2024/05/10

【クライミング現状】やっと動き出したクライミング界

■ 5月25日(土)、瑞牆山 登山・クライミング集会開催のお知らせ

が来ました。いやはや、めちゃ重たい腰でしたねぇ。

威張るだけ威張って、何もしないクライミング界の重鎮たち…

それは、日山教から、労山から、日本山岳会まで、一緒なのでした。

名誉だけ、俺だけ、今だけ、みたいな感じです。

まぁ、でも、この

5月25日(土)、瑞牆山 登山・クライミング集会開催のお知らせ


を出してくれている日本アルパインクライミング協会は、業界中で知らない者がいないガメラさんの愛称で知られる菊池さんがやっています。

私は、韓国に行ったときにUIAAの出している現代の登山の教科書、登山総合ハンドブックの韓国翻訳版に気が付き、

「なんと… 日本の登山界は、お隣の後発国、韓国にすら追い抜かれているのか…」


と自覚しました(汗)。 (汗)(汗)(汗)(汗)(汗)‥‥エンドレスって感じです。

そこで、日本語翻訳の依頼を出したところ、訳書は出版されましたが、なんと各都道府県の図書館にに一冊づつ配るということすら、できない事務局の無能さ。

日本の登山技術が世界的に見て、遅れまくっていることすら、

 自己責任

と言って、組織の責任を取らない体質の日本なのです。

今では誰でも知っていますが、日本の大企業なんて、優秀な人から辞めていくんですよ?

同じことが山岳上位組織でも起きているようでした。

今の日本のアルパインクライミングは、世界中で一番後発のモンゴルとかより遅れているくらいなんですよ?

■ UIAAに誰を紹介したらいいのか?

事務局長のSteveLongさんからは、誰か、きちんとした山ヤを紹介してほしいという話でしたので、私の知る限りの人材を紹介しました…

ヒロケンさん、奥村さん、もちろん、菊池さん、最終的には倉上さんにつながってもらって留飲をおろしましたが、まぁ何も起こりませんでしたね。

スティーブは、UIAAで定期開催されている会議に日本の代表を招き入れたいのです。

会議は別に普通に一般公開されており、日本のように、誰かはっきりと分からないお偉いさんが、どことも知れない密室で物事の方向性を決め、なんとなくそれが既定路線になる、というのとは違います。

ちゃんと誰でも見れるように公開されており、今でも普通にFBのシェアで回ってきますよ。

世界的な組織であるUIAAの会合に誰も日本人が出ていない。WHOに日本の代表がいないみたいな?

まぁ、私みたいなペーペーのクライマーが担うことではないでしょう。


九州で私が出会った現実:

最近、私に九州では残置ビナにロープ直掛けがローカルルールだと言ってきた人が、奥村さんの協会のクライミングガイドになっていて、あの資格って、あんなんでも取れるんだと思ってガッカリしました。もうフリークライミング能力に対する敬意は、すっかり失いました。

■ 日本だけ

日本だけが世界的に見て、遭難者数がうなぎ上りなんです。

その理由は、

 1)間違った思想を伝播して山が自己顕示欲の表現手段になっている

 2)それを放置している。登山者教育がゼロ。

 3)しかも、商業登山がそれに便乗している

 4)警鈴を鳴らす上位山岳団体が、無能で、全く現状を放置しっぱなしである

 5)その理由は、上位団体は、すでに登山でも、クライミングの本質であるリスクをとるものでもない、お遊びであるスポーツクライミングで選手に勝たせることに夢中だから

 6)遭対協にお金が回らず、有り余ったじゃぶじゃぶの日本のお金は、ただ役職名をもらって何もしていない人たちの”役職給”とリスクゼロのクライミングであるスポーツクライミングに充てられている

 7)ガイド資格の講座内容が、カスカス。誰でもガイドになれる。

 8)その理由は、ガイドとは名ばかりで、実はポーターであり、トップロープ張るだけの人だから。嫌なことをやらせる、罰ゲームのババを引いた人=ガイド。

 9)トップクライマーは誰も本質的なこと、 山をやるとはどういうことか?とか、クライミングの本質とは何か?とか、そういうことを発信しない。

 10)マスコミ報道の山も、視点が古く、偉業達成!路線から脱せず、たいした偉業でない内容を偉業と報道し、登山やクライミング価値を貶める効果しか発揮していない。しかも、解説の内容自体が間違っていたりする。

 11)日本クライミング界が内向きで、まったく外国のクライミングガイド・指導者の招聘講習会などがない。

です。

テニスの世界では、海外のコーチを招聘するのは普通です。心理学の分野でも海外の第一人者を招待して、日本に一流の技術を入れます。

クライミングではこれが全くありません。井の中の蛙状態を国自体がやっている。

そのため、結局のところ、海外に出た日本人も日本人としか登らないで帰ってくるので、海外の技術は入らず、海外で登りだした人は、鈴木英貴さんみたいに、日本はバカバカしくなって帰る気がなくなるし…

もう、OL時代に見た風景と同じだった…。

私も海外で、日本の開発部を率いてプロジェクトマネージャーをしていたことがありますが、日本のソフトウェア開発のやり方が古すぎて国際競争力がないので、嫌になっていたところ、テレコムニュージーランドにヘッドハンティングされました。その時、行きたかった…。

それと同じような光景をまたもや、クライミングで見ることになりました。

日本経済にしても、少子化を代表とする社会問題にしても、日本の斜陽は作られた斜陽です。

ちょっと上の世代のサボりの結果なんですよね…

2024/05/09

【教育的動画】ユージさんのヨセミテ 

平山ユージ「ledge to ledge」Yuji Hirayama「el capitan,yosemite」「el nino,30pitches」

5:50ごろ必見。ユージさん若い!しかし、ちゃんと頑張ってきたから、今のかっこいいユージさんがあるんですねぇ…。Tears For Tearsの今と昔みたいな・・・。

男子、頑張れよ!

頑張っていないから、サポートももらえないってそれだけだと思うよ!

女の人に頼って、男にしてもらっている場合じゃないですからねー

って思った動画でした。

【リスク中心思考を身に着ける】セッション解説 沢

NHKスペシャル] 4K 世界初!深さ200メートル以上の谷をロープ1本で命がけの垂直降下 | ヒマラヤ“悪魔の谷”~人跡未踏の秘境に挑む~ ...

沢もいろいろ技術がありますが、男子は見て盗め!ということで、言語化されて教わっていない上、見せてもらっても、盗めないのです…

というわけで解説します。

■ スタートの懸垂下降は、これは、繰り出し法です

懸垂下降するには方法がいくつかあります。

1)両方まとめて投げる
2)繰り出す

ブッシュが出ていたりしたら、投げるのは無しです。理由まで言わないと、想像力がない人は分からないか…(ため息) 当然、ブッシュに引っ掛かるからですよ。

ブッシュに引っ掛かって解かないといけなくなったことがある人は分かるはず。

末端は、結ぶのが教科書通りです。すっぽ抜け事故は、メインの過失事故です。一流以外の人は、全員結んでください。

繰り出し法は、セカンドが繰り出してあげます。難点は落石を巻き込みがちなことです。しかし、ロープの流れを丁寧に作れます。

■ 懸垂下降のセット

しかし、大西さん、バックアップついてんのかなぁ…見えない。たぶん、登り返す場合に備えて、グリグリなんではないかと思うのですが…。

セカンドの田中さんの懸垂は、エイト環のみでバックアップがない。たぶん、セカンドなので、下でコントロールできるからでしょう。下で、ロープを引っ張れば、セカンドは止まります。

慣れている人なら、途中停止は足に巻けば、できます。途中停止の方法も複数を知っていることが大事です。

■ 懸垂にはスタティック 

あと、このロープはスタティックです。

クライミングにはダイナミックロープしか使いませんが、これはキャニオニングなので…下るだけのつもりなのかなぁ…

降りてみて足りなかったので、別の日に、再度長いロープで戻ってきています。この判断は重要ですね。ロープが足りない場合、途中でつぎ足したくなりますが…懸垂で途中つぎ足したノットをまたぐのは…かなり面倒。できないことはないですが、空中懸垂でやるのはいやだなぁ…。

一般人のキャニオニングは、山梨なら、ほら貝のゴルジュです。あれ、めちゃ楽しかった、また行きたい!

■ 沢にボルト… 一番悪環境じゃん?

九州の人はリスク認知が全くできておらず、祝子川本谷に2名で、つまり、私と相方だけで誘われたので、さすがに危険だろうと思って、ある会を率いる会長に、判断を仰いでみたら…

「ボルトが打たれていてスポーツクライミングみたいなルートだよ」

ということでした・・・全く見当はずれです。

まずもって、2名で沢というのが、超・一流だけが許される形式です。私はベテランとしか2名での沢をやったことはありません。アラーキーはベテランどころか、その反対で、こっちが面倒見てやらないといけない対象なので、無理です。あと二人、だれかいたらいけるかもしれません。リスクがある山や沢は、最低4名です。リスクには相手も含まれます。

年中水がかかっているところに、ボルト打ったら、そのボルトを信用することはできないのが当然ですよね? 正解は、「ロシアンルーレットみたいなルート」です。

沢では、確保器も、外岩でのビレイとは話が違います。エイト環使いこなしてくれないと困ります。

ゴルジュにつかまったとき、流してくれないと溺れ死んでしまいます。そういうのが分かっていない人と行くと?まぁ、殺されますよね。

さらに言えば、徒しょうでは、私は軽いので流されやすく、チロリアン(斜張り)が必要なことがあります。

チロリアンって、やったことないです!ってクライマー男子が10人いたら、10人の世界なんですよ。

山岳総合センターでは、最初のころに教わります。ツエルト張るときに使えますよ。

ユースケさんの無人島探検でも、出ていました。チロリアンなんて、俺、要らないからやらない、という発想の人がほとんどなんです。

そういう人は、ジムと外岩ゲレンデ程度にしておくことです。ゲレンデで5.12が登れたとしても、男子が言っている、5.12って、何時間もうんうん唸ってハングドッグしての結果ですし、グレードは、彼がチロリアンを張れるとか、エイト環が使えるとか、リスク管理ができるという証明には全くなりません。

会を率いている、という実績?も、リスク管理ができている、という確証には全くなりません。

その人の言動から、推し量ると、やはり、人の命に責任を持つ立場、というのは避けたほうがよろしいのでは?と思える発言内容です。

■ ヒマラヤの”沢”?

いや~、ヒマラヤももう、ピークは登りつくしてしまって、もうめぼしいのはないって意味でしょうね…

こないだユースケさんとトシゾーさんも行っていましたよね、ヒマラヤの沢。

そりゃ峰が高ければ、渓谷も深いよなぁ。

コロナが開ければ、クロスケオテ谷なんて誰も見向きもしない…(笑)。エイドで初登なんて、現代では、誇りとなるより、むしろ、え?って記録だと私は思いましたが、コロナで国内で何か…ないかとなると残っているところがホントにない…ってことなんですよね。

しかし、エイドでは…。

本来フリーの時代になって、もう何十年もたっているのに…。

どういうスタイルが良いのか?ユースケさんの無人島の記録を参考にしてはどうでしょうか。

そういう意味でアップしてくれたんだと思うよ?

■ 心理学的欠落 … 男子が視野狭窄に陥る理由

人は、注意を向けたところ以外は、気が付かなくなる、という心理学の法則があります。


なので、いかに俺をPRするか、という視点しかもっていないと、

 他の人が行った危険行為  例:支点ビレイ

などが見えなくなるんですね。

初心者の時代のクライマーも、自分が楽しいだけでアップアップなので、ベテランがやった支点ビレイが、現代クライミングでは最初にされてはいけないこと、支点ビレイをされそうになったら、断りなさい、と言われているビレイだと、気が付くことが、そもそもできない。

右も左も分からない時代に、親に連れられて、一度渡った赤信号は、渡るのが当然になります。

なので、本に書いてあっても、ダメなのです。

しかし、見ても学ばない…。行動から意味を読み取る訓練、って、本を読まない人、にはできていないことが多いです。

男子は、”俺”に夢中…カッコつけることに夢中…だから、確証バイアスが作用して、お手本を見せたところで、学ばないんだということが5年かけて分かったことです。

2024/05/08

【クライマーのための栄養学】クライマーは分子栄養学を食事の基本に

 ■ 賞味期限が切れた知識の限界

昨日は、マクロビの方に会ったのですが…結論的に端的に言えば、賞味期限が切れた手法・知識であると思いました。

マクロビは、確かに飽食の時代には良かったんですが…、例えば、今メタボのおじさんとか、マクロビはいいと思います。現代の65歳とか…。もうコンビニで、お惣菜パンを毎食食べているような人。

しかし、今の若い人に増えているのは、発達障害とかメンタル疾患、摂食障害…そんな時代背景にある若い人は、マクロビでは、さらに激やせして、栄養疾患で、悪化してしまいます。

理由は、”充分な”たんぱく質が含まれず、カロリーだけが過剰で、代謝にビタミンb群を過剰に消費するので、脳内伝達物質が作れない、ためです。これが、基本的な機序なんですよ。メンタル疾患の。

■ 持久力はケトン体質

運動をする人には、もちろんカロリーが必要です。

一番燃焼効率がいい、ケトン体質になるにも、カロリーを燃焼できる体、つまりビタミンB群が必要。

糖質を燃やすのにも、B群が必要です。なしでやると、体内のb群が枯渇します。

私も雪山を始めたころは、シャリバテというのが何か分かる感じで、反省から、朝はお餅2個、と決めていました。

■ クライマーの減量

しかし、フリークライミングになると、体的には燃焼しないので、アルパインクライミングで17時間行動とかしているときと同じ量を食べていたら、太って登れなくなります。

それで痩せたい!と思って、カロリーベースの栄養学で減量して、必要な筋肉を失うと?

ムーブはできるけど、パワーが出ない、持久力の無い、瞬間芸クライマーになる。

すぐ疲れるってことです。

男子にボルダーが人気があるのは、ビタミンB群の不足という背景があるのではないでしょうかね?

男性、持久力、マジヤバいもん。私より歩けない人、ざらにいます。

■ じゃ、正しくはどうすればいいの?

筋量を失わず、脂肪だけを少なくしたいのです。アルパインクライマーには、長時間労働のために脂質が使われるので、多少の脂質が蓄えられています。寒いところでは脂肪は断熱材です。

でも、一般にフリークライマーで、ハードなのがやれる人って、針金体形でしょう?

アルパインで強い人は、がっちり体形。

吉田さんも針金でした。

日本の難しいフリークライミングの課題は、ほとんど”短しい”ので、持久力は要らない感じです。

なので、ヨセミテのビッグウォールをするための体力、要するに持久力と、デイドリを落とすための体力(体重の軽さとフィンガーパワー)は違います。おのずと、体形も違います。

ボディビルダーみたいにバルクアップするには、糖質が必要です。インシュリンが出ないと、バルクアップしないんですよ。

でも、フリークライマーに必要な体系は、痩せマッチョで、バルクアップしたら重たいだけです。

つまり、低脂質のたんぱく質を豊富に取って、体脂肪を減らし、筋肉を増やすけれど、太くしない、ということですよ。

■ カロリーを減らすだけだと、筋骨格筋が減る

ビーガンをやって分かったのは、複合炭水化物食だとしても、たんぱく質が足りないと筋骨格筋が減るということでした。

つまりフレイル化します。年配の老クライマーでも骨格筋減ってしまっている、腰が曲がった人います。脊椎が曲がってきたら、筋骨格筋が衰えているということですよ。

対策は、BCAAです。寝る前、起きたらすぐ、両方摂ります。

■ 結局どうすればいいの?

どうしたらいいのか、分からない人は… 

この動画が良かったです。ご参考に。

1)ビタミンB50で、今不足している代謝サイクルを回す

これだけで、一気に回復し、筋肥大始めた友達の男子がいます。

2)プロテイン豊富な食事 

胃酸が出ていない人は、アミノ酸で補ってください

3)糖質は最後に取る 

食事の最後にします。ラーメン定食はNGです。唐揚げにしてください。

4)食物繊維をコーヒーに入れる 

デキストリンがいいです。自分の腸内細菌のエサになります。

おやつは、激しい運動をする前にとって、エネルギーにして消費してしまってください。

夜は、糖質厳禁、でプロテイン中心にするとあっという間に痩せます。


2024/05/07

【リスク中心思考を身に着ける】セッション解説 デイドリ―ムPart1&Part2 :トップクライマーの登り方

【Vlog】平山ユージ&大西良治のデイドリーム part.2

■ セッション解説

1)どれくらいの期間をかけるか?で実力を示す

パート1 10月31日、パート2 11月7日、ファイナル2月28日。

期間的にも、シーズン初め、中、シーズン終わり際、という感じです。
ワンシーズン中3日の撮影。トータル20日だそうです。

終わらなかったら、来年になりますね。

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山梨県某エリアの「デイドリーム」(5.14b)は日本最難のフィンガークラック。日本のフリークライミング黎明期からトップクライマーの挑戦対象として認識され、未来の課題として継承されてきた。とりわけレジェンドクライマー、故・吉田和正が情熱を傾けたことが知られている。2020年1月、30年以上の挑戦の歴史に終止符を打ち、小峰直城が初登。浦野誠動が第2登、中嶋渉が第3登と続いている。
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ちなみに、”実力とは、かかる日数で示すものだ”という実力の示し方、も示されているような気がしますね。

1登 小峰っちは、何日かかったんでしたっけ?忘れましたが…。ロクスノの記録の文体がしょぼかったので、がっかりした私だったのでした…。しょぼかったことしか覚えていない(汗)。

3登の中嶋さんは、10日だそうです。

第2登の浦野さんは、かかった日数、ネットに出ていませんでしたが、48歳?!円熟クライマーだったんですね。年齢でも実力を、というか情熱を、示せるかもしれない。

たぶん、一般クライマーは、ルート名だけで実力を示そうとしすぎなのでしょう…

2)1ピン目は大事です!

1ピン目は、パート1では、赤キャメと青キャメで、固め取っていますが、ユージさんの墜落で、赤が飛んだので、2度目では、二つ連結して、強度を高めて使っています。

クラックのクライマーなら習っていて当然の技です。

1ピン目は、2個連結です。

3)ビレイヤーにコールして、キャッチの準備をさせる (行動プロテクション

ユージさんの登りは、登れなくなった時、「はい、テンション」と声をかけるので、私が習った登り方です。

勝手に、”テンション登り”、と呼んでいますが…

これが、九州では全然なく、違和感でした。

テンション登りが、不安なボルトで登る基本の登り方だと思います。

現代の人は、人工壁になれているので、黙って落ちます。

外岩では、落ちそう、とビレイヤーが予期していることが安全対策ですので、ふいに落ちる、アンコントロールに落ちるのはダメです。

リードする許可の有無が、アンコントロールな墜落をしないこと、です。

それに、ロープたるたるで落ちると、落ちる量が多いですよ。

インドアでは、わざとたるませて落としますが、それは常に被っているからです。外岩では、しません。

行動プロテクション:https://allnevery.blogspot.com/2023/05/blog-post_39.html

4)ボルダリングの安全管理 下降路を登る前に安全確保する

アップのボルダー 大ハングでは、まず落ち葉を落として下降路を安全にしています。

5)余計なチョークは落とす

どうも、パモは持っていないみたいですね。あそこ、いつもチョークついて固まっているので、滑る… 服でたたいてチョークをとしていました。

6)ボルダリングの安全管理 クラッシュパッドの移動

大西さんがランディングしたところが、ユージさんが移動したマットの上で、読みがぴったり。流石です。

7)得体のしれない道具は使わない

後ろに見えているパッドと梯子、誰のなんですかね…? いつもあるけど。っていうか、5年前からあるけどなぁ…。

8)プロテクションは厚めにしておく 

デイドリのピンクポイントで設置した、最後のナッツは、どうもユージさんも、登ってみたら、かける余裕はない、みたいでした。登り切ってから、かけるしかないと最終的に判断していました。

ボルトでも、設置してあっても、そこが、片手になれない、かけれない場所だったりしますよね。

事例としては、私にとっては、九州で最初に登った米澤さんの5.10aがこれでした。ボルト飛ばして、登りきるほうを優先したので、ランナウトを受け入れて登らざるを得なくなり、相方は渋い顔をしていました。結果的にはオンサイトでしたが、良いクライミングとは考えられない。米澤さんのグレーディングは激辛なので、あれは普通にアップで取りつくような10aではなかったと思います。

デイドリは、結局、どうせ最終ピンは、クリッピングするゆとりはないので、最後のRP完成動画のほうでは、設置されていませんでした。最後はランナウトを受け入れて登る系です。あっても使えない位置にあれば、意味がないので。

9)ピンクポイントで取りつく

レッドポイントするのに、最初はピンクポイントで登るんですからね。

トップロープで登れたら、はい次、といきなり、レッドポイントで取りつかないですよ?

カムの場所とか検討できないじゃないですか?いきなり本番では…(汗)。

私は、これ、されて嫌でした。私はクラックは習得途中でこっちに来たので、最初からそう言っていたのですが、どうしても疑似リードをする習慣がないみたいでした。カムエイドで、プロテクションを設置して登るのもしなかったら、いきなり登りながらプロテクションを設置することになり、ムーブによほどゆとりがないと登りながら、正確で落ちれる設置はできないですよね?

そこが、分かっていない人たちと登ると、トップロープで一回試登しただけで、あとはいきなりRPしてねーとなり、危険でした。リスクを回避すると、結局、カムに頼らないで登ることになるので、いつまでもプロテクションが確実にならない、ので、十分実力を上げる難しさの課題には取りつくことができない。悪循環です。

プロテクションを軽視している、というのはこういうことですよ。

ピンクで登るためにカムを入れるには、トップロープでぶら下がっている必要がありますが、それには、カムエイドしながらでも、まずは上まで行っている必要があります。

その辺は作業なので、動画には、出ていないです。

10)ビレイ位置

ちなみに故・吉田さんにビレイする場合は、ビレイヤーも、スタートのボルダーの上に上がってビレイしました。地面ではなく。そのほうがより安全ですが、落ちたら、ビレイヤーに激突するかもしれません。(当方、吉田さんの最後のビレイヤーです)

しかし、見ていて指が痛くなるクライミングでした。ユージさんは指にテーピングしていたけど、大西さんはしていないので、出血…。

やっぱ、フィンガージャムは痛いですよねぇ…。

余談ですが、14bはトップクライマー向けなのですが、近くに一般向けの10くらいの初心者向けフィンガーもあります。そっちはフェイスに逃げれます。フィンガーを覚えるところの人は、それで練習してくださいね。

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2024/05/06

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【Vlog】平山ユージ&大西良治のデイドリーム part.3

■ 故・吉田さんとかと登る機会

私は、運よく、故・吉田さんとか、アイスでも伊藤さんとかとご一緒したことがあるので、トップクライマーの登り方というか岩場での過ごし方?を知っており、それが一般クライマーにはないので、分からないのかもしれない?と思います。

トランスコーチングのセッションと同じで、一般クライマーは、

 一流クライマーの登攀を見ても、そこから、盗んで学ぶことができない

のだろう…と思い至りました。そこで解説します。

■ 解説

1)本気トライレベルの選び方

・3回~4回くらい岩場に通うレベルが、適切な本気トライレベル

この動画は、5.14bのデイドリを狙ったものですが、世界的クライマーのユージさんで、20日、です。それ以上、通わなくてはならないようだと、RPで狙うにしても、レベル高すぎなのではないでしょうかね? 

まぁ、登りたい課題であれば、何日通ってもいいわけですが。しかし、3級しか登れない人が2段のボルダーに通うのは、さすがに離れすぎ、非合理的ではないですかね?

しかもノーマットって…。無謀です。

2)季節の選び方 2024年2月28日 

基本、フリクションクライミングだったら、季節は冬が最適です。ラオスの石灰岩でも暑いと登る気になれないので、日陰が志向されるくらいです。

スラブなら、本気トライは、当然、冬ですよ。日本は湿った国なので、湿度の高い夏は、本気トライは、ほとんどお預けです。

3)アップは丁寧に

ユージさん、大西さんのようなトップクライマーでも、アップは5級や3級

九州では、5級以下のボルダーは、8級でも9級でも全部5級のじゅっぱひとからげでびっくりした。つまり、基本や易しいルートをおろそかにしています。

たぶん、そんなことしているからいつまでも、リスクをとらえた思考ができないので、結果として、ちゃんとした記録も出せず、クライマーも育たないのでは…。

3級登った後、”1級はないな…”と大西さんがつぶやいていますが、このように、このルートは、自分の体感で何級かな?と考えながら登るのが、普通でした。

グレードが安定しているラオスでもそうでした。

たまに開拓直後でグレードが付いていないのがあり、それを、いろいろな人が登って、グレード談義して、大体落ち着くところがあります。

そもそも、大体、見て、自分が登れそうなのに取り付くんです。

後で何級か見て、合っていたら、自分の感覚があっている、みたいなグレードの使い方ですよ。

あと、当然ですが、ムーブは人それぞれです。 大西さんとユージさん、全然ムーブ違うし。

この動画で、ビデオトポなんて見ていないですよね?

4)マットは持ち寄り リスクコントロールの熟達は薄さと数の少なさで示している?

トップクライマー同士なので、マット薄いけど、細かく移動して落ちるリスクに備えています。

クラッシュパッドの数、薄さ、両方共、たったこれだけで許されるのは、リスクコントロールができる人たちだから。一般クライマーには、もっとたくさん必要です。各自持ち寄ります。

クラッシュパッド含め、ギアを自分で調達しない人とは登ってはいけない。

リスク管理が人任せだからです。リードなら、ロープです。自分のロープで登るのが基本です。

5)登る前にホールドとスタンスを見る

これやらない人が多いですけど…、取り付いてパンプするだけですよね?

6)ルートでも、クラッシュパッド

デイドリのスタートは3級のハイボルなので、その上にクラッシュパッド敷いていますよね。一本目を取る前に落ちたら、ビレイは意味がないからです。

スタートで被っているときは、ルートでも、普通に危険な時は、スポットします。スポットできない配置の時は、マット併用が〇ってことです。

7)緊張するべき箇所

一本目、赤キャメ取るまで、です。見ているほうも緊張しますが、ビレイヤーはできることはありません。早く取って…と祈るばかり。

赤キャメ、効いているか?見極めは、ビレイヤーもクライマーをサポートします。怪しいなと思ったら、「それ、ほんとに効いてる?」と聞きます。効いてなかったら、えらいことです。



あと、カムが上に引かれそうな場合は、一本目のカムは重要なので、下に引かれるように補強したりします。

この写真で分かるでしょうか。これはナッツですが。私はクラック登り初めに教わりました。

昨今、教わらないクライマーが多いのかもしれません。大事なことは一本目が大事だと分かっていることです。


ボルトルートばかり登っていたら覚えられないかもしれません。


【クライミング界現状】誰がアルファか?混乱していることが遭難や事故多発原因

 ■ トップクライマー=アルファですよ。

こちらのURLより転載。http://hspjk.life.coocan.jp/blog-Revisiting-Vulnerable-Narcissism-and-HSPs.html


ーーーー引用ーーーーーーーーー

十分に比較や競争をし終えると、今度は”自分の立場をわきまえる”ようになり、その序列におさまるようになります。

ーーーーーーーーーーーーーーー

これができていないので、男子は勝手に、

 お!俺アルファかも?

と誤解して、しょうもない内容の記録をロクスノに上げてしまうのかもしれません…

今のトップアイスクライミングって…

こんなのですよ?

1)ユースケさんの冬季称名の滝の記録: 

https://www.sato-alp.com/%E5%9B%BD%E5%86%85%E7%99%BB%E5%B1%B1/caaeaaac/

2)ギンちゃんのハンノキ滝 冬季単独

https://www.climbing-net.com/news/hannoki_210218/


それでも世界中のトップと比べたら、下ですからね?

3)マークアンドレのフリーソロ

https://youtu.be/jAtj0tyt52s?si=om7s_SFaT3x9YvIe


ランナウトってフリーソロと同じ意味なんで、そんなにランナウトしたいんだったら、最初からフリーソロで行けばいいんじゃないですかね? 

まともなクライマーはしないのが、フリーソロですし、当然、私はいやですからね。

■ 俺はアルファだ!と勘違いした事例

栗城さん、あと なんとかマリンさん。

以前は、エベレスト登山家の野口健さんですら、勘違いと指摘されていたくらいですからね。

より強烈な勘違いの人が出て、野口さんは肯定的に受け入れられるようになった(笑)。

九州に来て、4級アイスの雌鉾を初頭したって言っても、5.10cに2時間半もかかるような人が、ギリギリボーイズ並みの評価を受けていてびっくりしたんですが…

その評価を受け入れて、難しいルートに行くと、すぐに一貫の終わり、ですよ?

その原因が、グレードだけを見ていて、中身を見ていないからだと分かった。

5.12。

人工壁で登れてもタダの人。

外岩でRPで登れても、普通の人。

スイスイ登れても、フリーが登れるだけの人。

現代のフリークライミングのトップ集団に踊りだすには、最低は、5.14が必要ですよ?

なんせ8aじゃなくて、9aの時代なんですよ?

現代のアルパインクライミングのトップ集団に踊りだすには、5.12はすいすいと5.9並みにオンサイト出来て、なおかつ標高差1000mを1時間で登れるくらいでないと… 一般人は300m/時です…。しかも、40kgは最低歩荷できないと。一般ハイカーでも35㎏は普通ですよ?

その辺が、周囲に、5.9でトップクライマーになれた時代のおじいさんクライマーしかいないと男子は分かるようにならない。その時代に5.12が登れたら、天上人だったんですけど…。今は違う…。

クライミング教育が古いので、古いエイドクライミングを、アルパインだ!と信じてしまうんですよね。今の時代、5.12はチームオンサイトでみんな登っているんですよ?

自分がアルファだ!と誤解したまま、ロクスノに記録を上げている… 例:雌鉾アイス

取り上げたロクスノ側は、ほほえましいという理由で取り上げたんだろうと思いますが、取り上げられた側には伝わっていなくて、

 俺、アルファ勘違い

という結果になっていますからね! それは、九州みたいな僻地では、教育がないからです。

しかも、男性社会では、誰も、お前勘違いしているぞーと教えてくれないですよ?(例:白亜スラブ)

男子って、どーせ、言って聞かせても、聞かないんで…。

年配のクライマーが応援してくれるのは、単なる親心的習慣ですからね。

■ エベレストの堕落と相似形

現在では、高所遠足になってしまってから20年以上たっているエベレスト。

1章 日本人初登頂(1970年) 

2章 女性初登頂(1975年)

3章 加藤保男の3シーズン登頂と死(1982年)

4章 無酸素初登頂(1983年)

5章 交差縦走(1988年)

6章 バリエーションからの登頂(1993年)

7章 公募隊の大量遭難(1996年)

8章 清掃登山(1999年~)

9章 最年少登頂と最高齢登頂(1999年~)

10章 日本人の公募隊(2004年~)

11章 「栗城劇場」の結末(2018年)

大衆化の歴史が分かる…。

最初はちゃんとした冒険だったのに…最後は栗城劇場…詐欺的劇場化で終わるってわけです(汗)。

同じことがアイスでも、岩でも起こっているわけで、トップクライマーの皆さんは、自分の記録が評価されないのは、なぜだろう?といぶかしがっていると思いますが…

劇場化

していないからですよ。 現代では、劇場化、つまり YouTubeで人気取りしないといけないんですよ…

なので、ユースケさんとユージさんの動画発信は素晴らしいと思います。

これで、一般の人との違いが明らかに出来るかもしれません。

【クライミング心理学】 HSPはクライミング向き & 間違っている指導に敏感

 いや~今日は、朝から幹也先生の動画ドクターラマ二のHSP動画が湧いてきました。

キッカケは、みさきじゅりさん、です。

クライミングでトラウマのフラッシュバックが起きるようになり、心理学絶賛取り組み中です。

■ 九州で殺されそうになった私に起こったこと 水泳で再現中

私は、アキレス腱を断裂したので、水泳でリハビリすることになり、水恐怖症なのに、ついに習得する運びになりましたが…

やっと見つけた水泳のコーチが、最近、私の個性に合っていない指導をする、ので、なんか変だな~と思っていました。

ーーーーーーーーこうなっていますーーーーーーーーー

その理由1)泳がせたら、なんだ、上手じゃん 

 内実: 実際、上手なんだが、水が怖いのと運動神経がいいのは別。本人は怖がってる。

その理由2)昔ながらの競泳指導 スピード命!

 内実:本人の内的感覚を無視した、勝つことだけを至上主義とした時代の指導

その結果) 50m競泳プールで泳いだら?など…水恐怖症の人にとってありえない提案が出てくる

 内実: …(汗)。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

あるいはこういう風にも言えます。

ーーーーーーーーーー

スタート: 先生、水怖いです、水泳、教えてください (接近)

⇒ 教える、上手になる (教師:生徒=Win:Win) 

 バラ色期 先生もハッピー、生徒もハッピー

⇒ 先生、欲が出る。この子、教えたら、めちゃ上手になるんじゃ…?

⇒ 水怖い人だということを無視した指導 (誤解)

⇒ 選手は恐怖を感じる (危険予知)

⇒ 間違った指導法でも相手に配慮して我慢して従う (我慢)

⇒ 停滞  (Win:Lose)

⇒ なんでなんだよ!と指導者が拗ねる 実は指導者の無理解が原因 (無理解)

⇒ 選手の側は拗ねられても… (裏切り、もしくは、失望)

⇒ 選手は委縮する (当惑)

⇒ 指導無いほうがいいな…誰かほかにいないかな… (無意識の回避行動)

⇒ よし、先生のクラスでは、言うとおりにして指導されているフリして、自習でがんばろ (無理に合わせている)

⇒ (指導者)あの子はちょっと上達したら、言うことを聞かない、わがままだ (誤解)

⇒ 反逆児のレッテル張りをされる (誤解 もともとあっていない指導をする方が悪い)

⇒ 決裂(Lose:Lose)

ーーーーーーーーーーーー

ーーーークライミングバージョンーーーーーー

スタート: クライミング、教えてくださーい (接近)

⇒ 教える、上手になる (師匠:生徒=Win:Win) 

 バラ色期 先生もハッピー、生徒もハッピー

⇒ 師匠、欲が出る。この子、教えたら、めちゃ上手になるんじゃ…?

⇒ 40代&女性だ、ということを無視した指導 (誤解)

⇒ クライマーは恐怖を感じる (危険予知)

⇒ 間違った指導法でも師匠に配慮して我慢して従う (我慢)

⇒ 停滞  (Win:Lose)

⇒ なんでなんだよ!と師匠が拗ねる 実は師匠の無理解が原因 (無理解)

⇒ クライマーの側は拗ねられても… (裏切り、もしくは、失望)

⇒ クライマーは鬱になる (鬱&被害妄想、このままいけば殺される~)

⇒ 指導無いほうがいいな…誰かほかにいないかな… (無意識の回避行動)

⇒ よし、とりあえず、一緒にクライミングしているときには、言うとおりにして指導されているフリして、コソ練でがんばろ (無理に合わせている)

⇒ (師匠)あの子は言うことを聞かない、わがままだ、理解できない (誤解)

⇒ 反逆児のレッテル張り (誤解 もともとあっていない指導をする方が悪い)

⇒ 決裂 (Lose:Lose)

ーーーーーーーーーーーー

■ もうできるじゃん誤解

私はヨガの講師をしていたくらいなので、たぶん、運動神経は一般の人より良いのです。少なくとも、悪いほうではないでしょう。アスリートと行かなくても、準くらいなんではないですかね…40代でクライミングをマスターするくらいなんで。

そういうことなので、水泳も、教えれば、すぐ指導が吸収される。エンパスだから吸収能力が高いわけです。そうなると、教える先生としては面白いわけです。

しかし、その内容が…。

私は初期の指導以外は、水泳指導でも違和感を感じ始め、YouTubeでいろいろ模索して、自己努力、つまり独学…を始めました。これは無意識です。

今思うと、合っていない指導についての違和感が、「誰かほかに教わる人いないかな~」となったわけです。

最近お気に入りは、トモキン先生とせりかちゃんですが、海外選手の動画でこれだ!と思いました。

こうして自分の泳法に合うスタイルの選手を見つけてきて、また上達の軌道に乗ったので、昨日は、プールが空いていたこともあって、あっという間に上達しました。

  楽しい ⇒ 夢中 ⇒ 結果的に努力となる ⇒ めちゃ上達 ⇒ 自信

多分、バタフライは、最初から生徒全員の前で泳がされたくらいなので、何も指導が入らなくても上手に見えていたとおもうのですが、先生の指導通りやると、競泳スタイルで、スピード重視の泳ぎになってしまう…、腕めっちゃ早回し!です。そりゃ、これを長年やれば、逆三角体形になるよな、って感じ。

でも、私、それはやりたくなくて、

 長く疲れないで泳ぐ、気分はイルカ!なスタイル

のほうが好きなんですよね… なんせ、50代から選手、目指します?目指しませんよね。

元々、水恐怖症の克服 っていう理由で水泳しているんだし。

そこがいつの間にか、指導者から、

  目的の取り違え

が起こる。別に今から、競泳選手になるとか、ありませんので。大会も出る気ないし。

■ たとえ選手でも…

そもそも、たとえ、まだ子供で、競技選手になるってケースであっても、効率が良い成長っていうのは、楽しく努力して、スピードは、その結果としてついてくる、ってものです。

私は、英語、ビジネスレベルですけど、そういう努力しかしたことありません。TOEICスコアなどの結果を求める勉強したことないけど、ほとんど満点です。

アイスクライミングも同じで、普通に丁寧に登っていたら、気が付いたらスイスイ登るようになる…実際、アイスクライミングではそうなりました。

40代からスタートして、国内コンペで5位って、それなりにすごい記録と思いますけど。

そういうことなんで、一言でいえば、価値観が違う指導者に、ああしろ、こうしろ、って余計な指導はしないで、ほっといて!って感じに結果としてなりますよねぇ。そうなると決裂です。

違和感の元は、指導者の側にある、行き過ぎた競争意識、結果至上主義、です。

指導者は無意識で、それしか指導法教わっていないから、それしか教えられないんだと思いますけど。

別に、クライミングでも、水泳でも、今からオリンピック選手になるわけないじゃないですか?なのになんで、ジュニア選手向けの指導をするんですかね??

コミュニケーションのすれ違いと理解することもできますが、背景には、勝利至上主義があります。

大人の生徒に競技を指導をする、その発想のほうが、非現実的だと思いますが、指導者ってそのことに無自覚みたいなんですよね。

これがクライミング版で、九州でも起きました。

■ クライミングで間違った指導をされると殺されることになる

3年で、外岩5.10ノーマル、5.11a初オンサイト…ってのは、成人クライマーの普通の成長スピードです。女性の場合だと、むしろ、早いくらいです。

特に外岩では、リーチが問題になり、リーチの無い女性のほうが多くのリスクを背負い、なおかつグレードによるステップアップは意味がないです。

もちろん、猛者ぞろいのクライマーに混じると見劣りはしますが、40代からスタートした人を大学山岳部や高校山岳部でスタートした人と比べるほうがおかしいですよね。

趣味のスイマーに、競技スイミングを強要するってのが、変だと分かる人が、クライミングになると分からなくなるんだよなぁ。なぜですかね?

水泳で個人に適していない競泳指導をしても、変だなーとなるだけですが、同じことでも、クライミングでやると、死に直結しますからね。

特に小さい人には、グレード全く参考にならないです。これは海外岩場でも同じです。

しかし、特に日本の岩場では、誰にとってもグレードそのものが参考にならない作りが岩場ではされています。

みんなは私が自信がないからチャレンジを躊躇しているんだと思っていたと思いますが、それは間違いで、本当に殺されそうだから、しないんですよ。私はチャレンジを恐れる人間じゃなくて、むしろ、しすぎな人間です。2万円しか財布になくて、海外で放浪生活します?しないでしょ、っていうか、できないでしょ、みんなは。

人工壁で5.12を登っている男子でも、5.9と題された、実は、5.10cで、うんうん唸って2時間半くらいかかったんですよ? 私は昇仙峡でアダモ10cを10aと騙されて登っていましたが、2時間もかかったことないよ? 私は人工壁、5.11までしか登れません。

グレードは背と握力の結果なので、この5.12男子と5.1150大女子の私が直面している壁は内容としては全く同じです。結果として現れるグレードが違うだけで。男子が5.13に挑むのと、女子が5.12に挑むのは同じですからね。

特に、背の低い人にとっては、5.9ノーマルになって以降は、外岩ではまったくグレード関係ないです。

男子は、一般市民の無知や誤解に基づく賞賛を受けても、ナルシズムが充足してうれしいのかもしれませんが、私は全くその逆です。

この賞賛で、相手の期待値が非現実的に上がってしまい、自分の登攀レベルだと、命の危険があるルートを登らさせられる羽目になったらどうしよう…と想像して、むしろ、真っ青になります。

師匠の青ちゃんもそうみたいでしたよ? 想像ってだけでなく、現実にも実際起こりましたからね。比叡で。マルチピッチで、初見で、全装で、知らないビレイヤーでリードって…。そんなの普通やらせないですよ、初対面の人に。もう、ほとんどイジメか、子供だったら虐待経験、ですね。

■ 男子向け指導は、女子には非現実的

標準身長がある男子クライマーと同じように、5.10aが4本登れたら、5.10bね、っていうグレードのステップを上がらせよう、という指導など、全く意味がないです。

人工壁のグレーディングってムーブでは決まっておらず、単にホールドが遠くて、だんだん小さくなっていくだけ、傾斜がきつくなるだけ、のことです。

一方、外岩では、グレードは開拓者の主観なので、てんでバラバラ。

ボルト位置が遠ければ、背の低い人にとっては、クリップできないので、簡単なルートでも、命がけ、です。

ちなみにラオスのこのルーフは、初心者向けです。私が登れるくらいなんで、誰でも登れますけど、一般の人が見たら、ユージさんのこっちと区別がつかないですからね(笑)。

          5c(5.10a) レベルのルーフ =一般クライマー


             5.12bの傾斜

無知な一般の人から賞賛受けても、全く意味なしですからね…。

■ ルーフのこと

余談になりますが、私がルーフで分かったことは、リードか?フォローか?全くカンケー無いってことでした。

ロープが前から出ているか、後ろから出ているかの差だけなんです。上下関係、なし。

なんで一度は初心者でもルーフやってみたらいいですよ。

落ちたら、最初からやり直しです。

ヨーヨースタイルが意義あるスタイルなんだなって分かると思いますよ。

ハングドッグスタイルって、最初からやり直しではなく、落ちたとこからスタートなので、結構ズルなんですよ。ハングドッグってカッコ悪~。

そのことが分かるでしょう…

2024/05/05

【教育的動画】5.12がスイスイで40㎏が担げる = フリークライミングはアルパインの基礎力ですの意味

【4K動画】SVP、平山ユージ


今日は教育的動画が多い日です。

ユージさんはフリークライマーですが、5.12がスイスイ登れるというのはどういうことか、分かりやすく登ってくれているので、掲載。5.14bのデイドリと比較すると分かりやすいです。

現代で、トップ”アルパイン”クライマーに求められるレベルは、

1)歩けることは前提で

2)40kg担げて (これは男子なら誰でも楽勝でクリアできる条件です)

3)5.12が、まるで5.9のようにすいすい登れる、

ことです。

この動画のユージさんが、デモンストレーションしています。まー、簡単そう…。

しかし、一般クライマーは、こんなレベルですからね。

おんなじ5.12bが登れますって言っても、内容が全然違う。

■ ギリギリボーイズにはどうやったら入れるんですか?

ギリギリボーイズには、どうやったら入れるんですか?という問い合わせが、良く来るそうなんですが、5.12がギリギリの人は、ギリギリボーイズには入れないんですよ…

そういう意味のギリギリではなく、
 
 カム使い果たしちゃった、とか

 ロープ切れそう

 何日も雪洞泊


って意味のギリギリ…なんで、何日も、雪洞で吹雪が収まるのを我慢できないと、黒部横断とか行けないですよ…。

寒くもなく、暑くもなく、歩きもない、ゲレンデのフリークライミングで、5.8 40mでランナウトしていることは、全くギリギリではなく、

 どうせ落ちないし、めんどくさいから、カム飛ばしましたと同じ怠惰

ですからね…。念のため。

正直言って、5.8 40mランナウトは、バカっぽくて、カッコ悪いに分類されますよ。

大丈夫?分かってる?

標語は 取れるところで取らないプロテクションはバカっぽい、です。

今日は、教育的動画が多い日でした☆ 良い日。

■ オマケ リングボルトは使いませんよ???


リングボルトは使わないんですよ。画面中央に見えていますよね? 

リングボルトを使わない、って、岩講習の初日に言われることですけど…。

一般の山岳会って教えないんですかね??? 


【クライミング教育動画】 現代レベルの本当のイケイケクライミング

The Story Of Marc Andre - The Alpinist That Pushed The Boundaries Of Cli...

マークアンドレのイケイケクライミング…

フリーソロです。これが現代のレベルにおける本当のイケイケクライミングですよ?

誰ですか? 私がオンサイト出来る程度のところで、イケイケを気取っていた方は…。

余談ですが、イケイケクライミングの、英語は、BadAssですよ。バッドアス。

良くない言葉ですので、女子は使わないように…


【クライミング教育】ユースケさんの開拓動画 自分を信じること

■クライマーという生き物|2人の『佐藤』の無人島開拓クライミングに密着

結局、終了点は、ナッツでも捨ててきたんですかね? 立木でもあったのかなぁ。

とりあえず、めちゃ楽しそうでした☆

■ リスク: ロープスタック、浮石、風

しっかし、ロープスタック&浮石 ねぇ…。


念のため言いますが、マルチじゃなくて、ショートでも、カムの配置が悪くて、スタックさせていたので、ちゃんと注意しましたが、男子は、私の注意を聞かない

浮石ですが、アルパインやってる人は、岩は叩きながら登るもの、が普通のことですよ。

佐久の岩場で浮石掴んで、落ちた先輩をビレイでキャッチしたことがありますが、その先輩を気の毒がるクライマーは誰もいませんでした。彼、その日は二度、浮石掴んで落ちていました…。

既存ルートにあまりに慣れると、そういうのが弱くなりますよね。

そして、既存ルートボケに加え、スポーツクライミングボケも追加されると、ボルトを信頼しすぎ、40年前のボロでも信頼して、信頼しない人を、弱虫呼ばわりすることになりますが…全く本末転倒。

彼らは、私の師匠をめちゃバカにするだろう…が、バカなのは、どっちなのか?明白に40年前のボルトでバンバン落ちているあなた方なんですよ。

安全とは、自分を信じること、なんですよ。

ボルトじゃなく…

風については、一般登山でも経験できるリスクです。

寒いだけでなく、風で声が聞こえないので、町るピッチに不慣れな人はこれが原因で死ぬ人もいます。入門者は見えるルートにしておきましょう。

こうしたリスク…風以外の要素や終了点をどうするか問題が、ほとんど回避されているのが、既存ルート。

すでに記録が出ており、ボルトを追えば、屈曲するかどうかも、あらかじめ分かり、浮石もあらかた落とされて、快適化された後です。

そんなんですら、ちゃんとは登れませんからね、ロープをちゃんと勉強する気がない人は。

■ カム温存について

そういえば、未知のルートではカム温存が、ランナウトの理由になりますね。

次何があるか分からないから、大事に取っておくんですけど…

ユースケさんくらい高い登攀力があると、落ちる気がしないので、念のため取っておいたカムが、丸々残っちゃっていますね(笑)。

私は2セット大体持って上がります。これは最初から習慣。

まぁ、既存ルートなら、5.9以上でランナウトには気を遣えばいいんじゃないかと思います。それ以下で落ちるような人は来ないし。

上級者ならもう、それこそ自己責任なので、勝手にランナウトすればよいのです。

バカな人は、自分を上級者だと印象付けるために、わざとランナウトするんですが、そうしている間に、墜落して死にます…。

さらに決してやってはいけないのは、したくないランナウトをほかの人に押し付ける行為です。

私はランナウトを美化しているクライマーじゃないのに、押し付けられて嫌でした…。

しかも、比叡を登った時は、アイス装備で行ったので、アイスギア背負って、カム無しなので、結局ランナウトして登らざるを得ず… しかも、初めてビレイされる、つまりビレイ事態が信用できるか分からない、おじいさんビレイヤー。

最初に嫌だと言ったのに、無理強いされたリードでした。まじ落ちんでよかったわー。

安全マージンが厚すぎると散々文句言われましたが、全く厚くない。薄すぎるくらいです。

青ちゃんは、私にそんなクライミングを教えた覚えはない、というでしょう…

小娘にリードしてもらわなくてはいけないほど、落ちぶれている九州のアルパインクライマー。 

そういう男性のことを世間は、何というか?卑怯者、って言うんじゃないかと思うんですけど違うんですかね?

もっと頑張ってくださいねー。


これもトップクライマーが教育的配慮で作ってくれた動画かもしれません。
現代クライマーはアホすぎて、なんせ10年登っていても、ロープスタックさせるんですから…しかも既存ルートで。開拓ルートじゃないよ?

こういう動画を見て、どうしたらいいか?学びましょう。

女性を誘うのはそれから。


【心理学】エンパス

■ 不適切な期待

私は小さいときからHSPで、消耗しすぎないように、用心して生きている。

実際、体力ない自覚がありますが、周りの人がそれを理解してくれず、過剰な期待を私に寄せる

 ⇒ 危険予知 

 ⇒ 殺されそう! 

 ⇒ 被害妄想(妄想ではなく、本人からしたら真実)

理解してくれたのは、一緒に入間のベースキャンプに行っていた御坂山岳会時代の先輩だけでした。

特に、ロッククライミングでは、私が背が低いために、生命の危険にさらされている、標準身長の男性にとって5.9のところが、まったくグレードは私にとって意味がない、ということが理解されない。

子供のころ、私がアップアップで頑張っているのに、それを理解されず、”もっともっと”と過剰な要求をされて、玄関で気絶するほどの過労に追い込まれた。

子供のころ、群衆にまみれると、すぐ疲れてしまって、一人にならないといけない体質でした。例えば、縁日や花火大会は嫌いでした。

それがエンパス体質だということに、今頃、気が付きました。

エンパスの特徴

1)思いやりが深い。困っている人の気持ちがすぐ分かる。

2)夢想家で理想が高い。

3)情熱的で、創造性があり、共感力も高い。

4)物事を広い視野から眺めることができる

5)忠実な友人。

6)直観的でスピリチュアルで、エネルギーの流れを見ることができる

7)自然界と特別なつながり

8)自然と共鳴する。

9)水を愛している。

10)動物とのつながりも強い。

マイナス面

1)刺激に敏感。

2)人の感情がうつる。

3)感受性が強いため、暴力シーンに弱い

4)神経の高ぶりが収まらない

5)孤独や寂しさを感じやすい

6)他人の嘘を敏感に感じ取り、そういう人の前で固まる。

7)燃え尽きやすい

8)光、匂い、味、触覚、温度、音に敏感

9)他人との同居に特別な条件がある

結局、自己回復のために無意識にやったのが、山のようなんである…。

■ なぜアイスはOKで、雪山はOKだったのか?

岩との差は、アイスは身長が問題にならない点だ。アックスを好きなところに刺せる。

したがって、リーチがないことは、制限要因にならない。

また、ビレイヤーへの要求度が高くない。岩で登れるためには、クライマーである私の心理に寄り添うことができる、信頼できるビレイヤーが必要なのである。例えば、ラオスで、どっかぶりをリードしたときの相手は、初対面の人だったが、信頼できるビレイをしてくれた。というか、各駅停車で行ったので、信頼を積み上げて登った。

雪も同じで、雪をやるときは、瞬発力筋力はほとんど問題にならず、必要なのは自分の限界を超えないようにする力、持久力のほうなんである。

皆さん、山で死んでいるのは、

 根拠ない自信

に基づく行動をしているから。雨合羽持ってるから、雨でもOKと視界50mの日に出かけてしまうわけで、いくら雨合羽持っていても、見えないのは、防げないですよね?

ビーコンにも同じことが言える。ビーコンなんて死体発見器にしかならない。死体になることを防ぐ機能はない。

っていうので、ビビって行動するのが生命保存の原則。なんで分からないのかなぁ…。

岩でも、結局、同じだった。男性たちはみな、根拠ない自信で動いているようでした。

一方、私が持っている自信は、これまでの人生経験の積み重ねと成功体験によるものですよ? 

ラオスも二度目は一人で行っていますからね?台湾なんて最初から一人で行っていますよ。

みなさん、一人で行ってきてから、文句言ってね。

  岩場でのんびりランチ食べるのが好き  クライミングはついで、って感じです

 写真は、ユージさんのデイドリ動画より、引用。