■ ひょんなことからラッキーボーイの話が出てきた
https://www.youtube.com/watch?v=pesRdfk1It02023/11/13
【フレッド・ベッキー化】経験に投資する スタートアップ
2023/11/12
【フレッド・ベッキー化】新NISAでセミリタイヤを目指す
■ 日本だけがガラパゴス化して世界から取り残されている
さて、海外岩場の情報に疎いがために、日本の岩場は、トンデモなガラパゴス状態になっているわけなんですが…
この現象は別にクライミングに限ったことではなく、実は、冷蔵庫やコンセントの市場とか、金融市場とか、銀行のオンラインシステムとか、電子電力系市場とか…全部同じでした。富士経済で市場調査を担当としているときは、海外市場担当していました。
海外市場担当と言うのは、ある国のAという製品マーケットがどんな市場規模で、どんなプレイヤーがいるのかを調べるという仕事です。要するに、海外版の『業界地図』を書く仕事で実際私が書いたレポートは1本10万円でした。富士経済社は、エントリーレベルの企業とされ、富士経済から上位のコンサルティング企業にステップアップする場とされていました。私は当時28歳で、子供を産みたいと思っていたので、海外に行くことが日常で、出張が決まるのが、1週間先と言うような生活は、ちょっと子供を産むことには向いていないのではないか?と思ったので、1年程度でやめたのですが…。
しかし、ある市場調査でベトナムに行き、ハイヤーを一台雇って連日企業訪問しては市場についてのヒアリングをつたない英語で行うわけですが…帰りにビジネススーツ姿で、国際線に乗っていると、ふと手にしたTimes誌の表紙に、さっき会ってきたベトナム経産省の大臣が載っていました…(笑) それで、こんな日本人の小娘に会ってくれたなんて…と、日本の国力の大きさを感じました。
海外出張にバンバン行ける仕事についていましたが、自分で海外にバンバン行きたいとなると、作戦が必要です。
出張費は会社からしたら経費ですから、いくらかかっても文句言われず、事実ベトナムでは、米国大統領も泊まったとか言う、高級ホテルに泊まっていました。飛行機も、提携の会社が、勝手に手配してくれます。
まずは、月10万円の投資からの収入をめざす、というのが、まあ穏当かなと思います。それくらいあれば、ラオスでは一か月生活することが可能でした。今、円の価値が下がったので少し違うかもしれません。
■ 新NISAを賢く使いましょう
そこで、発見したのがこの動画です。
https://youtu.be/3cta1hIIjFo?si=d6J0OpvckHeYbv3w
新NISAの枠を使って、非課税で不労所得10万円を得る方法について語っています。
全世界株式ファンド(オルカン)
S&P(米国ファンド)
に投資するプランが語られています。
実は、ここ30年の経済成長は6割がGAFAMの成果です。GAFAM(ガーファム:Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)最近はNvidiaがAI向け半導体で急伸しました。
なら、この6社に集中させるとより大きなリターンが出ますが、くれぐれも種銭でやらないでください。
さて、楽天では、新発売で上記の日本のファンドが出ています。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20231027-06.html より引用。
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド経費 0.0561%
ポイント還元率 0.017%
経費 0.077%
ポイント還元 0.028%
楽天ポイントもつくのはこの二つだけですね。
1万円の投資信託をかうと、2.8円のポイント還元ということ。
投資信託は、自動的に再投資されるので複利効果が出ますが、ETFは再投資は手動です。なのでほったらかしにしたい人は、ETFより投資信託が良いと思いますが、投信はその分手数料が微妙に割高です。しかし、手数料割高と言っても、0.7%と0.03%の違いです。1万円だったら、70円か3円か。
楽天のオルカンやS&Pは、新発売なので、過去の基準価格などの実績は分かりません。一般にファンドを購入する場合は、過去を見てから購入するのが決まりです。ファンドの安定性は、運用している総資産額に比例するからです。
■ 楽天ETFカンファレンス
昨日は、楽天のETFカンファレンスがあり、これさえ見ていれば新NISAはOKなのではないかという内容でした。
https://www.youtube.com/watch?v=gI4hkHxHCYE
世界最安のETFはVOOで、0.03%だそうです。楽天が70円とるところ、バンガードなら、3円ってことですね。もちろん、ドル円無視しています。でも、どっちが実力あるかっていうと?バンガード偉いよなぁ。
楽天証券の問題は、ドルで増やしてドルで出金できないことです。両替していたら、メリット帳消しです。増やしたドルをドルのまま使いたければ、ドル決済が可能な口座を持つ必要があります。
■ 若ければ若いほど有利だが、年を取っていてもやっぱり有利
だって、非課税ですからね。
今年、私はNISA口座でない口座で、各種投信を解約したので、利益の中から、20.351%もの所得税を払う羽目になりました。1万円の投資利益があれば、2035円も取られるんですよ?1万円の投資利益をえるのは、結構、勉強も必要で、種銭も必要で、大変ですよね。
なので、どんなに年を取った人でも新NISAやらないほうが損です。
■ 日本のお金が世界に流出する
確かにその一面はあります。日本人が円を保有しているから、円の価値が保たれていると言えるので。
しかし、円からドルに流れていくのは、仕方がないかもしれません。ドルが今のところ基軸通貨なので。
ドルが基軸通貨なおかげで、ドルが崩壊してはまずい、と世界中がドルを応援する羽目になります。たとえ円で持っていても、世界市場の暴落は日本にも影響します。
ドルが倒れるとまずいというので、政府は米国の雇用を守る、ということに今なっていますが、日本の雇用を守らなくては!というインセンティブは、どこにもありません。
日本では、雇用を守るというより、いまんとこ人手不足で、なんとか働かせよう、ということで、結果、ブラック労働を強いるみたいな情勢のほうが強いかもしれません。
というので、現在という一点を見る限りは、海外で働くほうが若い人には有利かもしれません。
日本は、沈みゆく船と言われて30年、ほんとに沈みかけそうな田舎を見て回った結果、思いました。
しかし、そんな日本に、安全を求めて移住してくる外国人も多いです。甲府ではデイビッドに会いました。彼はコロンビア大学卒のエリート米国人でしたが日本の田舎を選びました。
競争社会に疲れたら、あるいは、最初から競争社会に参加したくなかったら、日本社会に残るという手もあるでしょう‥
競争はなくても、日本の労働環境は、米国のよりシビアだったのが私の経験上の結果ですが…。無言の圧力で日本では働かないといけないですし、女性や弱者は搾取の対象ですが、米国では働いた成果は盗まれることなく自分のものになりました。
どっちがいいのか、どっちもいいのか?私には分かりませんが、新NISAによって、日本の旧来の貯蓄一辺倒という体制が崩れ、バブル景気以前の郵便局の定期預金が利率8%という時代が、別の形で訪れることは確実です。
<参考サイト>
投資信託がまとまっているサイト
https://myindex.jp/
業界最安
https://www.churio807.com/entry/rakutenallcountry
取り崩しシミュレーター
https://www.nomura-am.co.jp/special/nomuwrap/simulation/reversal.html
2023/11/11
【海外で登る】魚を釣る方法を教え、魚はあげない
鈴木さんは元学校教員で定年退職後にトラベリングクライマーをやっている。鈴木さんの登攀力は、一般オールドクライマー並み(11前後)なので、前の師匠の青ちゃんと同程度だったように思う。
で、海外のあちこちに行って、現地調達のパートナーで何とか登っている。英語は片言。
ということで、
あいつができるなら俺も…
という男の嫉妬と言う、ルサンチマン主体の日本人男性クライマーの定番の思考回路が働けば、鈴木さんに続く定年退職オールドクライマーがわんさか出てくるはずなんだが…
これが出てこないんだな。
なんで? やたら、いいね!はいっぱいつくのに実行する人はいない。
ちなみに、ちゃんと九州クライマーにも鈴木さんは引き合わせた。念のため。
■ 20~30代も出てこない
鈴木さんでもなんとかなるんだから、20代、30代の現役クライマーだったら、当然なんとかなるはずなんだが、それを実行する人もほとんどいない。知っているのは、一人くらいかな。
若い人が実践できない理由のほうが、年金暮らしで悠々自適中の人が実践できない理由より、まだ納得ができる。年金みたいな安定収入を作れない限り、トラベリングクライマーだけで生活費を工面するのは、特に先進国では難しいだろう…(ま、裏の手はいっぱいあるんだが。)
というので、新NISAもあることだし、このブログでは、若い人でも資産を作り、安定的な投資利益が上げれるような、情報を提供することにしている。
投資情報は、若いクライマーのため、です。きちんと投資できれば、一年中トラベリングクライマーをやるという鈴木さんのような技はできなくとも、年に1度、2度、海外に遠征して、登ってくるというような、ヨーロッパクライマー並みのライフスタイルは構築できると思います。
■ そら豆にたかってくるアブラムシ
鈴木さんの後に続くクライマーはほとんどいないのに、私には、いっぱい、そら豆にたかるアブラムシのように、男女問わず、初級クライマーたちが群がってきて、
あなたについていきたい
と面と向かって言われたんだが…。
これって なんかちゃっかりしちゃってますよね?
と思って、いくら阿弥陀菩薩役の私でも、取り合わなかったが…。
■ 盗人猛々しい系ガイドも中にはいる
それどころか、一人で行けないラオスへの登攀に、
俺、ガイドで行く
と賜った御仁もいたが…。
一人で行くことすらも、できないのに、ガイドで行くって、どうやって?
ガイドで行くってお客さんに自分の費用を持たせよう、って意味ですよね? まさにタガメ…。
昨今、ガイドっていうのは、お客さんの自分の経費を持たせて、連れて行ってもらう活動を意味するらしい…
はー?どんだけ?
自分が遊ぶ費用は、自分で持ちましょう。どうも男性クライマーは自分が登って楽しいだけのリードするという行為を高く売りつけて、相手の自信をそぎ、岩場に行く費用まで相手持ちにしようって思っていますよね?
相手の思いやりに付け込んで、本来自分が負担すべき費用負担させる、ってやり方、いかがなものかと思いますよ。
■ 魚ではなく、魚の釣り方を教えます
私が思うには、みんな、人の成功に便乗はしたいが、自分で努力して成功を勝ち取りたくはないんじゃないかね?
鈴木さんは、日本人パートナーがいれば、喜んで受け入れると思うが、FBフォローはするのに、誰も行かない。
誰も上げ膳据え膳で、あなたに海外クライミングと言う成果をお膳立てしてはくれないですよ?
そういう上げ膳据え膳で、相手に花を持たせ、メンツを立ててあげるっていう役割を求められているような、そんな疑いがあったんですよねぇ…
自分で自分の道は切り開きましょう。その方法は教えられます。
2023/11/10
【ロッククライミングの教え方】不安を書き出す&対策する
■ クライミングから人生を学ぶ
人生において、大きな決断をした後、人はどんな反応をするでしょうか?
例えば、
・大学が決まった後、
・就職先を決まった後
・結婚が決まった後
ポジティブな気持ちと不安な気持ちが混ざり合っていると思います。
クライミングでは…
・初めての外岩クライミングの日
・初めての講習日
・初めて海外の登攀に行くとき
・初めて行く岩場
・初めてクライミングパートナーと会う日
・初めてのクライミングジム
・大きなけがの後、久しぶりに岩場に復帰する日
■ 未来の自分にワクワク? どきどき?
ポジティブ: 新たな旅立ちを始めた自分に対して、誇らしい気持ち
ポジティブ: スタートをするのが 待ちきれないという逸る心
といった想いをもちつつ
ネガティブ: どんな奴らが参加しているんだろう?
ネガティブ: 体力ないけど、大丈夫だろうか
ネガティブ: 高いところが実は苦手なんだけど・・・
このような不安も沸き起こります。
もちろん、
元々不安が少ない人もいますし ← この人一番クライミングに向いていない人!
不安を感じても
時間の経過とともに忘れていく人もいます。これは普通の人です。
■ 不安は宝物 = クライミングのリスク管理能力
一方、
★なかなか不安が減らない
★逆に不安が増えていってしまう
そんな場合にどうしたらいいのか!?
■ 事例
私は、元々、過緊張タイプです。幼少期から顆粒球タイプ。肩こりとか、ガチガチです。つまり、無意識で、不安を人の何倍も感じてしまうタイプです。
今でも敏感な性質は相変わらずで、ちょっと水泳でトラウマを再現しただけで、昨日は一日アレルギー発作になって、寝込んでいました(^^;)
具体的で細かいことに
あれこれ考えを巡らせては、不安を絡み取るように近づけてしまうのです。
ここ数年は、あまりに白亜スラブで私に起きたリスクについて考えすぎて、鬱になり、精神科医のお世話になったほどでした。
しかし、これこそが
クライミングに適性がある
と言う証拠なのです。
なんせ、実社会では、破産しても命まではとられません。一度や2度の失敗は、命取りにはなりませんが、ロッククライミングでの些細なミスは、死亡事故に直結します。
クライミングだけが生きがい、ではなく、クライミングで作ったライフスキルを人生に生かしてくださいね!
では、さっそく、私がやっている不安対処法をお伝えしますね。
■ 起こりうるミスをリストアップする
起こるかもしれない心配や不安の一つ一つを紙に書き出します。
つまり、クライミングで起こりうるミスをリストアップするということです。
書き出したら、他に取りこぼしがないか?細かい要素もさらに書き出します。
クライミングで起こりうるミスなんて、まぁ、大体は既出で、事故記録を見れば、洗い出せます。自分で想像してみるというのが大事なので、やってみてください。パートナーがいたら、ぜひ二人でやってみてください。
例:マルチピッチに行ったら?
・とりつきが見つからない
・間違ったルートに取り付く
・ペツルのボルトとRCCの両方が見え、どっちがホントのルートか分からない
・登れない
・登ったものの、支点がない
・ギアを落とした
・登ったものの、ロープアップされない
・終了点を見落としてしまう
・アンカーが超しょぼい 体重を預けられる強度があるか不明
・トップが落ちた
・セカンドが落ちた
・トップもしくはセカンドが大けがして登れない
・お腹が空いた
・ハチに襲われた
・雨が降ってきた
…
他にもいっぱいあると思いますが、おおよそこんなところですね?
■ 対策してから行く
そのすべてについて
対策してから行きます。
ぶっつけ本番は、クライミングの場合、ありません。なんせ、ぶっつけ本番で死にますからね! 十分準備しても、予想外のことが起こるのがクライミング。
懸垂下降の仕方を知らない新人に、マルチに連れて行って現場で教える
ってのは無しです。 それはOJTではありません。手抜きって奴です。
山岳会のみなさん、それ、やっちゃってますよね?
それもこれも、教える側が、ひと手間かけて自分の時間を投資するのがイヤだから。
しかし、優秀な新人に自分のセカンドを務めてもらいたかったら、青ちゃんは、公園で3日もレスキュー講習をして、自分の技術を相手に伝え、相手の理解を高める努力をしました。
それくらいの投資で、インスボンに3度も付き合ってもらえたのですから、小さい投資だったのではないでしょうか?
吉田講習の様子:https://stps2snwmt.blogspot.com/2015/12/blog-post_27.html
■ すべてのリスクに想定をする
・とりつきが見つからない ← 経験者と行く
・間違ったルートに取り付く ← すでに行った人に話を聞いておく
・ペツルのボルトとRCCの両方が見え、どっちがホントのルートか分からない ←安全なペツルのほうに取り付いてみて様子を見る
・登れない ← 敗退手段を確実にする
・登ったものの、支点がない ← 支点構築スキルを得ておく 予備のハーケンとハンマーを持参する
・ギアを落とした ← 事前練習で落とさないように訓練する、下降器を落とした場合に備え、カラビナ懸垂をマスターしておく
・登ったものの、ロープアップされない ← プルージック登攀、ロープクランプによる登攀、ユマールのうち、どれかを携えてから行く
・終了点を見落としてしまう ← ロープスケールをもともとのルートに合わせる 例:40m
・アンカーが超しょぼい 体重を預けられる強度があるか不明 ← 支点を自作する
・トップが落ちた ← トップの固定、ローワーダウン、介助懸垂を覚える
・セカンドが落ちた ← あまり問題ではない
・トップもしくはセカンドが大けがして登れない ← 介助懸垂や固定を覚え、119番、日赤救急救命法を覚える、山行管理されておく、ヘリレスキューを頼む、ロキソニンを携帯する
・お腹が空いた ← ピンチ食を携帯する 日ごろから空腹になれる
・ハチに襲われた ← エピペンを携帯する
・雨が降ってきた ← ゴアテックスのレインウエア、あるいはツエルトを持参しておく
…
やれることはすべてやります。
■これでも不安なら?
「小っちゃ!」
これだけやっても、不安ならば、自分の器の小ささに対して、1人ツッコミをします(笑)
さらに
■ 自分ではどうすることもできないこと=相手の責任
書き出した不安項目を
・自分ではどうすることもできないこと
・自分で対応できそうなこと
この2つに分けます。
なぜなら、クライミングは二人一組の活動ですので、組んだ相手が悪かったら、道連れです。
組んだ相手が、勝手にロープドラッグし、ロープアップされない、というのは、セカンドの責任ではありません。
その他、セカンドの責任と、リードの責任を分けます。終了点をリードクライマーが見落としたとき、それはセカンドの責任ではない。
ちなみに、この不安の対処法は人生や、職場でも、問題解決のスキルとして使えます。
例えば、私は、20歳の時、アメリカに単独渡米していますが、その時は、一言も英語が話せない状態でした(笑)。今でこそ、(笑)と書いていますが、当時は必死です。渡米までたった1か月と時間もなかったので、サンフランシスコに向かう飛行機の中で、次に発話しなくてはいけない事柄を、『起きてから寝るまで』でシミュレーションしていました。
・飛行機を降りたら、次は?インフォーメーションを探す。”Where is the information desk?”
・住所を見せて、ここに行く方法を教わる ”How can I get to this address?”
...etc.
今とは違い、ネット情報もないころですから。それを考えると、今は不安を和らげる手段が多いと思います。
現実に即した不安=自分にとってスキルアップや自信アップのチャンス。
漠然とした不安の場合は、不安に思っていることを
書き出すだけ
でもかなり楽になる人もいます。
■ 正体をつかむ
私はしつこい性格です。
正体がわからないナゾな不安が、不安を大きくしてしまうんですよね。
事例としては、相方のリスク管理ゼロ、怖いという感情がない性格、が、私の不安の原因だということを突き止めるのに、なんと3年!も、かかったけど、それでも追及を辞めませんでした(笑)。
2度同じ失敗をするということは、クライミングでは許されないこと、だからです。
コスタリカ人は、ATC持ってきていないとかで組みませんでした。
5件の重大事故の裏に、300のヒヤリハットがありますが、ヒヤリハットから学ばなくては、時間の問題で、重大事故と言う結末につながります。
■ 相手の問題=自分で解決できない問題=ほっておく
自分ではどうすることもできない不安…つまり、相手の責任範囲…は
放っておく
という経験を積むことが大事です。
■ ポジティブバイアスに注意する
岩場に通って、マルチピッチの経験が、20~30回もあると分かりますが、恐れていたことが実際に起こるかチェックすると
ほとんど現実には起こらない
ことがわかってきます。これは、マイナスのポジティブバイアスです。
起こらない…起こる確率が小さいから、と言って備えないで良いわけではありません。
自分で対応できそうな不安は
行動することを決めて、
順番に実行していくこと
が大切です。
さぁ、あなたは今日、明日の楽しいクライミングのために、どんな準備をしましたか?
日赤救急救命講習に申し込みした?
ロープの傷み具合をチェックした?
ギアのメンテナンスをした?
ルート研究して、何メートルのロープがふさわしいか考えた?
あなたのクライミングに対する情熱が試される時ですね☆
ネット検索でルート情報を調べるだけでもザックリと、ですが、様子が分かり、不要な不安が減ってきます。
さらにわからないことがでてきて、より不安が細分化してくることもあります。
その場合は、さらに不安を書き出すことになります。
そして、さらに
次のことに分けます。
・今、やらなくてはいけないこと
・時が来てからやればいいこと
しっかり、不安をタイプ分けして
・行動して不安が減るものなのか、しなくていいものなのか
・行動のタイミングはいつなのか?
ザックリと見極めができると、
不安をいたずらに拡大させずに済みますし、無駄な投資をしなくて済むようになります。
例えば、
まだ5ピッチのマルチもちゃんと登れないのに、ヨセミテのビッグウォール(20ピッチ)とか行っても…(笑)
しかも、ヨセミテ行きたい人が、ゲレンデで、5.12RPを何回繰り返しても無駄ですよね?
合理的で、適切な努力をしていきましょう。
■ 悪循環
不安の悪循環の流れを善循環に変えると
不安をポジティブな成果
に変えることができます! 私の人生はまさにこれです。自分では、人生万事塞翁が馬だなぁ、私ってわらしべ長者だなぁと思っていました☆
親が塾に行かせてくれない
→ お受験が不安
→ 早くから独学する
→ おかげで国立大学&ただで米国留学
ありとあらゆる悪循環を善循環に変える方法は、
あなたの不安の中に
あります。
Enjoy, your inner power!
【ロッククライミングの教え方】村上先生の暗示&喚起による指導
村上先生の暗示・喚起
■ すいません!!と講師が謝る
山岳総合センターにいる頃、冬山合宿で、パッキングが遅い仲間を、ボケッと、待っていた。私は沢と同じ方式で2重にしていたから、パッキングは超早かった。
すると、村上先生が、私に向かってみんなのいる前で「すいません!!」と謝ってきたのだ…
それで、パッキングが遅いというのはダメなクライマーということが分かった。
パッキングは手早くしなくてはならない、と言い換えることもできるだろう。
村上さんは、良い講師だったということを示す事例だ。
■ 暗示と言う教え方
これは、心理学でいうところの、暗示、と言う教えかただ。最も行動を喚起する力が強く持続的だ。
先生は、なんかすごい奴だったんだなぁ。
「早くパッキングしなさい」
とは、皆に言わない。
その代わり
「私が遅くてすみません!」
と言う。
これが、言葉による、行動の暗示であり、喚起だ。周りの人は、自分に直接命令されていないけれど、
そうか、冬山で、パッキングが遅いのはダメクライマーなんだ…
と自覚できる。
■ みんなが暗示に鋭いわけではない
しかし、私が思うには、男性グループと言うのは、コミュニケーション能力が、著しく低い。
アキレス腱断裂のリハビリで、
・近所の競泳系のスイミングスクール(若手大学生講師)
・一般整形外科のリハビリ室(若手男性の理学療法士主体)
・リハビリ専門のトレーニング施設 モビトレ (医師自らがトレーナー)
・一般のスポーツジム
・初動負荷 (イチローが利用したことが有名な施設)
・チョコザップ
・カーブス
・女性の高齢な先生が教えてくれるスイミングスクール
の7つに行ったが、男性主体のところは、どこも、空気が非常に悪い。空気が悪いというのは、すぐに競争をおっぱじめるという意味だ。
講師が男性の場合も、全然、”指導力”がない。
一般入院病棟の若い男性理学療法士が主体のリハビリルームは、ただ歩くだけに陥っており、全く喚起や暗示がなされていない。リハビリを受ける人をやる気にさせるというのが最も重要な指導力なのにも、関わらず。
モビトレでは、医師である先生たちが、ポーズを調整に目配りしており、生徒は、自分が間違ったやり方で筋トレマシンに座っているのではないか?ということは心配しなくてよい。その声掛けを、自己責任だろ、だからやらない、とか言うような人はいない。
最近カーブスに行き初めて、分かったが、カーブスでは、来訪者を個人の名前で呼び、カルテをつけ、その個人に励ましを与える量がすごい。いつももっと追い込んでいいよ、と私はトレーニーに頼んでいるが、頼まなくても、追い込んでくる。そうしないと、そのマシンを使いこなす人はたぶんほとんどいない。介入が大きいということだ。
一方、ちょこザップは介入ゼロ。スターターキットは盗難多発で、本来の入会者には渡らず、女性は危険で近寄りたくない場所になっている。まるでクライミング業界ですね。
つまり、正の介入をしなければ、人はネガティブ感情…盗みたい…に負ける。
閑古鳥だった初動負荷では、ストアマネージャーが「どうしたらいいんでしょう」と新規入会者の私に相談持ち掛けてきたくらいだが…お客さんに泣きついているくらいで、自信をもってあなたの体を直します!と言えないのだから、お客が来ないのは当然ではないだろうかね?ストアマネジャーが、どう運営していいのか分からないという相談をお客にすること自体が、どんな意味を持つのか?分かっていない。
水泳では、たったの月会費2000円で、オリンピック選手の候補に挙がったくらいの先生が、先生自らが潜って、私の呼気が十分かどうかを見てチェックしてくれる。その10倍以上、25000円くらい払った水泳専門スクールでは、大学生の男性の先生たちは現役選手だったが、泳ぎ方を教えるのは全然ダメで、「うーん、何が悪いんだろう?」と頭を抱える始末であった。プロ魂の入れ方が違う。(女性の先生たちに、こんどお礼もっていかなきゃなー)
結局、男性たちはほとんどのケースで
教え方が分からない
のである。
クライミングも同じことだろう。いくら技術解説書が出ても、例の例えば、アルパインサマーが出たとしても、それは
ロッククライミングインストラクターズマニュアル
ではない。
だから、昔の俺とは異なる新人が来たら、どう教えてよいか分からない。
村上先生は良い講師だった。鈴木清隆さんも良い師匠だった。青木さんも良い先生だった。吉田さんもなくなってしまったが、暗示で教えてくれた、と思う…。
私の持っているスキルの最も良いものは、
良い講師を見つけるスキル
で、10年たってもロープドラッグで登れなくなることがあるということを分かっていないクライマーってのは、そのスキルが低い。なぜなら、登っている理由が、俺を見てくれ、注目してくれ、という、結局のところ、技術習得を主眼に活動しているわけではないからだ。結局、ものすごく自己肯定感が低いクライマーだ、ということなのではないだろうか?
私が提供できる情報やサービスは、
40代でアルパインクライミングをスタートしても、単独初見で阿弥陀北稜程度には楽勝で行けるようになるスキル
です。フリークライミングの分野では、まだ、
ちゃんとした講師
が発見できていません(笑)。
故・吉田さんにその役をやってもらう予定だったんだけど、吉田さん、予想以上の早期に亡くなってしまったんで。
<参考記事>
村上先生の訃報
https://allnevery.blogspot.com/2022/04/blog-post_19.html
2023/11/08
【クライマー業界】 自分たちのケツは自分たちで拭くべし
■ 日本を代表するような製造業でエンジニアをしていて分かった日本の弱み
大体、開発部と製造のおじさんたちが仲悪い。そのため、現場の改善フィードバックが、物事を決める立場の人(上流工程と言う)に入らない。
ので、結局、男性たちは、会社と言う舞台で、意味なく、互いの足を引っ張りあっている。
意味なくというのは、それこそが、日本の労働効率が落ち、生産性がぐーたらしているヨーロッパ人にすら抜かれているっていう事態を招いている元だからだ。
■ クライミングも同じ
クライミングでも同じで、トンデモ理論を繰り広げ、岩場では、いがみ合い、せっかくトップクライマーが作ってきた自治体とのきずなをもダメにするという、まさに足の引っ張り合いをしている。良い事例が小鹿野だ。
世界的トップクライマーの平山ユージさんが取りつけた、自治体からのGo!サインをも、台無しにするというクライマー同士の足の引っ張り合い… なんとクライマーがクライマーを訴えて、クライミングによる町おこしの足を引っ張る事態になっている。しかもそこ、日本初のアクセス問題発祥の地。
皆で築き上げた”登れる環境”を、一人が権利主張し、今までと同じ結果に終わらせようとしてるのだ。つまり、わざとアクセス問題を招いて、登攀禁止に陥れようとしているとしか思えない。
初登者の尊重とかいう根拠不明の論理で、岩場が登攀禁止になる、を繰り広げているが、それもこれも、アルパインのクライマーと、フリークライミングのクライマーが、敵対して、話が先に進まないから。
誰かー!何とかしてー!と言うときに、見る先は…?
お母さん(笑)。それか、外国人。
パナは、新入社員のワタクシにバグ管導入してもらい、業務改善してもらった、という体たらくだったんで、同じことで、クライマーの業界トップの方々も、もう、お前ら、ちゃんとしろよーって感じだよなぁ…
いくら私がお人よしでも、付き合いきれんって感じだな。
【ロッククライミングの教え方】暗示&喚起が最も有効なコミュニケーション
■コミュニケーションのパワー
コミュニケーションにはスタイルによって、パワーの序列がある。
弱い方から… 暴力 → 脅迫 → 命令 → 説得 → 懇願 → 暗示&喚起
事例
強制=暴力: 勉強をしないと、ごはん抜きよ
強迫: 勉強しないとひどい目に遭うよ
命令: 早くしなさい!
説得: 運動したほうが健康に良い
懇願: お願い、学校に行って。
■ クライミング界に応用
これをクライミングに用いると?
もっとも強い暗示&喚起は?
友人の死であろう。
友人のクライマーの死が、物語ることは多い。
事例:
私がアルパインクライミングを始める前、環境問題の専門家だった友人の新井和也さんが亡くなった。新井さんとはボランティア活動で出会い、一緒に三つ峠の希少生物探索をした人だった。
新井さんは、登れて語れる希少な人で、劔でテント泊中に、机代の落石があり、その落石は無音だった。隣のテントの人は無事で、新井さんは亡くなった。当時、私は、小屋で働いていたが、ショックで下山して追悼で三つ峠に行った。
新井さんの遺体は、押しつぶされたために膨らんでしまい、最後は大変な姿だったそうだ。
事例2:
その後、山岳総合センターの同期が唐沢岳西尾根で亡くなった。ジャンでは落ちないで、普通に歩いていたのに、アイゼンをつけるのを、下山中、サボったのだろうか…、何でもないところで下山中に滑落。身重の妻を残した33歳。若手の講師が卒業生を誘っていった山で、その講師と一緒にいたとしても、事故が防げなかったということになる。
事例3:
女性の友人で、花谷康弘さんのヒマラヤキャンプに参加するほどの実力のあった人が、甲府の私のところに来てくれ、パートナー候補的な感じだったんだが…。一緒に小川山には行ったが。平松美和子さんも滑落した宝剣で滑落。九死に一生を得た。
小川山のクライミングでは、カサブランカに挑戦したんだが、やっぱりテンション入った。私はテンションを入れるほうが、予告なく落ちるより、いいという考えなので、そのことに何とも思わなかったが、今思うと、彼女は、背が低いことによるハンデをまだ理解していないところだったんではないだろうか?
というのは、縦走では女性はあまりハンデを感じることがない。私も雪をやっている間は、誰かに劣ると感じることはなく、20kgでへばっているおじさんを見ると、はてな?となっていた。女性で筋力がない私でも、歩荷で20kg担げるからだ。というので、リーチのない女性は、クライミングで、支点の場所で、相当に不利をこうむらないといけないのだ、ということが、なかなかピンとこなかった。彼女も同じだったろう…
事例4:
故・吉田和正さん。最後のプロジェクトのビレイヤーになってしまった…。 吉田さんはせっかく私に開拓を指南してくれようとしていたのに…。受け取れず、ごめんなさい。
事例5:
最近では知り合う前だったが、トラベリングクライマーの萩原さんが亡くなった。ラオスに誘ってくれた人だった。コロナ前で、誘いに乗って行っていたら、コロナで帰ってこれなくなるところだったんだが…当時、行かなかったのを後悔中…
人の命は短い。できる間にできることをしてしまうのが大事なことだ。
■ 悪影響… 自分の判断力に不信感
手を差し伸べてくれる人の、手を払う結果になってしまった…のは、実は、あまりに疑心暗鬼で、誰の手を助けの手と考えてよいのか、よくわからなかったのだった…。
それは、九州に来て以来、相方の善意(と思えること)が、全く善意ではない、ということが度重なり、何度も殺されかけるような目に遭っていたからだ…。
例えば、
・会を率いていて、メンバーにここを登ったらいいよと指南するような人が出してくるルートが、どれも、リスクが大きく初心者に向かないルート
・オリンピックのビレイを習得して、「私はビレイはできます」と言う。岩とスポーツクライミングのビレイの差を理解していないのだろうか…
・自分のセットしたカムに落ちろ → え?一個で?! いくらカムセットの自信をつけたいと言っても、一個って駄目でしょう…
・下部核心のルートを勧められる
・アイスに行ったら凍っておらず、岩に転進になり、初めてロープを組むのにいきなり私のリードで、しかも、2名のリードクライマーを一人がビレイするというトンデモスタイルだった…。カムも持っていなければ、ザックは大型ザック、それで登らされたので、グレード3つアップ。(カムがない、荷が重い、ビレイヤーが怖い)これが超有名山岳会。
などなど…。
基本的に、教える人のほうが、クライミングのリスク管理について、教わる側の私よりも甘い認識しかもっていないようだった。認識と言うか、クライミングに対する理解。
以上の理由で、相手の言っていることと行為が一致していなかった。言っていることは好意なのだが、やっていることは悪意であるように思われた。そのため、私は疑心暗鬼に陥り、自分の健全な判断力を発揮することができなくなった。
■ 喚起&暗示が大事
話を戻す。
いろいろと、私には、クライマー人生の最初から、
リスク管理を徹底しないと、奴らみたいに死ぬぞ!という暗示
が入っていたわけだった。大体のリスク管理がいい加減な人たちを見ていると、
過去の事故研究
がおろそかである。アルパインなら必須だ。
■ フリークライミングの世界は山の世界に輪をかけておろそか
しかも、フリークライミングの世界では、カッコよく登っているイメージ動画ばかりが流布され、肝心の事故情報…は、仮に事故があったとしても、アクセス問題があるが故に隠蔽されている。
だから、一般クライマーたちには、
喚起&暗示
によるコミュニケーションが全くなされていない。だから、
ビレイを確実にしましょう
ビレイを確実にしないと死ぬぞ
ビレイを確実にしろ!
ビレイを確実にしたほうが、いろいろといいですよ
ビレイをどうか確実にしてください
ロープワークを確実にしましょう
ロープワークを確実にしないと死ぬぞ
ロープワークを確実にしろ!
ロープワークを確実にしたほうが、いろいろといいですよ
ロープワークをどうか確実にしてください
などと、どれだけ直接的なコミュニケーションを行っても、全くコミュニケーションが成立しない。パワーが弱すぎるのだ。
■ 健全なクライミングを取り戻すための施策
ということで、日本に健全なロッククライミングをもたらすための最大の作業は、
・ロッククライミングの事故情報をまとめ、解析すること
・アメリカアルパイン協会並みの事故情報をまとめた冊子を毎年出版すること
・クライマーズ・ウィ・ロスト日本版を制作し、事故に限らず、また著名クライマーだけに限らず、できるだけ多くの亡くなったクライマーの追討記事の発表を行うこと
である。
喚起&暗示によるコミュニケーションがゼロの日本のクライマー業界。
■ 悪者探しを辞める
事故が起きると、誰が悪いか?っていう悪者探しになってしまい、どうすれば事故が防げるか?って話には全くならないんだよね…
そもそも、著名クライマーの死亡事故以外を扱わないという姿勢自体が、
差別的
で、階級構造を強化する暗示を行っている。つまり、
平民
クライマーには、
お前の命は、ロクスノに追悼記事が出るほどの価値はないからな!
と暗示によるコミュニケーションしてしまっているってことだ。だから、若いクライマーは
お願いだ…登らせてくれ…2段をノーパッドで…
ってなってしまう。俺の命に価値があると認めもらいたい、ということなのだ。だから、今3級しか登れないのに、2段をノーマットで登りたい、とか言い出してしまうのだ。
真実は
誰の命にも価値がある
そういうコミュニケーションをロクスノがしていない。そこに問題があるのだ。
2023/11/06
【クライミングの教え方】クライミングを習得するのにいくらかかるか?
■ クライミングを習得するのにいくらかかったか?ザクッと計算。
そういえば、三つ峠で鹿柵立てるボランティア活動をしている間、小屋の親父さんに、クライミングを習得するには、150万くらいかかると言われたよなぁ…
山岳総合センター 約15万円
登山向けガイド講習 約10万円 例:冬季富士山、アイゼントレ
谷川岳雪崩講習会 夫婦で約10万円
クライミングギア 30万円
登山用品 20万円
その他講習会 20万円
ラオスへの登攀 8万円×2
台湾 3万円×2
インスボン 4万円×3
年間遠征費 15万円
クライミングジム 20万円
積雪期ガイドステージ2 取得費用 15万円
そんなとこかなー ザクッと150~160万円ってとこかな? 中古のエクストレイル一台分?
■ 講習会費用をけちるクライマー ≒ かなりの率で分かっていないクライマー
その後、山岳会に参加したわけだが、私はすでに、ロープワークも終わり、雪崩講習も谷川で受け、せっくんも終わっており、スタカットも理論は分かっているという状態で山岳会に言ったので、
あとは実践を積むだけ
と言う状態になってから行ったんだが… それだと山岳会は
俺らの出番ないじゃーん
と思うのかもしれない。本来は、山をスタートする時点で分かっていないことを学ぶために、他の皆さんは山岳会に行くことになっているらしい…が、山岳会では講習会のように、整理して教えたりしない…。
流動分散一つ取ったって、それが出てくるルートに行かなければ、知らずに何年も済んでしまうのだ。
岩に行くと言ったっても、ゲレンデしかしない会に陥っていれば、マルチの登り方は何も教える機会がないし、そうであれば、終了点の作り方はおろか、プルージック登攀だの、トップが墜落したときの確保だの、介助懸垂だの教わるはずがない。
大体、ルートで初めて出てきて、その場でムンター教わっている、新人ガイドが多い。その様子を見るだけで、教え方自体がぶっつけ本番、それは理解できる。
でも、いきなり本番で教えたら、それは、そーとーに危険ですよねぇ?
日本のクライミング界に必要なのは、
ロッククライミングの教え方のインストラクターズマニュアル
です。
山岳会に知見は貯まっていない。どう教えたらいいのか?全く白紙です。
あー、あの白亜スラブ、死なんでよかったー☆
まさか、10年登って、ロープドラッグがダメだと知らないクライマーがいるって思わなかったんですよねぇ…
ダメボルト。カットアンカー 強度が5~kNしかない。【フレッドベッキー化】投資とクライミングの類似点は、リスクの分解にある
最近、アキレスけん断裂したので、資産を整理ということでNISAをスタートしたりしているが…ひと夏、投資をやってみて(投資と言う言葉が適切でないような気がしますが。資産保全とかそういう言葉があっていそうですが)、
目の前のステーキを食べないのはその人の自由だ
と思うことになりました。
これは、私の口座の前日比ですが、前の年ではなく、前の日ですからね…。トータル4.11%の成長。残念なことは、多くの人が、日本企業の景気が良くなっても、株、持っていないから、
俺、関係ない…
と思っていると思いますが、それは間違いで、投資信託は100円から買えます。
つまり、昨日の100円が、104円に今日はなっているってことです。100円持っている人ならだれでも。
こうなると、給料の多寡と言うのは、職業選択において、限りなく問題ではなくなってきますね…。
職業は、その人が社会貢献できるあり方を提示するもの、で、対価のためにやるものではなくなってくるかもしれません。
クライマー界では、ながらく、登れるだけでは食えないんだよ…が、課題になってきましたが、海外のクライマーは、登りながら仕事する、と言う両立をしています。
日本人だってできるはずです。
昔は故・吉田さんのように何もかも捨て人生を捧げる覚悟がクライミングには必要だったと思いますが、たぶん、もうそういう時代は終わりつつあります。
さっさと知識をつけて、4%をもらいましょう。
■ 市場を上回るには、高い知性が必要
市場平均の4%を得るのは、インデックス投信にいれるだけ、と、かくも簡単だが… なぜなら、インデックス投資が市場をそのまま反映したもの…
一方、市場を上回るパフォーマンスを出すには、リスクに関する高い分析力と知性がいる。
そこのところは、クライミングとかなり似ている。
これは私がリードできるようになった歴史を書いた過去ログだが…
https://allnevery.blogspot.com/2019/07/blog-post_20.html
白亜スラブに一緒に登りに行ったのは、山梨アルパインクラブの先輩だが、”先輩”というのは全く時間の長さだけのことで、私の経験によるクライミング理解のほうが、とうの昔に彼の理解を上回っていたということが、結局、結論だ。
クライミングは、リスクを分解し、リスクをより深く理解した者だけが、リスクの中から安全を選り分け、その成果を得ることができる活動だ。その点は投資と似ている。
市場から、市場平均である4%の利益を取り出すことは、ほとんど何の努力もなしにでき、それを取らずして、金がない、誰も助けてくれない…と嘆くのは、目の前に置かれているステーキ皿に手を付けないのと同じだ。
しかし、市場を上回るパフォーマンスを出すのは、市場と同じ考えをしていては、達成できない。
クライマーの仲間の真似をしていては、凡庸な成果しか出せないのは当然だ。違う戦略を持たなければ、非凡な成果は出せない。
これまでの日本の岩場は、削るのはダメだが、つけ足すのはOKとか、理解に苦しむ理論で、俺が俺が、と自己主張してきた人たちが、岩場を登攀禁止にしてきた歴史だ。
これまでと同じことをして、別の結果を得ることはできないだろう。
2023/11/05
2023/11/04
【クライマーのゲストハウス構想】クライミングが本命ではなく、絆でつながる助け合い型コミュニティの創造が本命
■ 単なるタイトルです
クライマーのゲストハウス構想と書いたが、もうすでに、
分散型民泊&コミュニティ共同住宅 のほうがベターだろう(より地域貢献できるだろう)
と転換している。分類上のタイトルなのでご勘弁。
■ クライミングさえできれば何でもいいとは思っていない
というのは、そういう、がつがつとクライミングするだけがクライマーだ!という固定観念が、逆にクライミング周辺文化を不幸に、貧しくしていると思うから。
人間の幸福の源泉は?
クライミングでーす → ×
感謝でーす → 〇
思いやりでーす → 〇
理解しあうことでーす → 〇
認め合うことでーす → 〇
とクライマーは、たぶん、クライミングしてうれしい、というのを起点に理解しあえばいいのに、
5.9で落ちるなんてくらいまーじゃねえ! → 認め合いの欠如
これくらい登れよー → 身体の境界線の侵害
ケガをしても連れまわす → マッチョ幻想の押しつけ&思いやり欠如
怪我して後のリハビリクライミングなのにリード無理強い → 思いやり欠如
と、俺の言うとおりにしろ系の境界線侵害のほうが上回っている根拠に、
クライマーなら〇〇して当然、
が悪用されている。そういう風に自分が押し付ける割には、本人はクライマーなら〇〇して当然の内容を守っていないようなんだが…。
例えば、年配のクライマーは、クライマーだったらビレイくらいちゃんとできて当然、を守っていない…。そこは、ビレイくらい確実に出来てくれないと登れませんよーなことになっちゃってる。
若い人は若い人で、結び変えくらい出来てくれないと、登れませんよーになっちゃってる。
■ 私にとってのクライミング活動は、余暇の”ついで”です。
私にとっては、クライミングは、”本命”ではなく”ついで”の活動です。
”ついで”なのに、周囲の人たちが、レベル低下しているせいで、積雪期ガイドステージⅡが取れてしまう日本の登山業界のレベル低下の実態です…。私が優秀なのではなく、周囲がヘボいのが、事の原因です。
本当に作りたいのは、
”人々の絆による連帯”
で、たまたまそれが海外にクライミングに行ったときのコミュニティに在った(ラオス)、というのが成り行きです。
私が海外を勧めるのは、コミュニティの在り方が正常だから、です。
日本クライミング界は、男性のエゴの発露場、になっており、そんなものはくだらんものです。
若いクライマーが自分の生命を捧げるようなものではなく、箸にも棒にもかからない、つまらないものです。
確かに私も日本人なので、世界を見渡して、日本が遅れている現状は理解できますし、それを見ると、助けてあげたい気になりますが、権利意識で、俺をサポートして当然だ、と言われているようなのは勘弁って感じ。それって俺様思考、っていうんですよ。
九州では男性は俺様思考するのが当然と社会に受け入れられているので、ダメだということに気が付いていないようですが…。
例えば、開拓クライマーのホームセンター手作り終了点が時代遅れであることは、自分で自覚して自分で気が付くべき内容です。指摘してもらったら、「気が付かなかったよ、ありがとう」がノーマルな人間の態度です。
ベテランクライマーで、「他の人は何を使っているんですか?(怒)」とクライミング歴3年の私に聞いてきた人がいましたが、は?と思いました。
助けてほしいと言われたら、そうしたいと思いますが、なんだか、現状は、私の優秀さに付け込んで、逆ギレ…。「なんで教えてくれないんですか?」って言われても…な感じです。
なんで私が知っていると思うんですかね?
開拓歴が長いのは、あなたであって、私じゃないですよねぇ?
なんか、責任を転嫁されているような気がします…。これは、悪い奴がよく使うコントロールって手段ですよね。
ってわけで、九州の皆さんは、いくら故郷の人でも、つきあってらんねー感ありました。
自分を反省してもらうほうが、私に助けてもらうより先ですよね…
その点は、日本全体でも同じような気がしますね…
なんでUIAAが私に連絡してきたか?って?そりゃ、みなさんがヘボいから…ですよ。私のせいじゃないです。
↑現代アイス2023/11/03
【日本に健全な市民クライミングをもたらす】ゲストハウスもとい分散型民泊 &コレクティブハウス
■ コミュニティ型共同住宅
もともと、コミュニティ型共同住宅が好きで、
ひつじ不動産
&
シェアハウス暮らし
好きでした。大学も学生寮で、7人で住んでいましたし、学生寮自治会では、委員を務めてNTTと電話回線を増やせという交渉窓口でした。
ラオスでは、クライマーが集まって住んでいれば、パートナー問題が解決して便利!ということで気に入ったのですが、それより以前も、バレエでバレエスタジオ付きの共同住宅が気に入っていました☆
■ ゲストハウスは地域分散型民泊
日本ではサービス業への転換が遅れ、インバウンドから収入を得る、となると、ホテル一択の状況がなかなか改善されません。インバウンドしか、現在の日本市場で、潤沢な資金を持っているお客さんがいない。
しかし、ホテルやゲストハウスなどの宿泊施設を作ると、そこだけが一人勝ちしてしまう、という問題がありました。
一人勝ちを作ってしまうと、日本社会は、特質的に足の引っ張り合いが起きます。すると、全員が倒れることになります。
これは、分散型民泊、にて解消できるのではないかと思われました。おぢか島の事例があります。
■ 日本人クライマーたちは、コミュニティ型共同住宅
が良いのではないか?と思います。
近所に自転車乗りに便利なように作られたマンションがありますが、割高でも、入居があるようです。
マウンテンバイクで有名な選手が発起人でスタートしているみたい。
クライミングでも、ウォール付きの共同住宅を作り、一階をコインランドリーで、そこに筋トレマシンを置けば、洗濯しながら、待ち時間には、筋トレでき、地域の人とも、交流できる場が作れるような気がします。
コミュニティ型共同住宅では、たぶん、大事なのは管理人です。
管理人が外交的な人でないと(笑)。もともとヒッキーな日本人だと、人見知りで終わってしまいますね…
コミュニティ共同住宅ではありませんが、アメリカでは、大きな一軒家に、学生5人とインレイと言われる車庫を改造した部屋に、ジムおじいさん84歳が同居していました。
学生は昼間いないので、ジムがいてくれて安心でしたし、ジムのほうも、若い人と話せてボケ防止。
クライマーなら、年配のクライマーが住んでくれると、相談ごとができていいのではないでしょうかね?
米国暮らしの経験では、清潔さに要求度が高い日本人の私が掃除してしまうのが常でしたが、そこはハウスクリーニングを入れるほうがいいかもしれません。
というので、いろいろ経験値はありますが、発起してから実践に行くまでどうやってしたのか?興味があります。
https://wissquare.life/
というのでここに話を聞きに行こうかな!