2022/01/07

ラオス方式を検討

■ クライマーには難しすぎる

前の記事の

ピンAの打つべき高さ=(前のピンまでの高さ×2)×(0.9、もしくは0.7)- (止めてもらいたい高さ)

という公式は、とても瞬時に暗算可能ではないので、ラオスで一般的だと登りながら感じられた原則を考えてみます。

・1ピン目の高さに関わらず、2ピン目は、1ピン目+1m
・3ピン目以降は、ずっと2m置き

です。

3mで考えてみると…

≪1ピン目3mのケース≫
1ピン目:3m地点
2ピン目:4m地点
3ピン目:6m地点
4ピン目:8m地点
5ピン目:10m地点
6ピン目:12m地点

≪前項の4mの1ピン目でケース 日本で1ピン目が遠い課題として一般的≫
 現代の30%伸びるロープの時代
1ピン目 :4m地点 
2ピン目 :4.6m地点(地上1mで止まる)
3ピン目 :6.84地点(地上1mで止まる)
4ピン目 :8.576地点(地上1mで止まる)
5ピン目 :11.0064地点(地上1mで止まる)
6ピン目 :14.40地点(地上1mで止まる)

となり、大して差がない…。 1m上に最初のピンを上げても、稼げたのは2.4mだけ。

ボルトを取らないのは、ミニマムボルトの原則と思いますが、ミニマムボルトで登るためには、大墜落を出来るだけしないというクライミングスタイルが必要ということですね…

30%も伸びるような墜落をしないということですが。

大墜落というか、普通に落ちて安全なのは、オーバーハングの岩場です。

オーバーハング=宙に落ちる、

だからです。 基本、日本にはそんなに存在していないです。