (パチンコ)、ということであった。

当然、私は子供として深く傷ついた。母にとってあまりにも、子供の将来が軽すぎて、どうでもいいこと、なのだと思ったからだった。

最近はこの観点…お金の価値の大小と愛情の大小を比較する観点…からは、脱しつつあり、子供vs自分の欲の対決で、子供が軽かったからというよりは、母の場合、あまりに子供を自分の所有物と考えていたからだ、と修正している。

一方で、クライミングで私に起こったことが、母の件とあまりに似ていたので、心理的反応としては同じになった。

 裏切り → 長い鬱状態


相手の生命や存在を軽んじる、というのは、普遍的にどこでも起こっていることなんだが、

まさか
 

 自分が積極的に愛した相手
 

から、


 (無私の愛)を(エゴ)


で返されるとは… これは深く傷ついて当然ですね。


 自分を許します。


2022/10/03

エイドルートはエイドルート フリークライミングのルートはフリークライミングのクライマーが作るもの

■ 届く、届かないはON/OFF

この絵を見て、分からないなら、どう説明していいか不可能ですね。

ホールドに届くか?届かないか?は

能力の問題ではない。

努力の問題でもない。

本人が変えれることでもない。

ってことが、なんでクライミングになると分からないんですかねぇ?

日本のクライミングは、元々、エイドのルートを後でフリーにしたときに、エイドで使ったボルトをそのまま、再利用したという事情があるのかもしれませんが、

フリークライミングの旋律

になっておらず、エイドクライミングの旋律のままフリークライミングを踊る、

みたいなことになっています。最初から、フリークライミング、として開拓されなければならないのです。

なんせエイドクライミングの場合、全部道具に頼って登るわけですから、基本、遠くに手が届くかどうか?の戦いで、岩の形状なんて、眼中にありません。

エイドクライミングの歌を歌っていたルートに

フリークライミングの開拓の栄誉…つまり、完全にロープなし(頼らずに)でグランドアップで登れるカモ?という、かすかな希望を胸にトライしてみて、一撃で登れた

(一撃って言うのが大事ですね。なんせ一撃でないなら、後はスタイル上の差異の戦い)

…を与えるのは、間違っています。 

エイドクライミングのボルト配置をフリークライミングに、そのまま与えること自体が間違っているのです。

そんなことしているから、”フリークライミングの”開拓者の業績が、過小評価されるわけです。 

ちなみにアルパインクライミングをやる人は、基本、”エイドありの何でもOK”で登る人です。フリークライミングというのは、道具をもちいないルールなので、評価の基準が全く違います。

■ 開拓者の業績

自分のボディサイズで、あそこの岩が登れるか? 

それが、その人の岩に対する 耳、です。岩の語る歌が聞ける、そのヒアリング能力があるか?ないか?ってことです。

そのヒアリング能力で、聞いたものを聞いたように後に人に伝えるためにボルトがあるわけです。

チョークをつける、つけない。 ヨーヨースタイルで登る、登らない。

フリークライマーが、ただ叫ぶだけの動画で、岩の歌が聞こえている様子を伝えられると思う理由が分かりません。

雄たけびは、翻訳すれば、怖いよーです。かっこいいと思ってやっているなら的外れです。

ココが核心だよーと言いたくてやっているなら、これぞって時に取っておかなくては。課題で何回もだったら、まだその課題に来るなって意味でしょう。

確かに声を出せば力は出ますけど、その様子で何かを語れると思っているからやるのなら、全然違うでしょう。語りが全く足りません。

ニンジャの動画見せてもらいましたが、ステファン・グロバッツの、スの字も出てきませんでした。それで、初登者のスタイルを尊重せよって無理な話です。 

そもそも、誰も初登者のスタイルを重視なんてしていないじゃないですか… あるのは自己PRです…

2022/10/02

I met Hisashi Watanabe, a dancer and jugler and artist

 I've gone to the "handstand" gathering in Itoshima yesterday and was fun! 

so this is the report to everyone. 

A Jugler and Dancer Hisashi Watanabe was "found" in Europe, in France. 

See his video here. 

 

He and she is talking about freedom and that is very interesting.

This is his art.

I know everyone is wondering about how they managed their financial of the travel, but my own experience in two years in the U.S. when I was 20 to 21, also 2 month in Melbourne in 38 tells me you'd do anything if money comes short. 

You will be very creative, and start making money that's all.  

See, Hisasahi is making money out of his 

 hand stand!



■ Yuji was also in EURO

It is very known that young Yuji Hirayama, now the Japan's no1 top climber of all, was in the west 7years...

 Every climber, should go to abroad at their teen or at the latest, in their 20's

It's my personal opinion. 

You see this youtube and know what I mean. 

I was in the city of San Francisco for about 2 years myself, and I lived 6 different neighborhoods and was all so much fun! 


 

If it is too difficult for you to live in abroad, then, goto Laos, green climbers home! 

There will be all the young and old western climbers from Europe and the US...even from Araska! 

Japanese and Korean are only old people... no young ones... too sad. I think I was actually the youngest of all Asian and was an only female climber. 

 


Climbing abroad or even living abroad, is NOT difficult at all, it is 

 your jealous

making it so difficult.  Your jealous works against you, make you blind about the useful information like this one. 

I went Laos WITHOUT a partner. 

I GOT a partner and climbed in Taiwan with him. 

You go there to get one.  

No need to bring one.  

If you go there with a partner, why does anybody feel the need to help you?

You go there alone and that's why you are saved. 



 

自由の世界へ…倒立の会の Hisashi Watanabe 存在がインスピレーション!

■ サーカスだんvol.2ゲスト渡邉尚&儀保桜子

この動画は、昨日倒立を教えてくれた渡辺先生の動画ですが、彼の

 身体知

に対する考えが上手に語られています。どんどん頭でっかちになっていく社会の中で、

 体の使い方についての知識

は忘れ去れる方向にありますが、人は、動くから、動物。静物じゃなくて、動物、なんですよね?

人が人として生きていくことの半分くらいは、動物、動くものとしての本性を全うしてい行くことにあると思います。

倒立も、クライミングも非日常の動作ではありますが、足で立つ、を 手で立つ、に変えてもいいし、

 水平面を歩く、

を 

 垂直面を歩く  (→ 2点のカウンターバランスが必要になる)

とか、

 オーバーハングを歩く、(→ ボディテンションが必要になる)

に変更してもいいのです。 

     ルーフを”歩いている”私 私ができるんだから筋力じゃないですよねぇ?

ちなみにルーフでは、リードのほうがえらい、は覆されます。ロープが前に出ていても、後ろに出ていても、一緒です。落ちたら終わりです。

■ 自由とは?

動画では、自由とは何か?が語られています。

誰も見ていない”世間体”とか、どこにもありもしない”普通” に囚われている日本人には、本当の意味の

 自由

は、ヨーロッパくんだりまで行かないと、疑似体験できないものかもしれません。 

フランスではアートが強く保護されているそうで、その

 金魚鉢の中での自由

であるようではありますが、自由を疑似体験した後に、

 実践

しているのがえらい。と思いました。私も若いころ、疑似体験までは行ったと思いますが、その後、日本に帰国して、

 不自由の中の自由

です。心は自由だな。周囲の人を見てそう思いますが、それが気に食わない人の攻撃がめんどくさいです。

 

■ 世界のユージだってヨーロッパに7年放浪

さて、若いクライマーの皆さんにお勧めしたいのは、

 できれば10代、遅くとも20代で海外で登ること

です。 

この動画を見れば、勇気が湧くでしょう。

 世界的クライマーの平山ユージさんが、7年のヨーロッパ放浪を経ていることは有名な話ですが…

わたくしも実は、海外方法組です。20代に張ったところで、2年のカリフォルニア…。

富豪だったんですねーとかいう人がいますが、私、母子家庭で3人兄弟。アメリカに行ったとき財布の中身2万円。バンクアカウント?なんのことですか?状態です。

そもそも、大学だって自腹で行っています。そんじょの親のすねかじりと同じに扱わないでください(笑)。

で、海外ですが。

アメリカの郊外とサンフランシスコ市内に暮した経験があります。

郊外へ最初は住み込みバイトで降り立ち、その後は、住み込みから、通いのバイトへ独立して、サンフランシスコの郊外からシティへ移りましたが、シティでは6回引っ越しました。

週に2日程度働いて、メキシコ人コミュニティで有名な、ミッションディストリクトに暮し、楽しくヒッピーライフを送って、英語を習得して帰ってきました。

2年いたのは、当初の予定の1年では、まだしっかり英語を習得出来た感じがなかったためです。一つの家庭に住み込んでいることは、最初のうちは必要な保護でしたが、1年後には補助輪外したいなと思うようになり、シティへ引っ越すことになりました。

初めて済んだ家は、ミッションのガンショップ2階。最初は、試し打ちした、という銃口だらけの壁にびっくりして、ここは危険かも?と思ったのですが‥、店の人に言わせると、

「銃の販売店だから、毎日、警察官が立ち寄る。うちほど安全なところはない」

という話だったので、それもそうかも?と思い、安心してそこへ住むことに。 

それで、しばらくミッションにいたんですが、暮らしやすかった。メキシコ人のコミュニティで、物価も安く、必要なものは、ゲイの人のためのスリフトショップで、ボランティア活動していれば手に入りました。

ミッションはアーティストの住処でもあったので、ミュラルやアンティークショップが多く、私の好みでヒマつぶしには事欠かず。

気に入ったカフェは、レズビアンがやっているカフェだったのですが、常連だったので、コーヒーとサンドイッチで午前中いっぱい、辞書片手に英語の勉強…ほかの常連さんが、分からない英語を助けてくれました。

サンフランシスコは、伝統的に日系人が多い町なので、日系人の家庭に介護の仕事に行ったり…、主に英語しか必要でないことを着眼点に仕事は決めていました。なにしろ、英語を勉強しに行ったのに、英語話さないで済む仕事しても意味ありません。ので、日系の日本食レストランでのバイトなどはスルー決定です。

色々、楽しく、無償の仕事=ボランティア&有給の仕事を合体した体験学習みたいな感じで、暮らし、ミッションの他、ステートユニバーシティがある、Ingelside heights, Presidio heights, Bernal heights, HeightAshubery, Richmond などに住みました。


 英会話学校のボランティア生徒役をしたら、あっという間に上達し、みんながビックリした。そういえば…。

英語学習ソフトのテスターもやりました。当時からソフトウェア開発部のテストやってたってことになりますね。 

運転免許はアメリカではじめての免許を取りました。フリーウェイは広いので初心者向きです。

郊外にいたころは、アダルトスクールに通っていました。日本人は自意識では英語ができないと思っていますが、世界のみなさんは、今からABCを覚えるレベルなので、クラス分けされると上級クラスです。なのに、恥ずかしがりで正解でないとしゃべれないので、なかなか英会話力が身につかないですよね。

恥ずかしさを克服するポイントは人それぞれと思いますが、日本人だけの中学校の英語のクラスでは、英語らしく発音すると馬鹿にされるので、誰も

 できることをできるようにやらない

のがネック。つまり、みんなと同じへたくそに収まっていないと仲間外れにされるので、

 仲間でいるために下手くそになりたい!

というのが本音なのが英語。

そこを、ちゃんと英語が話せるようになりたいのは、私自身の真の願いだ!

ということに変換できないと、当然ですが、英語が話せるようにはなりたがっていないので、話せるように当然のようにならない。

英語が話せるようになりたいのは、一体誰なのか?

自分である。

という自覚が必要なのが英語の習得です。

若い人頑張ってね!

私はとっくの昔に習得したので、今はちょうどよい機会なので

 倒立、頑張りまっす! 

先生がダンサーなのが嬉しかった☆

胃を締める、という身体知

■私の身体知の旅は

私の身体知の旅は、プリエとは何か?からスタートし、”引き上げ”だの、丹田だのを獲得することで進行したわけですが…

 胃を締める 

もバレエミステリー用語の一つです。

で、今回も、胃を締める、出てきた。 胃を締める=胸をまっすぐ、でした。

■ 倒立の会、その2

倒立のほうは、徐々に覚えるという方法論で、昨日やった”技”は・・・
 

1)肩立ち(ヨガのサルバンガーサナとと同じ)
2)片方の肩立ち
3)頭とつま先の3点立ち
4)頭と手の平の3点立ち 徐々に手を不安定にしていく
5)手の2点での倒立 壁を使って
 

です。頭のツボ 百会をめちゃしこたま押したような?
 

普段ヘッドスタンドはしているのですが…

■ 倒立は自己整体

先生いわく、倒立は自己整体だそうでした。自分の体の弱点が分かるということです。

私はクライマーなので、肩がほぐれたらいいなって思ったけど、弱点は、胸椎らしい。

腕を最大に伸ばした状態で、胸椎をそらさないでまっすぐにするって言うのは、なかなか両立が難しかったです。

胃のところにあるチャクラ…第三チャクラの当たり…みぞおち辺りですが…を締める。

バレエの先生にもだいぶ、注意されたけどなぁ。治らなかったんですよね…(笑)。アイスで凍った滝を登っているときは、めちゃ締まっているので(というか締めないと登れない)、それで、アイス好きだったのかも?です。

下っ腹はプルプルだけど、胃のところは、アイスを登るモードの時は、シックスパックみたいになっています(笑)。

形、上下さかさまなだけで似ていますよね!


■ 小指LOVE

その他、アックスを振るときに、小指だけに引っ掛けて、アックスを握らないように使うんですが、それも小指の知恵、で教えてもらって、一緒だった。

人間の体の使い方に対する知性は、どの分野でも同じなんですね!ま、当然と言えば当然か。

アイスもクライミングもパワーだという誤解が強い分野だけど…倒立もそうだった!

九州では、フリークライミングはあまり習得に適した環境(縁)がないので、

 倒立

を頑張ることにします!

倒立の会でインナーチャイルド癒し

■ インナーチャイルドの癒し

 昨日は「倒立の会」とても、楽しかった。 

何人か、チビさんを連れた家族もいて、チビどもが、際限なくパパにギッタンバッコン(膝に乗って蹴り上げてもらう動作の事です)をされたがる様子を見て、自分がチビのころ、体を使った遊び、をしたかったのに、ママがあんまりそういうのは得意でなかった、体が弱そうだった…ので、子供ながらに、”あ、ママにするとママが壊れる…(汗)”と、思っていたことが分かった。母親にしてもらわないとするとパパなんだが、うちにはパパはいなかったので…。

45年遅れ?くらいで、遅れを取り戻し中(笑)。

■ 失敗2連続 フリークライミング&アシュタンガヨガ 

体を使う遊び=クライミング、で、今頃クライミングなどという、高度過ぎる課題に取り組むことになったんだろう…

九州は以前いた山梨と比べ、クライミングに関しては洗練度が低い土地柄で、あまり適切なムーブ指導が得れそうになかった。だいぶ指導できそうな人を探してみたが、全然ダメっぽかった…。

例えば、東京で、パン2の内藤さんがやっているような指導があれば、得たいのだが…。

ダメなら別の活動をしよう!ということで、アシュタンガヨガを習いに行ったんだが、あまりアシュタンガのほうでも、指導法が身体知によらず、継続だけが是!式の続ける以外に知恵がない指導法が主体で、それなら指導者がいなくてもできるっていう話だし…。

良い指導…私がピン!とくる指導のことだが…は得れず、得られたのは、胸椎捻挫(笑)。

どうも指導者クラスが天才児過ぎたり、忍耐を是とする思想しかない根性論が成功法則だった人だと、私のような、ごく普通の人に指導するには、マイナスらしい。

■ ダンスとジャグリング出身の先生

今回の先生は、ヨガ出身でなくダンス出身…つまり身体知の追求路線…で、大人のバレエからヨガの指導者へ進み、ヨガ界のスパルタ式指導が大人にはあっていないと思い、なんだか辟易していた私には、ぴったりの指導法だった。

手前が先生。奥の深い前屈している人が私。

■ 皮膚のゆとり

何が?かというと… ストレッチというのは、

 皮膚のゆとり

が大事という着眼点。

私も前屈は、得意なので、それなりにストレッチ理論は、自分オリジナルのを持っているが…先生のも、かなりオリジナルで、新しい身体知を教えてもらって楽しかった。

皮膚が緩まっていないと伸びないよって話。かいつまむと。

■ マインドフルネス

余談ですが、ヨガを教えている人に、前屈をストレッチと表現すると、侮辱になります…ヨガでは、瞑想的(マインドフル)であることを条件にしているので…。 

渡辺先生も、ちゃんと、というと変ですが、聞こえてくる周囲の音に耳を澄ませ!と言っていたので、マインドフルネス(=瞑想的であること)を支持しており、ストレッチ効果自体がマインドフルネスから得られることは、当然ですが、ちゃんとわかって指導しています。

ヨガの人が、キーっ!とならないように…一応念のため…(笑)。

ポジティブバイアスの悪用

■ ポジティブバイアスの悪用 

=ちゃっかり、であるなぁ… としみじみ実感中。

栄養学的に満たされて、正常な思考回路回復中です。 

仏教では、ネガティブバイアス(=煩悩)、ポジティブバイアス(=きれいな心)です。

しかし、善意を持って解釈すると、本当に起きている事を正しく見るのではなく、相手に同情的に解釈してしまう…相手の事情を慮ったしまいますね。

この心の動きは、心がきれいな人の習性です。習性なので、なかなか本人からは気が付けない。

例えば、私は、ずっと、

 無知、

がクライマーを命の危険にさらしていると思っていました。これがポジティブバイアスです。


ところが、事実起こっていることは?

 わざと危険になるようにしている、

 危険でなくてもいいのにも関わらず、危険にしている(ランナウト)

ということです。

小さくは、

 敗退を想定しないロープ配分  = 1本でルートに行く

 とか。 慢もいいところ…。

無知が原因ならつける薬があるけど、わざとやっている人たちにつける薬はない。

というので、こんな人たちと付き合ってること自体が仏教でいうところの悪なのだとわかりました。

九州に来て以来、クライミングでは、ほとんど、慢か、嫉妬か、そんなのにしか遭遇しませんが…

なんでなんだろう?