2020/08/11

八面山には17mmレンチをもっていきましょう

■ なんか魂胆がありそうな感じがしていたこと

中津、八面山の件ですが、元JFAの方には、何か月も、不作為の作為ではなく、本当の作為で当然知らされているべき情報を知らされず、何か月も裏切られていたことが分かりました…。

終了点の状況について、開拓者の竹下さんに問い合わせようとしたところ、別のローカルクライマーが終了点情報をまとめているのだそうです。その情報は、どこにも共有されておらず、ローカルクライマーのまとめ役をしている方すら、知らず。

もし、私に地権者を探す等の協力を依頼するとしたら、私はうんと前にそのことを知らされていないと当然、いけなかったわけですが、全く知らされていませんでした。失礼にもほどがあります。

要するに、何か月も私に対して腹黒いところがあると自覚がある人…だったから、なんか魂胆がありそうな雰囲気がしていたのでしょう…に、「地権者を調べてください」と言われて、気の毒だし、クライミング界に貢献している方だから…と、ホイホイ、善意で協力してあげていたことになります。うわ~私って愚か者…利用されまくっている…(汗)。

■ なんか一人でやってるみたいに書いて裏方無視?

彼がJFAを辞められた経緯はまったく分かりません。しかし、一緒に行動してみて、の感想では、私の案内や、私の紹介で行ったような場所や人との出会いも、そう書いておられず、なんか疑問でした…。

私は心が広い人材なので、まぁいいけど…、はぁ?って思う人も世間にはいるよなぁ…と。様々な人の様々な援助を得ての活動なのに、FBではまるで自分だけで活動しているように見える…。そのようなことも、退陣の要因の一つなのかもしれませんね…。

■ オールドスクールな権力、大勢はすでに崩壊を始めている…

まぁ、いいですが、私は、特定の上部の人が、情報を握って、下々の者は、それらの情報に右に倣え!するしかない…というトップダウン式の日本のこれまでの在り方には、非常に疑問が多く… というのは、いわゆるリーダーレベルのクライマーって、男性社会の基準では、登れる奴がやることになっているのですが、大体登れる奴っていうのは、脳みそまで筋肉というケースが多く…いや、どうなのかな?っていう事例が多いからです。

地元でも、心あるクライマーは困っているようです…。たとえば岩場を作るのにチッピングで作っちゃった人とか…。功名心がなせる業というのが周囲の意見ですが、名誉じゃなくて不名誉で有名になってそれでいいのでしょうか…?女性には永遠に分からない心理です…。

50代60代は自分が無料で教わったことをPayforwardせず、有償で教える世代ですし…。

しかも、現代の指導者レベルのクライマーたちの技術情報や知識は、勉強不足が20年積み重なっており、正確さに欠け、さも、えらそうだけど、海外の様子と比べたら、”え?!なんで、そんな程度のことを、さぞかしすごい情報みたいに言うの?”ってことが多いのです…。

例えば、以前、これは〇〇さんが開発した〇〇ノットって言うんだよ~と言われ、そうかと思っていたら、海外の教科書には、ふつーにSWOTアンカーとして書いてありました… あれ~?

そんな事例が、日本ではやたら多いです… 名誉ある会で教えている技術が…四半世紀前だったら、まだ新しいほうで、下手したら40年前です…腐っても鯛ではなくて、ただの腐った鯛になってる…。

ボルトの知識に関しては、いかんせん、世界の書籍に書かれたことが少なく、致し方ない気はしますが…、だとしても、FIXE社って日本にありますよね?

海外に行かない95%の日本人は知りませんが、日本は相当に世界的に見て、どの分野でも遅れ、非常に偏ったガラパゴス的な発展をしており、それは、大体の場合、原因が

リーダー男性の内弁慶

によるのですよ… 箔をつけるだけのための海外遠征で、ほんとに実力があるわけじゃなくなっちゃってる…のみならず、行っても、何も学んで帰ってきていない…。ヨセミテって地元では、高尾山と同じで、普通のハイキングの人どころか、バスツアーで豪華ホテルにお泊りの人も来ます…。

…というわけで、将来ある若いクライマーは、できるだけ早いうちに海外で、”外人”と登るべきです。

さて、今回の件は、私は、彼のやり方(古いやり方)では、決してうまく行かない、その結果が現在であるのかも?と思っていたので、上手く行かないと予見できる活動に参加する約束をして、悪いなと思う前に、予防出来て、よかったのかもしれません。

ただリボルト作業だけを純粋に黙々と進めたいのだそうで、それだと自己満足です。いくら内容が良くても、今までの開拓クライマーと同じで、開拓=マスターベーションですし、その開拓技術の内容が、リボルト職人として高レベルか、あるいは、日曜開拓クライマーレベルで、低レベルか?という違いだけです。やっていることは同じです。自己満足。

日本の全岩場がケミカルになったとして安全性は高まるでしょうか?疑問です。なぜなら、事故のほとんどが、支点崩壊ではなく、支点間隔が遠い(ランナウト)とか、グレーディングが適切でない、という別の問題に原因がある事故だからです。

これはクライミング文化の問題です。岩場の開拓発想が、自己顕示欲、であり、健全な市民クライミング、つまり多くの人の登ってもらいたいという思い、ではないためです。

したがってリボルトが進むのは結構なことですが、問題の核心ではありません。どんなに優れた施工であっても、20年持つのと、10年しか持たないのがお互いを批判し合っているのと同じで、目くそ鼻くそを笑うレベルのことのように思いました。

そうではなくて、もっと大きな視野で、クライマー界全体の問題として、とらえてもらえる普遍的な活動内容に昇華していくことが、今後の彼の課題なのでしょう…。

私も20年会社務めをし、上司も部下もそれなりに持ってきましたが、このような情報隠蔽がある相手とは、うまく行った試しがありません。仕事の捉え方が、陣地争いと同じだからです。

■ 八面山 リボルトについて

八面については、石舞台など、山岳信仰の対象となっている岩や岩場については、登攀自粛か、上部エリアは国定公園内なので、非公開岩場とし、中部エリアをリボルトのメイン候補とし、下部はボルトも古く、登攀危険なので、非公開でいいのではないかと思います。

すでに、中部エリアは、地元のクライマーが開拓とリボルトを進めてくれているそうなので、すでに出ている結論っぽい内容の繰り返しですが。

八面のリボルトですが、すでにローカルクライマーが、重要で人気があるルートはケミカルに打ち替えをしているルートもあります。

上部エリアや中部エリアは、玉石混交で、落ちれない古いオールアンカー交じりです。

17mmのレンチをもっていき、自分でボルトを見極める練習をするのに、最適な岩場(笑)となっているカモ???