■ 実質一回目
昨日は、お久しぶりの日向神でクライミングでした。
結果から言うと、今までで一番、報われない日でした。がっくし。初めて自国でも5.11まで登っているクライマーが来てくれているので、ちゃんとしたクライミングができるかも?と思っていましたが、ロープ持ってこない時点で押して計るべし、でしたねぇ…。
人から紹介されたクライマーの場合、ちょっと窓口設定に工夫がいる。ふらっと受け入れてはいけないという反省になりました。
いや~一緒に登ってくれた皆さん、とくにヌンチャクを掛けて下さった皆さん、ありがとうございました!
■ ジムクライマー
ジムクライマーで、分かっていないことが分かっていない人は、日本にも多いですが、アメリカではさらに多いのかもしれません。
分かっていないことが分かっていない人の ”サイン”つまり、兆候”は、ずばり
態度がデカいこと
です。合う前から、態度のデカさが予見できる情報というものもありますので、今後の注意点として書いておきます
態度がデカいだけなら、むかつくで済みますが、そう言う人は自分が正しいと思っているので、注意しても聞きません。あと、どっちが責任持つかが、変に反転している。ありがとう、と言うべきところを要求にしてしまっているということです。
実際、終了点で結び変えに10分以上かかっていて、ご自身で思っているより分かっていないクライマーのようでした。
登れても、安全管理がおろそかで自己完結していないクライマーです。そういう方は、だいたいにおいて、分かっていないことが分かっていない人の特徴として、態度がデカいのです。理由は分かっていたら、そんなでかい態度が取れない、からです。
■もしかしてダメクライマーかも?と予見できる事前情報
1)自分のロープを持っていない
2)ヌンチャクを持っていない
■ 現場で
1)ぬんちゃくがずらりと壁にかかっているのを見て、おお、ありがとう!と思わない(思えるだけの経験値もしくは想像力がない)
2)ギアを担ぎますと、シェアしてくれない。ちゃんとした人は、どれが自分の分ですか?という言い方をします。もちろん、ロープは持ちますとオファーするのが普通です。
3)ビレイをオファーしない
4)ビレイヤーの体重差への配慮がない。例:軽すぎる人がビレイすることになっても、代わりを立てようと配慮しない=ビレイヤーへの配慮がゼロ
5)周りの人がトップロープを張ってくれた時に感謝しない
6)順番を気にしない
7)ほかの人も十分楽しめているか、考えていない
8)運転してもらって当然と言う態度
9)お願いするまでガソリン代を払おうとしない
10)宿泊もして当然と言う態度で、お礼がない
まぁ、平たく言えば、なんでも受け取ることが当然で、テイカーということです。自分から頼んでいない、という態度ですが、こういう人は多いと思うので、今度から気を付けないといけないですが…。
前回、カウチサーフで、ロシア人の人が来てくれた時、大雨洪水警報なのに、なんか出かけないのは、私が心配性すぎるからだ、的なものがあり、まぁ本人理解できないだから、仕方ないなと思って糸島に連れて行きましたが、洪水(笑)。その時の人は、後から、ヒマラヤのアンナプルナサーキットの写真を送ってくれたりと、お礼してくれました。ただ無知なだけで、傲慢さというのはなかったのです。
今回の人からは、強く傲慢さを感じました…それは、
日本の岩場情報が英語で提供されていないのが悪い!
自分はジムに行って探したのに!ということを主張したから
です。ジムで誰からも誘われなかったことが意味するのは、自分がまだクライマーとして未熟だからとは思わないのでしょうか?
■ うかがえるアメリカクライミング事情
アメリカのジムでは旅行に来ている、一言さんを、気軽に岩場に連れて行くんでしょうか? 私だったら、ジムには普通にボルダリングに行き、受付で
クライミングガイド
を紹介してもらいます。
誰かに連れて行ってもらおうということ自体が、ほとんどクライミングを理解していないゆえの行動みたいに思います。特に自分のロープを持っていない場合。
ロープもクイックドローも持っていなかったら、そもそも、岩どころか、普通の壁だって登れません。それは物理の法則ですから、岩場に行ったとしても登れない。それは普通です。だれかロープを貸してください。となるハズですが、パートナーが持ってきて当然というのは、一般にクライマーの常識ではありません。
自分が登るためのギアは自分持ちというのがルールです。
その好意を当然のように受け取られては、たまらん、と普通はなるハズですので、今回の人の場合は、地元でも外岩行っている、というのは、いわゆる”万年セカンド”として行っているレベルのようでした。
というわけで、
アメリカから来てくれているマックス君は、なんか態度がデカい。
自分は誰かのビレイを申し出ることもなければ、トップロープに張ってもらったのを登るだけ…。
最後に道ばたでリードしたが、終了点すら見極められない素人さんだった。
なんだかなー。
となりました。こんなクライミングが世の中に広がったら、良くないので、岩場情報を広めるのは、辞めておきたいかもしれないレベルです。
考えてみれば、ハーネスと靴があって、ロープとヌンチャクがない、ということが物語っていることをしっかり見極めるべきでした。どういう考えでいたかを逆探知すると
ロープがない → ロープは借りる気=ジムで登る気だった。
ジムでのリードクライミングは、ロープが貸し出してもらえるからです。
■ビレイへの造詣がいまから。重たい人は理解が遅れることが多い
しかし、背が高くて体重が重い人は、基本的には、小柄な人とバディを組むのは、難しいハズです。基本、皆に嫌がられます。
海外のジムで、いちげんさんとで組めるのか分かりませんが、それをクライミング文化的には、後追いであることがあらかじめ予想できる日本で期待するのは難しいだろうと思いました。