リードクライマーはリードできるだけで成功と考え勝ちだ。だが、ちゃんとしたロープ配分を考えて登っていないと?
・ロープドラッグがひどくなって登れなくなったり、
・カムがスタックして、ロープを噛んで、セカンドをあげられなくなったり、
・岩の隙間にロープが挟まってロープをひどく傷めたりする
・下手をしたらロープが切れてしまう
ショートでも、ロープがスタックしてしまったら?ローワーダウンすらできないですよ?ロープが出ないんだから…
あるいは、マルチのセカンドで、ロープアップがされなかったら?
自己確保で登る方法を教わっていない、フリーショートしかしないクライマーだったら、もうそこで登れなくなるかもしれませんね…
つまり、リードクライマーの失態のしりぬぐいは、セカンドがすることになるわけです。
これが、先輩がお尻についてきてもらう必要がある理由です。
良い先輩=尻を歩いてくれる先輩
それをしてもらっていないリードクライマーは、登れてもリードが下手くそです。
登れたか登れないかだけでなく、いかに登れたか?が、安全上はとても大事なのです。