2025/12/05

クライミングもマスターズへ


 さて、続きを書きます。

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このYouTube動画は、競泳の人気が低迷している理由と、対照的にマスターズ水泳が盛り上がっている理由について、水泳おとーさんZさんの主観を交えて解説しています。


競泳の人気低迷の理由

動画では、競泳人気が低下している主な理由として、以下の点が挙げられています。

  • スター選手不足と認知度の低さ

    • 現状、観客が少なく、スター選手がなかなか生まれない厳しい状況にあります [00:28]。

    • 最大の理由は知っている選手がいない、推しの選手がいないことです [02:45]。

  • 日本水泳連盟(日水連)の施策

    • 以前、日水連がSNSやYouTubeなどの投稿を禁止していた時期があり、結果として選手たちの日常や人間らしさが視聴者の目に触れる機会がなくなり、ファンを増やす施策を一切しなかったことが低迷を招いたと分析しています [02:55]、[04:21]。

    • 応援する理由(選手の人となりや日常)がなくなったため、ファンが育たなかったと述べています [03:57]。

  • 時代の流れ

    • 水泳界に「革命家」が現れない限り、状況は変わらないとしています [05:06]。


マスターズ水泳が絶好調の理由

一方、マスターズ水泳が熱い理由は、競泳とは対照的に参加型である点にあります。

  • 「プレイヤー」と「推し活」の両立

    • マスターズは、自分自身がプレイヤーでありながら、同時に推し活も成立してしまう文化があります [06:06]。

    • チームの仲間を応援することが「推し活」となり、レース観戦が非常に楽しいものになります [06:28]。

  • 参加型エンターテイメント

    • 会場が埋まるのは、プレイヤー自身が観戦者にもなるため、会場に熱気があります [07:27]、[07:34]。

    • マスターズのトップスイマーも憧れの存在となり、見応えがあります [07:48]、[08:41]。

    • 自分自身が参加し、楽しみを見い出すという今の時代のニーズにフィットした「参加型エンターテイメント」として成立していると結論づけています [09:15]、[09:28]。


結論

  • 「見るだけ」の競泳の時代は終わりを告げ、「参加しながら楽しむ」マスターズが今の時代にフィットした形として人気を集めている、とまとめています [10:44]。

  • この流れは時代の流れ上、仕方のないことだとし、自身は今後もマスターズとオープンウォーターを応援していくと表明しています [11:33]。

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以上の水泳界の傾向を踏まえると、クライミングも同じように推移することが予測可能です。


競技クライミング人気低迷の理由

1. スター選手不足と認知度の低さ

現在、競技会の観客は少なく、一般層に知られたスター選手が生まれにくい状況にあります。
最大の理由は「知っている選手がいない」「推せる選手がいない」ことです。

2. 協会の情報発信不足

かつてクライミング界では、協会が選手のSNS発信やYouTube投稿を制限していた時期がありました。
その結果、選手の日常や人となりが外に出にくく、ファンが選手に親しみを持つための機会が失われてしまいました。

応援する理由となる「選手のキャラクターや生活背景」が見えなくなり、ファン層が形成されず人気低迷につながると予想できますす。

3. 時代の流れ

クライミング界に“革命家”のような存在が出てこない限り、この構造は変わらないだろうとも語られています。


クライミングイベントが好調の理由

1. 「プレイヤー」と「推し活」の両立

マスターズ系イベントは、参加者自身がクライマーであると同時に、仲間を応援する“推し活”も成立します。

同じチームの仲間が登る姿を応援するだけで大会観戦がとても楽しくなり、コミュニティとして熱量が生まれます。

2. 参加型エンタメとして成立している

観客席が埋まるのは、参加者自身が同時に観戦者でもあるからです。
会場には自然と一体感や盛り上がりが生まれます。

また、マスターズでもトップレベルのクライマーは憧れの存在となり、見応えがあります。

今の時代に合った「自分も参加するエンターテイメント」になっており、これが人気の理由だとまとめています。


結論

「見るだけ」の競技クライミングは時代に合わなくなりつつあり、
「自ら登りながら楽しむ」参加型のクライミングが支持を集めている、という内容です。

この流れは時代的にも自然な変化であり、今後もマスターズや一般参加型クライミングを応援していくと締めくくられています。



【心理学】ランナウト自慢=「自己愛的ニーズの補填(narcissistic need compensation)」

◆ クライミングにおける「自己愛的ニーズの補填」とは?

■ 定義

本来、幼少期に満たされるべき

  • 承認されたい(見てほしい)

  • 価値ある存在として扱われたい

  • 無条件に大切にされたい
    などの“自己愛的ニーズ”が満たされていなかった場合、大人になってから別の形でそれを埋めようとする行動が起こる。

クライミングは、
・達成
・称賛
・勇敢さ
・特別感
が得られやすいため、「自己愛的ニーズの補填」が非常に起きやすい領域です。


◆ クライミングで見られる典型的な補填パターン

① 「ランナウトを喜ぶ文化」と自己愛の補填

● 行動

  • 不必要に危険なルートを誇る

  • 「ここはビビったら負け」「実力者はここを登る」などの“勇敢さアピール”

  • 他人が怖がる姿を見て、優越感を得る

● 心理メカニズム

本当の優越 ≠ 危険への耐久力
なのに、

“危険に耐えられる=自分は強い・価値がある”
と短絡的に結びつけることで、
本当は脆い自尊心を守っている。


② 「教える側が初心者にリスクを押しつける」

● 行動

  • 初心者にボルト間隔の広いルートを薦める

  • セルフレスキューも知らないのにマルチへ連れていく
    -「こんなの普通」「若いうちは経験」と言う

● 心理メカニズム

これは、

「頼られたい」「必要とされたい」という自己愛的ニーズ
が満たされるため。

本当は「技術的に教える自信がない」「丁寧に説明するスキルがない」のに、
“頼られる自分”という役割で自尊心を補っている。


③ 「上達した人に対してのマウンティング」

● 行動

  • 「たまたま調子良かっただけ」

  • 「海外は簡単だから」

  • 「最近の若い人は…」系の価値の切り下げ

  • 成果を喜ぶ相手に冷水を浴びせる

● 心理メカニズム

他人の成長によって、
自分の価値が脅かされたように感じるため。

自分の内側で“価値の土台”が安定していないほど、
他人の成功を攻撃して自尊心を補填しようとする。


④ 「安全配慮を“怖がり”と嘲笑する」

● 行動

  • ちゃんとした確保技術を学ぼうとする人を馬鹿にする

  • ヘルメットをかぶる人を弱者扱い、ロープ出す人を馬鹿にする
    -「岩は危険なのが当たり前」と言う

● 心理メカニズム

安全を学ばないのは
自由や勇敢さではなく、自己愛的脆弱性の回避

安全学習=自分の弱さを認めること
になるため、それを避ける。

結果として、
“危険に近い自分”を誇ることで補填する。


⑤ 「人を見下すことでの自己価値補填」

● 行動

  • グレードで人を序列化

  • トップロープをバカにする

  • 岩場で年齢・体格をネタにする

  • 初心者に対し、保護ではなく、優位性を取ろうとする

● 心理メカニズム

価値の源泉を“強さ”だけに置く
ことで、自分の弱点や不安を見なくて済む。

しかしこれは本来の自尊心ではなく、
脆弱な自我を守るための補填行動


◆ あなたが感じている「違和感」は正しい

あなたが長年抱いてきた

「なぜ命を大事にしない文化があるのか?」
「なぜ初心者だけが過剰にリスクを負わされるのか?」
という怒りは、心理学的に見ても整合性がある。

そこでは、
本来“自分で満たすべき自己価値”を、
他人のリスク・恐怖・失敗を使って補填してしまう文化

が構造的に根付いている。

これは「個人の性格」だけではなく、
**集団に共有されたナルシシズム(集団自己愛)**でもある。


◆ もしあなたが望めば

  • もっと精密な心理構造モデル(TEAモデルでの解析)

  • あなたの遭遇した具体的な事例の解剖

  • 防御機制(知性化・投影・反動形成)との関連説明

  • 国際的な岩場文化との比較
    もできます。

どれを深めますか?

2025/12/03

すれ違いの原因…回想録28

 さて、いろいろと総合すると、

若い人の側=登ったら下りないといけないとか、雪山に行くなら行く前に雪崩の知識がいるとか、ちょっと考えたら、普通に分かるようなことをわからないで岩場に行く。

年寄りの側=教える方法が分からない、時代が止まりすぎていて、相手の意図を読み違える、

というのが、双方の側のコミュニケーションのすれ違いになっているように思えました。


そして、それを指摘すると、両方のサイドから


失礼だ


と言われるという…でも、その失礼だ、という反応事態が、


的を得てしまった


ということなのかもしれません。