前に一緒に登っていた開拓者のボルト感覚っていうのは、
ガバ=ボルトを飛ばしていい
という論理だったような気が登っているとして来たのです…。が、私はクライミングに才能があるタイプではないので、私が困難に感じるだけかなと思い、色々な人に相談したら、それは多くの人が感じることだそうです。
フリークライミングは、理論上は1ピン目を掛けれたら、後はどこで落ちてもいいハズです。甲府で一緒に登っていたクライマーには、そういう風に教わりました。
しかし、現実は、小川山でもやっぱり3ピン目までは、なんとか登れないと落ちてよいとは言いづらいですし、5.7のスラブなどは大ランナウトなので、2グレード上の5.9のスラブが登れるようになっていないとリードは、ちと、厳しいです…。ランナウトというのは、落ちると大怪我という意味です。
そのグレードを限界とする人のために、ボルトを打つ
のは、現代日本では今から、の技術で、
これが突破できないと、フリークライミングがみんなのもの、には、なかなかなりづらい
です。
■ 現状に対する対策
現状では、インドアクライマーが、アウトドアデビューするには
・通し八の字
・ビレイ位置
・ヌンチャク一個持っていくこと
・捨てビナなどの敗退
・落ちていいところと悪いところの講習
・落ちる時の体制の事前学習
・ビレイ位置
・ヌンチャク一個持っていくこと
・捨てビナなどの敗退
・落ちていいところと悪いところの講習
・落ちる時の体制の事前学習
などがデビュー前に必要かなとおもいます。
特に人工壁では、墜落は気楽ですが、同じ気楽さで落ちていいようには、今の外岩のボルト事情は、できていないです。
そこでやはり、上記のような現代的事情に即した初心者講習が必要かなと思います。
■ 岩場整備
一方で、シャックル直付けとか、ハンガーなしチェーン直付けなどの、
古典的終了点
は、歴史上、”とりあえず”という位置づけで、”ベストプラクティス”というわけではないので、上級エリアに限り、一般クライマーが登るグレードや一般クライマー向けの岩場からは、一掃が望ましいのではないかと思います。
きちんとプロテクションとして成立するボルトと配置
で登るという意味です。
この場合、プロテクション という意味合いは、自分を墜落利いすくから守る機能、という意味です。最低でも、人間が壊れる12-13kN以上の強度がないと、落下できませんから、強度不足のボルトは、”プロテクション”の定義の外にある、ということになります。
リングボルトやハーケンなどは、どれくらいの強度か?ということと、掛けられるリスクの量は関係があります。
その時、その時に合わせて、正確にリスクを計量でき、その計量にあった自分なりの取り方でリスクを取れる、というのがクライマーの完成形かなと思います。
つまり、リングボルトでは落ちないで登り、シャックルでも落ちないで登り、グージョンの時は果敢に攻める、というようなリスクの掛け具合の差を実践行使できるということですね。