■ 自伐型林業・就業者支援講習
私は、大阪OL時代から、森林の保全活動には興味があり、間伐ボランティアなどに良く行っていました。山梨へ転勤になった際も、初めて出かけた山は、芦安ファンクラブ主催の南アルプスの登山道整備ボランティアです。(こちらが当時の様子)
今回は、自伐型林業の講習に出ています。
■ 女性でもできる林業のバイト
偶然ですが、外ボルダーで全国的に有名な日之影町の方が、チェーンソーの講習の先生でした。工藤建樹先生です。(日之影トポ http://hinokageboulder.com/)
福岡から延岡まで通うのは遠すぎて、お財布ピンチよ!と訴えたせいか?先生、助け舟を出してくれました(笑)。
そんな事情だったら、
女性でもできる林業のバイトを紹介してあげるよ!
ということで、出かけてきました。
■ 山は複数 の鉄則
講習会の仲間と3人で参加。どうも林業の世界では、
”スリーマンセル”(Three man cell)
と言うらしいですね。安全対策のために3人一組で行動しましょう、ということ。
クライミングも、一人でもできるけど、怪我をしたときに救援が…というので、仲間と行動するよう、指導を受けます。まぁ、聞かない人も多いですけど、単独だとリスク行動取れない(笑)。リスクを取るのが楽しいのですから、リスクが取れないと、つまり、楽しくないかもしれない(笑)。
なにせ、足をねん挫しただけで、”這って帰った”とか、良く先輩から聞かされます。昨今、若い人は、山岳会に行かないので、こんな話を聞かされていないのかもしれませんが…。
余談ですが、私がいた御坂山岳会では、事故ゼロ&ヘリ出動ゼロを誇っていました。が、よく考えたら、這って帰っているだけ、だったのかもです(笑)。会の宴会で聞かされることと言えば、ピンチをどう乗り越えたか?って話ばかりだからなぁ。
”山は自己責任”
と言われますが、山を甘く見て、自己責任を取る羽目になったらどうなるか? そんな話が聞けるのが山ヤの宴会(笑)。あ、でも、死んじゃったら、這っても帰れないよなぁ(笑)。
■ ステキなロケーション!一面のススキ野原
さて肝心のバイトですが、
こーんなステキなロケーション! 気分の良い野っぱら
で、初アルバイト!
佐藤さんとおっしゃる方の下請けでした。佐藤さんは、60代(と思う…多分)の山のベテラン。
道具持っていない!と訴えたら、ちょいちょいと山の小灌木を刈払機できって、さすまた(猪八戒が持っているやつ)を作ってくれました!なんてワイルド!びっくり~!
いつも田んぼの電柵下の草刈りで使っている刈払機が、丸ノコみたいで驚いた!
「”あさり”をつけるんだよ」
と教えてくださりました。これがその”あさり”とあさりをつける道具。
これだったんだなぁ。
森が本当に、ひとつひとつ手作りで作られていること
に感動しました。黙々、粛々と作業できる、瞑想チックなバイトでした。
帰りは、心地よい疲れを感じ、日之影温泉に入って帰りました。外ボルダーの筋肉痛とは、全然、違うな。全身で運動したなって感じでした。まぁ、やっていることが、大きな箒で掃く、みたいな動作だからですね。
お天気が良い日で癒されました☆
工藤先生、佐藤さん、お世話になりました!