■アイスクライミングやトラッドをしないから、山がステップアップできない
論より証拠。
こちらをご覧ください。これは中島健郎さんの、トレーニング動画からの一枚です。
https://youtu.be/qTiVzzFT7gY?si=BlXtSNLCVP2DphBH より引用。
支点は?
■アイスクライミングやトラッドをしないから、山がステップアップできない
論より証拠。
こちらをご覧ください。これは中島健郎さんの、トレーニング動画からの一枚です。
https://youtu.be/qTiVzzFT7gY?si=BlXtSNLCVP2DphBH より引用。
支点は?
■ なんか大阪に帰ったら、世界が激変していました…
相場が大荒れで、山に入る前に手当してきた、とはいえ、トレードの潮目が変わったというか、新しい戦略を再度立案しなくてはならず…、まとまった思考の時間が必要でした。
購読している大井幸子さんのグローバルストリームニュースも、何度も来て、びっくり。今まで週一で、内容もそっけなかったのに、いきなり40ページの論文級の大作が来て、読みこなすのに一苦労中です。知らない言葉満載で。レパトリとか知ってます?
いや、忙しい…
山小屋では、みんなが、無邪気に、ねぇ今日の晩ご飯なあに?の世界なので、そのような関係性の中では、こちらが忙しいというのが分かりにくく、取り組みにくかったので、大慌てで、大阪へ戻ってキャッチアップしています…
いやはや… 忙しいなぁ。
今日はこれから、投資のオンライン勉強会です。まだ、いろいろキャッチアップしていないのに忙しい。
■ 優先度1 南海トラフ地震の備え
我が家は上町台地の上なので、とりあえず、備えは、たいして必要なく、すぐ終わりました。
逆に地震が起きたら、泊めてあげる側かもしれません。
元・自衛隊によると、すべての人を救うのは無理みたいです。
https://youtu.be/TEsEtgU7eQM?si=2I15MuEYm4A6MYPY
落ちても壊れないプラのお皿など、買ってきて、キャンプみたいな感じです。
■ トレード
入山前に、さっさと利確しておいてよかったです。ただ、今後日本株が回復することはないみたいなのです。円も円安時代は終わり、円高時代に入ったみたいです。
なので、シナリオを替えないといけない。
シナリオをどうするかは、たぶん、数日以上の思考が必要なので、ゆっくり考えます。
シナリオが変わったため、成績もまとめないとトータルの自分のトレードが良かったのか、悪かったのかも分からない…。
戦略立案より、そっちが先かな。
田中師匠の動画
https://youtu.be/z8BTWpoytBg?si=O1T6d9r1QoSlVCKV
今後は逆業績相場に推移予定。
■ 世界情勢
どうも世界中が、動揺中みたいです。
インドインデックスも大幅値下げしました。全く関係ないのに。
イギリスも暴動だらけ。
https://youtu.be/VhP4J6Qpz34?si=u_LJlNrEHU434BQN
トヨタつぶしの相場なんじゃないかと思う。円安でトヨタに恩恵があったのが悔しかったのかな?
EVは、SDGsと同じで、ビル・ゲイツをはじめ、アンソニー・ファウチのプランでミックと同様に何か、胡散臭い感じです。
https://youtu.be/joefXiHk-O0?si=rRc2Q4KW4BTRnSfm
どうも、LGBT法案なども、同じ流れらしい。
https://youtu.be/93cy9dgCqLc?si=wpeZTq8h6hNv7sxu
どうも、とっても変な勢力が後ろにあるんですよね。
■ トレーニング
一週間は、地震対策でお出かけなしで、家で頑張ろうと思っています。
で、やっとぶら下がり用のホールドをセットしました。
お花屋さんに行きたかったけど、今日は勉強会もあるので、時間がないかな…
いやはや、めちゃ忙しいです。
■ お魚屋さん、お肉屋さん、八百屋さん、お花屋さんで買う生活…
空堀に帰ってきて、個人の、細々とした商店が連なる空堀商店街での暮らしの真価というのが、生き残ってきた人たちの、しぶとさ、なのではないか?と思ったりしました。
華やかな成功を求めず、逆風でもひたすら耐える、高山植物みたいな…?
■ 雷鳥沢キャンプ場のこと
久しぶりに山に行って、たった1泊だけど…楽しいキャンプ生活だった☆
一人キャンプだったけど、何人もの人とお話しし、愉快に過ごした。
一人旅のお兄さんが、いらなくなった行動食をたくさん分けてくれたり、おじさん二人組に宴会に呼ばれたり… 朝も楽しくご来光を眺めた…
たぶん、あれを3,4泊すれば、山渇望症が解消するかもしれない。
■ 雪とおなじでした
夏山の縦走で、お客さんが転滑落したときに、どうやって懸垂下降の支点を創ったらいいのだろう?と思っていました…
長野県山岳総合センターのリーダー講習では、
・縦走コース
と
・アルパインコース
の2コース用意され、それぞれ、
・縦走での安全が確保できる。セルフレスキューができる。目標は八ヶ岳全山縦走
・クライミングが含まれる山ができる。セルフレスキューができる。目標は赤岳主稜
でしたが…
講習に参加した人のうち、35名中5名しか女子がおらず、そのうち2名が初日を迎える前に辞退。
初日で、残りの3名の女子のうち、1名が辞退…と結局、二人になり…
もうほんと、男性の講習生のみなさんも、危なかった… 私の班は一番ビリケツの10班でしたが、仲間の男性が、私より歩けない男性ばかりでした。えー?!でした。
やっと、私も寛容を身に着ける年齢に来ましたが…。
…というので、実は、私は縦走コースに申し込んだ2名のうちの一人です。2名しかいないので、全員アルパインコースにさせられてしまったんですよ。
それで枝もない、立木もない、岩もカムが使えない、そんなときの縦走路での支点の作り方が分からなかったんです。
今回、新・高みへのステップのレスキュー編を読み分かりました。土嚢袋でした。
なんだ雪と同じか…でした。
縦走でカム持って歩くのも、ないですよねぇ。都合よくクラックあるわけないし。”いわし”かなと思っていました。
イワシを切る、はこちらのPDFで開設されています。
https://admin.jaspi.jp/photo/event/user/keystone/pdf/manual_08_jp.pdf
これで、スッキリ!!長年の疑問が解消しました!!!
昔の記録: https://stps2snwmt.blogspot.com/2014/03/blog-post_6002.html
新・高みへのステップに載っていました☆ スッキリ~参考: https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/tabid/213/Default.aspx
■ スターリンク
です。初期費用55000円で、月額6600円で、僻地でもインターネットが使えるようになります。
まさに山小屋に一つかもしれん。
師匠の別荘…アイスクライミングの基地化していた…で、ネットが入らず、仕事ができなかったのですが、スターリングがあれば、出来たと思うので、アイスクライミングのために、近いところへ移住するのもあり、と思うようになりました。
今回はDocomoのWifiを用意していきましたが、全く使えず…5000円くらいのWifiは下界専用ですね。
こんなところで働けるんですよ?技術って素晴らしい!! だから私もエンジニアになったんだけど…■ 帰りに見てきました
これを見て、私が登りたい!って思うか?って聞かれると、全然思わない…。こんなん、良く登ったわー、彼ら、とは思うけど…。しかも、逆層になっているのが見えるんだけどなぁ…
滝には近づけないだろうし、できるだけ外側を登ると、水流に洗われていないので、もろいし…どうやったら、登れるのか、想像もつかないな。しかも、集中力を途切れさせることはできないわけだし…
しかし、なんで、称名川完全遡行などの偉業は、いまだ、一般ハイカーにはスルーな知識なんだろうか?
小屋で称名川の話を知っている人は誰もいなかった。
まぁ、小屋のバイトは、岳人ではない。
むしろ、力仕事などしたくない、家事能力が高い男性のほうがあっていると言えばあっているんだが…。将来、女性に稼いでもらって、自分は女性をサポートしたい!っていう男性にぴったりなのが小屋バイトと思う。なんせやっていることは、調理・清掃ですから。料理、掃除って意味です。
■ 大西良治さんの称名川完全遡行
ーーーーーーーーーFBより転載ーーーーーーーーーーーーー
沢登りを始めて20年、ついに日本の最終目標を達成することができた。
【称名川本流 完全遡行】
2013年の秋に下ノ廊下を3回に分けて初遡行し、称名川を全部で5つのパート(称名滝、下ノ廊下、中ノ廊下以降)に分けて遡行したことになった。
もう未知のない沢をただ繋げるだけの愚を知りつつも、この沢だけは全てを繋げ一本の沢登りとして遡行しておきたかった。
気温の高い9月を狙いつつも天候が安定せず、結局10月になってしまった。そして今年最後のチャンスが訪れた。
台風直後の晴天を狙って称名滝を完登し、雨天停滞2日間を挟んで、下ノ廊下に突入。晴天でも全く陽が射し込まない廊下内は、強風、極寒でまるで別世界のような過酷な環境だった。言うなれば常に生命の危険にさらされているような感覚。
気の遠くなるような長いトラバース登攀を繰り返し、ついに下ノ廊下を抜けると、その晩には大雨が降り、沢は大増水した。危ういタイミングだった。
下ノ廊下より先は河原が現れ、普通の沢登りとなる。だから大増水でもかろうじて遡行を続けられた。中ノ廊下、上ノ廊下を抜けて待望の室堂、そして源頭の浄土山へ。
気力の面、自由が効く面で、称名川の完全遡行は今年できなければ、もう一生できないと思っていた。それゆえ、今回限られた好天をものにし、遡行に成功できたのは、本当に奇跡のように感じている。
2016年10月7~19日 単独
7~8日 称名滝登攀(左壁オールフリー)
9~10日 雨天停滞
11~16日 下ノ廊下
17~18日 中ノ廊下~室堂
19日 室堂~浄土山
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー太字当方ーーーーーーーー
■ 素朴な疑問。FBで回しても、北アの小屋関係者は見ないのでは?
クライマーのネットワークだと見るけど…
まぁ、山小屋関係者は岳人ではない、ともいえるが…でも、近所で起きたことなのだから、知っておくのがいいとは思う。
太字を作ってみたんだが…10月にしたのは、作戦かと思った。夏山の終わりの時期=水量少ない…の法則かなって。
しかし、ゴルジュにいる間に増水しなくてよかったですよね。
■ もう未知のない沢をただ繋げるだけの愚
部分にバラシて、あとで全体をつなげる、って、フリークライミングの作法ですよね。
それって、オンサイト至上主義の昔の山ヤさんからは、ちっ!と舌打ちされる。
そのことを、もう未知のない沢をただ繋げるだけの愚、と表現しているんだろうなぁ…
と思いました。
でも、未知のところをちゃんと埋めたんだから、いいじゃん。
今、おじいさんの山やが、ぜーんぶ未知のところは、つぶしてしまったので、もう未知のところなんて、国内どころか、ヒマラヤでもないくらいなんですよ。
自分たちだけ、初登のおいしいところ取っておいて、
昨今の若者は…
とか言われてもなぁ。はるかに技術的に高度なことしているのに…。
なんでオヤジは分かってくれないんだぁ?!
みたいな叫びをしたくなるよなぁ…
それが那智の滝につながったんだろう…と理解しました☆
オヤジが分かってくれないのは、フリークライミングを理解せず、エイドで登っているから、困難には価値がなく、オンサイトだけが価値あるからですよ。
九州で古い山ヤを見て分かりました☆
ちゃんと理解されるには、アレックス君みたいにカメラに収めないとだめですね…
こんな高度なことをしている人が登山界で知られず、評価されず、おれ5.12の内容が、ただお買い得品を登っただけの人が「特待生」って評価されてる…(汗)
https://allnevery.blogspot.com/2025/09/chatgpt_18.html
https://note.com/kinny2021/n/n2656793099a7?from=notice
■ 母との関係を振り返ることができた
実験的ワーケーションから帰り、中島渉さんのHumbleを見ています。
私は、次のプロジェクトのために、瑞牆研究を加速しないといけません。
■ ASDだった母、アスペルガーだった師匠・青ちゃん
今回、アスペルガー症候群という精神疾患の方…認知や知性に障害があるわけではなく、物事の受け取り方や、常に同じ行動様式に執着してしまうという、発達障害と言っても、昔は、ユニークな性格、で済まされていたようなものです…との接点があり、自分の子供時代をしみじみと思い出してしまいました。母は、その方とそっくりさん、でした。
その方は、”俺のことを察してほしい…”と思っており、この、察してほしいということすら、言葉にせず、察してほしいのでした。
母は、同じことを”気を利かせろ”と長女の私に要求していました。しかし、子供が親のニーズに気を利かせて応じる、って、親の親役をしてくれ、って意味です(笑)。
■ 赤ちゃん返り
察してほしいというのは、一種の赤ちゃん返りなのです。
というのは、赤ちゃんと言うのは、母親に100%依存し、すべてを察してもらうことが、生命線だからです。お腹が空いているんだな、と察してもらわなかったら、死んじゃう。
しかし、大人の、”察する”、には、自己の投影が含まれており、自分と相手は同じだと考えて察すると、間違うことが多いと大人は分かります。人と人は100%完璧に察しあうことはできないから、言葉を使うのです。
察すること、察してほしいと要求すること…、それは、はっきり言って”甘え”であり、自分で自分のしてほしいこと口にする、助けてほしいと口に出すということへの”責任逃れ”、です。
■ 私の自己肯定感が低い理由を理解しました
人と人であれば、100%完璧に察することなどできません。どんなに親しくても。
妻でも、子でも、あなたを100%察することができるはずがないのに、なぜそれを数日前に会っただけの赤の他人に要求し、満たされないからって怒るのでしょう?
生きにくいのは、誰のせい? その他者のせいですか?それとも、察してほしいという気持ちのせい?
母を100%察することができないので、娘の私は、
・どんなに優秀な成績を取っても…、→ オール5でトップ進学校に行き、夜学で国立大卒
・どんなに家事を頑張っても、→ 8歳から料理してる
母からは、
”できていない”、
”もっと頑張れ”
しか、フィードバックをもらっていません。そりゃ、母を100%完璧に察することができる訳はないのですから、当然です。
私のせいではなかったんだなぁ… (しみじみ…)
今回の経験で、超納得しました。
だから、TOEICは21歳で925点、IELTSは7.0、大学は夜学で自腹に行き、しかも国立大で、今となっては阪大卒となった、大阪外大、偏差値は74、海外生活経験は働きながら、国内では、外資でプロマネまで勤め、外資にヘッドハントされ、最後の職歴は三井物産…でも、偏差値50のアラーキーにドレイヤーにされてしまうわけなんです(笑)。
アルパインクライミングにしても、セカンドですが、荒船昇天のミックスルートM5まで登っています。阿弥陀北稜はソロ、明神主稜はその辺の男子と。そんな女子クライマー、めったにいない。
今回、北アを歩いていて、私より早く歩く人はいっぱいいましたが、みんな空荷でした。体重の33%を担いでいる人なんて見ませんでした。ようするに、私がすごくないにしても、私は
稀有な人材
とは言えます。それが客観的に見た事実と言えると思います。
なのになぜ、こうも自己肯定感が低いのか?理由が分かりました。自分の実績をShowoffしないのも、良くないのかもしれませんね。舐められて。
■ 察してほしい親は、共依存の温床
察してほしい…という人は、共依存の温床です。
要するに、本人が素直に”助けて”が言えない。助けてを言わずに助けてもらいたい。
”ママの親役”をして過ごした、私の子供時代。母の心理的ニーズなら、ほぼ的確に察することができる人材に育ちました(笑)。
助けてと言わずに助けてほしいんだな~と分かる(笑)。
メンツを失わずに助けてほしいんだな~ でも、なぜ、「○○してください」っていうのが、借り、や、メンツの喪失になるの?
そもそも、自分の中で、何か、カッコつけているから、なんでは?
兜を脱ぎましょう、そして、素直に”助けて”を言いましょう。
助けてが言えないときは、「〇〇したい」と言えばいいのです。例えば、「コーヒー飲みたい」
私は、個人の選択として、相手のニーズは分かるけど、あえて察さない選択肢をとることにしました。
それが、その個人にたいし、人間としての成長を促す愛の鞭、だからです。
本当の愛は、相手の人間的成長を促すもので、赤ちゃん返りを助長するものではありません。
大人に対して、無条件の愛は必要ありません。
無条件の愛が必要なのは、子供に対してだけです。
大人は自分で自分のピンチには、助けて、を言いましょう。
私は、クライミングで落とされて、頭を7針も縫いましたが、ちゃんと自分で救急車を呼びました。岩場から背負い搬送で下ろしてもらいました。ほかの怪我もすべてセルフレスキューで何とかしました。
頑固に頑張りすぎ事例https://www.sangakusogocenter.com/topics/docs/konentozansya.pdf より引用
■ 男子の世界観
今回、私が学習したのは、
男性の世界観の中では、背の低い男性、体格の華奢な男性は、より大きな男性にこき使われるということ
です。
高校生男子ですら、体格の小さい年上の男性を平気で顎で使います。
実は、私の名前と男性の名前が聞き間違えやすかったので、私に「油揚げとってください」と高校生バイトが言っているのか?と思ったんです。そしたら、違った。一番偉い人である、その男性に、「油揚げ取ってください」と高校生バイトが言っていたんでした…。
その子は味噌汁を注ぐ担当をしていたのですが…。
いや、油揚げくらい、自分で取れよ!でした。私が親なら、ピシッと言ってやりますね。
はぁ?それくらい自分で取れってね。
それに「取ってください」ではなく、「すみませんが、〇〇さん、今手を離せないので、取っていただけないでしょうか?」ですよね。敬語がなっていない。
だから、そういう失礼な依頼は、その男性はスルーして無視するべきなのです。
しかし、夫が泣いて、転勤についてきてほしいと私に懇願していたとき、何が会社で起こっていたか?それが分かったのでした…。夫は、こういう奴らに囲まれていたんだなって。
■ ママボーイの自尊心の高さは半端ない
最近の若い男性の自己肯定感の高さは半端ないです。
どれだけ自分がしょぼくて、周りに助けられていても、俺ってスゲーと思っている。
他者と比べる視点がない、というのも、いかがなものかと思います。昔の人は、他者と比べすぎて、自己肯定感が下がってしまっていた…偉人と比べて、俺なんて…という世界が長く続きました。ハセツネに誰でもなれる訳じゃありません。
そういう上の世代の反省から、今の若い子には、「あなたは特別」という自己肯定感アップ教育を日本中で施してしまった結果だと思いますが、全然すごくないのに偉そう…。
特に高校生くらいの若い男子は、自尊心を傷つけられないように、皆が持ち上げてくれるので、俺すげー、俺ってかっけーって思っています。
けど、最近の若い奴って、たった30kg程度の歩荷すらできないんですよ?
山ヤは、男性35kg、女性25kgが担げて、大倉尾根3時間で歩けないと、アルパインルートには出してもらえません。
そういう体力度を図る昔ながらの指標がなくなり、キツイことは何もしないで、楽でかっこいいところだけを取っていく奴がスマートだ、という価値観に若者がなっている。
ひいては、それが、
・5.12でも、ロープドラッグして、ちゃんと登れていないのに、レッドポイントしましたーって言っちゃうとか、
・25+35が計算できず、2ピッチを60mのロープで登ってしまったのに、白亜スラブ登りましたーっ!とか言っちゃう
・たった4級の氷瀑を運よく凍り、それを登っただけで、称名滝冬期登攀ばりの初登記録を書いてしまう…
という、全く何も成功していないのに、成功と自ら数えて、自己肯定感を上げまくり、しっかりアルパインクライミングが理解できない周囲の人から、誤解による尊敬の念をもらって、さらに自己肯定感をパワーアップし、もっと難しいルートにチャレンジしてしまう、という循環になっています。
■ 栗城劇場ができたわけ
その極限の形が栗城さんで、彼は易しいところも登れていないのに、さらに難しいところへチャレンジし続けるという、常人からしたら、謎の戦略を取っていましたが、こうした男子を見て、どういう思考回路なのか理解しました。
つまり、成功していない登山も、成功体験に数えてしまい、さらに難易度を上げるから、でした。
この”成功していない登攀を成功体験に数えて、難易度を上げる”という習慣は、男性の間で蔓延しています。なので、みんな落ちて死ぬことになる。
つまり、PDCAのCとAが上手く行っていない。いや、Pもないし、Dだけがあるのです。PはPlanのP、DはDoのD、CはCheckのC、AはAssessのAです。
結局、男性は頭悪すぎという結論に達しました(笑)。せめて小学生の算数レベルは、マスターしてからクライミングに来てくれ。
■ 自己肯定感を低める教育
すでに自己肯定感が高くなっている若い男性の自己肯定感の源はお母さんなどの、女性の自己犠牲です。「僕の食事を作ってくれるのが、母である私の幸せ」を無邪気に信じています。お母さん役の女性が、自分のためにご飯を作ってくれる限り、こういう男子は幸せです。
男子なのに年上の女性に、可愛く甘えていれば、ご飯を作ってもらえると思っている。
そして、上がった自己肯定感で、すでに楽勝の仕事をさらに楽勝化するために、年配の男性を顎で使います。
あごで使われた男性は、仕事が自分に偏ってアップアップになり、そして、女性に「助けてー!」となります。
どっちも、女性に支えられてこその男性。でも、女性の地位は低いです。俺のために女が存在するという前提です。子供の視点と言うことですね、母親は子供のためにいるので。
私の師匠の青ちゃんもそういう思想で、私が相沢大滝55mをリードできるくらい、アイスクライミングが上手になったのに、スクリュー1本、打たせてくれませんでした…。残念。 そして、私が彼を凌ぐと、「もう君とは登らない!」と言い放ちました。普通、師匠って弟子が成長したら、うれしいはずですよね。
私にリードさせてくれないのは、もしかして、私が女性で墜落が心配だからかな?と思って、まぁいいかと受け流し、どうせリード練習できないのなら、トップロープでスキルを上げようと思い、岩根のアイスコンペに出たのでしたが…
結局、コンペに出だしたら、リードしろ、と言ってきて、察しが悪い奴だなぁ…という感じでした。
自分は察してほしいのに、相手を察するのは苦手というのが、こういう男性の特徴です。
だから、女性の側は察してあげてサポートするばかりで、逆にサポートはしてもらえないということになり、不満を貯めます。私も青ちゃんと登っていた時代は、めちゃ不満いっぱいでした。
なのに、相手は、「〇ちゃん、わがままだけど可愛いから許す」と思っているんです。わがまななのってそっちやん!こっちは100%合わせてるんやで?
夫だってそうです。今まで人生100%夫に合わせています。まぁ、それで、それぞれの地で、何かしら良いものを得ているから、いいんですが、各地に適応しているのは、私の才能であって、彼のおかげではない。
という感じで、私の周りの男性は、まぁ、だいたいダメンズ系です。
…かといって、アラーキーは自己肯定感高すぎ男なんで、あんなのと登ってたら、こっちが殺されます。山は弱い奴から喰うのです。
■女性クライマー募集中
…というわけで、女子の後輩クライマーか、女子で先輩格のクライマーのパートナー募集中です。来期は、アイスクライミング復活できる見通しが立ってきました。
なので、早くトレーニング開始しないと、落ちたフリークライミング能力が回復しません…
今期は山トレはあきらめて、ジムに行く予定です(笑)。すいません、クライミングジム嫌いで…。だって、ジム代高いんだもん、得るもの少ないのに。
というわけで、今回のワーケーションへのチャレンジは、
私が取り組んでいた、インナーチャイルドの癒しにぴったりの環境でした。
アサーションの課題としては、
・課題の分離はできている
・Iメッセージもできている
・ただ面と向かって対峙するのが、苦手
ということが分かりました。克服課題が明確になってよかったです。
■ 偉人続々誕生中?HUMBLE -Wataru Nakajima- Official Teaser from Imashi Hashimoto on Vimeo.
■ 山を下りました… ごめん、仕事にならん。
山小屋ワーケーションという新しい取り組み?実験的にお互いに試してみましょう、という取り組みで、立山の小屋まで出かけてきたのですが、昨日下山し、大阪の自宅に20時頃、帰宅しました。
最大の理由は
仕事にならん!
です。
■ 仕事にならん訳
1)ワーケーションを多分理解していない
うーん、オヤジさんは、ワーケーションとワーキングホリデーを混乱しているのではないかなぁ。
ワーキングホリデーは、若者に世界を見せるための仕組みで歴史が長く、働きながら旅ができる仕組みです。
海外の人を雇いたい場合、ビザの問題で学生は雇えません。が、ワーホリの人は就労制限がありません。
文字上にリンクを張り付けておいたので、見てください。
一方、ワーケーションの人は、自分の仕事を持ち込んでいます。旅先でリフレッシュしながら、仕事する、っていうあいまいな定義になっています。
ーーーーーーーー
ワーケーションとは、普段の職場や自宅を離れて、旅先でリフレッシュしながら仕事(テレワーク)をする、場所と時間を選ばない新しい働き方・旅のスタイルです! ワーケーションは、個人・企業・地域の三方にとってメリットがあります。 旅行者である個人は心身のリフレッシュと多様性のある働き方の両立が可能になります。
ーーーーーーー
今回は、平日、自分の仕事をして、お客さんで混雑する土日は、小屋のバイトを行うという合意で来たのですが…、結局、他のバイトと同じ扱いになり、平日も小屋の仕事をすることに… これじゃ、自分の仕事ができません。自分の仕事が出来たのは、一日だけ…(汗)。
土日は逆に、小屋のための時間を空けてあり、使ってください☆状態なのに、3時間しかシフトを割り当てられず…え?!これじゃ、時給3000円になっちゃうよ?という状態…
2)トレーニングができない
仕事をしていると、羨ましいまなざしを受けたので、ん?ほかのバイトの人は、私が宿泊費を払って滞在していることを分かっていないのではないかな?と思ったんですが…。(一般的に小屋バイトは無料宿泊です。それがメリットで働きたい人が多い)
しかし、今回私は宿泊費を払って、小屋に住んでいたので、平日は全部自分の自由な時間、つまり、小屋からネット経由で仕事をする時間に充てれるはずでした。
しかし、これが全く理解されず、できませんでした…。ほかの小屋バイトは、いいなぁ~と私を見ていることになりますので、こちらもやりにくいです。ネットの入り具合の都合で、食堂以外はつかえませんし。
3)運動不足になるのはいやだから
小屋バイトは、必ず運動不足になります。主婦が小太りなのと同じ理由です。自分の時間がないから、自分のメンテナンスは後回しになり、太るのです。いつもスタンバっている=動かないという羽目になる。
私はアキレス腱断裂からの回復中で、それは避けたかったので、運動不足になること決定の小屋バイトはないな、と思ったのですが、ワーケーションなら、毎日、標高の高い場所で、トレーニングと仕事を組み合わせて、なおかつ、週末小屋を手伝うことで宿泊費の補助にできる、と思って、参加しました。
しかし、上記のような理由で、小屋バイトとワーケーションの人の区別がついていないので、仕事もできない上、全然トレーニングもできなかった…(汗)。トラベル用のヨガマットや、筋トレグッズも持っていきましたが…。毎日、早朝に大日岳を往復して、肺を鍛える、も小屋の都合の手前できなかった。
ので、これ以上、運動不足を甘受できない…と思い、おりました。
と以上3つの理由で、全くメリットを感じられないワーケーションでした…。一番の理由は、平日仕事にならないのでは、困る、からです。
■ 原因の分析
1)そもそも小屋バイトにシフトローテーションがいらない = 主婦業にシフトローテーションはない
小屋の朝は、早い。4時です。でも、そんなの山やってたら、普通です。その分、夜が早く、8時には就寝なので、6時に起きて10時に寝るのと、なんら変わりないので、別に朝が早いことに遠慮して、朝番した人は夜シフト入らなくていいよ、とか配慮は不要なのです。2,3日もすれば、早寝早起きに慣れます。
小屋のバイトの勤務体制に、シフトの作り方に、かなり問題がある状態でした…。一日の中で、数時間の仕事が、朝と夜に細切れに入る…というのでは、誰にとっても拘束時間が長く、自分のしたいことは何もできない、非常に不便の多いシフト体制です。例えば、私の先週末の土曜のシフトは、朝3時間入っただけ。これで一日拘束されると嫌ですよね。誰でも。
まぁ、それが主婦業…と同じなんですけどねぇ。山小屋の仕事って基本、主婦業と同じなので。世の男性は、専業主婦って楽でいいよな、とか思っていると思いますが、そう思うなら、小屋でワンシーズン働いてほしいですよねぇ(笑)。
主婦業をシフトローテーションでやる人います?いないでしょ。だから、朝シフト入ったら、夜を入れない、などの配慮は要らないです。
そもそも山小屋バイトの中身自体が、重労働ではなく、軽労働ですから。食器洗うとか、掃除するとか。
それより、一日の全体の仕事が見えており、自己判断で、休憩を入れることができるほうが、働く人にとっては、楽です。つまり、〇日は〇〇君ね、というほうが楽です。
そうすれば、自分のしたいことも、その細切れの休憩時間に入れることができますし。あと2時間はお客さんが来なくて暇だなぁ、と思ったら、近所の山にピストンで登ってくることもできる。
たぶん、親父さんが、変にバイトに気を使って、ただでさえ、数が多すぎて人手が余っているバイトメンバーに、十分仕事を任せないので、やることがないのに時間を自由に使えないという、変なストレスを全員が抱えることになっていました。
その状態のところにワーケーションの私も加わることになって、何もやることがない時間にすら、仕事してない!みたいな非難のまなざしを浴びることに…(汗)。あるいは、仕事がないにも関わらず、拘束されている人が、自由に仕事している私を見て、うらやましい!と思ってしまうことに…(汗)。
みんな、私はお金を払って、ここに来ているんだよ?分かってる?って感じでした。
一度ヘリが来る日に、雷鳥沢に降りて、テン泊してきたんですが、理由は、手は十分以上足りているし、みんながバタバタしている場で、仕事している人がいても、落ち着かないから、でした。
同じ理由で、平日の朝の掃除の時間に、オヤジさんが私にも仕事を振ったのですが…その時間は私は大日岳にトレーニングに出かけて、みんなの掃除の邪魔にならないようにしようと思っていたので…かなり、すれ違っていました。きっと、オヤジさんは、俺なら、どうせ仕事にならないから、みんなと一緒に働く、と思ってくださったんでしょうね…。
でも、私はオヤジさんではない。別の個人なので、オヤジさんとは別の考えを持っていました…朝の掃除の時間は、大日岳で歩荷トレとかしようと思っていましたが、11日間の滞在で、大日岳に行けたのは2日だけ…(汗)。朝は一日だけ。
このペースだと、甲府時代に愛宕山を毎日20㎏歩荷でトレーニングしていた時代より悪い。
■ 親父さんはいい人ですよ?
なんか、個性的な反応というか、些細なことで、大慌てする性格みたいではありましたが、そもそも、どうでもいいような些細な点だったりしたので、高校生バイトですら、誰も動じることがないようでした(笑)。
例えば、一度、朝食の客食出しで、まだ、具が載っていないお皿がいくつかあったのです。それは、調理台にしばらく他のものが乗っていたので、別の小屋バイトにより、お皿がいくつか別の場所によけてあり、盛り付ける人は、特定の具をのせるタイミングで、お皿がよけてあることをしらないので起きたのでした。お皿がよけてあることを知っている人が、お皿を調理台に戻しただけ。そもそも全体の数が少ないので、気が付いた時点で具を出して盛り付けても、何の問題もなく、別に構わないのです。
ところが、オヤジさんが逆上して、一つの具をのせるときに最後までやらないからだ!と言い出し… そんな逆上に耳を傾ける人がいると思います?誰もいません…。そんなのに付き合うより、さっさと具を盛って、問題解決したほうが早いからです。その指摘も間違っているし…勝手な思い込み、って奴です。
そんな感じで、なんでもかんでも、
個人の資質せいだ、
&
お前のやり方が悪い
にこじつけようとするのですが、そのこじつけっぷりが、全く的を得ていないので、誰も聞かないのでした(笑)。バイト君たちは、そんなこじつけは、スルーして、手が空いたら、楽しく談笑。その後ろで、オヤジさんが、落ちない米粒と格闘する、みたいなことになってしまっていました…。で、実は、その鍋、米粒、落ちないから、今、お湯につけているところで、放置されているだけで、誰も仕事したくない訳じゃない…のに…。親父さんの背中は、
なんでおればっかり…
と言っているみたいに見えました。でも、違うのです。なんせ仕事の量が少ないのに、バイト多すぎるだけなんです。
五龍山荘で働いたときは、3人で100人回したんですよ? 13人に3人って、一人当たり、4人…こりゃ手が余って当然です。朝食13皿なんて、一人で十分です。
■ 察しろ!は、ムリゲー
実は、私の母も、気を利かせろ!ってタイプでした。母はASD受動型でした。だから、少し、やらねばならないことが多いと、焦ってしまい、あれもこれも…あー、もうだめ、お手上げ、となる人でした。
そんな母親がシングルマザーで、3人兄弟で、長女で過ごしたんですよ?私。どうなるか、分かります? 子どもであっても、私が問題解決をしないといけなくなるんです。
結果、8歳から10年、主婦業を子供ながらにすることになりました…いや、あれは疲れた。
今回の小屋でも、小屋バイトに出す、賄いがボトルネックでした。親父さんが、朝、昼、晩とまかない食を作ると、オヤジさんは本来の仕事ができない。
しかし、そのことにワーケーション中の私が気を利かせて、まかないを作り始めたら、どうなります? ワーケーションに来たのに、自分の仕事ができないばかりか、休暇もできない、ってことになります。専属まかないシェフをやったうえに、宿泊費を払う人なんていません。そんな不平等条約あるわけないでしょ。今回、何食か作りましたけど、出血大サービスですよ。
特に下山前の最終日は、他のバイトにも一泊二日の休みをあげたいというオヤジさんの優しい心に免じて、自分の仕事もあるのに、丸一日捧げました。
賄いは、小屋のバイトメンバーだけで、回すべきで、オヤジさんはノータッチでいいと思います。
今は、作りたい人が作るルール、なので、作りたい人が誰もいない場合は、腹を空かせているべきです。
なんせ、困らないと、人間は成長しないのです。
一日、腹を空かせれば、学習するでしょう。
私の弟や妹も、私がいなくなってから、やっと料理を覚えました。
人は弱きもの、すぐ安きに流れるもの、わざと厳しい環境に追いやられないと、人は、成長しません。
男子バイトが、激マズの食事を作るのは当然です。それを くそまず~と思いながら、任せるのが、親の愛ですよ(笑)。
それに、そうじゃないと、いつも、おいしい食事を作ってくれる、お母さんのありがたさは分からないでしょう(笑)。
察しろ、気を利かせろ、って、発達障害の人は思いますけど、小屋の賄いをどうするか?は、ワーケーションに来た人の問題ではない(笑)。なんで俺のことを分かってくれないんだ、という思いが、どのような機序で、共依存になりたがるのか?長いこと、関連がつかめませんでしたが、それは、発達の問題があるから、発達の問題をこみこみで、自分を分かってほしいと思うからだ、ということは、今回、納得したので、私も子供時代を振り返り、母を許すための良い時間になりました☆
そういえば、青ちゃんも、そんなところありましたっけねぇ…前のクライミングの師匠です。
■参考
小屋で大好評だったインドカレーの作り方
・玉ねぎをスライサーで薄切りにして、あめ色になるまでフライパンで炒める。玉ねぎは冷たいフライパンに入れ、ごくごく弱火にする。焦がさないこと。
・野菜を適当に一口大切る、肉も適当に切る(チキン、あれば骨付き)。ここはテキトーでよい。
・煮込み用の鍋を用意し、アメ色玉ねぎを入れ、湯を注ぎ、ニンジンなどの火の通りの遅い野菜から先に入れ、煮る。煮ている間、ターメリックとローリエを入れる。ターメリックは入れすぎると、苦くなる。目安は1リットル1さじ。黄色の汁になればよい。
・湯が沸騰したら、肉を入れる。肉は、水から入れると味が水に出てしまうため。
・冷たいフライパンにオリーブオイル、にんにくのみじん切りを入れ、フライパンに火をかける。ゆっくり低温からオイルから温めて香りを出し、にんにくの香りのついたオイルを鍋へ。
・クミンシード、コリアンダー、ガラムマサラ、などのスパイスを冷たいフライパンに入れ、多めのオイルを入れ、低温で火に掛け、香りを引き出す。同じく鍋へ。
スパイスは、クミンシード、コリアンダー、ガラムマサラ。辛いのが好きな人は、チリ。ショウガのすりおろし。
鍋がジュっというので、びっくりしないよう注意。
献立は、スパイスカレーのお供には、大根のアチャールやニンジンのラペなどの酸っぱい系。
最後に、甘めのミルクティーを出せば、献立が整います。ミルクティーには、ほんとは、カルダモンとか入れるけど、日本人にはスパイスがないほうが受けがいいです。豆乳にすれば、さらにヘルシーです。
山で火の鳥■ 1泊2日、雷鳥沢キャンプ場
一泊二日の余暇をもらい、一泊二日で雷鳥沢に行ってきました。
小屋入りで入った時、7時間だったのですが、私が弱くなっているのか?何かな?と思ったためです。またキャンプ場で、称名滝のほうに昨日、歩いて行った人がおり、その写真を見せてもらい、お客様に正しい情報が提供できるようになりました。
雷鳥沢~大日小屋は、やっぱりコースタイムの前提が、エアリアの地図を見ると、”小屋泊まりの装備を前提にしており、5㎏”くらいだと思う。
長野のコースタイムは、”一泊二日程度のテント泊装備を背負った35歳の男性”だったと思います。
もう、ほんとコースタイム制を辞めて、基本的に
標高差と累積標高を使用
したほうが良いと思う。
これが正しいすれ違い法です。
このおじさんだけがきちんとした側によけてくれた。
ほぼほぼ、皆さん、間違ったすれ違い場所に立ちます。
1)山側に立つ
2)十分広いところに立つ
3)ザックは人に向けない
4)木道などでは、すれ違い用の場所が設けてある
です。狭い林道と同じです。なんで林道で運転するときはすれ違えるのに、登山道では同じことができないのかなぁ…
■ 浮石が多く、ヘルメットは他人が落とした石から、身を守るため
大日小屋までの道は、浮石が多いです。ヘルメットは、自分が転んだときのためではなく、他人が落とすかもしれない、あるいは小動物が落とすかもしれない落石を身に受けないためです。
■ 猫足
現代の登山者は、猫足は知らないので、すごく登山道の石を動かします。上手な山ヤ歩きは、こういうのを作らない、衝撃が柔らかい歩きのことです。
■ お客さんは不安ならしい
小屋バイトに山ヤがいないせいか、お客さんによく道を聞かれます。とりあえず、急登を下るということで、
・後ろ向き降り、
・めんどくさがらずストックをしまう
・メットは被る、
を推奨しています。ヘルメット、持ってきている人も使わないでザックに入れているだけの人が多いみたいです。(と言っても、私もメットを出すほどでもないかな…と思って、持ってきたけど被らずに終わってしまったのですが…。)
年配の女性は、ちょっとした躓きで骨折数か所になる可能性があるので、ヘルメットは保険で被っておいたほうがいいですよね… リスクは、人によって違うのが山と思います。
たぶん、2万5千の地図を拡大して、危険個所を書き込んでおけば、いちいち小屋番さんを煩わせることなく、危険個所の把握ができるかもしれません。
■ 大日登山道の研究
まだ歩いていないので、ネットから、登山道の概要や危険個所のまとめ。
・死者が出るのは牛首の下り
・牛首は登りなら、個人的にはそんなに危険性は少ない という意見アリ
・大日平小屋を過ぎて沢を渡るとき、対岸は左寄りに道があります。そのまま沢沿いに進むと道はない
・八郎坂は、称名滝を望み、景観が良い道。だが、高度感があり、下りは転倒・転落に注意が必要。
・大日平山荘から先は割と急登で行く先が見えてる割になかなかつかない感じ。距離的にはそれ程無いので一頑張り。
・沢が増水すると危険
■ 大日岳雪庇崩落事故のまとめ
https://www.tmuwvob.com/kentoukai/kensiryo/0603cyosahokoku.pdf
・大日岳山頂付近から雪庇があるため、劔岳山頂が見えにくい
・“とうふ岩”を、山稜を特定する地物として使わなかったこと
・雪庇が研修会における主要テーマでなく、講義で簡単な説明と行動中に雪庇があるから注意しろという程度の認識になっていたことである。今日は雨で、お客さんも、予約がありますが、おそらくキャンセルになる予定で、お天気に沿って生きる、という山の暮らしを味わっています。これこそ、まさしく下界で失われた、お天気とともに生きる生活です。
■ 初の試み
ところで、最近、地方の過疎化の対策で、過疎地では盛んに、”ワーケーション”という試みが各地で試されています。ワーケーション=”働きながらバケーション”みたいな意味です。
今回、私が来ているのも、そのような試みの一つで、初の試みということで、
「ネット環境があれば、山小屋で自分の仕事ができるかも?」
な感じです。
小屋側からは、平日に小屋に住んでくれる人…お客さんがガラガラで困るんだよねーな状況の改善対策が作れるかも?な試みではないかと思います。
そのお客さんに週末だけ小屋の仕事を手伝ってもらえば、Win:Winですよね。
そこで、その是非の面を実体験から考察してみたいと思います。実体験と言っても、まだ、5日目ですけどね。
■ 個人的背景
私は小屋バイトは3件目です。小屋バイト全般に言えるのは、”山にいるのに山に行けない”。”山にいるのに運動不足”です。
山登りって、普段は下界で、超・健康優良児な生活をして、体力アップした体を山に持ち込んで、山での消耗に耐える、という活動なのです。
ところが、小屋にいると、消耗生活がベース。食事も乏しく、お風呂などのコンディショニング系の活動も手薄に。基本、耐久・窮乏生活みたいな生活になります。
岩根の時は、岩場の隣にいるのに、急に非番になったところで、クライミングパートナーがいなければ、岩に登れず、とても残念でした。いっぱい甲府にクライマーの友達はいましたが、みんな、そんな急に言われても…なんですよね。
■ 小屋でネットを通じて働くメリットを考察
1)山の清らかな空気の中で働くことができる… 高地療養
2)下界の夏の猛暑から逃れられる
3)空気が薄いので、アスリート向けの高所トレーニングとなる
4)景色が美しい
5)運がよければ、仲間や知り合いが出来て、楽しく過ごせる
他にもあるでしょうか? ぜひご指摘、お願いします。
■ デメリット?必要な資質?
1)下界並みの快適性(お風呂やトイレなど、清潔を得るのに必要な配慮)
2)下界ほど、利便性は得られない(欲しいものがすぐ手に入るかなど)
3)日射による日焼け
4)小屋の清掃時間や食事出し時間があるので、その時間はネットが必要な場所は、仕事しづらいことがある
5)粗食に慣れる必要がある (今日の朝は、ジャガイモと米とブロッコリーひとかけ、で、全部糖質…汗)
6)質素な暮らしが肌に合うかどうか?
7)共同生活に対する適性 (多くの人と寝食を共に)
■ 何と比較すればいいのだろうか…?
うーむ。ここ数年、天草や和歌山へ出向き、自給自足暮らしを経験していますが…、山の上でなく、下界でも、僻地は不便です。なので、耐乏・窮乏生活というのは、結構、同じ。
しかし、大阪のど真ん中で、しばらくモノ最小限の暮らしをしてみましたが、食事は…
朝: 卵1個、玄米レトルトがゆ、梅干し
昼: 外にランチに行く
夜: おすし、お惣菜、を組み合わせたスーパーの品
でした。のどを痛めて、喉通りが大事でしたので、卵豆腐、豆腐、大活躍。あとは、プロテインドリンクで、たんぱく質は補充していました。
たんぱく質は、現代の生活では、どんな素敵な献立にしても、日本人の献立は、主食6:おかず3:他1に設定されているので、どうしても、糖質過多で、ビタミン・たんぱく質不足になります。これは、下界にいても同じです。学校給食や病院食のような管理栄養士が、献立を立てた食事でも同じなのです。
また、新鮮な野菜・フルーツが得られる下界でも、現代の野菜やフルーツに、そもそもビタミンCをはじめとする栄養素が少なく、ほとんど糖質ですので、あまり優位性はないです。これは、農業に従事して知りました。
なので、小屋でも工夫次第では、きちんと栄養摂取することが可能だと思います。私は、今回、ビタミンB50、ナイアシン、亜鉛、鉄、マグネシウム、プロテインパウダーを持ち込んでいます。VCを持ってくるのを忘れた…
今日は、朝食が、米、芋、ブロッコリーひと房という日で、これは…どう考えてもプロテイン不足なので、ほしい人全員にプロテインドリンクを作って配りました。マンゴー味を持ってきてしまったため…、好きな人と嫌いな人に分かれてしまい、飲まない人もいました。が、栄養学的知識があれば、健全な精神には、たんぱく質が必要だということが分かります。
脳内の神経伝達物質のセロトニン等の物質はたんぱく質から作られます。ほかに生成にビタミンB、C、鉄なども必要です。下図を参照してください。
小屋での食事となると、保存できる点が大事になりますが、プロテインパウダー(飲めない人はアミノ酸)は、下界でも、保冷のいらないパウダー製品なので、各地の山小屋で導入するといいのではないかと思ったりします。そのためには、山の医師のアドバイスなどが必要かもしれません。
結局、下界で食べているものも、私の場合ですが、玄米ご飯、味噌汁、焼き魚、豆腐、卵、おいしいコーヒーで、まぁ日々の代わり映えも、お買い得シールが付いた野菜をつけ足す程度なので、よくよく考えてみれば、そう山で実現が不可能なものではないかもしれないです。
■ チョコを食べたい?
日ごろ別にチョコ食べていない(笑)けど、チョコがない、となれば、チョコ食べたい!となるように、人はとにかく、ないものを欲しがるって言うだけのことかもしれないなぁ…と遠い目の私です。
以上が、食事に関する考察です。
■ 生活に関する考察
現代人って、やわだからなぁ…。
沢水が臭いと言って、抗菌ティッシュでした… 抗菌ティッシュって、余計免疫弱る奴ですよね…
というので、山小屋でワーケーションに適した人材というのは、やっぱり山岳部や山岳会、登山出身者ではないか?と思います。
水が限定的、トイレがぼっとん、雨の日は沈殿、電機は発電機、みたいな、山の常識が身についていないと、そもそも不満を貯めそうな気がします。
・お風呂は共同でシャワーではない
・トイレが和式のぼっとんで、水洗でも、ウォシュレットでもない
・電気は、発電機なので、消灯時間後はネットも停止。(もちろん、個人のスマホで充電済みで、電波が入れば例外)
・ゴミは燃やす、食器は拭いてから洗う
他にもあるかな? 例えば、気が向いたときにTVを見る、みたいなのはないです。ネットはでも、みんな見ていますね。
本当を言えば、山ヤが3人集まれば、楽しい山談義ができるのです。雨の日は…。山小屋で、山の本がいっぱいあるので、ワーケーションで疲れたら、次に行く山はどこにしようか?と山小屋にある本に相談できる。日本登山大系とネット、岩雪全セットがあれば完璧です。
私がラオスのクライマーの家で楽しかったのは、まさにこれで、夕食は楽しいクライミング談義、そして、次は一緒にあそこに行こう!という仲間ができるのが良かったです。ラオスで一緒に登った妻帯者クライマーのデイビッドと台湾には登りに行きました。
■ 小屋バイト君は、通常山ヤではないことが多い
小屋バイト君は、基本的に、山ヤでないことが、昨今どこの小屋でも普通です。
小屋に入って、山に目覚める、っていうのがあればいいのですが… ないかもなぁ…。
大体、どういう人種が多いか?というと… 世界放浪系、高校生、大学生、ヒッピー系かなぁ…。私みたいな、社会人です!みたいな人は少ないです。
前にいた岩根では、おかみさんが配慮してくれたのか、今からクライマーになりたいという若い男子が一人いたのですが… 今からクライマーになるところの人だと、ビレイができないので、こっちが危険になる…という…、ああ…おかみさんの勘違い…(涙)という結果になったんだよなぁ…
本当は、講習会に出なければ得ることができない、有料でお金もかかる知識…基本の岩講習で習うようなこと…を無料で教えた上に、教える側は、命がけにさせられるという完全不平等条約が、クライマーではない、おかみさんには分からない…という事例だった。親切で配慮してくれたものの…でした。
私は、その子が物ほしそうに私を見るのが嫌でたまらず、頑としてクライミングを教えなかったのですが…なんせ私のパートナーになる気ゼロなので…、でも、アイストップクライマーのギンちゃんが、たまたま岩根に遊びに来て、初心者のビレイにも文句を言わず練習しようとしている姿を見て、心を入れ替え、ビレイだけは、と彼に教えたのでした。当然ですが、ちっとも、感謝はされませんでしたけど…。
あ、最後、愚痴になってしまいそう…(><)
私は、もともと山ヤなので、今いる小屋はお客さん、宿泊者の登山者と楽しく山の話ができ、幸せです。みんなが行った山で良い山を聞くのは楽しいです。
単に、夏山で小屋に泊まるような、初心者レベルの登山客時代が、あっという間に終わったというだけで、山が好き、という価値観は全く一般登山者と同じなので、ご来光を見よう!とか、星空がきれいで感動!とか、すごい景色を見たい!とか、お花畑が見たい!など、私がメリットだと感じることは、一般登山者と同じです。
今回は、称名川の研究ができそう。
その上、ネットもつながり、今の取り組みであるオーソモレキュラー栄養学のセミナー申し込みも、バッチリ出来た♪
試しに楽天証券のログインも試してみましたが、できました。トレードすら、山上からできるということです。もちろん、デイトレードみたいな、5分刻みのは、発電機が回らないと電気もないわけなので、発電機が止まるリスクがある山では、向いていませんが、投資信託を解約するとか、ネット銀行で支払いを行うとかなら、十分可能です。
情報の鮮度的にも、下界と同じレベルの鮮度で、Youtubeでゲットできます。つまり、下山したときに、浦島太郎になるリスクゼロ。
もちろん、こうしたことをしたいのは、登山者なら雨の日だけで、晴れの日は外を歩いていたいかもしれません。
つまり、今まで、雷鳥沢で、テント泊沈殿していた人が最適ワーケーション対象なのかなぁ。今、閉鎖している雷鳥沢ロッジなどにネット環境を整備して、一日1000円でネット使い放題にすれば、やる人いそうです。もしかしたら、2000円とってもいいかもです。
■ トップクライマーにもいいのかも?
思うに、石井スポーツに勤めていないで、山小屋でトップクライマーが主を務める、というのもアリなのかもしれません。
花谷康弘さんが、甲斐駒七条小屋を引き継いだ時は驚きました。甲斐駒は、アイスクライミングの初級ルート(黄連谷)で知名であるので、冬は山小屋っていうより、クライマーハウスです。私も冬しか利用したことはありません。
以上、考察でした☆
こーんなところで暮らせるんですよ?中高年登山者の方も来ませんか?山小屋ワーケーション