2024/05/11
【クライミング心理学】”標語:クライマーの自己責任”は、”責任逃れ”に使われる
【リスク中心思考を身に着ける】セッション解説: 合理的配慮 & 長所をPRしているつもりで欠点をPRしない
■ 合理的配慮: 大事にされて幸せ
最近、いつも行ってるカフェのメンバーの若い男性たちが、私が母親世代の年配の女性と言うことで、きちんと大事にしてくれてる感があり、なんか、ほっとしているというか、これが普通だよな、というか…
これは合理的配慮というものです。
トラウマが活性化した、白亜スラブというルートでの経験は、私がいくら対等だと気張っても、受け取る側だと思って出向いたら、受け取る側ではなく、与える側、もっといえば、奪われる側と言う話だった…(汗)。え?私がしりぬぐいしてあげる立場? さすがに、それは想定できなかったぞ?
■ レベル低下が師匠クラスが登ってくれる理由なんでは?
結局、こんなレベルのクライマーばかりなので、師匠らとしても、若い男子に教えてやりたい!と思ったところで、自分の身を危険にさらすわけにはいかない…(汗)なので、順繰りにランクを下げて行った結果、クライミングカーストの最底辺のワタクシまで、ランクを下げて、やっとまともに分かっている人に出会う…
ので、師匠らとしても、「えー、女性か、登れないし、体力無いし… …けど、少なくとも俺を殺す目に合わせることはないだろうな…」ということになって、私に順番が巡ってくることになっているのだろう…
男子は、間違った自信で、相手を殺す目に合わせる可能性があるので、それよりは、私と登るほうがまだマシ、という選択になったと思われる(笑)。
しかし、九州に来た時点では、九州の”重鎮”と言われる人のレベルをすでに超えて、私は九州に来たので、彼らよりクライミングが分かっており、”娘っ子か…しゃーねーなー 教えてやるよ”というポーズが、すでに無意味になった状態で、
”え?ビレイはこうするんですよ”、と逆コーチングされてしまう…
となったら、
”…。” (バレた…)
となってしまったんだろう…。
それもこれも、40年サボったからというか…、山岳会というシステムが壊れて、はや40年って感じなのだ。
東京大阪でも山岳会は機能しておらず、もはや誰も会の名前で相手を判断することはない。個人の時代、と言われて久しい。
しかし白洲次郎の時代から、人の手柄を取っていく天才というのはいるものです。
■ 長所をPRしているつもりで欠点をPRしている動画
個人の時代となると、どうやって自己PRするか?
が、クライミングパートナーゲットの要諦となってしまうわけなんだが…。
なぜか、勢い余って、ブイブイ自慢、イケイケ自慢、になってしまうのだろう…
そこへもって、クライミングについての無知が重なっていると、
技術が未熟で落ちました
みたいなのを自己宣伝してしまって、
長所をPRしているつもりで欠点をPRしている
ということになるんだろう…
■ 事例:
https://www.youtube.com/shorts/eoAnucfjI3o
私はアイスクライミングしか、きちんと分からないが… それでも、中級者に入ったばかりで、初級者時代を終わったばかりのところだ。(しばらく登っていないので、再度スタートするときは、初級者からやり直しだが。)
この動画によると、この人は、
・アックスのテスティングが甘く、ついでに言えば、
・登り方が稚拙で、
・アイゼンのフロントポイントが全く効いていない。
しかるに、当然、墜落。リード許可が出るレベルにない。
って、普通にボルトに止まっているし…、止まったからOKってことです。
アックスのネックを持ってはいけない、という教訓を教える事例?
しかし、普通
・あんなでっかいホールドで落ちるか?
って感じ…。
なんで、この映像が自慢になるのか?謎だ…
このような感じで、トップクライマーのクライミング内容を、誰かが解説する動画っていうのが、クライミング理解の正常化に必要なことなのかもしれません。
こっちは正しいリードクライミング
【クライミング技術】懸垂下降のほうが安全:命は自分の手の中に
■ラッペルを知らないクライマー
ネットサーフィンしていたら、こんなおかしな投稿が…。
ーーーーーーー
終了点のラペルリングによるロワーダウンが頻度高く行われたら長期的にラペルリングの摩耗(容易に交換ができない)につながるため避けるべきでは、とのご指摘がありました。
次回行く時に新しい残置カラビナを設置したいと思います。
ーーーーーーー
ラッペルリングって、ラッペルするから、”ラッペルリング”であり、”ローワーダウンリング”ではない。
ラッペルではロープは動かないので、基本的に摩耗は起こらない。
ラッペルリングでローワーダウンする習慣自体を改めるほうが、残置ビナを置くより、正攻法だと思いますよ?
なぜそこまでしてローワーダウンしたい?
ローワーダウンでは、命はビレイヤーの手の中。ラッペルでは自分の手の中。
しかるに、自分の手の中にある命のほうが、生存確実、ですよ。
それこそ、自己責任、の4文字にふさわしい状況ですよね。
ラッペルは難しいという風に考えすぎだと思います。ラッペルは確かに失敗は許されませんが、技術的には難しくないです。
登る前に、降りることを覚えましょう。
それより、人の手の中に自分の命脈がかかってしまうことに気が付いたほうがいいですよ。
ローワーダウンは事故も多いです。特に結び変え。懸垂にすれば、確実に自分でマネジメントできます。
【クライミング心理学】真の自信は、誰にも褒められる必要がない
■ 自己肯定感を何から得るか?
私の実例から見ていくとしよう。
最近、人生4度目の深刻な鬱から回復中だ。
自己肯定感の源泉
は、基本的には、今回は、運動能力の回復のような気がします。
昨日もプールに行ったら、めちゃ泳ぎが上手くなっていた。(息継ぎが課題)
テニスでも、自己肯定感が上がった。まぁ、もともとテニス部なんだから、多少打てるのは当然のことである。
■ 自己肯定感は人から褒められることによらない
それにしても、自己肯定感を私からの承認で、もらわないといけない人には、何が起っているのだろう…?
私に褒めてほしい人に何が起っているか?ってことです。
母親の投影を私に起こしている気がするのですが、違うんですかね?
■ 自信を持つ方法
自信とは、
1)自分が、何かを、自分自身に課して、
2)それを遅かれ早かれ、達成したという事実によって成立するもの
と思うぞ?
したがって、自分に嘘がある人は、いつまでたっても自信が得られない。
それは、誰も褒めてくれない、とかいうのとは次元が違うことである。
真の自信は、誰にも褒められる必要がない。
■ 自己実現とは自己宣言を実現すること
相場には自己実現がある。相場全体が、弱気だと、弱気相場になる。
同じことで、個人も自分がやると言ったことをやれば、自己実現なのである。
自信は人にもらうものではない。自分が自己実現した、という事実に基づくものだ。
例えば、私であれば、英語の習得、経済的自立、プログラミングの習得、バレエの習得、ヨガの習得、本格的な登山の習得、水泳の習得、クライミングの習得…などで、最初に実用的なものが来ているのは、私が現実的な人間で、そのほかの技術習得に役立つ技術を先に習得したかったからである。
資格などは、実力誇示の道具ではなく、単に、皆さんが、自分と同じ延長線で私を計るので、間違ったモノサシをあてがわれないために取っただけのことである。
もう、ほんとHSPの人は、そもそも共感力が高いので、用心に用心を重ねて生きているのである。
これだけ誤解されないように苦労しても、まだ誤解され、殺されかける…。
https://allnevery.blogspot.com/2024/05/hsp.html
■ 殺される…鬱の発症
私の鬱発症の契機は、もうすでに自分のストレッチリミット、パンパンに頑張ってる、のに、もっと頑張れ、とさらに追い打ちをかけられる、ということに集約できそうです。
水泳でも、すでに上手ですが、先生たち、私が50代初心者だということを忘れている・・・詳細はこちら。
さらに追い打ちをかけると、自分が壊れます・・・。
■ 1)指導が間違っている問題
実際、間違ったクライミングの指導で、体を壊した人の声…
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私はIさんのスクールに入ったことあります。結果はお金を払ってマイナスしかなかったです。
年齢に合わないインターバル間隔のクライミングでは、体を壊します。
私はぎりぎりセーフでしたが、Hさんは故障しました。
10cを2時間で12本登って、その後ボルダーを1時間というメニューでした。
自分で登れば2時間でアップ3本と本気トライ3本とクールダウン2本くらいが適切でした。
この時は11dが外岩で登れていました。
私は上腕二頭筋長頭腱炎になりそうでした。
肩関節の前方の炎症、痛みです。
スクールの翌日午前中まで発熱して疼いていました。これは過去一度もなったことなかったです。オーバーワークです。Hさんはこれで完全に故障しました。
Hさんは、Iスクールに入るときに、Aさんに中高年の人の故障が多いから気をつけてと言われていました。案の定でした。
二子で12bまで登っていた女性が故障しているのに、Iスクールで登って、クライマー人生終了になりました。
ーーーーーーーーーーーー以上、友人談ーーーーーーーー
ね?
これは、スクールの指導者が、クライマーのクライマー人生に終止符を打つ、ということになっている!
■ 2) 一番ガイドにふさわしくない人がなってる…(汗)。
つまり、クライミングを苦労して覚えたのではなく、最初から登れただけの人。
最近、クライミングエシックも分かっておらず、残置直掛けがローカルルールとか言ってきた人が、クライミングガイドになったのを知った…(汗)。
Iスクールのようなクライミングガイドが出来上がる理由はこれだ!と思いました。
■ 3)アルパインガイドも同様に質が悪い
これ、フリークライミングだけの問題か?というとそうでもなく、本格的登山のほうでも、無謀とチャレンジの境界線が引けない人がガイドになっています。
たとえば、山梨アルパインクラブで、南沢大滝に行きましたが、その時、私の先輩格だったクライミングガイドは、南沢大滝のアイスクライミングでどか落ちしているんですよ…しかも、フォールラインに立って、クライミング解説をしたがるので、他の人のヘルメットが落氷に当たって割れたという‥‥
リンク:https://iceclmb.blogspot.com/2017/01/the-risk-of-ice-fall.html
アイスは彼には向いていないのかもしれませんから、どか落ちしたことは仕方ないと思いますが、他の人をフォールラインに巻き込んで怪我をさせる寸前というので、反省しないのはなんでなんですか?
自分が危険になるのは勝手だけど、他者を危険に陥れるガイドってのはどうか?と思うぞ?
■ レベル感が分かっていない問題
しかし、南沢大滝って、この私が、リードできるところなんですよ?自慢になるはずないですよね?
ギンちゃんが解説動画、作ってくれていますが…。ここで南沢大滝と本格アイスの差が分かるはず。
イモトのマッターホルン登山で、井本が登って、テレビで褒められていたのですが、それを聞いて勘違いしたクライマーが多いのかもしれませんが、南沢大滝は悪い時で5級、良いときで4級しかありません。入門クラスのアイスですよ。
■ 年齢に打ち勝てるのは神だけ
さて…
ほかの人の勝手な思い込みによって、実力不相応のルートに追い込まれ、殺される。
これは、頑張れば乗り越えら得る壁とかではない。
また、年齢に打ち勝てるのは神だけです。そんな非合理的な期待は、根拠のない自信を持っているナルシストだけのものです。
クライミング界はナルシストだらけなので死者の山を作っています。特に九州。『九州の岳人たち』という本に、根子岳で死んだ、死者の名前リストがありますよ。
フリークライミングバージョンでは、ユージさんの動画がありますが、ヨセミテ、普通のクライマーが3日かかって登ったところを、ユージさんは3時間ですからね???
みんな、分かってる?
自らの実力を客観視する能力の低さについて、よくよく鑑みたほうがいいと思うぞ?
九州のクライマーの実情を見る限り。
■ 対策
対策としては、クライミング界全体を一つの人格として、
心理的に病んだナルシスト
と考えることで身を守ることができるかもしれません。
2024/05/10
【クライミング現状】やっと動き出したクライミング界
■ 5月25日(土)、瑞牆山 登山・クライミング集会開催のお知らせ
が来ました。いやはや、めちゃ重たい腰でしたねぇ。
威張るだけ威張って、何もしないクライミング界の重鎮たち…
それは、日山教から、労山から、日本山岳会まで、一緒なのでした。
名誉だけ、俺だけ、今だけ、みたいな感じです。
まぁ、でも、この
5月25日(土)、瑞牆山 登山・クライミング集会開催のお知らせ
と自覚しました(汗)。 (汗)(汗)(汗)(汗)(汗)‥‥エンドレスって感じです。
2024/05/09
【教育的動画】ユージさんのヨセミテ
【リスク中心思考を身に着ける】セッション解説 沢
2024/05/08
【クライマーのための栄養学】クライマーは分子栄養学を食事の基本に
■ 賞味期限が切れた知識の限界
昨日は、マクロビの方に会ったのですが…結論的に端的に言えば、賞味期限が切れた手法・知識であると思いました。
マクロビは、確かに飽食の時代には良かったんですが…、例えば、今メタボのおじさんとか、マクロビはいいと思います。現代の65歳とか…。もうコンビニで、お惣菜パンを毎食食べているような人。
しかし、今の若い人に増えているのは、発達障害とかメンタル疾患、摂食障害…そんな時代背景にある若い人は、マクロビでは、さらに激やせして、栄養疾患で、悪化してしまいます。
理由は、”充分な”たんぱく質が含まれず、カロリーだけが過剰で、代謝にビタミンb群を過剰に消費するので、脳内伝達物質が作れない、ためです。これが、基本的な機序なんですよ。メンタル疾患の。
■ 持久力はケトン体質
運動をする人には、もちろんカロリーが必要です。
一番燃焼効率がいい、ケトン体質になるにも、カロリーを燃焼できる体、つまりビタミンB群が必要。
糖質を燃やすのにも、B群が必要です。なしでやると、体内のb群が枯渇します。
私も雪山を始めたころは、シャリバテというのが何か分かる感じで、反省から、朝はお餅2個、と決めていました。
■ クライマーの減量
しかし、フリークライミングになると、体的には燃焼しないので、アルパインクライミングで17時間行動とかしているときと同じ量を食べていたら、太って登れなくなります。
それで痩せたい!と思って、カロリーベースの栄養学で減量して、必要な筋肉を失うと?
ムーブはできるけど、パワーが出ない、持久力の無い、瞬間芸クライマーになる。
すぐ疲れるってことです。
男子にボルダーが人気があるのは、ビタミンB群の不足という背景があるのではないでしょうかね?
男性、持久力、マジヤバいもん。私より歩けない人、ざらにいます。
■ じゃ、正しくはどうすればいいの?
筋量を失わず、脂肪だけを少なくしたいのです。アルパインクライマーには、長時間労働のために脂質が使われるので、多少の脂質が蓄えられています。寒いところでは脂肪は断熱材です。
でも、一般にフリークライマーで、ハードなのがやれる人って、針金体形でしょう?
アルパインで強い人は、がっちり体形。
吉田さんも針金でした。
日本の難しいフリークライミングの課題は、ほとんど”短しい”ので、持久力は要らない感じです。
なので、ヨセミテのビッグウォールをするための体力、要するに持久力と、デイドリを落とすための体力(体重の軽さとフィンガーパワー)は違います。おのずと、体形も違います。
ボディビルダーみたいにバルクアップするには、糖質が必要です。インシュリンが出ないと、バルクアップしないんですよ。
でも、フリークライマーに必要な体系は、痩せマッチョで、バルクアップしたら重たいだけです。
つまり、低脂質のたんぱく質を豊富に取って、体脂肪を減らし、筋肉を増やすけれど、太くしない、ということですよ。
■ カロリーを減らすだけだと、筋骨格筋が減る
ビーガンをやって分かったのは、複合炭水化物食だとしても、たんぱく質が足りないと筋骨格筋が減るということでした。
つまりフレイル化します。年配の老クライマーでも骨格筋減ってしまっている、腰が曲がった人います。脊椎が曲がってきたら、筋骨格筋が衰えているということですよ。
対策は、BCAAです。寝る前、起きたらすぐ、両方摂ります。
■ 結局どうすればいいの?
どうしたらいいのか、分からない人は…
この動画が良かったです。ご参考に。
1)ビタミンB50で、今不足している代謝サイクルを回す
これだけで、一気に回復し、筋肥大始めた友達の男子がいます。
2)プロテイン豊富な食事
胃酸が出ていない人は、アミノ酸で補ってください
3)糖質は最後に取る
食事の最後にします。ラーメン定食はNGです。唐揚げにしてください。
4)食物繊維をコーヒーに入れる
デキストリンがいいです。自分の腸内細菌のエサになります。
おやつは、激しい運動をする前にとって、エネルギーにして消費してしまってください。
夜は、糖質厳禁、でプロテイン中心にするとあっという間に痩せます。
2024/05/07
【リスク中心思考を身に着ける】セッション解説 デイドリ―ムPart1&Part2 :トップクライマーの登り方
2024/05/06
【リスク中心思考を身に着ける】セッション解説:トップクライマーのお手本動画から盗む
【クライミング界現状】誰がアルファか?混乱していることが遭難や事故多発原因
■ トップクライマー=アルファですよ。
こちらのURLより転載。http://hspjk.life.coocan.jp/blog-Revisiting-Vulnerable-Narcissism-and-HSPs.html
ーーーー引用ーーーーーーーーー
十分に比較や競争をし終えると、今度は”自分の立場をわきまえる”ようになり、その序列におさまるようになります。
ーーーーーーーーーーーーーーー
これができていないので、男子は勝手に、
お!俺アルファかも?
と誤解して、しょうもない内容の記録をロクスノに上げてしまうのかもしれません…
今のトップアイスクライミングって…
こんなのですよ?
1)ユースケさんの冬季称名の滝の記録:
https://www.sato-alp.com/%E5%9B%BD%E5%86%85%E7%99%BB%E5%B1%B1/caaeaaac/
2)ギンちゃんのハンノキ滝 冬季単独
https://www.climbing-net.com/news/hannoki_210218/
それでも世界中のトップと比べたら、下ですからね?
3)マークアンドレのフリーソロ
https://youtu.be/jAtj0tyt52s?si=om7s_SFaT3x9YvIe
ランナウトってフリーソロと同じ意味なんで、そんなにランナウトしたいんだったら、最初からフリーソロで行けばいいんじゃないですかね?
まともなクライマーはしないのが、フリーソロですし、当然、私はいやですからね。
■ 俺はアルファだ!と勘違いした事例
栗城さん、あと なんとかマリンさん。
以前は、エベレスト登山家の野口健さんですら、勘違いと指摘されていたくらいですからね。
より強烈な勘違いの人が出て、野口さんは肯定的に受け入れられるようになった(笑)。
九州に来て、4級アイスの雌鉾を初頭したって言っても、5.10cに2時間半もかかるような人が、ギリギリボーイズ並みの評価を受けていてびっくりしたんですが…
その評価を受け入れて、難しいルートに行くと、すぐに一貫の終わり、ですよ?
その原因が、グレードだけを見ていて、中身を見ていないからだと分かった。
5.12。
人工壁で登れてもタダの人。
外岩でRPで登れても、普通の人。
スイスイ登れても、フリーが登れるだけの人。
現代のフリークライミングのトップ集団に踊りだすには、最低は、5.14が必要ですよ?
なんせ8aじゃなくて、9aの時代なんですよ?
現代のアルパインクライミングのトップ集団に踊りだすには、5.12はすいすいと5.9並みにオンサイト出来て、なおかつ標高差1000mを1時間で登れるくらいでないと… 一般人は300m/時です…。しかも、40kgは最低歩荷できないと。一般ハイカーでも35㎏は普通ですよ?
その辺が、周囲に、5.9でトップクライマーになれた時代のおじいさんクライマーしかいないと男子は分かるようにならない。その時代に5.12が登れたら、天上人だったんですけど…。今は違う…。
クライミング教育が古いので、古いエイドクライミングを、アルパインだ!と信じてしまうんですよね。今の時代、5.12はチームオンサイトでみんな登っているんですよ?
自分がアルファだ!と誤解したまま、ロクスノに記録を上げている… 例:雌鉾アイス
取り上げたロクスノ側は、ほほえましいという理由で取り上げたんだろうと思いますが、取り上げられた側には伝わっていなくて、
俺、アルファ勘違い
という結果になっていますからね! それは、九州みたいな僻地では、教育がないからです。
しかも、男性社会では、誰も、お前勘違いしているぞーと教えてくれないですよ?(例:白亜スラブ)
男子って、どーせ、言って聞かせても、聞かないんで…。
年配のクライマーが応援してくれるのは、単なる親心的習慣ですからね。
現在では、高所遠足になってしまってから20年以上たっているエベレスト。
1章 日本人初登頂(1970年)
2章 女性初登頂(1975年)
3章 加藤保男の3シーズン登頂と死(1982年)
4章 無酸素初登頂(1983年)
5章 交差縦走(1988年)
6章 バリエーションからの登頂(1993年)
7章 公募隊の大量遭難(1996年)
8章 清掃登山(1999年~)
9章 最年少登頂と最高齢登頂(1999年~)
10章 日本人の公募隊(2004年~)
11章 「栗城劇場」の結末(2018年)
大衆化の歴史が分かる…。
最初はちゃんとした冒険だったのに…最後は栗城劇場…詐欺的劇場化で終わるってわけです(汗)。
同じことがアイスでも、岩でも起こっているわけで、トップクライマーの皆さんは、自分の記録が評価されないのは、なぜだろう?といぶかしがっていると思いますが…
劇場化
していないからですよ。 現代では、劇場化、つまり YouTubeで人気取りしないといけないんですよ…
なので、ユースケさんとユージさんの動画発信は素晴らしいと思います。
これで、一般の人との違いが明らかに出来るかもしれません。
【クライミング心理学】 HSPはクライミング向き & 間違っている指導に敏感
いや~今日は、朝から幹也先生の動画やドクターラマ二のHSP動画が湧いてきました。
キッカケは、みさきじゅりさん、です。
クライミングでトラウマのフラッシュバックが起きるようになり、心理学絶賛取り組み中です。
■ 九州で殺されそうになった私に起こったこと 水泳で再現中
私は、アキレス腱を断裂したので、水泳でリハビリすることになり、水恐怖症なのに、ついに習得する運びになりましたが…
やっと見つけた水泳のコーチが、最近、私の個性に合っていない指導をする、ので、なんか変だな~と思っていました。
ーーーーーーーーこうなっていますーーーーーーーーー
その理由1)泳がせたら、なんだ、上手じゃん
内実: 実際、上手なんだが、水が怖いのと運動神経がいいのは別。本人は怖がってる。
その理由2)昔ながらの競泳指導 スピード命!
内実:本人の内的感覚を無視した、勝つことだけを至上主義とした時代の指導
その結果) 50m競泳プールで泳いだら?など…水恐怖症の人にとってありえない提案が出てくる
内実: …(汗)。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
あるいはこういう風にも言えます。
ーーーーーーーーーー
スタート: 先生、水怖いです、水泳、教えてください (接近)
⇒ 教える、上手になる (教師:生徒=Win:Win)
バラ色期 先生もハッピー、生徒もハッピー
⇒ 先生、欲が出る。この子、教えたら、めちゃ上手になるんじゃ…?
⇒ 水怖い人だということを無視した指導 (誤解)
⇒ 選手は恐怖を感じる (危険予知)
⇒ 間違った指導法でも相手に配慮して我慢して従う (我慢)
⇒ 停滞 (Win:Lose)
⇒ なんでなんだよ!と指導者が拗ねる 実は指導者の無理解が原因 (無理解)
⇒ 選手の側は拗ねられても… (裏切り、もしくは、失望)
⇒ 選手は委縮する (当惑)
⇒ 指導無いほうがいいな…誰かほかにいないかな… (無意識の回避行動)
⇒ よし、先生のクラスでは、言うとおりにして指導されているフリして、自習でがんばろ (無理に合わせている)
⇒ (指導者)あの子はちょっと上達したら、言うことを聞かない、わがままだ (誤解)
⇒ 反逆児のレッテル張りをされる (誤解 もともとあっていない指導をする方が悪い)
⇒ 決裂(Lose:Lose)
ーーーーーーーーーーーー
ーーーークライミングバージョンーーーーーー
スタート: クライミング、教えてくださーい (接近)
⇒ 教える、上手になる (師匠:生徒=Win:Win)
バラ色期 先生もハッピー、生徒もハッピー
⇒ 師匠、欲が出る。この子、教えたら、めちゃ上手になるんじゃ…?
⇒ 40代&女性だ、ということを無視した指導 (誤解)
⇒ クライマーは恐怖を感じる (危険予知)
⇒ 間違った指導法でも師匠に配慮して我慢して従う (我慢)
⇒ 停滞 (Win:Lose)
⇒ なんでなんだよ!と師匠が拗ねる 実は師匠の無理解が原因 (無理解)
⇒ クライマーの側は拗ねられても… (裏切り、もしくは、失望)
⇒ クライマーは鬱になる (鬱&被害妄想、このままいけば殺される~)
⇒ 指導無いほうがいいな…誰かほかにいないかな… (無意識の回避行動)
⇒ よし、とりあえず、一緒にクライミングしているときには、言うとおりにして指導されているフリして、コソ練でがんばろ (無理に合わせている)
⇒ (師匠)あの子は言うことを聞かない、わがままだ、理解できない (誤解)
⇒ 反逆児のレッテル張り (誤解 もともとあっていない指導をする方が悪い)
⇒ 決裂 (Lose:Lose)
ーーーーーーーーーーーー
■ もうできるじゃん誤解
私はヨガの講師をしていたくらいなので、たぶん、運動神経は一般の人より良いのです。少なくとも、悪いほうではないでしょう。アスリートと行かなくても、準くらいなんではないですかね…40代でクライミングをマスターするくらいなんで。
そういうことなので、水泳も、教えれば、すぐ指導が吸収される。エンパスだから吸収能力が高いわけです。そうなると、教える先生としては面白いわけです。
しかし、その内容が…。
私は初期の指導以外は、水泳指導でも違和感を感じ始め、YouTubeでいろいろ模索して、自己努力、つまり独学…を始めました。これは無意識です。
今思うと、合っていない指導についての違和感が、「誰かほかに教わる人いないかな~」となったわけです。
最近お気に入りは、トモキン先生とせりかちゃんですが、海外選手の動画でこれだ!と思いました。
こうして自分の泳法に合うスタイルの選手を見つけてきて、また上達の軌道に乗ったので、昨日は、プールが空いていたこともあって、あっという間に上達しました。
楽しい ⇒ 夢中 ⇒ 結果的に努力となる ⇒ めちゃ上達 ⇒ 自信
多分、バタフライは、最初から生徒全員の前で泳がされたくらいなので、何も指導が入らなくても上手に見えていたとおもうのですが、先生の指導通りやると、競泳スタイルで、スピード重視の泳ぎになってしまう…、腕めっちゃ早回し!です。そりゃ、これを長年やれば、逆三角体形になるよな、って感じ。
でも、私、それはやりたくなくて、
長く疲れないで泳ぐ、気分はイルカ!なスタイル
のほうが好きなんですよね… なんせ、50代から選手、目指します?目指しませんよね。
元々、水恐怖症の克服 っていう理由で水泳しているんだし。
そこがいつの間にか、指導者から、
目的の取り違え
が起こる。別に今から、競泳選手になるとか、ありませんので。大会も出る気ないし。
■ たとえ選手でも…
そもそも、たとえ、まだ子供で、競技選手になるってケースであっても、効率が良い成長っていうのは、楽しく努力して、スピードは、その結果としてついてくる、ってものです。
私は、英語、ビジネスレベルですけど、そういう努力しかしたことありません。TOEICスコアなどの結果を求める勉強したことないけど、ほとんど満点です。
アイスクライミングも同じで、普通に丁寧に登っていたら、気が付いたらスイスイ登るようになる…実際、アイスクライミングではそうなりました。
40代からスタートして、国内コンペで5位って、それなりにすごい記録と思いますけど。
そういうことなんで、一言でいえば、価値観が違う指導者に、ああしろ、こうしろ、って余計な指導はしないで、ほっといて!って感じに結果としてなりますよねぇ。そうなると決裂です。
違和感の元は、指導者の側にある、行き過ぎた競争意識、結果至上主義、です。
指導者は無意識で、それしか指導法教わっていないから、それしか教えられないんだと思いますけど。
別に、クライミングでも、水泳でも、今からオリンピック選手になるわけないじゃないですか?なのになんで、ジュニア選手向けの指導をするんですかね??
コミュニケーションのすれ違いと理解することもできますが、背景には、勝利至上主義があります。
大人の生徒に競技を指導をする、その発想のほうが、非現実的だと思いますが、指導者ってそのことに無自覚みたいなんですよね。
これがクライミング版で、九州でも起きました。
■ クライミングで間違った指導をされると殺されることになる
3年で、外岩5.10ノーマル、5.11a初オンサイト…ってのは、成人クライマーの普通の成長スピードです。女性の場合だと、むしろ、早いくらいです。
特に外岩では、リーチが問題になり、リーチの無い女性のほうが多くのリスクを背負い、なおかつグレードによるステップアップは意味がないです。
もちろん、猛者ぞろいのクライマーに混じると見劣りはしますが、40代からスタートした人を大学山岳部や高校山岳部でスタートした人と比べるほうがおかしいですよね。
趣味のスイマーに、競技スイミングを強要するってのが、変だと分かる人が、クライミングになると分からなくなるんだよなぁ。なぜですかね?
水泳で個人に適していない競泳指導をしても、変だなーとなるだけですが、同じことでも、クライミングでやると、死に直結しますからね。
特に小さい人には、グレード全く参考にならないです。これは海外岩場でも同じです。
しかし、特に日本の岩場では、誰にとってもグレードそのものが参考にならない作りが岩場ではされています。
みんなは私が自信がないからチャレンジを躊躇しているんだと思っていたと思いますが、それは間違いで、本当に殺されそうだから、しないんですよ。私はチャレンジを恐れる人間じゃなくて、むしろ、しすぎな人間です。2万円しか財布になくて、海外で放浪生活します?しないでしょ、っていうか、できないでしょ、みんなは。
人工壁で5.12を登っている男子でも、5.9と題された、実は、5.10cで、うんうん唸って2時間半くらいかかったんですよ? 私は昇仙峡でアダモ10cを10aと騙されて登っていましたが、2時間もかかったことないよ? 私は人工壁、5.11までしか登れません。
グレードは背と握力の結果なので、この5.12男子と5.1150大女子の私が直面している壁は内容としては全く同じです。結果として現れるグレードが違うだけで。男子が5.13に挑むのと、女子が5.12に挑むのは同じですからね。
特に、背の低い人にとっては、5.9ノーマルになって以降は、外岩ではまったくグレード関係ないです。
男子は、一般市民の無知や誤解に基づく賞賛を受けても、ナルシズムが充足してうれしいのかもしれませんが、私は全くその逆です。
この賞賛で、相手の期待値が非現実的に上がってしまい、自分の登攀レベルだと、命の危険があるルートを登らさせられる羽目になったらどうしよう…と想像して、むしろ、真っ青になります。
師匠の青ちゃんもそうみたいでしたよ? 想像ってだけでなく、現実にも実際起こりましたからね。比叡で。マルチピッチで、初見で、全装で、知らないビレイヤーでリードって…。そんなの普通やらせないですよ、初対面の人に。もう、ほとんどイジメか、子供だったら虐待経験、ですね。
■ 男子向け指導は、女子には非現実的
標準身長がある男子クライマーと同じように、5.10aが4本登れたら、5.10bね、っていうグレードのステップを上がらせよう、という指導など、全く意味がないです。
人工壁のグレーディングってムーブでは決まっておらず、単にホールドが遠くて、だんだん小さくなっていくだけ、傾斜がきつくなるだけ、のことです。
一方、外岩では、グレードは開拓者の主観なので、てんでバラバラ。
ボルト位置が遠ければ、背の低い人にとっては、クリップできないので、簡単なルートでも、命がけ、です。
ちなみにラオスのこのルーフは、初心者向けです。私が登れるくらいなんで、誰でも登れますけど、一般の人が見たら、ユージさんのこっちと区別がつかないですからね(笑)。
5c(5.10a) レベルのルーフ =一般クライマー無知な一般の人から賞賛受けても、全く意味なしですからね…。
■ ルーフのこと
余談になりますが、私がルーフで分かったことは、リードか?フォローか?全くカンケー無いってことでした。
ロープが前から出ているか、後ろから出ているかの差だけなんです。上下関係、なし。
なんで一度は初心者でもルーフやってみたらいいですよ。
落ちたら、最初からやり直しです。
ヨーヨースタイルが意義あるスタイルなんだなって分かると思いますよ。
ハングドッグスタイルって、最初からやり直しではなく、落ちたとこからスタートなので、結構ズルなんですよ。ハングドッグってカッコ悪~。
そのことが分かるでしょう…