私は山岳総合センターのリーダー講習で、七倉岳の春山講習でこういうのをやりました。それで、班の中で一人だけ特出して上手だった上、ぜんぜん雪上でも走れるくらいゆとりだったので、まったく雪山での滑落を恐れなくなりました。
この春山講習、つまり雪訓で、シュラフなし&ビビィサックで寝たのは私だけです。ほかの講習生はは全員テント&シュラフ。ビバーク訓練は強制ではなく、自主的参加でした。
ので寝てなかったですが、普通に滑落停止は得意でした。のちに沢で滝の登攀で滑って落ちたことがあり、同じ技術でうまいこと怪我無くすみました。
福岡の人は雪上訓練をすることがないので、雪崩のリスクなども学ぶことがなく、したがって冬季の合宿は八ヶ岳周辺で小屋の監視に下で行うのが安全だと思います。
山梨の山岳会では冬山合宿は参加者に参加費が出ました。レベルを維持するのにお金がかかるからです。
福岡では雪訓含め、すべての講習会に参加意欲が低く、したがって行ける山も下がります。今ある技術で行く山となると赤岳以南の山を除外した八ヶ岳が本格的な訓練なしで行ける、最高レベルの雪山です。甲斐駒も行くべきではありません。ロープが出せない上に雪上歩行の経験も浅いとなると、一か八かになります。これは、一人リーダーがいればカバーできるリスクではないです。