2023/12/06

【精神医学】益田ドクターのSATORI01

https://www.youtube.com/watch?v=yEw2aejoWo4 より引用

毎回素晴らしいなと思っている益田ドクター。YouTuberとしてスタートし、どんどん自助会など社会貢献に広げていっている。

クライマーにもこのような人が現れないかなぁとひそかに思っているんだが…。

クライミングに適用してみた。

■ 困りごと事例  → クライマーバージョン

1)私は何者か分からない  例:5.11インドアで登れるから北岳四尾根、10年登ってもロープドラッグ、マッターホルン、5.9ですごい!5.12ですごい!
2)感情に支配されてしまう 例:カッコつけたい
3)どう生きる? 例:どのルートを登るべきか?どう調べるか? 
4)周囲からの誤解 例:ずっとエイドで登ってきただけ。
5)孤独

■ セルフケアの考え方

心は脳という臓器である。(セルフモニタリング)
  → 休む
  → 疲れにくい考え方 
       → 心理的抵抗 
整理・明確化
疲れにくい考え方 主観2.0

これをクライミングに応用すると

むか~。何を~!俺のルートに女子が登っただと?許せん!
まてよ?なぜ私はこんなに女子や子供が俺のルートを登るのが腹が立つのか?
なぜ私は、チッピングという倫理違反をしても初登者の権利を主張したいのか?
そういえば、小学生のころ、好きな女子に振り向いてもらえなかったとき悲しかった
そういえば、4歳のころお母さんに振り向いてもらえなかったとき悲しかった
もしやこれ?
俺って過剰反応してる?
別に、初登の名誉だけがクライミングではないよな~
色々な楽しいことがクライミングであった。クライミングに出会えて毎日山に行けて楽しい
みんなにも同じ楽しみを味わってもらいたよなぁ
やっぱりチッピングして有名になっても意味ないかもな…

となるのかもしれません。想像ですが。

■ 危ないクライマーの良くある思考回路

『岳人備忘録』から、「”危ない”クライマー(登山者)とは?」というインタビュー項目だけを引用します。

以下引用。

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山野井泰史
山にいて山が見えない人。山を理解できない人。危険なことやっていても、危険を認識できない人。クライマーとしては致命的です。

尾形好雄 
己を知らない人。実戦経験が少なく、知識かぶれの人は危ないですね。

遠藤由加
危ない人、多すぎるからなぁ。クライミングや山が好きと言うより、登ったという実績や結果だけを欲しがる、そういう純粋じゃない人って、とてもあぶない。過程を無視する、無理をする、実力に合わないルートに行きたがるっていう意味で。あと、どんどん進化している新らしい技術や知識を吸収しようとしない人も多い。

大木哲
身の丈をわきまえない人。人に連れられていくだけだと自分を顧みないし、山も見ないから上手にならない。小さな山でいいから、自分で計画して登ってみるといい。積み重ねることの大切さを知ってほしい。

山田哲哉
自然とは何をしでかすかわからないからシステム化できないし、ルールもつくれないということを理解して、山の事象の全部に想像をめぐらせていかないとだめなんじゃないかな。山の状況が悪いときって、ぼくらがどうあがいたって所詮まともに相手できるものではないのに、「いや、オレはこれを持っているから大丈夫」とか。でも、ビーコンがあれば必ず助かるものではない。あれとこれをやったから、短絡的にもう次はこれをやってもいいだろうというのではなく、自分のトータルな力をもう少し冷静に見ることも必要でしょう。

若林岩雄
危ないことを知らない、というか無頓着な登山者。自分の都合だけで状況を判断してしまう人。

加藤慶信
何の根拠もなく自分にはリスクが降りかかってこないと思っている人。

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どれもこれも、判断のミス、であり、体力があろうが、グレードが上だろうが関係ないですよねぇ?