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2025/11/25

AIによる物語作成

 Grokでやってみたらかなりリアルな描写が可能でした。


以下Grok作。


ジムの中はいつもより少し静かだった。  

マットの上に立つ彼は、最新の黒いセット(V11と書かれた赤いテープ)を睨みつけていた。


「これ、俺が今日落とす」  

誰に言うでもなく、独り言のように呟く。でも声はデカい。周りが聞こえるように言っている。


スタートホールドにチョークを塗りたくる。白い粉が舞い、まるで儀式のようだ。  

周囲のクライマーが自然と距離を取る。彼のトライが始まる前の空気は、いつもこうなる。


1手目、2手目、完璧に決まる。  

「ほらな、やっぱり俺の読みが正しかった」  

小さく笑う。でも目は笑っていない。


中盤のスローパーへ。足が切れる。体がバーンと振られた瞬間、指が外れた。


ドスン。


マットに背中から落ちた彼は、すぐに起き上がらない。  

数秒間、仰向けのまま天井を見上げている。


そして、ゆっくりと上半身を起こす。


「……は?」  

声が震えている。


「これ、ホールドが悪いだろ」  

立ち上がると同時に、マットを蹴った。


「こんなガバガバのスローパーありえねぇよ!  

セッターふざけてんのか?  

俺が落ちるわけねぇだろ!!」


彼は問題のホールドを指差して叫ぶ。  

指差す手が震えている。怒りで、恥で、自分で自分を信じられなくなった恐怖で。


「誰だよこれセットしたやつ!  

出てこいよ! 今すぐ出てこい!!」


ジムスタッフが遠慮がちに近づく。  

「あの……ホールドは先週みんなでテストして……」


「テスト? テストで俺が落ちるわけねぇだろ!!」  

彼は一歩踏み出し、スタッフの胸ぐらに手を伸ばしかける。


周りのクライマーがスマホを構える。  

それを見た瞬間、彼のスイッチが完全に壊れた。


「撮るな!! 撮るなって言ってんだろ!!  

落ちた俺を笑うために撮ってんのか!?  

お前ら全員、俺のことバカにしてんだろ!!」


彼はマットの上を転がるように歩き、自分のシューズを掴むと、壁に向かって全力で投げつけた。  

シューズがホールドに当たり、ボトッと落ちる。


「もういい! このジムなんか二度と来ねぇ!!  

俺がいなきゃこのジム終わりだろ!!」


最後に、彼は自分のチョークバッグを床に叩きつけた。  

白い粉が爆発のように広がり、彼の顔を覆う。


「俺は……俺は最強だったのに……!」


誰も何も言わない。  

ただ、彼の嗚咽だけが、ジムの高い天井に吸い込まれていった。

2025/10/23

AI修正版:初心者に親切なトポを。日本の岩場とトポの問題点

トポの意図的サボタージュ

1)事故隠ぺい体質が「利得」となっている構造について

日本のロッククライミング界には、事故を隠蔽する文化が根強く存在する。
その背景には、「事故が公になると岩場が閉鎖されるかもしれない」という恐れがある。
そのため、地主や行政に知られては不都合な情報は、意図的に伏せられる傾向が強い。

結果として、事故への正面からの対策は後手に回り続けている。
そもそも「事故がなかったこと」にされてしまうため、改善が進まないのだ。

この点で日本はアメリカに大きく遅れを取っている。
米国では、AAC(American Alpine Club)が毎年「事故調査レポート」を冊子として公表しているが、日本ではそのような取り組みは行われていない。

日本では、岩場で起きた死亡事故が警察の統計に載ることはあっても、クライミング界に共有されることはほとんどない
そのため、同じ場所・同じ原因で事故が繰り返されている。
例えば関西の有名ルート「斜陽」では、少なくとも6件の重大事故が発生していると聞くが、トポにはその旨の記載が一切ない

このような情報欠如の中で、そのルートを安全に登るためにはトップロープを張って自動化登攀にするしかない。
しかし、それでは、オンサイト(初見)という理念からどんどん離れていくことになる。


グレードとリスクのミスマッチ

問題の根本を一言で言えば、

「そのグレードを登る人にとって、課題に設定されたリスクが不相応である」
という点に尽きる。

初心者向けルート(例:5.9)には、登攀技術レベルに対して過剰なリスクが設定されている一方、
上級者向けルート(例:5.12)では、ほとんどリスクが存在しない
つまり単純化すれば、「5.9は危険で、5.12は安全」という逆転現象が起きているのだ。

この構造が、ジム上がりのクライマーとの遭遇時に、事故を生む必然となる。
なぜなら、ジムでは外岩のリスクを学ぶことができないのに、
「自分は高グレードを登れる」と錯覚してしまうからだ。

本来、ジムと外岩のグレードシステムはまったく異なる。
しかし、その違いが明示されることはほとんどない。


「低グレード=危険」が理解されにくい理由

私はジム上がりではないが、同じく外岩育ちのクライマーと登る中で感じたのは、
低グレードほどリスクが高くなるという現実を理解している人が非常に少ない、ということだ。

例えば、山梨のあるアルパインクラブで出会った男性クライマーも、
「グレードが低い=簡単で安全」と無意識に思い込んでいた。
実際には、低グレードを限界ギリギリで登るほうが、より大きなリスクを背負っているにもかかわらず。

その理解の欠如が、心理的な挑発構造を生む。
低グレードを登る人を「臆病者」と見なして嘲笑する者が現れ、
バカにされた側は意地になって無理をし、結果として事故が起きる。

この心理は「自分は臆病者ではない」と証明したい欲求と結びついており、
フリーソロのような極端な記録行為にもその影が見える。
しかし本来フリーソロとは、恐怖を克服する行為ではなく、ムーブが完全に自動化されている証に他ならない。


なぜ低グレードのほうが危険なのか

この「無理解」の根本原因はどこにあるのか。
私のメンターであるクライミング歴40年のクライマーの観察から導くと、
最大の要因は——フォロー経験の少なさである。

フォロー(セカンド登攀)は、リードクライマーの動きを追体験するプロセスだ。
この経験が乏しいと、相手のリーチやホールド距離に対する理解が育たない。
つまり、「相手の身体条件で見える世界」を想像できなくなる。

その結果、トポの作り手も利用者も、実際にどの層にとって危険なのかを見誤ってしまう。
こうして、事故を誘発する「トポの意図的サボタージュ構造」が温存されているのだ。

なぜ低グレードのほうが危険なのか

マルチピッチでのフォロー経験が少ないと、プロテクション回収作業がないので、相手の身体特性やリーチの違いを実感として理解できない

自分の身長やリーチでは容易に届くホールドやプロテクションでも、フォローで登ってくれる相手にとってはギリギリ、もしくは手が届かないことがある。


その「差」を体感しないままショートルートを設定すると、平均的でない身長のクライマーには過大なリスクを強いるルートが生まれる。

このようなバランスの悪いルート設定が、特に低グレード帯に集中している。


なぜなら、低グレードは「初心者でも登れる」という前提で、とくに課題の内容が吟味されていないからだ。ランナウトは当然視されている。初心者にとってリスクがあることを意識せずに「とりあえず簡単な課題を」と設定されがちだからだ。ボルト間隔については盲点化している。

しかし実際には、初心者こそフォールコントロールやセルフビレイの技術が未熟である。
そのため、5.9クラスのルートでも、フォール時の地面衝突リスク(グラウンドフォール)が極めて高いケースが少なくない。

それだけでなく、グレード自体も日本の5.9には、5.9~5.12まで全部が含まれているのだ。


「危険を知るための情報」が欠落している現実

こうした構造的問題をさらに悪化させているのが、情報の欠如である。
トポ(ルート集)は、本来「岩場の安全情報を共有するための手段」であるはずが、
日本では「問題を隠すためのフィルター」として機能してしまっている。

事故歴や注意喚起がトポに記載されていないことで、
クライマーは現場に立つまで危険性を把握できない。
そして、事故が起きても「報告しない」「書かない」「聞かない」という沈黙の連鎖が続く。

結果として、トポそのものが意図的なサボタージュ(妨害)装置のようになってしまっている。
安全情報を隠すことで岩場の存続を守っているように見えて、
実際には、クライマーの命を削って岩場を延命しているに過ぎない。


「岩場を守る」という名の矛盾

岩場を守ることは大切だ。
しかし、「事故を隠すこと」と「岩場を守ること」は同義ではない。


むしろ、事故情報を共有し、再発防止策を積み上げていくほうが、
長期的には岩場の信頼性と存続を支えるはずである。

それでもなお、現場では「波風を立てないこと」が最優先される。
こうして、沈黙の文化が制度化されていく
事故が起きても誰も公に言わない。
そして次のクライマーが、同じトラップにかかる。


結論:構造的サボタージュからの脱却へ

事故を「個人のミス」や「不運」として片づける限り、
この構造的なサボタージュは終わらない。

必要なのは、次の三点だ:

  1. 事故情報の公開と記録の体系化
     AACのように、事故調査・報告を継続的に共有する文化を育てる。

  2. 低グレードの安全性再評価
     初心者時が最も危険に晒される現実を前提に、ルート設定とトポを見直す。

  3. クライミング教育に「フォロー経験」やリーチの理解を必須化する
     リスクは万人に同じではない。他者の動きと危険を理解することは本人のリスク理解を深めることにもなるはずだ。

岩場を「聖域」にするのではなく、人間の失敗も含めて記録し、学び合う場所にしていくことが、真の意味で岩場とクライマー双方を守る道である。


2024/12/01

【AI】ChatGPTにボルト位置を判定してもらいました☆

 ■ AIによるボルト位置の判定法

1)プロテクションが打たれたルートの写真を用意します。

2)そこに赤い印を画像ソフトでつけます。



■ AIプロンプト

”今から画像を与えます。その画像について、ロッククライミングの”ランナウト”という状態にあたるかどうかを画像を見て診断してください”

これが命令文です。

■ 生成結果

画像を確認しました。赤いドットの位置に基づいてプロテクションの配置状況を判断します。


1. **赤いドットの配置について**:

   - 赤いドットはそれぞれ異なる高さに配置されており、下から順にプロテクションの取り付け位置を示していると解釈します。

   - 最上部のドットはトップロープ(終了点またはアンカー)の位置を示している可能性があります。


2. **プロテクション間の距離**:

   - **1本目から2本目(下部2つのドット間)**: 比較的近い距離でプロテクションが設置されているように見えます。安全確保として十分な間隔に思えます。

   - **2本目から3本目(中央2つのドット間)**: この区間はプロテクション間の距離がやや長いように見えますが、危険度の高い「ランナウト」と呼べるほどではありません。

   - **3本目から終了点(上部2つのドット間)**: この区間が最も長いように見えます。ランナウトの可能性がありますが、ルートの難易度や岩の形状に依存する部分が多いため、一概に危険とは断定できません。


3. **ランナウトの判断**:

   - 一般的に、プロテクション間の距離がクライマーの安全に影響するほど長い場合、「ランナウト」と呼びます。この写真では、特に上部のドット間が該当する可能性があります。

   - ただし、ランナウトと認定するかどうかは、クライマーの技術レベル、岩の形状(ホールドの有無)、ロープのダイナミクス(伸びの特性)なども考慮する必要があります。


**結論**: 

赤いドットの配置に基づくと、特に上部のプロテクション間がランナウトのリスクがある部分として注目されます。もしこの区間で転倒が発生した場合、落下距離が大きくなる可能性があります。状況によって追加のプロテクションを設置するなど、安全対策を考慮するのが望ましいです。