■ 九州男児は、思いやり不感症
リハビリへ向かっていたら、ご夫婦が歩いていて、奥さんは杖をついているのに、旦那さんが、前をエラソーに歩いていて、奥さんの方はかわいそうに、待って~って状態でした…
それで、奥さんの方に、「お母さん、足大変ね、大丈夫?」と私が声をかけたら、
「大丈夫じゃない」と。返事。
その後、旦那さんが、後ろを振り返りました。
一部の九州男児の、俺様度、はちょっと常軌を逸している具合です。
”杖を付いている人の後ろを歩く”
とか、
”困っている人が目に入る範囲に歩く”
とか、あまりにも、普通に分かるようなことがわからないなんて…。
共感力が低いにも、程がある、って感じ。しかし、これは九州の全県民で作った、間違った、
共感力ゼロモンスター、
です。男がエライ、という教育や思想を問答無用で受け入れてしまった結果だろうと。
この文化だから、肉離れした足で2日も連れ回されたり、リハビリクライミングです、って自己申告しているのに、落ちろ落ちろと言われたり、男と同じリスクを、背が低くてクリップできないのに求められたり、とかするわけです。
相手の事情に自分を当てはめることができないというのは、
知性の低さ、
の現れです。
《参考》 世界「男女平等ランキング2022」、日本は116位で史上ワースト3。G7ダントツ最下位
https://sustainablejapan.jp/2022/07/13/gender-gap-index-2022/75161
■ 同じグレードを登るのだったら、背が低いほうが技術が上ですよ
男性はよく分かっていない人が多いですが…。
特にボルダーをしないアルパイン系のクライマーは、背が低い人にとってのほうが同じグレードだったら、より難しいということが分からないです。
例えば、同じ5.9を登るとすれば、140cmの人にとっては10bくらいのムーブが必要になります。160cmの人にとっては普通に正対ムーブで取れます。ムーブ解決できないような場合だと、小さい足を拾う必要があり、そうなれば、もっと高度になる。そこのところが分かっていない人が多いです。
ただし、自然界は絶対条件的であり、人を区別しないので、フリークライミングに進むということは、フリーで大体の感覚で5.9とされるところは、ほぼオンサイト出来る能力ができてから、それ以降の話です… ホールドが遠いからって、付け替えてくれたりしませんので。その代わり何でも使えます。
一般に外岩デビュー(5.9が不安なく登れるスキル)は、ボルジムでは5級くらいなのですが、5級以上(7級や8級)をええかげんに作っているジムは、要するに、そうした理解力がないって意味です。5級より上の級でムーブの基礎が作られます。
ボルダリングは突破力と言いますが、一発パワームーブみたいな、男性のマスターベーション的な感じ。それが楽しいのは、マッチョリズムを楽しむ男性の思想なんだろうなぁ… 頭使うより筋肉使うみたいな感じ。
そうじゃない頭を使うクライミングが好きです。