2025/02/07

【ChatGPT】クライマーの真の動機(ニーズ)

ロッククライミングを行う人の無意識のニーズには、以下のようなものが考えられます。

それぞれのニーズは、その人が内面的に感じている欠乏感や欲求を満たそうとする心理的背景に基づいています。


1. 自己価値の証明

  • 背景心理: 自分には価値がない、または他者より劣っているという無意識の感覚を克服しようとしている。
  • クライミングで満たすニーズ: 高難度の課題をクリアすることで、自分の価値を実感し、他者に認められる(または自己肯定感を得る)。
  • : クライミングで成功体験を積むことで、「自分はできる」「自分は特別だ」という感覚を得る。

2. コントロール感の追求

  • 背景心理: 自分の人生や状況をコントロールできていないという不安感。
  • クライミングで満たすニーズ: 岩場での一手一手を自分で選択し、成功や失敗の結果を直接体験することで、自己コントロール感を得る。
  • : 「ここでは自分の努力だけが結果に直結する」という感覚を通じて、日常生活の不安を解消する。

3. 挑戦による成長欲求

  • 背景心理: 停滞感や「自分はもっと成長しなければならない」というプレッシャー。
  • クライミングで満たすニーズ: 高度な課題に挑戦し続けることで、自分が進歩しているという実感を得る。
  • : より難易度の高いルートをクリアすることを通じて、「昨日の自分よりも今日の自分は進化した」と感じる。

4. 非日常の逃避 (現実逃避)

  • 背景心理: 日常生活のストレスや心理的な重圧から離れたいという願望。
  • クライミングで満たすニーズ: 岩場での緊張感や集中状態に没頭することで、普段のストレスから一時的に解放される。
  • : 「クライミング中は日常の問題を考えなくて済む」という心地よい没入感。

5. 達成感と成功体験の渇望

  • 背景心理: 成功体験が少なく、自信が不足している。
  • クライミングで満たすニーズ: 明確なゴール(完登)を達成することで、達成感と自己肯定感を得る。
  • : 自分で設定した目標をクリアすることで、「やればできる」という感覚を育てる。

6. 孤独感や疎外感の克服

  • 背景心理: 他者とのつながりを感じたい、または孤独感を埋めたいという願望。
  • クライミングで満たすニーズ: クライミング仲間との共有体験や協力関係を通じて、コミュニティへの帰属意識を得る。
  • : クライミングジムで他者と情報交換をしたり、成功を共に喜ぶことで、つながりを実感する。

7. リスクを通じた自己再発見

  • 背景心理: 自分の限界を知りたい、または自分に新たな一面を見つけたいという欲求。
  • クライミングで満たすニーズ: 恐怖や困難に直面することで、自分の強さや可能性を再確認する。
  • : 怖いルートを登りきった後、「こんな自分でもこれができた」という自信を得る。

8. 他者からの承認

  • 背景心理: 他人からの評価や認められたいという願望。
  • クライミングで満たすニーズ: 成功体験を他人と共有することで、「すごいね」「よく頑張った」といった賞賛を得る。
  • : SNSに成果を投稿したり、仲間からフィードバックをもらうことで満足感を得る。

リスク

  • 過剰な自己同一化: 「自分=クライミングの成績」と感じてしまうことで、失敗時に大きな自己否定感を抱く。
  • バーンアウト: 他者承認や自己価値のために無理をし続けることで、精神的・肉体的に疲弊する。
  • 他者との比較のエスカレート: 他人の成績や成果を過剰に気にし、自分の進歩に満足できなくなる。

セラピーの方向性

  • 自己受容を促進: クライミングの成果に関わらず、自分自身を認める練習を行う。
  • 内発的動機づけの強化: 他者承認ではなく、自分の楽しさや満足感を行動の基盤にする。
  • ストレス管理: クライミングをストレス解消手段として利用する際、適度なバランスを保つよう支援する。
  • 新たな視点を提供: 成果だけでなく、クライミング自体のプロセス(自然を感じる、集中することの楽しさ)を評価するよう働きかける。

クライミングを行うこと自体が悪いわけではありませんが、その背景の真のニーズを理解し、健康的な方法で取り組むことが重要です。

進化を止めていることが、誤解の原因では?

2年前に、北海道の名寄にある図書館で「北海道の登山史」という本を読んだ。

その中に、山梨時代にアイスやミックスをご一緒した伊藤仰二さんの、中川さんとの登攀記録が載っており、伊藤さんを思い出して、驚いた。そういえば北海道にいたんだよなぁ。彼。  (2003年の記録)

その後、秀岳荘で「ロクスノ」を見ていたところ、九州のアイスクライミングが特集されていた。WI5(2018年)も紹介されており、「九州にもこんなルートがあるのか」と新鮮な気持ちになった。

一方で、M5に関する記述があり、「将来的には国内最難を登るような動きも出るのではないか」という予測も書かれていた。  

ただ、最近のクライミング界の動向を見てみると、海外ではD15など、非常に高難度の課題が注目されているのが現状である。

M5といえば、実は昨今では、入門レベルに位置づけられるグレード。

例えば、私も初めて体験したミックスルートがM5だった。そこは、クリーンに登れた。
だから、フリーで私は5.9、10がオンサイトくらいの実力であり、それくらいの人が、クリーンアウトできるくらいの難易度がM5だ。  

このことから考えると、九州では過去の記録に書かれていた時代から、少し進化が途絶えているように感じる。

当時はM6やM7が最難と言われていた時代があったかもしれないが、それはもう20年以上前のことである。  

まとめ: 
 本州 M8 2003年
 九州 M5 2018年 
 2025年 現在は、ショートではD15が登られている

      これ、だいぶ古そうな本だったけどなぁ。20年は立っていそうだった。

     M5を年に数回登っても、何年たってもD15は登れるようにならないと思う

必要なのは、これでは…? 

■ 傲慢の6段階心理傲慢に気づき傲慢を治すまで

2025/02/06

他にも良い標語があればお寄せください

 ChatGPT様に発案してもらいました。

1. 成長の過程を大切にすることの価値

標語: 「登る喜びは、成長の中にある。」


2. 挑戦とリスクのバランス

標語: 「リスク予知の無い挑戦は、ただの無謀。」「度胸は必要だけど、度胸だけの人はちょっと…」


3. 自己満足と楽しさ

標語: 「クライミングは自己満足。」


4. 多様性と視点の広さ

標語: 「クライミングの価値は一つじゃない」


5. メンタルの強さとバランス

標語: 「心の余裕が、高みへの鍵。」「バカと煙は登りたがる」「取れるところで取らないプロテクションはカッコ悪」


6. 持続可能な成長と自己肯定感

標語: 「クライミングは、プロセスを楽しむ。」


総括として

標語: 「クライミングは、自分と自然、そして未来をつなぐ旅。」

                指導せず、ほっとくとこうなります!


偏差値74→50への時代的な変化がクライミング事故の根本原因かもです

 ■ クライミングには知性が必要です

大変に傲慢で、下世話な話で、本当に申し訳ないのですが… クライミングで、

・アクセス問題が起きたり…

・死亡事故が起きたり…

・えっ?!っていう凡ミスでの死が起きたり…

しているのは、たぶん、今の時代の平均的なクライマーの知性が下がっているからではないか?

と思います。

つまり、以前の教え方では、

 言わなくても分かってくれた

ことを、今の平均的なクライマーには、言わないと分かってくれないのでは?

と昨日の乾徳山の事例を見て思いました。動画を見た視聴者の側が、知識がなくて、あれを誤解してしまうのは、知性の問題ではなく、知識があるかないか?だと思いますが…。

私の直前のパートナーは、出身大学の偏差値が50だったので、18歳時点で偏差値50の人というのは、知的レベルで言えば、全く普通、って意味です。

その人で、10年も登っていて、ロープが足りるか、足りないか?の単純な足し算ができないんですよ?

これでは、日本人全体の知性の平均が、リードしながらロープ長を考えるという知的ゲームをするために、知力が足りていないって意味になります。

■ 平均的な能力人にリードさせてはいけない vs 誰でもリード

昔のアルパインでは、平均的な知力や能力の人にリードを取らせなかったんではないかと思います。つまり、トップを務めるというのは、選ばれたリーダーだけがやる責任だったはずです。

ところが、フリークライミングの時代になったら、誰でもリードです。

フリーのリードに必要な責任能力は、自分のけつを拭けるだけ、です。

ところが、アルパインのリードに必要な責任能力は、パーティ全体の命を預かるアンカーを作れるかどうか?です。

これだけの責任の差があるにも関わらず、あまり意識されることなく、

 じゃ、君が一番登るの、上手だから…

とリードを取らせるというのは、問題ですね… フリークライミング能力が高くても、アルパインでリードを取れるかどうかは別です。

フリークライミングが上手な人に任せられるのは、突破担当、だけです。

特に難しい箇所だけを彼には任せて、ルートの全体のリーダーシップを任せるのはやめましょう。

リーダーシップを取るに足る能力がない、からです。

昔はみんな大学山岳部だったのです。山岳部で有名な大学は、みんな賢い大学。

偏差値74の人は、教えられなくても、先読みして、これはヤバイなぁと気が付きます。なぜなら、頭が良いからです。

その人たちは、それが自然なことなので、相手がロープ長を計算していないとは、まさか思いもよらないわけです。

これが盲点になって、現代のアクセス問題、岩場での事故が起こっているのです。

分かっていない側は、分かっていないから何が分からないか自己申告することすらできない。

したがって、出来ている人の側が、心を仏にして、

 「もしかして君はロープ長を計算しながらリードするってことを学ばないで10年登り続けてきてしまったのかな?」

と相手を慮ってやらないといけないのです…

つまり、「君子危うきに近寄らず」では、問題は山に積みあがるばかりで、山から泥を少しでも積み下ろすには、

 「もしかして君が分からないのは ○○ってことかな?」

と相手を推測して、なおかつ、メンツも立ててやらないといけないのです。

これがクライミング界には必要ですが、逆に、「お前こんなこともできねーのか?」とやってきてしまったんですよ…長年。

だから、拗ねて、上の方のやつら・・・クライミングインストラクター協会やらJFAやらですが…が言うことは、

 聞いてやるもんか!

と インナーチャイルドが拗ねているんですよ。

ここでChatGPTにお尋ねしましたら、次のような返事でした。

1. 共感を示す

まずは、「これまでの態度が辛かったよね」という気持ちを認めてあげることが大事です。たとえば、
「今まで、きつい言い方ばかりされて、嫌な気持ちになっていたよね。それは本当に大変だったと思うよ。」
というように、相手の気持ちを理解し、共感を言葉で伝えます。

2. 相手を責めずにリフレーミングする

相手の「拗ね」を否定せず、それを別の視点で解釈できるようにします。たとえば、
「『聞いてやるもんか!』って感じるのも無理はないよ。でも、それって、自分を守ろうとしている証拠だよね。それだけ真剣に向き合ってきたんだね。」
と、拗ねている気持ちをプラスの意味で捉えます。

3. 小さな信頼関係の再構築

いきなり大きな変化を求めるのではなく、小さな成功体験を共有して信頼を取り戻すようにします。たとえば、
「一緒に少しだけ試してみない?君が分からないと思っているところから、俺も一緒にやってみるからさ。」
と、対等な立場で協力を提案します。

4. インナーチャイルドを癒す態度を維持する

「責める」のではなく、「一緒に乗り越えよう」という姿勢を常に持ち続けます。言葉にすると、
「過去のことは置いといて、これからどうしたらもっと楽しくやれるか一緒に考えよう!」
と、未来志向で建設的な対話を進めます。

一言で言うと?

「責めずに寄り添い、相手の気持ちを認めつつ一緒に進む。」

2025/02/05

緊張感のない人たち…マッチポンプ型クライマー

私とは何の関係もありませんので、念のため。

https://youtu.be/xuTHpNKbA6c?si=izZqk6lky3rghvn4

■ 乾徳山旗立岩中央稜

って、今後バリエーションをやりたい人の、入門的ルートになっています。

入門ルートなので、当然、こんな岩ごとバッコンみたいな場所はないです。

この人たちが同じルートを登ったのかどうか知りませんが、私はルート研究してから出かけましたので、こんなところ、全く見覚えありません。

ハーケンは目安です。プロテクションとしては使わないですよ。そもそも。

■ この動画を見た人はどう思うか?

すごーい。熱い人たちね~ 難しいこと、命がけのことをしているんだね~と思うでしょう…。

いや~、最初からルート間違っていたり、ハーケン連打してあるのに無視して進んだりすれば、そりゃルーファイミスで、変なところ迷い込みます。

そもそも、ルートファインディングが山では核心で、

 弱点 = もろいところ = 避けるところ

って場合も往々にしてあり、その見分け方を学ぶために、日ごろは、沢だの、そこまで難しくないルートでリードしたり、もろそうと思ったら、トップロープにしてみたりして、

 

 母なる大自然との付き合い方


を学ぶわけです。これ、ヒントだらけで、ここルートとは、ちゃうんちゃうん?って感じなのに、そのまま進んで、終に落ちて終わるって、いうのが謎。

なんか『日本登山大系』の記述や、『チャレンジアルパイン』の記述と違うなぁ、似ていないなぁと思ったら、引き返しましょう。

私は沢登りで、なかなかF1出てこないね~と言って、本流だったことがありました。

最近のフリークライミング人種は、山の中でいろいろ迷って(つまり、試行錯誤して)、ルートを探し出す、ということを、効率が悪いからと嫌い、もうすでにルートの場所が分かっている人に、ここですよーと連れて行ってもらうのを好みます。

それは、フリークライミングの登り方では、ズルではありませんが、アルパインのクライマーなら、とっつきを探すところもアルパインの実力ですので、ズルです。

ルートを見つけられない、ルート自体を間違って取り付く、というミスに言及せず、なんか、カッコイイことをしているって動画になっている。

これは、ただ勉強不足や一歩一歩地道な努力不足の報告なんではないかと思います。

明神主稜もですが、ロープが出る箇所は1か所だけでした。私は、初心者時代はどのようなレベルでどのような状況であれば、ロープを出すべきか?という判断力を学ぶために先輩を必要としており、ルートファインディングを依存したことはありません。

それは、自分でやる、というのが、山ヤのルールです。



世界最高グレードを登れなければ俺はダメな奴だ?

 「世界最高グレードを登れなければダメな奴だ」と思っているクライマーに対して、以下のような反論を考えることができます。


1. 成長の過程を大切にすることの価値

「世界最高グレードを登ることがすべてではないよ。クライミングで大切なのは、登る過程で自分がどれだけ成長するか、どれだけ楽しむかだ。高いグレードに挑戦することは素晴らしいけれど、それだけがクライミングの価値を決めるわけではないんだよ。」

2. 挑戦とリスクのバランス

「確かに、世界最高のグレードを登ることはクライマーとして大きな達成感を得るかもしれない。でも、それに固執して無理をしすぎると、怪我や心身の疲弊を招くことがある。健康や安全を守ることも、クライミングの本質だよ。」

3. 自己満足と楽しさ

「他人と比べて『ダメだ』と思ってしまうかもしれないけど、クライミングはあくまで自分の挑戦だよ。高いグレードを登ることに価値を見出すのは素晴らしいけれど、それだけがすべてじゃない。自分が楽しんでいるか、どれだけ自分らしく登れるかが大切なんだ。」

4. 多様性と視点の広さ

「世界最高グレードを登れたとしても、それがすべてのクライマーの目標じゃないんだよ。トラッドやボルダリング、スピードクライミングなど、いろんなスタイルがあって、どれもそれぞれに価値がある。『最高グレード』が一つのゴールだと思っているかもしれないけれど、その過程でも十分に充実できるんだ。」

5. メンタルの強さとバランス

「自分を『ダメな奴』だと思うこと自体、メンタル的に良くないよ。クライミングだけでなく、どんなスポーツでもメンタルが大切だよ。失敗や限界を乗り越えるのも重要だけれど、過度にプレッシャーをかけてしまうと心が疲れてしまう。『できない自分』を許して、楽しむこともクライミングの本質なんだ。」

6. 持続可能な成長と自己肯定感

「世界最高グレードを登れなかったとしても、自分がどれだけ努力して進歩してきたか、どれだけ他のクライマーと協力して学んできたか、そういったことが大切なんだ。自己肯定感を持ち続けるためには、結果だけでなく過程を見つめることが重要だよ。」


結論:

「『世界最高グレード』を登れなければダメだと思うかもしれないけれど、クライミングは『楽しみ』と『成長』が大事なスポーツだよ。他人との比較じゃなく、自分との向き合い方が本当の価値を生むんだ。」

このように、自分の進歩を肯定し、他者との比較にとらわれないことで、クライミングへのアプローチがもっと充実したものになると思います。

自分との向き合いで成功を掴んだクライマーとして、いくつかの著名な事例があります。以下にそのいくつかを挙げてみます。

1. アレックス・ホノルド(Alex Honnold)

アレックス・ホノルドは、世界的に有名なフリーソロクライマーで、エル・キャピタン(El Capitan)をフリーソロ(ロープなしで登る)で登ったことで有名です。彼の成功は、外的なプレッシャーや他人の期待に左右されず、完全に自分自身のペースで挑戦し続けた結果です。

ホノルドは、冷静さと自己認識を深めるために、メンタル面に特に重点を置いています。彼は恐怖心や不安を感じることなく登るために、徹底的な準備と自分との向き合いを行っています。失敗を恐れず、自己の限界を探ることに集中し、他者との競争ではなく、自己の成長を目指す姿勢を貫いています。

2. ステファニー・リプトン(Stephanie Lavigne)

ステファニー・リプトンは、クライミングの世界で自分のペースを大切にし、競技クライミングだけでなく、エクスペディションやロッククライミングにおいても自己の成長を追求したクライマーです。彼女は自身の体力やメンタルに注目し、無理に他人の基準に合わせることなく、自分の心地よい範囲で挑戦を続けました。

彼女の成功は、自己のニーズに耳を傾け、クライミングを楽しみながら向上させたことにあります。大会に出ることもありますが、自己表現としてクライミングを捉え、競争から一歩引いて自分の成長を大切にしています。

3. ウィル・ガスリー(Will Gadd)

ウィル・ガスリーは、アイスクライミングやエクストリームスポーツの世界で名を馳せたクライマーです。彼は自分の限界に挑戦し、時には自然の中で命がけの挑戦を行いながらも、自己のメンタルとフィジカルを大切にしてきました。

ガスリーは、成功を収めるために必ずしも他者と競い合うことなく、自分のペースで、時には恐怖を感じながらも、慎重に挑戦を進めていく姿勢を持ち続けました。彼にとって成功とは、勝敗だけではなく、自己を知り、学び続けることだったと言えます。

4. ジョシュ・クレイマー(Josh Kramer)

ジョシュ・クレイマーは、特にボルダリングにおいて自分との戦いに挑んだクライマーです。彼は世界最高のグレードを登ることを目指してきましたが、どんなに挑戦を重ねてもすぐには達成できませんでした。彼は何度も失敗し、苦しみましたが、その過程で「自分のペースで進むこと」や「どれだけ楽しんで登れるか」が本当に重要だと気づきました。

その結果、彼は自分のペースで目標を設定し、挑戦し続けることの価値に気づき、最終的に自己成長を達成することができました。他者との比較をやめ、自己との戦いに集中することで、クライミングへの愛と満足感を深めていきました。


これらの事例から分かるように、クライミングにおける成功とは、必ずしも他者との競争に勝つことではなく、自分のペースで限界を突破し、成長を感じることにあると言えます。自分との向き合い方が、真の意味での成功を掴むために不可欠な要素であることがわかります。

クライミング界に起こっている才能の浪費を辞める方法 どんなに〇〇の才能があっても 

 ■「どんなにクライミングの才能があっても」


1. 安全意識の重要性

  • 才能があっても、安全管理を怠れば大きな怪我につながる。
  • 知識や技術だけでなく、装備点検や計画性が必要。

例: 実力のあるクライマーでも、ロープの結び目を確認しないと致命的なミスが起こる可能性がある。


2. 環境への適応力

  • クライミングの才能があっても、自然条件に適応する能力が必要。
  • 岩質、気候、風などの状況を読む力が成果を左右する。

例: 雨で滑りやすい岩場での判断力が、経験の差を生む。


3. 継続的なフィジカルの鍛錬

  • 才能があっても、筋力や柔軟性を維持するためのトレーニングを続けなければ成果は出せない。
  • 持久力やコアの強さも重要。

例: クライマーとして成長するには、ジムトレーニングやヨガを取り入れることで全体的な体力を高める必要がある。


4. メンタルの強さ

  • 高所での恐怖心を克服するメンタル力がなければ、才能を発揮できない。
  • 恐怖と冷静さのバランスを取ることが鍵。

例: 落ちるリスクがある場面で、パニックにならずに冷静にホールドを探せるかが重要。


5. チームワークの必要性

  • 才能があっても、ビレイパートナーや仲間との連携がなければ安全性や楽しさが損なわれる。
  • 信頼関係がクライミングの質を高める。

例: パートナーの声かけやアドバイスが難しい課題をクリアする助けになる。


6. 自己成長の意識

  • 才能があっても、自分の限界に挑戦する意識がなければ停滞する。
  • 新しい課題に取り組む姿勢が必要。

例: 自分の「得意」を超えた課題に挑戦することで、さらなる可能性が広がる。


7. 自然との共存意識

  • 才能があっても、環境を守る意識がなければクライミングスポットが失われる。
  • 持続可能なクライミングが必要。

例: チョーク跡を清掃したり、自然環境を壊さないクライミングを意識することが大切。


8. 楽しむ気持ち

  • 才能があっても、純粋に楽しむ気持ちがなければ長続きしない。
  • 結果ではなくプロセスを楽しむ姿勢が重要。

例: 山頂に到達する喜びだけでなく、登る過程そのものに満足感を見出す。


9. 学び続ける姿勢

  • 才能があっても、他者から学ぶ謙虚な姿勢が成長につながる。
  • 初心者や異なるスタイルのクライマーからも多くを吸収できる。

例: ボルダリングだけでなく、トラッドクライミングやアルパインにも挑戦することでスキルの幅が広がる。


10. 器具や装備の理解

  • 才能があっても、ギアの正しい使い方を知らなければ危険。
  • 道具の知識が成功と安全を支える。

例: カムの設置が甘ければ命に関わる状況になることもある


結論: 才能は可能性を広げる一方、それを活かすための努力、環境、メンタルが成功を支える」


2025/02/04

【東さんのFB投稿】転載します

なぜなら、FBにいる人は、みんなホワイトクライマーであり、こうした投稿を見ない大多数の人にリーチすることが今の問題だからです。

ーーーーー以下引用ーーーーーーーーーーーーーー

 ルール&モラル&マナー&エチケット

岩場やジムでは多くの利用者と一緒にクライミングすることになります。そして我々の行為は「後利用のクライマー」にも関わります。
岩やジムの使用に於いて、お互いに気持ちよく円滑に関わり合うためには「配慮」や「制約」が必要になります。それらはルール、モラル、マナー、エチケットといったものに言い換えられます。
これらの意味は重なる場合もあれば微妙に異なるときもあり、一般的には次のような解釈です。
ルール:決まり事。
モラル:個人の良心、道徳、善悪の基準。
マナー:社会・公共の場において、気持ちよく過ごすための振る舞い。
エチケット:特定の個人に対する思いやり。
ルールは法律や競技規則、申し合わせ事項のようなものです。モラルはそれぞれ個人の良心として主観的なもの。マナーは礼儀であり、エチケットは個人に対する気配りということになります。
これをクライミングに於ける行動では次のようになります。
ルール:
フリークライミングでは人工手段を用いない。
途中で墜落すると完登にならない。
岩場の駐車禁止区域には駐車しない。
モラル:
山間部の車道では邪魔にならないところに駐車する。
他人が開拓中のエリアでは無許可で登らない。
残置支点でトップロープしない。
マナー:
ジムや岩場で仲間内だけで大声を出さない。
待っている人がいる場合は長時間ハングドッグして占有しない。
携帯はマナーモードにしておく。
トップロープは張りっぱなしにしない。
エチケット:
次の人のためにブラッシングする。
自分の登りでマットが動いたら修正する。
待機している人がいたら早くトップロープは引き抜く、最低でも脇によける。
これらの行動規範は個人によって価値観や深浅が異なります。
例えば電車やバスの中では携帯電話を使用することは控えるようにアナウンスされています。ところが同じ密集地なのに空港の待合席やレストランでは大声で携帯を使用している人も見かけます。アナウンスされないと判断がつかないのか、慮って同様な場所でも配慮するのかは個人的な差があると思います。
あるボルダーで個人的には難ルートをオンサイトしようと集中して一手出した途端に、居合わせた別グループの携帯がすぐ近くで大きな音で鳴りました。私は集中が切れて、うまく動けず落ちてしまいました。
私の精進が足りなかったといえば、そうかもしれません。ただしそのグループは大声を出しながらエンクラ的な感じで登っていましたが、私は遠征の身であり個人記録がかかっていたので、どうしてもそのトライを完遂させたかったのです。
自分とは異なる立場の人も居合わせているということを理解する必要があります。例えば1人でひたすら課題に向かって打ち続けるクライマーの側で、大人数でのバーベキューのような雰囲気を持ち込んではいけません。試合会場では厳粛な雰囲気がありますが、個人が記録を狙うときはそこがその人の競技場なのです。
またクライミングジムでは待っている人が数人いるのに、同じ場所で15分くらいハングドッグしている人もいます。岩場では同じ状況で30分以上ぶら下がっているクライマーを見たことがあります。待っている人の在不在や、待機人数を鑑みて自分の占有時間を配慮する必要があります。自分が30分かけるということは、他の人も30分掛けていいという条件を認めることと同じです。そうなると3人目のトライは1時間後になります。
ジムなら、みんなが気持ちよく利用できるように、混んでいるときは長く占有しないことをスタッフがアナウンスする必要があります。また岩場ではそのような行為をしていても他人には指摘しにくいので、自分がされた場合のことを省みて行動する必要があります。
クライミングがオリンピック種目になってポピュラーになるのはいいことです。ただし一般大衆化ということは「河原でのバーベキューのゴミ残置」のように少人数かもしれませんがマナーやモラルが欠如した方たちも入ってくる可能性があります。
今、どこのクライミングエリアに行ってもゴミや吸い殻がなくきれいな状態です。これは海岸の釣り場とは大きく異なっています。このようなモラルはクライマーにとって誇れる文化です。
今後もクライマーの配慮と思いやりでこの素晴らしいスポーツをお互いが心地よくプレーできる環境を守っていきたいと思います。

ーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーー

■ChatGPT

クライミングをするとき、他の人と一緒に使う場所なので、みんなが気持ちよく過ごすためにはルールやマナー、モラルが大事です。これらの言葉は似ているけど、少し違う意味があります。

  • ルール:決められた決まりごと。たとえば、ジムや岩場での安全な登り方。
  • モラル:自分が正しいと思うこと。たとえば、他の人の迷惑にならないようにすること。
  • マナー:みんなが快適に過ごすための心遣い。たとえば、大声を出さない。
  • エチケット:他の人への思いやり。たとえば、次の人が登れるようにマットを整えること。

クライミングをするとき、これらを守ることで、みんなが楽しく安全に活動できます。たとえば、ジムや岩場では、他の人が待っているときに長時間使わないようにすることが大切です。携帯電話もマナーモードにして、音が出ないようにしましょう。

クライミングはみんなで楽しむスポーツなので、他の人のことを考えて行動することが大切です。それぞれの場所で、マナーを守って心地よく過ごしましょう。

2025/02/02

【新しいビジョン】身体知の言語化によって人間の動物としての可能性を広げる 

今までも初心者時代から長いこと、教わったことを言語化しようとしてきましたが、九州に来たら、トンデモクライミングばかりを知ることになりました。

それは何のためか? シャドーを知るためです。(ナルシスト・アビュースを受けた)

私のビジョンは、元来、次のようなものです。


ビジョン:身体の熟達と技の言語化を未来に繋ぐ


1. ビジョンの核心

「アスリートや身体の熟達者が持つ貴重な身体知(技術や感覚)を、深い対話を通じて言語化し、それを次世代に伝えるための知識体系を構築する。」

  • ゴール: 技の伝承を「感覚的で曖昧なもの」から「他者に伝達可能な知識」に変換することで、次世代の熟達者がより短期間で高いレベルに到達できるようにする。
  • 哲学: 技は単なる動きではなく、その人の意識、身体経験、文化的背景、価値観と密接に結びついたもの。これらを尊重しながら言語化することが、知識の伝承と進化を促進する。

2. ビジョンの実現イメージ

  1. メディアとの連携

    • アスリートや身体の熟達者とのインタビューを行い、技の背景にある意識や感覚を掘り下げる。
    • 記事、動画、ポッドキャストなど、複数の形式で公開し、多くの人にリーチする。
  2. 「技の言語化」のプラットフォーム構築

    • 熟達者たちのインタビューをデータベース化し、後世の研究者やアスリートがアクセスできるオンラインプラットフォームを作成。
    • 分野横断的に(武術、舞踊、スポーツ、治療法など)技を集め、共通点や独自性を比較研究。
  3. 次世代のための教材・ツール開発

    • 熟達者たちの言語化された知識をもとに、動画教材やワークショップ形式でのトレーニングツールを開発。
    • 若手アスリートや指導者に「技と言語化の接点」を学ぶ機会を提供する。

3. 実現のためのステップ

  1. 協力メディアを探す

    • 候補の方向性:
      • スポーツや身体運動に特化した雑誌(例: 『ターザン』や『Sports Illustrated』のような媒体)。
      • アスリートの精神や哲学に焦点を当てるメディア(例: 『The Players’ Tribune』のようなもの)。
      • 武道や伝統技術を扱う専門メディア。
    • メディアに提案する際、「次世代に価値ある知識を残す」という文化的意義を強調。
  2. サンプル作成 具体的なインタビューや記事を作り、メディアに提案する際のデモとして活用。

  3. クラウドファンディングやスポンサー募集

    • プロジェクトの意義をアピールし、資金やリソースを集める。

4. 想像される未来

  • アスリートだけでなく、武道家やダンサー、リハビリの専門家までが「技の言語化」の文化を共有し、身体の技術が人類全体の財産として蓄積される。
  • 次世代の指導者や選手が、前人未到の高みに到達するための基盤を手に入れる。
  • 技と身体の知識を通じて、人間の可能性を広げる新たな文化が形成される。


My new Vision

 

Vision: Creating a Future by Translating Mastery into Words

1. Core of the Vision

"To document and preserve the invaluable embodied knowledge of athletes and masters of physical disciplines through deep conversations, transforming their skills into a transferable and accessible body of knowledge for future generations."

  • Goal: Shift the understanding of mastery from a purely experiential or instinctive practice to one that can be effectively communicated and taught.
  • Philosophy: Skills are not just movements but are deeply tied to personal awareness, lived experiences, cultural backgrounds, and values. Respecting these aspects during the process of translation into language will enable knowledge to evolve and resonate across generations.

2. Realizing the Vision

  1. Collaborating with Media

    • Conduct interviews with athletes and masters, exploring the deep connections between their skills, awareness, and sensations.
    • Publish these in articles, podcasts, and video formats to reach a broad audience.
  2. Building a "Skill Translation" Platform

    • Create an online repository of interviews with masters, allowing future researchers and practitioners to access their insights.
    • Collect knowledge across disciplines (martial arts, dance, sports, physical therapy, etc.) to compare, analyze, and discover commonalities and unique approaches.
  3. Developing Educational Tools for Future Generations

    • Based on the knowledge documented, develop video tutorials, workshops, and training materials that bridge the gap between experience and understanding.
    • Provide opportunities for younger athletes and instructors to learn the intersection of skill and language.

3. Steps Toward Realization

  1. Finding Media Partners

    • Potential Targets:
      • Sports magazines or online platforms focusing on athlete stories (e.g., Sports Illustrated, The Players’ Tribune).
      • Media specializing in traditional arts or physical performance.
    • When pitching to media, emphasize the cultural and educational significance of creating a "knowledge legacy" for the future.
  2. Building Partnerships

    • Collaborate with experts in related fields, such as sports psychologists, physical philosophers, and coaches.
    • Approach sports associations or athlete federations for support and collaboration.
  3. Creating a Demo

    • Conduct initial interviews or write articles to use as proof of concept for media proposals.
  4. Crowdfunding or Sponsorships

    • Highlight the project's importance to gather resources and funding.

4. Imagined Future

  • Not only athletes but also martial artists, dancers, and physical therapists embrace a culture of "skill translation," creating a body of knowledge for humanity.
  • Future generations of coaches and practitioners achieve unprecedented levels of mastery through this knowledge foundation.
  • A new cultural movement emerges, expanding human potential by linking skill, body, and knowledge in meaningful ways.

Let me know if you’d like further refinements!

雪がない場所の人のための雪上歩行

 雪がない地域の人のための雪上歩行

雪上歩行は、いろいろコツがあり、てってりばやいのは雪の山に直接言って練習することだが、そうもいかない。一度、習得した歩行は、別に雪がない無雪期の山でも普通に使える。

1)歩幅は自分の腸腰筋で引き上げられる程度なので、人それぞれである。その程度に合わせた階段を見つける。

2)見つけたら、下腹部を引き上げる感覚だけで足を上げる。膝は曲がるがそれは上げた結果に過ぎない。

3)着地(ランディング)は足裏全体。これはアイゼンを履いていて、すべての爪を地面に食い込ませるため。

4)足には2kgくらいのウェイトを付けたほうがいい。振り子で足を振ったほうが楽な理由が分かる

5)ランディングしたら、完全に1点に重心を移す。したがって、反対の足はアウトサイドのフラッギング的な感じになるはずだ。完全に1点にならないと、ピッケルと足の2点支持がわかるようにならない。

6)可能であれば、ピッケルを持つ。恥ずかしければ棒でも良い。どの傾斜で、どの長さのピッケルが最適か?が理解できる。

傾斜のきつい山では、短いピッケルが必要だが、傾斜の緩い山では、当然長いピッケルが必要になる。実際の山では、どちらにも合わせることはできないので、妥協が必要になる。

妥協する際に参考にする境界線は、北岳の雪渓や白馬の雪渓。これくらいでピッケルを出すようでは、山や失格であり、一般登山者の山に差し戻しである。あの程度の傾斜は、ストックで歩ける必要がある。

7)正対だけでなくクロスウォークも練習が必要。同じ階段でクロスウォークを左右で行う。

8)最適傾斜が分かったら、傾斜の角度を様々に変えて、同じウォークを練習し、それぞれのやりにくさを一つ一つつぶす。

9)どの傾斜から、1点支持が不可能になり、ピッケル(もしくはストックや手)の2点支持を自分が必要とするのかを調査する。 それがあなたのロープを出す必要がある、傾斜です。

これは人に拠っては4級、5級は90度以上ですので、4級は30度~80度まで全部を含むので、幅が広い。年を取っていても、体重が軽い人は傾斜に対しては強い。若くても、がっちり体系の人は当然だが傾斜には弱い。下半身が重い人も弱い。腹が出ていたらなおさら弱い。

4級は落ちたら死ぬか所を含むことが多いので、念のため、ロープを出す、と記述される登山道であることが多い。ので、リスクを感じたら即ロープで確保である。

一方、5級を登る一般的なデシマルグレードを登るクライマーにとっては4級でロープを出すのはバカバカしく感じるが、たとえそうであっても、足元が崩れるリスクは本人のクライミング力では解決できない。したがって、もろい場合は、2級でも、3級でも当然ロープが必要だ。クレバスウォークを見ればわかるでしょう。北横の大岩が堆積した場所は2級だが、岩と岩の隙間が、雪に覆われていて、どこが穴か分からない。落とし穴にロープなしで出かけて落ちれば、自己脱出はほぼ不可能である。九州ではこのリスクを経験しないので、2級でロープを出す意味が理解できない。

これが理解できないまま、甲斐駒など行ってはいけない。ソロ登攀でもロープはもっていくものだ。足元がもろいなと思ったときに、お助け紐的用途で普通に使えるからだ。

※ このやり方で、砂を雪の代わりにする、という合理的根拠はないと思う。砂=落ちても大した痛みがない、ので雪に対する敬意が失われ、むしろ、害があるような気がする。

以前、野北くらいアイゼンでガンガン歩いていますというコメントをもらったが、それが間違っていると思う。一か八かに慣れすぎていて、野北では落ちても落ちた先が海なので、死亡にならない。とはいっても死者の多い岩場だが、この姿勢が災いしていると思われる。

雪上歩行は、沢の高まきで出てくる誰にも踏まれていない崩れやすい急傾斜をこなすときの足さばきと同じだ。だから、野北の岩場をアイゼンで歩くくらいなら、沢登りを習得したほうがいい。

岩場をアイゼンで登る、と言う技術が必要な傾斜へ行く以前に、2級、3級、4級の傾斜のこなし方を習得しないから、北鎌尾根で死者を出すわけである。北鎌尾根で落ちるようなら、歩行訓練不足である。八ヶ岳の赤岳は、普通に一日で3周くらいしてください。それでも一般登山者にはロープを出す山である。高校生男子には楽勝の山と位置づけされているがそれも人に拠る。今時の受験付けパソコン付の人にはロープがいる。

九州の人は粋がるほうを技術の習得より優先しているので、それがほとんどの遭難や死亡事故の原因である。

九州の人を言ったが、大体の一般登山者も同じである。したがって、山登り、特にアルパインクライミングというのは、男性のエゴイズムを自覚する成長機会であり、自己イメージが現実と乖離し、自分の真の姿を客観的に捉えられなかったことが、失敗の本質である。


2025/02/01

【クライミングへのビジョン】逆境的小児期サバイバーの大人を救うクライミングによる肯定的体験の再構築

ガリ(シナリオ)


タイトル: 「岩場でつながる心」


設定

舞台は地元の自然に囲まれたアウトドアクライミングスポット。週末、地元の子ども向けのクライミングイベントが開かれ、そこに一人の大人が参加します。主人公は「ナオさん(仮名)」、幼少期に「自由に挑戦する経験」を奪われた過去を持つ大人のサバイバーです。「自分を取り戻すため」という思いで、子どもたちと一緒に岩を登ることを決意します。


登場人物

  1. ナオさん: 主人公。アウトドアクライミング初心者の大人。自然の中で「自由に挑戦してもいい」と感じる時間を求めている。
  2. ハルト君(10歳): 元気いっぱいで好奇心旺盛なクライミング好きの男の子。ナオさんにすぐ興味を持つ。
  3. リナちゃん(9歳): 少し怖がりで登るのに慎重だが、自然を感じることが好きな女の子。ナオさんを仲間として受け入れる。
  4. コーチ(40代男性): ベテランのクライミングインストラクター。安全を重視しながら、子どもたちとナオさんに挑戦の楽しさを教える。
  5. 他の子どもたち: イベントに参加する子どもたち。初心者から経験者まで様々。

ストーリー展開

シーン1: 森の中の集合

  • 朝、青空の下でイベントがスタート。参加者はワクワクした様子で集合する。
  • コーチが「今日はみんなで楽しくクライミングしよう!そして、ナオさんは大人だけど、今日はみんなと同じ初心者だよ」と紹介。
  • 子どもたちは「大人なのに初心者?」と不思議そうな顔をするが、すぐに「一緒に頑張ろう!」と明るく声をかける。

シーン2: 初めての岩壁

  • 子どもたちが挑戦しやすい低めのルートで練習開始。
  • ナオさんは慎重に取りつくが、途中で怖くなり「無理かも…」と手を止める。
  • 下からハルト君が「そのホールドを持つといいよ!」と具体的なアドバイス。リナちゃんも「落ちてもロープがあるから大丈夫!」と励ます。
  • ナオさんは恐怖心を克服し、一歩ずつ岩を登り切る。到達したとき、みんなが拍手。「やったね!」という言葉に、ナオさんは胸が熱くなる。

シーン3: リナちゃんとのペアワーク

  • コーチの提案で、子どもたちとペアを組み、安全確認やビレイの練習をすることに。
  • ナオさんはリナちゃんとペアになり、ロープを持つ側に挑戦。リナちゃんが「大丈夫かな…」と不安そうに登り始めるが、ナオさんは「私がしっかり支えるよ!」と優しく声をかける。
  • リナちゃんが登り切ると、「ナオさんのおかげでできた!」と満面の笑みを見せる。ナオさんも「私も君がいたから頑張れたよ」と答え、二人の間に信頼感が生まれる。

シーン4: チーム全員での挑戦

  • 最後に、少し難易度の高いコースにみんなで挑戦。ナオさんは「自分には無理かも」と躊躇するが、ハルト君が「一緒に頑張ろう!」と手を差し伸べる。
  • 子どもたちが声を掛け合い、ナオさんもその輪の中に溶け込む。挑戦の末、全員がコースを完了。山の上でみんなが達成感に浸る。

シーン5: 温かい解散

  • イベント終了後、ナオさんは子どもたちに「ありがとう。みんなのおかげで楽しかった」とお礼を言う。
  • ハルト君が「また一緒に登ろうね!」と言い、リナちゃんも「ナオさんが一緒だと安心する」と微笑む。
  • ナオさんは「ここでの体験が、自分にとってかけがえのないものになる」と実感し、自然の中で新しい自分に出会ったことを心に刻む。

テーマと心理的意味

  1. 「挑戦する自由」の回復

    • アウトドアクライミングは「恐怖に向き合い、克服する」体験の連続であり、幼少期に挑戦を奪われたナオさんにとって、新しい自己効力感を育む場となる。
  2. 「安全なつながり」の形成

    • 子どもたちやコーチの支えの中で、「他者に頼ること」「頼られること」のバランスを自然に学ぶ。特にペア練習では、共に成功体験を共有し、安心感を得る。
  3. 「自然の癒し」

    • 緑や風、岩の感触が五感を刺激し、ナオさんにとってリラクゼーションと成長の場となる。幼少期に失われた「遊びの時間」がここで再現される。

この物語は、逆境的小児期体験のサバイバーが自然の中で再び挑戦と絆を見つけ、保護的小児期体験を得るプロセスを描いています。 


参考:https://youtu.be/DEbdBn03Ie0?si=0-zbx0yDlgF64fjU

https://youtu.be/bjO5VOkXxt0?si=rmZ6k4c9Oyd9zzpw