■ボルト=非アルパイン
ハーケンは、そもそもリムーバブルな支点だったわけで、スノーボラートにせよ、ピトンにせよ、
既存の支点を追っかける山
は、そもそも、アルパインクライミングのカテゴリー外、だと思われます。
世界の教科書 UIAAのアルパインサマー
が、ボルトについて記載していないなら、そうなのでしょう。
日本の岩場では、アルパインからスタートした人たちがボルトを打つことが多いのですが、思想が混乱している理由は、
アルパインの思想でフリーのルートを作る
ところにあるのではないかなと。思想は見えないので、ボルトがあれば、フリーのルートだと思ってフリーのクライマーが来てしまいますが、フリークライミングというのは、墜落は前提です。
なのにバンバン落ちるな!と言われたら、え?!ってなると思う。
私はアルパインでスタートしたので、落ちないクライマーですが、落ちないのは、落ちれないから、です。落ちれるところなんて、アルパインではないですから… なんで落ちないクライマーで良かったし、落ちてもいいよと言ってくれてありがとうだけど、やっぱり落ちるのは嫌かもです。
今回で、ますますボルトへの信頼、減りました…