2024/05/31

【海外ニュース翻訳】カリムノスもリボルト 世界のトップクライマーもリボルト協力

以下、こちらより、翻訳。

https://gripped.com/news/squamish-legend-rebolts-kalymnos-cave/?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR0gT6R0YEIMgOsd54JOOY0zYysC3lPQMV6tsiaRgygJllr528kF1u0v-20_aem_ZmFrZWR1bW15MTZieXRlcw

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 ギリシャのカリムノス島は、世界で最も人気のある国際的なスポーツクライミングの目的地のひとつだ。この島で最も印象的な岩場は、人里離れた海辺にある巨大な穴のような岩場で、素晴らしいトゥファのクライミングが楽しめるシカティ・ケーブである。ここ数年、岩場の多くは20年近く前にPetzl RocTripsでボルトが打たれたため、腐食した危険なボルトに悩まされている。


スコーミッシュの初登者であり、アークテリクスの共同設立者でもあるデイブ・レーンは最近、このクラシックな岩場のボルト打ち直しを手伝った。シカティ・ケーブで多くのアンカーが傷んでいることに気づいた彼は、再ボルト化の基金に多額の寄付をした。彼は次の旅行で、資金提供した道具を使って洞窟内の多くのルートのボルトとアンカーを交換した。また、彼と彼のクライミング・パートナーたちは、岩場にアクセスするための、以前は少々大雑把だったヴィア・フェラータをすべて新しいギアに取り替えた。

スコーミッシュでクライミングをしたことがある人なら、ほぼ間違いなくレーンのルートを登ったことがあるだろう。彼は1970年代後半から1980年代後半にかけて、スコーミッシュで最高のトラッドやスポーツクライミングの多くを初登した。彼の傑作には、Neat and Cool 5.10a、Flying Circus 5.10a、Boogie 'til You Puke 5.11b、Burning Down the Couch 5.11d、Blackwater 5.12a、Flight of the Challenger 5.12cなどがある。

マックス・バーガーもまた、シカティ・ケイブの再開発の鍵を握る人物だった。彼は多くの低級クラシックをグルーインで完全にボルト締めし直し、多くの真新しいラインもボルト締めした。この洞窟にはまだまだ発展の可能性がある。レーンの努力については、シカティの再開発について詳しく説明した以下のクララ・ステインのビデオで知ることができる。更新されたルートのトポもショートフィルムに含まれている。

カリムノス島のシカティ・ケイブでボルトを打つデイブ・レイン


DeepL.com(無料版)で翻訳しました。

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【クライミングのリスク管理】背の低いクライマーは、リスクも必要スキルも負担が大きい

■ そこに立って、手が届かなければガバは意味がない。


5級のガバがあるとします。同じスタンスに立って

 170cmの人、手が届く。

 150cmの人、手が届かない。

ここまで明らかですね?

他のスタンスがあり、小さなジプスに乗ったとします。


 170cmの人、ジプスに乗らなくて手が届く。 

 150cmの人、ジプスに乗ったら手が届く。


そのジプスが、偶然 2級レベルのジプスだったら?

その5級のガバ一手課題は、

 170cmの人にとっては、5級ガバ一手課題。

 150cmの人にとっては、2級ジプスに5級ガバ一手をプラスした、バランシーな課題。

まとめると?

 170cmの人=5級

 150cmの人=2級 


どうですか? 納得しましたか?

クリッピングチャンスも同じことです。背が低い方は、手繰り落ちリスクが高くなります。

【ギア】当方のギア


何も言わなくても、山やならギアを見れば理解できると思うので、解説は端折ります。

いったい誰ですか?私にムンターでの確保を教えようとした、たわけは?

私は一回目の屋根岩2峰をムンターで懸垂下降した女ですよ?先輩はムンターでの懸垂を知らない人でした。

前穂北尾根もムンターで降りていますし、ツエルト張るときに3分の1は、いつも使っています。

人を馬鹿にするのもいい加減にしてください。

2024/05/30

【クライミング心理学】アロスタティック負荷

■ ヘイゼルからのメマガ

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今週は、クライミング、心理学、そして人生において、重要でありながら軽視されがちな概念、「アロスタティック負荷」に注目していただきたい。アロスタティック負荷とは、肉体的、心理的、感情的なストレス要因によって生理機能にかかる累積的な負担のことだ。クライマーはこの概念を見落としがちで、アロスタティック負荷が高すぎるとトレーニングが停滞する。

しかし、本当に見落としてしまうのは、感情的・心理的なストレス要因をアロスタティック負荷の一部として考えない場合だ。仕事が忙しいと、肉体的に負荷のかかる仕事でなくても、パフォーマンスやトレーニングの成果が低下することにお気づきかもしれません。同じことがメンタルトレーニングにも当てはまります。クライミングでコンフォートゾーンを広げることは、生活の他の分野でストレスが多すぎると難しくなります。

アロスタティック負荷が過剰になると、私たちは慢性的なストレス状態に陥り、ストレスホルモンが常に大量に循環している、永遠の闘争・逃走モードのような状態になる。これは、一般に「燃え尽き症候群」と呼ばれるものと考えてよいだろう。この慢性的なストレスを放置しておくと、代謝系、免疫系、循環器系に悪影響を及ぼし、全体的な健康状態やクライミングのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がある。

私は昨年、父の死後、このことを身をもって体験した。半年以上もの間、悲しみは私に大きなアロスタティック負荷を与え、クライミング中の身体的トレーニングと心理的な快適さを損なった。この緊張は私の生活の他の分野でも顕著だった。仕事のタスクはより乗り越えられないものに思え、人前で話すことはより怖くなり、社交的な状況はより困難になった。

私は当初、より快適な活動に引き寄せられ、難易度の高いトラッドルートよりもヨガやボルダリングを選び、見知らぬ人よりも友人と過ごし、「ノー」と言うことが多くなった。

 最初は、私の悲しみはクライミングとは無関係だったので、クライミングに対する恐怖心が増したことに驚いた。しかし、メンタルトレーニングのバックグラウンドを持ち、神経系を理解することで、物事が明確になった。悲しみは私の感情状態、ひいては神経系全体に影響を与えていたのだ。

仕事量を減らすことでアロスタティック負荷を下げることができたが、自覚がカギだった。もし自分の感情の状態や、それがストレスレベルや一般的な対処能力に及ぼしている影響に気づいていなかったら、何かおかしいのではないかとパニックになっていたと思う。その代わりに、より客観的に何が起きているのかを見ることができ、それを管理する時間を自分に与えることができた。もちろん、それでも簡単なことではなかったが、この意識がなかったら、もっと簡単だっただろう。

恐怖心やストレスをコントロールすることは、単にランアウトでもう少しプッシュするということではなく、クライミングや人生におけるスキルセットなのだ。ストレスを認識し管理することは、従来の教育には驚くほど欠けていたスキルであり、人生のあらゆる側面に役立つ。

もしあなたが今悩んでいるのなら、自分のアロスタティック・ロード(静水圧負荷)を評価してみよう。まずは、以下の質問から始めてみましょう:

    よく眠れていますか?

 よく食べれていますか?

    日々の感情状態はどうですか?

    休息とトレーニングのバランスはとれていますか?

    日照時間は十分ですか?

    リラックスするために何をしていますか?(スマホを使ったり、テレビを見たりすることは、思っているほどリラックスできないかもしれません。瞑想、自然の中での時間、呼吸法などを試してみてください)

    現在のストレスレベルをどの程度自覚していますか?自分のストレス反応に同調し、自分が今どこにいるのかを測ることができていますか?

    人間関係はどうですか?サポートされていると感じていますか?

この「今週の思考」がお役に立てば幸いです。いつものように、このメールに返信してあなたの考えをお聞かせください。全員にお返事することはできないかもしれませんが、皆さんのメッセージは必ず読んでいます。

いつもハッピー・クライミング、


ヘイゼルとチーム一同 


DeepL.com(無料版)で翻訳しました。

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【クライミング界の平等】評価基準が男性優位にゆがめられている=グレードのことですよ


リベラル男子の役割と限界 男性のためのフェミニズム入門③ Progressive! Channel 中野晃一


小さい人には、グレードは全く意味ありません。

これくらいなら取り付いてもいいかなーという目安にすら、ならない。


【クライミング界の平等】身体の優位性にモノを言わせること=男性優位主義者

男尊女卑の起源 男性のためのフェミニズム入門① Progressive! Channel 中野晃一

■ フェミニズムの一歩目 身体的優位性にモノを言わせてはいけない

九州に来て、男性の、女性蔑視思想は、深刻な被害だなぁと、身近に実感するようになりました。

クライミング界全体で言えば、

 ボルト間隔 

 &
 
 グレーディング

に、女性蔑視に思想が、ありありと現れています。

フェミニズムの歴史通りに、順繰りに是正していくなら、遠いボルティングを改める、というのが第一歩ですね。

■ そこに立って、手が届かなければガバは意味がない。

5級のガバがあるとします。同じスタンスに立って

170cmの人、手が届く。
150cmの人、手が届かない。

ここまで明らかですね?

で、他のスタンスがあり、小さなジプスに乗ったとします。

170cmの人、ジプスに乗らなくて手が届く。 
150cmの人、ジプスに乗ったら手が届く。

そのジプスが、偶然 2級レベルのジプスだったら?

その5級のガバ一手課題は、

 170cmの人にとっては、5級ガバ一手課題。
 150cmの人にとっては、2級ジプスに5級ガバ一手をプラスした、バランシーな課題。

 170cmの人=5級
 150cmの人=2級

どうですか? 納得しましたか?

クリッピングチャンスも同じことです。背が低い方は、手繰り落ちリスクが高くなります。

■ 背の高い人が背の低い人を馬鹿にしている場合の倒錯

で、このようなケース全体で、分かっていない男性クライマーに多いのが、

 えー、こんなのも、登れねぇのかよ、とバカにする

です。そりゃ、自分にとっては、楽勝だったからですね。

 しっかし…

その見方が…そもそもありとあらゆる競争が、競争の土台が同じでないと競争になりませんよね?

競争したかったら、自分と同じ能力の人を見つけてきて戦わないと戦いにならない…。

女性とフィジカルで戦って優位に立つって、それ、男性だったら、当然すぎますよねぇ?

私の夫はクライマーでも山やでもありませんが、それでも私より強いですよ?

なので、本当に起きていることは、優位に立つために、あえて俺と比べても、俺の絶対優位性が担保されている相手だけと自分を比較する癖がついている、ってことです。

大体そういう人を見ていると、比べる相手が、そりゃ勝つに決まっているでしょう、という相手。

私は、今、バタフライ上手なんですが… 一緒に泳いでいる80代の女性たちと自分のバタフライを比べようとは思わないです。

60代でも、50代とは比べられないですよ?

比べるなら、50代女性同士を比べないと…。

■ グレードはともかく、ボルト間隔は是正が必要

現代は、中学生くらいから、クライマーは外岩に登っています。

グレードが辛くて、5.9と書いてあって、実際は10cであっても、ボルト間隔が適切なら、落ちても死に至ることはないです。

特に核心ムーブ部で、落ちれないランナウトがあるのはダメです。

5.9と書いてあるルートで、5.9のムーブ(つまりムーブ不要という意味ですが)でランナウトがあったらダメです。 つまり、5.9というグレードでは、5.8だったり、5.7の箇所でのみ、ランナウトが許されるという意味です。

4級40mランナウトなんて、はぁ?じゃあ、ノーザイルで行けば?みたいな矛盾です。落ちれないんだったら、ロープを使うだけハンデになる。

グレードがてんでバラバラなことより、

 ボルト間隔の適正配置

のほうが先に必要な理由です。

■ 140cmの人を最低基準にするのが良いのでは?

以前、小学生・中学生の平均身長を調べたことがあるのですが、150cmの私は、大体小学校6年生の男子レベルの身長でした。中学1年生では、私の身長を大体超えるようです。

クライミングを教えて分かりましたが、ロープクライミングができるのは、6年生もしくは中学生になってからです。

それ以前は大人並みの判断力がないので、ロープを教えるにしても、ビレイはさせられない感じでした。

ので、140cmまで下げておけば、ロープクライミング人口の9割をカバーできるのではないか、と思います。

それで怖いって言われたら、ジムで、もっと登りこんでから来てね、ということでしょう。

【分析】祝子川事故に見る、遭難事故が減らない理由

■ 事故分析

1)私がごく普通に予見できるリスクを大抵の男性クライマーは予見できない

2)男性にリスクを指摘したり、同行を断ると、怒ったり、逆ギレしたりする。女性に精神的被害を与えようとする。

3)その原因は、彼の中の女性観、文化的側面にありそうだ

4)クライミング界のホモソーシャル性が事故の精神的温床になっている

5)これは、西洋のクライミングコミュニティには、文化的に存在していないリスクである。

6)女性は、日本でクライミング活動をする場合は、特にこの側面に気を付けていないと、相手のチョンボで殺されるという、悔やんでも悔やみきれない被害…殺人の被害…に合うことがある。(女性は、男の言いなりになるべきだという、暗黙の攻撃の対象とされている)

7)当事者間で事故報告書は作成され、一般公開されないため、事故の教訓は、社会には還元されない

8)したがって、同じ原因による事故は減らない

9)また、被害者は基本的に泣き寝入りを強要されている

10)そのことを社会が認知していない

11)内輪の人間が、加害者の保護のために動く

12)この構造は、日本の性的被害やいじめ事件のもみ消しに酷似している

13)一般男性は、日本社会の男性ホモソーシャル性には気が付いておらず、だからこそ、11)に動く。つまり、自分自身を加害者を重ねており、そのために、加害者の保護のほうが、被害者への救済や、再発防止策より、優先される。

■ 小鹿野とは違うよ

小鹿野で起きた、岩ごとボルトが剥がれ落ちたのに、岩場がある町を狙って訴訟を起こした事故とは全く本質が違うので混同しないでください。

あれは、逆恨みみたいな事故でした。

岩が剥がれ落ちるリスクと言うのは、最初からクライミングに内包されたリスクです。

しかし、この

   男性のチョンボで、殺されるリスク

っていうのは、当の本人が、パートナーを殺すことがあるという自覚がないので

   優しく何回も説明する

って対応では、無効だ、ということが、歴史上、証明されていますよねぇ?

男子は人の話、聞いていません(笑)。

小学6年生の男子の集団と、精神的になんら変わりがないのが、まぁ一般的な平均クライマーのありよう、で、

・自分が支点ビレイされていても気が付かない

・カムでロープがスタックしていても、それが登攀不能につながるとは気が付かない

・カムが3つ飛んで落ちても、反省どころか、自信につながる

・お母さんが俺のために飯を作ってくれるから自己肯定感が上がる

・遅れそうなら、赤信号無視

・25mと35mのピッチを50mシングルで来ているとき、つないでしまう

とか、そんなレベルなんですよ?

心の在り方が、非常に幼稚で、社会ルールへの逸脱に対する心理的抵抗感が非常に低く、自己客観視能力が低いです。

■ 危険な男性クライマーの特徴

・Aをしたら、A´になる、というシミュレーション能力が低い

・その能力が低いことに無自覚

・周囲と同調することだけが、正しい在り方だと考えている

・社会規範を逸脱することへの心理的抵抗感が低い

・自己客観視能力が低い

・周囲を観察する能力が低い

・自己像が巨大 

・巨大化した自己像について無自覚

結局、誰からも、お前はもうちょっとちゃんとしないとだめだぞ?と諭されたことがないのではないですかね?

30代、40代になって、自己客観視ができない、というのは、周囲の人間が、腫物を触るように、彼の実力について、本当のことを言わないでくれている、ということなのではないか?と思います。

まぁ、自覚がない、というのは、ご本人は幸福だと思いますが、

巻き込まれる他人にとっては、たまったもんじゃありませんね。

命は一人あたり一個しかありません。自分の分は大事にしましょう☆

        ランヤードによるセルフを取っていない工事現場の作業員




2024/05/29

【クライミング心理学】”加害者”を責め、加害者”家族”を責めるのはよしましょう

 ■ 被害者責めの日本

こちらに良い言説があります。https://www.mskj.or.jp/thesis/8764.html

■ 加害者は責められるべきです

加害したんだから当然ですよね。

殺人罪って、殺人罪の法定刑は、刑法199条にて、死刑、無期懲役、5年以上の懲役と定められています。 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。 ただし殺人罪の成立には、被害者の意思に反していること、故意(殺意)があることという要件が必要です。

もっと人の命がかかっていることに、きちんと自覚させるクライミング教育をしたほうがいいですよ

■ 沢でATCガイドで確保は、故意(殺意)なのか?

裁判だったら、ここが焦点になるでしょうね。

水量の多い沢で、ATCなどの片方効きの確保器では、水圧で溺れ死ぬ可能性があることくらい、沢登り始めた初年度で知っていましたけど…?

いったいどういうクライミングの学び方をしたら、そのことを知らずに沢屋になることができるのか?

そこが理解できませんが…。

想像力の欠如なんですかね? 低身長の人にはグレードには意味がなく、ボルトが自動的に遠くなることで、リスク倍増になる、ということが理解されていないのと同じで。

■ 議論のすり替え

クライミング界って、ほとんど全員が男性ですよね。

男性の論理で社会が動かされていますね。

以前、学校内で盗撮と言う犯罪行為をした男性が、学長判断で、なんと無罪放免になっていた…。

それに憤る男性職員が、ポストを干されていました。

学長は、あの盗撮写真、警察に出さなかった…都合よく、自分の子分にでもして、犯罪助長していたんではないでしょうかね? 今思うと。

■ 加害者と加害者家族は違う

加害者を保護しようとするのと、加害者家族を保護するのを混同してはいけない。

加害者と加害者家族は異なる。

加害者家族保護を持ち出し、加害者を保護しようとする言論を聞いた…


https://takauchi.jp/191047.pdf より引用。

論理のすり替えに騙されてはいけない。

加害者は反省を辞めてはいけない。

2024/05/28

【クライミング心理学】あなたが加害者になってしまったらやるべきこと

 ■ ジャンボさんも加害者ですよ

と言っても、かなり上級レベルの加害、であり、

 ATCで確保して窒息死させた

という、誰でも知っているような知識があれば防げたような、しょぼい話ではありませんが。

https://allnevery.blogspot.com/2024/05/blog-post_27.html

■ 事故の詳細報告と謝罪 みそぎが大切

ジャンボさんは、事故報告書を発表しています。

https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2020/tozankensyu.vol35/tozan35_3-1yokoyama.pdf

私はロクスノに出せば、一般クライマーが目にし、啓蒙や啓発の一助となると思いますけど、ネットにしか出ていません。ま、どっちが読者が広いか?オープンか?というとネットですかね。

悲痛な反省が聞こえてくる記事でした。

■ 裁判所がきちんと扱ったら?

身内で、事故の分析をしたところで、結局は、密室会議で、客観的な真実は得られず、事実は闇に葬り去られるだけでしょう…

次はやるなよ、以上終わり、になるのでは、いったい被害を受けた側は、どういう風に、心を収めればいいのでしょうか?

結局、泣き寝入り?

クライミングではなく、登山の分野では訴訟で結果が出ています。

http://naganogakuren.net/scrap/2013/2013.12.21%83K%83C%83h%8F%91%97%DE%91%97%8C%9F.htm

https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail3?id=85905

■ バカにバカと、はっきりと言わないから、分からないんですよ

私は、ビレイで落とされて、1ピン目を取っているのにグランドフォールしたことがありますが、相方は、無罪放免…

私は相方が自分がビレイで人を落とし死なせかけたことを反省しているのだと思っており、気の毒だから、私を落としたことは秘密にしていてあげようと思っていましたが…

なんと、数日後にジムで会って、「だいじょうぶ~!」と大声で自分の所業を周囲の人にバラすレベルでしか、認識していませんでした(汗)。

相手を思いやっても無駄、って意味です。

 自らの行動を振り返る能力自体が欠損

した大人が存在する。

この件で涙目になったのは、師匠の青ちゃんで、

「俺はあいつの登りは嫌いだと言っただろ!」

とまるで、先にあいつとは登るなって言っただろ、と言わんばかりに怒られました…

だったら、「俺はあいつのビレイは危険だと思う」と言ってくれたらいいのに…

後日ですが、そのクライマーが、事故を目撃した女性クライマーの私の友人を紹介して☆と言ってきて、どんだけ~?!と驚きました… 彼女募集中って言っても無理でしょ…

人を落とすビレイヤーを友人に紹介できます?したら、その女性と私の友人関係、ジ・エンド、終わりですよね?

男性の知的能力ってこんな程度なんですよ…(汗)

ですから、物事を遠回しに、高い知性の人なら分かるだろうレベルで語っても、相手はわからないんですよ。

小学校6年生と大学生が話すみたいな感じですから。

6年生でも分かるように話す必要があります。

■ 謝罪が最も大事ですが、罪を償いながら生きることもできます

謝罪がすんで、みそぎがすんでからのことですが、

反省して、セーフクライミングの啓蒙のために一生を捧げる、という生き方は、

故人の死を無駄にしない、意味のある生き方だ、と思います。

自殺しそうなくらい反省するんだったら、そんなことくらい、なんでもないですよね。

しかも、自殺って、怒りの表現であるんですよ。だから、自殺する人は、自分が叱られたことに逆ギレしたって意味です。

しかも、自分が死んだって償うことにならないことは自明の理。

余談ですが、山野井さんの奥さんは、毎年山で死んだ友達の墓参りを何十年も続けているそうです。

岩場は私の血で赤く染まりました








読了 『ニッポンのミソジニー』クライマー界は、ホモソーシャル界

 ■ 被害者の苦悩が軽視されている

あの登攀以来、ここ3~4年も、苦悩しているわけだが、これは被害者としての苦悩だと思う。

自分を殺そうとした相手をあなたはどれくらいの時間がたてば、許せますか?

未遂に終わったとしても。

というか、未遂に終わったから、よかった☆よかった☆ ってなりますかね?

なりませんね? まぁ、普通は。

殺されかけた人は、たとえ、死なずに済んだとしても、相当の心的ダメージをこうむって、心理カウンセラー代などの、経済的負担も、大変なものだと思いますよ。

私の場合は、すでに200万円近く心理カウンセラーや、通院にかかっていますが…

多くの人は、そのような被害者に対して、知らんぷり、ですね。

俺の問題じゃねぇ…って感じかな。

やべ、怒ってるぜ、隠れとこ、そんなところかな。

まぁ、女の人をはらませて、子供を産ませたのに、養育しないのと同じですね。

■ そのあとの反省が大体の場合、不適切…

今日は、上野千鶴子さんの『日本のミソジニー』という本を読みました…

男女間で組んでいる場合の、事故原因の大部分が、男性の精神性にあるような気がします。

ホモソーシャルとは?

・ちゃちな特権意識

・男らしさ

・共犯意識

で固められた集団と言うことです。

というのは、岸良で、私が肉離れをした、その一回目の事故で、痛くて立つのもやっとだと、相方に訴えているのにも関わらず、あちこちに観光で連れまわそうとし、どうやって、相方を捨てることができるか?と思案した結果、安い宿泊施設になだれ込み、彼をおいて、私は福岡へ帰る提案をしたのですが、その瞬間まで、医者が必要だと思わなかったみたいでした。

立つのも痛くて無理だ、と言っているのに、なぜ分からないのか?そこが分からないですが…。

パートナーは、長年連れ添った奥さんが「食事を作るのがつらい」と言っても、それを手伝う意識もなく、ジブンゴトとは全く思っていない風だったので、私にピンと来たのは、

 女は男に服従するものだ 

 ⇒ 俺は男だ

 ⇒ したがって、目の前の女は俺に服従するものだ

 ⇒ しがって、俺は、女性が怪我をしたとしても、彼女を自分に服従させても良い

であるように思いました。

その源泉は、ホモソーシャル…男性の世界での、覇権争い「おぬし、やるな」という男性成員のあいだでの承認であるようです。

「よぉーし、お前を男の仲間に入れてやろう」

それが、各岩場で、別の開拓チームが入ってくると、グレード激辛競争が始まってしまって、グレードが大混乱してしまう原因のようでした。

他チームが入ってくると競争がおっぱじまって、なぜかグレードが激辛になる、というのは、どうも男性クライマー自身の身内からも、冷静なクライマーからは、観察され、小鹿野のクライマーズトークでも、そう語る初期クライマーの登壇者がいました…

しかし、現象の観察で終わり、洞察までは行っていないようです。

男性は、そもそも、女が言うことを軽視している。

背の低いクライマーが多い女性クライマーにとって、遠いボルトは、常人に増して危険です。

トップクライマーの、ヘイゼルが言えば、聞くんですかね?

  はぁ?5.9だぜ、それくらい登れよ。

とか

  俺はそうは思わねえ

で終わりでしたけど?

でも、結局は、私の考察の内容のほうが、正しかったし、男性がそう思わなくても、手がピンに届かないという事実は変わらず。

単なる、相手の立場に立つ想像力の欠如の問題のようでした。

性差を入れ替えれば、不可能であることが、女性が相手だと可能になる。

男性のパートナーが、「俺、肉離れしたから、帰る」と言えば、「そうか」となったのではないでしょうか?

あるいは、男性のパートナーが、白亜スラブのセカンドを登ったのだとしたら、夏ミカン一個で肩が付くとは、考えないのではないでしょうか?

そこらへんが私にとっては、未確認の謎なわけですが…。

大抵の男性クライマーは、女性パートナーを

 自分の言いなりにしていい対象

として選んでいるような気がします。

男同士の権力闘争に敗れてリーダーシップを取れない と思われたくないという心がその背後にあるのではないでしょうかね?

しかし、いくら、クライマーの絶対数が少ないからパートナー見つからなくて気の毒だなぁと私が思っていて、その気の毒だという親切心に付け込んだとしても…

いっくら親切でも命までは、さし上げられません。

親切で差し上げられる内容的には、もう十分以上のものを相方には差し出したと思うし、私が怪我をした岸良に一緒に行った方にも、十分以上のものを私は差し上げたと思います。

カットアンカーが九州で、まずいボルトだと認知されるようなったのは、私の考えによれば、私の功績です。

その開拓者は、いまだにそれで開拓しているのではないかと思いますが…新しいニュースが聞こえてきませんので…

それどころか、グージョンが適さない岩質もあるとか、こねくり回して、遠巻きにカットアンカーを擁護するような言説をSNS上に見ることもありますが…グージョンとカットアンカーって、構造が似ているので、それを外すと、オールアンカーになりますし、オールアンカーって、どの本にもNOって書いてある…。

巷の一般的な知性のクライマー諸氏に議論を任せていたとしても、25+35が計算できず、50mシングルで突っ込むのが普通だと考えたり、身長の低い女性に向かってエイドで鍛えてやるというようなレベルの知性しかないわけですから、現在の低知性化、低知能化してしまった日本で、草の根活動に、議論の行方を任せるのは、それこそが無謀というものです。

特に男性社会で。

男性同士の低レベルの覇権争いに終止符を打つには、

 国の機関である文登研あたりが、国として最高レベルの知性でガイドライン

を作れば済むことでしょうし、それに必要な人材も、原資もすでにあると思われます。

過去、戦後70年で、時代の試練を経た、適切な支点素材選びがすでにできると思いますし、クライミングは一部の好事家のするもの、という逃げ口上も、もはや通用しない。

なんせ、自分たちがスポーツ振興でクライミングを取り上げてきたことが、クライマー人口の増加なのですから。

このような状況において、

 ・岩場のボルトの放置、

 ・岩場の安全性の要である整備の基準作りの放置は、自らの首を絞めるだけだ

と思います。

要するに、男子はお山の大将の言うことしか聞かないのです。

被害を被るのは弱者です。それは、最近、証明されてしまった…

祝子川にボルト打ってスポーツルートみたいに安全って賞賛する程度の、理解しかできない人が世間を率いているんですよ?

文登研などの上の方の人は、現実的になりましょう。





山は泣いている…

■ メランコリーな朝

今日は朝から、しとしと雨で、梅雨入りを思わせるメランコリーな朝です。

山は白く霧に覆われており、稜線は雲に隠れて見えず、そして寒い。

悲しみを表現したら、こうなるのではないかだろうか?

怒りの後ろにある悲しみ…

山で失われた多くの命…私が最初に山で亡くした友人は、環境問題ライターの新井和也さんでした。五龍山荘勤務中でしたが、山を下り、追悼登山をしました。

そして、山岳総合センターの同期仲間。涸沢岳西尾根での滑落事故でした。

そして、パートナーにならないかと立候補してくれたカホさん。宝剣で滑落し、九死に一生をとりとめましたが、クライマー人生を終わりました。

アイスを登るはずだったのに、一人で冬富士に行ってしまい、そのまま、帰らぬ人になった誰か…。

故・吉田さん…私の周りには常に山での人の死があります。

九州では、自分自身がパートナーから殺されそうになり、驚いた。

パートナーだけではなく、

指導者自体が、人を死に導くだけと思われる間違った指導を行っているようだった…。

私の言説は厳しいですが、愚かなミスのために亡くなって行った(つまり、相手のミスにより殺された…)大勢の人たちの実態を知るとき、その言説が厳しすぎる、と言えるはずがありません。

登山は、合法的な殺人の道具、と化しています。

あなたが、25+35は60であると計算できない、計算する気がない、というそれだけの動機で…それも、俺がかっこいいことを世の中に示したいというそれだけの動機で…

誰かの命を奪うことが、正当化されるのか?

この問いにYESを出してしまうような世の中は、愚かであり、そうした答えの中で死んでいった人たちの気持ちが浮かばれることは、ない。

いったいどういう気持ちが、自分のエゴのために他者の命を奪うことに、YESを出させるのでしょう…

山は泣いています…




2024/05/27

【沢登り技術】沢での確保はエイト環ですよ? 祝子川事故

■ GW中の祝子川の事故

最近、祝子川で事故があったそうです。

祝子川でATCガイドによるセカンド確保で、窒息死させてしまう事故が起きました。

原因は?

  水量の多い沢

  ATCガイドのガイドモードによるセカンドの確保を使っていたこと

です。

だから、言ったでしょ!って奴でした…。

滝や滝壺、渡渉など、ATCガイドによるセカンドのビレイで、セカンドを確保すると墜落や流されたりしたときに、水流の圧力がかかり、予想以上の負荷がかかり、ATCガイドの解除が困難になります。

アホな事故だと思っています。

水流の中で途中停止するような状態を起こさない確保をするのが、沢登り講習会初日に習うことだからです。

が、そんなこと、沢登り初日に教わりますけど・・・

教えていないんですかね?

ロープに引かれるのと、水流で押される力で、そのまま水の中から脱出できず、溺れてしまうというわけです。

このブログでも何回も書いていますが… 沢ではエイト環ですよ?

これがエイト環以外でも良いシーンもあるという指摘が来ましたが、沢の確保法を紹介する記事でもないのに揚げ足取りの指摘だと思いました。正確に書けっていいますが、どこにその正確な記事ありますか?見たことない。

沢やになるための最初の講習で、普通に双方向の確保器を使うように教わりますけど?

それに祝子川のようなゴルジュを楽しみに行くのに、片方しか流せないビレイ器で行きますかね?

適切と考えられる確保の方法について、多くのクライマーの間で、私を”スケープゴート”とすることで、議論が沸騰することを希望します。

■ 岩場オンリークライマー

ショートの岩場しか教わっていないクライマーは、ゴルジュでは流さないと溺れ死ぬということとも知らない。

大事なことは、初期に沢に特化した講習会に参加することです。岩のリスクと沢のリスクではリスクは何倍も違います。

岩場では、車が横付けでき、携帯電話も入ることが多いです。

沢では、車まで、何時間か歩かねばならず、携帯電話も入りません

隔絶された場所であるというリスクが、岩場の何倍も沢ではあります。

その上、2名で行けば、たとえ故意でなくても、事故が起これば、密室殺人と結局同じことになります。

■ 受動的な対策

 ロープをいつでも切れるようにナイフを携帯し切る練習をしておくことなどです。

確かに、ロープは切ろうと思ったときは、意外に切れないもの、です。

■ ほら貝のゴルジュ

私のほら貝のゴルジュの記録はこちらですが…

https://lovelysawa.blogspot.com/2015/07/blog-post_81.html

https://lovelysawa.blogspot.com/2015/07/blog-post_28.html

沢では8環なんてあまりに当然すぎるので、書いていなかった(汗)。

このほら貝のゴルジュで、高齢の女性メンバーが急な流れのトイで流されて(女性は体重が軽いので、浮力の関係で流されやすい)、その時は、下の滝つぼまで、ロープは手放して、流しました。

そうしないと、溺れちゃいますよね。

流せば、流されてドボンとなるだけのことで、あとで同じところをみんなでウォータースライダーして遊ぶのですから、彼女だけ2回ウォータースライダーしたことになりました。

同じところを彼女が登ってもまた流されると判断したリーダーは、彼女をおぶって樋を突破しました。重たいほうが急流には、有利です。

いやホント、相方が、私と二人だけで祝子川行きたがっていましたが、

ほんとに行かなくてよかった☆


■ まずは、相手の知性レベルを判定すべし!

私の相方の場合ですが…25+35が計算できない人だったり、他の人が支点ビレイされていてもそのこと自体に気が付かないとかなので、当然のようにATCでしかビレイも知らないでしょうし、樋で流されたら、どうしたらいいか?も、おそらく知らないでしょう。

相手が岩場の講習だけしか受けていない場合は、沢のリスクについて無知である可能性が大です。そのような相手と沢に行くのは、断りましょう。

基本、無知な人って無知であること自体に無知なんです。

■ 相手の性格を判定する

相手はどういう奴か? まず、女性と二人だけで山に行くのに、初見で自分で事故やけががあった場合にどうするべきか?調べるだけの興味もなく、責任感もない相手だとしたら?

そういう性格だとすると、事故っても、下手したら

  流されるお前が悪い

という逆ギレを起こされて終わりでしょう…

全部を体力や本人の責任に還元するのが、登山界の習わしです。

体力があれば(登攀力があれば)防げる、という論調のことです。

■ 第三者に意見を求める

判断に迷う場合、第三者に判断を求めるのが、一応、オーソドックスですが、気を付けないと、、熊本の指導者、祝子川を「ボルトが整備されてスポーツルートみたいな沢」とか言って、二人で行くように言ってきたんですよねぇ…

第三者に意見を求める、というのは、山岳会の慣行ですが、意見を求める相手には、くれぐれも注意しましょう。

意見はできれば、合い見積もりと同じで、3件以上からもらったほうが確実です。

 沢には、スポーツルートみたいな沢、なんてありません。

沢にあるボルトは、いつ崩れるか分からないロシアンルーレット状態ですよ、当然。

なんせ、365日、水にさらされているんだから。

サルでもわかる。

私は、他の人の愚かさのために自分の生命を犠牲にするのはごめんだ。

参考:祝子川は水難事故多発 として挙げられている

https://www.kasen.or.jp/Portals/0/pdf_mizube/2014suinan.pdf



■ 報道でも全く反省されていない… 頓珍漢な解説しかない


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240505/k10014440961000.html
より引用

以下の引用は、まともに聞こえるが全く的を得ていない、何も反省にも参考にもならないに等しいコメント。しかも、コメントを聞く相手が、その辺の人。

これを聞いた普通の人は、行くほうが悪い、と思うだろう。

つまり、ミスリーディングである。

行くほうが悪いと印象操作されているのだから、なんの再発予防措置も講じられないであろう。
ーーーーーーーーーーーー

熊本県から登山で訪れた40代の男性は「注意していても事故は起きる時は起きてしまいますが、事前の準備や体力など自分のことをよく知ったうえで登山に臨むことが、事故を防ぐために大切だと思います」と話していました。

ーーーーーーーーー---

この事故は、注意していて起きた事故ではなく、山を舐め、必要な技術を身につけないで行ったために犠牲者が出た、という事故です。

この女性を殺した人、一生、自分の愚かさを反省してください。 

後悔に生きる、というのが人としてあるべき姿と思いますよ…?

だれでも相手のチョンボで殺されれば、死なせた相手にそう思うだろう、当然の感想だと思います。

無知がゆえに人が人を殺してしまう…そうした自己省察がないから、これまで、このような事故が起こる、ずさんな登山者教育しか、施されていない訳です。

反省するべき人が反省することは悪いことだとは思いません。

日本の登山界は、女性レイプ事件が、レイプされる女性の側が悪いと判決されてきたのと同様に、被害者の心情に寄り添わず、加害者保護が行き過ぎている、というのが私の意見です。

https://www.mskj.or.jp/thesis/8764.html

ーーーーー他クライマーから指摘をもらいましたーーーーー

②ニュース記事の「熊本から登山に訪れた40代男性」のコメント

→この方は、事故当事者ではありません。これをもって、全く反省していないと述べるのは的を得ていません。
ーーーーーーーーーーーー

コメントが事故当時者でない、のは、そうでしょう。どこを読み間違えてそうなったんですかね?

しかも、事故当事者が反省しているかどうか、発表されなければ、どうやって分かるんですか?

事故当事者の落ち度で読み取れる範囲で言えば、なぜ危険を当然ともなう祝子川へ、たった2名で行ったのか?と思います。

なんで誰も止めてやらなかったのか? それでも仲間なんですかね?

沢登りは事故が最も多い形態の山行であり、事故がいったん起こればメンバー数が必要なことは、業界では良く知られています。

私は、適切なメンバー数が集まらない場合は山行中止にしています。特に沢など、地図を持ってこないメンバーが一人でもいた時点で、中止にすると宣言してから会山行です。

参考: 上級クライマーは現実的になりましょう。 

文登研も地に落ちていると指摘が来ました。そうかもしれませんが、群れの中の一番強いオスのいうことしか、男子は聞かないんですよ。アルファがいうことしか聞きません。

今沢屋で強いといえば、誰なんです? 大西さん? 大西さんが言えば聞くんかいな???

九州で聞き取りしたことがありますが、大西さんをはじめトップクライマーに対しては、みんなとんでもなく実力を誤解…40年前のクライミング形態で登っている…と誤解しており、その誤解に基づくと、自分だって…と思っていたりします…。

エイドで登って褒められるんですよ、九州では。トップクライマーの偉業も、あれってホント?とか言って信用していないです。

そりゃ自分を起点にしたら平気で記録を偽装するんだから、あいつだってやってるだろうとなりますよね…

なので、文登研がダメならつける薬なし感があります。

沢登りの標準教科書は出版すべきです。標準指導法もセットでつけたほうがいいです。

もっと言えば必要なのは、座学の試験だと思います。

例: 祝子川ゴルジュへ沢登り計画が持ち上がった。以下の選択肢のうち正しいものを選びなさい

1)二人だけで行く
2)ゴルジュでの確保法を確認しないで行く
3)ボルトが整備されているので、カムはもたないで行く
4)ゴルジュ経験が豊富なクライマーに安全管理上必要な措置について問い合わせる

■ 総合して…

九州では、3人目の人に相談しても、動くものに道標つけてこれで良し、ってレベルですから、明らかに沢登りだけでなく、ありとあらゆる登山形式において、リスク認知が甘く、イケイケ主義の弊害が見受けられるのが、九州の山やの一般的見解である、という経験でした。

リスクを指摘しても、大丈夫だから行ってきな、という返事しか、

バカのいっちょ覚えのようにしか、返せないのですから…

  殺されようとされている…

これは、幻想や妄想ではなく、客観的事実、です。

正しいリスク認知は、Trust Your Guts feeling です。