2020/08/27

登れてもリードが下手なクライマーにならないように…

■対応力

リードクライマーはリードできるだけで成功と考え勝ちだ。だが、ちゃんとしたロープ配分を考えて登っていないと?

・ロープドラッグがひどくなって登れなくなったり、
・カムがスタックして、ロープを噛んで、セカンドをあげられなくなったり、
・岩の隙間にロープが挟まってロープをひどく傷めたりする
・下手をしたらロープが切れてしまう

ショートでも、ロープがスタックしてしまったら?ローワーダウンすらできないですよ?ロープが出ないんだから…

あるいは、マルチのセカンドで、ロープアップがされなかったら?

自己確保で登る方法を教わっていない、フリーショートしかしないクライマーだったら、もうそこで登れなくなるかもしれませんね…
つまり、リードクライマーの失態のしりぬぐいは、セカンドがすることになるわけです。
これが、先輩がお尻についてきてもらう必要がある理由です。
   良い先輩=尻を歩いてくれる先輩
それをしてもらっていないリードクライマーは、登れてもリードが下手くそです。

登れたか登れないかだけでなく、いかに登れたか?が、安全上はとても大事なのです。