2016/06/27

幸福になるための手段としてのクライミング

■ Loveネイチャー

私は、日本の自然はとても美しいな~と思うので、

 美しい自然の中で過ごすのが好き

なのです。自然の中で過ごす、過ごし方の一つとしてクライミングがある、という位置づけ。

一方、純粋にスポーツクライミングは、

 競争原理

が強く支配する活動です。ちょっと苦手・・・。昔から、競争は苦手で、競争がある環境そのものを避けます。

■ つい頑張りすぎるピッタ体質

さて、フィットネス、

 幸福になるための手段としてのクライミング

ということですが・・・これには、体質別アプローチが参考になります。

アーユルヴェーダでは、体質を3つに分けますが、私はピッタ体質、火の体質です。

ピッタ体質の人は、集中力があるのですが、熱中しやすく、

 ・オーバーワークをオーバーワークと気が付かない
 ・競争原理があると、すぐに熱くなる

のが欠点なのだそうです。

■ 大事なことは Let it Go

クライミングは、趣味なので、

 できるようになってもいいし、できるようにならなくても良い。できるようになれば、儲け。

結局のところ、趣味の目的は、

 その趣味を持つことで、日常の他の煩わしいことが、煩わしさではなく、むしろ、楽しくできるようになること

ではないでしょうか?趣味で人生を複雑怪奇現象化してしまってはいけない。

クライミングやいわゆる”山”は、結構その傾向がある活動です。というのは、なかなか環境を整えるのが難しいからです。クライミングするのが煩悩化しないようにしないと!

そう言う場合、大事なことは、Let it Go、つまり、あまり執着しないということです。

■ あまり執着しなくても 山は逃げない

過去3年で学んだことは、

 行きたい時にタイミング良く行きたいルートに行けなくても、あまり気にしなくても良い

ということです。ご縁を含めて、

 Right route comes on a right time!

です。

 待つ時間は、そのルートへ愛情を込める時間

です。計画から時間が開いてしまっても、それはそれで、山がより味わい深くなる。パッと行ってしまったルートだと、思い入れがあまり出来上がりません。

■ 良き思い出を数多く持つこと

山をやる中で大事なことは、

 個人的な思い入れを数多く持つ

ということです。思い入れがあるということは、振り返った時楽しめる、良き思い出がある、ということです。

■ 奇跡を待つ

機会が成立することは、アルパインの場合かなり難しいです。

したがって、種はまくけど、あとは野となれ、花となれの鷹揚な態度が必要です。

まず、メンバーが揃うことが難しい。というのは、ただ登攀力があるだけでもダメで、レスキューを共有していないと、ルートへは行くことができません。

それ以外にも、ルートに対する理解の進み具合や指示に対する態度、協力できるタイプかどうか、など、リスクコントロールについては色々要素があります。

例えば、登攀力があっても一般登山で必要となるような、低体温に対する備えや読図、歩荷など一般的に必要になる最低限の部分が欠けた人をルートへ連れて行くと、それはメンバー全体での負担増になります。

そうしたモロモロの点で、メンバーが揃うことだけでなく、それぞれのメンバーのスキルがちょうどタイミングよく出そろうのが、まずもって一番大きな関門です。

せっかく揃っても、お天気で敗退もありますし・・・。つまり、ルートと言うのは、

 幾多の奇跡の積み重ね

の上に起こるものなのです。

 成立しがたきを成立させる、

ということなので、あまり頑張らずに、

 運を天に任せる、

くらいの気持ちがちょうど良いです。ただし、準備不足はダメです。日ごろから、爪は研いでおかなくてはいけません。

■ 楽しむことを主眼に据える

趣味の場合、基本的に、スキルアップしても、しなくても良い。、大事なことは、その趣味で

 心が満たされる

ということです。

仕事のように、”いついつまでに成果を出す”、というようなことを求められるのではないのですから(求めても、いけない)、あまり急がずに、

 楽しむことを主眼に据える

ことが大事です。

■ オーバーワーク → 体をフレッシュな状態で使う

もう一つ大事なことは、

 オーバーワークに陥らずに続けること

です。ピッタ体質の人は、目標達成志向が強く、オーバーワークの危険とは常に隣り合わせ。

私は、3,4月は、オーバーワーク気味でしたが、5月の一か月間レストしたら、体がフレッシュな状態になり、レストしただけで、上達しました。

やりすぎもよくないし、やらなさすぎも良くないということで、

 繊細なる速度コントロール

が必要なのが、クライミング。