■ Loveネイチャー
私は、日本の自然はとても美しいな~と思うので、
美しい自然の中で過ごすのが好き
なのです。自然の中で過ごす、過ごし方の一つとしてクライミングがある、という位置づけ。
一方、純粋にスポーツクライミングは、
競争原理
が強く支配する活動です。ちょっと苦手・・・。昔から、競争は苦手で、競争がある環境そのものを避けます。
■ つい頑張りすぎるピッタ体質
さて、フィットネス、
幸福になるための手段としてのクライミング
ということですが・・・これには、体質別アプローチが参考になります。
アーユルヴェーダでは、体質を3つに分けますが、私はピッタ体質、火の体質です。
ピッタ体質の人は、集中力があるのですが、熱中しやすく、
・オーバーワークをオーバーワークと気が付かない
・競争原理があると、すぐに熱くなる
のが欠点なのだそうです。
■ 大事なことは Let it Go
クライミングは、趣味なので、
できるようになってもいいし、できるようにならなくても良い。できるようになれば、儲け。
結局のところ、趣味の目的は、
その趣味を持つことで、日常の他の煩わしいことが、煩わしさではなく、むしろ、楽しくできるようになること
ではないでしょうか?趣味で人生を複雑怪奇現象化してしまってはいけない。
クライミングやいわゆる”山”は、結構その傾向がある活動です。というのは、なかなか環境を整えるのが難しいからです。クライミングするのが煩悩化しないようにしないと!
そう言う場合、大事なことは、Let it Go、つまり、あまり執着しないということです。
■ あまり執着しなくても 山は逃げない
過去3年で学んだことは、
行きたい時にタイミング良く行きたいルートに行けなくても、あまり気にしなくても良い
ということです。ご縁を含めて、
Right route comes on a right time!
です。
待つ時間は、そのルートへ愛情を込める時間
です。計画から時間が開いてしまっても、それはそれで、山がより味わい深くなる。パッと行ってしまったルートだと、思い入れがあまり出来上がりません。
■ 良き思い出を数多く持つこと
山をやる中で大事なことは、
個人的な思い入れを数多く持つ
ということです。思い入れがあるということは、振り返った時楽しめる、良き思い出がある、ということです。
■ 奇跡を待つ
機会が成立することは、アルパインの場合かなり難しいです。
したがって、種はまくけど、あとは野となれ、花となれの鷹揚な態度が必要です。
まず、メンバーが揃うことが難しい。というのは、ただ登攀力があるだけでもダメで、レスキューを共有していないと、ルートへは行くことができません。
それ以外にも、ルートに対する理解の進み具合や指示に対する態度、協力できるタイプかどうか、など、リスクコントロールについては色々要素があります。
例えば、登攀力があっても一般登山で必要となるような、低体温に対する備えや読図、歩荷など一般的に必要になる最低限の部分が欠けた人をルートへ連れて行くと、それはメンバー全体での負担増になります。
そうしたモロモロの点で、メンバーが揃うことだけでなく、それぞれのメンバーのスキルがちょうどタイミングよく出そろうのが、まずもって一番大きな関門です。
せっかく揃っても、お天気で敗退もありますし・・・。つまり、ルートと言うのは、
幾多の奇跡の積み重ね
の上に起こるものなのです。
成立しがたきを成立させる、
ということなので、あまり頑張らずに、
運を天に任せる、
くらいの気持ちがちょうど良いです。ただし、準備不足はダメです。日ごろから、爪は研いでおかなくてはいけません。
■ 楽しむことを主眼に据える
趣味の場合、基本的に、スキルアップしても、しなくても良い。、大事なことは、その趣味で
心が満たされる
ということです。
仕事のように、”いついつまでに成果を出す”、というようなことを求められるのではないのですから(求めても、いけない)、あまり急がずに、
楽しむことを主眼に据える
ことが大事です。
■ オーバーワーク → 体をフレッシュな状態で使う
もう一つ大事なことは、
オーバーワークに陥らずに続けること
です。ピッタ体質の人は、目標達成志向が強く、オーバーワークの危険とは常に隣り合わせ。
私は、3,4月は、オーバーワーク気味でしたが、5月の一か月間レストしたら、体がフレッシュな状態になり、レストしただけで、上達しました。
やりすぎもよくないし、やらなさすぎも良くないということで、
繊細なる速度コントロール
が必要なのが、クライミング。