2016/06/08

フォールしたら、すぐ登り出しちゃいけない

■ すぐに登り出さない

最近、ゲレンデのショートで、リードしていて、フォールした。3mほど。

落ちたら、急にヤル気が出て(笑)、よっしゃ!と登ったら、また落ちてしまった(汗)。3回目は落ちなかったけど・・・。

下に降りたら、「あんなにすぐ登り出しちゃいけない」と教えてもらった。

ええ~?!そうなんだ~!!

■ 血圧が下がる 運動機能が低下する

別の人から、

肉体的ダメージがあると、体の防衛反応で血圧が下がり、さらに運動機能低下するため、平らな道もまともに歩けなくなります。なので簡単な所でまた落ちます。要確保です。

と教わった。

私のは、ショートだし、ゲレンデでのリード中で、落ちたくらいの日常的な話で、アルパインでの墜落とは違う。

が、

 落ちたらすぐに登らない

は、大事な知恵だ。

■ ザックがあるときは滑落より転落注意

一度岩の帰りに、トラバース道でザックに体が引かれてしまい、そのときたまたま、甲武信など、大きな山ばかり、12山行も連続して登っていたときだったので、たぶん少し疲れが出て、腹筋が入るタイミングがほんのちょっと遅く、ザックに体を持って行かれてしまった。

後ろ向きにでんぐり返し2回転半。8m。

ザックがあると、後ろ向きに転落したら止まらない。

ということを学んだ。ザック、重かったんだよな~ロープが入っていて。でも、ロープ免除で行くのは、おかしいと思う。

■ リードクライマーのザックは軽く

先日、烏帽子岩へ行った。パートナーは、この道何十年のベテランで、ここには30回くらい来ているという。烏帽子岩は、難しいところで、5.7、5.8しか出てこないので、日ごろ、11をリードしたりしている人にとっては、クライミンググレードは、余裕のよっちゃんである。

が、ザックがちんまり~。 そういえば、太刀岡左岩稜の時も、若くて強いクライマーの先輩がリードしてくれたが、ザックはちんまりだった。登攀は?5.9がせいぜいで難しくない。

それだけザックの重さがあると、大変ってことなんだよな~ 腹筋が。

屈強な男性でも、ザックの重さ+登攀は堪える。

リードクライマーのザックは軽く。