■ 交感神経を無理してアクセルを吹かす、というライフスタイルを辞める
私は、OL時代から、コーヒーが好き、で朝はスタバで勉強しつつコーヒーを飲んでいました。
熱いお風呂が好き、寒い山が好き、と交感神経を亢進させ、アドレナリン分泌する活動のほうが好きで、クライミングもそうです。興奮系。
それはなぜなのか?
■ 働かざるもの食うべからず?
自分を駆り立て、追い込むような、もっともっとの思想、頑張らなくてはならない、頑張っていないと許されない、という勤勉の論理、働かざるもの食うべからず的な思考がありました。
それは間違っていると自覚があり、わざと自分に甘くしようと考えているときもありましたが、いわゆる現代社会で、ご褒美とされているものは、実は全然、肉体的には優しくない。
本当に自分に優しくする、ということは、そういう嗜癖をもたらすものを辞めることです。
■ 間違った自分の愛し方を辞める
コーヒーとお菓子で自分を元気づける、というのは、間違った自分の愛し方、なのです。
コーヒーと甘いお菓子、あるいは、チョコやケーキ、というのは、肉体的には、飴ではなく、ムチ、です。
■ 本当の意味で自分を愛すライフスタイルを確立する
50歳になり、このアキレス腱断裂をきっかけに、ライフスタイルの変更をせよ、という意味だと考えるようになりました。
交感神経を吹かすより、
副交感神経を働かせるほうが大事だ
と思うようになりました。そういえば、ヨガでも、自律訓練法が好きで、よくやっていました。
今日から毎日自律訓練法だな。
■ 体力の50%でできる運動が良い運動
交感神経を刺激したいというのは、適度な運動が足りていない、のかもしれません。
適度な、というのは、一般的に体力の50%でできる運動のことです。
つまり、人それぞれです。私の場合は山を歩くのが丁度良かったようです。持久系運動で脂肪を燃焼する。
グリーンシーズンではなく、冬季です。私が寒いのが好きなのは、同じく、気分がパリッとするからで、熱いのはかなり嫌いというか、もう人間じゃない、みたいになります。暑さには、超弱いです。夏は沢ですね(笑)。
■ PCを制限する
PCを使う時間を制限する、というのは、交感神経人間には、重要な課題かもしれません。
PCのブルーライトの刺激が、交感神経を優位にさせるので、夜の使用は引かえたほうがいいですね。
■ クライマー族のアドレナリンジャンキー
アドレナリンジャンキーとクライマーは称される事が多く、実際、本当に中毒症状になっている人もいます。何もかもを犠牲にして、クライミングしている人。
しかし、中毒、つまり、依存=嗜癖には、
もともと満たされていない願望
があるような気がします。
それは、大抵の場合、
危ないことをしている俺を見て!
というのだということは、とってもわかりやすいけど…。
私の場合は、そういうショーオフするようなのは発現しませんでした。
私は集中、ゾーンに入れて楽しい、みたいな感じでした。たぶん、今まで私がやってきた運動の中でもっともエクストリームなのがクライミング。
しかも、アルパインの場合、マルチピッチなどでは、ロープワークなどの知的な面で、かなり適性があったんですよね。
他のみんなは、肉体に適性があっても、知性の面で適性がない人が多かったように思います。特にフリークライミングに進むと、肉体だけの人が増えるような気がします。
私はゾーンに入ることが目的なので、みんなと登っている理由が違う。前の師匠の青木さんはゾーンタイプにショーオフタイプから発展したようでした。かっこよく登ることが生きがい、から、ゾーンに入ることが生きがい、に変化ってことです。
私自身のアイスクライミングの動画を見たら、バッチリ師匠の登りとそっくりで、こんな簡単な氷にそこまでかっこつけなくてもいいよ、と声をかけたくなるような感じでした(笑)。
あんまり簡単な氷ではムーブで登る必要はないのに、バッチリフラッギング中でした(笑)。
■ ゾーン
さて、ゾーンですが…
ヨガでも難しいアーサナをやろうとすると、ゾーンに入れる。
ゾーンに入るニーズが生まれたのは、自分が教え始めて、ゾーンに入れなくなったからでした。これは教える側は、集中ではなく、マルチタスクということです。
それで、より難しいアーサナを教わる…ゾーンに入る…ために、アシュタンガに行ったんですが… 難しいアーサナ代表のアシュタンガヨガでは、膝関節と胸椎の面から継続はちょっとやめたほうがいいということはわかったのですが、倒立の会などに出てみて、ゾーン(集中状態)が日常に取り込めたら、それで、別にいいのかも?と思いました。
そもそも、ゾーンに入るためのクライミングだったからです。
ゾーン=集中状態、瞑想状態、夢中状態。
■ B6欠乏だと集中できない
私の血液検査は、B50を取り続けている今でも、B6欠乏なのですが…。この『栄養ビタミンん療法』M.レッサーの書籍(https://amzn.to/3JahXY8)によると、
・低血糖が併発
・頭痛、めまい、興奮性、集中できない、無気力
・頭皮、眉、鼻の周り、耳の後ろにウロコ
・腕と足 ひきつり
・手、口、舌、乾燥
・朝食べたくない
・不眠
耳の後ろが切れて、浸出液が出てしまうのが長年の悩みで、ピアスもそれでやめたのですが、B6で改善するなら、やってみようかな。
この書籍の症例で、夢を見る=至適量とわかりました。実際、一昨日、20時にB6と亜鉛を取り、11時頃就寝したら、明晰夢を見ました。ほんとにその通りになりますね。
■ 時代遅れ感…
それにしても、日本の栄養学の時代遅れ感は、九州クライミングの時代遅れ感どころではないです。
折々で皮膚科に行って耳の後ろのことは相談していたのに、私のOL時代は、誰も栄養を指摘しなかったとは…。この本、
1994年の本
なんですけど(汗)。
今2023年ですよねぇ?
30年も原因が分からず、悩んで来ました。偉い損した!
分子整合栄養学は、生化学的根拠がある栄養学です。伝統的な栄養学、現在日本に広まっている栄養学との違いは、至適量、です。
例えば、ビタミンB1でいえば、脚気にならない最低量でいい、と考えるか?そもそも体が快適に動ける量を取ろうと考えるか?です。前者の考えでは、食べ物は、餌、みたいな感じです。
しかし、現代では家畜飼料はビタミン・ミネラルが考えて与えられているので、果糖ブドウ糖液糖まみれの現代食は、家畜の餌より品質が低いかもしれません。
■ 日本人は大損している!
最近、アイハーブのビタミンB50が541円で購入できることを指摘したと思いますが…。
私は皮膚が弱いので、若い頃からチョコラBBはかならず疲れたら取るようにしていましたが…。なんで今ほどの感動がなかったのだろう?
含有量が少なすぎるためです。しかも高い。1200円くらいします。
B6は、処方箋の薬剤としても、販売されていますが、一錠30mgしか含有されていない…
これでは、全く効きようがありませんね… レッサー博士の症例では、400mgがその女性には至適量だったのですから。
このように、現代の再診の栄養学は、
個体差
を認めるものです。私は、アキレス腱をやって、ナイアシンフラッシュが500mgで出ていたものが、でなくなりました。なので、ナイアシン需要が上がったと思い、×2に増やしていますが、それでも出ません。
B6の至適量は、夢を見るまで、です。なので、私は1錠で充足のようです。
■ 分子栄養学に出会うためにクライミングをすることになったのか?
最近思うことは、もしかして、分子栄養学に出会うために、クライミングをすることになったのか?ということです。
クライミングは、私の体力50%を超え、120%で行うときが多く、初期の頃から特に、人工のリード壁では、無理がとても多かったのです。
基本的な基礎体力の底上げが必要だと思って、様々な運動種目を頑張ったのですが…
どれも、基本的に消耗するばかりで、体力底上げにはつながらなかった。
そこが問題でした…。ラオスや台湾で登る分には、全く問題がないのですが、私はそのままエンジョイクライミングをしたいのに、周囲がそれを許さない雰囲気がありました。
日本の大部分の人は未だに、
巨人の星
の価値観で生きているのです。私は巨人の星を憧れたことはないのに。
というので、ヨレヨレの体になりながら、それでも登る、という価値観が日本のクライミング界では主流ですが、そうではなく、体をいたわって、十分上質の栄養を入れて、最大限のケアをして体を大事に扱う、というのが、新しい時代の流れと思います。
指のアイシングもそうですし、自律訓練法もそうです。
食事と十分な睡眠は、人権です。なければ、メンタルを病んでしまいます。