2023/05/22

長い長い暗いトンネルを最近抜けつつある…

 最近、長い長い暗いトンネルを抜けつつある…

今朝は、盛大にカラスが喧嘩している声で目を覚まさせられた。カラスの世界もいろいろあるんだろう。

二重拘束になっていた理由を色々と考えたら、やはり 18歳山岳部男子の体力前提で、私は色々と裁かれていたからだということがわかった。

そのことは詳細は別途書くことにしよう。

最近良かったことは、内なるつながりを回復中。内なる繋がりが断たたれことが最も、大きな混乱を招いた。

統合する自己は

・トレード(仕事)

・クライミング

・瞑想的活動

の3つかなぁ。

希死念慮=殺されかけた恐怖の別の形での表出、かもしれません。

2023/05/20

【FIXE社シリーズ ボルト知識】FixeHardware Bolting Series

5回シリーズのボルトに関する動画を発見した。数年前にFIXE社からボルトを購入しようとして検索したときには見つからなかったのに…。

YouTubeには10年前から置かれているらしい… 検索が非力だったってことだろうか?

これは、日本語訳があればいいのではないかと思ったりしたが、10年前からある動画なら、現在は、すでに陳腐化している可能性もあるよなぁ…

【FIXE社シリーズ】V1: Bolting Considerations for Rock Climbing

信用取引とはちみつ療法

■ 信用取引の勉強進まず

信用取引自体をまだ、「それって、投機的な取引方法だよねぇ‥」と思っている私がいるんだよなぁ… テクニカル分析は、随分勉強を重ねたが、結局、身についていないんだよな(笑)

移動平均線系のグランビル程度しかわかっていないから、テクニカル分析の海には浸かっているとは言えないのに… それは、先入観に囚われているからだろう…やっぱり。

驚いたことに、今では楽天証券が、利用者向けセミナーで、いかにも真面目そうな人に信用取引を教えている…。 https://www.youtube.com/watch?v=3wGoN_bNJ58

貸株は2%で、借りるほうはレバレッジ2倍、ロスカットは証拠金の10%ということなので、信用取引は、ある意味、富の再分配。年取って株式保有数がたくさんある人は、2%で貸せばノーリスクで2%入る。株を持っていないがまだ相場に興味があるような若い人は、リスクをとって信用取引で、富を築くことができる。

■ 肩こり ⇔ 本当の私

肩こりに思い余って、マッサージに行ったら、ものすごく凝っていたらしく、お姉さんが同情してくれ、めちゃ思い切りもんでくれた。

ほんと肩こりは小学生からで、背中に苦労という地球儀を背負っているみたいだ。 

この肩こりがなくなったら、本当の私になれそうな気がするんだよなぁ。

そもそも、私はシリアス系人材、ではないのである。

頭が良くなってしまったのは、幼少期にうっかり読書にハマったためだ。ほんと、勉強しなくても成績が良かったことは、私にとって悲劇の始まりで、母はお受験虐待(幼稚園から私はお受験しています)を始めるし、学校では先生の評価の駒に使われるし、ホント、人に利用されるという素質が、底からスタートしたと言っていい。

勉強しなくても別に勉強ができたが、それは、クライミングでも似ている。普通にするだろうこと… アルパイン系の本を読むとか…普通の人はしないらしいんだよなぁ。

『岳人備忘録』とか読んでいたら起こり得ないことが起こっている。

■ 体が弱い人にハチミツ療法

桑島先生の動画で学習したはちみつ療法だが、果糖はすぐエネルギーになり、エネルギー不足が根本原因だからということなんだが、まだ今ひとつ理論を理解できていない。

プロテインを飲まなくていいですよ、というのも、納得できていない。実際、筋肉痩せてしまったからなぁ… B群は確実にないと気分が悪化して何もできなくなるし。

とは言え、手をこまねいているわけにも行かないので、1kgのハンガリー製アカシアはちみつを購入。1本終わるまではやってみるつもり。2980円でできる健康療法なら、やすいものではないだろうか?

ハチミツ療法には筋トレが付随するので、今日から筋トレ。

■ リハビリに出たら、ふらふらと楽しそうに歩いている幼稚園の女の子がいた

んだが、ちょっとした石がきをへつったり、スキップしたり、踊りながら歩いている。

子供の頃、学校から帰るのは一人が好きだった。好き勝手に、歩けるからだ。

しかし、あのこの場合歩いているのが、福岡のまちなか…危なっかしい…福岡は車の運転が超荒いのであった。

しかし、あの子を見て、あれは、私の幼い頃の姿だろうと思った(笑)。一度、溝の脇の石垣をへつっていて、落ちたことがあるよなぁ(笑) 沢のへつりで、同じだ-と思った。

今年こそ沢登り行きたいものだ。

私はもともと、リスク認知が、甘々人種なんではないだろうか? 自覚があるから、リスク認知しているが。

クライミングでもそうだが、リスクリスクと言っている割には、一番危険な目にあっているのが私なのである。

白亜スラブでも反省したのは私一人であって、相方はむしろ自信を付けた。

大体殺されそうになっているのも私で、福岡山の会で私をビレイしたオジさんクライマーとか、あなたが危険、そのものの人なのに、私が危険にさらされている。メタボの阿弥陀北陵のおじさんも同じだ。

私を危険に晒した人は、全く反省も何もしない。そして、それが、自己正当化されている。話の流れから当然だみたいになっている。

人を一人殺しかけたということなのに、反省しないでいいのは、自分の間違いを公で指摘されたから、ということであるんだが、公に指摘しないなら、プライベートに指摘しても直さなかったから、それだけの年数…40年、改めないでそのスタイルでやっている、ってことなんじゃないだろうか… 支点ビレイも同じである。

結局奥村さんの講習とか呼んでもこなったしなぁ。

運転していると、アイコンタクトをしないドライバーが、たまにいる。おれはこの道を行くんだ、と決めたら、まわりが避けてくれることを期待しているというわけで、そんな感じだなぁと思う。コミュニケーション力がないのは、仕方がないが、

だからといって、

 間違っていることをしたら、間違っていること自体を直さないと何も良くならない

という事実は変わらない。

■ パソコンが死んだふり

信用取引を開始するには、PCにMarketSpeed2をインストールする必要があるんだが、やったら、パソコンが仮死状態になった。

死んだぶりがあまりにリアルだったので、Dellでニューマシンを購入することになった…

即納品を頼んだから、もう来たけど…ほんとびっくりしたなぁ。

突然バイオスが立ち上がるようになり、バッテリーが充電しないというので、再度交換かとガックリしきたら、もうこの機種のバッテリーは販売されていなかった。アマゾンでは売っているらしいが。

しかし、夜には普通に使えるようになった。色々ソフトを削除したからなぁ…

 パソコンって突然、死にますよね。それで疲れてマッサージに行ったんだった。

2023/05/19

Mt.Mukabaki On Trad New Route

Mt. Mukabaki

Route Name : Hideji

5.11d 6P 175m

Each pitch has its own unique moves.
At least 4 alpine draws are necessary.
Z4 or Master Cam is recommended for C0.75 or lower.

Details:
1st pitch: 5.11a 20m

B2 C0.2-3
This routes shares pitch with Yabu's Heartland.
Balancing and interesting from the hang.

2nd pitch  5.11d 40m

B12 Astronaut C0.2-0.4+C2

A patient pinch face and pumping legs.

3rd pitch 5.11c 30m

B5 C0.2-0.75+C0.5+C3

A ragged face to a hard hang over followed by and traverse.

4th pitch 5.11c 25m

B5 C0.1-0.75

Common pitch with Yabu's Heartland.

Various pitches with slabs, faces and cracks.

5th pitch 5.11a 30m

Astronaut C0.2-3+0.5

A concave corner after a simple staircase is tense.

6th pitch 5.10c 30m

B1 Astronauts C0.2+C0.3+C0.75-2
 

A long fall is intimidating.

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Other route of Mt.Mukabaki 

Untranslated, but Young Yamanoi has climbed this mountain with aid climbing.

https://allnevery.blogspot.com/2021/12/blog-post_27.html



【クライミング指導法】昭和のスポ根からの脱却

 こちらは、バレエの教授法の愛先生のポッドキャスト

https://youtu.be/xupGFajouLw

題して、スポ根からの脱却。

私が思うには、昨今の若い男性クライマーは、スポ根とは真反対のようである。

まず、血のにじむ努力して頑張る、ということはダサくて流行っていないような気がする。

■  

1)新人時代にまわりにサポートしてくれる人がいない

2)クライミングすることが自分を守ること

 ・失敗したら怒られる

 ・賞が取れなかったら怒られる

 ・泣いたら怒られる

 ・怪我をしているとバレたら自己責任と言われ、無能の烙印を押される

=PTSD

ということで、ダンサーには、自虐系トラウマを持つ人が多いそうですが、これってまんま、クライミングでは?

バレエは大人のレッスンに行けば、誰もコンクールで優勝!とか言っていません(笑)。

ジムでは、なんか知らないけど、しっかり競争社会を形作っていますが、そんなのに大人が参加しても…

■ 教師が加害者

バレエでは、まぁ大体先生が加害者ですね(笑)

というのも、先生がそういう風に育ったから…

  スポ根=成功体験=教え子にもスポ根

という流れで、次なるスポ根が作られる。

クライミングでも同じで、指導する側が加害者。

しかし、指導する側が前提にしている、

   18歳男子

という体力がすでに前提でなくなり、

   小川山レイバックは、入門ではなく、上級…という扱い(笑)

■ え?!上級?!

えーじゃ、小川山レイバックが1回目から、マントル以外は、登れていた私って結構上手だったって意味なんじゃないの?

昇仙峡のワイドも2度目でRPだし… ジャムジャム84の3p目核心だって、2度めには登ったんだけど…

というので、なんか… 色々、考えるよなぁ。

誰かが、四角い私を 丸い穴に当てはめようとしていただけだよなぁ?

 



【改革プラン】新人教育漫画(案)

■(案) 

研修医なな子 →  新人クライマー ケン

で転用してみた。


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K大学医学部附属病院
ここでは春になると大学卒業したての研修医たちが、いかにも気負った様子でうろつきます。
「あ、山田先生」
「お、こりゃ石橋先生」
(お互いに先生と呼び合っているのは間違いなく研修医)
「あ、先生たち、ここ片付けてね」
「はいっ」
でも、まだ、ほとんど役にはたちましぇん。
シーン:先生っ!血圧が70に下がっていますっ わかったっ
「あ、先生たちー」「となりの患者さんの点滴見てやってねー(見るだけでいいから)」
「はい」
そして何の期待もされていましぇん
さて、医者の世界は完全な師弟制度。
「内田先生は、鈴木先生と山川先生をお願いします」
「…はい(ーー;)」
研修医は、まず最初人ベテラン指導医に振り分けられて、1から10まで習います。
研修医は、まだ役には立たないが、何をしでかすか分からないので、目は話せない
指導医にとってはうっとーしこったが
自分たちもそーやって育ったわけで…
 
ーーーーーーーークライマーバージョンーーーーーーーー
山梨県三つ峠山 
ここでは春になると、ロッククライミングに入門したての新人クライマーたちが、真新しいギアをじゃらじゃらと不必要にぶら下げ、いかにも気負った様子で先輩クライマーの後をついて歩いています。
 
「あ、山田さん!」
「お、こりゃ石橋さん!△△に入ったの?」 (←60代の人:最近の新人クライマーは、新人って言っても幅広い)
「山田さんは、○○会ですか、張り切りましたねぇ」 (ヘルメットに名前と会名が書いてある)
 
(ピカピカのギアをじゃらじゃら腰に下げて、アークテ○クスのウエアを着ているのは間違いなく新人さん。ベテラン山やは服にお金をかけない。ワークマンが定番)
 
「あ、君たち、ロープはループじゃなくて、振分けでまとめてね」(ループにするのは縦走用です)
「はいっ」
 
でも、まだ、ほとんど役にはたちましぇん。
 
シーン:あっ、リーダーっ!末端にストッパーノットが結ばれていませんっ わかったっ
 
「あ、新人さんたちー」「パートナーのハーネス、チェックしてやってねー(見るだけでいいから)」
「はいっ」
そして何の期待もされていましぇん。
 
さて、山岳会の世界は、完全な年功序列制度。
 
「内田は、鈴木と山川を頼んだぞ」
「…はい(ーー;)」
 
新人は、まず最初、先輩クライマーに振り分けられて、1から10まで習います。
新人は、まだ役には立たないが、何をしでかすか分からないので、目は離せない
先輩山やにとってはうっとーしーこったが
自分たちもそーやって育ったわけで…
ーーーーーーーーー

2023/05/18

【クライミング心理学】見捨てられ不安 = 登れるもんなら登って見ろ

 益田先生のライブが昨日は秀逸だったんだよなぁ… 

テーマは、”見捨てられ不安”、について。

インスボンなどで、パートナーが、明らかに心理劇を演じていて、私に”捨てる捨てる”と繰り返すので、なんかなーなことが度々合った。

振り返り。

■ ラオスで急成長… 日本では成長できない

一回目のラオスの後、2度めのラオスは、いきなりクライミングが急成長した。 

というのは、なぜか? ラオスのクライミングは、日本のど根性系クライミングとは話が違うから。

私は

 外岩で成長したい

と思っており、それが可能なのがラオスで、日本の岩場だと、全く不可能。というのは、日本の岩場は、

 多くの人に登ってもらいたい

という発想では作られておらず

 おれの課題、登れるもんなら登ってみろ

と基本的に、挑戦&挑発モードで、人格に例えるなら、ジャイアンみたいな課題づくりが基本なんですよね。

クライミング業界に詳しくなり、なるほど、エイドクライミングがスタートで思考停止しているから、そういうボルトの配置になったんだね、と分かるようになったが。

で、ラオスで開花した私のクライミング。

■ アンハッピーな師匠

ところが、相方はアンハッピーだったんですよね、私がクライミングで上達したことが。

日本の岩場では、身長が物を言うわけで、そういう岩場では、男性はすべからく152cmの女性に対して優位に立てる。

だからじゃないかと勝手に憶測しているんだが、都合の良いパートナーがほしいんだろうと。

捨てる捨てると連呼され、うんざりモードになってしまった… 

相方は、どうも、見捨てられ不安パニックになっていたようです。

60代の男性でも、未だに見捨てられ不安が払拭できないというのは、たぶん、精神科にかかるくらいな出来事だと思うのですが…。本人は自覚がないようで、私が悪いと思っているみたいでしたが、後輩が楽しくラオスで登った程度のことで、見捨てられ不安パニックになるのは変。

そういう人の心はこうなっていたのか…というので、とっても参考になった。

■ 母

思えば、私の母は見捨てられ不安パニック型だったかも…。

というのは、母は、ASD受動型みたいだったんですよね…。なので、私は、たくましく育ちましたが、親が自閉症だと、子供は補填するような性格を、生育過程で身につけると思いますが、それは、その子の本当の自己ではない。

昨日、通りで、スキップしながらふらふら歩いてる幼稚園の女の子がいましたが、あらー私みたいな子がいる、と思いました。私も、いつも登下校は一人が好きな子供でした。かと言って、寂しいわけでなく、踊ったり、歌ったりして、一人でいるのが基本楽で好きみたいな…

私も小さい頃は、ちゃぶ台で踊っていたそうです(笑)

すでに幼年期に人生の荒波が降りかかり、ちゃぶ台で踊っている場合じゃない!となりましたが、ちゃぶ台で踊る子供が、親を慰め、支える子供になるわけですから、ギャップ大きいですよねぇ?

ということで、大人になってピンチが去ったら、踊って歌い、遅れを取り戻したいわけです、私のインチャは。

そんなところに、おれを見捨てないで、みたいな見捨てられパニックの人が来たら、はぁ?ってなることが分かるでしょう…

こっちはやっと、謳って踊って、楽しいー!みたいになっているところで、えーん!と泣かれたら…

アクセルか?ブレーキか?で言えば、ブレーキでしょう…。

しかし、そういうことも、付き合ってみなければ、分からないわけで。

■ 基本 みんなで楽しく登るのが好き

私は、1対1だけでのぼり、他の人はいれない、みたいなのは、あんまり好きではなく、そこらに、ただいただけの人とも登って問題ないタイプです。

公園に行って知らない子とも遊ぶタイプでした。あんまり人を怖いと思っていない。

それで何度か痛い目に合っていますが、あんまり懲りていない。

子供の頃は、アフリカの難民問題など見て、日本に連れてきてあげたらいいのに・・・と思ったりしていました。

日本的な、家族だけは大切にするけど、公共のマナーなしみたいなのって余り好きでない。

家族って言うより、気の合う仲間を大事にします。

【本当にしたいこと】体力核心

 ■ ホメオパシーのレメディ適用書

 昨日は、レメディの処方相談を受けた。豊菌グルトの掲載をされていたブログに相談に乗ります、という記載があったので、ピンと来て、相談。
ちょっと前にも適用書を出してくれる人を探したけど、見つからなかったんですよね… 今回は、スムーズに繋がれた。

あんまり構えなくていい先生で、素直に話せたような気がする。

■ 海外バムについて

で、驚いたのが、なんにも制約がなかったとしたら、何をしたいか?という質問に自分が
 

 海外クライミングバムをしたい
 

と答えたこと。そうだったのか、私って感じだなぁ。

ただバムって言っても、あちこちに車で放浪して回るのは、私には合っておらず、一箇所に定点で登るのが合っているんだよなぁ…。

というのは、若い頃、カリフォルニアには住んでおり、レイクタホにデイビッドの父親がハウスボートを持っていたので、出かけたりしたんだが、アメリカって大きな国なんですよね。運転だけでクタクタ系です(笑)。

もともと、子供の頃から体力がない系なので、海外に行くにも同じところにずっと泊まっているってタイプの滞在法でした。だから、山が好きなんだと思うんだけど。

登山ってテント泊縦走でも、店じまい早いですよね、4時で今日は終わり、で。

■ 必要なのは用心棒

クライミングの定点旅行の大問題は、クライミングに行く先がアメリカやヨーロッパの先進国で価格が高いことです。


無料で泊まれるカウチサーフという仕組みもあり、私はホストはこなしており、ゲストを受け入れ経験は楽勝で貯まるが、不公平なのが女性の立場。自分がゲストになって女性一人で見知らぬ人の家に泊まるのは、さすがの私でもリスクが大きい…ので、一人で行くなら、そこはお金で解決せざるをえない。


一緒に働きながら海外放浪をやってくれる男性クライマーがいれば、やはり用心棒として便利なんだよなぁ。

しかし、英語も話せず、私に連れて行ってもらいたい、と思っている人だと、用心棒どころか、ただのお荷物だし…。

というので、相方は悩ましいものなんである。女性の同じような人がいたら最強なんだがな。

スコーミッシュは今年は足の回復が間に合いそうにないかもしれない。今円安だが、円高局面になるのかなぁ…少し待ったら。

どうしたもんだか。

ラオスは行きたいと思っているが、その後はスペインの友達のところに行こうかなぁ…。

どちらにしても、体力という資産を大幅に失っていると思われる今。体力戻ってこないかなぁ…

 はちみつ栄養療法、がんばります。

2023/05/17

クライマーの心を伝える文章とは何か?クワンデ北壁vs〝Romance Dawn〟5.14- FA

■ 若い人はアルパインもフリーも指導者がいない

最近のジム上がりの新人クライマーはクライミング技術といえば、ムーブのことだと思っており、クライミングを理解していない。

のは、クライマーが書いたクライミングのことを読まないからではないか?と思うんだが…

アルパインクライミングでは、山行報告書の習わしで、文章を書くのが当然の習わしになっているが、フリークライマーは、登攀そのものの時間的にも短いだけに、その登攀の

  個人的な価値

について書くことがすくない。そもそも書かれたものが少ないから模倣もし辛い。だから、若いトップクライマーも登攀について語らない。

だから、読む人も少なく、後進の人が登攀の実際のことが分かるようにならないんではないだろうか?

以下、一流のアルパインクライミングと一流のフリークライミングの記録を、事例として研究してみたい。

■ 事例1 アルパインクライミング クワンデ北壁

https://koyaken4852.hatenablog.com/entry/2016/11/30/165211  より引用

赤字当方。

ーーーーーー

  翌日はお日様がすっかり昇り切ったころの出発となる。ここから第1の核心と思われる右上するジェードルに入っていく。僕がジェードルの入り口までロープを延ばす。双眼鏡で偵察したときはジェードルの下部がこれほど薄氷だということが分からなかった。登れると思えば登れそうだがプロテクションはほとんど取れないのでミスは許されない。傾斜は70~75度くらいだろう。相方が核心に入る。「悪っ」と言いながらジリジリと登っていく。カナダで鍛えた薄氷登りのテクニックを見せてくれる。“よくあんな所を登っていくわ”と僕にとってはひとごと。薄氷の部分さえ抜けてくれれば僕はそのあとの厚く張った氷をリードするだけだ。

 今日の行動食はスニッカーズだ。スニッカーズは何度食べてもうまい。3分の1を二口で食べ、3度に分けて食べるのが僕流の食べ方だ。こうすればたくさん食べた気になるし、身体にたくさん吸収されているような気がする。口から入れたものはなるべく吸収して出さないほうが効率がいい?

 “くそっ、あんな所で切りやがった”まだロープは余っているのに上部に見えるさらに険悪な薄氷の下でピッチを切った。僕がビレー点に着いたら一言、相方が「お前にも面白いところ残しといたで。」僕も一言「有難う。」“仕方がない、行くか”当然プロテクションは取れない。岩から1箇所と気休めにスカスカ氷に半分しか入らないスクリューを決める。

 ここからはピックが1cmほどしか入らないパッチワーク状の薄氷だ。クランポンを置く氷がミシミシと音を立てる怖くない。落ち着いている。5m、10m取れない。途切れ途切れの厚い氷になり、気休め2号を放つ。次第に氷は厚くなり第1の核心は抜けた。ジェードルは計4ピッチ、上部2ピッチは氷が厚く快適な登りだった。さらに1ピッチ延ばし岩の下にビバークをすることにする。登攀を開始するのが遅かったため6ピッチしか進むことができなかった。お互い「今日のピッチは難しかったからしゃあないわ。」と慰めあう。

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・オブザベして、そもそも、自分が登れるかどうかを判断するものだ、ということがわからないと文章の意味が味わえない

・下部のほうがより危険で落ちれないことが分かっていないと味わえない

・傾斜70度=初心者でも登れる=難易度は、リスクと無関係だと分かっていないと味わえない

・薄い氷=危険と分かっていないと味わえない

・ピッチを切る切り方にクライマーの考えが現れるものだと知らなければ味わえない

・悪い=リスク=面白い が分かっていないと笑えない

・ ピックが1cm=かなり入っている方…女性のわたしだとアックスを振り下ろす力が弱いので、1cm入れば上等です。もっと入らなくても登ります。

・5m、10mのランナウトが悪いと分かっていないと味わえない 

・気休め2号 プロテクションの意味が分かっていないと味わえない

・ 6ピッチしか 普通は20ピッチくらいが楽勝だと分かっていないと味わえない

大事なことは文章から、

 リスクテイクのあり方がリアルに伝わってくる=手に汗握る

ってことで、そのリスクが分かるには、ある程度、知識と経験が必要です。

トップクライマーでも5m、10mで緊張している=つまり、死を意識している

のに、一般市民クライマーに40mランナウトを期待していたらしいんですよね、九州では…(笑)。今は、20mランナウトくらいだそうですが、

 市民が、生涯スポーツとして楽しむのに適したリスクかどうか?

議論が待たれているでしょう。なんせ、

 ”1億総おれもいつかはピオレドール賞”だった時代

は、とっくに終わって、

 ”今どきの山や”は、結婚して子供も作る(驚き)

もとっくに終わって、”今だと、

 おれ、在宅勤務なんでジム行くことにしました。憧れはマルチでーす(はあと)

って人が新人なんですよ… その時代に

 お前も20mランナウトに燃えろよ

って(汗)。

■ 事例2 フリークライミング  Romance Dawn 5.14A

 Yuta KashikiのFB投稿より引用。赤字当方。

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 2023.4.27
8年前に自らボルトを打った地元広島:三倉岳のプロジェクトが登れた。
もともとリングボルトが打たれ、基部はキジ場と化していたこの壁は、フリーでまともに試みた人がいないにも関わらず長年プロジェクトと言われていた、そんなラインだった。
さこそ全長15m弱程度だが120°は優にある花崗岩のフェイスは日本では稀有な存在で、プロジェクトとして文句無しのビジュアルだった。
実際に上からチェックしてみると奇跡的にホールドは繋がっていてトップロープながら曲がりなりにもムーブを起こす事が出来たのでボルトを打つ事に決めた。
だがほどなくして仕事の関係で広島を離れる事になった。その片道500kmの現実に事実上通ったり、自分の好きなタイミングやコンディションでトライする事が難しい環境に、本当に終わらす事が出来るのか自信は全く無かった。だが、常に頭の片隅にこのプロジェクトはあった。
内容はショート系のハードルート
離陸した瞬間からボルダーグレードで2〜3段程度の動きから始まり、息つく間も無く縦に距離感のある人工壁のようなムーブが続く。そして、レストポイントを挟みラストはランナウトした状態でシビアなムーブをこなしてトップアウト。終了点は源助崩れのテラスにある木でよくみんなが荷物を広げている場所だ。妥協点は最小限、自分で言うのも憚れるがコンパクトながら素晴らしい内容だ。
しかし、その恐ろしく難しく感じていたこのプロジェクトだったが、登れる時はあっけなく、澱みなく終わった。月日が経ちどうやら少しは強くなっているようだ。思いがけず突然に終わってしまったのでグレードもはっきり言ってよくわからなくなってしまったが、これまで登ってきたどのショート系の5.13台よりも別次元に難しかった事ははっきりと言える。実際はもっと簡単かも知れない。でもこれから色んなクライマーにトライされ登られ、議論して色んな意見が出ればそれで良いと思う。
昔は自分のクライミングの為だけに通っていたこの山も今では仕事で訪れる事の方が多く、付き合い方も変わってきた。だからこそ、その逆境の中でどうプロジェクトと向き合っていくのか、チャレンジしていくのか考えさせられた気がする。そして苦労して乗り越えられた今、クライマーとしてまた少し成長させてくれたと思う。今も昔も自分のクライミングの原点であり、常に厳しさを教えてくれたホームの岩場、これからもお世話になります。だけど、この自己最難クラスの登攀がこれからのクライミング人生の夜明けであるように

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・フリーで長いこと登られていない、見捨てられたルートの発掘 

・長さより、傾斜や難しさ

・ビジュアル

・奇跡的にホールドがつながっている

・課題との付き合い

・登れる自信はなくても頑張る

・ハードかどうかが問題で大きいかどうかは問題ではない

・いろいろなクライマーにトライされ、登られることが価値

・人的成長

・厳しさ、苦労 でも 自己最難

■ アルパイン&フリーの比較とまとめ 

アルパインの価値          フリークライミングの価値

大きさ&悪さ              難しさ&見た目

ピッチ数                 NA

スピードの速さ           見ているだけも含めた長い付き合い 

リスクによって山と向き合う      難しさによって課題と向き合う

核心は悪さ              核心はムーブがつながるかどうか 

隔絶                 みんなに登ってもらいたい

逆境はスノーシャワー         逆境は仕事

本当に向き合っているのは自分     本当に向き合っているのは自分

おれはこのリスクを取れるのか?と向き合う おれはこの難易度が登れるのかと向き合う

■ まとめ

いかがでしょうか?

フリークライミングは、特に前提知識がなくても、クライマーが向き合っている対象がわかりやすいと思うのですが、アルパインクライミングになると、ある程度の知識がないと、そもそも書かれている文章を読解することができないのではないか?ということが伺えます。

そもそも、文章を通じて、

 自分が何と向き合ってきたか?

ということがよく分かる文章が、クライミングに関する文章としては良い文章と言えるのではないかと思いますが、そこには、

 価値観

が当然現れており、アルパインクライミングとフリークライミングでは、価値観は全く違います。

アルパインの人は、壁がデカくないから、と言ってバカにしたりしますが、小さくても難しい壁は、日本にはいっぱいある。

一方、フリークライミングの人は、ムーブがつながる、の意味が理解していなかったりします… チビにはムーブ繋がりませんよねぇ? 

余談ですが、小鹿野で初登と違うホールドだからって岩のホールドが加工された事件が合ったようですが、初登者の自分に使えないホールドを女性や子供を含む他の人が使えることは普通のことで、リン・ヒルの著作にも、手の大きいクライマーが使えないホールドを使ってリンが登ったことが書かれています。

つまり、課題の岩が奏でる歌は、身長別だったり、手のサイズ順だったり、ってことです。

そんなのビレイ中にクライマーを見ていれば、分かるようになると思うんだけど…。

人工壁をクライミングと教えてしまうと分かるようにならないかも知れませんね。

 

一般の人バージョン

ジャム中のわたし

 

フリークライミングは、ボルトルートで覚えるより、トラッドで覚えるほうがやっぱり安全と思う…



【行動プロテクション】5.13登れても、トラッドの5.9は登れない=Ⅵで落ちる

 こちらの記事の内容からすると、

 5.13が登れるクライマーはめったなことでは、Ⅵでは落ちない

は、

  過去の認識

であり、最近のクライマーについては、

 現代的認識 = グレードで、行動プロテクションは判別できない。

が正しい認識のようですね。

もちろん、若いアルパインクライマー志望君が、5.13をまずは目指す、というのは良いことだと思いますが。 

高校生を見て、子供は子供だ、と思わない大人はいないと思いますが、ジム上がり新人男性は、高校生と同じです。

★★★ジムクライミング時代の、クライマー三段論法!★★★

 1)高校生は、まだ子供である

 2)ジム上がりの新人クライマーの行動様式は、高校生と同じである

 3)したがって、ジム上がりクライマーは、何歳であっても、まだ子供と同じである。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

基本的に、まず危険から身を守るすべを身につける前にグレードだけ上がっていって、

 ちゃんとした自立したクライミングの理解ができる前に、みないっちょ前気取り

になっている、っていうのが問題だと思う。


 

2023/05/15

【行動プロテクション】注意義務 …新人にも、高校生にも

山岳部新人高校生と同じ扱いをクライミングジム上がりの初心者クライマーにも適用すべき

なんじゃないだろうか?

■登山事故の凡例

https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2018/text/text1-2.pdf

より引用  赤字は当方。

高校生と同じ扱いを、

 クライミングジム上がりの初心者クライマーにも適用すべき

のような気がするんですよね。基本、自信のほうが過剰のような気がします。

それは

 年齢によらず、男性新人全員に適用できる法則

のような気がする。 

 ジム上がりクライマー=大人だから自己管理できる、という前提事態が間違っている、

のでは?

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(2)指導者が負う注意義務の内容
高校の山岳部の指導者が負う法的な注意義務の内容
は具体的な状況に応じて異なる。以下に裁判になった
ケースをあげる。
① 1952 年(昭和 27 年)北海道の芦別岳で高校の山
岳部の顧問教師が6人の生徒と登山中に,登山ルート
を間違えて傾斜が 50 度以上ある岩場に直面し,そこ
を登ろうとして2人の生徒が滑落して死亡した。
裁判
所は引率していた教師に,危険を察知して引き返すべ
き注意義務があったと述べた(札幌地裁昭和 30 年7
月4日判決,判例時報 55 号3頁)。
生徒に岩登りの経験がなく,教師は「岩場を登るの
は無理ではないか」と考えたが,「大丈夫だ」という
生徒の意見を尊重してその判断にまかせたことが事
故につながった。教師が生徒の意見を尊重した点は,
2017 年の那須の雪崩事故の状況に似ている。那須の
事故では,尾根に出たところで引率教師が引き返そう
としたが,生徒が「登りたい」と言い,教師がそれを
容認したことが事故につながった。
生徒が登山の意欲に溢れている場合には,生徒の判
断は危険性を軽視しがちである。
安全管理については,
判断を生徒に任せるのではなく指導者が判断をしなけ
ればならない。指導者は,常に自分が安全管理できる
範囲を自覚し,判断に迷う場合や判断に自信がなけれ
ば,行動を中止すべきである

② 1983 年(昭和 58 年)高校の山岳部の沢登り中に,
部員の生徒(1年生)が徒渉に失敗して溺死した事故

がある。この登山は,教師が同行せず,生徒だけで企
画されていた。沢のレベルはやさしかったが,亡くなっ
た生徒が疲労し,沢で転倒して流されたことが事故に
つながった。裁判では,計画段階の安全管理に問題が
なく,顧問教師の注意義務違反はないとされた(京都
地裁昭和 61 年9月 26 日判決,大阪高裁昭和 63 年5
月 27 日判決,判例タイムズ 672 号 203 頁)
この種の事故は,登山計画の段階の安全管理だけで
防ぐことは難しい。縦走登山中の登山道からの転落
故なども,登山計画の段階の安全管理だけで防ぐことは
難しい。この種の事故を防ぐためには,指導者が登山
に同行し,登山中の生徒の疲労の程度や現場の状況に
基づいて事故の危険性を判断し,適切に対処する必要
がある。指導者は生徒の部活動に常に立ち会う義務は
ないが,事故を防ぐ観点からいえば,危険を伴う登山で
は指導者が同行して現場で安全管理をする必要がある。
指導者に生徒の登山に同行して安全管理できるだけの
自信がなければその登山を実施すべきではない。指導
者が同行せず,生徒だけで実施する登山は,危険性の
低い登山に限るべきである。
③ 1994 年(平成6年)7月の朝日連峰での山岳部
の登山中に生徒が熱中症で倒れ,死亡する事故が起き
た。引率教師は,登山中に動けなくなった生徒の冷却
措置をとり,テント内で休憩させたが,すぐに救急搬
送の手配をしなかった。裁判所は,引率教師が熱中症
の生徒を直ちに救急搬送しなかった点に注意義務違反
を認めた(浦和地裁平成 12 年3月 15 日判決,判例時
報 1732 号 100 頁,判例タイムズ 1098 号 134 頁)
登山計画を立てる段階で熱中症の可能性を想定し,
安全管理計画を立てることは必要だが,それだけでは
登山中の熱中症を防ぐことはできない。引率指導者は
生徒一人ひとりの登山中の状況を観察して,適切に対
処することが必要である。
登山に同行する教師は,「定期的に水分補給や休憩
をしているので熱中症になることはない」「この程度
の気温では通常は熱中症になることはない」などの思
い込みを捨てて,現実の生徒の状態を観察し,熱中症
の兆候がある場合には速やかに適切に対処すべきであ
る。まして山の中では,すぐに病院に収容できるわけ
ではないので,疑いを持った時点で対応を開始し,悪
化する前に救急搬送の手配等を行う必要がある。結果
的にはそこまでする必要がなかったというケースが多
いと思われるが,特に学校での活動では万一の事態に
備える考え方が必要である。
④ 1985 年(昭和 60 年)山岳部での活動ではなく,
高校の学校行事として行われた登山中の事故のケース
であるが,生徒が六甲山を登山中に登山道で生じた落
石を受けて死亡した事故がある。この登山は教師が同

行せず,生徒らだけで実行されていた。裁判では,教
師が負う注意義務の範囲が問題になったが,高校生は
一定の体力や判断力があり,教師は登山道で生じる落
石事故を予見できなかったとして,教師の注意義務違
反が否定された(神戸地裁平成4年3月 23 日判決,
判例時報 1444 号 114 頁,判例タイムズ 801 号 208 頁)
高校の山岳部の活動でも,登山道で生じる落石事故
を計画段階で防止することは難しい。指導者が登山に
同行していても落石事故を防止することは難しく,指
導者に注意義務違反が認められないことが多いだろ
う。ヘルメットを着用しても,すべての落石に効果が
あるわけではない。落石事故を確実に防ぐ方法はない
が,落石に対する警戒を常に怠らないことが,事故の
リスクを低くすることにつながる。