岩はたたいて登りましょうのことをタッピングテストというそうです。
こちらの動画です。
前項を書いた後、次のようなコメントを知り合いのクライマーからもらった。
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ジムグレードが優しいとは思えないですが
むしろ難しい。
シリアルはフレンチでグレーディングしたと思います。
デシマルとの換算表のずれですかね?
僕はデシマルはわからないしグレードに関してはあまり言わないけど、ジムは岩より難しいのはわかりますよ
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当方の返事:
たぶん、〇〇さんが登るグレードでは辛いと思います。10、9、8級、6~5級は、激アマだと思います
で、このような内容のクライマーでした…
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二子山はジムには合わせて無いですよ。
フランス、スペインに合わせて協議しました。
なのでフレンチでつけてます。
僕もデシマルは経験無いので5.10aを知りません
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■ 全然ジム上がりクライマーの代弁者ではない…エリートクライマーだった…(汗)
日本でデシマルを知らないで過ごせるというのが、すごい!
フランス・スペインしか知らないってエリートすぎて、それで多分、日本の実態感覚と離れてしまうのかもしれません。
私は石灰岩にフレンチグレードをつけるのは賛成です。登り方が全く違います。
花崗岩主体のヨセミテグレードとは別にするのが、登りのスタイルの違いをクライマーに意識させるのに良いと思うからですが…。
しかし、デシマルの5.9や5.10Aなど入門ルート、となっている課題で、ボルトが離れすぎているというのが放置されて、40年…
■ガイドのポジショントーク…命軸ではない。
クライミングガイドの中にも、アメリカの論文を持ち出して、5.9はリスクが高く、5.12はリスクが低いのは当然だ…ということで、現状維持を支持する人が後を絶ちませんが…。ポジショントークでしょう…。そのほうがクライミングガイドの存在意義は保てます。
しかし、結果日本のアルパインクライミングがどうなったのか?
アルパイン業界では2020年でも、ボルトラダーをアルパインですよ~と言って教えており、
フリークライミング業界では、ハングドッグ連打のレッドポインター登り(5.12波状攻撃登り)
そんなクライミングをヨセミテに行きまーすというクライマーがやり続けて、全く的外れな練習方法であることに気が付いていない…。ヨセミテなんてハイキングでも行けますよ?名前だけ言ってもヨセミテでトップアプトしたってことになりませんよね?
そして、グレード一点豪華主義なので、他の人にもそれを勧めて来るクライマーが後を絶ちませんが…
グレード一点豪華主義で登りたくない人は肩身が狭い思いをさせられます。
■ スキルを向上させるための繰り返しと、グレード一点豪華主義は違う
もちろん、スキルを磨くのに、打ち込み、が必要なのは当然です。デッドを私は封印して〇〇年だったので、ジムで再度デッドをしたら、できなくなっていました。
しかし、ジムでの登り方と、外岩での登り方を変えるような器用なことがなかなかできないのは逆も真なりで、初心者のころは連れて行かれた兜山やカサメリ沢で、一生懸命、素人の先輩の危険なビレイで、デッドムーブを繰り出していました…。
いやはや、もう疲れた…
グレードを追いかけるのが楽しいというのは、ドーパミンによる幸福に中毒症状になっているって意味ですよ。
それと繰り返しによる自動化=エンドルフィンは全く違うと思います。
私は自動化には興味がありますが、ドーパミンの快楽には興味はありません。
■ 国際グレード
日本の岩場のグレードがバラバラな現状に、
テストピース
を作り、ボルダーのようにエイハブ船長1級を基準として、そこから易しい、そこから難しい、とものさしの基準を作っていくのは間違った行為とは思えません。
っていうか、前からそうなっているんだと勝手に思っていました。そうなっていなかったんですね… どうりで、5.9がなんかバラバラだと思っていました…。
■ 愛好者人口の中身が海外と違う
海外と比べると、日本の岩場は、愛好者人口が
若くて強い成人男子に偏っている = 普通が偏る= 辛い & 競争
になっていると思います。
海外ではクライミングはもっと市民権があり、女性や子供も登るので、女性(パワーがない)や子供(身長がない)が登れるグレードから、外岩にも課題があります。
海外の初心者グレード 5A (5.2くらい?)
日本の初心者グレード 5.8 (ラオスでは、5cに含まれそう)
私はラオスでは、5cがスタートで全部オンサイトで登り切り、次は6Aという段階になっていましたが、オンサイト祭りで、自信をつけたため、その後の登りはかなり上達していました。
その自信は、九州では危険でしたので、全く登れないというか、登らないほうが良いという判断をしたのですが…九州の5.9の問題は、ボルト配置が遠いことです。
「俺にとっては、5.9」というエゴによる判断が、安全に登るセーフクライミングの原則を上回っているルートがたくさんあります。あの人格者の米澤先生ですら、このエゴを手放すのは難しいのです。
エゴの声ではなくても、遠い課題代表の九州クライミングの父、新原さんの課題が、ボルトが遠くて危険だというのは、現地の人だったら誰でも知っている…背が高くて、もともと体操選手だったような人が作った課題は、一般の人では落ちるだろう…というところにボルトがないです。なぜなら、「俺には要らない」から。
”俺らしさ”をそうやって課題に表現することに固執するのは
自我関与
という心理学用語が着いています。俺ではないものが俺になってしまうって意味です。
課題=俺、になっているので、
腰椎骨折などの重大事故者が出る
などの客観的に観たら明らかに間違っている事件が起こっても、俺を引っ込めて、ボルトの位置を見直す、ということができない訳ですね。俺を曲げさせられたら、嫌だからです。「這っても黒豆」と同じ論理です。
このような事態になっているのが、5.9でも初心者が取り付いてはいけない課題がある、ということの中身です。
新原さんは個人的に面識がありますが、子供たちにクライミングを教えて親切なおじさんでした…そんな人でも、俺のルート、という名誉や栄誉は手放せないのだろうか…と悲しくなりました。
私が行っているのは、あくまで、その人の作品と言えるような限界グレードでの課題ではなく、入門的グレードの課題のことですからね…
米澤さんにとって、5.9が別に何ともないグレードだということは明らかでした。彼の作品は、屋久島フリーウェイであり、あれを改変するという話と、ただの練習用ゲレンデの、彼にとっては重要でも何でもない、名もない5.9を改変するという話と混同しないでくださいね。
■ 迷惑をかけてはいけない=隠ぺい体質
要するに、自分の作った課題で事故が起こっていること自体が、アクセス問題を心配する落ちたクライマー本人から、申告されない…。落ちたクライマーは、迷惑をかけてはいけないという別の呪縛をかけられているからです。
私も、兜で落ちて、いわばは血塗られた岩場になりましたが、あれは自分のせいではなく、リスク認知が甘く、へたくそなビレイヤーのビレイのためでしたが、それでもどこに報告してよいのか分からなかったので、報告していません。
自分のブログに上げたので、そのおかげで、クライマー界には伝達されたと思いますが、そうでないかぎり、知られないままになったでしょう…
■ デシマルの5.9(入門課題)を5.9ギリギリの人が登ったら危険…という問題
国際グレードにするのはいいですけど、デシマル知りません、では、たぶん、皆、納得いかない。
それは当然ですよねぇ… スペインとフランスしかしりませーん、で、スペインとフランスがこうだから、っていうのでは、ただのおしつけ。
なので、10Aや5.9などのデシマルを、ユージさんみたいな、人に教えた経験も豊富で初心者の特性も知っており、海外岩場の経験も豊富で、たくさんの岩場の経験値が高いクライマーが、国際グレードもいくつか登ってみたら、いいのかも?です。
世界のユージがいうことにすら、反論する人が多いですが…それは嫉妬によるものでしょう。
課題に 自我関与 している人も多いですが、開拓者は、岩場 にも 自我関与 しています。
岩場= 俺
ってなるって意味です。それだけ、生きがいの喪失というのは、大きな問題、人生の課題だということです。
岩場に 自我関与 している場合、その岩場の改変を拒む強い動機になります。
なぜなら、俺を改変されるのと同じくらい、強い変容を意味するからです。自己愛がものすごく強い人なのであれば、俺が完ぺきではない、と言われたのと同じ、自己愛の傷つきをもたらします。
そうではなく、より完璧な自己完成に向けて支援するためなのだ…という風に持っていけば良いかもしれません。
つまり、ボルトの配置を変えれば、今でも良い岩場がさらに良くなる、というような持っていきかたです。
■ ジム上がりクライマーの誤解はもっと単純です
今の若いジム上がりの人は、一日目で普通に人工壁リードの5.9は登れるので、当然外の岩も、登れると思ってくるのかもです。それくらい、現代のジム上がりクライマーって、単細胞というか、10年以上クライミングをしていても、25m+35mが60mであること、60mのロープでは登れないこと、が自覚できないくらい、考えが浅いのです。
私自身もまさかそこまで?というくらい、実際に経験してみなくては、納得ができないくらいでしたが…これを言った方の、出身大学の偏差値は、50でしたので、ごく普通の一般の人の知的理解力がそこなのかもしれません…
なので、外岩のグレードと、インドアのグレード、ボルダリングジムのグレードが全く異なることを、口を酸っぱくして言わないと、同じデシマルグレードを使ってしまうと、5.9=簡単、と思ってしまうのではないでしょうか?ここは想像です。
しかし、昔の人にとっては、5.9は上級者グレードで、そこそこ登れる人が作っていたわけですから、超・ランナウトしており、20m5ピンが普通ですので…
それだと事故多発になるのかもですよね… 現代の新人君は。
一方、5.12以上の高いグレードではピンは離れていないです。なので、最初から5.12や8Aが登れるクライマーは、危険って言われても何のこと?となりますし、アルパインのルートに行かないクライマーならなおさら、ボルトは、1.5m置きについているので、危険危険って大げさだなぁということになります。
要するに言っているクライミングの内容が違い過ぎるのです。
今、事故ッているのは、ジム上がり初心者
で、
事故ッている課題はピンの配置が悪いやつ、
です。事故が減らないのは、大昔の40年も50年も前の山岳会の教え方で、現代も教えているからで、
・新人は18歳男子
・ビレイは流して止める制動確保
だからです。 新人ならこれくらいができるだろう…の想定が18歳男子を前提にしており、その前提にしていることにも、指導者側が気が付いていません。無意識だから気が付けるはずがないです。で、やらせてみてできないと、
え?こんなこともできないの?
となり、相手に心の傷を与えることになっています。
そして、山岳会の重鎮が提供するビレイが…ビレイが懐古調… 支点ビレイ、お座りビレイ、2mも離れたビレイ、外岩でオリンピックのビレイ、で、もう全くを持って、シビアなフリークライミングに対応できるビレイにはなっていません。それアルパインのビレイですよね?
これは、古い山岳会の流れです。甲府時代も、古い会の常識のままの、山岳会の先輩たちは、フリーの岩場では、輝いてはいませんでした。
時代が移り変わったことに気が付いていなかったのは、甲府でも九州でも同じでしたが、その時代の流れというのは、ジムが最近ではクライミングの入り口だ、ということです。
私のように雪上確保でスタートする人は稀です。
以下に、田舎で暮らすロッククライマーが一般の居住者との調和を図りつつクライミング活動をする場合に必要な資質と、それを具体的な行動に落とし込んだリストを示します。
自然への敬意と保全意識
地域住民とのコミュニケーション能力
協力性と共同作業への参加
安全意識と責任感
共有と分かち合いの心
地域の文化や伝統への理解
柔軟性と適応力
自立した活動基盤
これらの資質と行動を心がけることで、田舎のロッククライマーは地域社会に溶け込みつつ、自然との調和を保ちながら活動を続けることができます。また、住民との信頼関係が築かれれば、地域資源を活かした新しいクライミングルートの開拓や観光資源としてのクライミングの活用も期待できます。
■ 当方の経験
八女のゲストハウスでメインのキーパーとして、仕事をしたことがありますが、一日もクライミングできる日は在りませんでした(笑)。
■ジムの11cは岩の10d?
二子山祠エリアのシリアル10dは、小鹿野クライミング協会だと11cなのだそうです。
めちゃ離れてる。2グレードどころではなく、3グレード離れています…
理由はインドアでは、それくらい登れる人でないとその課題は登れないから…。
しかし、ジムのグレードのほうを辛くするのがいいのでは??
つまり、インドアのほうを辛くしたらどうなんですかね?
今のジムの11cを10dに改定するってことです。
■ ジム課題が易しすぎるのでは?
お客さんは、
「あなたは10dしか登れていませんよ」ということになったら、
「11c登れていますよ」というグレーディングより、
ちっとも登れないということになって、楽しくはないと思います…
けれど、インドアジムで、簡単に成功体験を積んでしまえることが、ナルシシズムにとっては、賞賛というエネルギーの供給源になってしまって、良くないのかも?
自己誇大的感覚… ジムの側は、”君だってできるよ!という励まし”のつもりだったと思いますが、それが行き過ぎて、「俺ってスゲー!」になってしまいやすいのが、一人っ子だったり、末っ子だったり、2番目でもほかに下に子供がない兄弟の男性だったり…ということです。
客観的に見て、そこまですごくないことでも、俺はすごい、と感じやすい立場、ということ自体に、そもそも自覚が生まれることなく、成人していると、自分の客観的な実力を実感し損ねる、ということです。
NPDの診断基準
https://youtu.be/x8X3rRTtZ7M?si=E5y9LbQV2SjXsEDu
善意でクライミング界はやってきたと思いますが…3級しか登れないボルダラーが、2段をノーマットで登りたい、そうすれば、周囲に取り巻きを作って、ちやほやされるのだ、という幻想を抱く、というのが、クライマーあるある、なのです…。
■ 外岩のグレーディングも課題だが、
安易な達成感を量産してしまったクライミングジム業界にも課題がある
ということです。
達成なんて、何年も苦労して、やっとこさ、登れるからうれしいんですよ?
5.12なんて、昨今、今日ジムに来ました!という高校生が一撃できてしまいます。素質の良い子なら…
なので、もっと辛くしたり、外岩向きの課題を提供したらどうでしょう?
あるいは、ジムでも、ジムグレードは外のグレードとは違うということが暗示されるよう、
インドアグレード、とか
当店グレード、とか
”店名”グレード、とか
で、明示的に、ここだけで通用するグレードです、という風に書いておくなど…
そうしないと、分かりやすい一般的な言葉で言えば、
お調子者
ということで、自分の実力を、とんでもなく高く評価してしまうのです。昨今の日本の教育では…
古い世代は、他者と比べすぎて、上には上がいるので、自信がない世代が多かったためと思いますが、勝手に自信を無くしてきた世代の揺り戻しで、今は、自信ありすぎ、という現象が起きているのかもしれません。
安直な考えで、岩場に取り付いて、その一発目で死亡事故、みたいな事例が減ることを祈っています。
今まで俺、5.12って言ってる男子たちで、本当に外岩で5.12がオンサイト出来る人はいませんでしたし…
私自身もジムグレードでは、ずっと10代。ですが、5.8→ぎりぎり5.11で、今はテンプラクライマーになったとき、ジムグレードはずっと6級。5級は登れないのがまだ時々ある、というレベルでした。
いやはや… ジムのグレードのほうを改定するほうが、外岩のグレードを改定するより楽では?
総括すると、
日本クライミング界のレベル低下の実態を語る
記事が人気なようです。
オリンピックで選手が勝っても、一般クライマーのレベルは、40代スタートのおばちゃんクライマーが単独初見でフリーソロで登れるルート(例:阿弥陀北稜)で、大学山岳部が遭難で死んでいたり、ベテランと称した人が仲間を凍傷に陥れているような現状ですからね…
体力ではなく、知性の問題。
先生の言う通りではなく、自分の判断で登りましょう。
セーフクライミングに必要なのは、赤信号みんなで渡れば怖くない、ではなく、
自分の頭できちんと考えること
です。そうしないと、25+35すら分からずに、60mロープでピッチをつないでしまいます。こうした行動の元凶は、そもそも
自分で考えていないこと、
です。この事例だけでなく、
・オリンピックのビレイを学んだから、外のビレイもできる
とか
・動くものに道標つけて、これで良し、
とか、
すべて自分の頭で考えていないから起きる。
だれも、落ちたら死ぬかもイチかバチかをやりたいとは思っていない
■ しつこく付きまとう…根拠なき、”守られていない感”
女性性が、未熟な男性性により、脅威にさらされている感、なのではないだろうか?
その守られていない感により、自分で自分を守ることはできるスキルも能力もあるにもかかわらず、何度も何度も、懲りずに、成熟した男性性を探してしまう…
しかし、その肝心の成熟した男性性が、どこにも見つけられない…という挫折感。
今日は、こんな夢を見た。
ーーーーーーーーーー
空港の夢だった。男性”たち”にモテて、唇にお別れのキスを求められた…が、「そういうのじゃなくて…こういうのにしない?」と反論して、チークに変更。
男性たちのことはテキトーにいなしたので、ロビーでそろそろ出る時間だからと、父を探したら、さっきまでいたところにいない!というので、携帯で探すんだが、携帯で名前が出てこないで焦りまくる…という夢だった。
ーーーーーーーーーー
つまり、私は崇拝者の男性に、恋人関係ではなく、”友人関係”を求めているという暗喩だろう…
そして、父を探すが父が頼りにならない。父性を探しても得られない…テクニカルな事情で、という暗示、なのではないだろうか。
私は確実に言えることは、大体年配の男性は、全部、男性ではなく、お父ちゃん、性的な存在には全く見えないってことだ。年下の男性も同じ。素敵ね~、寝たいわーってなる?ならんよなぁ…。まぁ、おじさんたち…おじいさんの年齢でも…から見たら、74歳から見たら、49歳でもぴちぴちギャルって言われましたが…。
その辺が、パパ臭い!あっち行って!とかいう娘として、女性としての発達”あるある”を経験することなく、成人したので… 私の中では、
年配の男性=大体は親切なおじちゃん化
しているのが問題なのではないだろうか・・・?というのは、アメリカでも、カフェで食事していたら、隣の男性が話しかけてきたので、?と思ってテキトーに返事していたら、周りのアメリカ人が、「この男性は卑猥なことを言っているんだよ」とか教えてくれたことがあるからだ。英語力がなくて、いまいちなんかよくわからなかったので、日本人らしく礼儀正しくしていただけなのだが。
自分が豊かに女性性を持っているときに、それを素晴らしいと賛美してくれる男性たちのうち、
恋人にしたがる人→ お断り 父親役になって盾になってくれる人→募集中
みたいなことになっているのかもしれない…。
■ 過去の経験
成熟している男性性を持った存在として父親を頼るが、頼れない感。
パパ―!と頼る赤ちゃん → 未熟な男性性により、溺死させかけられた
ビレイして~!と頼る新人クライマーの私 → 未熟な新人クライマーは私を落とすので、別の成熟したベテランを頼るが、なんと頼れない…
ビレイして~と頼る私 → 女性クライマーは頼れた。たぐり落ちも、停めてくれた
一緒に登ろう~と対等の関係性で年下男子とマルチに行くが…→ 弟格の先輩、つまり先輩だけど年下。でも頼れない…。ロープがアップされない。結局、彼のしりぬぐいクライミングをすることになった姉のワタクシ…。
■ モテがあだに
たぶん…私はクライミング界で、どちらかというと、モテモテだったのです…。
しかし…、そのモテと同程度に魅力的な相手がいなかった上、対等の関係性として見たときも、対等に返礼してもらえなかった… 私がスキルや資源リソースを出す一方でした。
私がふくらはぎの肉離れを起こした岸良のクラックは、私の車で行き、運転も私で、相方はただ座っているだけでした…。そんなお手盛りクライミング旅行で、怪我をしたのに、何にもしてもらえなかった、パートナーとしての”最低限の保険”にすらなってもらえなかったのです…。無能というか、高齢化でしょう…
同じ岸良へリベンジに行きましたが、その時、3人も、4人も、男性メンバーはいましたが、どの人も、私にビレイを申し出ず。1本も登ることなく、その地を去る羽目になりました。最も長くコンビを組んでいた男性クライマーは、私を捨てました。重大な裏切り行為をしたと彼も自覚があったようで、焦った調子で、のぼってやってもいい、みたいなことを言っていました。そういう言い方が、せいぜい彼ができる精いっぱいなのだ…と失望し、こんな奴ならいらねーと思いました。私はパートナーとして、彼にしてやれる最大級のリスペクトを与えて、しりぬぐいでしかないフォローもやってあげた(白亜スラブ)ので、そのお礼はないって意味でした。
その後、さらに泥を塗るかのように、貸したものを返さない、などのかなり失礼な事件が起こりました…いや~人間性の卑しさがにじみ出ているようなセリフを多数彼は吐きました。
そうしたことは、投影なのかもしれません。あるいは先祖が私を守るために彼を遠ざけようとしているとか…
女性のクライミングパートナー候補で、未熟な女性性を出してきた人…甲府時代は何人も女性で組みたがっている人が来ましたが…とは、ジムで登った後、うーん?と思案して、一緒には登れない、と判断して全部お断りしてきました…。正解でした。
■ 性格の弱さはリスクです
福岡でも、クライマー女性も同じでした…。今、クライミングガイドになっているア〇さんも、そもそもリスク管理ができていないと感じたのです。一緒に登ると、巻き込まれ事故になりそうで、お断り。三倉に行ったとき、事情を分かっていない男性クライマーが私と彼女を引き合わせようとしましたが、えー?やだよーって感じでした…。彼女の狙いは私のカムではないか?と思っていました(笑)。九州では人のギアで登るのがNG判定されていない。
それに、どういうクライミング内容の人なのか、すでに知っていました。着ているウエアがパタゴニアでシャイン割引きで買えると自慢するような…え?!な感じの幼稚な態度だったので、なんか感情面で反応している…と思って、リスクを感じました。嫉妬や負けん気などの、初歩的な感情で動かされているような未熟な人格だと、クライミングでリスクになる…
師匠の青ちゃんが、韓国で、韓国人クライマーに「日本人クライマーは登り方がダサい」と言われただけで、躍起になって、普段の登り方を変え、墜落して10m。かかとを骨折していました… そんな奴ほっとけばいいのに。それに日本人クライマーは、って…自分のこととなぜ思うのでしょう?
同じことで、知性があっても、性格が弱ければ、リスクになるのです。
■ 裏切られ経験を積んでいるところ
男性のクライミングパートナー候補は、大体、年下男性が多く、弟って感じですが‥頼りにしても裏切られた…という経験になった。
九州でのクライミングは、
父親は、もはや頼りにならずもうろくしており =山岳会は高齢化で当てにできず
弟は、そもそも頭が悪すぎて頼りにならない =若手の会は自分より頼りない…
…という挫折経験になった。
■ 私の中のインナーチャイルド
私の中のインナーチャイルドは、「パパ―(><)!助けて―!!」と泣いている、3歳以下の幼児の女の子の子供なのでしょう…
だから、年配の相方が、山に同行したときに、ご飯を作ってくれると…
なんかときめきを感じました(笑)。
山でのご飯なんて、自分でも作れるし、対等の関係でいるだけの能力自体はあるのですが…
作ってくれると嬉しい☆みたいな感じでした。
■ まとめ
いや~ほんと、えらい目に遭ったよな~
まだ、ドラマに引きずり込まれる感は終わっていません…
今も、ドラマ真っ最中な気がします…。私はどうしたら、本来の自分を取り戻せるのでしょうか?
これは、7年前のものですが、私の人生で数少ない自分を取り戻した瞬間(抑圧がない状態)に、ニュージーランド人のエマがハッとして、わざわざカメラを取りに行き、大急ぎで、取ってくれたものです。
これが本来の私なのです… この私を私は救おうとしているのです。服も高価なものは着ておらず、ニコニコしているでしょう。クライミングすらしていません。でかい葉っぱを持っているだけ。豪華な宿に泊まっているわけでもないです。
なぜ、こんなささやかな幸せを得ることがこんなにも難しいのでしょう???
■クライマーはクライミングだけしていたら幸せ…だけど…
でも、そうなると、どういうことが起るのか?
ラオスでもそうですが、地域経済への貢献が、お留守になってしまうのです…。
ラオスでは、地元住民の反感を買って、実は3回も放火されているんですよね…(汗)。
これは、やはりクライマーの側が地域とのコミュニケーションをおろそかにした、というツケを大きな形で払ったということかもしれません…。
北杜市は、実は、他の地域と違い、かなり特殊な場所で、クライマーがいなくても、東京方面の人の移住先として人気があり、地元は、そのことを苦々しく思っている節があります。もともと地元の人と移住者の軋轢が…なんか、根深いんです。
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/01030759/?all=1&page=3
https://renoup.co.jp/blog/hokuto-city-immigration-worst/
https://www.mag2.com/p/news/377638/5
多分北杜市だけが特殊です。
というのは、私は、5自治体に九州では同じ提案を提案してきました。
どこの自治体も好意的で、移住するなら全面バックアップするよ!という感じでした。
特に宮崎の日之影や長崎大村、大分八面は積極的です。長崎大村なんて、家もくれそうな勢いでした。(だけど私はアイスのクライマーだからアイスクライミングが、できない土地には移住はできません…)
日本国全体を見ると、やはり最初に
(クライミングによる、アウトドアアドベンチャーツーリズム)
で
”クライミングによる地域おこし”
に取り組むべき岩場は、瑞牆・小川山だろうと思います。
しかしながら、北杜市の地域おこし協力隊制度の制度利用は難しいようでした。九州の地方都市ほど、底をついていないのです。なんせ東京のお隣なんで。
■ 小川山はすでに起こされた後…
すでに小川山は地域おこしされた後で、川上村はレタスの収入で十分以上の収入があります。川上村の図書館に行けば、村おこしの本が出ています。あと川上村について言えば、外国人研修生の労働搾取で、世界的機関に告訴された歴史があり、黒歴史があるので、外国人ということには敏感かもしれません。
また海外クライマーは、すでに小川山のことはすっかりなじんでおり、
怖い岩場
として有名だったりします。私はなんと、シンガポールのクライマーに
小川山って超怖いですよね~
と話しかけられたりしました…(汗)。
■ 瑞牆クライマーの会は、ローカルクライマーでもなければ、地域住民でもない
瑞牆クライマーの会は発足はされているのですが、東京のクライマーが作った会であり、山梨県民、つまり、地元クライマーの会ではない、という問題があります。東京のクライマーには、山梨の地元の事情は分からない…。
地元生まれのクライマーも地元にはいます。昇仙峡開拓団の時代からのクライマーや、私の山岳総合センターのリーダー講習で講師を務めてくれた高橋さんも当時を知るクライマーで、小川山の開拓者リストにも載っています。
地元に根付いてきた人は知っているかと思いますが、山梨では、まだ無尽があるのですが、無尽に私の父くらいの世代は、5つも6つも入っており、地域の活動がそこで繰り広げられる感じです。
私の成功体験だと、クライミングにこだわらず、
ブドウの収穫の手伝いや、桃の摘果など農作業の手伝い、
芦安ファンクラブでの登山道の整備活動、
今だと花谷さんがやっている山守隊登山道の整備活動などの
社会貢献活動の担い手募集窓口になる、
というのが期待される役割かなと思います。
そうしないと、
地元に落としていくのは、うんこと事故だけ、
という現状を打破できないというか…。実際にも、その通りで、
地元に住民票がない人は住民税を払っていないので、消防や警察は山梨のを使い、税金は東京に収めています、
みたいなことになってしまうんです…
それで、家も借りるだけで、
地域のごみ掃除にも出ません、
草刈りの日も仕事でいません、
ということになると…。地元の人の目線は厳しくなります。
都会からは、こんな大事な会議の日に、地域の用事で欠席かよ!って、想像もできないのは、私も都会からの移住者だったので分かるのですが…。夫が地元採用の社員がすぐ休むので、非常に困らさせられていました…しかし、地域生活のほうが仕事より重要なのです…山梨県民には。
大家さんが、私の同居人になってくれる方が通勤がある、というと、組長さんに報告しなくては!と相成った理由です。
山梨の集落の場合、組長というのは絶対的権力者で、その日に仕事が入っていても、組という地域の行事…例えば、突然のお葬式など…に人手という意味で、出ないと、一生干される、孫の代までねちねち言われる…くらいな重要度なんです。もちろん、地元でどれくらいの濃度で人間関係があるか分かりませんが…
アパートだと多少、よその人として遇されていると思うので、お目こぼしをもらっているのかもしれないと想像します。
というような事情があり、私のほうも、取り組みには、覚悟が必要だというので、できるだけ多方面から支援を得たいと思っています。
ラオスでも、山梨でも、地域の事情は同じです。産業化や雇用創出を求めているのです。
クライマーが楽しいから登っている、というだけでは…お子様…が増えるだけで、養う口が増えるだけ… 小鹿野でもこれが問題で、クライマーはクライミング以外をしたがらない、という問題がありました。クライミングって特にアウトドアだと無料の活動なので、ジム運営と違って、一円も地元には落ちませんよね? ジムには1700円も支払えるのに、岩場には駐車場代の300円でも高いって、どーゆーこと?となりますよね?そりゃそうだ…
じゃなくて、地元が欲しいのは、地域に貢献してくれる、ということなのです…
各クライミングスタイルにおけるキャリアパスは、その分野の技術、経験、目標に応じて異なります。それぞれのクライミングスタイルに特化したキャリアパスを以下に示します。
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## **1. アルパインクライマー (Alpine Climber) のキャリアパス**
**特長**: 高山地帯での登山とクライミングを組み合わせ、厳しい自然環境での適応力が求められます。
### 初心者段階
- 基礎登山技術の習得(歩行技術、基本的なロープワーク)。
- アルパイン環境での初歩的な経験(雪山、低高度の氷河歩行)。
- 地元の山岳会に参加して知識と経験を蓄積。
### 中級者段階
- 雪崩リスク評価や天候判断能力を習得。
- 氷河歩行、アイスクライミング技術を向上。
- 3000~4000m級の山での実践登山経験を積む。
- 自立して登山計画を立てられるようになる。
### 上級者段階
- 世界的な高峰への遠征(6000m~8000m級)。
- 高度な氷壁・ミックスクライミングルートの挑戦。
- ガイド資格(例: 国際山岳ガイド資格 IFMGA)の取得を目指す。
- クライミングスポンサー契約や講師としての活動。
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## **2. アイスクライマー (Ice Climber) のキャリアパス**
**特長**: 氷壁や凍結した滝を登る専門技術が求められる。
### 初心者段階
- インドアクライミングで基礎体力と技術を習得。
- 初歩的なアイスツールの使い方を学ぶ。
- ローカルな凍結滝での簡単なルートを体験。
### 中級者段階
- スクリューの使用やビレイ技術をマスター。
- 複数ピッチのアイスルートに挑戦。
- 氷や条件の変化に応じたリスク管理能力を習得。
### 上級者段階
- 難易度の高いアイスクライミングルートの攻略。
- 氷壁の新ルート開拓。
- アイスクライミング競技会への参加。
- スポンサーを得てアイスクライミングを普及する活動。
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## **3. ロッククライマー (Rock Climber) のキャリアパス**
**特長**: 岩壁を登ることに特化し、自然環境でのルートを攻略。
### 初心者段階
- インドアジムでボルダリングやリードクライミングを練習。
- 基本的なホールドの使い方とムーブを習得。
- 安全確保(ビレイ、墜落防止技術)の練習。
### 中級者段階
- 自然岩場でのリードクライミング。
- 各地の有名クライミングスポットでの経験を積む。
- グレード 5.10~5.12(YDS基準)に挑戦。
### 上級者段階
- 高難易度のロッククライミング(5.13以上)に挑戦。
- ビッグウォールクライミング(例: エルキャピタン)を経験。
- クライミングインストラクターやコーチとして活動。
- 新ルートの開拓とガイドブック執筆。
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## **4. フリークライマー (Free Climber) のキャリアパス**
**特長**: ロープやギアを安全確保のためだけに使い、純粋な身体能力で登ることを重視。
### 初心者段階
- ボルダリングで基礎的なムーブと筋力を強化。
- シンプルなスポーツクライミングルートを経験。
- クライミングの倫理(例: ノーチッピング、ノーボルト)を学ぶ。
### 中級者段階
- リードクライミングでオンサイトやレッドポイントの目標設定。
- ヨセミテやカラコルムなど、歴史的なルートに挑戦。
- フリーソロの入門的なルートを慎重に試みる。
### 上級者段階
- 高難易度のフリーソロクライミング(例: アレックス・オノルドのような壮大な挑戦)。
- 高グレード(5.14以上)の自然ルートで成果を上げる。
- フリークライミングの普及やメディア出演。
- スポンサー契約やクライミング映画への出演。
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これらのキャリアパスは、個人の目標や興味に応じて組み合わせたり発展させたりすることが可能です。それぞれの分野で地道な努力と挑戦を重ねることで、プロフェッショナルな道が開かれます。
■ リードで安全に取り付ける岩場がない場合の修正プラン
日本では、初心者が安全にリードクライミングを学ぶ環境が限られています。そのため、室内ジムや適切なステップを踏んだ練習プランを組むことが重要です。以下は、新人がリードクライミングを安全に習得するための具体的なプランです。
目標: 安全な環境でリードクライミングの基礎を習得する。
インドアリードの練習
基本技術の習得
模擬的なリスク練習
目標: 自然の岩場に慣れつつ、安全に外岩での経験を積む。
トップロープ専用エリアでの練習
外岩での基礎習得
目標: 簡単なリードルートでの実践を通じて自信をつける。
適切なルート選び
経験者の同行
目標: 緊急時の対応能力を身につける。
レスキュー技術の学習
ルートセットの技術
目標: 専門家のサポートを受けながらスキルを向上させる。
リードクライミング講習会
リード専用ジムの活用
目標: 安全を第一にしながら、自信と技術を高める。
グレードを段階的に上げる
経験の共有
以上のステップを踏むことで、リスクを最小限に抑えつつ、安全かつ効率的にリードクライミングのスキルを身につけることができます。
■ 山岳会が衰退し当てにできず、クライミングガイドがクライミングを教えないでトップロープを張るだけの場合の修正プランを示してください
山岳会の衰退や、クライミングガイドが単にトップロープを張るだけで教育が不足している状況では、初心者が自力で知識と技術を習得しやすい環境を整える必要があります。その場合の修正プランを以下に示します。
目標: 必要な知識や技術を独学で学び、安全性を確保する。
目標: インストラクターがいなくてもジム環境を活用してリード技術を練習する。
リード専用エリアを活用
リード練習会を自主開催
目標: 外岩でも自主的に安全を確保しながらリードクライミングに挑戦する。
トップロープで外岩に慣れる
自主リードルートの設定
経験者とペアを組む
目標: 山岳会やガイドに依存しない形で学びを続ける。
オンラインクライミングコミュニティに参加
共通の目標を持つ仲間を見つける
目標: ガイドや講習を利用できない場合の代替手段を確立する。
セルフレスキュー講習の受講
国外リード講習への参加
地元でリードを教えてくれるインストラクターを探す
目標: 環境に左右されずにクライミングを安全に続ける。
現地でのリスク管理
フォールに備えた計画
目標: 初心者レベルを超えて自主的に技術を磨く。
チャレンジ目標の設定
地域コミュニティの復活支援
ガイドが技術指導をしない状況であっても、上記のプランをもとに独自の学習環境を構築すれば、初心者でも安全にリードクライミングを始めることができます。仲間との連携や自主的な努力が鍵となります。
■ 安全祈願
自然農の友達の田端さんに教えてもらって
久しぶりに縄ない♪
素敵なしめ縄を作りました☆
その後、通山珈琲へ…。
楽しく男子とおしゃべり。
今日は赤ちゃんが二人も来ていました☆
■ 深く傷ついている
最近、
自分が深く傷ついているのだ…
…ということに、やっと自覚を深めています。
傷の深さは? 人生が左右されるくらいです。
私は子供時代がとても過酷だったので、抑圧が強く、抑圧自体に気が付くことができないくらいなのです。
抑圧が外れたら、一体どうなってしまうんだろうかな…好きに生きたら、ということですが。
■ 我慢による愛
最近のマイヒットは、自分の
愛情表現が我慢
である、ということ。我慢すること=愛、になってしまうと、相手は、私に愛されているということを知るために、我慢を要求してきます。
実際クライミングでも、我慢しろ、と言われたことが…。え?!趣味なのに我慢しろ?
ということで、これは母という病でした。
私は、幼少期、母を愛するあまりに、子供としてのニーズを捨てて(我慢して)、母に利便(留守番し、兄弟の面倒を見るよい子のお姉ちゃん)を与えてきたからです。まぁ、そうしないと家が回らない…という現実が起った時に、その現実が良く見えるくらいに年が行っていたので、子供の私は、そうする
幼児決断
をしたためです。死か、この我慢を選ぶか?のどちらかの選択だったのです…。
しかし、思春期に入り自立の時になった時、もはや我慢に意味がなくなり、母の元を去りました…。
我慢の限界=別れが来ることになる。
利益与え + 犠牲払い = 愛
https://youtu.be/oSysZPKPLEg?si=pivQkscQaqYwOjj1
どうも、これをうさぎ化というらしいです。
動物のウサギも好きですが、まさか自分がうさぎ化していたとは!
■ これがナルシストだけがのさばる理由なんだろうなぁ…
これは先輩との対話の事例です。
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図々しい人で、自分で登りたいルートを決めて、一緒に登りましょうと、頻繁に電話をかけてくる女性がいました。自分ではどこもリードできないのにです。ガイドのお客になったほうが良い人です。
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私にも、実は海外のクライマーでそういう人がいました。「どこを登るの?」と聞いたら、
みんなの後ろをついていく
という返事でした… しかし、小川山瑞牆で、みんなの後ろ、ってのはないので…
日本ではそういう登り方ではないよ
と教えたら、びっくりしているようでした。
甲府の知り合いに聞きましたが、相手できないということだったので、
何もヘルプはせずに帰国させました(笑)。わざわざ日本に来たのに、誰も登ってくれないなんて気の毒だけど…。仕方ないですね。
■ リードしながら成長できない日本の岩場の作り
自分がどこかをリードできるようになるまでは、古いクライマーのみなさんは、どうやって習得したんですかね?
私は以前、師匠の鈴木さんとアイスで中津川へ行ったとき、ガイド費用を請求みたいな感じで、ご飯をおごらされたことがありました(笑)。今では良い思い出ですが…。そこ、鈴木さんの希望で行ったのにも関わらず、という私の側の認識でした。誰が連れて行って、誰が着いて行っているか?という問題は、ややこしくて、この時も、「どんなルートが好きですか?」と言われ、「癒し系」と答えたら、中津川になりました。その経緯から、
私の中では、そこは鈴木さんが行きたいところ、
鈴木さんの中では、私が行きたいところ、
と互いに相手が行きたいところ、となっていました。
■ 順繰りのステップアップ、”山には段階がある”が、明示的に示されていない…
自分で行きたい!というルートが、今の人はないのですが…。
九州では、私は根子岳に行きたい!というのが、アルパインを志す人が、怠け者と思われないために必要な発言のようでした…本当に行きたいのではなく、そういう風に言わないと、アルパイン人種だと認知されないって意味です。アルパイン=怖いもの知らず、って意味。
(余談ですが、一般登山からスタートした人が次に学ぶべきスキルは、読図、というナビゲーションスキルであり、登攀、要するにムーブ解決力、ではないですよ)
私の後輩だった人も、だいたいルートを選べないというのが問題でした。
私自身も、上記の中津川ように最初はアイスのルートで、どこが自分一人で行けて、行ってよいルートなのか?分かりませんでした。
■ 山岳会のメンバーでも、ベビーステップで山をレベルを上げていくことができない
ただ、私がいた御坂山岳会でも、レベルに合ったルートが選べない、というのが問題になっていました。
山が好きな人の集まりでも、みなルートが選べないのです…。
山の段階を踏んだ成長というのは、伝統的に各山岳会に蓄積するものですから。伝統が途絶えると、何をしてよいか分からないのです。
■ 新しい人はステップアップというアイディアがない
山にブームのために入ってきた、新しい人は、たぶん、ステップアップという発想がなく、みんないきなり、です。
アウトドアのリスクは、段階的にステップバイステップで、上げないといけない、というのが分からないのではないかな?と思います。でも、行ったことがなければ、分からないのが当然だし…
私は、一般登山出身で、バリエーションルートまで来たクライマーですが、一般登山のルート選択でも同じで、みんな、遠見尾根で登る五竜とケーブルカーで登れる唐松岳を同じと考えてしまうんです。
なので、問題はグレーディング、という概念が周知・徹底されていないことにあるのではないかと思います。
そのグレーディングの中でも、
標準コースタイム
というのが問題で、”普通の人なら、2時間”と言われたら、
みんな、誰にでも2時間だと思う
けれど、実際は、4時間かかる人もいるし、6時間の人もいる。で遭難。
UIAAは、標準コースタイムという日本独特のシステムが、まずいと考えています。全員どこにもない”標準”に振り回されている。普通と自分を比較して、自分が普通より下だ、と考える人はほとんどいません。考えたい人もいない。
■ これくらい登れて当然というグレード
クライミングでの、これくらいは登れて当然、というグレードの5.9も同じですよね…
どこにもない ”これくらい誰でも登れるグレード” に皆振り回されている。
で、登れない奴は、見下す。すると、結果、自尊心に傷を抱えた人ばかりの集まりになる。
お前こんなんも登れねーの! こんなんでこえーの!という虐め、と 反発に皆が囚われることになる…
■ リードの取り合いになる
私は、男性二人を韓国インスボンに連れて行ったことがありましたが、無料の観光ガイドでした…あれは疲れた。
大体、男子はリード”しか”できない。
とりつきまで連れて行って、はい、どうぞ、としないとどこも登れないというのが男子。
リードしたがるか?したがらないか?で、自立しているか?自立していないか?を切り分けると、結局、自分がリードするだけで、相手のビレイヤーをしないナルシストだけが残ります。
あの時のインスボン、私は膝を脱臼している、というのに、全く配慮がなく、相手が登りたいところをビレイさせられ、旅行手配は全部、私がして、連れて行ってあげた上に…行きたいところには行けない山、だったので、くたびれ損で、何も得るところがありませんでした。
だから、たぶん、自発性とか主体性という物差しで測ると、そうした資質が行き過ぎた人=ナルシスト、というタイプだけが残ることになるんではないですかね? 主体性の行き過ぎは、自分勝手、ということです・・・
インスボン、まさにリードしかできない人と、リードする以外はすべての能力がある人の組み合わせでした…。
助け合いなのか?共依存なのか?は、相手が自立しようとしたときに協力関係になるか、自立を否定するか、で分かります。
私がリードを取りたいと言ったときに私を捨てる人は、依存していた人です。交換条件で、依存できなくなるから、私が自立するのが嫌なのです。
■ ダメな人でもそのうち成長してくれる?
成功事例が一件あります。
山岳会にいたころ、私を引っ張り落すようなビレイをしていた人がいましたが…、今はちゃんとしていそうです。
ビレイは、落ちた人をキャッチしないと習得できないんだよ~と教えてやっとわかったようです。リードするのも全部Aゼロの人で、それがクライミングなんだよ、と教わったのは九州で、みたいでした。
■ 講習会→会発足がいい路線?
今は講習会上がりの会が、良いのではないかと思います。
私も、故・吉田さんの講習会で知り合った人とその後登ったりしました。
■ まとめ: ガイドを使わず、新人が自分でリードできるようになれる安全な岩場がない
日本国内には、ガイドを使わず、クライマーが自分でリードできるようになるまでの時期を安全に過ごせる岩場が、ありません。
私は、自分で登りたかったので、海外が突破口だと気が付いたのですが、それが日本国内にないのが、混乱の元であり、課題だと思います。
最近、山と渓谷がやっている、テストピース選択に関西の斜陽が書いてあり、
ああ、あれは私への当てつけ、だな~とピーンと来ました。
斜陽は、たしかに5.9ですが、同じ個所で落ちる人が多く、6件も重大事故が起きているそうです。
まともな先輩がいたら、5.9しか登れない人には、斜陽を勧めず、別のルートでもっとボルト間隔が近い5.9を勧めるでしょう。
そんなこと、クライミング歴が浅い新人が知っていると思いますか?
知らないですよね。トポには、どこにもランナウトが激しく、6件も重大事故が起きているルートです、とか書いていないです。
初心者が、岩場のあれやこれやを学びながら、自分と同レベルの人と切磋琢磨しながらでも、リードで登れる岩場というのは、国内岩場には、存在しないです。
そこが一番の日本の岩場問題ですね。
新人さん=子供と一緒ですよ 知らなくて当然のことを知らないことで人を責めることはできないです
日本のクライミング界におけるアクセス問題は、多くの場合、クライマーと土地所有者または管理者との間での利害関係や環境保全の懸念から生じます。この問題の核心と考えられる点、そしてそれに対する解決策を以下に述べます。
土地所有者とのトラブル
多くのクライミングエリアは私有地や地元自治体が管理する地域にあります。無断での立ち入りや不適切な利用(ゴミの放置、騒音、トイレの問題など)が、土地所有者の反感を買い、アクセス禁止に至ることがあります。
環境保全の懸念
クライミングエリアの過剰利用による岩や植生の損傷、自然環境への影響が問題視されることがあります。特に絶滅危惧種の保護や生態系への配慮が欠如している場合、利用制限がかかることがあります。
地域住民との摩擦
駐車場の不足や騒音、地元住民とのコミュニケーション不足が、エリア閉鎖の一因となります。
法的な整備不足
クライミングが合法的に認められていないエリアでは、トラブル発生時に責任の所在が曖昧になることがあります。
土地所有者・地域住民との対話と信頼関係の構築
環境保全活動の強化
駐車場や施設の整備
法的な枠組みの整備
教育と啓発
日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)
クライミングエリアのアクセス維持や環境保護に関するガイドラインを作成し、普及活動を展開。
ローカル団体の活動
各地域のクライミング団体が自主的に清掃活動や環境保全活動を行い、地域社会との良好な関係を構築。
アクセス問題の解決には、クライマー、土地所有者、地域住民、行政が協力し合い、持続可能なエリア利用を目指すことが不可欠です。個々のクライマーの意識向上と、地域社会との対話が最も重要なカギと言えるでしょう。