2021/08/17
登ってから文句を言え!は挑発です…ワクチン同様人体実験を他者に強要するのは控えましょう
■カットアンカーは時代遅れのボルトです
何度も言うので、もうタコができそうですが、現代クライミングが必要とする強度基準にカットアンカーは達していません。
黒田論文 https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2021/tozankensyu36/2-7.pdf
ですので、
カットアンカーで構成されているルートに登るか登らないか?は、クライマーの各個人が判断するべきことです。
これは、一律、このルートは安全、という統一基準があるのではなく、Aさんには安全でも、Bさんには危険ということがあるということです。テンションしないで登ればいいだけですので。
ですので、登ってから批評しろ、登れないやつは黙っておれ、というのは、自殺の強要ですので、それは人としてあるべき姿ではありません。
ベテランでも分からない人が多数のようですので事例を上げます。
インスボンは、5.10cしか登れない私の師匠はすいすいリードしていきます。しかし、5.13を登るクライマーでも登れないワイド5.8などの個所があります。国内ルートのように先輩にフォローで連れて行ってもらって次から自分でリードできるというようなルートではありません。熟達が必要です。
これは、ヨセミテでも同様で、アメリカでも5.13登れるクライマーが、安易に取りついて事故を起こしており、報告書では、ヨセミテクライミングとグレードは別物だと結論しています。
インスボンは被ったところは、ほとんどなく、クラックとスラブが主体のルートで、腕力は必要なく、バランス感覚とクラックの慣れ、カムの設置能力で登るルートです。現代のスポーツクライマーは、どっかぶりのルートで実力を上げていますので、オーバーハングで培った技術とスラブ登攀技術は全く別物です。実力を比べること自体が無意味です。全く別物のクライミングです。
近年は変わってきていますが、スラブはミニマムボルトだったため、当然ランナウトが激しく、落ちない確実な登りが必要になるということです。傾斜が寝ているため、落ちれば、必ずどこかに当たり、つまり大怪我の可能性があります。実際、私の師匠も、かかとを骨折する怪我をしています。腰椎骨折の大怪我ののちの再度の大怪我です。
■リスクは登る人持ち
リスクは登る人持ちなのですから、他人に登ってから言え、などと言ってはいけません。
そのようなことを平気で言える人は、限界グレードを、しかも堕ちたら危険なポイントがあるルートをしつこくトライした経験がないのではないでしょうか?
被っているルートなら、2本目にクリップできたら、特に上手なビレイヤーではなくても安心して墜ちられます。
薄被り程度であっても、途中に棚やバンドがある、もしくは木や切株があるルートも、ビレイヤーを選ぶ危ないルートです。
想像力を働かせたら、どこで落ちたら、どうなるか?と言うことは分かりますが、最近は、オーバーハングのルートのほうが安全で、インスボンのようなスラブのほうが危険が大きいということが分からない人がいるように、想像力が不足しているクライマーが多く、噛んで含めないと分からないようです。
■ 手作り終了点はケチくさく、時代遅れの終了点です
これは私の弁ではなく、国際機関であるUIAAの事務局長が言った言葉です。
戦後の物資がない時代は、お寿司が高級品でしたが、現代は回転ずしは日常です。それと同じことが岩場にも起きています。
昔は手作りの終了点でも終了点があるだけマシという世界でしたが、現在ではチェーンタイプに置き換えが進んでいます。
そうでない終了点は、それだけで、設置された年度がかなり過去のもの、相当古い、と言うことを意味します。古い=強度が落ちている、と考えて、ほぼ間違いがないですので、強度を確認し、3点を使うなどの保険を掛けましょう。
カットアンカーはもう要らない |
2021/08/15
狭義のクライミング&広義のクライミング
■狭義の自然農&広義の自然農
狭義の自然農は、耕さず、草を敵とせず、施肥しない農業ですが、それだけだと、自然農の技術は欲しいが、自然農が考えている真の世界観には共鳴しない人が参加してしまいます。
基本的に多種多様な人がいる…というのは良いことなのですが、バラエティがある、という意味の多様性ではなく、”活動の足を引っ張る”という意味での多種多様性が広まってしまう…根本的な思想を掴んでいないというのは、それは、ブラックボックスであるところの畑や田んぼに、〇〇を入れて、収穫を取り出す、という根本的な発想だったりします。つまり、根本的に、”足りていない”からスタートしているってことです。 あるいは、作物の出来で農法を競争したい、という気持ちになったりします。そもそも、なんで自然農が良い農法なのか?広義の自然農というものを定義する、ということが大事なことだなぁと思います。
広義の…というのは、地球環境を汚すようなものの使用を是とせず、したがってプラスチックは使用せず、すぐに廃棄になるようなものはできるだけ購入せず、ファーストフードやファーストファッションからは遠ざかり…人間の動力を信じる人間行程の農業、とか。
そこらへんは旗を揚げるのが上手な人に、上手に記述してもらいたいです。
■ 翻ってクライミング…
海外ではグリーンクライマーズホームに感銘を受けました…。
日本では、登山者やクライマーは、当然のように、環境破壊的なことも平気でしていることが多々あり、私は自然界に対する愛から入ったので、「なんかこの人たちと意見合わないな」と感じることがありました… 特に五龍山荘での山小屋時代… 石油依存のライフスタイル自体が間違っていると思いました。それは狭義の登山、狭義のクライミングだからかもしれません。日本の山小屋は環境意識が非常に低く、登山という活動を推進しながら、天に唾吐く行為になっている。
その葛藤がないのがグリークライマーズホームだった。
もちろん、電力に依存はしていますが、必要最低限、致し方なしの部分だけと、明らかでした…。
山を愛するのに、山の環境破壊に加担するとか、あるはずがないし、今までの登山を継続したかったら、地球が6個も必要なライフスタイルというのは、しなくなるはず…です。
クライマーでも、同じで、環境破壊が起こらないようなライフスタイルを考えるようになると思います。
なにしろ、私たちが好きな登山、やクライミングという活動を支えているのは、環境そのものなのですから…
2021/08/14
大村で炭焼き職人見習い募集
2021/08/12
【速報版】IPCC執筆者が独自解説!「気候変動 国連最新レポート」
2021/08/11
クライマーに適した地方移住プラン
クライマーの夢と言えば、
小川山登り放題
が一つの候補に挙げられるかもしれないなと思いますが… 私は川上村で仕事をしたこともありますが…レタス畑で働きながらクライミングってないな、って感じ。
しかし、コロナ禍で、リモートワークが広まり、地方でも都会の仕事を時差なく請け負うことができる時代になりました。
クライマー向けの場所と言えば、岩場が近い田舎があげられます。佐久は、その点、おススメの場所です。おとどし公開された、志賀の岩場があります。また小川山へも1時間半くらいです。佐久の他の強みとしては八ヶ岳東面のバリエーションルートに登りやすいです。
アルパインのクライマーで就農した著名なクライマーがいらっしゃるのもご近所です。
■長野県佐久市への移住プラン
https://smout.jp/plans/4772?utm_source=smoutUser&utm_medium=Email&utm_campaign=allPGMail
■ 先住事例
田舎は仕事がないことがネックで…ナナーズでアルバイトしながら…と思っていると食えなくなってしまうみたいで、危険だなぁと思っていました。
ナナファテでアルバイトするというのは、有効な手段のようですが…残念ながら、非常に狭き門かもしれません。
地方行政は、若い人口を欲しがっていますが、ババ引きのババを引くみたいな状況になることが分かっていると若い人の方も、出向くに出向けません。
その点この募集は、デザイナーとしての仕事つき、です。ぜひチャレンジして、小川山に毎週通ってみてくださいね!
佐久 志賀の岩場 |
”選手は悪くない”は、欺瞞なんだなぁ
よく言われれるセリフ「選手は悪くない」は欺瞞ですね。
結論から言えば、IOCの口車に載せられて、いいように使われ、騙されてコロナ感染拡大に貢献させられてしまっている、というのが実情…です。
■トヨタですら、開会式参列なし
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishikawakeiko/20210811-00252340
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最初の注目点は、国内でのオリンピックCMをとりやめたこと。トヨタはオリンピック最高位のスポンサー契約を2015年から2024年まで結んでいます。企業にとってオリンピックはまたとないプロモーション機会。なぜ中止にしたのでしょうか。その理由について、トヨタは「大会開催における混乱で国民に理解されていないため。開会式など公式イベントにも豊田章男社長を含めた同社関係者は出席をしない」と発表しました(7月19日)。
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■ 『戦争責任者の問題』
伊丹万作が書いた文章がこちらにあります。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000231/files/43873_23111.html
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さて、多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。私の知つている範囲ではおれがだましたのだといつた人間はまだ一人もいない。ここらあたりから、もうぼつぼつわからなくなつてくる。多くの人はだましたものとだまされたものとの区別は、はつきりしていると思つているようであるが、それが実は錯覚らしいのである。たとえば、民間のものは軍や官にだまされたと思つているが、軍や官の中へはいればみな上のほうをさして、上からだまされたというだろう。上のほうへ行けば、さらにもつと上のほうからだまされたというにきまつている。すると、最後にはたつた一人か二人の人間が残る勘定になるが、いくら何でも、わずか一人や二人の智慧で一億の人間がだませるわけのものではない。
すなわち、だましていた人間の数は、一般に考えられているよりもはるかに多かつたにちがいないのである。しかもそれは、「だまし」の専門家と「だまされ」の専門家とに劃然と分れていたわけではなく、いま、一人の人間がだれかにだまされると、次の瞬間には、もうその男が別のだれかをつかまえてだますというようなことを際限なくくりかえしていたので、つまり日本人全体が夢中になつて互にだましたりだまされたりしていたのだろうと思う。
このことは、戦争中の末端行政の現われ方や、新聞報道の愚劣さや、ラジオのばかばかしさや、さては、町会、隣組、警防団、婦人会といつたような民間の組織がいかに熱心にかつ自発的にだます側に協力していたかを思い出してみれば直ぐにわかることである。
たとえば、最も手近な服装の問題にしても、ゲートルを巻かなければ門から一歩も出られないようなこつけいなことにしてしまつたのは、政府でも官庁でもなく、むしろ国民自身だつたのである。
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第二次世界大戦中の日本について、戦後、「みなが騙されていた!」と言ったわけです。
「私は騙されていただけで悪くない!」と…。
でも、簡単にコロっと騙されること自体が罪なんですよ、日ごろ何も考えないで、お上の言うことを聞いているって生活姿勢だったということですから…自分の頭で考えないで来たって意味でしょうし…。
■ 深く傷ついたロボット開発時代の滅私奉公
私はキャリアをロボットの開発部でスタートしました…。14歳のころからプログラミングに興味があり、ソフトウェア開発を仕事にしたかった。PCが学校に導入されたものの、先生たちも誰も使い方が分からなかったので、自分で『初めてのBasic言語』という本を買って来て、独学したくらいです。夢が叶った格好です。
ロボットをたくさん作って、人々を苦役から解放する
それが私のミッションだと思っていました。母が働きづめに働いて、私たち子ども3人を育ててくれたからです。
ロボット開発部は、モーレツ社員系なので、当然私も10時を過ぎても会社にいることが大語ったです。
ところが、現実のロボット事業って、世界の最貧国の人件費と競争なんですよ。ロボット一台の価格は人間一人の人件費と競争だとしたら、ロボット価格を下げれば、人件費が下がり、貧困にさらに加担してしまうのです。
それで会社は事業から撤退。それは正しい判断だったと思います。が、その決断の背景を教わった時は本当にショックでした… 今までに働きに働いて…視力はがた落ち、生理は止まったり急になったり、子宮内膜症も起こしたし…体を壊してまで、崇高な目的に向かって頑張っているつもりでした…きっと戦争中の子どもたちと同じ気持ちですね。
ところが、やっていることは貧困の加速だったのです…。
私は何を間違ったのでしょうか?
■ 「選手は悪くない」ではなく、「選手だけが五輪を止められる」が正解
「選手は悪くない」と表明することは、正当化を与えることです。
しかし、本質的に考えて、五輪、開催すべきだったでしょうか?
ごく普通に考えて、
パンデミック下でたくさんの人が集まってスポーツしてはいけません
がノーマルな考えでしょう。なにしろ、4-5人しか集まらない会食ですら、NG視しているんですよ?それがオリンピックだったらOKというはずがないでしょう…子供でも分かる道理です。
それが分からなくなってしまうのは…?やはり、日本人は、戦時下と同じく、
みんなと同じ考えにしておけばOK
と考えているということです。いや、考えているという自覚すらないのです。ただ無思考で動かされているというだけです。無思考に動かされているということにすら、気がついていないのです。そして、自分で思考して行動している人を責めるのです。
同じ洗脳、同じ無能、同じ過ちを犯さない、と言って、自ら考える、という人を責め、自ら考えて行動する、という人を同調圧力の下におくのです。
それは、オリンピックでも見られたことで、戦争後に皆が覚めた夢と同じ原理です。要するに考えていなかったんですね…
私はアメリカに若い時に行ったことがありますが、初めて見たアメリカの大地…一目で、こんな広大な国に戦争を仕掛けるなんて、なんて愚かだったのだろう。日本人は自分たちが小国だということを知らなかったに違いないと思いました…一目で不可能と分かりました。
オリンピックに話を戻しますと、
若い人=人生経験が少なくて騙されやすい人
です。
その若い人に悪を実践する手先にさせてしまう…しかも、スポーツでの感動という目くらましがついているので、罪悪感すらカモフラージュされてしまいます。
本人は犯した悪に気がつかないでしょう… 悪をそそのかしたことになってしまう…
3兆円あったら、何ができたでしょうか?
福島の復興… 放置された生活保障… 逼迫した医療...
オリンピックで受け取った、その”感動”は、そうした人たちの犠牲の上に成り立っているのですが、そのことを選手に教えましたか?
多くの人を貧困に陥れても、TVで茶の間に届けるほどの価値があるものなんだろうか?
3兆円を掛けなくても、別に同じ感動を伝える方法は、いくつもあったんではないでしょうか?
2021/08/09
東京オリンピックで選手が食べるものがないこと…
こんなお知らせが来ました…
山田 正彦 8月4日 16:42 ·
日本経済新聞の7月31日の夕刊一面トップの記事です。
さすがに大企業の立場に立つ日経新聞としては朝刊には憚れたのでしょう。
オリンピックの選手村の食事は前回のリオ大会でも金網の狭い飼育舎での卵は使用せず、ロンドン大会では放し飼いを要件としていました。
日本は恥ずかしい。
EUでは、1960年代には家畜の劣悪な飼育管理を改善させるための基本原則を定めて、既に各国がその制度化を終えています。
日本は逆に、一昨年豚コレラなどの感染症を防ぐために放牧を禁止すると、とんでもない規制策を打ち出して大騒ぎになったことがあります。
さすがに農水省も世界の流れには抗することができず、オリンピックの前にアニマルウェルフェアを始めようとしたが、沙汰止みになってしまいました。
吉川元農水大臣が養鶏業者からアニマルウェルフェアを強制しないことで500万円受け取った罪で刑事訴追されたことは私達の記憶に新しいニュースです。
報道されませんが、韓国、米国など複数の国ではオーガニックの食材を自国から調達しているとも聞こえてきます。
ネオニコチノイドやラウンドアップなど世界各国が禁止規制してるのに 日本だけが野放し、残留農薬基準も今では世界で最も緩いのが我が国です。
それでいて、菅自民党政権は食料品の輸出で強い農業を実現すると。
お茶やイチゴなどの果物も残留農薬基準をオーバーしているとして次々に返品がされているのが現状です。
今日は 栃木県の 今は亡き 稲葉光圀さんの 日本稲作研究所に 原村監督と田井弁護士と一緒に行ってきました 。
実は種子法違憲確認訴訟で裁判所が法廷で 10月15日 タネはは誰のもの映画の縮尺販を観て頂くことになり
栃木県は 種子法廃止後、種子の原種の 価格が3倍になったので 新しい事実も 取材することにしたのです。
そこで稲葉さんの奥さん 稲葉ゆみこさんから オリンピックの選手の食材について 思いがけないことを聞かれました。
「オリンピックに有機栽培の お米が必要なので GAP の認証を取ってくれと言われ、 認証手続きを終えて待っていたのに 何の連絡もありませんでした」と。
GAPの認証があるからと言って 有機栽培のものでもないのです。
各国から オリンピック選手村の食材に非難が集中したの 頷ける気がいたしました。