2023/02/12

ボルト間隔は壁の傾斜で決まります

 九州ではルートがスラブのみならず、フェイスでも大ランナウト自慢で、

 なんかヤダな~気持ち悪い、

と思ったんですが…、それは、オールドクライマーが現代クライミングを知らないからではないか?と思っていました。

現代クライミングって、オーバーハングばっかりって意味ですよ?

アイスだってWI5は90度までだけど、現代のアックスは、ハンドルがついているので、垂直の壁だって、薄被りと同じで、反り腰になります。WI6からは確実にぶら下がり系で、スラブ状ではなく、氷柱です。そういうところで、ランナウトなんてしていたら、すぐに一巻の終わりが来ます。

ランナウトが燃えるぜ!っていうのは、裏返すと簡単なところだから、ランナウトくらいしないと燃えないって意味です…

なら、”燃えるため”に、もっと難しいグレードを登れよ、って話なんでは?現代のフリークライミングでは。

難しいのにステップアップしないで、ずっと同じのを登っていたら、暗記するみたいな感じで、自動化が起き、楽勝になっていきます

それが起こっているだけで、そういう人も初めての質のルート、例えばスラブばっかりの人がワイドとか、違うルートに行けば、たぶん、ランナウトしたくない、ということになると思います。

例えば、ラオスの被った課題でランナウトなんてしていられないですよね…

実際、九州でも十分に難しい課題を登っている人は、プロテクション打ちまくって登っています。

ほら、30cmおき。

http://k1hut.yuki-mura.net/mastersroof.htmlより引用

■ 5.9なのにランナウトする理由

 5.9を5.12のスキルで登っていないで、ちゃんと5.12を開拓していたら、適正ボルトになる。

つまり、日和っている、ということの表現なのであって、勇気があること、の表現ではないのかもしれません


2023/02/11

フリークライミングの競争社会化と家畜と暮らす暮らし

■ 思いが行動に結実するとき…

 私はいつも、クライミングとは何か?ということを考えており、そして、それを語るものがないので…クライミングの教科書を出版する契機をつくることになった。

韓国でクライミング中にUIAAのアルパインサマー(邦題『登山総合ハンドブック』)を見て、UIAAにメールを書いた。

そのことが世間に知られなくてもいいが、私が思っているのは、

 日本の若いクライマーたちへ、登山技術が正しく伝えられないという不利

つまり、現状をきちんと認識したほうがいい、

ということ。もし、きちんとした登山技術が伝えられるなら、43歳スタートのおばちゃんだって、普通に3年もすれば、阿弥陀北稜単独で行けますから、若い方なら、きちんと勉強する気持ちさえあれば、大学山岳部でもできるはずです。

You deserve the credit for the Japanese edition of our Handbook. Without your intervention it simply wouldn’t have happened
 
と言ってもらい、ちょっと心が軽くなった☆ 私は若い人の味方ですよ。
 
年配の人は自分が庇護者ではなく、テイカーになっていることに気が付いていない。できていない男子もですよ。自己肯定感高めている場合じゃなくて、自分がイケていないのに気が付いて、必死で巻き返しを図るというのが、正しい認識ですよ。
 




 

山岸直将さんのワイドクラック談義… 「何やってんだよ、気分わりーな」

■地球永住計画公開対談「現代の冒険者たち」 山岸尚將(クラッククライマー)×関野吉晴
のアーカイブを見ました。(https://www.youtube.com/watch?v=Ba-6WSfVwXE)
 

あの市村さんが、「何やってんだよ、気分わりーな」って言ったんだそうです。

高いところでノーロープで粋がっているのを見て、です。

やっぱりなぁ…。この、”やっぱりなぁ”は、3つの意味です。

1)やっぱり、粋がりは、かっこわるい

2)やっぱり、一流クライマーは、粋がる必要がない

3)やっぱり、男性は、自分より上の奴に言われないと、聞く耳持たない

んですよね… (笑)。

山岸さんの、不動の拳とか、私はすごい!と思っていますが、ご自身の中ではアルパインの市村さんがスゴイ!と思っているってことですよね(笑)。えらい、堪えたみたいです。

≪参考≫ 市村さんの解説

https://www.yamareco.com/modules/diary/1946-detail-177269

山岸さんの写真で、きのぽんと澤田実さんで、生き残っているのが山岸さんだけ、というのが…(汗)

長生きしてもらいたいです。

■ 子どもを安全にクライミングに連れていくというミッション

私は父親を知らない娘です。私の父は、私、弟、妹の子どもを捨てて、別の人生を歩みました。

覚えている父は、泥酔して、お小水の中で寝ているあられもないオッちゃん。息くさい。

頼りない。だめんず。

私は子供として、父親なる存在に守られる日常を得たことがなく、ちょっと困ったら、Aちゃんのパパ、こっちで困ったら、B君のパパ、という感じで、人のパパを拝借して大人になりました。

覚えているのは、一級建築士の家の子のパパがパソコン持っていて、いつも借りていたこと…。一緒に、三国志というゲームをする程度ですが、パソコンの電源の入れ方とか、その程度でも知っていると知らないでは大違いな子ども時代。

うちは母親が先進的だったので、ビンボーでも、ワープロ、中学で来ました…でも、そこまで。やっぱりパパがいる家は、ワープロ止まりでなく、パソコン…。

クライミングも同じかな~。山岸さんの娘ちゃんが羨ましいです。

一般人のパパだったら、娘をせいぜい青年の家キャンプ場みたいなところにキャンプに連れて行ってあげるのが、せいぜいですよね?

それが、親がまっとうなクライマーってだけで、幼少期から海外クライミング~。すごいエリートみたいな印象を国内クライマーの価値観からは持ってしまうかもしれません。(実際は、クライマーは初級の段階で海外に出たほうが、安全に成長できます。日本では岩場の問題が大きいのです)

■ 女性初心者ニアイコール子ども

男性は、結婚して妻と登ったり、子供ができる前は、どうもわからないみたいですが、女性の初心者と組むということは、 子どもと組むのと同じですよ。

大体、女性の体力って、中高でアスリート教育を受けない限り、小学6年生~中学生くらいから、ほとんど進化しませんから。女性の体力は、腕力があるとか、重いものを持ち上げられるという風には発達せず、持久力、痛みに耐える、メンタルが強くなる、という風に発展するのです。その証拠に、フェリチン50で男性は鬱になり、人間さんではなくなるのに、女性はフェリチン10まで鬱にならないで耐えれます。

男性は、どうもジムでセッションするノリを女性に期待してしまうみたいですが、そんなの、男性同士でやって~って感じかもしれない。

■ モテようとする男子

女性は、男性の、肉体とか、野性味、とかに、つまり、男性が男らしさ、だと思っていることに惹かれるものだ、というのは、男性の思い込みかもしれないですよ。

うりゃーみたいな? 

基本、女性から見たら、キモイ…。私とかは弟がいたので、も~やんちゃねーみたいなノリで許している(あくまで許せる、みたいな意味合い)

なんで、一生懸命、モテようとPRしてくれていることが、女性には逆効果かもしれない。

女性は現実主義者なので、現代社会では肉体パワーって魅力にあまり入らないかもです。男性ならパワーあって当然だしなぁ。

それより、現代を生き抜く逞しさが欲しいですよね、男性には。

ポカやって、しょうもない理由で山で死ぬような男性の子どもを身ごもってしまって、未亡人になるっていうのが一番起きてほしくない、不幸なことかな…。

■ 子どもと登る山のアレヤコレヤ

私は子供と山に登ったことがあるのですが、子供は安全に敏感で、男の子でも、ちゃんと急な坂ではしゃがんだり、上手にリスクが避けられると思いました。

森のようちえんでは、子供をただ野に放って、先生は何もしないそうです。

なので、昨今フリークライミングがグレード競争になってしまったのは、子供時代に山で遊んでいないからかもですね。 

■ ロープクライミングの方が山より安全

山岸さんのリスク管理では、クライミングの方が山より安全って言っていたので、やっぱりそうよね~と思いました。

高齢者も同じですよね。

どこでも落ちれてしまうような、例えば妙義山とか、ジャンダルムとかにイチかバチかの命がけをしに行かないで、フリークライミングで、JFAがリボルトしたボルトルートに登っていれば、それが一番安全です。

問題は、安全な新しいボルトのルートが少ないってことですけど…。ホント、40年経過したカットアンカーでバンバン落ちるようなクライミングを指導するっておかしいです。

子どもを野外に連れていくための本を山岸さんに書いてほしいなぁ。私はこどもクライミング体験をやっていたのですが、子供でも、外岩はスラブからです。成人と同じですね。

私はスラブから、クラック、クラックからワイド、ワイドからフェイスと行くのがいいと思いましたが、女性は指が効く人が多く細かいかチラーも多いので、スラブからフェイスのかチラーに行く流れが主流なのかもしれません。私は指が弱いので、カチやフェイスには全く魅力を感じませんが…なぜかクラックは可能性を感じます(笑)。

なにしろ、背が低いので、プロテクションを自分で打てる、アイスやトラッドの方が私には安全なのです。なので、子供も同じかもしれませんね。

■ フリークライミングが競争に汚染されている

グレード競争に陥っているフリークライミング界…

たった4本 10Aを終わっただけで、次のグレードとか、練習方法自体が私にはまったく合っていないと思いました。

クラックも、トップロープクリーンで登れたら、ハイ次はリードね!って危険すぎますよねぇ?

そんな教わり方しか、学び方しか、みんなしていないってことです。

それじゃ、岩場で事故が増えて当然だわな~。 なんで、みんなが5.12楽勝で登れる時代になっているのに、グランドフォールで大怪我しているとか、フツーなのか?

それは、やはり、やり方が間違っているから、思想が間違っているからでしょう…。

同じ競争でも、ミニマムな道具で登るという原則を守りつつ、いかに安全に行えるか?で競争していたら、 こんなことにはならなかっただろうなぁ。

■ 強いクライマーはそもそも粋がる必要がない

ーーーーーーーーーー

The thing about climbing is that there’s always somebody better.

 The best of the best don’t need to put up barriers, they are generous

ーーーーーーーーーー

訳:クライミングってものは、常に上には上がいる。優れている人たちの中でも、特に優れている人は、心の防御線を張る必要がない。

です。

粋がっている時点で、”かっこわりーな”、になるのは、このためですね。市村さんが教えようとしたのは、このような姿勢ではないですかね?


旅のコスト

■旅のコスト

飛行機 行 スカイマーク 15700円 キャリーオンのみ

帰り ピーチ 15700円 + 2000円 キャリーオンのみ

おみやげ とおりもん1000円

宿泊 3500×3泊

札幌 3180円 

下川 5000円 2泊3

新千歳⇔旭川 5520円 ※駅ネットの前日1:40以前の予約で40%オフ

らーめん 1000円

博物館 350円

コーヒー 800円

夕食 1400円

朝食 691円

旭川⇔名寄 3000円 ※ 特急料金はなしで普通に快速1980円で十分

名寄 ランチ 1000円

下川 スーパー 1000円

下川 コーヒー追加 200円

名寄⇔旭川 1980円快速

バス 220円 

夕食 1200円

朝食 691円

層雲峡バス 2140円×2

層雲峡 タクシー1000

旭川⇔札幌バス 2300円

札幌 朝食 600円 

コーヒー 600円

新千歳まで電車 1150円

という結果になった。 82000円くらいかかったことになった。やっぱり、国内旅行は非常に高額。儲かっているのはJRだけだと思うんだけどな…


2023/02/10

Guts Wall and Yoshida

5.13d in 1989

Past Kazumasa Yoshida was once world's top climber in 1989 in Mars 5.13d...  A sir name Yoshida, is so common in Japan, and Kazumasa is also common... so it is not like Hidetaka Suzuki who is so famous in the U.S. climbers network. Yoshida died at age 53, and it was a blood cancer. 

He was the first full time climber in Japanese climbing history and he failed to be recognized as a world's top climber because he was too modest to put Mars 5.14a...

Lyn Hill climbed 5.14a in 1990 so Yoshida was a year earlier... this is famous among Japanese climbers and he is a kind of climber when he died, a lot of also famous climber friends, wrote a Rock& Snow Climbing magazine his tributes... (074 in 2016)

I was perhaps a last belayer of Yoshida. I was with him only for a short time, but he was pretty much open to me. Not just to me, to everyone. 

He had no snobbishness at all... most climbers in Japanese climbing community, likes to brag about how strong he is as a climber... climbing a difficult route is a source of their ego, not a joy.  They look down on people who can't climb as good as them...or try to use a beginner. It's a competitive world. 

So in this kind of climbing cultural base, Yoshida's frank, and straight attitude was very refreshing to me. 

I was a late starter as a climber, started to climb at age 43 and then I was a total beginner of trad climb.  I met Yoshida, to learn how to climb crack in his climbing school. Then, right in the next day, I was belaying him. It was unsaid "contract" that is,  "I belay you, you teach me" ... so I was very lucky just by belaying him I get to learn from him.  If I were him I may consider this trade as unfair trade... but he was not such a small heart. 

Yoshida was very weak back then, already, he was climbing only 1 or 2 shots, real shot and finished the day's climbing...so I had a really hard time climbing with him, since usually climber climbs, one at a time, one by one, but with him, he doesn't climb much, so I had to keep climbing my project...

Yes, I had a project then, he suggested that I climb a route of virgin slab rock...I was an alpine ice climber back then, and not that strong as a rock climber so that slab was very difficult... his belay was beautiful, no additional slack at all...so I was surprised! 

Before him, I was always climbing with sloppy belayer and I did not know proper belay... he showed that to me. 

Tony and Laos

Yoshida had passed away at the same year I met him, in September 26 in 2016. 

I went to Laos in November, Green Climbers Home. There, I met Tony. 

Tony noticed me because I was so unhappy with a partner that time.  My partner was a kind of person who does not consider how other side of the rope is feeling...  when I just arrived, tired from the day's travel, he made me climb, and the next morning when I was up and fresh and itchy to climb, he made me go back to the town...so it's a Japanese typical old male. Everything goes around him.

To my surprise, Tony was a climber who lived in Hokkaido, Monbetsu...such a small town, I actually did not know where Monbetsu was... also he understood Japanese. 

In the end, I quit climbing with my "tyrant" Japanese climber partner, had a fight,  and started to climb with Tony and a swish girl, and it was so much fun. 

Tony knew about Yoshida. I bet that earned a credit. An American climber who climbed in Hokkaido, knows Yoshida.

This time, when I am going to Hokkaido, to look for a place to live, I asked Tony where I should go in Hokkaido. He said it's Guts wall

Guts wall

It was, though, very hard to get to Guts wall... I couldn't make it at my first attempt even though it is a domestic travel. Too cold to stray... Asahikawa was -12 degree Celsius and I was new to the town and a bus came only 1 in a hour. 

I consulted a professional... a lady in a bus company, and even she took at least 15 min. to understand how to get there and get back. Tricky was going back to the town... you have to use a different bus. 

But it was worth visiting... there.. I met a long time Yoshida's belayer and his hand written diary. 

This is Yoshida's hand written diary... it says...

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in 70's "climbing bum" was considered a romantic word and popular, the life without money was a synonyms of freedom. 

You make pancake. If you can't, you are not a climber. 

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So I passed the exam of Yoshida. I make "protein added" pancake all the time.

I kind of knew Yoshida was targeted by male's jealousy... everyone is jealous of him. 

When I was belaying him, I asked every senior climbers who also has a spare time and all of them said no.

Yoshida chose to live just for climbing... a full time climber was such a sweet word for every male climbers...

Yoshida disliked Yuji, a world's favorite Japanese climber... Yuji sacrificed nothing... fame, wealth, records, marriage...no one can beat him... 

On the other hand, Yoshida sacrificed everything... financial independence, fame, maybe love, and maybe health... in the later days, when he was climbing "Day dream" with me, he was so weak. 

                              Daydream 5.14b Syosenkyo Yamanashi

In retrospect, I kind of imagine he was losing his game on purpose... because he sacrificed everything for rock and rock has given him back so little. I was a very obedient belayer but certainly, that was not enough to him...

The "Day dream" a thin crack was climbed later on by young climber at age 25. 

There was only a short article, 1 page... on it on the rock&snow magazine, and there were 14 pages of chalk advertisement on the same magazine... so that's it. 

He lost. Yoshida lost. lost to what? Chalk as an aid climb. Materialism.  


This is a concrete made hold that Yoshida made. I like this one because it looks like a smiley face.

The guts wall was such a small gym. 

However, the connection between people, and the love to the crag, respecting the nature and tradition of climbing bum... is kept  in such a place. 

I like to go to Miharashi crag where Yoshida has a lot of routes, anyone who likes to join, is welcome. 

I asked to the owner, Iwase san, a question. 

"I was told, to make a good route set in the plastic, you have to climb in the crag, and know the rock, what do you think?"

Because I just can't love plastic, even though I can have a endless fun at crags...I like natural rock but that seems like not enough to be a good climber nowadays...

He responded to me, he does not know neither... so I knew he was a honest person. I myself trying so hard to find the answer. 

On my way back, in a car, someone gave me a ride, I was thinking that Yoshida might be the last climber who could get away without plastic but still get to climb "the world's hardest"... The time had changed. Today's climber thinks that plastic is the climb.

So this is the last resort of comfort of past Yoshida. He had climbed a lot of crags and that made him happy. Fully happy.

 


 Resource 

Yoshida’sBlog

http://blog.livedoor.jp/hardlucktome/

Miharashi Topo small crag with "Hard luck to me 5.14a" long time 14 in Japan

https://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E8%A6%8B%E6%99%B4%E5%B2%A9/ 

on The Rock&Snow 074 

https://lowfatclibmer.blogspot.com/2016/12/rock-snow-73.html 

on the Rock&Snow 087

https://micki-pedia.com/rock-snow-087.html

Naoki Komine who climbed Yoshida's Daydream 5.14b

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%B3%B0%E7%9B%B4%E5%9F%8E

2023/02/09

Petzl said to NEVER do this

男の子がADHDになりやすい理由

■ クライマーにも多いADHD

ビレイがあるので、クライマーでADHDだとかなり負担があるかもしれません。その人はビレイ免除してあげたほうが、現代的配慮かも? 

太字にしているのは当方です。男性は鉄不足に脆弱なのです。

 ----藤川医師のFBより引用ーーーー

 男の子がADHDになりやすい理由
母親が全員貧血、もしくは鉄不足あり。
1)現在、貧血の治療を受けている。
2)妊娠中貧血があり、フェジンの静注を受けた。
3)貧血は指摘されていないが低フェリチン。


ADHDの男の子は全員、母親から引き継いだ鉄不足でフェリチン50未満。
女性に比べ男性は鉄不足に極めて脆弱。

 

女性では、
 フェリチン10未満=最重度鉄不足。
 フェリチン10~50=鉄不足。
男性では、
 フェリチン50未満=最重度鉄不足。
 フェリチン50~100=鉄不足。
つまり、女の子のフェリチン10~50では無症状だが、男の子のフェリチン50未満はADHDになる。
 

鉄不足の男の子は、
1)じっと座っていられず、直ぐ走り出してしまう(レストレスレッグス様)。
2)待合室に入った時から、ドンドンと床を踏みならす足音がする。
3)体幹がグニャグニャで、背もたれや壁にもたれ掛かる。
治療は、
1)高タンパク/低糖質食*プロテイン*2。
*母親がプロテイン*2を継続することが最重要、母親が飲まないと子供も飲まない。
2)フェルム、もしくはインクレミン。
3)ナイアシンアミド。
4)マグネシウム、経口+経皮。
5)ビタミンC。

*フェリチンの目標は150~200。

ーーーーーーーーーーーーーー 

5項目のうち、4項目までもが、医師でなくても、個人で買える栄養素です。

    生きていたからいいけど、死んでしまったかもしれないグランドフォール

戦いの後…イケてる町営壁

■ お金を使わない暮らし

私は若い頃アメリカにいて、お金ほとんど使わないで…貧乏カツカツのヒッピー暮らしをしていたんですが、一週間リンゴしか食べれない日があったけど楽しかった。

一方、日本では息するだけで、お金・お金・お金で、ウンザリ…。

でも、クライマーの伝統は、貧乏は自由の同義語。だから、クライマーなら、ブランドものとか、見た目とか、ポルシェとか、そういうのはない世界に生きるって意味ですよ(笑)。

特にバムクライマーってのは。もちろん、世界はモノ余りで豊かなので、有り余る豊かさを受け取ってもいいのですが。もう、”ぐるり”という物々交換とか見に行ったら、モノ、あふれんばかりです。

つまり、日本人のボトルネックになっているのは、奪い合いで分かち合いではないことです。

お金を使わない暮らし…というより、石油を使わない暮らし…つまり、人間の生活の営みが地球を食い尽くすことのない暮らし…を作りたいです。

■ PCは必要。

お金をかけない暮らしの必需品は、田舎の人や保守的な人が目の敵にしているパソコンです。

本当は貧乏人の強い味方がパソコン…もう、14歳のころから、36年もそう訴えつづけていますが、最近やっと日本が、36年前の私に追いついてきました…。

私はパソコンがないと手足を縛られたように、自由を奪われた感じで、思ったことを書き記せず、旅行にPCを持って行かなかったので、もう限界って感じだった。

今回の下川町定住視察では、私は自分が好きなアイスクライミングに有利な土地(北海道)で、どのような

 自足的生活&持続的生活

が築けるのか?が知りたかったことでした。寒い土地は野菜を育てるにはもちろん不利です。しかし、南国の九州で野菜を育てることで得られる自給は、そんなに経済的な助けにならないです。野菜だけを食べていると病気になりやすいです。それで放牧の勉強に行きました。

下川では、自足的生活では、車→馬、ということで、石油燃料に依存する自動車生活を、数割は減らすことが可能そうでした。

今回の視察では、暖房がFF式ヒーティングでは、今の福岡の灯油ゼロ生活より、プラスになり、やはり環境負荷はトータルで大きくなるだろうと思われました…(汗)。

北海道は水道管が凍るので、人がいなくても家を温めて水道管を温めておかない。なので、旅行中も暖房です。その場所に住むこと自体が、非エコ&人間のエゴではないか?とも思われ、要・検討…

下川の当たり、名寄などの辺りは、開拓時代、最後の最後に残ったところで、つまり、開拓当時から、一番後の入植者が、ココしか残っていないからと入った不利な土地、最後の最後に来た人が他に入るところがなくて行った場所です。大きな視点で見ると、そのような場所から先に自然界にお返してしていくのが筋なのかもしれません…。

が、そうなると、人口は、結局は温暖な西日本に集約されてしまいそうですが…東北とか、市町村をまとめる動きがすでに出ていますよね。

下川では移住者は多く、現在土地や物件の奪い合いなのだそうで(汗)、おそらく道内移住が多いようです。(長崎大村と同じ、県内の移住者)つまり、トータル人口は増えておらず、より価格が低く生活コストが低い場所への住み替え需要、より高齢の人が増える人口動態になる系です。私も高齢組なので、あれですが…。

しかし、50代は70代の移住とは違うよなあ。一緒にされて心外でした。まぁ30代から見れば、50歳も70歳も同い年に見えるのかもしれませんが。まぁその30歳もじきに分かるでしょう。

下川での魅力は、馬での移動が自動車と同じように認めてもらえているところです。そんな町は初めて聞きました。調べてみたら、道交法上はどこでも可能なはずですが、人目が…(笑)。

石油が枯渇した時、みんなどうやって移動するのかな?考えています?

私は、人間一人を移動させるのに、マイカーの1.5トンを動かす石油を使うのは、非常に非効率だと思っているのです。

代替え手段としては、軽車両化ということだよなぁ~と思い、和歌山色川地区の人と、トゥクトゥクみたいなのが復活かな、とか、話あっていました。農業では荷物の運搬があり、軽トラ必須です。クライミングもギアが重いです。特にボルダラーはマットがかさばる。さらに北国では、移動だけでも、寒さが…ネック。

でも、馬は、裸馬に乗っていれば、あったかい!と分かりました。

■ 喜びの源泉の確認 (アイスクライミングとインドアジム、沢、クラッグ)

喜びの源泉(ソース)として、最低限、自分のために、

・ちゃんとしたジムがあること
・アイスクライミングができそうなこと
・山とは何か?がそもそも分かっていないとか、あまりに懐古調の技術で殺されそうな山岳会

ではなく、ちゃんとした会がありそうなこと… 

を偵察してきた。

こちらが下川の壁。すごい!ちゃんとしてる!

役場のSさんが、ちゃんとしたクライマーであることがよく分かった…。

今はお仕事がお忙しいそうで、大変そうだった。男性は、やっぱり壮年期にクライミングにかける時間がとれないですよね。

これを導入するためにものすごく頑張ったんだろうなぁと思われた…

なんで高度経済成長期のサラリーマンより、低成長の今のほうが忙しいのか?謎ですが、日本は、西洋の仲間入りして、ロングバケーションを取り入れたほうがいいと思います。

また、旭川のガッツウォールも、すごくよかった。壁は触っていないのですが…。

■ オサレ秀岳荘

山道具屋もすごくよかった。クライマーも、(たぶん)九州よりちゃんとしてそうだった。

クライミング的には、札幌より旭川寄りに住んだ方が便が良いそうだった。 

ただ旭川って日本の最北の町って感じで、かなり冷え込みが厳しく、そこに住むこと自体が、エコでない、という問題があった…(ーー;)

その上、車一人一台生活のためか?とても排気ガスが濃く、頭が痛くなってしまい、とても都市生活は無理そうだった(まぁ、最初から田舎に住みたいから、問題はないと言えば、ないけど)

秀岳荘は、旭川店は、バスの都合で到達が難しく、歩いて行ける札幌北大店に行った。

ら、店員さんが、「僕もアイスするんです」という人でホッとした…しない人とお話ししても、話がちぐはぐになってしまうんだよなぁ…。

冬山をスタートしたころ、色々冬山の道具…靴やら…手袋やら…を検索すると、かならず、秀岳荘が上がって、通販で購入したこと数回。甲府の山道具屋はICIだが、店舗もくたびれ、関東では売り上げが一番低い石井だそうで、時々行くが、買うものがなかった。

例えば、イボイノシシが置いてなかったので、結局東京まで買いに行った…という話をしたら、天野さんが店に言ってくれたみたいで、入れてくれた…けれども、それくらい、山梨でもアルパインって廃れているってことなのだ。

他の山道具屋は、おしゃれファッションウエアやさんになっていたしな…。

私が沢登の師匠、和唐さんに初めて沢登りに連れて行ってもらったとき、腰にハンマーとハーケン二枚を念のためにぶら下げていた人は、初めてでーすという私一人で(汗)、和唐さんは、それを見て、”よし”と思ってくれたみたいだった。

私の立場からは、新人がハーケン用意して来るのに、何度も言っている会の一般ピープルが、持っていないのか?なぜリーダーは装備を充実させるように教えないか?と思った。昔の人はリーダー格と認定した人にしか教えないがセカンドにもピンチは平等にきますよねぇ?

その後私はすっかりサブガイドにされてしまい、クライミングを分かっている人=連れていく人ということで、普通のコースタイムで歩くことすらできないような会のおじさんをバリエーションに連れていくための要員と数えられてしまった…。

そんな無茶なことは、世界有数の有能なガイドでもできないですよ…。

みんなはインスボンにセカンドで行った私を登れないくせに行ったヤツと思っていると思いますが、いくらなんでも、ライジングされないと自分で上がれないような人は、セカンドでも行けないんですよ…念のため。セカンドでも、1,2回しか私落ちていませんし。

あ、愚痴になってきましたが… 

…言いたいことは、私の秀岳荘のイメージは大変良い(笑)ということです。

今回はオサレな秀岳荘で、感動しました。

その上、アイスのツヨツヨクライマーの奈良さんを教えてもらった(笑)。うかつながら、全然マークいていませんでした…なんせ北海道って縁遠くて。

これを機に、ご縁を作って行きたいです。 つながり、ご縁を私は信頼しています。

■ 消防士

奈良さんは消防士だそうで、そういえば、山岸さんも消防士。

そして、旭川で楽しく一緒にアイススケートした小春ちゃんのパパもホッケーの選手で、消防士。

消防士って、ホントにリスク管理がしっかりしていて、心優しい人が多いみたい。

公務員って意外に忙しくて、トレーニングの時間が取れないみたいなんですが、消防士だと、仕事自体がトレーニングなのかな?

吉田パンケーキ これが作れなければ、バムクライマーじゃない!

 ■ 吉田さんがつないでくれた縁 トニー

クライミングは、ご縁繋がり。

ラオスに初めて行ったとき、私は到着してすぐで、一服したい、というタイミングなのに、いきなり登らされ、翌日は寝て、元気になって、”さぁ、登るぞー!”となったら、今度は、「町を見ますか?」と昨日通り過ぎたところに戻らされ、やれやれ…といった調子で、パートナーとの意思疎通がチグハグだった。せっかく遊びに来ているのに、いやいやながらリードさせられている…という有様。

それを見ていたアメリカ人クライマーがいた…Tony。

私が余りに可哀そうだったので、声をかけてくれたのがTony。非言語コミュニケーションが苦手なのは昨今外国人ではなく、日本人男性。

結局、スイスから来たリディアと3人で一緒に登ることになったんだよな。大体、登りたいグレードが似ていたから…。

で、Tonyは、なんと北海道の紋別というめちゃマイナーな町で登っていたクライマーだった。

吉田さんのビレイヤーを昇仙峡でしていた…と私が話したら、なんと!吉田さんを知っていた!!のである。

Tonyのおかげで、ラオスでは楽しく登れた♪ 吉田さんが繋いでくれたご縁だった。

あんまり楽しかったんで、2回目は一人で行ったんだが、問題なく、外国人の人たちと組んで登れた☆ 初日だけ大阪のクライマーがビレイしてくれて、下地作り(笑)。あの時はありがたかったなぁ…

その後3回目のラオスに行きたいんだが、私は膝を亜脱臼してしまった怪我の治りが非常に悪く、2年経っても治り切れておらず、とても思い切った登りは、実はできない…。

海外では、ボルトが良くて、日本で登るみたいなびくびくした登り方(大墜落ではなく、テンション程度にしておく)は、しなくて良く、伸び伸び登れるのが、だいご味なのに…。

膝は、クライマーの大事なアイテム…ということでせっかく二年前に誘ってもらったのに、行くことはできなかった…。膝の方が大事。

海外では怪我できない。特にラオスの医療って…2度目に行ったときは、医療関係者が知り合いにいたけど、結構すごそうだった…。ラオスで怪我するのは嫌だ。

で、なかなかラオス3回目を決行できないでいる…という現在地。

■ トニー 旭川行くけど、どこのジム行ったらいいの?

そういうわけで、Tonyとは今でも、友達なんだが、旭川行くので、どこに行ったらいいのか?と聞いて、出てきたジムが…

ガッツウォール 

正式名称はとっても長かった(笑)。https://themoeru0213.amebaownd.com/

その上、森林計画を立案されている役場の方がクライマーだったので、その方に聞いても、ガッツウォール。アサヒカワライドの杉浦さんに聞いてもガッツウォール。

ということで、ほんとにガッツウォールは素晴らしいジムみたいな感じだ。

■ 誠実なオーナー

オーナーの岩瀬さんにお会いして、セットの作り方…私は、外岩をたくさん登っていないと良いセットはできないと聞いているんだが…そうなのかな?と、最近のフリークライミングは、自然界からは、かけ離れて違う方向に行っているような気がするんだが…

私は自然の岩が好きで、あまりプラスチックは好きでないので…どちらを向けばいいのだろう…と実は悩んでいる…を相談したら、僕も分からないんです…という答えだった。

で、なんだか共感した…そうだよねぇ…これって考え続ける系の奴かな… 

吉田さんみたいなクライマーにしか、この答えは出せないかも…?

もしかすると、吉田さんは外岩だけを登ってトップクライマーになることができた、幸福な時代に生きたのかもしれない?

今の時代なら、もうプラスチックなしに14を登ることはできないのかもです。

■ 到達困難度高し!

ただガッツウオールはなかなか、到達が困難なジムでした…。一番近いバス停に泊るバスが一時間に一本しかなく、帰りが困難。

それでオーナーさんの配慮で、帰りは登っていたクライマーで同じ方向の人が送ってくれました。久保田さんだったかな。

しかも、そのバス停の案内も、上級テクみたいで、Google先生でトライしましたが、バス停Aに案内され到着すると、今度はバス停Bに行くように指示され、Bにつくと今度はCと…これは、永遠にキリがない、と自覚しました。雪国は、バスが遅れるので、情報が更新されることがネックになる。想定より歩きに時間がかかるので、1分先のところに行くにも5分かかったら、歩いているうちに違うバスの方が早いみたいなことになります。

で、初日は挫折。しかも、旭川は空気が重たいのか、排気ガス濃密なんです…あっという間に頭が排気ガスで痛くなった…。旭川には住めないなーと思いました。

一人一台なんでしょうね…甲府と同じだな。日本国中の小さな田舎町が、一人一台の車所有を前提にしていない町の設計で、朝夕に大渋滞ですよね…。夫は甲府時代は渋滞を避けるためにめちゃ早起きして会社に行っていました。

ガッツウォールに行く案内は、バス会社のお姉さん…つまりプロ…が、15分くらいうなって見つけてくれました。

■ 吉田ホールド&吉田日記

そんなこんなで、苦労して、やっとたどり着いたガッツウォール。行って良かった…。

吉田ホールドがあり、ご年配で吉田さんのビレイを長くされていた大先輩の方と、お会いすることができました。深謝!

すでにご病気を患っておられるそうだったので、吉田さんの思い出を分かち合いたい人は、早く出かけたほうが良いかもしれません。

吉田さんが残した日記を見せてもらいました。 

本州のクライマーで、無雪期に名寄の見晴岩に車で行きたい人いれば、一緒に行きたいです。

■ 日本で最初のフルタイムクライマー(バムクライマー)=嫉妬サバイバル

私は女性なので、男性の嫉妬の世界は、よく分からないのです…

でも、吉田さんの言動から、吉田さんが一身に男性クライマーの嫉妬を受けているのだろうということはうかがわれました。

九州に来て、嫉妬の総攻撃に会うということがどういうことか?ということが分かった。

ただのおばちゃんで、へっぽこクライマーの私ですら、そんな攻撃を浴びるのですから、吉田さんはどれほどだったかと思うと…なんだか気の毒感が募ります…。(嫉妬についての考察はこちら

吉田さんは、クライミングと引き換えに、世間の幸福と言われるものをすべて投げ出した人、というので有名でした…。

吉田さんが言った言葉で、印象に残っているのが

 軒先貸して母屋取られる

です。まさにクライマー業界を表している。 

 ビレイ貸して命取られる 

です。しかも、クライミングは自己責任という免罪符で、加害者は責任を問われない。

その投げだしたもの…母屋取られたもの…の中には、知名度、経済的幸福、一つの家庭を作り上げる喜び、結婚、そして、最後は健康まで…入っていたのかも? 

吉田さんはキャリア上の成功すらも、譲って、名を成すこと…89年のMarsを5.14で登録する…より、実を取り、登り続けた…その記録が吉田日記なのです。

でも、案外、日記の中の吉田さんは、失ったもののことは気にしていない様子です。

それが嬉しかった。

■ 吉田パンケーキ!

 

クライミングバム…って70年代の流行だったんですね。私は72年生まれなので、知らない。

《吉田パンケーキ》

・小麦粉 ふくらし粉 (アメリカなら、”オールパーポスフラワー”にはすでに入っている)

・スキムミルク

・水

・プロテインパウダー ※ 吉田さん、プロテイン入れていたんですね!いいなぁ!

・レーズン 

焼いて、バターとジャムをかけて、シナモンを振る。

■ 日本の小麦は鉄が添加されていない…

私も最近、分子栄養学を勉強して、米国の市販小麦粉には、葉酸と鉄が添加されていることを知りました。

アレックス・オノルド君はビーガンですが、それは小麦粉が日本のとは違うからです。

なので、卵とプロテインパウダーが入っているところが、クライマーっぽさというか、アスリートに必要な栄養があるところです。

海外だとこれに鉄も葉酸も入っているんで、日本なら、強化したほうがいいかもです。

吉田さんも実は栄養学的に欠損があったんじゃないかな‥と思ったりします。悪性リンパ種ということでしたが、ガンとも言われました。血液のガン、が悪性リンパ腫ですよね…

それは長年のカツカツに切り詰めたバム生活から、起こったものなのかもしれません。

■ 貧乏は自由の同義語!

でも、

 貧乏は自由の同義語、

なのです。今でも。

ジャンボさんだって、奥村さんだって、伊藤さんだって、ユースケさんだって、みんなカツカツです。ただ、今では、”貧乏”という言葉を使わず、

 シンプルライフ

っていうんですよ!

吉田さんの病気は、本来、なくても良かったような気がしました…。もし、日本の小麦にアメリカ並みに鉄が添加されていれば…。もちろん、これは私の仮説ですが。

現代のバムクライマーは、分子栄養学で、自己防衛しましょう☆

そして、バンバン吉田さんの後に続いて、バム生活を楽しみましょう!

《参考》
 https://www.cochrane.org/ja/CD011302/PUBHLTH_xiao-mai-fen-nitie-wojia-erutopin-xie-gajian-riyi-ban-noren-demotie-gazeng-erunoka

https://hakuraidou.com/blog/92772/

 


2023/02/08

”限界”観光地なのか?層雲峡

 ■ 層雲峡アイスパーク?

層雲峡は、アイスのクライマーなら誰でも聞いたことがあるような場所なんだが…。

今回はクライミングパートナーがいないので、登るわけにも行かず、ギアは置いて行ったが…。

日本では唯一の道路からビレイできて、登り放題のアイスパークなのかなぁと思って出かけた。

トポを見る限り、そのように感じるからだが…そこまで楽勝ビレイではなさそうだった。

岩根のほうが、車でビレイ可能(笑)。

■ 限界集落ならぬ、”限界”観光地?

昇仙峡の方も日本三大ガッカリスポットとか言われて久しいが…私が初めて行った時は、昇仙峡も、なんもないね~という感じだった。

その後、だいぶ遊ぶことになるんだが、メインストリームの風景をめでる観光客ではなく、クラックを登ったり、ワイドを登ったり、アイスを登ったり、ボルダーしたり、とロッククライミングの方で楽しんでいて、観光客が行くようなところには一切行っていない…

ので、今回、層雲峡がどれだけしょぼく見えようとも、それは、

 賞味期限がとっくに切れた一般観光上

のことであり、層雲峡アイスが面白くないという意味ではないと思うが…。

それにしても、町は、廃れてたなぁ…。 吉田さんもそう言っている。

http://blog.livedoor.jp/hardlucktome/?p=2

■ 事前情報

『 検証層雲峡は、いま―観光活性化 』 – 2018/12/18 

で、こちらが、その本についての感想。誰かのブログ

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層雲峡の観光開発に関する、これまで層雲峡の観光に寄与してきた企業であるりんゆう観光自治体と地元商店街の三つ巴の争いに関する書籍ですが、公務員も人によって仕事のクオリティに幅があるので、できない人が担当になってしまうと悲劇です。先日の旅行で層雲峡を通りがかりましたが、オフシーズンということもありまさに「人っ子一人おらず」という風情だったのでなかなか厳しそうです。山の麓にはあまり見るものがないので、ちゃんと行くとしたら旭川あたりを拠点にして、そこからロープウェイの駅まで車で行ってロープウェイに乗り、5合目以上でハイキングをしてロープウェイで降りてきて帰るという旅程になってしまいそうであり、ロープウェイ以外に地元でお金を使うイメージが湧きません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー https://enjoytruelife.hatenablog.com/entry/2022/05/03/085354より引用 太字当方

いや~、出来ない人が担当になってしまったのかなぁ…。

ロープウェイ登山って、モンベルの機関紙になってしまった岳人が最初に特集したのが、ロープウェイ登山でしたよね…。

ザ・中高年の山、って感じかなぁ…。ロープウェイは、それでも、自然界に与えるダメージが一番少ない移動手段らしいので、いいのではないでしょうか…。

しかし、層雲峡のアイス、なんでコロラドの、Ouray Ice Parkみたいにアイスパーク化しないのでしょうか?

環境省や観光局は、アイスパークを知らない訳でないでしょうに…。

《参考》 世界の10大アイスパーク

https://www.redbull.com/us-en/best-ice-climbing-destinations

■ 旭川から層雲峡

上川駅で入ると早い時間に入れます。バスが路面バス…とは思わなかったので、ちょっとびっくりした。路面バスで2140円払うことは少ない。

旭川ー札幌が、2300円であることを考えると、かなり高い。

着いたら、下は晴れていたのに、上は、ふぶいており、結局、何も見えなかった。

ここも観光案内が全くダメで、3キロ先の一番近い滝を見るのに、道路を出て右、とかそんな案内で、この天気で歩くのはないし、道路を出たら、出ている遊歩道と紛らわしかった。

ちょうどタイからの観光客のおばちゃん二人と私は居合わせ、一緒に歩き出したが、これは、3km先につく頃には凍てついて死んでいるかもしれないと思い直して、近くのホテル、グランドホテルで、タクシーを呼んでもらい、3人で割り勘にするようにした。

タクシーの運転手さんの高橋さんがとても良い方で、上川へ戻るところだったのを戻ってきてくれたそうだ。タクシーだと3kmはあっという間。滝は何も見えなかったが、近くの売店に入ってお店の人に色々聞き取りができた。

海外からのアイスのクライマーを受け入れられそうな宿泊施設はなさそうだった…

どうも高級ホテル化路線を層雲峡は選んだみたいで、タクシーを呼んでくれたホテルもすごい豪華ホテルだった…けど、誰がいるんだろう?みたいな感じ。

氷瀑祭りみたいなので、そんなに集客力があると思えないんだけどな…?町は全体にガラーンとして死んだようだった。

そういう感じの廃れた、人が去った温泉街で、タクシーの運転手さんは、3350円の報酬だったのに、私たち乗客の一人一人に700円ものお土産をくれた… 2100円の出費。だとすると、運転手さんの取り分が…。もしかして、私たち、というより、売店のおばちゃんに収入をもたらしてあげたかったのかもしれないけど…シイタケ茶出してくれたからなぁ…。

あの閑古鳥だったら、存続が怪しい…

運転手さんにタイ人二人は、ロープウェイに行きたいというので託し、帰りに温泉に入ったが、おじさんが同情して色々話をしてくれた。

なんだか、とっても観光業ではうまく行っていなさそうな場所だった…昇仙峡も同じだからなぁ…

それは、あれもダメこれもダメと、せこく利益と取ろうとしたからなんだが…。

上高地も、景色を売る観光地だが、ずっと浚渫工事しているし、日本の自然資産は、利用法についての軋轢が大きい…

これまで経済優先で、経産省が幅を利かせ、環境省は日陰者扱いだったからなぁ…環境省に友達がいるから、悪口言っても許されると思いますが…。観光局は、ちゃんと発想できないでいるんだろうと…。何しろ、マーケティング、という発想はお役所にはない。

《参考》

国土交通省のスノーリゾート地域形成促進事業

https://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/snowresort-kentou.html

 なんだか、未来が心配になる観光地な層雲峡でした。

■アイスクライミングは観光ではない

たぶん、クライマーは観光客がいないのがありがたいので、その期に便乗して、登りまくっていると思いますが、海外ではアイスクライミングは、パーク化されています。

韓国にも、パンデがあります。ちょっと誰かが…ヒロケンさんとか…奈良さんとか…?

https://www.asolo.jp.net/menu62/contents54

ちょっと入れ知恵してあげたらいいんじゃなかろうか…。層雲峡は、なんだかゴーストタウン化していそうでした。



子どもとアイス(スケート)

今回の北海道の旅の中で、ご機嫌な経験だったのは、子供とアイススケートをしたこと…。

友達っていうのは、どういうことか?子供の方がよく分かっている。

旭川駅前の無料スケートリンク。

靴も無料で貸し出してくれる。

この女の子は5歳。私がヨレヨレとして立つだけでやっとの状態でいたら、色々と教えてくれた…とってもかわいいインストラクターでした。

実はこの子も滑れなくて、他の子6歳が羨ましいのみたいだったけど、私に教えに来てくれた。

途中転んでしまって泣いていたら、その6歳の子のほうが、「〇〇ちゃんは、下手でないよ」とすごく慰めていた…

何という違い…。私はクライミングで、上手に登れた時も、下手な時も、あんまり誰かにメンタルケアしてもらったことがない…。

本当のお友達っていうのは、相手の気持ちを考えて行動するものなのだ…ということが分かった…(汗)。

クライマーの自己責任論って、自分勝手な人が自己正当化するのに使われているだけっぽいですね…。

翌日は、実は、ガッツウォールに行こうと思って、色々とバス停を右往左往したんだが、バス一時間に1本とかで、難易度高すぎ、行けたとしても帰ることができなくなりそうだったので…諦めて、またスケートした。旭川では基本的に待ち、で下川入りの待機だったからだ。

それでだいぶ長い時間滑ったら、子供のころ滑ったくらいまで、上手になった。アイス…氷は、昔から好きで、滑るのも、登るのも好き。オレンジのが私です。

右の後ろの背の高い子は、小春ちゃんで、パパが消防士で元アイスホッケー選手で、超うまいのです。弟君は今からで、弟を引っ張って滑りたいから、という理由で小春ちゃんはバックを練習中。お姉ちゃんの思考回路なので共感した…。誰かのために、自分が強くなる系。

でも、それって他人軸なんで、大人になってから苦労することになるよな…とも思う。

私が捕まえている子は、マレーシアから来たケリーちゃん。ずっと壁にへばりついて、全然滑れなかったが、辛抱強く声をかけていたら、手を引かせてくれるようになった。脅えた子供だったんだが、パパとママが一緒に滑らない系の、どちらかというと、日本のお母さんが、講演に子供を連れて行ってくれても、一緒に遊ばないのと似ていた。親は別にほっぽりだすでもなく、ちゃんと励ましてくれるんだが、滑っているのがケリーちゃんだけなので…全然、共感しないんだろうなぁ…

というので、消防士のパパに頼んで、ケリーちゃんも、スイスイと滑らせてあげた…。

帰りに買ってあったバナナ味のプロテインドリンクをあげたんだが、私も何か貰うと嬉しいし、あげるものがあって良かったな~と思った。

この日はとっても頑張ったんだろうと思う。

小春ちゃんは、素晴らしい子で、臆せずどんどん話しかけてくれるし、おかげで話している間に上達した。前の日の5歳の子の優しさも感動した。6歳の子が5歳の子を慰めているのにも感動した。 

北海道の子どもは可愛いな~ とか思っちゃった…


 

 

What is Forest School? (In a 5 minute nutshell)

下川であったゴリちゃんがしたいフォレストスクール。

色川の酒井さんは、フォレストガーデンで、フォレストガーデンにしてもスクールにしても検索キーワードとなりづらいネーミングが普及の妨げになると思われる(笑)。

一般名詞は使っちゃいけないよ・・・ ネット社会の常識だよ。