■ 悲しいな…
小山田圭吾さんの障碍者イジメ事件…で沢田君という障害のある青年が、いじめられてもなお、小山田さんを友達だと認識していたらしい言動がうかがえること…とても切なく、悲しい。お母さんの身になったら、なおさらだ…。
敵を味方と間違える…ってこと…。
子どものころ、学校に江崎君と言って、奇行したりする子がいた。金魚の餌を食べたり、自分の爪や鼻くそを食べたり、お母さんが入院中でお父さんだけなので、世話が行き届かず、制服も洗われていない… 私は級長だったので、いつも席替えでは江崎君の近くに配置され、いじめられないよう見張る担当だった。
江崎君は知恵遅れも少しあった。というか、たぶん、幼児退行…。休んだ時には、プリントを持って行ってあげる担当で、ある時は江崎君の家が余りに汚いので、掃除して帰ったことがあるくらいな家の様子だった。
そんな江崎君も、中学高校になると、数学の才能を発揮するようになった。江崎君は、熊本では、成績の良い第二高校に進んだ。女子校から、共学に変更になった年だった。
通学方面が似ていたので、ある時、江崎君と通学でばったり会った。江崎君は、「ねぇ共通模試何点だった?」
その言葉に何しろびっくりした。なぜなら、私は江崎君がかすりも届きもしない圧倒的な優等生の地位を中学では築いており…ダントツの生徒だったからだが…その私と張り合うという発想が…驚いたのだが、それに驚いた自分にも恥じた… 私ってば、江崎君を下だと思っていた、ということだったからだ。
たしかに、低学年のころから見ており、学校でうんち漏らしたり、おしっこ漏らしたりしているのを知っていたんだが…。でも大きくなったら、数学はすごくよくできる子だったんだよな…
私は、ほかの障害がある子も時々助けてあげることがあり、異様に背が小さくて、病気のためにお腹が出た子だったんだが…ある時、幸せそうな姿を見て、本当に反省したというか… 障害があってもなくても、人は存在だけで価値があるというか、価値がない、かわいそう、という価値観を植え付けられていたために、良い子気取りで自分は彼女の世話を買って出ていたんだと思った…恥ずべきは私の方で、彼女のほうではない…。いつもいじめにあわないか、心配して見ていんだが、その行為はすごく傲慢だったってことだ…。
そんなことを思い出した今日のオリンピックイジメ事件… 子どものころに恥ずかしいことをするのは、普通のことだ。子供なんだから。
私は水が怖くて、うつむきで髪を洗うのが長いことできなかった。水泳も恐怖で泳げず、それを乗り越えたのは、つい最近…去年に過ぎない…。
子ども時代は、誰でも間違いを犯すものだが、人として健全な心を培う以前に、いじめをしてしまうのは仕方がないかもしれない…が、その後、それを露悪的に自慢してしまうのは…
やった行為以上に、その後の救いの無さ… 犯した罪以上に大きいような気がする事件だった。
ネットの誹謗中傷は、どうも私もされているらしく、親切な人が時々コメントで忠告してくるんだが… 人の苦労や痛みを見て、喜んでいる人がいるとすれば、それは
サイコパス
という心理らしいですよ。
https://koritsumuen.hatenablog.com/entry/20061115/p1?fbclid=IwAR1IL4prVGdtx2lQ8e1wZzV1xYw0mMl0_PF0SaCZHoIHy8XFLK5n_A0wVgo
https://news.yahoo.co.jp/byline/saorii/20210719-00248671
https://biz-journal.jp/2021/07/post_238746_3.html