2021/08/09

東京オリンピックで選手が食べるものがないこと…

 こんなお知らせが来ました…


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山田 正彦 8月4日 16:42  · 

日本経済新聞の7月31日の夕刊一面トップの記事です。 

さすがに大企業の立場に立つ日経新聞としては朝刊には憚れたのでしょう。

オリンピックの選手村の食事は前回のリオ大会でも金網の狭い飼育舎での卵は使用せず、ロンドン大会では放し飼いを要件としていました。

日本は恥ずかしい。

EUでは、1960年代には家畜の劣悪な飼育管理を改善させるための基本原則を定めて、既に各国がその制度化を終えています。 

日本は逆に、一昨年豚コレラなどの感染症を防ぐために放牧を禁止すると、とんでもない規制策を打ち出して大騒ぎになったことがあります。

さすがに農水省も世界の流れには抗することができず、オリンピックの前にアニマルウェルフェアを始めようとしたが、沙汰止みになってしまいました。

吉川元農水大臣が養鶏業者からアニマルウェルフェアを強制しないことで500万円受け取った罪で刑事訴追されたことは私達の記憶に新しいニュースです。

報道されませんが、韓国、米国など複数の国ではオーガニックの食材を自国から調達しているとも聞こえてきます。

ネオニコチノイドやラウンドアップなど世界各国が禁止規制してるのに 日本だけが野放し、残留農薬基準も今では世界で最も緩いのが我が国です。

それでいて、菅自民党政権は食料品の輸出で強い農業を実現すると。

お茶やイチゴなどの果物も残留農薬基準をオーバーしているとして次々に返品がされているのが現状です。

今日は 栃木県の 今は亡き 稲葉光圀さんの 日本稲作研究所に 原村監督と田井弁護士と一緒に行ってきました 。

実は種子法違憲確認訴訟で裁判所が法廷で 10月15日 タネはは誰のもの映画の縮尺販を観て頂くことになり

栃木県は 種子法廃止後、種子の原種の 価格が3倍になったので 新しい事実も 取材することにしたのです。

そこで稲葉さんの奥さん 稲葉ゆみこさんから オリンピックの選手の食材について 思いがけないことを聞かれました。

「オリンピックに有機栽培の お米が必要なので GAP の認証を取ってくれと言われ、 認証手続きを終えて待っていたのに 何の連絡もありませんでした」と。

GAPの認証があるからと言って 有機栽培のものでもないのです。

各国から オリンピック選手村の食材に非難が集中したの 頷ける気がいたしました。

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■フリーレンジの卵、ケージの卵、平飼いの卵、オーガニックの卵 

日向神のボルダーにスイスの人と登りに行ったとき、スイス人に教えてもらったのですが、ヨーロッパでは、表示がはっきりしていて、

 放し飼いの卵
 平飼いの卵
 ケージ飼いの卵

と表示が義務付けられているそうです。牛乳なども同じようなことになっているらしい。

■5原則

(1)飢え、渇き及び栄養不良からの自由
(2)恐怖及び苦悩からの自由
(3)物理的及び熱の不快からの自由
(4)苦痛、傷害及び疾病からの自由
(5)通常の行動様式を発現する自由
  
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/attach/pdf/animal_welfare-72.pdf
より引用。

なんだか、ごく普通のことすぎて、こんなこともなしで家畜は日本では飼われているのか…と驚きになりますね。

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群内の家畜同士の社会的相互作用を考慮する。多くの品種では家畜同士で優劣の序列をつける習性があることから、群内の家畜同士が敵対し緊張感が徒に増すことがないよう、群の構成に留意する。また、高い密度での飼養は怪我の発生を増やし、摂食・摂水、運動、休息等の行動に悪影響を与える可能性があることに留意する。
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家畜だって、良い社会環境が大事みたいですね!

■ベジタリアン化

それだけでなく、世界的潮流では、ベジタリアン化が進んでいます。

なにしろ、肉食をすると血液がドロドロになって、男性の場合は勃起力が著しく下がるという結果が実験ででているんですよね… 

(ゲームチェンジャー。https://note.com/kamadaman/n/n3bdb56c9dee0

競技のパフォーマンスにも当然影響がある… 

日本のマスメディアで垂れ流されている情報が、なにか恣意的なものであることが分かったコロナ禍…

トップレベルの選手こそ、正しい情報に近づいて行ってほしいものです。

■ 参考

2021/08/06

雲南懇話会

 https://www.yunnan-k.jp/yunnan-k/relatednews.html

2021/07/30

命を尊重する教育とスポーツ教育をセット販売に

■ フランス人サッカー選手の日本人差別発言についての私たちの見解と、アジア人差別についてという動画

が出ています。


どうもスポーツの世界って、人としてどうか?って事例が多い世界なんですよね…。

差別行動は、自分が差別的に扱われたことの裏返しなので、世代間で延々と受け継がれていきます…

やはり日本の柔道とか少林寺拳法とかみたいに、

 スポーツそのものを教えると同時に、あるべき心の姿も教えないと、ダメ

だと思います。特に男の子は…。クライミングの場合は、サッカーより顕著に一つ一つの行動に命がかかってしまいます。

■ 相手を殺すことも可能なスポーツはそうない

ビレイヤーのいい加減なビレイでは、ビレイしている相手を殺すことも可能です…

これはある会の様子をベテランが教えてくれたものです…
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落石をおこして、一人なくなって、落とした当人が事故後すぐに山に行っています。凄いですね。中核会員で、登ってもいたし、会の係もした人で、連盟の事務関係もしていました。
追悼集も出ませんでした。
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やはり、クライミングの世界では命が非常に軽い、ということが言えるでしょう…。

そのような態度は、やはりあたらめて行く努力が、クライミング界にとっても、クライマー本人にとっても善、と言えるでしょう。

おそらく、その第一歩は、山行自体のリスクをどれだけ理解していたかという反省と、死そのものを見つめ、悼むことからがスタートでしょう…

九州では私はクライミング一日目でグランドフォールを見ていますが…あれは反省がなされたのか?そして、怪我のインパクト、小さなことがどのような大きなことにつながったのか?じっくり味わうことがなされたのか…?

最近、私が山梨時代に一緒に登っていたクライマーが前穂で遭難しました。大怪我だそうです。パートナーは死亡だそうです。

落だそうですが…。私だったら、時期を選びます。私も前穂北尾根は登っていますが、ラクが落ち着くシーズン終わりの秋、10月に登っています。

落だからと言ってすべてが免責というわけではありません。山野井さんの著書などを読んでも、非常に繊細にリスクを検証しています。

エベレスト登山などでも同様で勝算というのを綿密に検討されています。そうしたことが、本来、山の愉しみなのです。ラクがあると分かっている時期に出かけるのは、火にいる夏の虫です。

暑い時期に水も持たずに尾根に上がれば、あっという間に干上がります。あ、これは私ですが…。

…というわけで、リスクを数えて山に行く感性、というものを養っていくことが高度な山につながっていきます。山には順番がある、のです…。それが最初の師匠鈴木の教えです。



2021/07/27

ピオレドール賞受賞者だらけの山梨県北杜市

■谷口ケイさんと花谷康弘さんのこと

私は谷口ケイさんは、全く個人的に面識はない。

ロングトレイルの加藤則芳さんに会うために長野の講演に出かけた際、たまたまケイさんがゲストスピーカーで、それで知ったくらいな程度…。加藤さんは、当時すでに車いすで、末期であり、かなり体調が悪い中、ロングトレイルの話なのになんで、環境庁がいなくて、経産省がいるんだ!と語気を強めていた…ほんとにそうです。山の世界も売らんかなの世界。

実は、私は山の世界からクライマーの世界に入った(雪山⇒アイスクライマー)ので、まぁ流れとしては頂点は、田部井順子さん、谷口ケイさんみたいなところに、当然落ち着くべき流れ…アルパインクライミングの流れ…にいるんだが…登山界のアカデミー賞を取った谷口ケイさん…私と同い年のハズだが…になりたい!とも、なれる!とも、とーぜんだが、勿論思ったことはない。

なんだが…、この辺のレベル感の差は、社会人山岳会でどこもレベルがどんぐりの背比べ状態だった時代を知る古い山ヤには、図りがたいみたいで…知り合いの三〇ガイドは、本気で俺だって運が運なら、花谷康弘みたいになれた!佐藤祐介になれた!と思っているみたいだった…。それは事実誤認で、山梨ですら、解かれていない事実誤認は九州ではなおさら説きにくいのみたいだ。

その時代錯誤した山ヤ三〇さんから教わった名前が、谷口ケイさんと言う訳だった…。

三〇さんは、佐藤祐介さんとも知り合いで、やはり俺だって運が運なら佐藤祐介、と思っていたようだった(念のため、佐藤祐介も花谷康弘も谷口ケイも、ピオレドール賞受賞者)。

そして、その考えをサポートしてくれる人を求めていそうで、それで私に白羽の矢が立った?ようだったんだが、あいにく、私は山岳総合センターに行ったりして、レベル感の差が理解できる人になってしまった…。

お笑い芸人のイモトですらマッキンリーとかマッターホルンとかに、カネに任せて登る現代に、ノーマルルートつまり金で買えるピーク、を踏んで、ちゃんとした山や(=ピオレドール賞の審査員?)から、尊敬がもらえると思います?思えませんよね???

当の三〇ガイドが、

・棒フレンズで
・ちゃんとしたクライミングシューズも持たず、
・甲府幕岩の5.9が登れていない…
・確保が肩がらみ…

というのが…痛かった。これは、数年前の当時、自分の実力を誇示するために行ったみたいだったんだが…5.9では実力誇示ではなく、実力がないことの誇示になってしまう…まぁ登山靴で登るってかなりすごいんだが。

ただ三〇さん、ATCも使わないで、いまだに肩がらみ確保とかなんですよ?いや~(汗)。

縦走で出てくる岩場レベルだと、確かにカラビナで確保する程度で十分なんですけど…甲府幕岩ってフリークライミングのレベル感ですけど!ま、たしかに太刀岡左岩稜を登山靴で登るってのはスゴイですけど…。そのすごさって、スマホでちょいちょいで済むところを、黒電話で長話みたいなすごさですからね… 時代遅れの道具で登って自らハンデつけて困難にしてるってこと…。

しかし、高校生から登っている山ヤでも、1980年代~2010年にかけての登山の世界の進化は著しく、ダブルアックスで中山尾根を登る世界は、ピッケルで中山尾根を登っていた人から見ると、ズル、だそうでした。

残念ながら、もう私は最初からダブルアックスの世界の人ですので、言っていることの意味が、わかりません(つまり、最初からスマホの住人ってこと)

そんなこんなで、谷口ケイさんというのは、私にとって、ま、かんけーない人…なのに、現代的事情が理解できない古い山ヤが、”お前もめざせよ!”とか、意味の分からない理由で投げつけてくるロールモデルって意味です。

他に、田部井順子さん、遠藤由香さん、も。難波康子さんもかなぁ。エベレストで死んだ人です。

登山に詳しくない人は知らないだけですが、エベレストは北岳山頂みたいに100mくらい大渋滞みたいなことになっています。クライマーとは名ばかりで、金を積めば、基礎体力があればだれでも登れるようなことになっており、心ある山やからは、高所遠足、と揶揄されています。

逆に高所遠足にしないで、ちゃんとした山をするとなると…?

これがまたエライハードルが高く、レベル感の断絶は、日本海溝より深く… 必要となるスキルと体力がけた違いになってしまいます。さっきまで市民草野球レベルだったのに、一気にオリンピック選手レベルみたいな???です。

谷口ケイさんは、パートナーの平出和也さんのおかげで登ったんだとか、二人は出来てるとか色々悪口言われていました…女性のアルパインクライマーはそうした陰口にも耐えないといけないらしい…。

平出さんは、サバイバル登山の服部さんをレスキューしたことでも有名で、地味ですが、真の実力者なんじゃ?と感じさせる存在です。

特筆すべきは、ピオレドールを取ったら大抵の山やが、命がかかるような山から足を洗うことです… 山野井さんが例外。花谷さんとか顕著。

どこかで、自分の限界の見極めと、ピオレドール賞というフリーパスというか、ワイルドカードというか、そういうものを感じるわけでしょう…。

しかし、それにしても、38歳で山をスタートして、40代からアルパインを登っている人に、与える目標としては、ハッキリ言って桁が違いすぎ、正直、あんまり参考にならないっていうか…。大学山岳部でも、参考にならないですよ‥‥昨今。

もう子供からトレーニングを積んだフリーのクライミング(5.12はフリーソロしたり、アップで使ったりする)を、5000~6000m級に持っていく時代なんですよ。

なんで、その辺の里山にハイキングに行っているおばちゃんも、フリーで12落とそうとしている男子も、ボルダーで級のレベルの人も一律、一般登山者、一般クライマーです。

もう最初から競争の土俵にも載らないって意味です。

私は元々逍遥派ですので、普通に、今西きんじとか、北ヤツ彷徨とか、そういうのを読んで憧れを温めています。

現存する山やで尊敬しているのは、米澤さん、後藤真一ガイド、内田榮一さん、南アルプス深南部の著者、あとは柏瀬さんです。

女性がいないのは、単純に女性の著者がいないからです。両股小屋の星さんが女性では好きだなぁ。両股銀河というお酒が出ていたような???

また山の世界に近くなれそうで、最近やっとワクワクしています♪昨日は沢登りに行っていました。

クライマー谷口けい 未知の岩壁に挑む

2021/07/26

グッとラック!最終回でどうしてもいいたかったことを叫んだ


なかなか気に入っているせやろがいおじさん♪ ほんとにそうだな~と思いました☆

2021/07/24

対象喪失からの復活と現在地

■対象喪失

”対象喪失”というのは、自分にとって大切なものを失うこと、です。

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ここで言う対象とは、強い情緒的な結びつき、すなわち愛着を感じる存在のことを言います。 

対象は近親者や友人など実在する人物や、幻想の中の人物など実際には会うことができない存在のこともありますし、人ではなく長年勤めた会社や、自分の健康が対象となる場合もあります。

したがって対象喪失は、誰かとの死別や別離に限らず、強い情緒的なつながりのある対象を失うことを指します。

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私にとっては、白い山、アイスクライミングのことですね…

■ グリーフワークの終わりが見えてきた

考えてみれば、九州に来てからの4年間は、ペアレント、アダルト、チャイルドの自我のうち、辞めておいた方が良い、ということを私に忠告して来るアダルト自我が活発になるような、危険な出来事ばかりが起きました。

山梨時代の正反対です。私に前進せよと言ってくるような素晴らしい出来事ばかりが起きた山梨の時代とは反対に、このまま行くと死につながると警告するような、そんな出来事ばかりが起きた九州クライミング時代…もう4年ですから、山梨でクライミング接した時代以上の長さがあります。

とくに大きな喪失体験だったのは、白亜スラブの件ですかね… あのクライミングで、いかに私がフリーを頑張ってグレードを上げようとも、自分のリードでルートに行くことは、まぁ、将来的にありえないということが見えてきました。

その後は、喪失体験…肉離れの岸良海岸、膝亜脱臼のボルダー。

肉離れは、頼りになるべき相手…年配者、あるいは真正のベテラン…であっても、頼るに足らない、ということを理解する経験でした。

亜脱臼は予後が思わしくなく、いまだに痛いので、この亜脱臼で決定的にクライミングから足を洗うことになりました。次の9月で2年になりますので、亜脱臼がとどめを刺した感じですかね…

その後は長い闘病生活と、プライベートでも仕事を失い、金銭を失い、と否定的な出来事が続きました。孤立無援の戦いでした。

長い喪の期間でした…孤独で大変でした。

■ 新しい生きがいを模索

去年に引き続き、自然農での充実感は非常に大きなものがあります。

去年、マキイ農園にアルバイトに行き始めたころからの進展具合、理解の進み具合を考えると感慨深い。

岸良海岸で肉離れをした折、すぐに帰福できず、肉離れは応急処置もできず、どんどん悪化し、歩くのも苦痛でした。しかも、相方が素直に福岡に帰してくれなかった。しかし、そのおかげで大隅半島の反対側、根占方面に行くことになり、根占で自然農のきっかけをつかんだのです。野草茶を売っている女性に自然農のお話をしてもらいました…一度お電話も頂いたのですが…。

その方はとても”気”が発達している方だったので、弱った私の生体エネルギーを感じて、助けないと!と思ってくれたのかもしれません。年賀状も頂き、そこに会った福岡自然農に現在お世話になっています。

つまり、相方が素直に私の怪我を中心に行動していたとしたら、その日にクライミングは中止となり、速攻で福岡に帰ることになったのでしょうから、この出会いはなかったことになります。愛さんにも、自然農にも出会えていなかった、ということですね…。

自然農は、自然界の中に、人間の必要な者…作物…をただ置かせていただく、という農法です。マキイ農園での仕事、松国での赤米稲作、農業ベンチャーへの就職、大村での研修… 広がった知見の大きさは、かなりなものかもしれません。

人としてまだ成長できる分野があるということは本当に力づけれる経験です。私は大学のころ、つまり親元を離れてすぐから、半農半xを目指していました。しかし、どうしてもその道が見えてこなかったのです。

半農半x生活ということでいえば、半農は、もはや達成したと言ってよいかもしれません。

それがここ一年の変化です。

■ 昇華

さて、心理学によると、クライマーが目指すべき方向性は…

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昇華

昇華とは特に性の衝動や自らの攻撃性などの本能に基づく欲求を、社会的に認められた目標に向けてそれを満たすことである。低俗とされる本能的な欲求を、文化的に価値のある 学問・研究・芸術・スポーツ・ボランティア活動などに向け、創造的な活動のエネルギーに転化して発散させることである。心理学者のフロイトは、芸術や宗教などの文化は本能的な性の欲求が昇華されて生まれたものであるとした。

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ということで創造的活動に昇華することが、クライマーとしての完成形であるようです。

自我でいえば、チャイルド自我で登っているのが、ただ楽しいから登るという時代です。

次に、チャイルド自我+アダルト自我で登るようになると、ギブアンドテイク(助け合い)の関係性で登るということになり、友達と登りに行くということになります。

コーチクラスになれば、さらに加えて、ペアレント自我で登っているということになりますが…そうなって初めてクライマーとしては、昇華というプロセスに乗ったということになります。

もちろん、ペアレント自我であれば、別にコーチという発現の仕方でなくても、どのような発現の仕方であっても構わないのです。

ある人は、クラウドファンディングで岩場のイベントを行い、

ある人はリボルト職人になることで、それを行い、

ある人は、アクセスファンドを立ち上げ、

ある人は子供クライミング教室を主宰する、

自分のためではなく、多くの人のために創造的に行動するときに、昇華が起こっているということですね。

長い喪が明けつつあり、自然農の世界でも物事がレールに乗り始め、後は自分自身が肉体的に回復したり、経済的ダメージを回復したりする段階に来ました。

長いトンネルでした。光がその先に見えそうな気がしてきました。

まだ長い紆余曲折を経なければならないとは思いますが、ひとまず、現在地が一瞬見えたので、タイミングを逃さず、記録に取ることにした次第。



なんで子供や若者にワクチンを打つって話になっているんだろう...

■ 治験終了予定日は2023年5月2日ですよ?

治験すっ飛ばしワクチン接種は、歴史的に見て、かなりナチズムと発想的に近しく、実は恐ろしい方角のようです。

ーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーーーー

1930年3月にドイツ健康会議は
 「健康な被験者および患者に対する医学実験の許容性」
と題するセッションを設け、ミュラーとシュタウダーを報告者に招きました。

J. モーゼスは1930年に、結核ワクチンの実験で75人の子供を死なせた「リューベック事件」を告発する本を著しています。直接的にはモーゼスに促されて、ドイツ内務省は上記の医学実験の指針を作ったのです。

この指針は14箇条からなり、

・新しい革新的な治療法の実施に先立って可能な限り動物実験を行うこと、

・緊急の場合を除き、患者本人か後見人が新治療法に関する情報を予め知った上で、明示的な同意を与えなければならないこと、

被験者が18歳未満の場合は新治療法を用いることが妥当かどうか注意深く吟味しなければならないこと、

などが詳しく規定されています。
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https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/user/tsuchiya/class/vuniv99/exp-lec3.html?fbclid=IwAR06ZjbfAYxz0ApUW6UksnW28byXNETgy0mRR7d3Cooh1d8NUVJlnRTUxJM より引用

■ 「最大多数の最大幸福」が間違っている理由

日本でも、皆が助かるためなのだから、ワクチン死は致し方なし、という論調がたまにありますが、危険です。特攻死と同じ論理です。

ーーーーーー
20世紀に入ると臨床研究は急激に巨大化し、しばしば大量の被験者を要求するようになりました。
そうなると、研究者と被験者の個人的なつながりは薄れ、多くの被験者は研究者にとって名も知らぬ患者群となりました。

また、何よりも大きな変化は、被験者個人の直接的な利益にならない研究が増加したことです。

以前は人体実験といえども多くは治療的研究であり、実験の成功は被験者個人の幸福に直結していましたが、医学の発展に伴い「最大多数の最大幸福」が求められるようになると、目の前にいる患者の利益より、その背後に控える患者予備群の利益が優先され始めました。

医学研究という側面から見ますと、第二次世界大戦は、大量かつ容易に被験者を供給する恰好のシステムとして稼働してしまったのです。

中略

ナチス・ドイツでは、優生学や人種衛生学に基づく「劣等民族」排除政策を背景に、「いずれ始末される」人間として、強制収容所の囚人達が人道に反する人体実験の犠牲となりました。

日本では抗日ゲリラやスパイなどとして捕らえられた人々、あるいは戦争捕虜が、生物兵器開発や戦陣医学研究などを目的とする生体実験の犠牲となりました。
ーーーーーーーーー
https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/user/tsuchiya/class/vuniv99/exp-lec3.html?fbclid=IwAR06ZjbfAYxz0ApUW6UksnW28byXNETgy0mRR7d3Cooh1d8NUVJlnRTUxJM より引用

■ 現在の国際倫理規定

1. 実験は被験者を尊重する一般的規則に従う、資格のある科学者によらなければならない
2. 医学実験の最初の成果は慎重に公表しなければならない
3. 人体実験を行う際には実験者が第一の責任を負う
4. 健康な被験者に実験する場合は、被験者の、完全に情報を与えられた、自由な同意を得なければならない。患者に実験する場合は、患者あるいは最近親者の同意を得なければならない。実験者は被験者ないし後見人に実験の内容とそれを行う理由と危険性を伝えなければならない

5. 冒険的な手術や治療は絶望的な場合にのみ行ってよい 

コロナワクチンは、全然治験終わっていないので、つまり人体実験中ですので、その責任は許可を出した政府=実験者、が負うべきと明示されています。

子どもや若者は、コロナにり患しても無症状で死亡率ゼロですので、健康な被験者です。健康な被験者に実験する場合は…に当たります。 ワクチン死のほうが確率的に高くなってしまいます。

お釈迦様も、人に拠らず、法に拠れと言っています。人によるというのは同調圧力で物事を決めるということ、法によるというのは、物事の原理原則に従って決めるということです。


2021/07/23

山岳総合センター時代の恩師

 ■ NHK 日本百名山八ヶ岳

が放送されたそうです。私はテレビを持っていないので見れないのですが…。

https://www.nhk.jp/p/100yama/ts/K8938MW1R4/episode/te/QGXMPV4Y83/

私の山岳総合センター時代の講師をしてくださった、村上先生です。

村上さんは、八ヶ岳の遭対協副隊長です。隊長はエベレスト無酸素初登頂者になりそこねた?竹内さん、青年小屋の所有者です。

村上先生は、4年前、私が福岡に来てすぐのころ、ピナクルへ参加したいと思って見学に行ったとき、たまたまその日がロープワークをやっている日だったのですが…あまりの内容の低さにびっくりして、これは、まずい状況なのでは?と思ったときに、問い合わせしたら、無料で九州に来て講師してくれる、という返事でした。

今年も、九州勢で、七倉沢に行くのであれば、山岳総合センターの講習と同じ内容をやってくれるという話でした。

八ヶ岳のガイドであり、山岳総合センターの講師であり、遭対協もやっており、アルパインは、毎年先生、ソロで八ヶ岳のいろんなバリエーションを登っています。

きちんとした山ヤ

というのは、こういうことを言うのだなぁと思いますが…。九州にはこんなきちんとした事例がないから、どうしたもんか…という方向に行ってしまったんではないかな…と思います。

八ヶ岳近所は、他にも、馬目さん、横山さん、佐藤さん、花谷さん、様々なきちんとしたというより、ド級の山やがいますので、変な誤解しようがない… ですが…

フリーもそうだよなぁ… 室井さん、村井くん… 強い人がローカルで地位を確立しているので…

変にかっこつけて、自分の立場を作る努力は一般クライマーはしなくてもいい、という感じです。




2021/07/22

クライマー憲章(案)



 子どもは安心して生きるため、次の権利を保障されます

1)命が守られ、平和で安全な環境のもとに暮らすこと

2)愛情をもって大切に育てられること

3)健康的な生活を送り、適切な医療を受けられること

4)いかなる差別、および、不当な不利益も受けないこと

5)困っていること、不安に思っていることを相談すること

6)虐待、体罰、いじめから心身を守られること

7)プライバシー及び誇りが守られること


これをクライマーバージョンに直すと?


1)命が守られ、平和で安全な岩場のもとに登れること

2)誠実さをもって安心安全にビレイされること

3)健康的なクライミング生活を送り、適切なレスキューを受けられること

4)クライマーであることで、いかなる差別、および、不当な不利益も受けないこと

5)クライミングで困っていること、不安に思っていることを相談する先があること

6)クライミングにおいて、無理強いされたリード、体力をはるかに超えるトレーニング、支点ビレイやお座りビレイ等の非常識な行為、から心身を守られること

7)社会生活などのプライバシー及び、個人の誇りが守られること


どうでしょうか?どの項目も、あまり達成はされていない現状のように思います。

とくに、昔、あまり社会的に容認されない不実な過去を作ってしまった先人たちのせいで、仮にクライマーの印象が非常に悪いとすれば、4)が難しくなってしまっているかもしれません…

つまり、後世のクライマーは、より品行方正を求められる、マイナスからのスタートと言うことになってしまいますね…

なんだか、その気配が濃厚だったのですが。

余罪が出てこないか、心配です


■ 五輪終コン

五輪が終コンっていうのは、すでに地位を確立したプロクライマーがオリンピックなどでないと表明していることで分かるのですが…

五輪憲章に書いてあることを主催者側がここまで軽視、無視していることが露骨にあらわになった五輪もホント、すごいな…

五輪ってホントにお金儲けだけの活動だったんだな、って改めて言うまでもないことが、ここまで明らかになると、すっかり覚めますね…分かっていたことですが、確認した、みたいな…。

最近、こどもたちにクライミングを教える機会があるので、子供時代の自分がどういう風に物事を理解したか…ということを考える機会があります。だいたい12歳くらいになれば、大人と同じことが理解できると言われていますが、それ以下の子どもは発達の差が大きく、どういってあげると分かるかなぁと思っているからです。その思い出しついでに、自分の過酷だった子供時代を思い出すこともあり、今、まさにそのような目に会っている子供がいたら、助けないとなぁ…と思ったので、子供の権利オンブスマン活動、という講演会に最近出かけてきました。

…結論から言えば、とても残念な会でした。やろうとしていることは、素晴らしいのですが、活動が自己目的化し、そして、子供のための活動というより、大人のための活動になっていました…(><)。

自殺に追い詰められるほど子供が追い詰められている
救わねばならない
組織を立ち上げないといけない
定期的な活動をしないといけない
活動費が必要
活動場所が必要
お金がないから活動ができない

と問題のすげ替えが起こっていました…。若い男性が中心になって活動しているようでしたが、周囲の年配者たちがほとんどその男性の応援者で、子供たちが困った時に、多くの大人に窓口があるほうが有利である、というようなことは、まったく気も付かないようでした。

結果、こどもオンブスマン活動では、大人が”補助金で”食うために、”いじめられて自殺に追い込まれそうになっている困っている子供”が必要になっていました。

五輪憲章を理解していない主催者側がお金儲けのために、スポコンお涙頂戴アスリートが必要、みたいな構図とフラクタルですね。

五輪は運と長い間続いた活動なので、活動している人たちからすると、本音が五輪憲章にないことは、公然の秘密、みたいになってしまい、それでやってきたのでしょうが…、今回はそうしたことを外部にも、究極に証明してしまったような??

五輪ドタバタ喜劇…森さんの失言から始まり、障碍者への犯罪行為の開き直り…

はぁ…です。もう日本は、これ以上ないまでに、恥部というか本音というか、さらけ出し過ぎです…。

■ アクセス問題 = 不実な過去

私が不安なのは、

岩場のリボルトやアクセス問題の解消というようなことも、正面から取り組み始めたら、このようなことになるのではないでしょうか…

ということです。

不実な過去が清算…されたら、ありあまる余罪が出てきたりして、目も覆うような状況なんじゃないか?と、不安になってきた…。

最近、『我々はいかに…』を再読してみましたが…これを読んだら、行政のアクセス問題担当者は、クライマーに岩場の使用許可を出すことを、さらに躊躇するのではないだろうか?という内容でした…。

まずは、命の大事さを、という基礎教育から必要なのがクライマー業界なのかもしれません。

ロープワーク技術が大事なのは、それが、クライマー本人の命を守るから、です。

決して、事故を起こして他者に迷惑をかけるのが良くない、からではないですよ。

基本的な命の尊厳、ということを教えないと、他人の目を伺い、人が見ていなければ、人道に外れるようなことでもしてしまって良いというメッセージを子供に与えてしまいます。

2021/07/21

528 Hzポジティブトランスフォーメーション、感情的および肉体的治癒、抗不安、再生

露悪(サイコパス)が社会的に許されない件について

■ いじめそのものより露悪が悪い

今回は、小山田圭吾さんの過去の愚かな過ちはともかく、それを露悪的(自慢げで悪いことをしても開き直っていること)に語ったことが、結局、長年、過去の過ちについて、罪悪感すらない、という人間性、つまりサイコパスであること、が露呈して、オリンピックへの関与が取りやめになったほか、彼の社会的生命は、これで断たれたも同然ですが、それが

 国民のうちから出た批判…つまり自浄作用によるもの

で…良かったのではないでしょうか? 

これを文化などと評して受け入れるようになってしまっては、日本社会は、かなりお粗末です…。他国の民度を笑っている場合ではありません。

■ 過去だからと言って、チャラにならない

現在52歳とこのことで、イジメていたのは中学生だとすると、すでに40年近く前。露悪的行為で雑誌のインタビューに答えていたのは、30年近く前、

…だそうですが、それでも、ほとんど犯罪と言える、その行為とその悪質さについての自覚の無さ…は、社会的に許されず、成功は剥奪されました。

それは日本社会が、善悪の判断を失っていないということで良いことのように思います。

■ 他山の石

同じことでクライマー達も、いかに昔の事だったにせよ、例えば、那智の滝を登ってそれを宣伝に使った過去とか、谷川岳行くのにキセル当然したとか、小川山のレタスを盗んだ、とか、反省というか、反省しているのなら、恥ずかしそうにしたほうがいいですよね…。露悪ではなく…。

まぁ、こういう事件に限らず、露悪的な趣味で、

 岩場を汚したり、

 わざとランナウトして、相手を恐怖に陥れそれを見て楽しんだり、

 挑発したり

 ロープを軽視して命を軽んじるようなことをしたり、

そして、それらを統合して、それを武勇伝としたりする精神

は、今後はクライマー業界内から自発的に自浄作用として、きれいにしていった方がいい…

そうすることが賢い選択となるだろう、と言うことが分かったのが、この小山田圭吾事件です。

■ うるさ方

クライミング業界では、現在、ボルトが危ないよ、とか声を上げているクライマーは、私と井上D助さんくらいで、一般クライマーのほうは、ゆでガエル状態です。

新しくクライマー業界へ入ってきた現代新人クライマー達への教育的要素がある資料もないので、リスクに気がつくことがそもそもできない。海外で登れば気がつきますが、それ以外に気がつく方法がない…ので、多くの人は、何をそんなに…大げさな、という状態です。

…が、日本の岩場はまじ世界的に見てもヤバいレベル感ですよ。分からないのは、無知だからの一点です。

バブル崩壊も、私の大学の先生は、”今に恐慌が来る”と予言していたんですよね…経済学的指標で普通に予見できた未来だったのでした…バブル崩壊。どうもリーマンショックも同じで、予見していた人は予見していました…。同じようなことだと思うんですよね。

色々な事実を精査してみれば、あちゃー!という状態にあることが分かるけれど、誰もこのボルト何年に打たれたもの?と問うてみないから、無知という状態で心の平穏があるだけです。

小山田圭吾さんも40年近くもの間、誰からもとがめられていなかった。今の岩場と同じですね。

それは、誰も彼がそんなひどいインタビューを世に出したことを気にも止めていなかったからです。

本人は、世間を舐めていたんでしょう…許されると確信していない限り、堂々と障碍者を笑って見せる、などという言ことは起こらないはずなので。

つまり、アンダーグランドだから大丈夫と思っているクライマー業界と同じ構図です。見つからなきゃ悪いことをしても大丈夫って心理ですね。

クライマーも小山田圭吾さんの事例を他山の石として、これまでの

 現実逃避&露悪趣味&見つからなきゃ大丈夫主義

について、改めて行ってもらいたいものです。

これを行政の人が読んだら、余計岩場の使用許可は、降りなくなるであろうと思われる名著