2023/03/09
胃や小腸での吸収力が下がっている状態の人におすすめのペプチド
■ 栄養障害 …食べると苦しい
最近、肉がもたれる、とか、野菜料理を食べるとスッキリして気持ちが良い、という人は、
ペプシノーゲンIの分泌量低下
を疑ったほうがいいです。私はヴィーガンに大きく舵取りするきっかけは、
野菜だけの食事を取ってみたら、スッキリして気持ちが良かった
という体の声を聞いて食べた結果です。
食べても、消化吸収ができない=栄養障害、です。緩慢な死です。
私の場合は、本来60~70あるべきペプシノーゲンIが、34でした。10ヶ月の栄養改善で、毎食、肉を食べるよう努力をしても、45です。ちなみに、ペプシノーゲン自体もタンパク質でできています。
■ タンパク質 → ペプチド → アミノ酸
アミノ酸を摂取して体調が良い場合、
タンパク質の摂取不足
が疑われます。私は山梨時代から、クライミングジムで登りこむとぐったりしてしまい、体力的な限界を感じてしましたが、女性の中では体力はあるほうです。5段階評価で行けば、けっして3ではないです。でも、アスリートレベルには至らない。5ではないです。4。
そういう人は、お肉を食べても、消化液が出ていないので、そのまま排泄されてしまい、せっかくタンパク質を食べても、肉体に取り込めません。
これは生まれつきの胃腸の弱さなので、克服する方法はありません。
しかし、タンパク質を、ペプチドの形で取り込めば、 消化のプロセスを経ず、ペプチドとして小腸から吸収できます。
https://www.youtube.com/watch?v=U0cb1-EurnU
https://www.youtube.com/playlist?list=PLhOfJl28AP4A7XY4guj-UwUhU0av2fhf_
この分野のプロテインには、ゴールドジムのホエイペプチドが出ています。
美味しくないようだったので、味との兼ね合いを取って、プロテインにペプチドが添加された、ストロベリー味を購入してみました。
https://amzn.to/3T3tGfC
本来はバルクアップ用ですが、基本的にここにプロテインなんて…という常識の誤解があると思います。
女性や弱い人にこそ、必要なのが、タンパク質です。
B1、B2、ナイアシン、葉酸、鉄 を取ってみて体調が改善するか?
■ ナイアシン500mgで著効
私はナイアシンに著効したので、長年の不眠は軽度のペラグラだったことが、この記事からわかります。
ナイアシンは別名B3です。
現在は、Siboの改善が先なので、キレート鉄は取っていませんが、鉄を摂るのも、必要な気がします。
上記の栄養素を満たすために、最初におすすめのサプリメントは、ビタミンB50です。
https://jp.iherb.com/pr/21st-century-b-50-complex-prolonged-release-60-tablets/13420?rcode=CGU9335
アイハーブで、たったの529円、で購入できます。これ一本で、すべてのB群は取れますが、ナイアシンは50mgだけしか入っていませんので、こちらを一本買ってみて、飲んでみるのがおすすめです。
たったの441円です。
マルチビタミン・ミネラルのSpecial Twoは、すべての栄養素が入っているので、血液検査がなくても、何かが足りていないと分かる人にはおすすめ。
https://jp.iherb.com/pr/now-foods-special-two-multi-vitamin-120-veg-capsules/39669?rcode=CGU9335
ビタミンA~Dまで一通り入っていました。240粒のボトルを買えば、一ヶ月1000円いかず、クロムやセレンなどの微小なミネラルも取れます。 ビタミンCは追加が必要なようでした。栄養の大切さを実感した人にはいいかもです。血液検査なしにニーズを実感するのが難しいかもしれませんが…。
鉄については複雑なので後述します。
■ こちらの記事で引用した藤川医師の投稿まとめ
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・海外では鉄不足の人が少ない
・厚生労働省の日本人の鉄摂取量は、60年以上前の1950年から、約6分の1に減少
・欧米では、鉄分を多く含む肉を日本人の3倍ほど食べる
・1800年代後半から1900年代前半にかけて、糖質精製技術の普及により、全米ではビタミン不足、ミネラル不足が深刻化
・鉄欠乏性貧血の増加や、トウモロコシを主食とする米国南部ではペラグラ(重度のナイアシン欠乏症)増加。
・ ペラグラは統合失調症と症状が似ている
・600mgのナイアシン投与に反応するか否かで診断
・1942年、米国保険局は、「全米に流通するすべての小麦粉にビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸、鉄を添加することを義務付ける」
・一方、日本ではそのような対策は全く行われていません。日本で消費される小麦粉の90%以上は輸入されていますが、その小麦には鉄は入っていません。
・「ほうれん草やプルーン、ヒジキを食べて鉄を摂ろう」などといわれていますが、ほうれん草やプルーン、ヒジキに含まれる非ヘム鉄は、肉や魚に含まれるヘム鉄の10分の1と著しく低い
・ほうれん草だけで必要な鉄を摂取するためには、毎日バケツ4杯以上の量を食べなくてはならない計算になる。
・また、非ヘム鉄は、腸管から吸収される際に、野菜などに含まれる食物繊維や、玄米に含まれるフィチン酸、コーヒーやお茶に含まれるタンニンなどの作用で、吸収が阻害されます。
・一方、肉や魚に含まれるヘム鉄は、鉄イオンがポルフィリン環というものに囲まれているため、食物繊維やタンニンなどからの吸収阻害を受けにくく、また胃壁や腸管を荒らしにくいという特徴があります。さらに、ヘムオキシゲナーゼという酵素が吸収量を調節してくれますので、鉄の過剰摂取にもなりにくい。
・したがって、食品に含まれる鉄を意識するなら、断然ヘム鉄。
・ただし、サプリメントのヘム鉄は非効率ですので、キレート鉄。
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2023/03/08
2023/02/28
日本に健全な市民クライミングを!
しばらく、
日本に健全な市民クライミングをもたらす、
というミッションを設定して活動していました。ここ5年ですね…
しかし、そもそも、日本のクライマー業界は、
わざと命知らずをやって見せることがかっこいい、
みたいな部分が払拭できず、なんだか、一般の人であっても楽しんで岩に登るという価値観自体がむしろ否定されているようなんですよね。それは、
グレード至上主義
が、スポーツクライミング(コンペクライミング)から、フリークライミングの世界に流出してきているからのように思われました。
■グレード以外のクライミングの価値
先日は、北海道の下川町の移住体験にお金を使いました。未来への投資として行きました。田舎に行くのに、クライミングできないところに行っても仕方ないからです。
クライミングクラブがあり、九州での失敗体験を活かして、予め、クライマーの人とズームで話してから、行きました。
昨今、クライミングジムすらクライマーじゃない人に運営されており、例えば、”吉田和正”と言っても、わからない人が多数になってきてしまいました…。フリークライミング、アルパインクライミング、スポーツクライミングの切り分けが一般の人はできないので、好きなクライマーは誰?という質問もほとんど意味をなさなくなっています。現在、クライマーで有名な女性は、単純にコンペクライマーで、外で登っていない人ばかりです。理由は、コンペの優勝情報は頻繁にニュースになるため、ひと目に付く機会が多く、外の岩で登っても、ニュース記事になることは、殆どないためです。野口あきよさんとか、コンペの方ですよ。
谷口ケイさんは、アルパインクライマーです。お二人がやっているクライミングは、天と地ほども異なります。
ほとんどの人が、若手のクライマー、”小峰っち”とか、”門田ギハード”とか、言ってもわからないでしょう? クライマーのネットワークは小さく、そういうのにつながっていれば、名前は頻繁に見聞きすることになりますが、そうでない一般の人は、クライマーの本来のヒーロー、ヒロインがわからないです。活動がロクスノに乗ることがないので。
九州の偉大なクライマー小山田大さんの活動記録が、ロクスノに乗ったのっていつ?みたいな感じだし、北海道の吉田さんの亡くなる前の活動ですらそうでした。フリークライミングでの記録というのは、世界最難以外は、ほとんど記録にならないので、頻繁に出せるクライマーがいるわけがないんですよね。
で、クライミングジムに行っている人は、一般市民クライマーですので、記録とかは関係ないし、興味もありません。みんな自分のジムで強い人の名前しか興味ないんですよね…内輪の競争で終止して、誰が誰に勝った、負けた、とか、誰が誰と結婚した、みたいな感じです。どっちかというと、高校生、大学のコンパみたいな雰囲気です。出会いのための山岳会というのもあるほどです。
私は、中高年でクライミングを始めたので、クライミングに、
競争 および 恋愛
を持ち込む気持ちはまったくなく、個人的な人格成長、より良い思い出づくりのために、活動している感じです。ご縁、つながり、を大事にしています。
■見晴岩
名寄(見晴岩)は、故・吉田和正さんの課題がたくさんあるので、吉田さんゆかりの地です。ジムのガッツウォールも吉田さんのゆかりのジムで、吉田日記を見せてもらいました。嬉しかったです。
私はクライミングで、誰がすごいか競争する輪には入りたくないんですよねぇ… 入りたいと思っても入れないだろうし。 グレード至上主義っていうふうに師匠は表現していました。
グレードを追いかけると、技術に厚みがなくなる。ある5.12が登れても、ある5.8で落ちるとか。そういうのが嫌で、ずっとオンサイトグレードの底上げを私は目指してきたのですが、そういう態度はなんか否定されるみたいで、それじゃダメだ、という感じでグレード追求を強要されているようで嫌だったなぁ…
そうでないクライミングができるなら、またクライミングも楽しくなるかもしれないが。
年齢的問題ではなくても、国際的に見ても、日本では
成人が楽しむ趣味としての市民クライミング
の定着が遅れています。海外のクライミングに行って、誰が誰に勝った、で競争している人などいません。
グレードは、
自分が登るとき、安全に課題を選ぶための目安、
でしかないです。ですので、5.9と書いておきながら、実は、5.10c、とか、基本的には、間違っていることだ、という認識がされています。
日本の、達成感だけ、競争だけのフリークライミング文化も、世界の流れに結局は合流することになるのが歴史のこれまでの流れですので、そのような流れを先取りをすることのほうがジム運営上は大事だと思います。
《クライミンググレード以外の価値と代表的な映画》
1)人との絆 例:メンター
2)地域愛 例:笠置ロック
3)特定の山との因縁 例:メルー
4)ひたむきな努力: 例:ドーンウォール
5)生と死の意味 例:フリーソロ
6)クライミング史の進化 例:剣点の記
7)チャレンジ? 例:アイガー北壁
8)未知への冒険 例:7イヤーズインチベット
9)無駄な死を避ける 例:八甲田山
10)登るとは?という永遠の問いを問い続けること 例:クレイジーフォーマウンテン
■ 日本国内クライミングでは時期尚早
私が出した結論は、 市民クライミングの普及というのは、日本では時期尚早なんだろう、ということです。
というのは、クライマーは自己変革を拒んでいるのではないかと思うからです。
それよりも、海外に行って、日本だけが遅れているという自覚を深める、というのが日本のクライミング界にとっては必要な段階のような気がします。
海外に行けば、日本の岩場がいかに遅れているか?すごくよくわかります。
日本もゆくゆくはそうなっていくでしょう…
クライミング後発国の、中国よりも、日本がクライミング後進国に陥っていることなどを目の当たりにすると、ちょっとがっかりすると思います…
2023/02/27
今に生きなかった小川山
■ 小川山
そういえば、クライマーの聖地小川山は、クライマーがクライミングだけに現実逃避している間に、キャンプ指定管理者が入って、色々、クライマーの意向には沿わない改革をいっぱいしたのだそうです…。最近、ひょんなことから、知るところとなりました。
クライマーって、現状維持以外は、全部ダメの精神で、1円だって落とすか!みたいな精神でやっているけど、岩場がある地元に、なんのメリットもない岩場開拓。
普通に考えて地域行政が協力しますかね?しませんよねぇ?クライマーが持ってくるの、うんこと事故だけなんだから…。
小川山がクライマーではない勢力によって支配されたのは、クライマーがボーッとして、現実感のない人種であるという証拠のように思います。受け身すぎるからそうなるんですよ。
■ アメリカのアクセスファンドの流れ
を見ていると、日本の岩場もどうなっていくか…なんとなく予想がつく…
今のアメリカ、アクセス問題山積で、お金積んでも、ボルトの一個も設置できない、みたいな感じですよ。
たぶん、後ろ向きな人は、
そうか、なら今の現状をできるだけ長く維持しなければ…(既得権の温存)
と発想すると思いますが… そうではなくて、
アメリカのようになる前に、地元にもWin、クライマーもWinの関係を作り上げておこう
というのが、根本解決に至る道と思います。
■ ノーパン喫茶接待
友達の投稿で、実家の熊本の話題があり、未だにノーパン喫茶が接待らしくて、
いや~1980年代、またかよ!
って思いました…。日本の端っこが時代錯誤があるとしても、この情報化時代、10年くらいにとどめて置いてほしいものです。40年分の時代錯誤。
教訓: 今に生きましょう!
あ、今を生きなかったことは、小川山も同じか…。
2023/02/26
TCAサイクルをきちんと回す
だけ、持っていっても、脂肪酸がアセチルコリンになるのに、B1のサプリとナイアシンのサプリがなければ、きちんと代謝自体がされない。
その後も、B12、B2がないと 結局エネルギーにならない…
2023/02/25
乗馬クラブ ☓ 投資◎
■ 乗馬クラブ
プロモーションがきたので、わたりに船と思って気軽な気持ちで、乗馬体験に行ったら、すごい乗馬クラブでした。もしかしたら、日本で一番うまく行っている乗馬クラブかもしれないのだそうです。80頭ものサラブレッドがいました。
馬は、”引退した”サラブレッドだそうでした…。競馬は人間の都合なのに、引退後は引き取り手がなく、乗馬クラブ=馬の老人ホーム。といっても、馬もまだ人間でいえば、30代くらいです。引退が5歳、人間なら、22.5歳で、競争馬としては終わりなそうです。たしかに人間でも、クライミング力のクライマックスは25歳くらいですよね。後は落ちる一方です。
餌代が大変なようで、乗馬クラブは入会金16万円。月会費16500円。そのうえで、乗りたいときは都度1650円。ということで、ものすごーく高級な趣味、ということらしいです。
まぁ、ペットを買うのだって、都会では高額所得者の楽しみみたいな感じだもんねぇ…
北海道の競走馬の老人ホームが福岡にある、ということがわかりました。
乗馬クラブにはもちろん入会しないことにしました… なんか違う感ありました。
■ クライマーのピーク
クライマーも選手としてみると、ピークは25歳。グレードだけで競争することの無意味さがわかるというものだと思うのですが、なんでやめないんだろうか…。
グレード競争ってホント、虚しい戦いだなぁと思うのですが、それは私の受け取り方なのかもしれん…
永遠に課題がある…ということを嬉しい!と感じる人もいるのだそうです。
永遠に、5.12と5.13の間の課題をやり続けるのかなぁ…
その生き方だと、時間つぶし感というか、なんとなく現実逃避の一種、のような気がしないでもないですが…。
やはり、クライマーとしての成長は、
全人的成長、
というか、人間の人格として、成長していく、より良い人格になっていく、ということを目指し、グレードは副次的なもの、として捉えるほうが、
生涯クライミング、としての考え方
には適しているような気がします。その意味でも、グレード至上主義のスポーツクライミングをフリークライミングに持ち込んでいるだけの九州の文化的土壌とは私は合わないですね。
■ 競走馬…闘争心を植え付けられる
競走馬として成長期に躾けられた馬って、
わざと闘争心を植え付けられている
のだそうです。そのため、いわゆる乗馬クラブの馬としては、性格的に不向きなのだそうです。
そこで、競走馬として引退後の馬が、乗馬クラブの馬として生き残りたければ、
性格を穏やかに作り直す
必要があり、調教され直すのだろうです。
これが、クライミングジム上がりの人には必要なのではないですかね? クライミングジムでは、面白さを演出するために、グレードで色分けしたり、セッションで競争させたりするわけなんで。
クライミングジム上がりの人や、人工壁上がり、国体選手上がりの人が、向き合う困難って、サラブレッドが 乗馬クラブに就職するときの困難と同じなのかも?
つまり、闘争心、勝ちたい、みたいな気持ちが環境的にじゃまになるってことです。
(一般市民クライミング)、の感覚と、グレード至上主義に貫かれた(コンペクライミング)では、意味が違ってきて当然ですよね。
クライミング界は、前者は積極的にプロモートしていないです。
■ 個別の能力を一つのグレードにまとめることはできない
なんせ、グレード主義で、フリークライミングをやっていると、RPでのグレードを伸ばすことばかりに関心が行き、肝心のムーブ自体の安定とか、お留守だったりします。
5.13俺登れるから…と思って、自信があっても、インスボンのワイドクラックの5.8は登れない人が多い、と 師匠は言っていましたが、これなど、
一つのグレードですべてのタイプの異なるクライミングがまかなえる、
と誤解するところから生まれます。
つまり、すべてのクライミングをグレード1本で測ってしまいましょう、みたいな考えに染まりやすいということ。
X=3に違和感を感じないタイプの人…学歴社会で成功してきた人に多い考え方なのだそうです。
スラブとワイドでは 必要な能力違いますよね? 外岩とインドアでも違うし。インドアジムのホールドってカチラー向きです。
私は、やっとフェイスでのナインが安定してきた…ムーブのバリエーションが十分溜まった…ので、色々なタイプのナイン…クラックとか、ワイドとか、オーバーハング?に触りたい、と思っていた頃合いに九州に来たのですが…全然カルチャーが合わず、成長ゼロどころか、マイナスです(涙)。前にはあった登攀力すら失っている状態ですね。
九州のカルチャーは、日本社会の悪いところがより色濃く出ているような気がします。ので、私にとってはそういうカルチャーを跳ね返すという、メンタル課題のほうがより大きな障壁みたいな感じです。
■ へんてこな可愛そうな人競争?
九州人の対談を聞いていたら、九州人は、特に勝利者を嫌い弱いものを応援したい器質が強いそうです。しかし、それが完全に裏目に出ている。
というわけで、助けてくれ、という人を見ていては、こちらのほうが身ぐるみ剥がされてしまいそうだ、と思いました…。
なんか…基本的に自分が可愛そうだ、という視点を持つ事自体が、その人があまちゃんの印なのかもしれないと思うのですが、どうでしょうか?
今の時代、クライミングを解説した書籍はいっぱい出ているでしょ、とある山屋が言っていました。私もそう思う。
それでも、どこにも、日本中が40年経過したカットアンカーだらけという現実は言語的には記述されていないと思いますが…
以前、友人で、国立大学の私に、「あ~、国立大だから、お金持ちなんだね」といってきた人がいましたが… 私は長屋住まいで、育英奨学金400万円の返済を抱えた身で、言ってきた人は、親元から通い、自分の部屋を持っている、という人でした。もう、思考が反転しているというのはこのことだなーと思いました。
これ、20年くらい前のことですから、その頃から日本には、本当に困っている人はおらず、
贅沢したいのにできないから自分は貧乏だ
と思っている人ばかりだってことです。 それは貧乏とは言わないんですよ。
■ ソーシャルビジネスを支援する
身の回りの人は、そんなアホタレばかりなので、投資で、ソーシャルビジネスを支援することにしました。
自閉症のある知的障害者を支援している会社です。
ヘラルボニー https://www.heralbony.jp/about
支援したい場合は、投資信託を購入することになります。
https://www.kamakuraim.jp/tsubomi/tsubomi-news/detail/---id-15.html
■ 温かいお金
お金の勉強は、物産OL時代から、テーマとしてやっていました。
鎌倉投信という会社は、エシカルな会社だけを集めた投資ファンドです。
私の母はお買い物症候群で、思い通りにならないストレスを発散できる場が、お買い物、だったようで、困ったお金の使い方をする人でした…。ワープロが出てすぐの頃、買ってくれたりとか、良い面もあったのですが…お陰で、10代からブラインドタッチですし…でも、食費とワープロでは、普通、食費ですよねぇ?
私は、小中学校の修学旅行が嫌いな子供でした… 行きたくないのに、「かわいそう」。
それより、家のお金の使い方を正常化してもらいたかったです。
うちでは、不必要に母が子供を子供扱いするので、母の間違った使途を子供が指摘することができず、予想通り、私の進学にも影響しました。
私は考えることができる子供だったのに、その強みが生かされなかった…ので、とても残念でした。
というので、自分の思考力という資産を活かすには、投資信託の会社選び、何が良い投資か?何が自分が作り出したい未来を創る助けになるか?ということに、思考力を少し使っていこうかと思います。
今日のめっけもんは、ヘラルボニー、でした。
2023/02/23
老化
■ 老化
これは私の感想です。
中学の頃テニス部でした。19歳からバレエを20年やり、そのうち半分はヨガを同時進行してやり、38歳から山をやり、39歳からヨガを教えて6年、43歳から本格的なクライミングして、47歳で水泳を習い、50歳でMTBとテニスに取り組んでいます。
25 歳になるとそれまでと違い、動きのキレ、反応の低下を感じまました。また、25 歳~29 歳の間は大きく変化は感じず、夜中まで働いていましたが、 30 歳になるとまた、ガクッと体力の低下を感じ海外出張が堪えるようになりました。35 歳を超えると 3 歳刻みで、動き、感覚が鈍くなるそうです。さらに 40 歳を超えると 2 歳刻みで身体の動きが悪くなるそうです。
大学の頃は昼間フルタイムで働いて夜授業を受けるにも、8時間も座っているのが辛くて、昼休みと就業後には走りに行っていました… そんなに余剰体力があったのに、30歳になると海外出張が辛い… なんせ海外って時差で、結局16時間働くハメになるんですよね。休みも二週間に1日しかくれないし。
その後、バレエではレッスン数を週4だったのに、週3がちょうどよくなりました。あれ?ヨガでは、全く影響なかったですが、ヨガがのんびりすぎるヨガだったためで、アシュタンガに行ったら、その二日後くらいに胸椎捻挫。膝もダメだし、靭帯に強度が強すぎるヨガはやめて置くことになりました。
登山は38歳からですが、あっという間に雪の山くらいは楽勝で行けるようになりましたが、その頃からスタートしているアイスクライミングでも、今、自分の登攀を見ると、あちゃーこれはリードさせられないなーと思います。ムーブは悪くないけど、アックス効いていない。…バチ利きじゃないとリードでは登れないですね。
43歳頃から本格的にクライミングしていますが、インスボンや台湾、ラオスに行くのは、良きことでした。ボルトもしっかりしており、市民クライミングの文化もあり、日本のクライミングとは全く違います。日本の岩場は、若い男性で5.12が登れる人がゆとり力で5.9を登るというスタイルにマッチしており、日本での登攀は、40代でスタートした人には厳しすぎる環境と思います。冷静になりましょう…人は、みな老いるものなのです。
もうやっと50歳になって、クライマーなら命かけてみろ、と男性の基準で裁かれなくなった。その裁き自体が謎でした。拒否っているのは正解だと思う。みんな老化に無自覚な人か、もしくは、早く死にたい人が多いクライミング界です。私は道連れにはなりたくない。
若い男性クライマーがよく私と登りたがるのは、彼らも命かけたくないからなのでは?
私の場合は、バレエで先生の動きをコピーする能力が上がった(というか下がらなかった)ためか、動作の習得速度はそこまで下がっていないのですが、単純に
基礎体力
が下がっているように思います。心肺機能と筋強度。
しかし、基本的にそのために、走って筋トレ、が嫌だから、それを楽しくするためにやるのが、スポーツのような気がするよなぁ…
ようは、体が鍛えられ、あるいは老化が遅延されるように、
楽しくスポーツをやっていればいいのではないでしょうか?
自動化を起こさない
【究極の運動理論】室伏広治 永久保存版の貴重な講義映像 より
こんなトレーニング法は良さそうだな~と思いました。 自動化=熟達とクライミング界では考えられていると思いますが、真実は自動化=退屈、なのではないでしょうかね?
自分のアイスクライミング動画を見て、アックスが研いでいない自分のではないためですが、これはまだまだリードはさせらないねーと思いました。
そのような段階の登攀者でも、アイスは簡単だなーと思うようになり、クライミングは、ムーブを習得した後は楽勝化するみたいなので、男性で私より能力がある人達が、退屈してしまうのも無理はありません。
新規開拓…というよりは、クライミングゲーム自体のルール変更であるような、ボルダーとかスポーツに人気が集まるのは仕方がないかもですね。
指の問題があるため、私は人工壁、嫌いですが、その問題がないアイスでは、中級者まで言ったので、まぁ、そうだろうな、と思います。
クライミングは一段落して、別の遊びをしようかな。
指導目標の設定
これは個人差があって当然のものです。私の場合を書きます。
クライミング以前 … 山の生活技術の習得、天気の学習、経験値の獲得
クライミング0~1年目 … ビレイの習得(=人工壁通い)+ 体験クライミング、基本ムーブの習得
クライミング1~3年目 … 経験値の獲得 初心者用の岩場、インスボン、台湾、ラオス
クライミング3~5年目 … 国内岩場めぐり (主に九州の岩場)
クライミング5年目以降 … 小川山など、国内岩場 …海外には初心者向けのボルトの新しい岩場があるが、国内では限られてしまいます。リボルトで、ボルトが新しくてもランナウトしていてはリスクは減りません。
■ ロープワークの習得、基本ムーブの習得、経験値の獲得
私はロープワークは講習会で学習した後に、友人レベル、山岳会レベルで行く山に参加しています。ので、お金を払わずに、教わったことはありません。
たぶん、ほとんどの人は、ここをただで済ませたいがために、経験者と登れ、と言われていると勘違いしているようなのですが、お金を払ってクライミングガイドと登っても、
エイトノットはね…
とか起こらないです。そこに深い誤解が横たわっている。
例えば、アンザイレンのノットは自分で選択するものです。エイトノットがコンペでは義務付けられていますが、ブーリンの人もいますし、ボーラインを勧めて来る人もいます。(解きやすいため) しかし、選ぶのは本人です。私は、薦められたとしても、エイトノット。ベテランぶる必要がない、どころか、むしろ、エイトノットでいるほうが安全の管理に良いと考えるためです。
目標をグレードにするしかなくなるのは、クライミングの総合性を理解しそこねているからかもしれません。
10年登っていても、カムの配置が悪いとロープが流れなくなることを学習できていなければ、ちょっと視野が狭窄していたということが言えます。そんなことはまずいと常識でわかるどころか、実際にロープがでなくて登れなくなるので、初歩的な失敗であるからです。あんまりリードはしてなかったのかもしれませんが、原因はともかく、常に自分のクライミングの欠点を反省する姿勢がクライミングには必要で、天狗になる、というのが最も避けるべき事態です。
ムーブを習得したかどうか?というのは、素人である初心者クライマーが見てもわからないです。経験値が高い人に判定してもらいましょう。ムーブがダメでも、パワーがあり、確実性があれば、リードはできます。男性はこの路線が多いです。リードできるからムーブが習得できている訳では無いということです。
人をだんだん老いるので、パワー依存のスキル習得はだんだん通用しなくなりますので、子供や女性、高齢者のように、ムーブ習得中心のクライミング活動に入るのも、手です。男性でもこの路線の人はいます。ジムでよく長ものを飽きずにやっていたりするような人です。
一方、パッと見に同じスキル追求型でも、突破力系のボルダーの人は、力を発散したい、オールアウトしたい、という真の欲求の現れのような気がします。
どちらでも別に良いと思いますが、自分の欲求が、すべての人と同じである、と誤解しないことが大事です。オールアウトが誰にでも気持ち良いわけでなく、そうすることで、リスクが増える人もいます。(例:迷ったらハードプッシュ)
言うまでもないですが、目標は随時バージョンアップします。
しばらく前は、ワイドとクラックを頑張っていました。
現在は私の目標は、基礎体力回復です。そのためにテニスをしています。
年齢性別によるクライマーの個性の違い
■ 以下の項目を個人に当てはめ、吟味します。
- 技能レベル
- 体力
- 運動能力
- リスク管理でのレディネス
- パーソナリティ
- 目的
- 興味や関心の度合い
■ 事例 クライミング歴40年
山岳会の重鎮とされるレベルの人は、知識経験は十分だが、体力は減衰しており、スキルにはビレイが下手などの過不足があり、意欲は減退していることが多い。教えるのもたぶん、めんどくさいと思っている。 情報弱者に陥っていることが多い。ボルダーはしない、興味がない。クラックはしない興味がない、アイスはしない、ドライはしない、など関心に偏りがある。
- 技能レベル 5
- 体力 4
- 運動能力 4
- リスク管理でのレディネス 5
- パーソナリティ 2 ← 過去の栄光自慢
- 目的 2 ← 自己承認欲求のため
- 興味や関心の度合い 2 ← クライミングには飽きているし、情報弱者
■ 事例2 成人女性 クライミング歴10年
いくら壮年期女性でも、女性である限り男性並の体力を期待するのは、お門違い。一方、登攀能力だけに限ってみると、ジムクライミングで伸ばすことができる。
- 技能レベル 2 ← 年齢相応の平均
- 体力 2
- 運動能力 2
- リスク管理でのレディネス 4 ← 知性の勝利
- パーソナリティ 3 ← 普通の人 命かけていない
- 目的 3 ← 健康 普通
- 興味や関心の度合い 5 ← 関心は高い
■ 事例3 成人男性 クライミング歴0~3年
成人男性でも、初診の頃はムーブも下手で、登らせられない。20山行くらいはセカンドで登らないと理解力はつかないが、連れて行ってもらうだけで、計画を自分で立てる習慣化がないと、連れて行ってもらった山の意味が理解できるようには成長しない。根拠のない自信がある。
- 技能レベル 2 ← 大体男子はムーブ下手
- 体力 4 ← けど体力はある
- 運動能力 3 ← 年齢相応の普通
- リスク管理でのレディネス 2 ← 低い 俺だって佐藤ユースケ!と思っている
- パーソナリティ 3 ← 普通
- 目的 3 ← 普通
- 興味や関心の度合い 5 ← 高い 目立ちたがる
■ 事例4 成人男性 クライミング歴 10年
リスク管理もおおよそでき、スキルも体力もあるが、根拠のない自信や怠惰により、事実誤認することがあり、命取りに発展することがある。これくらい楽勝、とノーザイルや敗退計画なしなど。 情報は黙っていても与えられる。オールラウンドにクライミングをこなすには良い時期。大体は、仕事で時間が取れず、手軽なボルダーでキープすることになる。
- 技能レベル 4 ← 高い
- 体力 4 ← 高い
- 運動能力 4 ← 高い
- リスク管理でのレディネス 3 ← 新人よりましだが俺だって佐藤ユースケ!と思っている
- パーソナリティ 3
- 目的 3
- 興味や関心の度合い 4 ← 高い 本人が調べなくても周囲がけしかける
■ 事例5 成人初心者 クライミングジム上がり男性
視野が狭い。ムーブだけが上手であるので、自信過剰であることがわからない。
- 技能レベル 5 ← ムーブは上手
- 体力 2 ← 歩けない
- 運動能力 2 ← ムーブ以外は才能ない
- リスク管理でのレディネス 2 ← 新人は何が危険かわかっていない
- パーソナリティ 3 ← 普通
- 目的 3 ← 普通
- 興味や関心の度合い 5 ← 動画で予習する 例:ビデオトポ
■ 事例6 子供初心者 成人女性と近くなる
子供には特別な配慮が必要。関心は高いが、一人では遊ばせられない。リスク認知に穴があることが多いため。ただ、子供の場合、自分の弱さに自覚があるので、うっかり以外のミスは少ない。
- 技能レベル 3 ← 登るのは比較的上手
- 体力 2
- 運動能力 2
- リスク管理でのレディネス 2 ←単なる無知
- パーソナリティ 3
- 目的 3
- 興味や関心の度合い 5 ← クライミング大好き
■ 事例5 ピオレドール受賞者
円熟したクライマーは皆ここへつながっていくはずなんだが、そうなる前に死ぬ人が多いので、今生きている人は、”生き残り”であると考えるべき。
- 技能レベル 5 ← 当然高い
- 体力 5 ← 当然高い
- 運動能力 5 ← 当然高い
- リスク管理でのレディネス 5 ← 当然高い ピンチを耐えれる
- パーソナリティ 5 ← クライミングに磨かれて高くなっている
- 目的 5 ← クライミングが人生
- 興味や関心の度合い 5 ← 当然高い
ということになります。
いくらベテランであっても、この周囲の中を見渡せば、トップクライマーと一番近いとは言っても、当然、限界があります。 例えば、体力や、運動能力は、どんなトップクライマーであっても、減衰していきます。
クライミング歴10年という、常識的に見れば、十分、経験値が溜まったのではないか?と思える人でも同じです。このクラスの人は、クライミングジムのメリットがあるので、5.12くらいは平気で登れますが、リスク管理に関するレディネスは比較的低いです。
危険認知は一通りできているはずですが、それでも、まだ心の何処かで、俺だって、運さえ良ければ、佐藤ユースケ(他に、平山ユージ、小山田大、倉上慶太、横山ジャンボ、…あこがれの人を入れてください)と思っていたりします。
男性の40代は、パワーと知力がその人の人生でもっとも高い時期ですので、そこがその人の頂点です。
俺だって…の根拠ない自信は、50代に入って本格的な老いがスタートするまで治らないみたいです。運の問題ではなく、どれだけ真剣に取り組んだか?の差なんですけど…。フルタイムでやっている人と週2回の人が同じであるはずがないでしょう。
男性は基本的に、皆の注目の的になってチヤホヤされたい!(=モテたい)という思いがなかなか克服できないようです。しかし、冷静になって現実を見れば、トップクライマーだって、そんなモテ人生を送っている人はいませんよね。むしろ、頼まれごとで自分の好きなことができないことも起こっているようです。
一般市民レベルのクライミングの円熟は、日本は今からですが、全員一律の基準を全員に適用すると、弱い人…子供、女性、高齢者が淘汰されるはずです。登攀スキルレベルだけを上げて、リスク管理がおろそかになっていると、危険です。
リスクは、体力一点豪華主義、登攀力一点豪華主義(グレード主義)、などではヘッジできず、総合的な力が必要です。