「地域の繋がりも山の環境も保っていきたい」山梨で住民5人の過疎地域 ボルダリングで年間2000人訪れる人気スポットに。
ニュースに取り上げられているようで、うれしいです。
私は転勤で山梨に行きましたが、山梨で最も良い活動は、
ワインテイスティングでもなく、
桃農家の手伝いでもなく、
自然農の習得でもなく、
山とクライミングでした。
山梨での生活をよくするため、全部試しました。ワインティスティングは初期にだいぶワイナリーを回りましたし、桃農家は適果の手伝いに。
明野に畑を借りて畑をするというのもやりました。どれもお金がかかるだけで成果はイマイチ。どうも相手はたすかったありがと、で終わりでした。
衰退としている産業を手助けしても、もともとが衰退中なので、人為的に衰退を止めるのは難しそうです。
一方、クライミングでは、本当に良い環境がありました。
ジムの質も高かったし、山小屋に行けば、甲府から来ましたと言えば喜ばれる。
図書館には、ちゃんと『八ヶ岳研究』の上下巻がそろい、下調べもばっちり。
山梨県こそ、アルパインクライミングの本格的な研究所や育成機関を設立したらいいのではないか?と。
クライミングシステムの理解は、車の教習所に通うみたいに免許制にでもして、しっかり理解を座学でさせないと、昨今のクライマーはシングルロープでのロープ長の計算すらしないでリードできてしまい、登れたか登れないかだけの判定では、ロープがドラッグしていても登れた判定になってしまい、それで大きな山に通用するかというとしないです。
瑞牆はカムで登る(残置なしで登る)ロッククライミングの良き練習場になるのではないですかね?
県が理解し、ケンを上げてクライミングによる地域おこしを山梨がやれば、益富町や明野町、黒平は若い人が引っ越してくる土地になれるかもしれません。
原村など先行事例がありますが、あれは定年退職後の住まいな位置づけでした。違う人種、産業の担い手となる人種が根付くのが大事なのではないかと思います。
余談ですが、韮崎は意外に交通の便が良く海外クライミングに行くにもバス一本で成田に行けます。