■岩場のグランドデザイン
今日は朝から、ある情報を貰って、やっぱり誰か指揮者のようなグランドデザインをする人が必要だなぁと思った。
日本の岩場は、例えば、日向神など、グランドデザインをする人が誰もおらず、誰でも好きなように好き勝手に開拓して、名乗りをあげることができるので、しっちゃかめっちゃか、と言っていい状態になっている。
その上、でっかい岩の、下の方20mくらいしか使っていないとか、めちゃもったいないけど、2ピッチ目以降はやる人がいないのは、単に大変だから、みたいな感じ。
人は安きに流れるもの
なので、簡単に得られる名誉、の方に流れるとこうなるんだなーという見本になっている。一方で、ラオスの岩場の方は
しっかりしたグランドデザイン
に基づいた開拓なので、方針一徹していて気持ち良い。ちゃんとマルチもあるし、5.10代の人も5.12代の人もないがしろにはされていない。 (ちょっと5.13以上の人はないがしろにされている気配はある。たぶん高難度登る人がいないんだろう)
日本では、一般クライマーは、高難度クライマーと比べてないがしろにされている、と思う。それは、開拓という行為が
みんなで楽しく登ろうよ!
っていう意図ではされず
俺の課題だ!登ってみろ!受けて立つぜ!
と意図されているためだろう…そんな時代はとっくに終わって、今は
市民クライミング普及期
なのに。日本に健全な市民クライミングが根付くことを願います。
こんな若者が5cでひいひい言ってて可愛いんですよ 7Aが登れても誰も鼻高々になってなんぞいない